ふじりゅう

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バカの一つ覚えのように詩。中途半端なちからで頑張る方が楽しいと。幸せと苦しみの狭間で揺れる捻れた世界を表現したい。B-Reviewアカは下記より。本アカはこちら→@kamirkmmt 実は現代詩フォーラムもやってました→https://t.co/VZhqzt1eaG

自作のまとめ(+仮置き場)

帆場さん、ありがとうございます! 自分を中心に世界が回っている事を大前提として、かつ自分の価値観が正しいことを前提に腐った理論を垂れ流すやつ、そんな割とどこにでもいそうな面倒なやつをネタにしたい衝動を抑えられませんでした。 >カッハーツ神?何?馬刺し、いかんの?知るかボケ!となる。 そうですよね。そんなん知るかよ!というツッコミ待ちの側面もあるような気がしています。 他方、私もいまひとつ何かが足りない気がしております。仰る通り、変なブログの域を超えていない感覚。入れ子構造も考えたのですが、蛇足な感じがして、結局取り入れませんでした。やっぱ取り入れた方がよかったかも、とか色々考えさせられる作品です。 不快な感覚は確かに出し切れていないですね。何となく、文章に一貫性がないのが痛い気もしています。文に一つの芯のようなものがないというか、真っ直ぐに進めていないというか。 ともかくコメントありがとうございました。次作もご期待ください。 (【DER4】 偉大なる恋愛論者のブログ )

2019-08-21

ご投稿ありがとうございます。歌詞としての側面が強い詩とお見受けしました。弾き語りをやっているとのことで、動画にて楽曲とともに投稿されると印象がまた変わるのかなという考えです。 詩としてみると、せっかく「アイドルガール」という語句があるのに、アイドルガールの情報がJPOPでよくあるフレーズによって凡庸なイメージになっている印象を受けました。ひとつの言葉を光らせるための、押し上げるための工夫を凝らしてみると、さらに良いものが出来上がる気がしております。 (アイドルガール)

2019-08-20

優れた作品だと感じた。まず、ハモニカの「ネ」と、音をカタカナにすることによって、まるでネが「ミ」や「ファ」のような一つの音階として捉えることが出来、音と書くだけでは必ず表現出来ない優しい響きを想起させることに成功しているほか、ハモニカが出す音も一つの音の表現のひとつにすぎないのだと、そんなことも考えさせられた。 また、ただ人民が枯れたと表現するのではなくわざわざ「民草」としたことで、枯れた民の草がごろごろ転がる焦土のようなそんな光景を見ることができる。 様々な場所の「石」を表現することに最初戸惑いというか、なぜこのような表現をするのかの疑問を抱えながら読んでいたが、最後に「戦地の石」を持ってくることによる、ある種複線の回収というか、すべての整合性が取れたというか、そのような心地に至った。かつ、その帰着点はただ「戦争反対」と唱えるなどでは表せない読後感、非常に後味の良い印象を受けた。その感慨は、ハモニカを「黙聴」するという絶妙な言葉選びもその一役を担っていると感じた。数千数万数ある言葉の中から、最適な、作者の思いを最も込められる語句が選ばれている感覚がし、高い実力を感じる作品だった。 (炎夏のハモニカ)

2019-08-20

面白いことをされているな、という印象です。 表現の自由(ひいては、恐らく今話題の某騒動)を土台にした「書かれない詩」として、×の部分を読者に想像させたり、インパクトがある作品へ押し上げたりといった地点に到達できている作品とお見受けしました。 同様のケースで、極めてぶっ飛んだ作品として渡辺氏の「少女ヌード写真集から見る昭和性風俗 ―雑誌『(検閲済)』を中心に―」(https://ncode.syosetu.com/n7551fb/)という作品があり、それに比べるとこちらの方が柔らかく読みやすくもありますが、個人的な勝手な考えとしてはぶっ飛び具合がほしかったな、という印象です。 (表現の自由)

2019-08-20

ご投稿ありがとうございます。 旭日旗、裸足で漕いだ自転車などの、普通っぽいけど普通じゃない、読み込むとその異常性に気付ける詩は久しぶりで、うれしくもあります。フレーズや文章のひとつひとつに繋がりが見受けられず、しかしそれがただ訳の分からない詩になっていない、つまり深読みすることの意義を感じる詩です。 私は、病気がちで海にも行ったことのない主人公が、家を抜け出した描写を書いているのかなあとか、そんなことを感じました。いい意味で読者に投げられた詩として、好感が持てました。 (夏の密度)

2019-08-20

運営の藤井です。まずは事務的な事柄から。コンクリートポエムのタグがついておりますが、当方の見解としては視覚的な要素が見出せませんでした。タグの説明は新規投稿ページのリンク確認できますのでご確認ください。 作品を読んで。まずはご投稿ありがとうございます。音楽の歌詞のような側面のある詩とお見受けしました。詩として読むと、語句が唐突に始まり、それが一瞬で忘れ去られるような形はやや違和感を感じました。例えば「ピエール滝」のくだりなどは、言葉遊び以上の、いわゆる詩情を出すに至っていない感覚はあります。 しかしながら、これは楽曲が付くと評価の増す詩だとも感じました。YOU TUBEのリンクにより動画投稿も可能ですので、ぜひともお試しください。 (快楽)

2019-08-20

ご投稿ありがとうございます。 この詩が温かく、微笑ましく映るのは、ひとえに「元谷」という具体的な人物を冒頭で持ってきたところにあると思います。この人物がいると最初に明言したからこそ、以下の詩句がすっと読者の頭に入ってくるような仕組みになっていると考えました。 (oasis)

2019-08-20

ご投稿ありがとうございます。前半~中盤が非常にきれいにまとまっており、退廃的な情景が読者に浮かぶ構成になっていることは十分作品としていいレベルに達している印象を受けました。 他方、後半はやや失速したような感覚がありました(理由はすべて左部さんの通りです)が、読んでいて共感できる所も多く楽しませて頂きました。 ぜひとも投稿、合評共にお楽しみ頂き、自作の発展に繋げていただければ幸いです。 (ペンチメント)

2019-08-20

どうにも強度に欠けている印象を禁じ得ない。一つ一つ、細部を見れば左部氏の技術を前面に押し出した作風は見受けられ、そこは安心した節はあるものの、ややストレートに書きすぎている箇所があった。 >スマホの写真は消しちゃったしさ >すこし前にもらったお財布だって もう >それに、 >声や、匂い、こぼれ落ちる涙におぼえた >あの感情も このあたりの表現は、もう少し、左部さんの技巧をもってすれば例えば「スマホから消えていく写真」という情景に更なる詩情を与えることも可能だったのでは、という考えが生まれてしまった。 他方、記憶→荒野のつなぎ方、また台詞のパートの、特に「きもいよね→きもいんだよ」という切り返しなどは魅力的で、純粋にさすがだな、と感じた。 (人間の肥やし)

2019-08-20

陰鬱な描写を陰鬱なまに放出した作品とみることができた。クマゼミでなくわざわざアブラゼミを選んだのは、社会的に疎外感を受けていると認識している主人公の自覚無き表れなのかとも思えるし、またセミにたとえたことで「なく」を、作中でも述べてある通り怒りなのか、泣きわめくことなのか、その他様々に解釈できるゆとりを持たせてあると考えた。 (魅惑の空腹)

2019-08-20

上記のコメント、修正します。痔→痣です。失礼しました。 (青痣)

2019-08-20

死んだ、時間の止まった部屋の描写や空気が逃げていく点、テレビを見続ける腐ったような主人公の描写が極めて生々しく、リアルに思い浮かぶように作られている点が面白く感じます。 君が死んだ後の、主人公の羨ましがるような感慨は、むしろ君への信頼関係によるものなのだろうか、とも考えました。どこか退廃的ではあるものの、完全に腐り切った情景を捉えた訳ではなく一抹の光明を用意している点が、本作を読み終わった後の砂利っ気のない、後味の良い印象を与えられていると思います。 (スターの君と部屋の私)

2019-08-20

貴音さん、コメ汚し失礼します。 宮田さん、こんにちは。運営の藤井です。 宮田さんのこちらに寄せられたコメントは、本作への返詩ということでよろしいでしょうか。 作品に関係の無い(合評、感想ではない)と捉えるに至るもしくはそれに明確な意図を示していないコメントは、その意図を明確にしてくださらないと、〈作品と関係の無いコメントを寄せる荒らし〉と判断致す場合がございます。 こちらのコメントが、明確に返詩と捉えて良いのか、もしくはまた違った意図があるのか、ご教授願いたく存じます。 もし返答がなく、この様な行為が続く様でしたら、非常に心苦しいのですが忠告やカード発行に至る恐れもございます。 私からは以上です。 (スターの君と部屋の私)

2019-08-20

ひと月またいでの、再度のご投稿ありがとうございます。 特に気に入ったのは、 >あらゆるものが >消え去ってゆくからこそ >素晴らしいのです という部分で、その後時を与えたストーリーは感じ入るものがあります。言わば宇宙的な、そんな方向でありながら神を中心に据えた点も面白いです。 合評活動に励んでくださり幸甚の至りです。これからもビーレビをお楽しみくだされば幸いです。 (時をあやつる女神)

2019-08-20

実に面白いことをされているなという印象を受けました。 本作は特に、田舎の牧歌的な場所で言い伝えられている、嘘か誠かも分からぬ話、逸話を、言わば客観的に眺めているような作品という印象を受けました。 視覚的表現も、同じ文字を使って様々な景色を描く事で、ある種水墨画のようななんとも言えぬ古風の味を出していると思います。 (ぬくい ≪令和元年八月版≫ )

2019-08-20

再度の投稿ありがとうございます。 面白く読ませて頂きました。痔を蜘蛛と捉え、それが自分の体から言わば生えているような所に対する不快感、気持ちの悪さを感じさせてくれる作品です。 これからもビーレビにどんどんご参加くだされば幸いです。 (青痣)

2019-08-20

渡辺さんの仰ることと殆ど同じになってしまいますが、四角を「シカク」としたところに本作の真骨頂があるのではないかと考えました。 いわゆる言葉遊び的な作品ですが、「まる」で「シカク」というタイトルセンスは素晴らしいものであるし、その中で一点、真ん中の図形のみ「四角形」になっている辺りに造形美を感じます。 (まるでシカク)

2019-08-20

黒髪さんの作品に、例え内容が明るくないものでも毎度の事ながら感じる温かみは、筆者にしか出せない特異な能力であると思う。本作はそれが冗長に続くのではなく、ピシャリと簡潔に述べている点で進化した印象を受けた。 特に、朝を希望のものとして捉え、普通であれば誰にでも訪れるはずの「朝」を、「全ての朝は誰かに対してしかやってこない」と記した点は非常に面白く感じる。 転じて、本作は語句が観念的であり、視覚的要素や思考の裏付けはあまり見られないとも感じた。このような場合、普段であれば「視覚聴覚嗅覚といった具体性が欲しい」と申すのだが、黒髪さんに限っては、むしろ観念的な作風を突き進んだ方がより良くなると考えている。 思考の方向性、「朝」の捉え方、見るべき部分が多くあり、いい作品だと思った。私としては、黒髪さんの持っている観念的思考を思い切りぶつける作品の方が、爆発力があって良いと考えた。 (暗闇)

2019-08-20

詩という媒体が、読み解くことに重要性を与えているないしは読み解くことで味わいが深くなる作品が多い中、本作はまるで自らの細胞の一部であったかのように、読み解かずともすっと頭に入り込んでくる。かつ奥行きがあり、たまに無性に飲みたくなる、行き付けの喫茶店のコーヒーのように中毒性がある。 本作の極めて特異な点は、案山子を取り巻く田園風景や、後半の潮の香りに至るまでを、読者がまるでそこに行ったことがあるかのように身近に感じられることだ。また、案山子の魂はその場所を「離れられない」という一点が、本作を温かみある魅力的な作品にしているし、このストーリーの切なく、温もりある詩がチープになっていない辺りは、筆者の高い実力によるものだろう。 (案山子の足)

2019-08-20

コンクリートポエムのタグがついておりますが、私としてはコンクリートポエムだとは認識しかねる文章でした。作者としての視覚詩の要素が存在しますなら、ご教授願えると幸いです。 作品の感想ですが、カーテンのくだりがなんか切なくなりました。また、喫煙者の自分としては、タバコは好きな時に〜が、女性の気持ちを代弁しているように見えて、タバコ止めなきゃなと、何となくそんなことを感じました。 (短編集)

2019-08-20

優れた作品だと思った。所々「白」が本来の漢字と違うところがある(勘違いでしたらごめんなさい)が、それが逆に本作を面白い文章に押し上げた節はあると考えた。 また、左右の白を重ねて読むときちんと文章になっている点に、かなり練り込まれた作品であるという印象を受けた。 (古い月の粉 )

2019-08-20

投稿ありがとうございます。 コーンのくだりが考えられた表現だと感じました。また、全体的なストーリーとして、筆者の思いが詰まったような印象を受けます。 アドバイスとしては、標語寄りになりすぎているのかな、と考えました。詩として見ると、例えば「想う」という漢字を使われていますが、これは「思う」よりよっぽど高いレベルで対象を考えるという差があります。そのことを考慮すると、「想う」を使っているのなら、どれだけ想っているのか、とか、タイトルを「俺は手料理で牛丼を作った彼女と別れた」とかにしてその方向でストーリーを組み立てるとか、何にしても思いの丈をもっと明確に書いていたらもっと良かったと思います。 合評活動に励んでくださり非常にありがたく思っています。これからもビーレビでの執筆、合評活動を大いにお楽しみください。 (牛丼とトウモロコシ)

2019-08-20

>森に行くと風変わりな鳥の声、 >谺にも人生でも聴いたことのない悲鳴が迸りでた >胸を掻き乱されてわたしは小径に立ちつくす ここの表現が特に魅力的に感じた。逬りでた、を悲鳴と繋げる所にある種のセンスを感じるし、構成が練られている印象を受けた。 全体として戦争を捉えていると見受けられるが、救いのような描写への移り変わりが実にスムーズだと思った。緑色の風、の表現が明るい情景へのスイッチのように働いていると捉えた。 他方、読み手としては少々長い印象もあった。怒涛の如く押し寄せる技巧的かつ練られた詩句によって一気に読み切らせる類の作品ではなく、ゆったりとじっくりと詩句を繋げていると見受けたので、それならば完読させる配慮があっても良いのではないかと考えるところ。 (あなたの水の眼)

