ふじりゅう

投稿作品数: 15 コメント数: 206プロフィール: 詩、ゲーム、その他色々呟きます。たまに詩作します。こんなアカにフォローくれた方々はきっと優しさの塊です。 B-Reviewアカは下記に記載。実は現代詩フォーラムもやってました→https://t.co/VZhqzt1eaG

投稿作品

つばさ

2018-01-29

性と恋

2018-06-27

ピルエット

2018-07-28

白い目

2018-08-05

死人は

2018-08-17

夏風

2018-09-17

コメント

きれいな詩です。同じく数学には疎い自分に歯がゆさを感じながらも、軽快な文面の深くに眠る、いわゆる明暗の暗の部分が感じ取れるような作品になっていると思います。特に中盤の詩に漂う暗さは印象的でしたが、対して最後は解放という形で終わっていて、その部分の纏まりが綺麗だと思いました。 (memo)

2017-11-30

拝見致しました。 読みやすく、親しみやすい詩だと思います。 基本的に大衆的な言葉といいますか、愛していた、運命、など、読んでいて苦にならずに伝わる書き方をされているように思われます。 しかし、すこしありふれた言葉で構成されすぎている気もします。 詩の題材、構成としてはいいと思います。なので、例えば愛していた、という表現を、どう、どんなふうに愛していたのかなど、言葉によるリアリティを詩的に再構成してみるなどするのもいいかもしれません。 (BEAST LOVE)

2017-11-30

すごい纏まりのある詩だと思います。 まずタイトルの五感、そして「詩はやってくる」も五つというこの結びつきを無視するわけにはいきません。 普通に見たら、自らの詩の生まれようを書いたものだと思いますが、 そうだとしても文面に潜む血や肉体の描写が引っかかります。 詩が生まれることの、全身全霊を込めたような描写とも取れますし、詩を何かの比喩とすればもっと多彩な表現になりそうです。 奥深い詩だと思いました。 (五感)

2017-11-29

戦争の詩だと思いました。日本を表しているのかもしれません。 その言葉では表現できないような残虐性を、詩という媒体でここまで表現できるのかと思いました。 (彷徨う羊と水蜜桃の空)

2017-11-29

心の絶望を緻密に表現できていると思いました。 借金を抱えた人の気持ちと解釈しましたが、割と幅の広い意味がありそうです。 いい詩だと思います。ありがとうございます。 (延命救命)

2017-11-29

李沙英さん ご感想ありがとうございます。 私は詩を書く時に色んなテーマを持っていますが、その一つが唐突さであるので、きゅうりで笑っていただけると嬉しく思います。 個人的に、同じ言葉を繰り返すことにより、何度も確認しないといけないくらいの恐怖、不安、緊張といった感情を連想しますが、いかがでしょうか このような稚拙な作品をお読み頂きありがとうございました。 (小さなクリーチャー)

2017-11-29

まりもさん ご感想ありがとうございます。 細かく詩を読み解いて頂き感無量でございます。 ほぼほぼその通りでございます。この作品の主人公はとても弱気で、自らが至らない人物であるということを強く感じていますが、そんな自分を嫌ってもいます。そんな、言わばネガティブの象徴でもある彼の言葉を真っ向から否定し、今の彼を正面から受け止めてくれる「君」という存在、という構成です。私は純愛を書くのが苦手で、この作品にも毒をいくつか忍ばせてしまっています。その冷やかなポイントも楽しんで頂けると嬉しい限りでございます。 (小さなクリーチャー)

2017-12-06

詩の作り方という詩、という、新たなタイプの詩だと思います。 最後の、「(僕は何を言いたかったのだろうか)」がいいアクセントになっています。 (詩のつくりかた)

2017-12-01

拝見致しました。 流れるように読んでいきました。この詩に取り巻くものは残虐性だと、最初は感じます。しかし、その根底にあるものは「人間」というものだと感じました。ただただ人間の有り様を、あえて捻じ曲げて表現しているようにも思われます。 その作風は引き込まれる何かを感じました。中盤の心の巡りを表した部分では、句読点をしれないことによって感情が複雑に絡んだ様子を表しています。割とありふれた表現方法ではありますが、この部分はうまく纏まっていると思いました。 隠喩、思想、感情、そして唐突に現実へと切り替わる流れも、はっとさせられました。終わり方は安堵するような終わり方だと思いました。 ただ、同じくやはり少し長いような気もしました。前半後半の流れで文を推敲し、文をピタッとまとめさせればもっとよいのかもしれません。 (四肢なき体)

2017-12-07

拝見しました。 「少女達」は「たむろ」していて、「乾いて」いた、という表現、そして「時代の老廃物」から、世間から外れた存在、または都会のギャルなどを、表面上は楽しんでいる風を装ってはいるが、その実心は満たされていない、という風に表現しているのかと考えました。 主人公の目線からの描写がほとんどですが、乾いていると感じる主人公も乾いている、そして皆一様に乾いている、という流れは皮肉というか、社会への反発心をおもわせます。 (乾いた少女たち)

2017-12-07

拝見しました。 「糸」がテーマの一つとなっていますが、糸がただ一つの事象に対しての表現を頑なに示しているのに対し、縫うという行為に対しては様々な意味を含ませているように思われました。 まず一つは、一生懸命というあるものへの向き合い方を表していると感じます。それは最終連でも示されている他、恐らく「針」というものを、実直に取り組む姿勢という風に書いている所からそう感じました。 もう一つは、迷いですかね。周りからの風評や、辛さや苦しさというものを押さえつけながらも、「湿」るという表現で「縫う」ことの迷いを表しています。 最終連は印象的です。やり切ったことへの達成感というものを最後に持ってこないで、最後の最後で俯瞰的な視点からその結果を冷静に告げ、私をはっとさせました。 見事な詩だと思います。糸という開始地点から、その終着点まできっちりと纏まったテーマで締めている事に美を感じましたし、主人公の心情描写が上手く作品とマッチしていると感じました。 (黙々と)

2017-12-12

拝見致しました。 歴史の1ページの出来事を表しているのかとも考えましたが、何分学が足りない私ではその真意に入ることが出来そうになく、己の不勉強さを恥じるばかりであります。 別の意味が含まれているのかもしれませんが、雪中の行軍を表しているのだと思いました。問題は、主人公がその部隊を途中で辞めていることと、それでも部隊が続いていく様を後ろから見送るという構図です。 日本という国そのものを表しているのかとも思いました。戦うという方法は変わっても、軍国日本の根本の精神は未だ何も変わっていないという風刺とも考えました。 (来るのを待つ)

2017-12-06

三浦果実さん ありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。 リズムを意識した作品になりますので、そういって頂けるとありがたいです。 (世界の日本の学校の教室の一角の一角)

2017-12-09

ポチさん ありがとうございます。 リズム感を詩にいれてみました。しかし、表現が少し詩的でなさすぎたかも知れません。その辺を課題として望んでいきたいと思います。 (世界の日本の学校の教室の一角の一角)

2017-12-13

渚鳥 sさん ありがとうございます。ご指摘通り、学校が舞台です。久しぶりに自分で見返してみて、詩というよりリズムを重視した文のような感じとなってます。学校で勉強するときだけ、突然人の声だとか色んな事が気になりだすことって常々ですよね。 百均さん ありがとうございます。僕が学校に対して思うことがあって、「笑い」より「嗤い」が重視されているような気がするんです。それが行き過ぎると「いじめ」となる。ですから、いじめる人はそれがいじめであると自覚していないというか、笑いを取り、学校という社会で生き残っていく方法でもあるように思います。私も弄られキャラ的な立場でしたので、「生け贄」という表現には親近感を覚えてしまいました。  内容を戻しますと、君が消えていくという事実さえ、廊下の風に乗っている主人公は気づきません。学校という単位は、つまるところそういう場所なのかもしれません。 お二人方、ご感想ありがとうございました。 (世界の日本の学校の教室の一角の一角)

2017-12-30

拝見しました。 僕の趣味的な話になってしまいますが、なんとなく、日本のロックグループ「スピッツ」の影響を受けたのかなぁ、と感じられる構成や表現だと感じました。 1連目が、最終連までずっと繋がっている構成になっていると思います。 意味を読み解くのが僕の未熟な読解力では掴めそうもないような、抽象的ながらも美しい言葉が散りばめられていました。 ただ、それでもなんとか捻り出すなら、まず「逢」う、という意味が『巡り会う』ということから、居なくなった誰かと、またいつか巡り会うことを望んでいるのではないか、と考えました。 おかしなアタマ、という表現が、そのままの意味でないなら、これは思考、または感じる能力と捉えるべきかなと。で、あなたと会いたくておかしくなっている、と読み解きました。 カオハガン島で彼等は、恐らく何らかの形で共に過ごしたり、遊んだりした時期があるのだと思います。 それが私の生まれた意味を教えてくれるなら、やっぱりあなたに逢いたい、と繋がるのではないでしょうか。 神秘的な詩で、文才のある方と存じます。 長文失礼しました。 (朝焼け)

2017-12-15

拝見しました。 前半で、時代は戦前、主人公は孤児院かなにかに入っているなど特殊な状態だと分かります。 かみさまについての考えが迷走するなかで、自分の生き方を見つけた主人公は成功をおさめていきます。 最後は凄く印象に残る文で、自分がかみさまに近い存在となったような、何とも考えさせられるような終わり方でした。 結局かみさまについて、主人公は答えを出せないまま詩が終わってしまうという事実や、主人公の寄付という善意を、「世界からの感謝と信頼があり」と自ら言ってしまう事で、それははたして心からの善意なのかという命題を突きつけています。 人間への、そしてかみさまへの皮肉ともとれる表現は、人間というものについて深く考えさせられました。 (かみさまのはなし)

2017-12-10

拝見しました。 物凄く深い事を表しているようで、それでいて実はただ一つの事象のみを詳細に渡って書いている、いや、しかし…、と、詩の流れと相まってふわふわした印象を抱く作品だと思いました。 一文目は繰り返されていて、誰かが遠くで朝だよと呼びかける、という場面です。 溶ける、溢れるなどの単語から、夢見心地の朝、まどろみの状態を表しているのだと感じました。 外が雨であるということは引っかかります。何かの隠喩かもしれません。 凄く上手いと思いました。詩としての練り込みが細部に渡っていると感じました。 (遠く、朝は)

2017-12-10

拝見しました。 雪を「ネジ」と表現されたことにびっくりしました。雪というものを、何かの起動材として見たのでしょうか、ネジという表現にはある意味ではそういった考えも可能ですが、何かむしろ幾何学的な、科学として自然現象を見ているような、そんな冷ややかさを感じました。 この詩には、雪というものの幻想性を表しているようで、そうではなくある種独特な冷たさという視点から雪を見ているような気がしました。 面白い詩を読ませて頂きました。 (再開)

2017-12-13

拝見しました。 一つ一つの言い回しがこだわっていると感じました。特に、「青と蒼の間の純粋な極限へと」に、この詩が練り込まれた詩であることを感じさせます。 幻想的な雰囲気作りが上手いと感じました。 (淡蒼球の夢)

2017-12-13

ご感想ありがとうございます。 元々空白は少なくて、ぎちぎちに文章を詰めていたのですが、余りにも読みにくかった為改行毎に1行開けました。逆に読みにくい内容であれば、申し訳ないです。 内容に移りますが、「男」の心境を細かく書いていったつもりではありましたが、そうですか、そうですね、読み手への意識が欠けていたのかもしれないです。 百均さんの指摘通り、これは比較的男の身近な出来事が中心ですが、辛い生い立ちで、日陰で生きているというイメージが拭いきれない、という、一般でない男でもあります。 実はこれは未修正版をアップしてしまったもので、自分としても悔いが残った詩となっていますが、このような愚作に評をつけて頂き感無量です。 (男の地下道の中心音)

2017-12-28

拝見しました。 他の方も仰っている通り、「便器」を中心に添えていることに、ありきたりな詩への反逆心を思わせます。 『便器につりいとを垂らすようなこと』は、意味の無いことの象徴であるのだと解釈しました。『あなた』はどちらに転んでも悪い事しか生まれないような事をただしていて、だけど主人公の忠告を『あなた』は聞き入れようとしない。 夫婦を連想しました。仕事仕事で、人生を仕事と考えている『あなた』に、ただ主人公は祈るしかない、という構造です。 主人公の切実な様子を、丁寧に表現していると感じました。 (平日)

2017-12-28

拝見しました。 君を薔薇に例えて、その愛を物語っている詩と読み解きました。しかしその愛は、いわゆる世間一般の愛ではなく、どこかダークでねじ曲がった思いの様にも思います。 また、特徴的なこととして、薔薇は結局のところ存在していない、という事実が、この詩の最も不思議な部分だと思います。冒頭の「もし」から、最後の「架空の薔薇」の二部分で、薔薇が架空のものであることを示しておきながら、それ以外の部分で薔薇への曲がった愛を語る、という文の進行には、クセになる味があるように思いました。 (薔薇)

2018-01-21

三浦果実さん ありがとうございます。僕は夜の海の、静かで、かつ小さなことを吹き飛ばしてくれるような雰囲気が好きで、今回はそれをテーマにしました。 (遠くで船が往く)

2018-01-18

るるりらさん ありがとうございます。そうなのですね、私の作品に心を動かして頂いただけで嬉しい限りです。動画も拝見させて頂きます。 (遠くで船が往く)

2018-01-27

百均さん ありがとうございます。 この詩はえらく進行スピードが遅いのですが、やはり海というものをテーマにしたこともその理由だと感じます。ゆらり/ゆらりと にも、その遅さが出ていますね。 (遠くで船が往く)

2018-02-08

拝見しました。 私事からになりますが、自分の詩には足りないものをひしひしと感じる作品でした。つまり、自分の脳の深くに訴えかけてくるような、電流がビリッと走るような感覚を覚えました。 言葉遣いに、美しさだとか、そういったものとは別次元の「何か」を感じます。 淡々とした文から突然入る「愛でしょうか」が特に良いと思います。 所々入るひらがなが、この詩の味を出しているようにも思いました。 (さもしいひと)

2018-01-30

拝見しました。 徹頭徹尾笑いを含ませ、かつ詩としての軽快さを踏まえたこの作品には脱帽です。注目したのは、最初は不審がっていた主人公が、気がつけば変態を何時間も眺める変態となっていくという点です。いい作品だと思いました。 (きみは変態)

2018-01-23

拝見しました。 「そういえばあの影」~からの、突然の恐怖演出がいいです。 物凄く推敲の跡が見えますが、どう読解すれば良いのか、中々に自分の実力では難しい事に無念の心持です。 (感傷・冬)

2018-01-30

拝見しました。 最初は火事の事ですとか、放火ですとか、そのような事を書いているのかとも考えましたが、それすらも隠喩で主人公自身の怠惰を表しているようにも思えます。 「純粋は影になりこびりつく」がこの詩のインパクトになっていると感じます。かなり試行錯誤して書かれた言葉だと存じました。 (夢葬)

2018-01-30

拝見しました。 死と生を書いた作品が僕は大好物で、じっくり読ませて頂きました。 緩急といいますか、明暗の変化のさせ方が上手いと感じました。「何もかもが普通に戻ると」「朝焼けの光」をただ拝む、という明の部分をじわりと見せていく事で、後の展開を映えさせる業を感じました。 (恐怖について)

2018-01-30

三浦さん ありがとうございます。 主人公は朝に新聞、ニュースなど、恒例の情報がなだれ込んでくるのですが、多忙な彼はそれをただ垂れ流されるように目耳に入れている。そんな状態の情報は、もはやリアルな言葉にできないと思い、この表現になりました。最近ではあまり使われない言葉ではありますが、なんか、こう、響きがいいですよね。ご覧頂きありがとうございました。 (つばさ)

2018-01-30

survofさん ありがとうございます。 後半のリズム崩しは、詩を落とす効果を狙っていましたが、もう少し推敲の余地があったかもしれませんね。私には勿体無いお言葉頂戴致しました。今後も頑張ります。 (つばさ)

2018-02-01

百均さん ありがとうございます。家というものは「自分」という存在のありかであると、個人的に考えています。玄関から発つという行為は、自分というものを置き去りにして「別の自分」となることだという勝手な考えを、詩の中にいれています。新詩は色々な見方があることが面白さであると思いますが、私の詩について読み解いて頂いたことが素直にうれしく思います。 (つばさ)

2018-02-08

拝見しました。 何ヶ月ぶりかで詩に触れましたが、いい詩だと思います。詩というものに対しての哲学は人それぞれで、語るものが明確な詩もあれば明確でない詩両方が存在しますが、この作品が伝えるものがあるとするならば「ひとつ」というものの重要性だと感じます。天才が凡人に叶わないという一般論と同じく、自分も凡人であるが故にひとつの事象に対してひとつしか集められない、その歯がゆさを表現しているのかと考えました。 (いち)

2018-04-23

拝見しました。 非常に簡潔に、簡素に、だからこそある意味読み応えある詩になっていると感じます。自分はこういう詩が大好物であります。 事実を淡々と述べているだけにすぎないように見えますが、鼻歌、という単語に妹の複雑な感情を読み解くことができます。恐らくそれは、私なんぞが語ろうとしたところで到底その境地に及ばない、恐らく学生と思われる妹の難解な感情が「鼻歌」には込められているように思われます。トラウマとなっているかもしれないと感じた主人公が、ソレを包む事で妹の気持ちを甘くさせようという、いかんともし難かった妹への主人公の優しさを後半で感じます。言葉に出来ないものを言葉にするという、詩の良さを感じました。 (妹)

2018-04-23

拝見しました。 いいですね。ほのぼのとした言葉で綴りながら、ひこうきというものの孤独を表しています。それも、「みえないところで」飛んでいる様が、風景画のように浮かんでくる詩です。 (ひこうき)

2018-04-27

拝見しました。 好物なので感想書かせて頂きます。とはいえ、未熟な自分ではこの詩の真意にはたどり着けそうもありませんが、 児童が昼休みなどに遊んでいる姿を連想させます。1連目は先生の目線で、2連目は児童目線で書かれているのでしょうか。 奇抜な言葉回しがいい感じです。楽しめました。 (ぽい!)