2019-08-20

少し書き足りない印象を持った。本作において、誰が、どこで、何をしていて、などの基本情報があまり無く、殆どが精神内の出来事で完結されているのが勿体ない。 また、多くの感情表現(狂っていく、気持ちが悪い、など)に対して、裏付けというか、そこに至った過程を描くことが出来たなら更にリアリティの増す作品が出来上がると考えた。また、本作はそうした方が、読者の心を掴めるのではないか、とも。 他方、 >エレベータは冷たい棺桶のようで >羽根を広げたまま踏み潰された こちらの詩句は練度の高い表現と感じた。羽根、という語が言わば唐突に現れたことで、大空を羽ばたきたかった情念を想起させられるし、エレベーターという、動く狭い箱を「棺桶」と直喩することで、無言で動くエレベーターと世間を繋ぎ合わせることも出来た。 (夏の記憶か幻想か)

2019-08-20

非常に良くできた作品だと思った。冒頭から、なぜ編み物をするのか、に対する「雌雄」「まぐわい」が、彼女が実際に発した発言であることを皮切りに、それをビリビリにした主人公、喧嘩しながらなおも編み物を止めない彼女の執着が淡々と描かれている。それは「淡々と まぐわいを」という詩句からも表されている。 いわゆる性的な語句も多く使われている中、それらが全く雑味を帯びていない点が非常にテクニカルであり、また尖り切った2人や自己への不満足、それをある種達観している様を「多角形のパラメータ」や「頭が弱いだけの」などの詩句で読み取れる辺りが大変魅力的。また、いわゆる狂気を捉えた作品とお見受けしたが、狂気による他者への一方的な被害、苦悩といった陰鬱な狂気ではなく、二人ともが狂気じみており、尖り切った二人だからこそ生まれるいびつな空間を描き出したことが素晴らしく面白い。 最後、誰にも渡すことの無いマフラー=自分用ではない、要は使用し汚れ洗濯するという過程を通らずに、使用しないのに洗濯をし続ける「に違いない」という主人公の雑感はさりげなく異常であるし、異常をさり気なく描き出していることで初読時、再読時両方でに読者を惹き付けることに成功していると考えた。 読み違えがあるかもしれませんが、悪しからず。 (編み物)

2019-08-20

taishi ohiraさん、こんばんは。運営の藤井です。 自身へのコメント、さらに全く関係の無い宣伝行為はお止めくださいと再三忠告したはずだし、こちらのコメントは作品投稿から日が経ってのことです。フォーラムにも書いております。 氏は我々の要望を聞き入れる気がないと私が享受した為、イエローカードを発行します。 イエローカードは2枚目なので、オレンジカードとなります。詳しくはフォーラム(https://www.breview.org/forum_blog/archives/393)をご確認ください。 (生まれてきて幸せだった。)

2019-08-20

>嗚咽交じりに吐き出そう 君への思いを書いていながらとりこんだ、言わば「君の残骸」を「吐き出」す、この構図は若干不思議ですが、何となく理解はできます。 個人的な考えですが、上記箇所がけっこう魅力的なので、この表現を中心に構成した方がさらに良作に近づいたような気がします。 >君が好き 君だけが >君だけに 君だけを ここはなんか特にもったいない気がしました。「君が好き」という一点を様々なひらめきやテクニックで表すのが詩の醍醐味である中、この箇所にその工夫はあまり見られないような気がしています。 貴殿は合評活動に全く参加しておらず、コメントへの返信もない状態とお見受けしました。ぜひとも合評活動に参加し、作品をたくさん分析し、自作の発展に繋げてくだされば幸いです。 (それだけのために)

2019-08-18

7月にひき続いてのご投稿ありがとうございます。 読んでいてみずみずしい気持ちになります。 >締め切ったカーテンを開き >あなたから借りた本を眺め >わたくしが破り捨てた原稿を拾う >原稿を引き延ばし >昨日の >先月の >一年前の >あなたを描く このあたりの具体的な描写がいいです。詩は心理描写、特に書き始めはテクニックが備わっていない中で心理描写ばかり使いがちで、具体性に欠ける作品ができやすい中、ストーリーがあり、読者が読み取りやすい配慮がなされていると感じました。 アドバイスとしては、上記に対して、心理的な描写は工夫の余地があるのかな、というところです。テーマ自体は比較的よく聞くものですし、悲壮感のあるものなので、主人公のどこにも吐き出せない辛さ、いたたまれない気持ちをもっとエグく書き出しても良かったのかな、と思うところです。 みすずさんはこれまで、合評活動に参加されていない言わばフリーライドな状況なので、是非とも合評に参加して頂き、たくさんの作品を読んで自作に反映してくだされば幸甚です。 (朝)

2019-08-18

筆者が述べている通り大変難解で、私のような無学にとっては、本作を理解するのは油を塗りたくったのぼりぼうを毛糸の手袋で昇るに等しい、つまり極めて困難なような気がします。 ただ、なんだろう、るるりらさんの仰る「春の修羅」のような、見るだけで圧倒されるなにかが詩句に存在するような気が致しました。ただ難しい漢字を羅列しただけでは絶対に得られない、詩文に広がる圧倒されるような、おどろおどろしいような何か。それは何だろうか自分はわかり得ようもなさそうですが、非常に記憶に焼き付く作品であり、他の皆様の感想も読んでみたい心境です。 (球壜燈、単性磁極に拠る分節《わたしのピラマティスティーテ》)

2019-08-18

拝読しました。朝の描写が大変美しく、個性的になっていると感じました。 >虫の音の朝が >浮き出している 訪れるわけでなくやってくるわけでなく「浮き出している」としたところに、筆者のこだわりを感じます。 >夏のよだれの中で解体する 夏の溶けるような暑さを非常にうまく表した言葉だと感じました。 他方、惜しいな、と思う点もいくつか。 詩としての、心情描写の掴み具合がもう一歩ほしいなと個人的には感じました。風景描写は大変すばらしいものですが、詩句のほとんどがこの朝の描写となっているので、主人公がこの朝に対して、好き、最高、などの言葉以上の描写がほしかったな、と思うところです。折角風景描写はテクニカルなので、心理描写にもっと注ぐことができれば本作はさらに良くなるのでは、と考えた次第です。 >最高ですか!? >さいこうです!!! ここの下りは私としては、今までの清々しい、幻想的ともいえる詩の流れを断ち切るような印象を受けましたが、何となく狙ったものなのかも、とも感じております。 (小心者の朝)

2019-08-18

藤一紀さん、コメントありがとうございます! たしかに、本作がハッピーエンドかと言われると、必ずしもそうではない(し、ハッピーエンドかもしれない)という微妙な立地に着地してしまった感はありますね。 わがままどんとこいですね 笑 読者によって作品の是非や難点と思われる部分は違ってくると思うので。 ちょっと、読み手がどこへ向かって読み解けばいいのか判断が付きにくい作品を作ってしまった感じはあるので、さらなる良作を目指してがんばります。 (気まぐれな茜)

2019-08-16

こんな雑念に満ちた思考ながら、なんかおしゃれな詩になっているところがさすがだなと感じます。 本作はタイトルが極めて効果的に働いているような気がします。タイトルがこれではなかったら、凡作にすらなってしまったかもしれないところを、「ヌーディストビーチにあこがれて」とすることで想像を膨らませることに成功していると感じました。 (ヌーディスト・ビーチにあこがれて (version2.1))

2019-08-16

仲程さん、ありがとうございます! 主人公は戦争と見まがうほどの現代社会から逃げ出すように、何も思考せずただ茜を眺める。その様に、言葉にできない祈りもあるのかもしれません。 良い作品とおっしゃって頂きありがとうございます。がんばります! (気まぐれな茜)

2019-08-16

タカンタさん、ありがとうございます! じつは、これ、戦争はテーマじゃなくて比喩なのですよね。しかしながら、たしかに非常に分かりにくく書いちゃったな、という後悔はあります。 ともあれ、返詩ありがとうございます。女に対する主人公の心情、それとリンクする戦争の殺伐とした描写の繋がりなど、やっぱめっちゃ上手いと思いますね。ぜひ次作もよろしくです! (気まぐれな茜)

2019-08-16

蛾兆ボルカさん、こんにちは。運営の藤井です。作品内容と違った内容となりますこと、恐縮です。 削除依頼の件、了承しました。只今削除の方完了しましたのでご報告いたします。 ただし、大変失礼な言い方となってしまうこと申し訳がないのですが、次回以降は同様の事例においての削除依頼を承ることが出来かねます。どうかご承知おきの上、ファイル形式など投稿前画面にて今一度ご確認の上投稿完了されますこと、どうぞよろしくお願い申し上げます。 (ヌーディスト・ビーチにあこがれて (version2.1))

2019-08-15

せいろんさん、ありがとうございます! 自分にとって茜は、なんとなく赤のイメージですね。紫も多少あるかもしれませんが。 littlegirlはまさしく戦争のイメージですが、そこに無機質さを含ませないようにはしました。 ありがとうございます!次回もがんばります。 (気まぐれな茜)

2019-08-15

エイクピアさん、ありがとうございます! そうですね、茜を土台に、様々な具体的な、あるいは抽象的なイメージで茜を色濃くしていく手法が結構好きでしばしばやっちゃいます。期待感とのこと、光栄に存じます。ありがとうございます。 (気まぐれな茜)

2019-08-12

舞浜さん、ありがとうございます! 仰る通り、スピードはけっこう意識しました。1連目の静止した穏やかな茜と、対比するかのように後半加速度的に増す労働風景、そして再び静止、から動へ、このリズムは意識したところですので嬉しい限りです。 コメントありがとうございます! (気まぐれな茜)

2019-08-10

survofさん、ありがとうございます! 本作が読みにくい理由のひとつとして、1箇所ミスがあります。 >栄養バランスの崩壊したおにぎりを >みるみるうちに着火剤とする >私達は摩耗した蒸気機関の >メンテナンスを常に忘れているらしい の、着火剤とする「から」を抜いてしまっていました。この痛恨のミスが本作を読みづらくしている一因だろうなと感じています。 仰る通り、何回も読んで味のある作品を目指したいとは思っていますが、そこに至るまでには、さら読みした時の圧倒感が必要だとも感じていて、これがなければただ人を寄せ付けないだけの作品になってしまうだろうなとも感じています。その意味では、本作は人を寄せ付けづらい作品なのだろうなとも考えていて、中々両立は難しいものです。 他方、詩は読み解くものであり、読者によってその読み方が多様に変化するとも考えていまして、その意味では「作品そのものをどう読みたいか」は言い得て妙です。ただ、だからといって書き手が意味なく、言葉の響きのみで選んで、あとは解釈に任せるといった投げやりな詩を書いてしまうと魅力は(自分の作風では)ほとんどないだろうなとも思っていますので、一つ一つに意志を与えています。 あくまで私の込めた思いですが、本作は「働き虫」がベースにあり、戦争の描写も働き虫の生き死にの姿であります。 ご明察の通り、littlegirlはlittleboyとかけてあります。しかし、わざとgirlにしたのは、そこに無機質な爆弾を想起させたくなかったからであり、着信と相まって、人の衝撃、そして人による死を連想させたかったからであります。 長文ありがとうございました。次作も後期待ください。 (気まぐれな茜)

2019-08-10

みうらさん、ありがとうございます! こんな悲しい世の中で生きていくですとか、私辛いでしょ系で作品を終わらせたくない気持ちがあります。 あざとくないとのお言葉、ありがとうございます。らしさを感じて頂き光栄です。 (気まぐれな茜)

2019-08-10

>ドライブにいこうかしら この締め方に魅力を感じました。なんか生き物をおもう心が、このひとことで爆発的に増したような、そんな感情を抱きました。 (夜の徒然)

2019-08-07

きおくが俗物的なものではなく、もっと壮大なものとしてとらえられている。詩としての幻想性があります。もったいないと思ったのは、その幻想性、筆者が作品に込めたかった思いが上手く読者に伝えられていないのではないかという点。例えば、きおくが主人公にどのように内包されたものなのか、光とは具体的にどのような形であり情景なのか、様々な言葉によって表現できるようになると、本作はさらに芸術的作品としてのクオリティが増すのではないかと考えました。 ぜひとも、合評活動(コメント活動)に力を注いでみてはいかがでしょう。書くことも極めて大切ですが、作品を読むことも等しいほど大切なものと考えます。さらにいうなら、返信がくると楽しいですよ 笑 (きおく)

2019-08-07

ミナミトビハゼ >何見て跳ねる >Knock me please >やさしくほほ笑んだ >あの人は元気かね このフレーズが印象的です。若者の熱意をもった求愛ではなく、老衰したものの「あの人」を想う姿、そのような落ち着き払った心情が垣間見えました。 (八月の汽水域)

2019-08-07

これは・・・なんだろう 笑 だれかに宛てた手紙のようでもあり、独り言のようでもあり、しかしどこか殺風景な空間を想起させられる作品です。 ごみだらけの玄関、枯らしてしまった青々とした何か、これらが、ただ自堕落な人間として終わらせてくれない深みを与えているのが良い感じです。 思うに左部さんが渾身の力を込めた、スマッシュヒットを狙って作った作品ではなく、ある種実験的に、未開拓地を切り開こうとする作品のようにも思えました。勘違いであればすみません 笑 (あるいはそれは)

2019-08-07

特に1連目がいいかんじだと思いました。透き通るような場所が、実際の光景なのか妄想の産物なのか、いい意味でどっちつかずの書き方がいいなと思いました。 (サンクチュアリ)

2019-08-04

拝見しました。最初の改行なしパートから、一行空けパートの転換が面白い他、内容もなんかクスっと出来ました。あと、主人公の頭に何故か残り続ける若者の会話、この構図がなんか良かったです。なんか腹立つけどなぜか忘れられない、みたいなことよくありますね。 (Creep)

2019-08-02

いきなり逸れますが、本作を読んで初めに思ったのは「これぞstereotype2085作品だ」ということです。様々な歴史上人物を掛け合わせ、そして上手く混ざりあっている点、読み込めば読み込むほど、読み返すほどその詩に内包された深さに驚く点、そして最後にタイトルへ帰結し、その詩の言わんとするところをあれこれ想像出来る点、本作こそ真骨頂だな、と感じる次第であります。 「イシ」なる人物(私は存じませんでした)のエピソードを土台として、まさしく「残響」の如く過去の偉大な人物が現代の街並みに残されているかのようだ、と考えていた矢先、主人公とあなたが徐々に映し出される。生業、とあるので、きれいなお金のみならず汚いお金にも絡んでいるかのような含みを持たせた表現を「別に構いはしない」と打ち捨て、主人公に残るのは「あなた」であり、それもまた「残響」のようなのだろう、という感じで読み終われます。 うーむ、まだまだ深くありそうです 笑 本作を完璧に味わおうと思えば、形而下学を勉強しなくてはいけなさそうですね。 (「残響」。)

2019-08-02

前半読んで、あーこんな感じの展開だろうなと予想しながら読むと、完全に裏切られるタイプの作品です。きっちり真逆になってやがる、という驚き。これは良作だと感じます。 メガネのパートが好きです。メガネはダサいからとか言っておきながら、主人公自ら買ってるし、類まれなる似合い方をしてるし、裏切りの真骨頂ですね。 あと、主人公の狂いよう。主人公から見た世界と、客観的な世界が完璧に裏と表であると分かった瞬間の、主人公への異常な不信感。これはこの構図しか出しようがない。見事な構成だと感じました。 (詩人が語る言葉は、すべて詩でなければならない)

2019-08-02

踊り狂う人形は頭を探す。自己を卑下しながら、マリオネットのように舞台をふらつく。この構図が中々面白いなと思いました。特に、頭を探すところ。マリオネットなので、心を探す、というありきたりな発想に逃げなかったのがとても良いと感じます。 アドバイスとしては、ボカロっぽいな、という印象を抱いてしまう点でしょうか。いえそれが問題点に直結するわけではないのですが、歌詞っぽい詩を作ってしまうと、土台となる音楽がない以上、やはり薄っぺらくなってしまうのは致し方ない。だからこそ、単語の一つ一つの使い方、意味の込め方を丁寧に考えていくべきだと存じます。 例えば、蠱毒。これは「蠱毒する」と一般的に使うし、作中の意味としても、孤独とかけたかったのかなぁ、としか読者には映らない(筆者の思いとは裏腹であったとしても)のが大変勿体ない。単語一つ一つを大切に丁寧に扱うと、更に本作は素晴らしい作品になれたろうにな、という惜しい感情が読後に湧いてしまいます。 是非とも、ビーレビのコメント活動をどんどんお試し下さい。私も月何十という作品にコメントを書かせて頂き、詩とは何たるかを少しずつ理解しました(死ぬほど手前味噌ですが 笑)。 (少女狂歪詩 「首無し人形 アリス」)

2019-08-02

エイクピアさん、ありがとうございます! そうなんですよ。本作の主人公は異常なくらい自意識過剰で、読者を小馬鹿にするような口調で書いてます。そりゃ謝罪会見せざるをえないわなと、そんな罪と罰的な展開、カタルシス的な展開を狙ってます。 次作もがんばります! (謝罪会見)

2019-07-27

藤 一紀さん、ありがとうございます! たしかに、括弧は外した方が効果的だったような気がします。ありがとうございます。 久しぶりに突飛な発想が出てきてよかったです。 (謝罪会見)

2019-07-25

Twitterで拝見したベースの作品とは違った印象を受けまして、かなり推敲したのだなと感じます。 正直、俺の読解力では手に負えなかったっす 笑 なんとなく、脳から湧き出る雑念を詩として持ってきたような、そんな印象を受けました。 3.が凄いいいっすね。なんか理由は分からないんですが、脳汁溢れる詩句が並んでいて、心に残ります。 けど、これをいいなと思えるってのは、なんかオッサン臭くもある気がします 笑 なんか最後あんま関係なくなってしまってすみません。次回作もぜひよろしくです! (花譜)

2019-07-25

君を手に入れる系の詩として拝読しました。いい詩だと感じます。 ありふれた詩との違いは、テーマの比較して「冷たいメルヘン」みたいな印象を受けた事に寄ります。なんか、満月を残して去った君ですとか、光る翼を〈抱きしめる〉でもなく〈振り向かせる〉でもなく「撃ち落とす」とした辺り、主人公のただならぬ殺気のような情念と、去りゆく君との距離感がいい具合です。 (リアルイミテーション )

2019-07-25

これは凄くおもしろい。 千絵ちゃんの心境がめちゃくちゃ分かるというのもありますが、まず分量があるのに読みやすいというのが一点。あともうひとつ、シにたくて、が死にたくて、じゃないところが秀逸だなと。なんか切迫した感じはなく、結局千絵ちゃんは今後不器用ながらも生きていくのだろうなと感じるところではありますが、それはひとえに「シにたくて」の死にたくない感が引っ張っていってるのが大きいと思います。 こういった、言葉ひとつの広がりが大きく、かつ読みやすい文は読み解いて楽しいなと感じました。 (千絵ちゃん)

2019-07-25

エクスクラメーションマークのところもそうですが、なんといっても君を執拗に思う主人公の切迫感が中々面白いなと思いました。 感情が表に出過ぎていて、個人的にはもっと具体的な情報があってもいいのかな、とは思いましたが作品としては光る所ありと存じます。 ぜひとも合評活動の方もお時間ありましたらお願いしたく、またそれを糧にした更なる良作の投稿をお待ちしております。 (影)

2019-07-25

選挙に行かない人への啓蒙的な文書に終わらさず、それ自体をちょっと皮肉的に書いてあるのが面白いなと感じました。 (そうだ選挙に行こう。)

2019-07-20

るるりらさん、ありがとうございます。 まず、不適切な発言を致しましたことお詫び申しあげます。 転じて、朗読の練習にお使い頂いたとのこと、嬉しく思います。 私もお祈り致します。 「どうぞ みなさんに幸ありますように」(両手を掲げながら) (謝罪会見)

2019-07-19

とても嬉しい批評を頂いております。花緒さん、こんばんは。 思えば、花緒さんにコメント頂けたのは初か、ないしはほぼなかったと記憶していますので、勝手ながら目標をひとつ達成したかのような心地でいます。 まず頂いたアドバイスから。まさしく、それぞれ全てがご指摘の通りだな、と反省致す次第です。先輩ならではの評といいますか、そのようなものを頂けた気がしております。 特に、ご想像にのくだり。確かにネタ振りをしっかりしていればな、と思います。し、本作はあまり推敲していなかったので、その点での粗はかなり出てしまったなと感じました。 また、嬉しいお言葉も頂いております。まずライバルとみなして頂けたことには驚きでありました。また、花緒さんの作風はいつか絶対パクってやるぞという心づもりでしたので、破壊的な特質をコピーしていますね、との評はありがたく頂戴します。 コメントありがとうございました!次作も(ハードル上げ過ぎない程度に 笑)ご期待ください。 (謝罪会見)

2019-07-18

渡辺さん、ありがとうございます! 長い文章を読ませるだけの、ストーリーや登場人物の面白さが大変重要なんだなと学んだのは花緒さんの一作「ゆめであえたら」と「ネット詩人の墓」です。 オチについてですが、書いた時はけっこう上手くいったなと内心ほくそ笑んでました 笑 が、読み返すと、どうも押しが弱いといいますか、仰る通り締め方がどうにも雑にすぎたような気がしてなりません。 言葉の洪水で無理やり終わらせてしまった感があります。そこはもっと、やり方を考えれば良かったなとめちゃくちゃ思うに至りました。 ありがとうございます!次作もがんばります。 (謝罪会見)

2019-07-16

タカンタさん、ありがとうございます! 現実を詩に取り入れること自体はほとんどの詩人が行っているとは思いますが、現実そのものをもってくるのは、んー、まあ珍しくはないけどありふれまくっている訳では無いですね。 ちなみに、本作は詩ではないです。その名も「クリエイティブ・ライティング」! 本作はクリエイティブライティングの先駆者である花緒さんの一作「泣けたい。」の影響を受けた作品です。 さて、しっかりと考える必要がある、とは、現実をフィクションへ落としこむ過程でミスがあったのでしょうか。確かに読み返すと、渾身のボケのつもりでしたが「押し」がいまひとつ足りなかったな、と感じました。 アドバイス痛み入ります。がんばります! (謝罪会見)

2019-07-16

タカンタさん、こんにちは。コメントの場では、できれば作品と関係あるないしはコメ返信と関係ある事を記述して下さいますよう、恐れながらお願い申しあげます。(マナーガイドラインには、コメント欄≒合評とある。)詩論につきましては、他のメディアやSNS、(一応、フォーラムも)などで適切な場所がいくらでもございますので、出来ればそちらの方にてよろしくお願い申しあげます。 ※このコメントの返信は不要です。 (婚姻)

2019-07-16

前半の映像技術で再現された景色のような気分、とする表現は面白いな、と思いました。 是非よろしければコメント活動をして頂き、御作の成長に繋げて頂ければと存じます。 (この外の相のない静かな世界は)

2019-07-16

戦国時代は多少知っているのですが、部下の反骨心を表しているような感じもします。おやかたさまの部下の一人が、コック長であり鳩使いという謎の職業だったり、鍵と心臓だったり、心臓に鳩を送り込む、であったり、エイクピアさんらしい言葉選びがやはり面白いなと感じました。 (おやかたさま)

2019-07-16

幻想的な詩というものを最近目指しておりまして、本作はそんな方向性かなと感じました。結局少年の存在も、主人公がどういう存在なのかもほぼ分からずじまいですが、それも海という偉大すぎる存在の前ではどうでもいいだろう、と、そのようなメッセージも感じ取れました。 (海を見たくなるのは)

2019-07-16

拝見しました。 蜃気楼、かげろうの部分に空白が空いていることで、まるでその文自体がもやっと浮かび上がるかげろうのように見えました。 やはりリフレインがとても効果的に働いていると感じました。告げたいこと、伝えたいことをリフすることで、未練がましいというか、君を忘れられない思いが伝わってきて良いと思いました。 (カフェ・ミラージュ)

2019-07-16

内容としましては、自己主張が激しく、Twitterの呟きを纏めたように見えなくもありません。 しかし、どんな終わり〜無視するかのように。 の部分は個人的にお気に入りです。 もっと面白い詩が読める可能性を秘めた方と存じますので、ぜひとも沢山の作品にコメントをくださり、よりよい自作に繋げて頂ければと思います。 (からっぽ)

2019-07-16

これはなかなかいい作品ではないでしょうか。 わたし、は雨のことだと仮定しました。合流したり、加速したりして落ちる雨=わたし、が、子供たちの願いがこもったてるてる坊主を、一体何人殺してきたのだろうと。そう読み取ると、なんか面白い構図だと感じました。 (雨粒)

2019-07-13

これは、なんだろう 笑 元ネタは「小さな恋のうた」であることは間違いないと思うのですが、可愛らしいラブソングとしてストレートに恋を歌ったあの曲に対して、こちらはナックルのようにぐにゃぐにゃとねじ曲がった恋の始まりが書かれてあるようです。 これは恋なのか? 笑 とりあえず主人公が、ケーケーケーと騒いでのたうち回っている描写が強烈です。 元ネタを微塵も感じさせない異常な世界と、どこかセンチメンタルで弱い心を思わせられる主人公が魅力に感じました。 (小さくも大きくもない、只の恋のうた)

2019-07-13

美しいなと思いました。俗物的な思考を撤廃して、ひたすら愛や地球を想う詩句が魅力的です。俗物的な詩しか書いてない自分も見習わないとな、と 笑 (月の輪)

2019-07-13

これはとても好物の詩です。 詩句がやや現実離れしていて、かつ冷涼な雰囲気を漂わせています。 硝子玉を、置かせてという不思議な願いも面白いですし、ただのあなたへの愛を語った詩でなく、あなたがいないと成り立たない、さらに、あなたになりたい、とする、盲目的どころか異常な、あなたに対する思いがとても魅力的です。 面白く読ませていただきました。ぜひ8月も新たな作品を読ませてください。 (やわらかな硝子)

2019-07-12

上手いなと思いました。 カラクリ時計について述べます。カラクリ時計と単に言われてもわからない所を、前提として「時の流れに従う」カラクリ時計、としていることで、膨らみ始めた蕾のような君を、時の流れに逆らわせたい、とする病的な愛を感じました。面白かったです。 (花弁)

2019-07-12

せいろんさん、ありがとうございます! ご想像にお任せします。これこそある意味、もうひとつの主人公ではないかと筆者は感じております。例えば伝説となっている船場吉兆の謝罪会見におきましても、助言が丸聞こえであったとしても質問には辛うじて答えております。本作の主人公は、答える気がないどころかクロをシロと述べており、もはや質問タイムはなしで良かったんじゃないかとも思えるほど酷いものです。しかし、最低だと感じさせるのはシャッター音のみに留めてあり、あくまで俺は悪くないと言い張っている主人公を目指しました。 賞味期限の問題にも触れて頂いております。実際のところ、賞味期限と消費期限は論争が無い訳では無いのですが、そんなことを言い出すとキリがないのも現実です。定められたルールに沿って、コンプライアンスを守る基本を遵守していない主人公は論外なのです 笑 とても良かったとのこと、ありがとうございます!励みになります。 (謝罪会見)

2019-07-11

survofさん、ありがとうございます! 本作は、謝罪をさせられている主人公の目線で書いた為、マスコミへの目は負の方向となっています。しかし、本作における記者の方々の追及は基本的に否定するものでなく、至極真っ当な質問となっています。 また、謝罪会見を受ける側の視点という、精神的に追い詰められた場面を切り取りました。だからこそ、逆に、バカバカしい雑念へ逃げていく愚かな主人公を、クソ真面目に書いているというシュールな文章を狙ったつもりであります。 シャッター音と本文のギャップはもちろん狙いました。シャッター音が、主人公を糾弾するかの如く、または現実へ引き戻すかの如く、そう小鳥のバカうるさいわななきの如く書いたからこそ、本作のシュールな、あるいは意味不明な作品としての味を出せたんじゃないか、と我ながら感じております。 非常に細かくお読みくださり恐縮です。コメントありがとうございました! (謝罪会見)

2019-07-11

なつさん、ありがとうございます! 何度もお読み頂いたとのこと、非常に嬉しく思います。 愛してるの向こう側。愛してると言ったのは主人公ですが、愛してると伝えたのは彼を殺した後、初めて囁いたのかもしれませんし、もしくは伝えていないのかもしれません。しかし、何にしても彼と愛し「合った」段階までは到達しておらず、一方的な愛のままに終わっております。そんな狂った愛を、お楽しみ頂けたようで嬉しく思います。 (ひまわりのまわりを)