2018-04-27

拝見しました。まず一連目から、やや食傷気味な言葉で読み手を引き込み、二連目でまず「豪雨」を裏切り、「竜」というワードを巧みに使う事でメリハリを付けています。しっかり起承転結を書くことで詩としての纏まりを感じさせる部分はいいです。 二連目ですが、恐らく狙っているのでしょうが「竜」という言葉が頻繁に出てきて、文が余計に長くなっているのが個人的には勿体無い、と感じました。同じく二連目ですが、例えば「雲」でもどのような雲なのか、街でもどのような街なのか、何かもうひとつ情報が欲しい所です。 そして三連目の「転」の部分、自分としてはこの始まりは余りにも「自然」すぎて、詩としてのスパイスをもう少し匂わせた方が面白いように思いました。 最終連は竜か雲と絡めて欲しかったというのが本音です。確かに前連で竜というワードは登場していますが、だからこそ、二連目で散々意識させられてきた竜、もしくは雲、もしくは立ち返って豪雨でも面白いかもしれません。詩としての意味、整合性という観点では恐らく作者の中で完成しているとは勿論存じますが、折角積み重ねたこの詩の様々なキーワードですのに、非常に勿体無い感覚が致しました。 とはいえ、自分としては後半の口語部分は色々な考えができて面白いです。前半の流れはいいだけに、細かい部分で作者なりの推敲をしてみるのも良いのかもしれないです。 (みとのまぐわい)

2018-06-21

拝見しました。前後半で大きく展開が変わりますが、前半の淡々とした展開には味があって面白いです。 後半ですが、いや、言えねえのか、は改行した方が良いのでは、と感じました。後半口語になっていきますが、今ひとつ、やや在り来りな言葉で折角のよい展開がぼやけてしまっているので、一生一人であることへのワンインパクトがほしいなと感じました。 目を見て話せるようになった→あたりまえだよ が好きです。どこか内気で陰鬱、ただそれの原因が異性に対する執着心であるという複雑な感情を、上手くさばけていると思います。 (未完)

2018-06-21

拝見しました。独特の文体が長くなるにつれて、なんとなくすらすらと読めていくという不思議を味わえました。特に素晴らしいと感じたのは、 [バイオテクノロジーは 人間に永遠の生命と 退屈 退廃を与えてくれるんじゃないのか?] の部分ですね。そのすぐあとに我に返る主人公の像が浮かんでくる一文です。 (徒然草)

2018-07-25

拝見しました。 太鼓の音の表現が印象的ですが、そのインパクトを掻い潜ると詩の切ない雰囲気が見えてきました。「ひとつ」となり、崩れるという表現、星になるなどどことなく寂しさを思わせるワードを使いながらも、それを払うかの如く、または詩の思いを伝えるかの如く太鼓の音色が印象的なものにかわってくるのが面白いです、 (天体観測)

2018-07-26

拝見しました。 カリー化について悩んでたら、カレー食べたくなるんかい!何してんだクイーン! 今世紀最大の訴訟事件が月額980円かよ 笑 ゼロ除算を近所のガキに擦り付けようとするなよ! と、突っ込まざるをえない箇所が幾つもありながらも、 これがまたじっくり読んでみると、詩としての深みが味わえるんですよね。 特にmouthあたりのくだりは、何とも不思議な世界観を味わえます。と申しますか、この作品の余りにも独特な世界観に酔えます。 何とも不思議な、素晴らしい作品です。 (K)

2018-07-28

渚鳥さん、こんばんは。 中学高校時代など何かに打ち込んでいた時期を思い返すと、まるで夢のような時間だったと感じます。この詩の主人公もきっと、そんな自分を(言葉を拝借して)息を吹き返したように思い出しているのでしょう。 彩と息を吹き返したよう、という表現はまさしくその通りでございます。コメント有難く頂戴しました。 (ピルエット)

2018-07-29

拝見しました。テーマがいいですね。心にも地下水があると。2匹の言葉が暮らしていると。それがさらに「たられば」と「もしも」な所にセンスを感じます。 (地下水)

2018-07-29

拝見しました。 反戦詩、というより、死についての詩といった感じでしょうか。 ヒコーキの辺りは面白い表現だと感じます。「1日のはじまりを罪深く犯しはじめている。」もいいですね。 いい表現も沢山あるので、確かに推敲次第でもっとよくなると思います。 (わたしの風の又三郎)

2018-07-29

拝見しました。 ぱっと読んで素敵な詩だと思い感想書こうと考えたのですが、何度も読む毎にどんどんこの詩の迷宮に迷い込んでいくようです。僕は恋の詩…なのか、と解釈しましたが、単に痛み止めについて書いたのだとも読めますし、全く別の考え方も出来そうです。 読めば読むほど詩の森へ引き込むような世界観、流石です。 (止痛薬)

2018-07-29

拝見しました。 後半の睡眠の表現が好きですねー工夫をビンビン感じます。 「スクリーンには あの娘の/笑顔 ちらり」も、なんだか色々想像出来て素敵です (AM 3:00)

2018-07-29

stereotype2085さん ありがとうございます。余白は何となく開けちゃうんですよね。皆さんが総出で「余分」だと仰るのですが、私はのんびりしてていいと思うんですよね。 (白い目)

2018-08-16

馬宙 キヨスさん ありがとうございます。その通りなんですよ。最初の方のフレーズとかは自分でも「いいんじゃね?」と思ってたんですが、見返してみるとそれを生かしきれてなかったんですよね。なんかヘタなんです。 次回作大いに期待しててくださいね。がんばります。 (白い目)

2018-08-16

拝見しました。 これはいい!詩のかっこよさが全くない、というと酷評の様になってしまいますが、詩によくある風景描写やかっこいい表現がなく、自然にただ書かれてあるのにこれはまさしく「詩」なんです。不思議なんです。こういう事を出来るのが本物の「詩人」だと確信しました。次回作大いに期待しております! (絶景)

2018-08-17

stereotype2085さん 評価頂けて驚きました。ありがとうございます。 (死人は)

2018-08-18

花緒さん ありがとうございます。そうなんですよ。これは基本的に評価頂けないだろうと考えています。強度が宿っていないというのは正にその通りで、詩の肉付けを一切していません。恐らくスッカラカンの印象を受けられると存じます。 兎に角このような愚作にコメント頂きありがとうございます。 (死人は)

2018-08-18

三浦さん、ありがとうございます。 うーん、残念。確かに残念な作品ですかね。 ノックのリフレインを何らかの技巧と捉えてしまい、浅い内容に愕然となられたと解釈しましたが、 やはり私の勉強不足、技術不足であると思います。 (死人は)

2018-08-22

鷹枕可さん、ありがとうございます。 死を想うことは案外誰しも経験のある事でありましょうし、何か生み出すのであれば一度はそれに迫りたい、と誰しも考えるのでは無いだろうか、と個人的に考えております。 これはその残骸のようなものであります 笑 (死人は)

2018-08-22

羽田恭さん、ありがとうございます。 ではどうすればよいのだろうか? 死が迫っているのは、当たり前といえば当たり前 至極真っ当なご意見です。しかしここからこの問の答えのようなもの、考えのようなものを導き出せなかった。 そこに私の限界がございます。 (死人は)

2018-08-22

日下ゆうみさん、ありがとうございます。 うーん、ここまでこの詩に対して考察なされるとは、瞠若と言いますか、驚嘆と言いますか、兎に角驚きと感謝でございます。 そうですね、「死人がノックしている」のではなく、「死人はノックされている側である」という所はまさしくその通りでございます。 基本的に死というものは偶発的にやってくるか、病等で刻刻と死の接近を感じ続けるかでありますが、健康体であっても死はいつ来るか分からないという偶発性が「ノック」に現れたのだと考えております。確率は極めて低いが、10秒後には死が訪れているかもしれないという事実、実は己の命は吹けば飛ぶようなか弱いものだというこれらをはっと認識すると、突然心の奥底で死が呼んでいる音が聞こえる、コンコンとノックする音が聞こえる、そういった場面を想像して頂けると幸いです。 説明のために持ち出された死は架空だ、とのお考えもその通りです。実際に死が迫っている訳ではございません。むしろいつ扉を破って侵入を許してしまうのか分からない、ここが死の恐怖であるとこの詩で表現したかった訳であります。 (死人は)

2018-08-23

拝見しました。 中々独特ですね。まさか喰われることによって外の世界を見せるなどという主人公の発想が、常軌を逸している印象です。それを淡々と書くことによって、また味のある詩となっていますね。 (朱肉の空)

2018-08-18

拝見しました。 その技量に圧倒される詩です。全部いい!一つも推敲の余地が無いほど完成仕切っている印象です。 「ただそれだけの詩」→「ただそれだけの詩情」この流れにやられました。「復路(あんしん)」が平仮名な辺りも秀逸の限りです。 余談ではありますが、5連目にエロスの美を感じたのは私の勘違いでしょうか 笑 (てのひらに優しさが開かれる)

2018-08-18

拝見しました。 上手いです。途中からの文体の変化、その仕方が絶妙です。主人公の人物像がくっきりと浮かんできて、読みやすい。そして読めば読むほど、その技術や奥深さにのめり込んでしまう。非常にクオリティの高い詩だと感じました。 (Tender)

2018-08-31

拝見しました。 主人公が女性であり、恐らくホテル、などへの誘いに乗った所で「世界が全滅すればいい」。 次の場面では、既に世界は全滅しています。そしてわたしもおじさんも武器をもつ。 最終的に辿り着くところは「わたしの世界を変えるものなんて何もない」。 さて、内容に入りましょう。おじさんの誘いを受ける部分は素直にホテルに連れてかれたと仮定します。そしてすぐに出てくる世界への全滅を願う言葉ですが、これはまさしく言葉通りの意味ではないように思います。つまり全滅など最初から願ってないという。では何かと言うと、これは推定ですが世界→地球ではなく、世界→私ではないだろうかと。私が全滅すればいい、となると自死欲求のような感触もしますが決してそうではなく、私なんていなくなればいい、と言いますか、わたしのダメな、気に入らない、汚い部分など消えてしまえばいい、という感じの、自己嫌悪のような感情がこの言葉には現れているのではないかと感じました。 そして次の場面です。ちょっと前述の解釈だと辻褄が合わなさそうですが、そもそもこの場面は非常に緻密に作られているが故にその繊維の一片も紡ぎとる事が出来なさそうな難読ポイントです。この主人公の感情が読めないのです。「ありきたりな彼氏」は自分の彼氏の事ではなく、友達の彼氏がありきたりで覚えてもないみたいな感じでしょうか。あるいは自分とは夏練の舞台とあまりにも乖離している様を捉えているのでしょうか。 「武器」が何を意味するのかも触れづらい部分です。心の針みたいなものなのかもっと具体的に全滅したあとに武器を持ってるよみたいなことなのか。 最後ですね。私は世界と関わりをある程度もちつつも、そのどこかで世界に対して入り込めない、違和感のようなものを抱き続けている。結局何をしようと、どこにいこうとわたしをわたしたらしめるものがこの「世界」であるということを悟り、物語が終了します。読解不足で中々難読しました。 個人的には後半の方が好みですね。詩としての美しさを感じます。が、恐らくそれは前半部分があってこそなのでしょう。どこか退廃的な女を主人公としながら、そこにある詩は人を寄せ付けないようなバリアを張った美しさ、という独特の詩のスタイルを感じました。 (0. my world.)

2018-09-26

拝見しました。 この詩の内容はどう考えても分からなかったので、そこでふと思ったのがリズムを重視したのかなと。ただ面白いのはいくつもあって、所々で割り込むように出てくる性的イメージに年齢的な、もしくは精神的な若さを主人公から感じました。し、目覚ましの5分前に起きることを「ハプニング」と捉えるのはセンスがあると思います。 シネマを見れなかったことで終わらすのはやや定番な気はしますが、しかしこの詩のタイトルがシネマではなく「角質」である事が良いと思います。何故かと言うと、最後に「あの子」がいなくなることで「角質」が落とされるという表現に捉えることが出来ますし、主人公の不純ともとれる妄想(のようなもの)が角質なんだとすればそれもまた面白いです。この詩のタイトルが「角質」であるからこそ、(角質が削ぎ落とされるものでもあるし、美容に気を使わない人は落とさないだろうし、しかし取らなければその部分が荒れるという「角質」というものだからこそ)この詩は味がぐっと増しているように感じました。 (角質)

2018-09-26

拝見しました。 その名の通り「秋」をメインテーマとしていますが、「肌と一体化」「呼気と呼気」など、どこか官能的に秋の訪れを表現されている事が面白いです。そもそも秋の風はスッキリしたと言いますか、自分は冷涼感をイメージしていましたが、「生温く」という表現は巧みであると思います。 「わたしの肉体の輪郭を曖昧に」させられて、自分の中の澱みのみがわたしをわたしたらしめる、それが主人公にとっての秋だと。バックボーンが非常に気になるところでありますね。 (秋)

2018-09-26

拝見しました。 感想です。初投稿とのお言葉を拝見しまして、どこか初々しさのある詩だと感じました。 さて内容に入りますが、恋…なのかそうではないのか、兎に角分かるのは「君」に認められたがる主人公の心理ですね。「見た目はどうでもよくて」と夏の風物詩を一蹴し、自分にとっての夏は「叫」ぶ、「死」ぬ、「愛」しいといった感情論であると綴られています。次に「君」を「掬い」とりたいという欲求。突然出てくる「奴」。最後は西日と共にさよならを告げる主人公。 と、キーワードをとりあえず並べ立てて見ましたが、具体的な情報がほぼ削がれているため何とも言い難い所はあります。恐らくそれが筆者様のスタイルと申しますか、徹底的に削ぐことで詩のイメージを自由にする事を目指している感を感じます。 結構青春っぽい、かつシャイな主人公のイメージが浮かび上がりますね。 読んでみての感想ですが、かなりJPOP的な用語や雰囲気でありますね。それ自体を否定する訳では勿論ありませんが、気になったのは最後の「」の部分でしょうか。基本的に切なさを意識して書かれていると存じますので、この部分は突然アイドルの歌詞のようなワードが出てきて勿体なさを感じてしまいます。 また、詩の最初と最後に出てくる「奴」の存在は面白いと思いますので、「奴」の存在感を更に盛り込んでみてはいかがでしょうか。読み手側としましては、あまりに情報が削がれすぎてこの詩の面白さに気付きにくい節があるように感じます。特に「奴」がどのような存在なのか、邪魔をする奴なのか僕の全てを奪う存在なのか親や教師のようなリアリティある存在なのか、といったスパイスを少し注ぐだけでも、この詩の広がりや味わいが大きくなると考えました。 (空き缶)