2019-07-11

分かりやすい自殺というか自傷の詩と捉えました。普通は、世界が嫌いであり、憎み妬み死ぬイメージがありましたが、世界が好きであるからこそ、死ぬ、というのは新しい発想だなと感じました。 (この世界が大好き)

2019-07-11

じゅうさん、お久しぶりです! これは面白い。単純にふりがなを振るのでなく、それを詩として意味のあるものにするという意味では理想的なひとつの形と感じます。 八月の真夏、はまぁ、どちらか消しても良いですが、真夏日を強調する意味としてはいいんじゃないでしょうか。特に違和感はなかったです。 (みょ)

2019-07-03

コメントはもういらないです、というお言葉に反発したい気持ちが芽生えてコメントします。 国道と骨となれば、交通事故的な想像を巡らせることが出来ます。主人公は残された側として、憂鬱な目で世界は、丸だったりなんだったりと定義して考えます。 >ぼくはあなたの悲惨に触れていたいだけ この詩の意味を完全にくみ取ることは自分の実力では厳しいものでしたが、悲惨に触れていたい、とする主人公はかなり狂気的で、普通は「骨」から逃れたいであろう人間の心理を真っ向から否定するものと考えます。せつないとか、悲しいとか、そんなつまらない感情を飛び越えた歪な心境を捉えた作品として、自分は好感が持てました。 (あなたの静かな骨)

2019-07-02

くずかごへクシャクシャに丸めて捨てた手紙を開けば、若々しいかつての自分が蘇る。 あえてイージーな言葉を使っていますが、それはもちろん、優しい言葉を使わないと表現出来ない世界があったのだろうと感じました。全体的に若く、どことなく劣等感や寂しさを感じる主人公像を想起させながらも、たぶんお人好しで優しい人なのだろうなと感じさせるのは確実に狙ったものです。そんな雰囲気を、そのまま持ってきているのは純粋に上手いと感じました。 (屑籠に放り投げた手紙)

2019-07-02

これは渡辺さんの真骨頂のような詩と感じます。 そして視覚的な詩は、読み解くですとか、なんかそういう意味をくみ取るという行為を楽しむというよりは、ただ眺めて、それだけで満足出来るのだなと感じました。 この満足感はただの詩でしようと思ったら難しいと思いますし、かといって視覚詩を安易に、または拙い能力で作ろうと試みても訳の分からないだけの駄作が出来てしまうだけ。このような作品は、渡辺さんのような実力者でしかなしえない、非常に見事で魅力的な作品と感じました。 また、かつての、独創性とパワーを兼ね備えた作品が戻ってきたような感じもします。 (姉妹たちに #5【横書きVersion】)

2019-07-02

色々と意味がとれそうな詩ですね。 かんざしをどう捉えるかがかなり難しいです。たぶん、女性が空の下を歩く比喩なのかな、と。 恋愛詩として読みました。想いの人を、誰かにとられたんかな、とか。 想像する楽しみがある作品に感じました。 (あるなんでもない日)

2019-06-27

夢が反転する辺りがいいと思います。 2連目、嗜めた、の意味が分かりかねます。窘めた、ではないでしょうか。 (儚幻)

2019-06-27

左部さんにしては、珍しいというか若々しい、初々しい作風だなぁ。 と思っていたら、なんと5年前の作品だったのですね。納得しました。 左部さんの技術の向上も伺えますし、私も初期作品はこんな感じだったなぁ、と自己と照らし合わせて思い出します。 なんか全然作品の感想ではなくなってしまいました 笑 (聞いてください)

2019-06-27

ヒグラシのところ、誤字っぽいのがあるのが惜しいかなと思います。 全体としては、味のある作品といいますか、主人公の切ない感じが伝わってきていい感じです。 君からキミへの移り変わりが、セリフをまたいで変わっています。そこの解釈が難しかったですが、なんとなく、君という具体的な存在がぼやけていく様子のようでいいと思いました。 (名前の付けられない記憶、そして今。)

2019-06-27

拝見しました。 面白い。とても面白いです。たとえば、それは、 の重なりにより、夢の描写に厚みが生まれている。さらに、その描写がどことなく現実の虚しさとマッチしているため、様々な写真から人物像を探るような面白さがある。 きみが今もいるのか、それともいなくったのか、どうとでも取れるような構成になっているのも良いです。例えば、きみがいなくなった、と思っていたらベッドから落ちそうになっているだけだったともとれますし、ベッドから落ちそうになっている描写も夢であり、または過去の出来事だとすると、最初の髪を撫ぜる描写は自身の髪か、きみの残り香か、と読み解けます。 読み応えのある詩でした。次作も楽しみにしております。 (夢のはなし)

2019-06-25

エイクピアさん、ありがとうございます! 仰る通り、詩的表現と実際の表現を織り交ぜています。実際つま先も震えましたが、あえてつま先という末端を震わせることで、全身が震える様子を、特に芯が大きな衝撃を受けて震えている様子を逆説的に示しています。 可読性。鋭いです。 可読性、これは一長一短と考えています。私が目指しているところは、詩人だけが読んで面白い詩ではなく、詩人でない、全く普通の人も読んで面白い詩を目指しています。その意味では、可読性が勝るのは仕方ないかな、と考えています。 しかし、可読性が勝るということは、詩に深みがない、読み解く楽しさの放棄に繋がるような気がしています。恐らくエイクピアさんの仰りたいところは、その詩としての深み、重厚さの欠如を示しているのでしょう。 それはもっともであり、私の詩の致命的な弱点だと考えています。なんか軽すぎるんですよね。可読性を捨てるつもりは正直ありませんが、それに厚みを併せ持った詩を目指して頑張っていきたいです。 (ひまわりのまわりを)

2019-06-25

せいろんさん、ありがとうございます! ストーリー的には、せいろんさんのスタイルをパクってみた作品です 笑 異常者を書いています。 分かります。ビーレビで上手い作品を見ると、憧れと、悔しさが入り交じったなんとも言えぬ心境になります。その対象が、自分である事は恐悦至極です。 実のところを言いますと、全く簡単には出来ていません 笑 本作も最初作ったものとはほとんど言葉や表現を入れ替えています。確かに上手い人は(私がそうだとはとても思いませんし、恐れ多いですが)簡単に詩を作っている印象を自分も持っていますが、実際は極めて細かく推敲し、苦心して詩を捻り出しているのだろうな、と思います。自分も、本作はめちゃくちゃ苦労しました。 優しさですか、意外です。本作は優しさの欠片もない、自己中の塊みたいな人間が主人公なので、そこに優しさを見つけ出されたとは予想外でした。僕の本性が出たのですかね 笑 自分の作品に特徴が出てきているようで良かったです。がんばります! (ひまわりのまわりを)

2019-06-25

タカンタさん、ありがとうございます! アドバイス頂き恐縮です。ただ、私としては疑問に思う点と、狙いから外れた点がございますので、素直に受け入れられないレスになってしまう事をお許しください。 詩的表現。これは極めて難しいテーマです。タカンタさんの仰るところによると、難解な言葉こそが詩的表現であり、即ち詩の求めるところであると解釈できますね。しかしながら、遠慮なく申し上げますと上記の定義には疑問が残ります。 では、難解な言葉を使用しない、言わば子供でも知っているような言葉を取り上げた詩は総じて駄作でしょうか。これはもちろん、様々意見がございます。ただ、私としてはそうではないのでは、と考えるところです。むしろ、凡庸な言葉を奇跡的に繋ぎ合わせて見事な作品を作り上げることは可能でしょう。 ただ、誤解して頂きたくないのは、晴天、という言葉の是非を肯定する発言ではございません。単純に、晴天という言葉がこの詩において正解か、と問われれば、NOでしょう。指摘されまして、私ももっといい言葉があったのでは、と思い至りました。 2つ目です。うーむ、詩に相応しい言葉。こちらも単純に、「この詩に」相応しい言葉であるかと問われれば、タカンタさんの視点ではNOであったのかと思われます。私も、不協和音的に入れた言葉(プラス伏線)でしたので、伏線と認識されなかった、また効果的に働いている言葉ではなかったのかもしれません。それは悔しくもありますが、向上心にも繋がります。 3.ですね。マジですか、伝わりませんでしたか。一応日本語として成立していますし(現代詩の中には、日本語として成立していないような文章にも良作がある)、前後の文の繋がり的には充分何を描写したいか伝えられると考えたのですが、不十分でしたか。ご教授願いたいです。 4.仰る通りです。今見返してみれば、比喩としては極めて凡庸。なんか上から目線なようですが、鋭い所に目を付けられています。こちらは文句なく修正対象でしょう。 転じて。 詩を、こうだ、と定義するのは大枠に留める主義ですので、小さな点まで定義されているタカンタさんのご指摘に相反する部分もございます。しかしそれは、詩人のそれぞれが持っている、詩に対する情熱のぶつかり合いのようなものでしょう。私は否定しませんし、むしろ当然だなと感じました。貴重なアドバイス痛み入ります。更なる良作に、よろしければご期待下さい。 (ひまわりのまわりを)

2019-06-23

仲程さん、ありがとうございます! ストーリーは久しぶりに、異常者を書いたので好みが分かれるとは思いますね。 フレーズに特徴は持たせましたが、仰る通り、そこへの持っていき方にも伏線を張るよう心がけました。例を挙げるとすれば、ひまわりに勝手に妬んで千切る場面を持ってきた後、太陽を失ったひまわりに主人公を擬態させることによる効果も狙っています。 コメントありがとうございました! (ひまわりのまわりを)

2019-06-23

尾田さん、ありがとうございます! 今回も割とありがち、といいますか私の作品に、奇抜な発想はまず無いです 笑 発想がかなり凡庸であることは自覚しておりますので、言葉の組み合わせや表現で魅せるのが私の方針であり、目指しているところです。 ふじりゅう作品という定義付けは、私としてはありがたく思います。自分の作品が定期的に人の目に留まるようにならないと「ふじりゅう作品」のパターンは多くの人には刷り込まれないだろうと考えますので、お言葉ありがたく頂戴いたします。 (ひまわりのまわりを)

2019-06-21

るるりらさん、ありがとうございます! あくまで風景描写のセンターに持ってきているのはひまわりであり、その他の要素は補完的な役割しか果たさないように構成してあります。例えば兼六園のパートも、役割としては湖に映る木々や自然の音に癒された、というだけであり、主人公の心理を動かすまでには至っていません。 ただひまわりは別です。太陽と見つめあって幸せまっしぐらなひまわりをむしり取った主人公。太陽を奪われたひまわりのように、顔をウロウロさせながら「きみ」を探す主人公。ひまわりは主人公と相対する存在として、非常に重要な存在であるからこそタイトルになっています。 ただ、アルバムと仰るのは的確です。秋の表現は唯一の過去の話であり、暮れる秋の情景ときみを(きみ から君 への移り変わりを)ダブらせるために使用しています。 確かに、春と夏も入れれば良かったかもしれませんね。 失った恋、といいますか、勝手に主人公が失わせただけの作品です 笑 (ひまわりのまわりを)

2019-06-21

簡単な内容ながら、主人公の空虚感、空っぽな様相が伝わってくるのは何故だろう。 命を削った言葉を、という審査員の言葉に反抗する主人公が、日々の暮らしの中で、削っていると話す。日々の暮らしがストレスの要因のようであり、疲弊しており、その描写こそが、虚無、の証なのではないだろうか。良作でありました。 (ブラックジョーク/ホワイトノイズ)

2019-06-20

めっちゃ瑞々しいですね。母のようにならないようにしながら、母である主人公という情報を最後持ってくるあたりが良いです。 文の構成を修正するともっと読みやすくなるかもしれません。例えば、 >健気なふりをして必死なんだ >これでも生きてきたんだ >ありとあらゆる努力を重ねて馬鹿みたいに >気がつくと幼子のような気持ちになって、甘えても甘えても… >満腹にはならないものを死に物狂いで食べてるような… >感覚が麻痺していく のところ。これを、 >健気なふりをして必死なんだ >ありとあらゆる努力を重ねて馬鹿みたいに >これでも生きてきたんだ >そして感覚が麻痺していく >気がつくと幼子のような気持ちになって、甘えても甘えても… >満腹にはならないものを死に物狂いで食べてるような… >そして感覚が麻痺していく 少し順番など変えてみました。私的には、このような順番や構成の方が読みやすいかも、と感じます。 酷評タグ付けておられたので、不肖ながら述べさせて頂きました。失礼を。 私は最近暗い詩しか書いてなく、このような瑞々しい詩を羨ましく思っています。楽しく読ませて頂きました。 (支配)

2019-06-18

 拝見しました。  どこか異常性のある世界観が不思議な作品だと感じました。とくに、パジャマのままで、寝ぐせもとかずに外へでて自転車を漕ぐあたり、向こう側という抽象的な地点へ行く自分を、引き留めていて、と願う場面、また向こう側とは何なのかが明言されていない点も、想像力を掻き立てられて面白いと考えました。 (今にも向こう側へ)