2018-09-26

拝見しました。 「つぶつぶ」ですね、この詩のポイントは。前半中ほどで「ぽろぽろのつぶつぶが」「明日には回帰する」と述べ、後半「叫んでしまいます」「僕のもとへつぶつぶが戻ってくる瞬時」とあり、つぶつぶが一度身から離れた事が分かります。また、「僕の魂らしき」とあり、つぶつぶはぽろぽろであり、さらに自身の魂のような(魂ではないが、魂に似ている)とつぶつぶについて情報があります。更に加えて「殴打や崇拝の対象」となっているのがつぶつぶであると。 別の視点に移ると、シッダールタが世界人であると。世界人がポイントですね。「世界中の人々」ではないと。世界人が何なのかは明確には明かされません。 さて、後半連ですね。「後進」のシッダールタに「こそ価値がある」ようで「僕達もまた価値があるようです」と。仮に宗教的な観念のストーリーだとすると、いやそれに関係して自己を俯瞰的に見た作品であるとすると、自分の価値があることを結局完全に認識できていないのですね。ただ、読み解けば読み解くほどこの詩の主人公は人間的でない。感情がまるでないかの如く、物事を遠くから眺めている感覚が致します。特につぶつぶが自分へ戻ってくる場面なんかは、もっと大げさに書いても良さそうな場面なのに出来事に比べて妙に大人しい。そこが非常に怖いと申しますか、主人公がどのような人間なのかどのような境遇なのか計り知れない怖さを感じるところでありました。 (献花)

2018-09-27

拝見しました。 これはある意味survofさんの真骨頂とでも申しましょうか、こういった作品を展開できるのが筆者様の素晴らしい所であります。 かるべさんとのやり取りを見てから感想書いております。ので、クリティカルな弱点についても論ずるべきなのだと考えるところであります。 さて。 まず弱点は保留にします。 で。 中盤、「私と仕事のどっちが大事なの?」の部分が個人的には1番のお気に入りです。なんといっても、続く男の回答は圧倒的なセンスのあるユーモアであります。正直笑いました。 基本的には訳が分からないという点でsurvofさんらしい。普通の論理的な文章をユーモアチックなテイストに置き換えて書いている、とすら言いきれない独特のセンスを伴った文体は一見訳が分からなくて読みにくく感じるのですが、読むとこれが不思議なことにさらさらとスープを流し込むように読めてしまう。うーんなんとも不思議であります。 個人的に唯一残念な所は、最後の※の部分ですね。確かにこれを書かないとならないのは分かるのですが、何とかしたかった、と、ないものねだりをしたい気分であります。 弱点ですが、分かりません 笑。他の方にお任せする所存であります。 (選評:「うほうほ」におけるスパイラルモヒカンの誤用をめぐっての断章)

2018-09-25

拝見しました。 綺麗な情景をぼっちの主人公と共に捉えた、そんな作品のようであります。「結露の体を流すビー玉みたいな透明」「猫背のひまわり」など、素敵な表現に魅力を感じました。 ただ、少し綺麗な表現に拘りすぎている節があるようにも感じました。なぜそう感じたか。切なさの表現が弱いのがその原因のような気がしております。詩で大切な事として私が考えていることは、また小説と対比して格段に違う所は、人間の深層心理を如何に言葉というツールで捉えきれるか、という所にあるということです。無論私が偉そうに語る程自己の詩に対しての技術を信頼しているわけでないのではありますが。思うに情景描写は豊富でその点は文句なく素晴らしいと思いますが、その描写に負けないくらいの深層心理を捉えた表現を、喜怒哀楽を、掴んで取り入れる表現があれば、この詩は更に深い味になると考えた次第であります。 (杪夏)

2018-09-25

拝見しました。 失恋っ…ぽい感じですかね。 主人公は似ている情景をふわふわと浮かべていきますが、結局それがなんだという感じで忘れようとしても「君」が忘れられない、そんな景色が浮かびました。 「猫に好かれ」て「君の匂い」を感じて、どうしようもなく忘れられない、君がフラッシュバックしてくるような心情を上手く表現されているように思います。 個人的には最初の「三丁目の角」が何気に上手い所なのかなぁ、と感じました。この言葉のある無しで、この詩が読者に訴えかけるリアリティが格段に違うのかも知れないと、感じた次第であります。 (飼い主のない猫)

2018-09-27

拝見しました。 まず「ひ みたいに」 続いて「お みたいに」 ここに作者のこの詩への思いが存分に盛り込まれている気が致します。そして蝶の行く道筋を何かの文字に感じながら、しかしそれも分からずに話が終わる。世の中の喧騒を忘れさせるようなほのぼのとした雰囲気を、平仮名一色も相まって読み取る事が出来ました。 (ひみたいに)

2018-09-02

 拝見しました。  主人公は「どぶ鼠」で、工場の作業員などの労働者として働かされる様が物悲しいです。私が最も面白いと感じたのは最後の締めの部分「偶に僕はあいつの抜け皮を被る」です。僕の自分自身からの逃避だけではなく、軽蔑すらしていた、そして亡くなった「あいつ」の抜け殻を被って主人公はいったいどんな面持ちであるのか。それはこの一文以外に表現できないものだと感じます。 (泥の月)

2018-09-30

 拝見しました。  夏野さんの作品は個人的にはレベルが高いといいますか、自分の力量ではその真意にはたどり着けないだろうというインパクトを与えてくるような印象があります。無論今回も例に漏れず難解な印象ですが、難解だからこそ味があり夏野さんの作品独特の雰囲気を出せているのだと分析いたします。  さて内容に入らせて頂きます。冒頭から面白いですよね。「電子レンジで温めすぎた」「風」が「銀河」を追いかけまわすという状況が早くも独特です。銀河が追いかけまわされるという謎な現象一つで、私の心は奪われてしまいました。  前半が夏だとすると、季節変わって秋になります。注目すべきは「突然素っ気なくなった風」で季節の移ろいを表現している部分です。風一つで季節を表現してしまうところが巧みであります。  続いて、「 あなたを支配してみたかった」とありますが、あなたをわたしは「宇宙人」と表現しています。それも{あなたが宇宙人だとわかってから、あなたを支配したかった}というように書かれてありなにか尋常でない状況が思い浮かびますが、具体的に何を指しているかははっきりされないまま詩が終わります。どことなく不穏な空気が流れていますが、さらりと読んだだけではそれはわからないのですね。その不穏な空気をさらりと詩の言葉に乗せる技術、これが夏野さんの真骨頂だと感じました。 (ラスト・アイス)

2018-09-30

拝見しました。感想を書こう!と思いました。 先にうっかりなかたつさんの感想を見てしまい、なかたつさんがこの作品を完璧に分析なされてて私の入る余地がない事が発覚しました。 兎にも角にも感想ですが、やはり主人公が花火を自己と重ね合わせて、自分の消滅、というより破裂を願う異常性。しかしそれを狂気のまま作品にするのではなく、青春の甘酸っぱい1ページのような切なさを感じさせる技法が魅力的だと感じます。主人公の自傷癖と言いますか、破裂を願う感情が書かれてありますが、しかし本当に完璧にそうではない、むしろ自分を救い出して欲しいとも取れる描写が、どことなく年若さ、青春を感じさせる詩となっていると感じました。 (ストロボ)

2018-09-03

追記です。上記の件「私の入る余地がない」と発言してしまった事をお詫び訂正申し上げます。決して他者の入りうる余地がないという意味ではございませんし、この作品におけるレビューの制限を発言したものではありません。申し訳ございませんでした。 (ストロボ)

2018-09-04

拝見しました。 うむ。まず電車をちくわにしてしまう突飛な発想はやはり素直にいい部分だと思われますが、最も気になるのは「詩人」が恒星などに混じって車内に飛び込んでくる部分です。 思えば銀河鉄道の夜とは死に向かう列車を描いた作品であります。この作品はそのパロディではないという事は文脈からも明らかですが、それをモチーフとして詩を書かれているとは読み取れます。 思うに、詩人の世に放たれる詩の何倍も存在する、言わばボツ詩の最終列車の様なものをイメージ出来るのかと私は考えました。 その意味でもなくても、最終連は良いと思います。 (銀河鉄道バステト号の夜)

2018-09-03

拝見しました。 これは、どんな意味がこもっているのか…うむ、難しい。 転じて渚鳥さんの作品は、そして今回も同様に感じるのが、非常に美しく冷たい回廊で、ひたすら迷い続けるような、絶対にたどり着けない答えを探しているような、そのような感覚を個人的に抱いております。なぜそう感じるか。それは渚鳥さんの詩が、精神の奥底を書いているように思われるからです。それもただの人の精神ではなく、もっと美しく、かつヒヤリと氷のように冷たい、そんな精神が内包されていると感じます。 脱線してしまいましたので戻しますと、中々に難しい。何を表しているのか想像すればするほど、詩の別の1行1文に遮られるような、そんな感覚が致します。ただ、「画面を閉じて」。突然現れる余りに具体的な情報がヒントな気がしますが、私の能力ではここまでです。 タイトルが「お話」でありながら、実際にお話をしている場面が出てこない事が面白いですね。何となくですが、「お話 」をしている時ではなく、お話そのものに対する主人公の「弱虫」な気持ち、これがいくつもの隠喩と共に現れているのかも知れません。 (お話)

2018-09-02

かるべまさひろさん インスタ映えですか、その発想はなかったですね。コメントありがとうございます。 (Ha・Ha・Ha・・・)

2018-09-12

湯煙さん カロリーメイトすらを味方と思わざるを得ない、さらに唯一と断言するまで追い込まれている主人公の、無理矢理な明るさを(カロリーメイト)に表しています。 人間以外に笑われようと、その感情が分からなければ人は傷つかないものなのかもしれません。中傷によってなぜ傷つくかの一因は、人が人を嗤うから、その逆側の気持ちがわかってしまうからなのかも知れません。ただ、今回は主人公が嗤う側ですね。追い込まれた主人公は、ちっぽけな生き物を嘲笑うことによってしか、自己を保てる状態になれないのです。 コメントありがとうございました。 (Ha・Ha・Ha・・・)

2018-09-12

帆場蔵人さん なるほど4連目をそのように解釈なされるとは、ある意味この詩の新たな側面が見えたようであります。 カロリーメイトに関しては切ないというご意見を複数頂きました。カロリーメイトで切なさを表現出来た、この事が私の喜びでもあります。感じ取っていただきありがとうございます。 (Ha・Ha・Ha・・・)

2018-09-12

拝見しました。 柿原さんの詩としてはかなり珍しいと言いますか、大きく方向転換をしたようなイメージがしましてかなり驚きました。 さて内容です。結構好きな感じです。中身は暴力の描写や「死ね」の描写がほぼ全編にわたって書かれていますが、私が感じたことはこの描写が主人公の妄想ではないだろうかということです。いやほぼ間違いなく妄想ですね。これが頭の中で溢れるように続いていて、純朴だった、それを願っていた誰かに謝ると。面白い内容だと思います。人間はどれだけ綺麗事を言おうと、誰かを憎しみ「死ね」と思う事など往々にしてあるものです。それを「思ってしまった」ことに対しての「罪悪感」に、逆説的に主人公の人の良さというか、優しさのようなものを感じました。 (沸騰)

2018-09-26

拝見しました。 「わるいことば」。「ゲツヨウ」。ここに、仕事でボロボロになって何もかも嫌になった主人公の心情が色濃く現れているように感じます。なんども嫌な言葉、嫌な記憶が頭を駆け巡って恨みつらみが重なるように脳を支配している状態の主人公。歩き出さなければならないのに働かない思考。またリセットして歩き出せる「何かが光ったのか?」という一瞬のチャンスを逃し、沈んでいく主人公。こんな中々にドロドロした情景が浮かびましたが、 特に素晴らしいのは「何かが光ったのか?」からの「あれを逃した私は」という流れですね。ただドロドロした主人公を書くだけじゃない、そこに皮肉めいたアクションがあることでこの詩がより一層仕上がっているように思います。 (がじがじ)

2018-09-17

拝見しました。 人は蚊のように小さな存在なんだ、というような稚拙な言葉では片付けられない思惑が仕込んであるように思われます。悪いのは涙の香りだと言い切っているのが主人公だとすると、遺書にしてはえらく軽いイメージが致します。 また「国防軍」や「数式」といったワードからも察するに、ひょっとしたらこの遺書を書いている、または語っている主人公像は学生なのかもしれない、と想像しました。 また、「死んで居る蚊と死んで居ない蚊の違いを数式にしてくれないか」のみが男の遺書だと解釈すると、死んでいるというカテゴリーに、絶命以外を含まない理由を教えて欲しいと、そういう内容にも解釈出来るのかなぁ。 などと、色々想像を巡らすことの出来る詩でありました。 (遺書)

2018-09-17

拝見しました。 星に名前をつける行為、と申しますかそもそも名前をつける行為そのものが、それに対して親近感または自己と照らし合わせて対象を認識している状況であるのだと個人的には考えております。まず最初に星に抱いているイメージ、これは恐らく自己の事を表しているのだろうと捉えました。物悲しい気持ちでいたたまれない状況、そこで夜空に見つけた星に親近感を感じて名前をつけたという情景が想像できます。 中盤から後半にかけては、主人公の孤独をひしひしと感じる内容になっていますね。貴方に思いを届ける事ができず、しかしGoogleで調べるのは野暮な事なんだと。この思いをフローしたいのだけれど、あなた以外への行先がなく西に沈む何かに心を聞いて貰っているのだと。 この詩で私が疑問に感じたのは、「友」の存在ですね。友は私は実在しない、ある種架空の存在を指していると解釈しましたが微妙な所だと思います。友=太陽なのか、ひょっとすると友=貴方なのか、はたまた友=星なのか。星がどの存在を指しているのか、それとも指していないのか、ここも解釈しだいで様々な感情に化けそうな気が致します。 (郷愁)

2018-09-17

拝見しました。 愛の詩、と解釈しましたが、ただの愛の詩ではないことは確かであるように思います。 「みみたぶ」を「あまがみ」したいということがメインになっていますが、既に「あなた」の片側のみみたぶをあまがみしているという状況です。その状況で、あなたに対して更なる欲求を求める姿は官能的である様にも思いましたが、みみたぶをあまがみするという状況そのものが何らかの比喩表現のようにも感じました。もう全てを自分のものにしたいと。あなたの全てを自分に捧げてほしいと。そういった過剰な独占欲の一片が、「みみたぶ」を「あまがみ」するという状況に現れているだけなのではないかと考えました。 余談ではありますが、ある意味この詩のタイトルは「るるりら」のままでも面白い気もした、いえこれは本当に余談でしたね。 (あまがみ)

2018-09-17

拝見しました。 日々を生きる主人公ですが、晴耕雨読のような毎日を過ごしつつも、そこに達観した信念と言いますか「これが私の生き方だ!」という強い主義主張が見える気が致します。生きるということは仕事に振り回される事ではなく、恋愛に振り回される事ではなく、社会や人間関係の不平不満に一憂することでもなく、肩の力を抜いて自身や他人の生命を強く感じながら「日々」を生きる事なのだ。これが私の日々なのだ。という声が、ゆたりゆたりと流れるように書かれている文から聞こえてくるようであります。そして、この詩はまささん御自身を表したものであるのかもしれない、ともまた想像することが出来ました。 (日々)

2018-09-17

三浦さん ありがとうございます。返信遅れまして申し訳ありません。 ビーレビに投稿されている詩の中で、大きな物事やテーマで書かれているものも多くあります。それはやはり技術の上でありまして、自分の中でも憧れる節はあるのですが、 私の真骨頂、というほどの詩でもありませんが、好きな詩のスタイルはこんな感じで、別に読むまでもなく、書くまでもなく、発表するまでもないくだらない内容をわざわざ詩にする所、そしてそんな内容の詩に全力を尽くして、ひとつの作品として完成させる所にあります。そういった面での魅力を取り上げてくださったコメントに、ただただ感謝感激であります。 博多弁は魅力的ですよね。恐らくその先生の言葉「どうしたとう?」に他意はないと言いますか、深い意味なくかけた言葉であろうと存じますが、当時の三浦さんにとっては忘れられない思い出であるのではないかと考えます。そういう意味では、他者の発する言葉の意味と受ける方の意味は大きな格差がある、それは詩にも通ずることなのかも知れないと思い至りました。 漣成分が出ているとのお言葉、私にとっては最上級の褒め言葉であります。ミクロから夜空へ羽ばたく勢いでがんばります。 (夏風)

2018-09-24

まりもさん、ありがとうございます。 同じ言葉を繰り返すことに関しては毎度の如く突っ込まれている気がしますので、やはり推敲の上で技術不足があるのだろうと存じます。 勿論意味なく同じ言葉を使っているわけではありませんが、確かに読み手側からすればくどいと言いますか、飽きがくる文体なのかもしれないと、読み返して思いました。その辺りは色々な詩を読んで吸収していきたいと思います。 擬音も正直使い方が非常に難しかったのですが、面白いとの評を頂きまして嬉しく思います。「後半の前触れ」に関してですが、前半の内容を後半に持ってくるスタイルに最近ハマってまして、頻繁に使っております。しかし、仰る通り刈り込むべきな点があることは、これから意識していきたいと考える所であります。 (夏風)

2018-09-24

黒髪さん ありがとうございます。好意的な評価にテンションが上がっております。 「空の青で一面」そうですね、夏真っ盛りの時期に書いた詩でもありますし、この詩のコンセプトが「さわやか」ですのでそのような印象を抱かれたのではないかと存じます。空の青はやはりさわやかな印象ですが、青という色自体はどちらかというと悲しい、マイナスな気持ちを表す色なので主人公のかなりマイナスな心の状態を読み取られたのではないかと考えております。 描写的な面で言いますと、お褒め頂きありがとうございます。私としましてはかなり普通なものを目指したつもりでしたので、私も驚きました 笑。次回も驚かれるような作品を投稿したいと思いますので宜しくお願いします。 (夏風)

2018-09-25

タキザワさん、コメント拝見しました。  ずるいとのお言葉、ありがとうございます。個人的には今まであまりふれたことのない「さわやか」を意識しましたので、それを感じ取っていただき素直にうれしく思います。たんぽぽはですね、さわやかを引き出すために主人公の頭の中でたんぽぽを登場させた次第であります。コメントありがとうございました。 (夏風)

2018-10-14

拝見しました。 そう。詩とは難しいものです。これは見る人が見れば一見「小説」のように感じるのですが、やはり紛れもなくこれは詩なのですね。小説と詩の境目、そのひとつが心理状態を捉えるかどうかにあるのだと私は考えています。 さて、本題です。個人的にはかなり好きな詩です。彼女の描写はやけに生々しく、毒々しいほどに幸せであるがゆえに常に死神に心臓を握られたような恐怖を沸き起こさせられます。そしてふと起こる彼女の喪失。喪失。喪失。ここでバシッと色を失う主人公もいい感じです。 なぜか心が抉られる詩ですね。一文一文が心に刺さる感じです。凄くいい感じです。 (Happy Colors)

2018-09-25

拝見しました。 これは… 主人公の迷いがざーっと書かれていますが、一切客観的に自己を見ることなく主観的な視点で、利己的な視点で終わっている内容は痺れますね。「きみのそら」を知りたがりながら、聞いたところで分からないので「解った」振りをして離陸する様に、主人公の「きみ」への特別な執着心を感じます。 ただ、どうも気になるのは主人公の状態です。どこか正常ではない感じ。「きみは少しづつ霞んで/僕の視界が遠くへ届かなくなって」は比喩のようにも見えますが、何か不穏な雰囲気と言いますか、つまり病人、のような、もしくは精神疾患、のような何かで正常ではない状態のように感じます。でなくとも、やはりさらりと書かれた内容から滲み出る不穏な雰囲気を出せる技術に圧倒されるばかりでありました。 (きみが、そらにだけみちているから)

2018-09-25

拝見しました。 なるほど、これは…私の技術では手に負えない難しい内容ですな。 いい詩だと思います。主人公の空虚な描写が最後に色濃く残る形で終わる、そこに類まれなる技術を感じます。 余談ですが、ハンドルネームにも極めてセンスを感じます。私(藤井龍平→ふじりゅう)に新しい名前を付けてほしいくらいです 笑 (絵と赤子)

2018-09-25

拝見しました。 アイデンティティというものは、私個人的には恐ろしい言葉だと感じています。何故かと言うと、独自性を求める事は「普通」から一歩離れることを指し、それは「普通」を極めて重要視する日本人からは往々にして厳しい目で見られるからであります。 さて内容ですが、あなたと比較した時のわたしの色濃さを求めているような描写に感じました。わたしがあなた(たち)に霞むことを過度に恐怖し、わたしがわたしとしての存在感を保てる為に「普通」から逃げ回っているような、どこか青臭さの抜けてないように感じる「わたし」像。しかし、2連目4連目でその危うさも描写されていると感じました。主人公のふわふわした感じを、「わたし?」「わたしは薄れていく」の言葉で危なっかしい感じを表現している(のかもしれない)と個人的に思います。 (禅)

2018-09-25

拝見しました。 自死、自殺。この二つは似ているようで違う気が致します。自殺は命を断つこと。自死は自らを死にいたらしめること。自死には(過度の)自傷、精神疾患などもカテゴリに含まれる(ような気が)します。 で それを「明日への一歩と」「同じくらい」と表現することで、自死が明日への一歩には全く繋がっていないことを間接的に表現している部分は良いと思います。この詩のタイトルが「暁の詩」という点も皮肉めいていて好きです。 欲を言うなら、主人公像の具体的な情報や、もっと深層心理を知りたかったというのが本音です。テーマは好きなので、膨らんだバージョンも見てみたい気もします。 ただ、筆者的にはぎゅっと凝縮したこの詩がベストなのだろうと存じますので、これは私読者側からの勝手な申し出ですね 笑 (暁の詩)

2018-09-25

拝見しました。 恋愛の詩ですね。やはり気になるのは「コトノハ」でしょうか。 コトノハが何らかの意味を持つとしたら、「貴方」の言葉はただの言葉じゃない、私にとっては特別な「コトノハ」であるんだ、という思いが込められているのだろうと考えます。 ただ、正直に申し上げますと折角「コトノハ」という、どのベクトルにでも変化出来そうな面白い言葉を使われていますし、詩としてコトノハをもっと生かすことが出来れば大化けするのではないか、と個人的には感じました。 ただ私的には割と好きな詩です。ストレートな愛の詩はなんかほっこりしてしまいますね。 (「コトノハ」)

2018-09-25

拝見しました。 これは詩、ではありますが、作者の心の声、どころか実際に発せられているような生きた言葉で綴られた詩のような気がします。つまり俯瞰的に詩を書いた訳ではなく、黒髪さんご自身の言葉が詩になっているのであろうと。 なぜか。分かりません。なぜかは分かりませんが、勢いがあるのですかね。特に後半の「僕の、魂を感じるのに~」の怒涛の如く押し寄せてくる言葉は、黒髪さんの思いを150キロの豪速球で投げ込まれているような、そんな勢いを感じましたし、ここが特に筆者の思いそのものでないとそもそもこの様な詩を書くことは出来ないと感じるところであります。 さてそろそろ内容に入らせて頂きますが、これはですね、失言かもしれませんが、夜中に書いたラブレターのような、物凄い愛を書かれた作品なのだろうと。10年後に読んだら赤面必至であるほどに物凄い愛を書かれた詩なんだろうと。勿論それが恋人に向けられたものでは仮にないとしても、それは誰かに向けられた壮大なラブレターなんだろうと。タイトル通り、まさしく黒髪さんの「声」を感じた詩でありました。 (声)

2018-09-25

拝見しました。 「常識」を越えてしまったと聞くと一見理外の最善手を見つけたような描写に感じますが、むしろ逆で最後に残った良心をギリギリでぶら下げているという退廃的な主人公像が綴られている構成が面白く感じます。「常識越えて」と言っている割には世間の常識に「妥協」し「我慢」しているという妙な心理状態は素直に気になるところです。 「良心」がテーマになっていますが、主人公の語っているそれは本当に我々の思う良心であるのかどうか、が気になるレベルで主人公への狂気を感じます。なんら具体的な情報が詩内で提示されてないために想像で補完するしかありませんが、例えば自分と話してもつまらないだろうから、あえて人と話さない。これは私に残った最後の良心だ、というように、常人であればそれを良心と指さないようなことに対して「良心」と語っているような狂気を、文章から感じました。それがもしかしたら「常識越えて」という最初の一節に繋がっているのかもしれません。 (私は良心)

2018-09-25

拝見しました。 僕の好きな詩のスタイルとして、平凡な日常を捉えたと言いますか、小さなテーマで捉えられた詩というものがあります。然るにこの詩も、宇宙や死や事象の意味といった大きなテーマを僅かに内包しながらも、全体的に小さな日常、青臭い主人公の心理を上手く捉えた作品だと感じました。 内容に入りますが、やはり「0は一つも増えない気もして」の一文は良い部分だと思います。恐らく後半の「10円玉を/今日よりあと数枚」に繋がるように構成されているとは思いますが、何より主人公の心とリンクさせて「自己の無力」を主張しすぎない形で表現したこの一文は個人的にはお気に入りであります。 締め方も私的には魅力を感じます。この締め方からも、主人公の現実性と言いますか、いい意味での青臭さを感じさせる所がこの詩の魅力だと思います。 やや構成にJPOP的な大衆さを感じるところではありますが、ある意味それもまた良点のひとつなのかもしれません。 (なんだかさ)

2018-09-25

拝見しました。 「1年の終わりの/角が見えてきた」に面白さを感じます。10月というと確かに1年の終わりが見え始める頃ですが、「角」との表現はなるほどと感じた所であります。 前半から中盤にかけては季節の変わり目について様々な表現をされてますが、「金木犀の香りは」辺りから主人公の状況が浮かんできます。「いつかみた夢」を思い出させる金木犀。「切なさ」。「さよなら」「心の裏で時が反転して」「眠れない長さ」。こういった情報からは、過去の別れの出来事を金木犀が蘇らせるんだ、という情景が浮かびます。切なくも美しい詩作りだと思いました。 (夜長月)

2018-10-01

拝見しました。 夜を舞台にした詩は割とよく見かけますが、タイトル「素敵な満月」は中々珍しいのではないでしょうか。 さて内容です。「静かな」夜に「駆け上が」るという表現が使われていますが、これは「静かな夜に 昇ったきみを」とある通り「きみ」の行動です。主人公の行動は「ただ、黙々と」「ただ、じっと見つめて」いるということになるようです。最後「涙」を流しながら「駆け」「昇」る「きみ」をただ漫然と見ている主人公。満月に昇るという状況はかぐや姫を連想させますし、「衣」も天の羽衣と考えれば説明がつきます。つまりかぐや姫の1シーンを捉えた詩ではないかと考えました。もう一説、「天へ昇る」という状況は死を連想させます。「きみ」の死を息を飲む余裕もなく見つめる主人公。だから「涙無しには」いられなかったのかも知れません。 (素敵な満月)

2018-10-01

拝見しました。 ユーモアある作品ですね。まず疑問なのは「思ふ」です。なぜ古文法で書かれてあるのか。田舎を表しているのか。 「過疎地の村の不倫ババア」は良いです。こういうの好きです。そりゃ1次落ち以外考えられねえだろと突っ込みつつも、後半新人賞への未練を感じますね。ユニークな作品であり、しかし主人公自身が自虐的に語っている所が物悲しくも感じました。 (飛び歩く現代詩の実験室)

2018-10-01

拝見しました。 切ないですね。前半の東京の風景は分からないので触れることは出来ませんが、「ざあ」の雰囲気が凄く好きです。 そっから金沢に舞台が移動しますね。(ひょっとしたら「土の匂い」辺りから舞台が変わっていたのかもしれませんが)「ここは、僕の街ですか」と述べる主人公は「辿り着く」「夢を叶える」ことに対する執着心が非常に強いイメージを抱かされます。最後まで「ただ笑っていただけのあの日々に、手の届かない夢なんて、なかった」と子供の頃は夢を追いかけることができたと思い返しています。そんな主人公は「いつまで経っても不器用」であり、だからこそ「辿り着けない帰る場所」を自ら増やしていきます。「夢」というパンドラを開けてしまった主人公は、辿り着けないという悲しみにくれていくばかりなのです。その様は物悲しく、切ない気持ちにさせてくれます。まさに10月、雨(台風)の多い季節によく合う詩だと思いました。 (街の潮目)

2018-10-01

拝見しました。 主人公忘れてますよね。石忘れてますよね。 なぜ海のタイミングで宿題を思い出したのか。 落ちてきた女の子にイタズラするってどんなマセたやつなんだよ。 と、ガンガン突っ込めるという点で新しい趣向の作品だと感じました。特にどんどん石について忘れていく様が滑稽で良いですね。 (恥ーのとべる石)

2018-10-01

拝見しました。 これは大作ですね。個人的には前半部分が好きです。 「君がひどく自虐的になっても君が好きだよ」に魅力を感じます。「君が好き」なのは当然の事としてあり、「自虐的にな」るという彼女のマイナスな行為があろうと好きだと。ここに主人公の君への強い執着心が見える気が致します。 hedonismも素晴らしいですね。君への異様な執着心を見せる主人公ですが、その根幹はhedonismにあるのだと。快楽こそ正義だと言わんばかりの主人公の心境には、筆者の主人公への皮肉が見えるようでもありました。 (芸術サイエンス、オープン)

2018-10-01

拝見しました。 「アソート」の名の通り、様々なテーマの詩が盛り合わせられていて、そのどれもが違った方向の詩でもあって面白く感じました。 内容はひょっとして繋がっているのでしょうか?▲▼のパートが特に良いですね。実際何なのかはよく分かりませんが、異世界の出来事を見ているような気分になりました。 (アソート Ⅰ)

2018-10-01

拝見しました。 うーん、夜の情事を表したのかと思いましたが、死の匂いもするのが難しいところです。 最後の締めは凄く好きですね。「ねぇ。」がたまらないです。「君へ」の連呼はどことなく官能的ですが、抑えられない君への思いが生々しく表現されていると思います。 「感じてしまう」「月に照らされて/行われた行為を」など恐らくそっち方面ですが、「ねぇ、殺して ?」などがやけにマジっぽいんですよね。さらりと言ってるけど本気で殺して欲しいっぽいのです、何故か。かなりグロテスクな作品ですが、この生々しさが妙に癖になります。 (きもちわるくってきもちいい)

2018-10-01

拝見しました。 中々不思議な詩ですね。〈手のひら〉を重ねるのではなく〈てのかげ〉を重ねる所からして不思議です。夜が更けて「心臓をころせるほど」とはなんでしょう。夜のなんとなしの恐怖に震えるという事なのか、と想像出来ますが分からないです。 死の雰囲気がするっぽいですがそうとは断言できませんし、「母」「うちゅう」「体液」など面白い言葉がどんどん出てくる割には内容がとんと検討つかぬところであります。ただ雰囲気としては個人的には好きで、ゆらゆらとかかれている割には妙な恐怖のようなものを湧き立てられるような、やはりなんとも不思議な詩ですね。 (いくえ)

2018-10-02

拝見しました。 #詩から、ツイ詩からかなと想像しつつ 感想です。「新米が」と、米の描写から始まるのは新鮮に感じます。二連目で誰も待っていないという情報。最後まで米の描写ですが「死ぬつもりで」~「力に変わること」からは、生命を食しているんだという力強さが感じられました。 (豊作)