2019-06-15

拝見しました。 リフレインの多様が特徴ある詩に感じました。 さて、ライトポエムはネット詩界隈では嫌われる風潮があるとは一般的な評価に思われます。しかしながら、私の思うところではライトかライトでないか、そのようなことは余り関係なく、純粋に作り込みの問題のように私は感じます。ライトな詩でも名作に出会ったことは何回もあります。 本作も私としては、比較的ライトな部類に入ると思われます。(あくまで私としては、ですので、そのおつもりがありませんでしたら申し訳ございません。) 少し話を変えます。詩という媒体は、どこに良さがあり芸術性があるのか。 それは多面体のように様々答えがあるでしょうが、私が一番思うところは 1.心理描写 2.情景描写 を重視するところ、またそれを如何なる言葉の選択と接合によって表現出来るか、という所にあるように思われます。 貴作を評価するにあたって、まず捉えどころが良いと思われるのは >ハズレくじ みたいな日々 と、日々とハズレくじの接合、直喩にあると考えます。 また、そこを繰り返すことによる擦り込み、この是非は賛否分かれるかもしれませんが、私としては良い試みと感じました。 しかしながら、詩も文章である以上、「風景または情景描写による読者へのイメージのしやすさ」または「卓越した心理描写」は必要不可欠と私は考えます。何故なら、詩をひっそりと書いている訳ではなく、投稿するということは他者に読まれ、評価されることを望んでいると当方は考えるからであります。もし筆者が望んでいないとするならば、また読者の評価は気にしないとするならば、本投稿サイトへ公開する理由を私としては見失うという裏付けから、上記の判断を下しています。 そこで貴作を私なりに判断致しますと、心理描写はともかくもっと風景、または情景描写を加えることが肝要なのではないか、と考えました。 何故かを申しますと、先程も申しあげた通り、読まれる以上、また他者の心を文章(さらに言うなら「詩」によって)動かそうという、詩人の多くが望んでいるであろう目的を果たそうとするならば、主人公はどこで、何をしているのか、など、5W1Hを含めることをまずは行わないと、感情移入を読者へ求めることは難しいからだと、私の経験から感じたからでございます。 勿論、以下のような反論があることでしょう。「心理描写だけで成立している詩があるじゃないか。」 勿論、それを否定する気はございません。しかしながら、心理描写だけで成立している詩、心を動かされる詩というものは得てして、卓越した言葉の選択センス、天才的な言葉の接合によって成り立っているものです。それは残念ながら、また失礼な言い方になってしまいますが貴作には備わっておりませんこと、私から述べさせて頂きます。貴作の言葉の接合は一般的な用法でも使われる、言わばストレートな手法を用いています。私が申しあげたいことは、その手法を使われるのであれば、情景を含めるとより素晴らしい作品に近づくと、私は考えているのだ、という事でございます。 また、リフレインについても述べさせて頂きます。筆者の仰る所に寄れば、くどい、しかし、それが自分のスタイルだ、と。自らのスタイルを確立し、それを推進する様は自信を感じさせますし、作品に対する愛情を感じます。 さて、私が本作の直喩、リフレイン、積み上げの技法を考えまするに、まず直喩、積み上げは上手くいっていると考えました。ただリフレインに関しては、筆者が想定した通りの効果を得られていないと考えるところであります。 リフレインの効果とは何か。この命題も無論、簡単に表すと他方からツッコミが入りそうではありますが、私の思うところでは 1.言葉の擦り込み 2.言葉遊び的な用法 3.感情の誘導。特に切なさ、怒り、焦燥などを切迫感あるリフレインによって表現可能。 4.時間の経過。流れる、などを3連続でリフレインさせることによって、一言流れる、と記述するのと比較して「流れて遠くへ行く」様を比較的リアルに表現出来る。 おおまかに4つと思われます。しかし、筆者も仰る通り、使いすぎは読者に、くどい、と思わせてしまう事となり、作品に対して良くない感情を読者へ抱かせてしまう事となってしまう。それは筆者としても、本意ではないと仮定して話を進めさせて頂きます。 実際、リフレインという技法はかなり難易度の高い技法で、使い方を誤れば作品をチープなものへ変えてしまう。然るに本作のリフレインは、恐らく1.の効果を狙ったものと思われますが、たとえ1.がある程度成功していたとしても、くどく、チープな作品へリフが変えてしまった時点で、リフレインの可否については否、と言わざるを得ないのではないか、と申し上げる事をお許し願いたく存じます。 長くなりましたが、よりよい詩を書くためには、という事を、不肖私の方で述べさせて頂きました。失礼致しました。ご参考となれば幸いです。 (日常)

2019-06-13

拝見しました。 ミイラ男シリーズ第2弾かな、と想像しつつ。切ない流れるような詩句から一点、あかい、というワードの引っかかりがテクニカルな詩です。ただ切ないだけではない、少し恐ろしさを感じるような詩でした。おもしろかったです。 (ミイラ男は泳げない)

2019-06-12

拝見しました。 ふーむ、本作を読み取るだけの私の学力が不足しているようではありますが、かなり面白いことを試みているように感じます。 ≒の使い方なども中々今までにないようなテクニックと感じました。 彼女がどういう存在なのか分かりかねましたが、近くにいるようで、遠くにいるような、不思議な距離感が面白いです。 何となくですが、ステレオさんの昔の作品っぽい雰囲気も感じました。 (彼女が、待っている。)

2019-06-12

拝見しました。終わり「売り切れじゃ」の、捨て鉢というか、こちらが突っ込みたくなるような文体が相変わらず面白く思いました。 (少年とマガジン)

2019-06-12

拝見しました。 言葉の繋がりや、使い方の面白さが際立った作品です。 まず「水溶性」ですね。水溶性、というワードを主人公の情報として提示する面白さがありながらも、「水溶性」という属性が >泣いている人とか、 >傘の無い人もろとも といったフレーズにきちんと繋げることが出来ています。 また、情景の捉え方が秀逸に思いました。 >電線が空を切り落とす >ご覧、もうすぐ >暖かい夕焼けが来る、 切り落とされた空から夕焼けが滲み出る構図を、思いつけるのは非常に優れたセンスを感じます。 盲目だから、見えないから、羨ましいとする主人公も独特で良いと思います。 一点あげるとすれば、 >空間兵器だから の部分はどう捻り出しても意味が分からなかったのもありますが、ちょっとノイズ気味になっているのかな、とは感じました。 ただ、全体的に独特のセンスを感じる作品でした。良かったです。 (盲目)

2019-06-11

中々味のある作品と感じました。シャツに、自分の封殺した心が染み出している様子を表している部分に余韻があり、上手いと思います。 (みんな寝てる)

2019-06-11

survofさん、ありがとうございます! 確かにそう言われましたら、上品な作品に仕上げてしまったのかもしれません。嘔吐をテーマにした割には、振り切れてないどっちつかずの作品になってしまったようです。 ただ、優雅な作品を作れるようになったのは進歩している気もします。その進歩を自分のものにしていきたいです。頑張ります! (オウト・ロック!!)

2019-06-11

拝見しました。 久しぶりに花緒さんの作品を読めて、やはり嬉しい、という感情がまず沸き起こりました。 内容ですが、主人公は女性であり、かつ詩、のようなものを書いてはいるが自身は詩っぽくあるだけで詩ではないのだ、という感情を持っていると分かります。これは花緒さんの、自身の作品は詩ではなく、新しいタイプの文章なのだ、とする価値観と似ている気もします。 続いて朗読会の男が現れ、主人公へ、朗読会へ出席してみないか、と持ちかけます。ここまでは普通です。 そして男の話しぶりが、内容がどんどんとめちゃくちゃな方向へと進んでいくのですが、この描写の切迫感、読者を圧迫する、押しつぶすかのような圧力を表現している所が流石だな、と感じました。 男の言っていることははっきりいって暴論であり、めちゃくちゃであるのですが、妙な説得力と言いますか、納得させられている、心を操作されているような感覚さえします。それは一体何故なのだろう。 イエイツの詩を最後に持ってきているのが、主人公がパワハラを受け、自分が思う詩へ逃げ込んだかのようで面白い表現だと感じました。楽しく読ませて頂きました。 (ノーカントリー)

2019-06-09

舞浜さん、ありがとうございます! そうですね、キラーフレーズを散りばめていて、それぞれの連単体では自分としてもこだわった部分であります。 逆に言えば、その各所の表現に拘りすぎて全体の流れやストーリーを二の次にしてしまった感があります。仰る通り、長すぎたとも思いますので、言葉を整理した方が良かったですね。アドバイスありがとうございます! (オウト・ロック!!)

2019-06-09

せいろんさん、ありがとうございます! 若々しさからくる未熟な行動、思考は自分の得意とする所でありますので、そういって頂けると嬉しいです。 自分としても各所の表現は結構上手いこと書けた気がしているので、好きな作品、と仰って頂きありがとうございます! (オウト・ロック!!)

2019-06-09

拝見しました。 溢れる欲望と対象的に、主人公が実際に行動した様子がほとんど見られない所の異常性、異様な雰囲気がとても魅力的です。 ワード選びも静かで、暗い場面を選びながら陰鬱さはそこまで表れておらず、苦しい、死にたい、そんな言葉でしか片付けられない、という心情、一時間でいいから、君と話したいとする極めて若々しく、センチメンタルな人物像を思い描くことが出来ました。 (現像)

2019-06-07

拝見しました。 二十年前よりは〜のところが、なんか好きです。全体的に、じい様(親父)や主人公の愛に溢れた作品として、好感の持てる作品でした。 (魚屋でギター売っちゃ悪いのかよ)

2019-06-07

すみません、コメントが消えている様なので今一度送信致します。 拝見しました。中々不思議な作品です。スパイダーマンのように空を駆ける存在のようで、その実繊細な心理を文中で描いています。 夢を見ていたようで、苦しみと回復へリンクしている様も読んでいて面白かったです。 (眠る私とビル)

2019-06-07

拝見しました。 上手いと思いました。3~5連目と、1~2連目の相互関係も非常に上手くいっていますし、想像力を掻き立てられる作風にお見逸れしました。 1~2連目は、主人公がどこで、何の目的で、何をしていて、どういう存在なのかの輪郭をハッキリさせています。この存在がでかい。これがないと3~5連目が謎の文章になってしまう可能性があります。 3~5連目は、様々な解釈ができる構成です。スマホを触っている描写であることは不変だとしても、出会い系とも取れますし、pixivなどの2次元とも取れますし、LINEなどのアプリだとしてもいけます。はたまた全く異次元の解釈も出来そうです。(私は出会い系かな、と考えました。) 印象に残る、好きな作品です。楽しく読ませて頂きました。 (正午を告げる鐘)

2019-06-07

皆様コメントありがとうございます! ご返信遅れましたこと、申し訳ございませんでした。 サラッと読んでいいなと思い、読み込んでその詩の深さに触れ、もう一度読んで感動する。というプロセスの、深さに触れられる部分を批評文としてお読み頂けたなら嬉しいです! (〈批評文〉空想のこころへ近づいてみるんだ(「TO THE MOTHER LAND」[stereotype2085]を読んで))

2019-06-07

帆場さん、ありがとうございます! 初化粧、新しいタイプの地獄と、表現またはストーリーにおいての裏切りを詩句の一種のスパイスとしてみたのですが、逆にそこがある意味不協和音のようになっているのかもしれないと思い立ち執筆してみました。そして、仰る通りどストレートな予定調和的作品に仕上がったのですが、作品の魅力を削ぎ落とす結果となってしまったようですね。 次は(私が本来目標にしている)変な作品を目指します。 コメント及びアドバイスありがとうございます! (オウト・ロック!!)

2019-06-06

心理描写は素晴らしいのですが、風景の描写があまりなく観念的なのが惜しく感じました。風景を入れるとイメージしやすくなる気がしました。 (「小さな輪っかと真っ黒な空洞」)

2019-06-06

かるべさん、ありがとうございます! うーむ、ありがちな話を、ありがちな話だとしか伝えられなかったのは本作の致命的な欠点ですね。 目を引く文の域に達せられなかったのは非常に後悔があります。もっと構成を学ばなければです。 説得力の点は確かに、そう言われればなんで書かなかったのだろうと思います。かなり推敲したつもりでしたが、もっと出来ることがありましたね。まだまだ愚かな能力で頑張ります! (オウト・ロック!!)

2019-06-05

拝見しました。 ハイレベルでテクニカルな詩の雰囲気を殺しながら、作品自体は非常に魅力的です。リフレイン、対句、韻踏みが作品を全く邪魔していません。 言葉の選び方が的確であり、冒頭にレコードの溝、ときて「おもいで」が平仮名であることも優れた点と感じました。 平仮名の塩梅も丁度良く、優しく、切ない感情が沸き起こる構成になっています。楽しく読ませて頂きました。 (横には恋慕)

2019-06-04

拝見しました。 少女の横顔に釘付けになった主人公は、少女が何故美しいかの理論を組み立て始めます。主人公は恐らく一人で考えに耽っているので、だんだんそれは理論でなく少女への妄想となっていきます。 少女のストーリーがつらつらと書かれたあと、結果はたと主人公が自身に嫌悪を抱く。その視点の移り変わりが極めてテクニカルに感じました。 少女への、主人公が(勝手に)考えたストーリーがいかにも妄想らしく、情報を大して与えられていないのに主人公像が浮かび上がるところが素晴らしいです。面白く読ませて頂きました。 (葉子)

2019-06-04

南雲さん、ありがとうございます! まさか私の批評文が掲載されるとは驚きです。 バックボーンから説明致しますと、私は元々毒々しい詩といいますか、陰湿な、あるいはジメジメした詩を書く事を得意分野としておりました。そこで、次はあえて明るい詩に挑戦してみようと考え本作が生まれました。 また、本作のモチーフがもうひとつ。テレビ番組「プレバト」の俳句コーナーにて、(実際の句は忘れてしまいましたが)「線香花火が終わったあと、帰ってしまう彼へ(行かないで)と思う気持ち」を表した句がありました。本作はそんな恋の乙女を、私なりに描写したものです。 さて、個人的に凄く嬉しかった部分がこちら >通して意味を取りにくいわりに、音が良く、それから奇跡的に言葉がつながっている。さらに、既視感がない。 > 私はこの作品を評するのに、「詩」、この言葉しか思い浮かばない。どういう精神の働きがこんな言語芸術を生み出し得たのだろうかと、不思議に思う。 確かに、私は意味を取りにくい言葉を使いたがるクセがあります。そこを払拭出来ぬのはひとえに実力不足の表れかと思いますが、転じて「既視感」についてもお話させてください。 ビーレビは月に何十何百という作品が投稿される、まさに激戦区です。そんな中で目に止まり、良いと思える作品はやはりどこかに「既視感のなさ」がありました。勿論、評価の為に詩を書くのか、というご指摘もあるかとは存じますが、あえて言わせて頂くならば〈自作を見てもらいたい〉という思いがあることは確かです。それがいい作品を作りたい、という思いに先行することはありませんが、それら3つは連動しているとも思えます。つまりいい作品を書きたいなら、他人と同じ詩句より違った、個性的なモノを作っていきたい、個性的なモノを書けば沢山の方に見てもらえるかもしれない、といった感じです。 奇跡的に言葉が繋がっているとの評、私にとってはこれ以上の褒め言葉はないでしょう。嬉しさの余り踊りだしそうです。 別件ですが、私は右脳派の人間となるのでしょうか。確かに、降って湧くように詩が書ける時もあれば全然書けない時もありますし、仰る通り文の構成の型からは外れた、計算していない詩ですね 笑 ありがとうございます!励みになります! (「文学」って何?(第二回)(ふじりゅう氏『初化粧』を読んで))