2018-10-01

拝見しました。 「私が私でなくなる」に身を委ねたような作品だと感じます。上手いと感じた所は、「私が私でなくなる」以外を季節を捉えた、はっきり申しますと凡庸な文にすることによってむしろ、「私が私でなくなる」を際立たせているところであります。ただ最後はちょっと残念な感じもします。ここまで「私」のインパクトを存分に与えておいて、最終的に季節で終わってしまうのは勿体ないような気がするところです。「もう寂しくない」は良いと思いますのでここで終わっても良かったのでは…と考えた所であります。 ただ、この淡々とした雰囲気は中々良いのではないでしょうか。改行や文の構成も美しいと思います。 (季)

2018-10-02

拝見しました。 内容に入ります。「窓から」の「風」が「僕の孤独を教えてくれる」とあり、まず主人公は孤独だと。 「寂しい」と。 ため息すら吐けず、思い出をなぞる「しか」ないのだと。 後半は君と別れたのだろうという表現ですね。 締めは「その繰り返しなんだ」と。 君への別れを割とストレートに表現している主人公だと感じます。君への別れは恐らく夏の事なのでしょう。で、秋になってどんどん気温が寒くなってくるのに比例して、君への思いが蘇ってきて〈寒く〉なるのだと。最終連は中々良いのではないでしょうか。堂々巡りの虚しさを上手く表現出来ていると感じます。 (秋の夜長)

2018-10-02

拝見しました。 歌の歌詞のような…と考え深く読んだところで、それは違うと思い至りました。何となく食傷気味な言葉が使われているかのように見せながら、しかしそれを摘んでいくと用法が全く違う、そういった感覚を抱いた詩であります。 さて内容です。「幼い頃から」主人公を戸惑わす兆しに本能を揺さぶられる。「愛とは言わず」「互いの重さ」を分かち合う主人公の達。次連、人生はコーヒーより薄いんだと語る主人公。だから「ひととき」だけ〈しか〉「君を優しく包」みこめないと書かれてある。 後半、君への思い、君に向き合う自分の気持ちを捉えています。面白いのは「光速で追い越した」ですね。ゴールをさらりと追い越すのかよ、と思わずツッコミをいれつつ。 よく通る君の声でこの瞬間を生きていることを確信した主人公。「君を取り巻く景色を変えるよ」とラブコール。 普通の愛の詩でなく、「誰かの生命にしがみつきながら」を初めとして、愛〈とともに〉生きること、を書かれてあるように思います。それをある種ストレートに詩として表現したことにセンスを感じますし、いい詩だと思いました。 (未来へ)

2018-10-02

拝見しました。 これは良いです。正直レベルの違いを感じます。 読み解いていきます。まず最初「親友だった日々」から「親友」と居た日々もしくは「日々」そのものが親友だったかの二択ですが、とにかく過去形となっています。 「故郷では震災」を思わせ、「色気のある男」が君であるという情報が示されます。 「芯」という言葉、続く文から君が親友であり、お互いに支えあっていたという光景が浮かびます。「今では一瞬の幻のように消えゆく」から、何かが消えゆくことが分かります。ここだと親友でしょうか。 続いて「僕らはこの駅で別れるだろう」と、駅で今から別れるんだという情報。この文から、〈今では一瞬の幻のように消えると分かっているんだ。しかし価値観だけは変わらないんだ〉という意味だと分かってきます。しかし別れることでむしろ「充足感」を得られるのだと。 後半、特徴ある構成とともに君が消えゆく光景を文にしています。最終連。「すれ違っても声をかけ合うことはないだろう」でまた謎を突きつけられます。なぜ決別なのか。喧嘩別れとかそういう意味の言葉がどこかに隠されてあったのか。 「全く新しい世界へ」で締められるこの詩は、切ない、というよりむしろ冷たい雰囲気に満ちている印象です。親友の別れを書いているようで、それは完全に決別のそれであり語った数々の思い出その他も何故か別れの悲しさや切なさを感じさせるに至りません。というより全くそのようなものとは無縁の世界のようであります。確かに「暗がりも、失望も、不幸せもない。」とある通りそのようなものはないと断言されているというのは一因ですが、そうとは言いつつもやはり悲しいのだ、というようなパターンも多くありその1文だけがこの冷たさを表しているとは思えません。むしろ、もし本当にこのような感情がないと言いつつも、親友どころか友人程度の中でも別れとなれば少しの寂しさ、悲しさがあるのが人というものだと思います。親友ともなればいくら口でどうこう言おうと悲しくなりはずがありません。「暗がり」くらないと断言する通り、別れの詩であるのに主人公には暗がりの一切が見えません。そこが〈冷たさ〉を感じる最大の原因であり、この詩の世界観の素晴らしい所だと感じます。 「テレビがブラックアウトして」~も触れます。この文はむしろ読み手を惹き付けるためのレトリックなのかもしれないと考えました。詩を読んでもらうために、最初の文をインパクトある表現にするという工夫は自分も意識していますが、それに似たような、ある種読者を意識した表現なのかもしれないと考えるところであります。ただ完全にそうではなく、電車で消えゆく様を表現する技法としてやはり魅力的です。が、ここでもやはり主人公の「暗がり」がほぼない部分はもはや恐ろしいですね。「未来未来未来それだけ」という言葉はまさしくそうであり、主人公には終始未来しか見ていない節があるように思います。なんなら未来のために親友を踏み台にしたかのような感覚すら覚えます。これは一体どういうことなんでしょう。一体主人公の身に何が起こっているのでしょう。 最後に個人的に好きだった所を挙げておきます。「スマホで交わした話の多くはカップヌードルソングのように/消費されて消化されて何ごともなかったようにゴミ箱の中」ここだけ凄く生々しかったのと、スマホの会話をカップヌードルソングに例える所は素晴らしいです。 (夢の跡の別れ道)

2018-10-02

拝見しました。 これを告白の文面のようなものだと仮定すると、物凄い素敵だと感じる所であります。 内容に入ります。「細分化されるこころのありよう」に驚く主人公。「名づけられた精神状態」→「喜怒哀楽」と続き、「インプットされた生欲」「自動的に行われる死への準備」など、「こころ」について思い連ねる図が浮かび上がります。 最後、生命について捉えられています。「薄皮一枚をも含んだ内側で行われている哀しい生死」と生命を書くところは流石だと感じます。この哀しいは「自動的に行われる死への準備」に繋がってくるところであり、続く「の為に/生きている」つまり「哀しい生死」の為に生きているという捉えどころは感服です。 自分も思っていた所は、このような小さな体にとんでもなく素晴らしいモノ(血管、心臓、食道、脳など)があって、特に脳というものは知れば知るほど複雑で異常で凄いものなのだと。その意味では最初の連が結構好きですね。自分の思いを明文化してくださったという(ある種傲慢な)思いに浸ったのであります。 (筆舌に尽くしがたく)

2018-10-02

すいません、書き忘れました。 そんでもってこの詩のタイトル「筆舌に尽くしがたく」がこの詩の一番の持ち味ではないかと。結局どれだけ巧みに生命について言葉を重ねようと、生命というものは、こころというものは「筆舌に尽くしがた」いものなのだ、と。このタイトル付けが本当に素晴らしいと思いました。 (筆舌に尽くしがたく)

2018-10-02

拝見しました。 凄い難しい言葉が使われている訳では無いのに、その内容が掴めずにいる私です。 動物のパートがおもしろいと思いました。窪みにハマった動物は「ぎゃわぎゃわ」とどれだけ喚き立てようと逃れられない。ぎゃわぎゃわ、が特に秀逸に感じます。 (黄昏時)

2018-10-03

拝見しました。 「同じ道を行く」をテーマにしていることが中々珍しいな、と興味を持ちました。と申しますのも、「道」をテーマにする場合よく〈分かれ道〉〈寄り道〉〈道を切り開く〉といった要素が出てくるものと考えていておりました。よって「同じ道」一本で書き上げられた事に、先程も申しましたが〈珍しい〉と感じた次第でございます。 基本的に冒頭から最後まで〈人生〉の道を語っていると解釈しました。「出口」がなければ「終わり」がある、とはまさにそうであろうと。二連目が素晴らしい。「ときどき理由も分からずに/飽きもせず同じ道を行く」。素晴らしいフレーズを思いつかれたと感じます。二連目から後半にかけて「淡々」というワードが多く出てきます。数にして3回。そしてその近くに「飽き」るというワードがくっついています。それも「飽きもせず」「飽きたとは言っていない」と、否定形で。これなのですが、実際のところはどうなんだろう、と考えました。そもそも「淡々」という言葉を主人公が発している時点で、恐らくどこかに飽きと申しますか退屈な感情があるのだろうと。それを隠すように「飽きもせず」と語っているのだろうと。どこか強がりな主人公像が垣間見える詩でありました。 (ROUTE b)

2018-10-04

かなぶきさん、ありがとうございます。展開が速いとのご指摘を頂きました。語り手目線の詩、つまり主観的な詩は語り手を置き去りにしてしまう所が良いところでも悪いところでもあると考えていて、その詩に深く読ませるだけの吸引力がないと中々他者からの評価は頂けないものだと。 「いい意味で」とのお言葉は有難く頂戴しますが、やはりその吸引力という面では反省するべき所なのだとうとコメントを見て感じたところですね。 内容ですが、主人公の大混乱、といいますかぐちゃぐちゃになった脳内をそのまま詩としてどかんと持ってきた感じでしょうか。そこに詩としての風景描写であったりとか、俯瞰的な視点であるとかをほぼ排除したが故の「疾走感」なのかもしれないですね。 重ねがさねになりますがコメントありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-04

天才詩人さん、ありがとうございます。 自説や補足を加えた作品の是非、についてから僭越ながら私の意見を述べさせて頂きます。三浦さんはこのテーマに対して否だと、言葉をお借りするなら「萎え」ると表現されていました。この言葉を伺った時、私の原点を見失っていたのかもしれないと思い至った次第であります。私事にはなりますが、自身がコメントを返す時、ほぼ毎度の如くその詩に対して私の考えた読解、こうだろう、こういう意味なのだろうという読み解きを行っております。それは詩作をする方々は、そして私も同様に思っていることは、自分の詩を各々の読者に読解されることが楽しみ(なのかもしれない)という事であります。少なくとも、と言いますか本当に僅かな例ですが、私は基本的に読解されたいタイプの詩作家ですし、他人の詩を読解したいタイプの人間です。では読者側の立場として読解コメントを投稿した際、解答を、正解を望んでいるのかと言うと全くそんなことはありません。これははっきり言うとただの自己満足ではあるものの、深層心理を掘り下げるとその読解コメントによって求めているものは「深い考察ありがとう」の感謝の言葉なのかもしれないと考えました。よって私の上記の「詩の内容」をチラとコメントに載せて返信した件に関しては、三浦さんの仰る通り「萎える」との表現が妥当かと存じます。 転じて、〈訳が分からないけれど深く読ませる魅力ある作品〉を書き(たかった)、という私の原点の詩に対する思いを再確認した所で、「訴求力」に近い印象を感じたとの言葉、本当に嬉しく頂戴します。「作品そのままで納得」とのお言葉も頂きました。この全般のコメントが私の〈吸引力がない〉との思いから来ているとすれば、本当に有難い言葉を頂いたと感じるところであります。 さて話を変えて「独特なリズムと言うより読みづらい」について。〈読みづらいでしょう、へへへ〉といった感じでしょうか。私が今まで書いていた詩のスタイルと比較すると、スタイルを変えてみての投稿を試しにしてみました。基本的にはクソ読みづらいリズムを読みといていくと、言葉とことばの間にある様々な情報や主人公の感情などがジリジリ浮かんでくるような構成を目指しました。着飾ったざっと読んだ印象と、じっくり読んだあとのこの詩に対するイメージがかなり違うような2重3重の面白さみたいなもの、こういうものを常に目指していますのでその片鱗を楽しんで頂けたなら冥利につきますね。 URL付きの投稿についてです。私としては逆に、よく許可したな、という印象です。三浦さんが仰っている通り、URLはスパムや最悪ウィルスサイト、詐欺サイトなど多くの危険があるように考えています。許可したということは逆に、これらに対しての対応策を運営側が保持しているということでもあります(対策ソフトなどがあるのかもしれませんが)。私はPCにそれほど詳しくない為そこまでよくは分かりませんが、単純に凄いなぁ、という感想です。 「読みづらい」「その感触を超えて迫ってくる情があった」とのお言葉も嬉しく思いました。次作もがんばります。長文のコメントありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-05

fiorinaさん、ありがとうございます。 歓びや憤懣を、不特定多数であり特定の「君」に、伝えうる…ですか、この言葉自体が詩に出来そうですね 笑。「多くがこの作品」のようには、さすがにならない気がしますがお褒めの言葉と受け取らせて頂きます。伝えたいことと伝えたくないことが、絶妙に醸し出された文体、とのお言葉嬉しく思います。確かにそうかもしれませんね。絶妙、とはまた嬉しいお言葉で調子に乗りたくなります。高評価のコメントを頂けてほっと胸を撫で下ろしました、ありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-05

ステレオさん、ありがとうございます。平仮名や不自然な空白改行に関しては勿論狙ったものでこの作品の肝ではありますが、では何を表現したかったのかと言うところが問題でもあるように感じます。そこでステレオさんの「ロジックの崩壊」「心の霧にも似たもの」と捉えられたということは私の伝えたかったことがバッチリ表現出来ていると考えてもいいのかもと思いましたし、他方でステレオさんの詩に体する感度、というものが優れているが故でもあるように感じました。何が言いたいかと言うと、詩の本質を考察し見抜いてくださりありがとうございます、ということでございます。〈それ だけが~〉も含めて、後半連が急に理性的となる所を読みといてくださったのも〈感度〉であるのだと思います。コメントご考察ありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-07

拝見しました。 これは、短いながらも凄くいいと思います。生と死、その情をゆったりとした詩世界に極めて自然に溶け込ませた、非常に技術の高い詩のように思います。 内容に入りましょう。クラゲは一般的には海月、と書くのではないでしょうか。そこをあえて「水母」とした、そこにこの詩のベースがあると感じます。最初、皆で水母になり、死ぬ時は「一緒に海へ溶けよう」と、(恐らく主人公の)語りからこの詩が始まります。二連目、かつて暮らした地上が沈む。美しくなる。青さを濃くする。これは今の人間が地球にとって害であるという風刺なのかもしれない、と考えました。最後はそれが夢想だという内容で終わります。人間が死ぬことによって新たな命が始まる、「そこから新しい命も生まれるだろう」からも風刺を感じますが、しかし幻想的で美しい詩の流れには圧倒されるばかりでありました。 (水母)

2018-10-05

拝見しました。 いい詩だと思います。 一連目「オルガンが息をひきとる」が最後にかかってきます。2~3連目は男女の性交でしょうか、しかし三連目「幸福な眠りに落ちてゆくのだろう」はオルガンへの皮肉となっています。非常に淡白と言いますか骨組みだけだからこその美しさ、みたいなものをこの詩から感じました。 (オルガンの死)

2018-10-08

拝見しました。 現代詩、というよりこれは、どちらかというと外国詩と言いますか、海外の詩人が書いてそうだな、という印象を抱きました。 内容ですが、「醜い」ものに焦点があてられた作品ですね。主人公は朝の雪景色や桜がまい散った後すぐの並木道などに美しさを感じていますが、逆にそれが人々によって汚され穢され「醜」くなっていくことを「見る」ことが耐えられないと言っています。右目を抉り、左目を抉る。という行動から、主人公は〈美しいものを見る〉より〈醜いものを見ない〉ことを選択したという、はっきり言って異常者である事が分かります。続いて「あなた」が遠ざかることで耳もそごうとする私。最後では「私こそが、もしや/罪人ではないのか」と、自らの罪を考えるに至りましたがその罪の出どころは「醜さの極地にいるのが」「私ではないのか」と、「醜さ」である事が語られます。結局どれだけ考えたところで〈醜さこそ罪〉という狂った理論が正されないならその方向は間違って進むしかない。 そもそもその醜さの定義すら常人から逸脱している主人公をただただ捉えた詩ではありながら、不思議なことにその詩は美しいのです。どす黒くない詩としての美しさがある。これが本当に素晴らしいと感じます。 (罪人レプリカ)