2019-05-29

拝見しました。 うーむ、これは不思議な作品ですね。 読み解こうとしてもその真意までたどり着けないもどかしさがありますが、君はあのとき死ねばよかった、とする主人公の思考が余りにおぞましく感じます。このような雰囲気を出せてしまうとは、あの名作「きみは変態」の作者とは思えないほどです。筆者の詩の幅を感じる作品でした。 (壊死する夕暮れ)

2019-05-29

拝見しました。 何となくぼんやりと読んで、その言葉の面白さをそのまま楽しむタイプの作品とお見受けしました。そこに複雑な意味合いや、感情の繋がりはありませんが、美しい写真を見たような心地になれました。 (湖歩行)

2019-05-29

>Ohーイヤーヤーヤー という響きがなんか子気味いい作品です。自然の描写が、作品の豊かな雰囲気と合っていていいと思います。 (人見知り)

2019-05-29

拝見しました。 宇宙真ん中に、インクが落ちる描写が最初と最後に差し込まれている点が芸術的です。 何なのか分からない場所をさまようような、死後の世界をフラフラするような、あるいは全体が夢心地のような、そんな不思議な作品でした。 (コスモス)

2019-05-28

拝見しました。 盲目的な「あなた」が、根っこが腐りかけていても僕に雨を降らし続ける世界観。その淀んだ雰囲気がけっこういい感じです。 やや文章が長い気がしましたので、もう少し切ってやると上手くまとまってくると感じました。 (止まない雨)

2019-05-28

少しイージーな感じはしましたが、とてもオシャレな詩だと思いました。 英語の部分の繰り返しが洒脱だと思います。 (愛が溢れて止まらない)

2019-05-28

拝見しました。 個人的に気に入ったのは >平 >成 >の >ボードを 逆さにしてみる。と  >まるで縄文土器のようぢゃあないか です。面白い表現だと思いました。 そらおそろしいの別バージョンとして、好感が持てました。 (くだる)

2019-05-28

拝見しました。 沙一さんらしい、古風さを思わせる世界観が独特で良いと思います。 短歌と詩の結合をさせた作品を他に見たことがなかったので、その意味でも新鮮でした。 (つくよみ)

2019-05-28

拝見しました。 >嗚咽と涙は鳴っているのに 鳴っている、という表現が独創的で良いと思います。 相手の人物はお亡くなりになったのでしょうか。そんな描写がありますが、百合のイメージと上手く合っていると感じます。 (百合)

2019-05-28

拝見しました。 良いですね。物語として面白く読みました。 第三者の視点ながら、葛城の心情の輪郭がぼんやり見える構成となっている点が素晴らしいと思います。 歌詞を掲載することで、葛城のリアルな心情を読者に捉えさせる構成になっていますし、散文のみの構成より、一層詩情を引き出させていると思いました。 (TO THE MOTHER LAND)

2019-05-28

うぐいす飴が何を指しているのか、実力不足で読み取れませんでした。 個人的には前半が好きです。 >水の中で互いにぶくぶくしながら が上手い表現だと思いました。 (わたしの棲む私の国)

2019-05-27

拝見しました。  可動域、稼働域、とカドウ域、が貴作の重要なポイントのように感じました。まず、 >カドウ域フェチなのでございます  から、主人公は「カドウ域」のフェチだとわかります。 >稼動フェチなのでございます  から、稼働もフェチだと。 >かまきりが 獲物をねらって ずっと おなじ姿勢で >たたずんでいます その稼働域も 素敵 >蟻が 行列をくんで歩いています その可動域が 素敵 >いつだったか郵便ポストの上で 一週間の座っていた牛蛙の >狭い狭い 稼働域も素敵  から、「可動域」とは「動いているもの」稼働域とは「静止しているもの」だとわかります。 >カドウ域が 好きなのです >あなたの内面にある たぶん だれにでもある悪意には > 興味がないのです  つまり、カドウとはふたつの「可動」と「稼働」を指すと考えました。カドウ域フェチだからこそ、悪意には興味がない、と内面的なものに対する興味の否定、すなわち外面的な、視覚的な「カドウ」が好きだという誇張を、上記の抜粋が行っていると推察できます。  カドウというテーマでの詩は珍しく、オリジナリティー溢れる作品として好感が持てました。 (稼働域フェチ)

2019-05-26

拝見しました。的盧さんのいつもの作品とはまた違った作風で驚きました。  パツパツランド、の響きがいい感じです。肥満の方々が多いアメリカをイメージしました。  パツパツ「ランド」とあるので、具体的にどういうところなのか(例えば、テーマパーク的な描写があっても面白いかも)を書き加えるとより良くなる気がしました。 (パツパツランド)

2019-05-26

拝見しました。 >テレビで見かける犯罪者の顔。ほとんどがオナニーしたあとのぼくにそっくりで嫌になる。  この表現が、タイトルとかみあっていていいなと思いました。  すこし情景描写が少なく感じたので、それを入れるともっと読んだときイメージしやすくなると思いました。 (疫病神)

2019-05-26

拝見しました。  これは素晴らしい作品です。まず注目したのは数字を振って詩を展開している点です。そのひとつひとつのエピソードが「思い出」のフラッシュバックのように断片的に思い出している様を、「数字」によってわかりやすく表現していると思いました。  次にタイトルとの連動です。主人公にとって、(病的であろうと)兄との思い出は神格化していると読みました。まるで幻のような兄を、庭を振り返る形で進行していきますが、その詩文はあまりに陰鬱であります。しかしタイトルに「神の」「庭」とあることで、ただ暗いだけではない、そこに神秘的な雰囲気を孕ませることに成功していると感じました。  具体的な感情をあまり書かず、「情景」の描写によって読者に主人公の感情を想像してもらおうとする技術に圧倒されました。  すごくお気に入りの作品です。楽しく読ませていただきました。 (神の庭)

2019-05-26

最後の「諸説あり。」が悩ましいですね。おそらくなにかの歴史を背景にした作品だろうと考えましたが、それ以上を読み取ることは出来ませんでした。 >そげなことは >一切しらないが ここでノイズ的に「そげなこと」を差し込むところが良かったです。 (Travel to the Westward)

2019-05-25

ハンドルネームに詩を感じました。 まさにLINEのような、どんどん時間が更新されていく感じがよかったです。 (Line)

2019-05-25

なんだろう、なんだろうと考えつつ、しかし結局読み解けずにさらさら読んでしまいます。味の分からないジュースを、何の味だろうと考えつつ、結局分からずに飲み切ってしまうような不思議な作品として、好感を持てる作品でした。 (歴史?)

2019-05-25

ギルティダイアティがどういう意味なのか、自分の辞書の中になかったです。  タイトル「ピザ用チーズの世界」に独創性を感じました。また、ピザ用チーズの世界なのにクッキーが出てくるあたりの発想も驚きました。  話が逸れますが、筆者の他の作品も拝読しました。「フライド・ポテトの世界」が良かったです。 (ピザ用チーズの世界)

2019-05-25

拝見しました。  異常者が、「自分は異常だ」と半ば理解はしつつ、しかし「本当の異常者にはなりたくない」(つまり本当の異常者という定義が主人公の中には存在している)という構成が非常に魅力的でオリジナリティーがあります。とくに、 >あなたには嘘はつきたくない >偽ったらそれこそ >本当の異常者 この部分が「異常者の定義」を明確にしていますし、悲壮感を感じさせられました。 (いつでも泣ける)

2019-05-25

拝聴しました。  まず、純粋にイケボだなと感じつつ。でぶねこの所が印象に残りました。また声が良いだけでなく、読み方に工夫が見られるのも良い点だと感じました。 (Home(音声版))

2019-05-25

>つまらない「今日」を生きる の余韻が良い感じだと思いました。一応夢を持ち合わせていながらも、それが「今日」を「昨日」にするという発想が面白く感じました。 (今日)

2019-05-25

拝見しました。  リズミカルな表現が(言わばラップ的な)表現が使われていますが、それが文に非常に上手く溶け込んでいると感じました。  令和の幕開けから、訳もなく希望や理想がわいてくる様をどこか退廃的に表現しています。希望を書きながら退廃的に表現できるのは、技術力の高さの表れだと思いました。 (陽・いずる)

2019-05-25

拝見しました。  これはいい作品だと思います。イエスというセキュリティソフト、という発想が最高です。  各所に元ネタのオマージュがちりばめられている点も憎い構成だと感じました。 (インストール)

2019-05-25

拝見しました。  若いと文中で言わずとも、単純で若やかな人物だとおもわせられるテクニックが見事だと感じました。  女々しく、若い主人公の人物像を、殴られて何もしない、いってきますのキス、歯医者といった描写のひとつひとつによって上手く引き出せていると感じました。 (負けて勝つ、)

2019-05-25

申し訳ないのですが私事から。 私も今月、ラブラブな詩に挑戦してみたのですが、貴作を拝見してやっぱ失敗だったな、と感じました。もう自分には、ここまでド直球の恋愛詩は作れないのかもしれません。 >私の中のハートを思い浮かべて        >口で奏でるキラキラした木漏れ日 この辺りのワードのキラキラっぷりが凄いなと感じました。 (ヤー・ヤン・ヤーム)

2019-05-24

たった2行でここまでの緊張感を生み出せるのが凄いと思います。強度があります。 (無名)

2019-05-24

そんなことはいいか、と捨て鉢のように言う様から、逆に詩の中の2人の繋がりの強さが見えた気がしました。 (カーテン)

2019-05-24

拝見しました。 子供の残虐性のようなものと、無垢にそれを行っている様が良いです。 もう少し読者の想像を巡らせられるような文があれば、より良くなると考えました。 (ダンゴムシ)

2019-05-24

なんかいいな、と思える詩でした。 山羊が出てくるところがオツだなと感じました。 (X_Y_Z)

2019-05-24

龍野さん、ありがとうございます。 自分なりの解釈を考えて書いたあと、作者の方から解説をされるのは嬉しくもありますし、楽しくもあります。 革命やカテゴリーミステイクは悩んだ点なので、お話を聞けて良かったです。 (〈批評文〉詩人が謳う、革命の音色が聴こえてきたんだ。/ 「カテゴリーミステイクの革命」(龍野欠伸)を読んで)

2019-05-23

エルクさん、ありがとうございます。 褒め言葉と受け取らせて頂きます! あまりポエジーを意識して書いてはいませんでしたが、宿っているようで良かったです。 (初化粧)

2019-05-23

拝見しました。 文の流れが物凄くスムーズで読みやすいです。例えば、 >泡になる ↓ >砂になる ↓ >そして 海になるのです など。また、 いらだち=赤とし、青い海に変わっていく=落ち着いていく描写もとても魅力的でした。 (潮騒)

2019-05-21

恋文を、現代社会のよう、とする表現が面白いと思いました。 (手紙)

2019-05-21

拝見しました。 以前、私自身もビーレビ(のコメント)をテーマに詩を書いたことがありますが、かるべさんならではのビーレビ詩、としてとても印象深い作品です。一気読みしてしまうほど惹き込まれる何かが本作にはあります。 コメント自体を詩の中にぶっ込んでしまう、そしてそれがとても生々しいです。割とありそう。だからこそ、本作は惹き込まれる作品なのかもしれません。 出会い系に逃げ込む主人公。それは、詩では繋がりを感じ取れなかったからこその逃避のように感じました。そして、自分の作品が埋もれていくことに悲しさを覚えているのだと。そんな悲壮感は我々にとっても身近であり、挑戦的なタイトルとの対比も上手いと思いました。 (B-REViEWは終わった)

2019-05-21

文体や「ミルク」といった表現から、若々しさを感じる詩です。 >ただ生きてる。いや、死んでる。 が良いと思いました。 (ミルク)

2019-05-21

tOiLeTさん、ありがとうございます。 死のう! に笑ってしまいました。 初めてシュールな作品を作ってみました。 確かに、平坦で長々とし過ぎている気がしますね。もう少しコンパクトに出来たと思います。 そもそも、雲の上、クリーム色、といった状況から、名もない場所を勝手に天国と考えていた主人公。 ですが、ただっ広いその場所で生物、どころか動くモノすら男以外にいません。それが、注がれた茶が微動だにしない様子です。 だからこそ、男がフレンドリーでいれば、せめて挨拶くらいしてくれれば、お互い幸せになれるはず、という苛立ちですよね。 最後は、主人公はこここそが地獄だと称していますが、実際のところそれも分かりません。案外その「分からない」ことが1番の地獄であり、断罪であるのかもしれませんね。 仰る通り、まさしく本作は「新しいタイプの地獄」ですね。主人公と読者に対する嫌がらせです 笑。 (新しいタイプの地獄)

2019-05-21

夕狩さん、ありがとうございます! 本作はど真ん中の恋愛詩です(私としては)。なので、一人称で書いてしまうとかなり痒くなってしまう気がしましたので、あえて俯瞰的に、回想的に書いてみました。(それでも痒いです) 視点はかなり意識しました。広い場所から線香花火の火へと移り、君の頬、脳内、そしてまた広い描写へ続く様子にこだわりました。 また、聴覚も意識しました。風が止んで、電車も過ぎ去り、彼へ心臓の音すら聞こえてきそうなほど静かな場所から「おわっちゃったね」が響き渡る、と同時に風が吹き出してだんだん「いつも」が戻ってきます。 反省点としては、回想的に、俯瞰的に書いた割に主観的なものが混じってしまっていて、極めてややこしくなってしまった点です。 ただ、〈初恋〉というかなりありふれた凡庸なテーマ、〈線香花火〉に切なさを見出すというこれまた凡庸極まりない表現で、彼にドキドキする女を(自身が)俯瞰するという痒い骨組みで、自分がそこそこ納得出来る作品が出来たのは良かったかなと考えています。 正直めちゃくちゃ難産な作品で、何回も何回もやり直してやっと出来たものだったので夕狩さんにコメント頂けて(もちろん他の方からのコメントも同様ですが)大満足です。ありがとうございます! (初化粧)

2019-05-21

tOiLeTさん、ありがとうございます! 仰る通りです。自分の表現したいことは、ほとんどtOiLeTさんが話されている通りです。 喪失感、なるほどです。初恋的な描写に対する喪失感。詩が一本出来そうですね 笑 ただ、本作は不穏感を排除してキュンキュン出来るように、という予定でしたので、狙った場所からは遠く離れたどころかガーターみたいな作品になっていたようです。 さておき、お読み頂けてありがたいです。がんばります! (初化粧)

2019-05-15

哀愁亭さん、コメント拝見しました。 問題のあるコメントを投稿してしまい慚愧に耐えません。申し訳ございませんでした。 私の読解力不足を恥じ入るばかりです。大変失礼致しました。 (シャボン玉)

2019-05-15

八朔三さん、ありがとうございます! 雲の様子はたしかにそんな感じもしますね。 不穏っぽさありましたか。出来れば初々しく、お花畑な初恋を捉えた作品なので毒っぽさを抜きに抜いたのですが、クセが出ちゃいましたね。いやしかし、結果オーライかもしれないです。 何度も読み直して頂けるとは、ありがたいです。是非とも過去作もよろしくです 笑 (初化粧)

2019-05-14

帆場さん、ありがとうございます。 爽やかですかね 笑 私としては爽やかに書いたつもりはなかったので、新たな発見と言えましょうか。 全体的にイージーな言葉や表現を使いすぎている気がしますね。推敲が足りなかったと思います。ひと月前の作品なのにコメくださってありがたいです! (懐かしの鷽の森)

2019-05-14

拝見しました。 物語的な作品は往々にして詩っぽさ、詩ならではの良さが失われる傾向にある気がしておりますが、本作は詩としても非常に上手くまとまっています。 作中の情景が主人公の心情や作品の雰囲気と上手くマッチしており、統一感もありますし極めて読みやすいです。 >ゴトンと、缶コーヒーが静寂を破って落ちる。 こういった細かな表現も素晴らしく、細かく推敲した跡が見えます。 >自販機からゴトンと缶コーヒーが落ちる。静寂を破った。 >静寂を破って、ゴトンと缶コーヒーが落ちる。 >缶コーヒーが落ちる音が、静寂を破った。 こういった選択肢がありますが、あえて「ゴトン」を最初に持ってきて、缶コーヒーというワードを選択し、最後に静寂を破った描写を持ってくる(ゴトン+缶コーヒーのワードがあれば、自販機とわざわざ言う必要が無い)。こういった表現の細かな気配りがとても良いです。 不倫の作品でしたが、昼ドラ的なものとは違った作品として楽しく読ませて頂きました。 (黎明)

2019-05-14

拝見しました。 やはり後半のカタカナ部分の素晴らしさでしょうか。星空のようにも見えますし、抜群のセンスです。 前半部分も良いのですが、ややセンスで持っていき過ぎていて、読者を置き去りにしている感じもしました。 また、突き刺さるモノが流星→夜と変化しています。流星は見えない方の目に刺さっており、対比を狙っているのかもなと。ただ、そうだとするともう少しそこも(つまり流星の煌びやかさと夜の真っ暗な様)プッシュした方がより良くなると考えました。 (うつせみ)

2019-05-14

拝見しました。ビーレビのトップに書いてあってもおかしくない、ネット詩への熱意を感じる作品でした。 (ネット詩人 宣誓)

2019-05-14

拝見しました。 小瑠璃さんにしては珍しい作風だなと思いつつ。 不思議な作品でした。どことなくですが、kikunaeさんの「きみは変態」にも通ずるところがある気がします。(変なヤツ→自分も変なヤツになるくだりの部分) 転じて、内容は若干ありふれているのかなとも思いましたが、この内容を教訓的に、教育的に作らなかった点が個人的に良いと思いました。 (変なヤツ)

2019-05-14

拝見しました。 3連目までは綺麗にまとまっています。シャボン玉の表面の虹を思い出とし、それがふわふわ浮流していく様子が美しいです。 4連目は本当に勿体ないなと思いました。せっかく前半で作ったシャボン玉=思い出(ならばいつか弾け飛ぶ)という儚さが失われています。また非常に説明臭さがあるのも痛いかなと感じました。 思い出が消えないことを語りたいなら、 >大丈夫 いつかはじけとんで >きれいな虹色じゃなくなっても >シャボンの分子は空気に混ざっていて >吸い込めばいつでも 思い出せそうさ など、もうひとひねり加えれば良作になっていたと思いました。 (シャボン玉)

2019-05-14

拝見しました。 自分の国語力や語彙力のなさを思い知らされるような作品でした。 読めねえ… どことなく和歌っぽい雰囲気も感じましたが、星条旗も出てくるので西洋も入ってくるのかなとも思います。 >退嬰的な愛 が非常に上手い表現だなと感じました。 (ハルピュイア)

2019-05-14

終わり方が頭に残る言葉でした。 そうだよな、偶然いい状態なのかもな、と感じました。 (その光景の中で)

2019-05-14

拝見しました。 スピード感が魅力的に感じました。 やや観念的すぎる気もしましたので、主人公の外の内容も合わせて読みたくなりました。 (トビウオ)

2019-05-14

せいろんさん、ありがとうございます! ありきたりな言葉の繋がりがつまらなさを産むと思っておりまして、新しいものがどこかにないか探してしまいます。絶妙、と仰って頂きありがたいです。 世界の爆撃ですが、初恋の想い人と二人で線香花火。そんな状況でなんとかアクションを起こしたくて、彼の頬を見るわけですね。すると自分の中の理性(=世界)が、まるで爆撃されたかのように壊れていってドキドキがとまらない、みたいな。そんな感情をあらわしてみたつもりです。 実は同じテーマで4作ほど書き直しをしていまして、最初はもっと訳が分からない作品でした。なんとかわかりやすさを重視して作ったつもりだったのですが、中々上手いことはいかないですね。だからこそ、詩作は面白いです。 (初化粧)

2019-05-10

沙一さん、ありがとうございます! この詩は初々しさのど真ん中を狙って書きました。タイトルが初化粧なので、主人公は女性です。 私は男なので分かりませんが、恐らく初めての化粧をする場面というものは特別なのだろうと思われます。また、想う異性の前では出来るだけ綺麗でありたいものだと。初化粧には、そんな女学生の、自分をよく見せなければならないという焦り(=化粧)を表しています。 (初化粧)

2019-05-10

舞浜さん、ありがとうございます! この一文は、たしかに見返してみると変ではありますね。情報を詰め込みすぎているので、分割するとよかったかもしれません。 >あのころ二人で歩いた道を >鷽の鳴き声が綺麗だった森を >私は古びたスニーカーで散歩する 哀しく〜の部分は、たしかにイージーに終わらせすぎたと思いますね。終わったあとの鷽の鳴き声の余韻を残したかったのですが、失敗している節があります。 ただ、かといって代わりの効果的な文が思いつかないので、私の限界とも言えるでしょう。 好きな詩と仰って頂きありがとうございます。がんばります。 (懐かしの鷽の森)

2019-05-10

拝見しました。 あいかわらずいい作品です。イージーな言葉で奥行きある作品が出来ています。 >余生という樹海を >速度違反で走る ここが特に上手いと思います。最後の締めにも繋がっていますし、表現も秀逸です。 全体的に生々しく、切迫感を感じられるところが良いです。良作だと思います。 (私を動かして)

2019-05-09

拝見しました。 言葉と言葉の繋がりの面白さがさすがだと感じました。ちらりと見える毒っぽさも相変わらず良いです。 >そうめんみたいな清流を追いかけた ここの直喩が特に面白く感じました。 子供の時を思い出して欲しいと言う場面(と思われる)最終連もいい味を出していると思います。 (ずっと火曜日のミモザ)

2019-05-09

拝見しました。 内容が凝られていたり、インパクトのある詩ではありませんが、いい詩と感じました。 自分がイメージしたのは、アルバムオンリーでひっそりとファンがいるタイプの曲のような詩です。 赤い毒虫は上手い表現だと感じました。 >層をつくっているり ここは恐らく誤字かなぁと思うのですが、とすると勿体ない点と感じました。 (ラッキーストライク)

2019-05-08

拝見しました。 優しい世界観が魅力的です。 >穏やかに輪郭を消した 春の到来を、寒さが消えたとするのでなく輪郭を消したとするところが上手いと思いました。 (春のかほり)

2019-04-30

拝見しました。 いい作品です。けっこう長いのですがそれを感じさせないのは、文章自体の魅力と推敲の表れでしょう。 穴秋さんらしさの光る作品です。面白く読ませて頂きました。 (御不浄ガール)

2019-04-30

拝見しました。 率直に感じたことは、「上手い」です。枯れた花をバレリーナととらえ、最後のステージを飾るというとらえどころ、また構成も非常に切なく丁寧に纏められています。 花(バレリーナ)という読ませ方の是非は分かれるかもしれないですが、私としてはユーザー目線で良いと感じました。 >何が起ころうとポーズは変わらない >残るは枯れた花弁だけだった この辺りの、要所要所の引き付け方が素晴らしいです。さり気ない言葉で読者の心を掴むテクニックがとても良い。 ただそれだけに、1連目は非常に勿体ないと思いました。 >花は微塵も動かずに 花は、と連呼されすぎていると感じます。また、次の文は[枯れ花になった]なので「〜だから」という意味の言葉を加えるとスムーズになると思います。 >微塵も動かずにいたから >もはや枯れ花となっていた ここだけが少し引っかかりました。 しかし、優れた作品であることは間違いありません。 (小さなバレリーナ)

2019-04-30

拝見しました。 わかりやすく、かわいい詩句が魅力的な作品です。 >ふたりぼっちは楽しいさ >ばいばい などの上手い表現がいい感じです。また情景が非常に分かりやすいことも魅力に思いました。 少し引っかかったのは、イージーに作りすぎていると感じたところ。例えば >ひとりぼっちは寂しいけれど >ふたりぼっちは楽しいさ ここを対句にするのはむしろ詩を狭めていると思いました。 例文 >寂しいみどりの匂いが懐かしいほど >ふたりぼっちは楽しいさ と、嗅覚を入れるとより丘のリアリティが増すと考えました。 (静かな丘へ行こう)

2019-04-30

拝見しました。  センスの良い笑いの含まれた作品であり、面白く読ませていただきました。  花緒さんの「ゆめであえたら」のような、「もうええわ!」とツッコミを入れたくなるような愉快な作風と感じました。  少しだけ気になった点が >猫の年齢は計算しないでね の部分です。ここだけは今までのセンスいいボケからやや逸脱したかと感じてしまいました。  とはいえ、穴秋さんらしい見事な作品でありました。 (わたくしは猫ですの)

2019-04-29

拝見しました。 昼と、夜。そして支配者。この取り合わせが面白い詩です。 風景描写があまり目立ちませんでしたが、それがあればもっと引き込まれるのかなと感じました。 また、終わり方が少々イージーかなと。ただこの詩には重要な言葉でもあると思いますので、ここにもうひとつ夜の描写などを持ってくると余韻の残る詩にできたと思います。 (14の空)

2019-04-28

拝見しました。 言葉の組み合わせや韻踏みは中々面白く思いました。 本作は背景も映像もほぼ書かれていないので、作中の描写がほとんど意味を成していないと感じました。主人公がいて、何をしているか。それだけでも本作に書かれてあれば、ぐっと面白みが増すと思います。 (今しかなくて)

2019-04-28

ステレオさん、ありがとうございます! いえいえ、酷評タグを付けたのも、ステレオさんのようなご意見がないと上へ上がれないと感じたからでございます。 >砂のように頭からこぼれて落ちてしまう この評は、以前にも百均さんから仰られたことがありまして、私の直らない弱点だと自覚致しました。どうしても「死」を「死」と言いたくない気持ちがありましたね。 ポテンシャルは素晴らしいとの評、身に余る光栄です! 肉迫についてですが、本作は私の作品の中で偶然評価を頂いた作品であると思っていますし、本作を目標にしてはいけないとも思っています。肉迫の舞台は「ビーレビ」、テーマは「私」ですので、ビーレビのための詩、と言っても過言ではございません。成功した例に囚われることなく、私が本当に満足出来る詩を目指して、一歩ずつ少しずつ前進していきたいと今は考えております。 (君の名前はまぼろしになった)

2019-04-28

尾田さん、ありがとうございます! 「絞首台」を書かれた尾田さんにコメント頂けるとは恐縮です。 死をテーマにした作品は、確かにありふれていますね。だからこそ、どの言葉を選ぶか、どういう構成で組み立てるかは練ったつもりですのでそう言って頂けると嬉しい限りです。 少しですか〜、ありがたいお言葉ですが、めちゃくちゃ救われましたと仰って頂けるような作品を目指してがんばります! (君の名前はまぼろしになった)

2019-04-27

拝見しました。 大根の描写のセンスが抜群だと思いました。はしゃぐうちに食べられてしまう無情さをわかりやすく感じさせてくれる上、食べるのが老婆というのも色々想像出来て面白いです。 植物が沢山出てきますが、多すぎてバラバラしている印象でした。3つほどに抑え、ひとつひとつを丁寧に描写した方がもっと面白かったと考えました。 (どこにゆくのでしょうか?)