2018-10-08

拝見しました。 タイトルが内容を保管しているおかげで非常に読みやすかったです。 内容に入っていきます。「雨傘」が「怒った風に殴られて」「骨が折れて」「もう助からない」から、上手いなぁ、という憧れを抱きました。雨傘を人間のように表現している、という訳でもないのが素晴らしいと感じます。安易にボコボコにされた傘に人の感情を詩世界として与えるのではなく、人に例えるのでもなく、あくまで無感情無機質の傘として表現されてある事に技術を感じます。 「命が野ざらしになって雨に打たれている」をさらりと詩の中程に載せてあるのも案外すごいことなのではないか、と考えます。私事になりますが、自分ならこの文は最後にぼんと書いて詩の締めとするだろうな、と考えるからです。ここから更に詩を展開されている、つまりこの箇所をキーポイントに置かない点が逆にこの詩の魅力なのではないか、と感じました。 友達と仲直りをすること(したいと考えること)を、「気のせいかも知れない事」との表現はただただ感服です。そらそうとしているわけですね、喧嘩した友達と仲直りをしたい、しなくちゃ、との考えはある、が、それをそのまま感情としてはっきりさせたくないからこその「気のせい」「かも」「知れない」と表現なさっているわけです。うーん、すごい詩だと思います。 (仲直りの嵐)

2018-10-08

拝見しました。 初々しい、感じもしますが、技術に基づいているのかもしれない、といった詩と感じました。 読みといていきます。「君」はショートカットが好きと知ってからすぐに髪を切りに行こうとする主人公。「土日なんていらないわ」の真意は少し保留としまして、次「認めざる」「お」「えなかった」とあります。誤字でしたら申し訳ないところではありますが、これが狙ったものであるとすると中々上手いのではないか、と考える次第であります。なぜかというと、普通は「を」を「お」と変えることで主人公像を浮かばせる技法はあるにはありますが、ここまでさらりと、目立たせない形で導入することは中々出来ないだろうと考えたからであります。あまりに自然すぎるからこそ、ひょっとすると誤字かも、と考えたことも付記しておきます。 脱線しましたので戻しますと、美容室へ向かう途中で〈ライバル〉となる「ショートあの子」と歩く君を見かけます。君の理想に近づこうとした私。少し飛ばして最後、「この恋の主人公は」私の方が面白いと。「最終回でキスするのは」私だと。そして中程の「大きなため息を出してスッキリした」。ここを考察していきます。まず、状況としては好きな君には「ショートあの子」が恋人として存在している。それを見かけてしまう。主人公は「バカみたい」だと述べる。しかし問題なのは、ため息ひとつでスッキリなどするはずがない、ということです。これはかなりショッキングと言いますか、逆に言うとため息ひとつでスッキリするような「君」への思いって一体どれほどのものか、という事になります。そして後半の〈恋の主人公〉のくだりからして、主人公は君を大して好きではないのだと考えました。要するに君を愛しているのではなく、恋に恋しているだけなのだと。だからこその「恋の主人公」が自分だと、ある種利己的な考えに浸れるのですし「最終回」というドラマを意識した思考に到れるのだと考えます。ドラマの恋する主人公に自己を重ねている。しかし恋とはそういったものでは無いはずです。もっと君しか目に映らないような、君に彼女がいればとって喰うほどの猟奇性。逆に言うとそういった作品が多数であると思います。私が良いと感じたのは、恋に恋する主人公をテーマにしたという点ですね。そしてこの生々しいほどのリアリティ。パッと見普通なようで、良い詩なのではないでしょうか。 (主人公)

2018-10-08

拝見しました。 詩で死を扱った作品は珍しくないように思いますが、直接「死んでいた」という言葉を入れてここまでのクオリティを生み出す事は難しいように感じます。詩を書く際、直接的な表現を避けあえて隠喩を用いる手法が主流であると個人的には感じていますが、だからこそ難解で捻りに捻った詩と比較して好感が持てるのかもしれません。 後半を先に見ていきますと、「ひな鳥」と称される彼との生活で〈幸福〉に似たものを感じつつも、「擦れていく何か」を知っていた主人公。そう、それは予感などではなく明確なものであったのです。そして〈案の定〉「ひしゃげて死ん」だ彼。続いて主人公は「最期の街」の「景色」に「自由を感じた」と。つまり「ひな鳥」と一緒にいたあいだは自由ではなかった、ととれます。「離れ難い愛おしさ」を覚えていたのを「思い出していた」とあるので、その感情が既に過去の事だということになります。逆に言うと、愛おしさを感じていないということにも繋がります。やけに冷めている愛。主人公の真意は掴めませんが、退廃的な雰囲気が漂います。 内容とは外れますが、一連目が特に好きです。目覚めのシーンですが、男の輪郭が一瞬で浮かぶような、そしてそれを眺める主人公像が一瞬で浮かぶような素晴らしい表現だと感じました。 (街のひ、果てるひかりに)

2018-10-11

《訂正とお詫び》 三浦さんのペンネームに誤りがありました。正しくは『三浦天才詩人果実』になります。訂正してお詫び申し上げます。 (選評 2018年9月分〈初めてフルキュレーションをやってみた〉)

2018-10-13

帆場さん、こんにちは。すばらしい作品でした! (選評 2018年9月分〈初めてフルキュレーションをやってみた〉)

2018-10-13

るるりらさん、こんにちは!次作も楽しみにしてます! (選評 2018年9月分〈初めてフルキュレーションをやってみた〉)

2018-10-24

拝見しました。 なぜプールの匂いなのか、というのがこの詩の肝ですが、「塩素」の匂いがした事は確かなようです。その香りにつられて思い出す夏の情景。いやそれは情景と呼ぶには生易しい、「秋だというのに」思い出してしまう強烈な記憶であるようです。この思い出から現実へ、現実から思い出への切り替わりが美しく、更に最終連で強く記憶へ刷り込まれる詩であります。 (庭の葉が赤く色づく頃に)

2018-10-15

拝見しました。 ゆっくりと進む主人公の思考と風景描写の中で、自らの体、感情が「人に/帰す」ものだという不思議が詩を支配しています。車で走る描写も、そして最終連の現実性からも、まるで夢を見ていたようです。 (カー)

2018-10-15

拝見しました。 〈歌詞〉として見ます。爽やかでみずみずしく、良い印象です。主人公が挫折を味わってない感じが伝わってきて、羨ましくなります 笑 〈詩〉としても見ます。詩としての話ですが、主人公の状況や風景描写など、情報がもう少しあれば面白くなりそうな感じです。 ビーレビの詩は詩の中に毒を混ぜたような、悲しく、切なく、といったテイストが多いですので、こういった爽やかに突き抜けた作品は新鮮に感じました 笑 (疾走)

2018-10-15

拝見しました。 前作と並行して、お若い感じと言いますか(自分も若いですが)、みずみずしい印象を抱く作品です。「いつの間にか散りばめられたビー玉みたく小さな思い出になる」はいいのではないでしょうか。(恐らく)悲しみが今は大きなガラス板のようですが、いずれ消えはしないが細かく砕けて綺麗なビー玉となるんだと。最後歌って強がっているのもいい感じです。 (おはよう)

2018-10-15

 拝見しました。  不思議な、詩、というより童話のような、どこに属すとも表現しがたい独特の内容の文であると思います。  分からない探し物をループ、かつ連鎖的に探し続ける「公園」での世界は、まるで異常を正常と思い込まされているかのような奇妙な雰囲気に満ちています。最初の場面と最後の場面が対称的になっているのも不気味ですし、いもしない彼女を、ありもしない何かを探し続ける後半の主人公の姿は呪文をかけられたかのようです。楽しく読ませていただきました。 (探しもの)

2018-10-14

コメント見ての返しです。私のコメントに不快感などを感じられたなら申し訳ありません。なるほど、仰る通り最早、文章においてのジャンル分けは不要なのかも知れませんね。芥川龍之介の文は勿論、私も凡庸な、ありふれた文章の中に詩を感じる事は多くあります。その意味において詩は〈詩〉という閉鎖的なカテゴリではなく、詩を伴って小説が、文章があるとも言えますし、逆もまた然りなのかも知れません。新たな見聞でありました。 (探しもの)

2018-10-15

またまたコメント返しです。 私としても貴重な考えを頂けて嬉しく思います。なるほど確かに、これは詩だ、といった所で全てが受け入れられる訳ではありませんね。数学的に表現すると詩→文章であるとしても文章→詩が成立しないのと同様であると、高校生くらいの時の数学を思い出しました。しかし同時に、その分野では「対偶」という概念がある事を思い出しました。詩ならば(→)文章が成立した時、その対偶は文章でないならば(→)詩ではないとなります。しかしどうでしょう。本当に文章でないならば詩と呼べないでしょうか。記号のみの詩を詩と呼べないでしょうか。沙一さんも、文章でないものに詩を感じると述べられています。元の条件が成立するならば対偶も必ず成立するという公式が存在する為、対偶の成立が証明できないならば元の定義も偽であると証明されることになります。 脱線し過ぎました。戻りますと、確かに韻律に囚われない自由詩で真っ直ぐに詩を書く事は難しいかもしれませんね。しかしながら我々は、どこかでこれは詩、これは詩でないと感覚的に定義するのであって、しかしその本質が分からないのです(少なくとも私には)。これが多くの方々に共通するなら、詩というのは非常に多くの面をもつ多面体のようなものであり、故にどの面を取り上げてもこれが詩、だと総括的に定義することができないのかもしれません。 さて 詩について語りすぎて別のスレッドか個人で話せと言われると運営者その他の方々に申し訳ないので、本作についてもう少し考察していくことにします。 最初は無言で通り過ぎるんですよね、主人公は。しかしそこから常に何かを探している女性を、同じ場所で見つける。私だったら絶対に声をかけませんし、普通であれば気味悪がって話しかけたりなどしないと思います。が、主人公は声をかけた。後から読み返すとこの辺からすでにおかしな臭いが致します。手伝うと言った主人公の発言に、にわかに明るくなった髪の長い女。おかしいのは主人公が探すことに協力した途端、彼女は探すことをやめるんですね。呑気に。そして主人公が怒る(訳ではなかったが結果的に怒った印象を与えた)と唐突に彼女は消える。そしてループです。さて、探していたものは何だったのか。私は「探してくれる人」を探していた、ようなきがします。主人公が何かを探す様を見て探すことをやめる点も然り、もっと突っ込むなら呪いを消す存在、生贄の様なものを探していた、のではないだろうかという事です。そこまで考えてますます本作が不気味になりました。世にも奇妙な物語を見ている気分になりました。あらためて良い作品だと思います。 (探しもの)

2018-10-15

 拝見しました。  内容に入っていきます。「空」を「やぶ」ろうとしている主人公は、破った時には「鳥になる」と。空洞をはらんだ骨。そして星となると。最終連、「白く重い肉体」は「まばゆい夢ではち切れそう」だと。夢を追いかける若人、のようでもあり、自暴自棄の末果てる描写のよう、でもあり、とにかく勢いを感じつつもどこか怪しい雰囲気も孕んだ面白い詩でありました。 (行方)

2018-10-14

 拝見しました。  冒頭、知らないことはさみしいことと述べられ、最後には「男を知っていることが」さみしいと、知っていることにさみしさを覚えていることがこの詩の魅力であると考えます。主人公はしらない側の人間であり、だからこその「あなた」との乖離を丁寧に表現されていると感じる作品でありました。 (無知)

2018-10-14

拝見しました。 狂人者の話を書く際、私のようなタイプは〈詩としての美しさ〉を意識してしまいますので、自らの意識したイメージと路線がズレるケースが多くあります。その点この詩の素晴らしい所は、狂人を狂人として、汚点を汚点としてド真ん中のストレートを投げる事に成功している点にあります。「ころ」すという表現において、本気で殺意を抱かせる事は意外と困難であるように考えますが、狂気故の殺意を見事に表現仕切っていると思います。 (ころして君)

2018-10-15

拝見しました。 終わり方についてですが、個人的には「『個性を』」以降をカットした方がおもしろい気がしました。理由としては、最終2行がストレート過ぎる気がしたからです。いや、こういう表現をするとそれ自体は問題視できないですが、ある社会的な問題を軸に詩を作る際に、それを一直線に出すなら詩という表現方法を選ぶ必要がないと考えます。Facebookや自身のブログなどで大いに論理的に語れば良い。しかし詩という表現方法を選択する場合(もはやその枠組みに囚われるのも時代に反した思考なのかもしれませんが)そこに流れる詩情を駆使して、削る所を削り、主人公または情景に皮肉を与えることが最も効果的なのではないだろうか、という事です。詩とは隠喩によって成り立っていると考えています。その意味で私は、「『個性に』」以降は必要ないのではないか、そう考えたわけです(あくまで個人的な意見です)。 転じて前半から中盤部分に関しては文句なく良いと考えます。個性をテーマに日常の束縛を連鎖的に描く手法は斬新ですし、カギカッコの圧迫感と行間無しによって、ずんずん迫ってくるような圧力を感じます。 (個性)

2018-10-15

拝見しました。 否定的な内容から入るのが心苦しい点ではありますが、締め方にかなり迷われた様子が伺えます。そして悪い意味でありふれた、終わらせにいったという印象が致しました。 転じて一連目はかなり良いと思います。「かぞく」「だれ」が平仮名であるのも考えさせられますし、「にも/聞こえないこころの声で」が素敵です。総合的に見て、惜しい、という感覚が致しました。光るものは十分にある作品だと考えます。 (白)

2018-10-15

拝見しました。 この内容で募集中、ですか募集中…。何を募集しているか、ということは冒頭で書かれてあるように「目が覚めたらベッドから落ちずにいる方法」「子であることをやめる方法」とあります。飛んで後半、もう一度、作中では「引き続き」募集していると。しかし今度は最初に「子であることをやめる」方法を聞いています。聞いています、とすら断言出来ないのかもしれません。作中では続いて「ありません(か)」とあり、()が心の声だと解釈すると聞いてすらいないのです。 さて、内容です。別れを悲しんでいる様子が描かれていて、生まれてしまったら必ず別れがある、と。子、という表現からも父母を失った悲しみを表しているのか、とも考えましたが、もっと大きなテーマのようにも思います。つまり生と死、それを筆者なりに追ったのが本作なのではないかと。()がどのような意図があるのかも含めて難しいですが、ひしひしと伝わってくる何かがありました。 (募集中)

2018-10-16

拝見しました。 4行の詩だけにその真意を掴み取る事が難しそうではありますが、言葉選びが好きな作品です。一連目が特に良いと思います。「風に馴染んだ旅人の睫毛」は中々思いつきませんし、才能を感じます。 (三日月に)

2018-10-16

拝見しました。 目的地とはそもそも自らが決めて自らの意思で進むものなのに「目的地」などないといい、しかし認めたくないからとこの先に進むべき道があるのだと思い込み、自己嫌悪に陥りレールの一部になりにいく。そんな主人公の心の弱さが多分に盛り込まれた詩だと思います。また、特に私が良いと思ったのは最終行です。レールの一部になりたい、私はそれも立派な目標であり目的地だと思います。しかしあまりに悲観的な主人公はそのことすら気付けない。そんな皮肉めいたメッセージが、この文にあるような気がしました。 (目的地)

2018-10-16

拝見しました。 凄く好きな詩です。言葉選びにセンスを感じます。 1行目「世界」~「持たされず」、2行目「考えて」~「世界さえも遠い」中ほど「意味について誰もが喋ってる」締め「すべてにとっての他者がいない」など、好きなところを挙げればキリがないです。 内容に入ります。「世界」の「かたち」の中にいる主人公は無力しか持たされていない。「あっちこっちに向かう生」によって生まれる「死」の意味も分からず、かつ解らない「世界のかたち」の中で、その辿りつけない意味を見出す為〈「具体」を失い、「誰かが抽象」を決める宇宙〉で暮らす。それに気づいてしまった主人公は「この場所」「ここ」すらも分からなくなり、「他者」の存在すらも自己の認識から失ってしまう。 死の意味、ひいては生の意味について迷い、あるいは達観する様子を素晴らしい表現で捉えた詩だと考えます。いい詩だと思いました。 (期限)

2018-10-17

拝見しました。 良いと思います。グラフィック性を重視した内容でありながらも、そこに詩としての面白さもきっちりとらえられているように思います。若干形を重要視する余り言葉選びに苦戦した様子がうかがわれますが(特に終わり方、後半「スターなんでしょ?」辺り)それでも詩としての魅力がしっかりあると考えます。 (星にはなれないよ)

2018-10-17

拝見しました。「カチカチ」と押し迫るような前半、「白」の描写がまた押し迫る後半、どちらも優れていると思いました。 白という色は決して癒しの効果などなく、むしろ圧迫感があると聞いたことがあります。思うにその特徴を存分に活かした本作は「カチカチ」と併せて読者に息苦しい圧迫感を与えることに成功しています。それがいい。個人的には後半「カチカチ」がなくなってしまったのは少し寂しい気持ちもありますが、白をベースにした描写は主人公の喪失感もあり、別離感もあり、それを一纏めに表す白、この表現技法も素晴らしいです。 (白い部屋の秒針)

2018-10-30

拝見しました。 私文極には殆どいなかったものですから、ボルカさんはこの様な詩も書くのか、という思いと共に、その引き出しの多さに驚きました。 まず「ミチコ」なる人物を「2進数」としてバッサリ切り捨てる辺りに「雑談」の名の通りだな、と思いつつ。最後に登場する「りな」についての詩のしっかりとした構成から、主人公が恋をしていたのはりなただ一人だったのだろうか、2進数ではなかったのはりなだけだったのだろうか、と思いつつ、アイドルすらも2進数として切り捨てる様は痛快にも思いました。 (雑談と「ままならぬ恋の詩」)

2018-10-30

拝見しました。 相変わらずのクオリティに流石だなぁ、と思いながら読み進めました。 やはり冷たく、息苦しい点が特徴であり、しかし過度に狙った感がない点でまず素晴らしいです。内容ですが、夢の話、を書いたようでもあり、しかし最後の主人公の天国へ辿り着いたかのような描写が印象的です。もう歩かなくてもいい、という言葉に主人公の疲れ果てた様子があり、繰り返しになりますが冷たく息苦しい作風が存分に生かされた詩だと思います。 (癒ゆ)

2018-10-30

拝見しました。 短い詩に多いのは内容を過度に凝縮したが故の読みづらさだと個人的に考えていますが、本作にそういった(良否を抜きにして)読みづらさといったものは感じませんでした。さて内容ですが、新月の夜を、闇に隠れた兎は、など(例が稚拙ですが)とするのではなくあえて「ダークラビット」としたことに何らかの意味が見いだせそうです。ウサギは毒モチを食べ〈なければならない〉理由も何かありそうです。無残にウサギが死ぬ描写は何か意図がありそうです。しかしそこから先へ中々進むことが出来ず、謎に溢れた迷宮のような作品に感じました。恐らくダークラビットに関しては、説明によって「ウサギ」であることを強めるのではなくあくまで「ダークラビット」というそれで一つの生物として認識させたかったと読み取ることは出来ましたが、他は中々に難しくやはり迷宮のような、迷い込むような作品という印象でありました。 (ダークラビット)

2018-10-26

拝見しました。 最後の締め方が結構いい感じです。「ひかりが質量を得ては捨てて」「信号のまわり」「空間が滲んでいる」の表現、美しく素晴らしいと思います。 (ひかり)

2018-10-30

拝見しました。 詩というものは、例えば〈愛している〉と口にすれば、文にすれば一言で済んでしまう感情を、如何に様々な言葉を用いてこの細部を伝えられるか、そこに面白さがあると考えています。この詩の感情の着目点は良いですが、やはり詩としてみると、骨組みを見せられている印象です。最後の締め方に肉付けがあると考えました。その部分をもっと広げることが出来れば充分な良作になりえる作品だと考えます。 (Sunday Afternoon)

2018-10-30

拝見しました。詩を深読みする事が好きな私にとってに限るかも知れませんが、言葉が言葉以上の意味を持ち得ていない印象です。つまり、言葉の音、詩としての、文章としての纏まり、そのようなものを優先させすぎているのだろうか、と感じました。内容の味付けや骨組みは良いのですが、いかんせん味そのものが薄すぎるように思います。 (声よ届け)

2018-10-30

貴音さん、コメント拝見しました。 私たばこはほとんど吸ってなかった為「ゴールデンバット」がいかなるものか分かりませんでしたが、日本最古のたばこの銘柄だそうですね。その特徴は(wikiによると)湿気などを要因として風味が一定してない、と。なるほど言い得て妙であります。 さて、「メタ」「ぶっちゃけがはっちゃけ」とのお言葉頂きました。メタだと思います、それが良否を分けるのではないかと。ただ非常に好意的に受け止めて頂き嬉しい、と並行して、ホッとしたという心境です。ボコボコに叩かれることも覚悟していましたので 笑。 ぶっちゃけ、に関してですが、ぶっちゃけな部分がないとは言えませんがほぼ創作物でもあります。勿論ですが、コメがすくねえと俺を覚えやすいだろ、だからコメの少ない詩にしかコメント書かねえんだ、などという薄汚い心境でコメントを書いているわけではございません。作中の藤井龍平は、私が抱えている承認欲求を人間として汚く感じるほどに肥大させた結果であると言えます。その意味でぶっちゃけた部分がないとは言えませんが、さすがにこれが私そのものではない、と一応、念の為書いておきたく存じます。 他方で、自己の承認のための詩、承認のためのコメント、という部分を汚らしく書いたという点についてはぶっちゃけました。それは認めます。 始まりと終わりはキチッと決めている、につきましては、メタな要素を多分に含んだ詩ですので、少しでもその内輪ネタな雰囲気を取り除ければ、との思いからですがキチッと決めているとのお言葉、感謝であります。 長くなってしまいましたがコメントありがとうございました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-21

じゅうさん、コメント拝見しました。 「に関してですが、申し訳ないです、という心境です。なぜならそこまで、考えてなかったからであります。 さて、自己顕示欲について。まずはじめに申し上げたいことは、確かに私(藤井龍平→ふじりゅう)をパーツとして用いた作品ではありますが、筆者をベースにしつつも承認欲求を限りなく肥大させたカスの「藤井龍平」が本作のサブ主人公ですので筆者(私)ではない、という事であります。これに関しては確かに分かりにくいと思いました、申し訳ありません。 さて戻りまして。作中の藤井は「藤井龍平の肉迫」をビーレビに投稿したことを後悔しており、しかしそうなってしまった原因については他者、または境遇、に押し付けています。確かにそれを恥じている、という部分はそうですし、自分で気付いてる、事もそうだと考えます。しかし気付いている、というのは過去の自分に限った話で、結局は私を承認してほしい、ための過去話である、という事実に気付かない主人公は結局、承認欲求塗れです。その意味で「照れ隠し自体が自己顕示」とのお言葉、非常に鋭いと考えます。 誰しもそういう側面を持っているものでは、とのご指摘、確かにその通りだと思います。自己顕示欲を持っていない人はほとんどいません。認められることに無頓着な人はほとんどいません。が、問題なのはその度合いですよね。彼は完全完璧に、詩、コメント、その全てを承認欲求にガン振りしています。また、その話も結局、恐らく話しぶりや態度などから、主人公に承認されたいという欲求に塗れていることが分かったのでしょう。確かに作中の感情を完全否定出来はしません。しかし、側面、であれば私は問題ないと考えます。両面が自己顕示であるからこそ、彼は社会不適合者なのです。 非常に鋭いコメント、ありがとうございました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-21

ボルカさん、コメント拝見しました。 詩作に対するネガティブな思想を示そうとする、それがインターネットの特徴の一つ、とのこと。あまりそういった作品に出会えてはなかったので、そうなのか、という感じですかね。純粋に勉強になります。 詩をコミュニケーションのツールと考えることへの否定、は人気の思想、だと。確かに人気そうではありますね。正直考えてない訳では無いです、もっと言うと、色んな(ネット)詩人の方々と交流できることは、(こうした、作品を触媒とした交流を含めて)嬉しくもあり楽しくもあります。 自己承認の否定、についてですが、完全否定ではない、つもりです。行き過ぎた承認欲求を否定しているだけであります。その意味では、詩をコミュニケーションのツールとして、を題材とした詩についても、いき過ぎると確かにダメなのかと。いつかそういったアプローチでも詩を作ってみたくもあります。 斬新とのお言葉、ありがとうございます。また、本作を好意的に受け止めて頂き嬉しく思います。コメントありがとうございました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-21

帆場さん、コメント拝見しました。 爆笑ですか、それは図らずも笑いを取れたと言うことであり感無量です。承認欲求というものは意外と自分では気づかないもので、知らず知らずのうちに自己顕示に塗れていたという事はよくある話のように思います。かく言う私も、承認欲求は高いほうなのかもしれないと、常々思っております。その通りですね、いい方向へと働けば良いのですが、悪い方向へ働くとどうしようもなく厄介なのが承認欲求ですよね。好意的なコメント感謝致します。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-22

みうらさん、コメントありがとうございます。拝見しました。 自虐を自覚しているようで、自覚していないから、そして自己陶酔だとのご指摘、まさしくその通りですね。本作は自虐のようで自己陶酔のような感触です。そてはいいこと、とのお言葉、褒め言葉と受け取らせて頂きます。ありがとうございます。 ギターに感傷を感じた、との事ですが、うーん、それは私としては自覚がなかったものですから、なるほど、そういう見方もあるのか、といった感じです。理屈が自虐を保管する、というのは大変勉強になりました。また不快な自虐とは映らない、とのお言葉、有難く頂戴致します。かなり不快な内容も入れましたので、ほっとしました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-22

みうらさんへのコメント返しですが、〈そては→それは〉でした。訂正してお詫び致します。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-22

ステレオさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 仰る通り、本作は勝負でしたね。いえそれは大賞絶対とったる、などそういう事ではなく、〈この内容の詩〉を投稿することに対しての勝負というか覚悟です。いわば初めて水泳においてプールに飛び込む時のような感覚。結果的には、少なくとも無難に入水に至り胸を撫で下ろしました。 さて、コメントについて藤井が述べた箇所について。ここは非常に迷いました。いえ勿論もっとエグく書く事も出来たのではありますが、詩として不快感が悪い方向で働く事に臆病になってしまった節があります。何度も読み直し、そして皆様のコメントを頂き思った事は、仰る通りこの箇所は特に推敲の余地があったのだろうと考えるところです。投稿した時の心境としては、ここまで書いてしまってはたして大丈夫なものか、とまるで逆のことを考えていましたが。ただ、お褒めの言葉を頂き感無量でもあります。 画家ダリへの批評の言葉につきましては私存じ上げませんでしたが、ストリップショーですか。ダリはそのような作風のイメージがあまりないので(溶けた時計の作品などは記憶にありますが、あの作品がダリ作であったのかどうか少々曖昧でもあります)ストリップショーとは中々に奇を衒うような批評だと感じた次第であります。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-23

かるべさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 作中の藤井は一応詩作をしてはいますが、作品を公開するという精神、状況ともにない為一人で淡々と続けるに留まっています。私にもお言葉頂き恐縮です。私としては続けたい気持ちはありますが、忙しかった時期(今年の2月~5月辺り)はほとんど詩の分野に着手出来なかった為微妙な所です。が、将来的に投稿はたまにしかしないけれど、一人で黙々と書く正に藤井龍平=藤井龍平な状態になるかもしれません 笑。 お褒めの言葉を頂きありがとうございます。洗練などとんでもないです。形式ばったという観点については、私はかっちりしたそれっぽい詩が好きですので自然にそちらによってしまったのかもしれません。差別化されているとのお言葉も非常に嬉しく思いました。ありがとうございます。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-23

拝見しました。 素晴らしいのではないでしょうか。現代詩は何か、を考える上で、過去の現代詩はもはや今の世の中には合わないのではないか、という考えが、つまり難解複雑な用語と技術を用いてさも頭の良さそうな詩を書くことは最早現代詩と呼ぶ事は出来ないのではないか、という(個人的な)考えの答えのようなものを見せてくれる詩だと思います。これぞ現代詩だと。 内容ですが、ユニークで主人公の独特な価値観に酔えるような、と表現できます。 弔う人数が多ければ良い、という価値観の元、出会い系だろうと404not foundだろうと遺影を公開し、自分の写真を見てくれる、それが私への弔いなのだとする価値観は到底理解できませんが、その理解できない地点まで一直線に到達し詩を書き上げている点にこの詩の素晴らしさがあるように思われます。 (遺影)

2018-10-30

拝見しました。 落ち着いた雰囲気の詩です。落ち着いたと申しましたが内容の話ではなく、詩の言葉選びに落ち着きを与えるように作られた、という背景が読み取れそうです。 しかし中身は決して穏やかなものではなく、1.主人公は「地球にさよなら」しようとしている。2.君は生きていない。3.地球に対してもしくは現実に対してどうでもよさを感じている 少なくともこうは言えると読み取れます。さよならがどういった意味なのかがこの作品の方向を決めるように思いますが、私は単純に死の事だと考えました。また君が生きていないという描写に関しては、単純に君が何らかの要因で死んだのか、それとも主人公の近くからいなくなったのかという所も微妙ではあります。そのあと世の中の悲しいニュースへと視点が移ります。「でもそれもこれもこの星を賑やかにして、話の種を生むためだから。」と考える主人公。この文は本当に素晴らしいです。主人公は何だか悲しい話ばかりだ、と考え、そして君の感触をどんどん失うことに絶望のようなものを覚えます。最後はまた「さよなら」をします。さよならをする理由はそれぞれですが、主人公は内側で絶望を巡らせ、フロー出来ることなく「さよなら」してしまいます。フローすることの大切さや自分で抱え込んでしまうことの危うさのようなものを考えさせられる気がしました。 (30480517 地球にさよならを)

2018-10-24

拝見しました。凄く好きな詩です。 自分としては、恋と死生という二つの概念を結びつけた作品、だと考えました。好きな所は「ひとりだけ、ひとりだけの」です。ここまでひとりだけを強調するということは、逆に言うと今までは一人だけの「ユキ」を見ることはなかったのだろう、ということと、それが自分の前で起こっているという二重の驚きのような感情が見える気がしました。青春のような若々しさも持ちながら、しかし「よくわからない」からは年老いた男が語っているような転換っぷりを見せています。しかしすんなり入り込むようで、深入りすればその技術に驚かされる、とても好きな詩です。 (コーヒーを飲もうか。)

2018-10-22

拝見しました。 天文学を文に取り込みつつ主人公を描いておりますが、地上に降りてからが真骨頂な気がします。どちらかというと最後の「週末に駅で」~に繋げるための前半から中盤にかけての描写であるようにも感じましたし、最後の一文が素晴らしいです。ある意味異次元にいたような、もっと言うと感情が浮き出てこなかった主人公が、突然ここで少女っぷりを披露する様は詩の構成として良いと思いました。 (成長としての墜落)

2018-10-23

拝見しました。 良いと思います。前半のゆっくりとしたテンポから「一切合切整合性の取れた感情」からの勢いが新しいです。「どおお終わりは悲しくない」が好きですが、何気に「3連符の草木/ぽ わ り ぽ わ り」も魅力的、と言いますかこの箇所は筆者様の実力を感じました。 (序曲)

2018-10-23

すいません、ぽ わ り ではなく ぽ わ わ でした。訂正致します。 (序曲)

2018-10-23

拝見しました。 水と人を近似なものとするアイデアが良いと思います。「あの傘」が「雨」になる、「洞窟」で「白」を食べるなど不思議な世界が展開されていますが、「あなたに会う日」なのに憂鬱な主人公の図だけが人間味を感じる所もまた詩としての魅力だと思いました。 (ビニール傘)

2018-10-24

拝見しました。 ブレのない詩、という印象を抱きました。淡々と、粛々と詩が進行しているというイメージです。「未来の到着は/人の死に/いつも間に合わない」と作中テーマ「刑」を併せて、刑とは何だろう、罰とは何だろうと考えさせられる作品でした。 (新しい現在)

2018-10-24

拝見しました。 陽を「陳腐で真新しい今日ってやつを知らせにくる」との表現が斬新だと感じました。「純白の理想は不在」な理由が「別々に色付けされている窓から眺めてる」からというのも良いです。 「製本」した「私」を「世間」という「棚に並べて」「品評会」という表現、この世の中に対する皮肉っぷりがむしろ清々しく感じました。 (俗物賛歌)

2018-10-24

拝見しました。 センスで持っていった詩ではなく、丁寧に丁寧に推敲を重ね練り込まれたという印象を受けました。 言葉巧みにこの詩の素晴らしさを語ろうと、この詩を一目した時の感慨には勝てない気がします。私的にはかなり好きな詩です。 「今生きていても活きれてなくて」が素晴らしいと思います。 (「浮遊の空と僕の影」)

2018-10-25

拝見しました。詩人に向けた、詩人としての筆者様の自己紹介のような、と受け取りました。 私も非常に共感できる内容ですね。自己承認の為の、詩、詩に限らず芸術家は皆それに近いのだろう、という考えも同感です。マイノリティも、その通りですね 笑。 (自己紹介)

2018-10-30

拝見しました。 生ということを「最低」と言う理由ははっきりとは書かれていませんが、「片割れ」を置いてきたから、という情報はあります。片割れとはなんだろう、しかしもっと気になるのは「君にも死が訪れること」を「嬉しい」と言う主人公はやはり客観的に見て「最低」だからこのタイトルなのか、そんな夢心地のような世界から「人参」を割って詩が終了します。なんとも不思議な世界を作り上げる技巧に感服です。 (最低)

2018-10-30

拝見しました。この詩のタイトルが「エール」とは凄いですね。優しい言葉をかけて励ます事へのアンチテーゼともとれますし、中々面白く感じました。 (エール)

2018-10-30

拝見しました。 タイトルにもなっている「冬の音楽」がいかなるものかに焦点を合わせる必要があるが、もし季節を現在と合わせ主人公の季節を「秋」とすると、何年も前に失った「指先の声」の持ち主が冬が訪れる度に現れてしまう、ととれます。そうでなくとも繊細に作られた詩であると思いますし、特に後半の展開が好きです。 (冬の音楽)

2018-10-28

拝見しました。不思議な作品です。 「あたかも被害者面で」とあるので主人公は加害者の可能性もあります。本能のままに、欲望のままにどこかへ助けを求める姿は狂気的ですが、それを自覚したような「本当は」~「生物だ」がやけに唐突です。しかしその唐突さもまたひとつのテクニックとなっているような作品でした。 (躁)

2018-10-28

拝見しました。 「風船」が「逃げていく」状況に「ごめんなさい」と。ここまでならありがちですが、この詩の面白い所は新しい風船を空へ流すところにあります。「必死に、命がけ」に逃げていく風船への感情移入は、主人公の姿を投影することもできました。 (風船)

2018-10-28

拝見しました。 詩の中で展開されるあらゆる風景が、全てまぼろし、と片付けられる構成が、世界が不思議ですね。「切符という音の/美しさを理由のすべてとして」が訳もなく好きです。 (ill-defined)

2018-10-30

拝見しました。 火葬の詩、と捉えました。「まちのぞまれている き がする」とは誰に、が不明ではありますが、暗い穴のような場所から「すすむ」と「おわりのはじまり」が起こり「からだがおかしく」なります。燃え尽きていく主人公は自分に何が起こったのかはっきり分からないままに死滅していきます。火葬を痛々しく表現した捉えどころもさることながら、平仮名も主人公の死んだ状態を表しているのだと考えました。 (解放)

2018-10-30

拝見しました。 火葬の詩、と捉えました。「まちのぞまれている き がする」とは誰に、が不明ではありますが、暗い穴のような場所から「すすむ」と「おわりのはじまり」が起こり「からだがおかしく」なります。燃え尽きていく主人公は自分に何が起こったのかはっきり分からないままに死滅していきます。火葬を痛々しく表現した捉えどころもさることながら、平仮名も主人公の死んだ状態を表しているのだと考えました。 (解放)

2018-10-30

拝見しました。失恋っぽい感じでしょうか。 「来世では幸せになりたい」を「戯言」 と言う通り、相手と別れた時の一時の絶望感を表しているのだと考えました。 「恋の魔法」というと可愛い表現に感じますが、それを失恋と結びつけたのは斬新に思います。 (恋の魔法)

2018-10-30

拝見しました。生、と死、その垣根を超越するような内容だと感じました。悲しい、と言いながら君が死ぬと嬉しがり、かと思えば死んでいるのは私、と、かなり難解な内容でもあります。ひとつ難点を挙げるとすれば、流石に内容が読み取り辛すぎる点でしょうか。しかしその独特の世界を楽しむだけの目的で作られたのなら、成功しているように思います。 (君が死んだ)

2018-10-31

拝見しました。 テレビを軸にして回り続ける主人公の周囲の人や自身の生活を、リアリティに、冷静に見つめている様が独特です。主人公自身のことはあまり書かれず、主に周囲の人々を通して主人公が思ったことを詩に乗せて語るその状況はまさしく「俯瞰」、いい詩だと思いました。 (テレビジョン)

2018-11-01

俯瞰、のカギカッコはいらなかったですね、訂正します。 (テレビジョン)

2018-11-01

じゅうさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 コタツは魔物ですよね。私も入ったまま眠ったりしないよう気をつけます 笑 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-01

仮名吹さん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 ユーモアで終わらさなかった所が素晴らしいと思いました。今月も楽しみにしております! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-01

みうらさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 これはまた難解な…という感想をまず。ユキとは結局のところどういった存在なのか、それが不明瞭でありますが、兎に角前文をお褒め頂きありがとうございます。私がもしなんらかの賞を頂けた時に10年後、20年後もニヤニヤ見続けているようなダサい大人になりたいものです。 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-02

祝儀敷さん、コメント拝見しました。ありがとうございます。 最多ですか、羨ましい、とも言えますが、それはもう間違いなく祝儀敷さんの実力によるものでしょう。今作も素晴らしいものでした。次作も期待して待っております。 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-02

桐ヶ谷さん、コメント拝見しました。ありがとうございます。 気持ち悪い詩、それを書ける技術もまた能力の一つだと考えています。また、私は本作を気持ち悪い詩、だけではない美しさも魅力的だと思いました。素晴らしい作品だと思います! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-04

ボルカさん、コメントありがとうございます。 掛け値なしの、傑作を書くこと。その言葉を真っ直ぐ言い切れる人こそが「アーティスト」「芸術家」と呼ばれる方々なのだと考えております。本作はまさに芸術家の1作であると考えております。掛け値無しの傑作、私も是非見てみたいです、次作も楽しみにしております! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-04

ruraさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 御作の技術は私の心を掴んで離しませんでした。次作も読ませて頂きます! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-04

ステレオさん、こんばんは。コメントありがとうございます。返信遅くなりまして大変申し訳ございません。 ステレオさんの詩、素晴らしかったのは事実です。いやしかし、やはり最後はみうらさんに気持ちを持っていかれてしまいました。奪われてしまった、心が。 これほど素敵で素晴らしい詩を生み出したみうらさんには脱帽ですが、ステレオさんの詩もまた押し迫る素晴らしいものでした。これまた脱帽です。私もコーヒーを飲みつつ、日曜に備える所存であります。楽しみにしております。 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-14

拝見しました。お気を悪くされたら申し訳ありませんが、何故だろう。美しい情景描写。主人公のきめ細かな心情描写。テクニカルな表現技法。これといった決め手となる優れたパラメータが高得点な訳では無いように見えながら、素晴らしいと感じるということはこの詩の何かのレベルが高いのでしょう。これが、良い、と具体的に取り上げることが出来ない私の能力が未熟だと薄々感じながらも、しかし何度でも読み返せ、楽しめる何かがこの詩には存在します。 (目的地)

2018-11-01

拝見しました。 これは凄く良い作品ではないでしょうか。内容的には、殺される豚、それを身近に感じない者、の能天気な思考、と割と食傷気味にも思えますが、また後半のドリルが出来てないことを他人のせいにして、かつ、ばかだから、聞かないだろう、と切り捨てる最低っぷり、その様を非常に丁寧に編み込まれている様子が伺えます。その理由の一つとして、掘り下げても掴みづらいレトリックを多様しつつも、全体像は把握しやすく作られている点、文章量はそこそこ多くとも何故かさらりと読めてしまう点、本作は非常に緻密に計算された、優れた詩です。 (落星の日)

2018-11-02

拝見しました。 リストカット、の描写から始まり(厳密にはそうではないのかもしれませんが)、ライター系の仕事をしているであろう主人公の苦悩が描かれています。呪詛、を吐きながら「足りない」ものを数える主人公は負の堂々巡りに陥っており、本作ではそれが過剰なほど描写されています。ライター系に限らず、芸術(詩も含め)に携わる人々は誰しも、ここまではいかずともスランプの時期はあるものだと思います。その意味である意味、親近感を覚える内容でした。 (血)

2018-11-02

拝見しました。 ワインを使った彼等の心情描写、見事だと思います。巡礼者をどう読み解くか迷いましたが、私は、彼が理想の相手、つまり「女神」を求め歩く様子だと考えました。締め方が魅力的です。ワインを飲み干した後の、(これを「感情」を飲み干すと表現されております)ほんの少しの残りを示して終わる、そこに何とも言えぬ切なさを覚えました。 (女神)

2018-11-02

貴音さん、ありがとうございます。優良!目に余る光栄です! そしてたった今から、柿原さんは俺の憎き敵になりました。よろしくお願いします。 (貴音さんの選評【10月】)

2018-11-02

憎き柿原さん、その通りです。これが大賞候補の階段を踏んだものの洗礼でございます。 (貴音さんの選評【10月】)

2018-11-02

拝見しました。 コミュニケーションの難しさを語る詩、と読みました。それを白紙の紙と表現した、と。余りそれが上手くいってない事が分かりますが、それが特定の人と、ではなく、誰とでも、白紙になってしまう、という内容が心に刺さります。しかし、唇を噛みながら、それでも前へ進もうとする主人公には勇気づけられる側面もあります。この締め方がなければ、心に刺さる、だけの作品になってしまったような気が致します(それもそれで味があったのかもしれませんが)が、最後「手を伸ば」す事によって、主人公の決意、という地点へ詩を昇華する事が出来たのだと考えました。 (消される続き)

2018-11-02

拝見しました。 最初のパートが一番面白いです。続いてサイゼリアも笑いました。 後半も良いです。しかし読者的には、笑いを目的として書いたのか、後半で分からなくなって来る事は少々問題かと。つまり軸が突然増えてしまって、どっちを軸に読めばいいのか分からなくなってしまいます。 再読する際に、単純に笑い、ユニークな情景を楽しむのが良いのか、そこに主人公像を浮かばせ恋、の詩、として読み解くべきなのか。確かにユニークでもあるがそれだけではない、そういった作品もありますが、しかし本作は場面転換が唐突過ぎて前半と後半の色が明確に分かれており、接合しようとしても心理的抵抗を感じる作りになってしまっています。 またもう一つ、余りにユーモアセンスが良すぎて、いっそユーモアで終わっていれば、と、ユーモアの色が強すぎるが故の弊害が生じてしまっております。恐らくアイデアがとめどなく溢れ出てしまったのではないかと。 前半、後半、どちらもそれぞれ見どころがありますので、別の作品として分けて作っていれば良いのかもしれません。 (短い話)

2018-11-02

ステレオさん、ありがとうございます。優良に選んで頂き光栄です! (【選評】201810XXの乱。ステレオが行く!「見せてみよ。己が勝負魂」)

2018-11-05

拝見しました。 あの日、の大切さを詩が流れるように語る様は美しく、切ないです。ハンカチをミシンで仕立てていますが、そのあと「帰ってくるように」と述べており帰ってくる可能性を秘めています。いや帰っては来ないけど信じているだけなのかもしれない。あの日、がもし誰かとの思い出を指していると仮定して楽しく読みました。いい作品だと思います。 (かえっておいで)

2018-11-05

拝見しました。 ひょっとすると前作の続きのような詩、かもしれないと思いつつ読みました。 やはりまぼろし、まぼろし、で埋め尽くされた詩の中にも固形物のような現実が浮き出す作風、内容は素晴らしいです。 (unconfessed)

2018-11-05

拝見しました。 どことなく、ですが、(私の大好きな詩である)百均氏の作品「屍」を思い出させるような作品でした。 主人公の出生、に対する、世間の冷たい目、を表す作品と感じました。じょり、という擬音が効果的に使われていて脳内に反響します。また鳥肌、という用語も適切なタイミングで差し出される為、詩としてのバランスの良さを感じます。 もう一つ惜しい、と思ったのは、整いすぎている点、でしょうか。バランスがしっかりしているが故に、内容的に主人公の心情を類まれなる圧力を持って伝えるまでには至っていない、そこが惜しいように思いました。とはいえ詩作品としては好きなジャンルであり、楽しく読ませて頂きました。 (三日目の鳥肌)

2018-11-05

拝見しました。これは面白い。 まず江戸っぽい雰囲気がプンプンしますが、それが明確に示された訳では無いのにそうだと確信させる、まずそこが素晴らしいですね。 それは口調が主な要因ですが、その独特な表現が臭くなく自然に溶け込んでいる。これは詩に慣れていないと塩梅が難しいと思います。この点も良い。 最も良いと思った点は、「清濁併せ」「呑み」ののみ、の部分ですね。私の感覚だと清濁併せ、持ち、と内面を表す表現に感じますが、本作では「呑み」。つまり内包されているのではなく外部の清濁を表している、この点が面白いと思いました。 (清濁併せ呑む )

2018-11-05

なかたつさん、私の作品をお選び頂き感激です。 なぜ、詩、を書くのか。前文ではそのように我々に問いかけています。推挙頂いた「『藤井龍平の肉薄』より」では、文中でも触れられているように、ある憧れの詩、に近づきたく、その境地に辿り着きたい欲求から、始めた、と書きました。本作のコメントでも述べたように、これは私が詩を書く理由の一面に当てはまります。 しかし、詩が例えるなら面の多すぎる多面体だとすると、なぜ、詩を書くのか、というテーマもまた多面体のように様々な理由があり、それが重なって〈詩を書く〉という形に落ち着いていると考えています。 私は昔、「男の地下道の中心音」という作品で推薦を頂いた覚えがあります。その選評を書いてくださった方が、(違っていたら大変申し訳ありません)確か私の記憶だとなかたつさんだったことも記憶にあります。あの選評を拝見した時、私の作品をここまで深く、究極に追究してくださったことに感動しました。あの時から私は、ビーレビューという場所で、もう一度なかたつさんに選評を書いて頂く為、投稿し続けた、という事は一面としてある事は間違いございません。 今回は私の悲願が叶った形となり、これ以上なく嬉しく思っています。やはりここまで、私の作品を、最早研究と称しても良いくらいの勢いで書かれた選評は他にありません。ビーレビュー続けて良かったです。 他の方に対しての選評も、私がコメントでは捉えられなかった箇所をズバズバと捉えられていて気持ちが良いです。素晴らしい選評だと思いました。 (10月投稿作品選評 ―名詞が持つ働きとは何か―)

2018-11-14

拝見しました。 愛犬との日常。そのかけがえのなさを、高い技術を持って書かれています。 「熱い一杯のスープのように/なみなみに注がれた夢の中で」この一文は中々生み出せるものでは無いように思います。 本作の愛犬が12歳、である所にまた、いつ失われるか分からない、そんな切なさを覚えました。 (ピピ(十二歳の犬へ))

2018-11-14

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