2019-04-25

拝見しました。 2連目がとても良いと思いました。 >欲に駆られた頭は赤い風船、 と、欲に塗れた頭を例えておいて、 >いっそ飾りです。 と切り捨てる様が魅力的に思います。 最初と最後の連の言葉が、ありふれているのが惜しいなと感じました。本作の場合文面が短いからこそ、詩の内容に沿った特徴ある詩句を用いた方が、詩が映えると感じました。 (冬、虫の頃)

2019-04-25

拝見しました。 上手い。素晴らしいです。 1連目、 >さかあがりのあいまに のリフレインが綺麗にキマッていると感じました。「あいまに」の意味合いが前後で異なっているので、既視感はほとんどないです。 >じゃけえ おまえんち のろわれとるんじゃ けけけ 2連目でしっかり見せ所を作っているところも流石でありますし、口調の変化がむしろいいアクセントとなっていると思います。 3連目は具体性ある詩句を選ばれています。詩のテーマがここでハッキリします。 さかあがりが出来ることで認められる、と思っている主人公は、さかあがりの周りを恐ろしく感じています。しかしいざ成功したあとも、 >おそろしいほど 晴れてる の締めによって本当におそろしく終わらせています。極めてテクニックに溢れた詩でありますし、勉強になりました。 (そらおそろしい)

2019-04-25

拝見しました。 自殺をテーマにした作品としては、それを感じさせない明るい作風とのギャップが良い調整具合だと感じました。また、その死への無感情っぷりこそが、主人公の追い詰められすぎて吹っ切れたというのを思わせてくれます。 やや短いかな、とは思いました。自殺するまでに至ったバックボーンなどを詳しく見たかったな、という思いもあります。が、やや薄味だからこそ色々想像する楽しみも本作にはあります。 筆者らしさが良く出た作品であり、良い作品の一つであると感じました。 (仮の住まい)

2019-04-25

哀愁亭さん、ありがとうございます! 貴方と、俺、の間にある君、という構図ですね。貴方は設定では死んでいません。が、死んでいるような描写ではあるのかな、とも感じました。 流されるままに、お読み頂きありがとうございます!割と勝負した詩でしたので、コメント頂けて感謝です。 (君の名前はまぼろしになった)

2019-04-25

拝見しました。 私には意味は読み取れませんでしたが、リズム感が心地よいです。ローマ字と日本語の融合具合が絶妙で、なんかよくわからんけど好きだなぁ、と思える詩でした。 (Anemone coronaria)

2019-04-24

拝見しました。 これは記憶に残る良作と感じました。 まず最高なのは、トワイライトアテンダントというタイトルのかっこよさ。 そこそこ長い作品ながら、それを思わせないのは文章能力の素晴らしさにあります。 アテンダントというタイトルの通り、飛行機を中心に据えながら作品を展開しています。軸がしっかりしているため作品がまとまっていると思いました。 ナイススティックのくだりがめちゃくちゃ面白いです。 比較的ありふれた内容ながら、情景がくっきり浮かぶように考えて作られていることや一つ一つの場面にしっかり魅力を与えていることで、本作を記憶に残る良作まで押し上げていると考えます。 後半はトワイライトの色を出していくことで、切なく後味よく終わらせることにも成功しています。作品の構成力が流石です。とても楽しく読ませて頂きました。 (トワイライトアテンダント)

2019-04-23

拝見しました。 教え子が、行き着く先が同じでも、その道筋に過去の人達の夢が乗るというテーマが素晴らしいです。自分が教師で、という前提がタイトルにあり、本文では中盤に入る構成も良いと思いました。 (教え子たちの星)

2019-04-23

拝見しました。 流石です。素晴らしいという他ありません。 ミハイルとはミカエルを語源とした、ロシア語の人名だそうですね。それを知って、人身売買を主観的に追う作風や、ミハイルへの曲がり切った愛やミハイルの人物像がくっきり浮かぶようになりました。 構成がとても良いと感じます。1連目は話し言葉で、本作が主観的に進行することを理解させると共に人身売買の描写、主人公にとっての「奇特」な老夫婦、そしてミハイルへの曲がった愛へとバトンを繋げています。2連目、汚い、汚いという連呼から始まる主人公の汚らしい情景。3連目にどこか悲しげなミハイルや、その半生が語られ最後にまた主人公の主観。ねじ曲がったものをねじ曲がったまま、一気に突っ走らせるように読めてしまう構成は筆者の類まれなる実力でしょう。とてもお気に入りな作品です。久しぶりにsurvofさんの作品をお読み出来まして、嬉しく楽しく読ませて頂きました。 (ミハイル)

2019-04-23

拝見しました。 とらえどころは良いと思いますが、やや道徳的な、教育的な路線に傾きすぎているのかなぁと感じました。 詩と道徳は割と水と油みたいなものだと個人的には感じています。絵本や物語として教育じみた話を構成するのはまだしも、詩で語られてしまうと (いや知らねえよ) と読者の多くが思ってしまうと考えているためです。 また、推敲不足を若干感じます。1行目 >理不尽な作り話なんだけどね。 読者目線で考えると、作り話っぽさがありません。どちらかというと、 >例えばの話なんだけどね。 や、 >ただの一人語りなんだけどね。 の方が文脈には合っているかと。 (あぶれもの)

2019-04-23

拝見しました。 テーマやとらえどころがかなり良いと思いました。冒険者はダイヤモンドしか見ていない、という部分は中々面白いです。 惜しいな、と思った部分がありまして、「箱」や「この箱」という言葉が使われすぎているな、と感じたところです。印象づける効果を狙ったのかもしれませんが、タイトルも「箱」なのでここはむしろ、本文では箱と言わない方がタイトルが生きたかもしれません。 (箱)

2019-04-23

拝見しました。 個人的にはとてもお気に入りの作品です。 素晴らしい点をいくつか。 まず1連目とタイトル。「熱っぽい夜」と、ややイメージの纏まりやすい言葉(私は最初性的な詩か、と考えました)をタイトルにどかんと持ってくることで、1連目にすんなり導入出来るようになっています。タイトルと1連目の絶妙なマッチ具合も良いです。 >ひとごとのように過ぎていく >熱っぽい夜しかないが やや難解な1連目と比較して、かなり直接的な2連目冒頭に工夫とセンスを感じます。 刃、間、の韻踏みも、丁度いい部分に差し込まれています。 >君は血まみれの太ももで 筆者はよくグロ方向の表現をされますが、本作もまたそのバランスがいいと思いました。グロ的な表現も同じ詩で多用してしまうと、場合によっては効果が薄れます。本作は割と明るめの表現が続く中で突然出てくるため、いいインパクトとなっています。 読み解こうとしても読み取れない、ふわふわした詩ではありましたが、むしろ分からないからこそ本作は素晴らしいとも感じました。 (熱っぽい夜の終わり)

2019-04-23

拝見しました。 推敲前の作品(目覚めの悪い朝)よりも断然良いと思える作品です。前回は改行がなく、要所の表現が分かりづらいものでありましたが、今作はそこがバチッと決まっている。特に最後の >僕は君のつまらないところが許せなかった。 の書き足しは功を奏しています。この一文があるかないかで、続く >僕は君の元へは行けない。 への意味合いなどが変わってくる。そして君への負の感情を入れることで、イメージしやすくなっています。 改行も効果的かと。また前との比較になってしまいますが、前回は改行なしであった為途中で頭がごちゃごちゃしてしまう恐れがありました。しかし丁度いい部分で区切れたことで、場面転換したんだなと分かるようになっています。 (つまらない)

2019-04-18

拝見しました。 テーマの独創性や「はい、論破。」の使い方はさすが柿原さんだな、と感じます。 ただ、文体にいつものようなパワー、熱量が無いように感じました。最初期に書かれた作品と言われても納得します。 テーマがかなりいいとは思いますので、詩の本文にも柿原さんらしいテクニックや独創性がほしいかなと読み終わったあと感じた次第です。 (正論)

2019-04-17

せいろんさん、 いえいえとんでもございません。詩の読み方は読者の自由ですし、伝えきれなかった私の実力不足でもあります。 お褒め頂きありがとうございます! (懐かしの鷽の森)

2019-04-17

拝見しました。 寂れた街を中心として、僕らの思い出からさようならを告げる場面を美しく切り取った作品とお見受けしました。 自転車のパートがさすがだなと思いました。「恋焦がれた未来」で自転車の籠が満ちているという表現は共感できますし、寂れた街の様子を一層引き立たせています。 最後も印象に残りやすいのですが、「さようなら」のパートが特に良いです。 >僕らが無邪気に過ごせた今日 過ご「せた」が素晴らしいと思います。 [寂れた、すたれた街では無邪気に過ごせなかった人達も多くいたのだろうし、それを目の当たりにしてきたのだろう。だけど僕らは無邪気に過ごせた。そのことに感謝しながら「さようなら」] という意味と捉えましたが、それを 過ごせた ひとつで見事に表していると感じました。 日傘の少女が以後明確に登場していないのが、せっかく登場したのに勿体ないような気はしました。また、 >心を込めて伝えよう は少々簡単に終わりすぎてしまったような気が致します。もっと読者の心に残る言葉があったのでは、という惜しさが最後に感じてしまったのは、勿体なかったのかなと感じました。 (さようなら 愛しい日々よ)

2019-04-17

せいろんさん、ありがとうございます! 口笛はですね、様々な意味を複合させています。 まず、作中には鷽と「ウソ」(という仮名の誰か)の二者が登場しています。そして口笛は、君との待ち合わせの思い出とかそんな所でしょう。 鷽の鳴き声からは、そんな思い出が蘇ると考えられます。口笛は主人公と君の合図のようなものであり、鷽の鳴き声でもあり、鷽との交信のようなものでもあり、とにかく様々な感情を詰めてみています。 嘘でも誠でも…。ここはウソ=君であり、君=嘘であるからこそ君=ウソなのだという現れです。君は嘘つきだったと。だけど、嘘でも誠でも…とある通り、今だからこそ思える君への感情が、森を歩きながら湧き上がっているのですね。 好きな作品と仰って頂きありがとうございます!テンション上がります。 (懐かしの鷽の森)

2019-04-16

拝見しました。 >海原をゆくイルカの親子にも似ていた。 ここが良いと感じました。父の死にうまくマッチした表現です。 この詩の最大の問題点は、伝えたいあらゆる感情が読者にほとんど伝えられていない点。 懐かしい、とかうれしい、とか楽しい、とか、そんな感情をどこまで独自の目線でリアルに、あるいは特徴的に書けるかが詩の良さのひとつだと思っています。そのまま書いただけでは残念ながら、読者にはほぼ伝わりません。 また、情景に軸がないようにも感じます。 例えば桜が出てきているので、その散り具合と父を絡ませるですとか、 八ヶ岳にやけに綺麗な桜が満開、ですとか、 空を軸にするならいつの間にか去っていったイルカ達の跡から、陽が差し込むでありますとか、 何か情景に軸がないと、せっかくの一つ一つの言葉がバラバラになってしまうと思いました。 (春の日差し)

2019-04-16

拝見しました。 かなり良い作品と思いますが、勿体なかったかな、とも思います。 >ギィーキュイーギィーキュイー 本作の非常に素晴らしいところ。効果音ひとつでその寂れ具合や、公園に染み渡る情景を思い起こさせます。 その光景がすっと入ってくる構成、そして1行あけが本作の場合は上手く機能していると感じます。 ブランコとは一言も言われていないが、ブランコ(だとすればそう)と分かる書き方になっています。それがまた素晴らしい。 凄く勿体ないと感じたのは、やはり主人公の心情があまり入ってないところ。それをブランコのパートと同じくらい書けていたら、本作は名作たりえた気がする。 やや短かったかな、とも思いました。もう少し展開があれば、もっと良くなったような気もします。 しかしながら、個人的には結構好きな作品でありました。 (遊具)

2019-04-16

拝見しました。 面白い作品でした。平凡な言葉しか使われていませんが、詩として完成されていると感じます。 >この不完全な体は これを1番最初に持ってきた辺りにセンスを感じました。主人公が不完全である、という情報を最初に持ってくる。それによって以下の詩が「不完全な主人公の体験」として見ることが出来ます。 「感動している」でなく、「感動なんかしないと思っていた」とする所も上手い。主人公の言葉にできない思いを綺麗に表しています。 インパクトが無さすぎるのは、悪くは無いのだが勿体ない所かと。かなり良い作品であるのに、一読しただけではその素晴らしさに気付きにくい。そして特徴が無いように見えてしまうため、さらっと読み飛ばしてしまいそうな気がしました。 ただ、読み込んだ後の後味の良さは作者の作品全般の素晴らしさであり、本作もその例に漏れません。良作です。 (空想と星空)

2019-04-16

あおきがはらさん、ご返信ありがとうございます。 何となく返信をしてみたくなったのは、本作が駄作ではないからです。 結構厳しい講評が続いておりますが、一つ一つの文には確かな文才を感じることも確かです。 >生き残った朝のかすかな空の色が >やさしく裸の眼球に薄い膜を張る >ミルクをレンジで温めたときの >ラムスデン現象みたいな、 この部分は純粋に上手いな、と感じました。素材が凄く良いと思います。ただややイメージし辛い部分もあるので、例えば >生き残った朝 >かすかな空の色が、ラムスデン現象のような >膜を張った 私の >裸の眼球に のように、構成を変えるなどすると良いのかもしれません(これはただの例文です)。 少し脱線致しますが、Twitterに上げられている詩も魅力を感じました。実力のある方とお見受け致しますので、是非とも次回作を楽しみにしております。 (猿の右手)

2019-04-15

哀愁亭さん、ありがとうございます。 僕 は普通を演じていますね。普通の少年のような僕に安心している僕は、普通の少年の様だと安心している部分が既に普通でないことの紛れもない証であると。その意味で確かに皮肉かなとも思いますし、リアリティを感じてくださって何よりでございます。 お楽しみ頂けたようで幸いです! (クレアおばさんゆさゆさ)

2019-04-13

天貫さん、コメントありがとうございます! 僕 の存在は読者に委ねている所もありますが、やはり「普通でない存在」であることで 僕 の謎めいた雰囲気をクローズアップ出来たのではないかと考えています。 サンタクロースの部分は、元々土っぽいという表現はなかったのです。付け足して良かったです。 最後の連ですが、私は最初の連の形や内容を最後に持ってくるのが結構好きでしばしばやってしまいます。効果的に働いているようで安心しました。 (クレアおばさんゆさゆさ)

2019-04-13

拝見しました。 写真の桜を、主人公目線で捉えた詩。 美しい詩に感じました。 心に残ったのは >とわゆえに写真の桜は散りたがる 私の読み解いた通りであれば、この「とわゆえ」=永遠故 と思われます。そうだとすると、この部分は上手いと思いました。なぜなら、 タイトル 永遠 は普通は えいえん と読む。しかし作者は とわ と読ませたい。それをどこでさり気なく伝えることが出来るかが、腕の見せ所というもの。本作はそれが成功した例と感じます。 また、作品の柔らかさに非常にうまくマッチしています。永遠故、の堅苦しさもまた味があり選びがちかなぁとも思いますが、作品がどういう方向なのかを的確に読んでのこの選択だと感じました。 写真の桜が、永遠を嫌って消える。その発想が詩的であり、また散りゆく様に美を感じるテーマに日本の心を感じました。 (永遠)

2019-04-13

拝見しました。 若者言葉をベースに、青春の青々さを巧みに切り取っている。言葉選びが良い作品。また、定期的に挟まるカッコやカタカナ、小文字が、いい雰囲気を作っています。 気になった点がいくつか。 文の切れ目がなくダラダラと続きすぎていて、内容の整理がつき辛いかなと。 例えばですが、 > 触っちゃいけないとキモに銘じながらも >潰してはいけないので絶対に この「に」を外す >潰してはいけないので絶対 で止めると、文章が一旦途切れるので読みやすくなるかと。 > ゼィゼィ呼吸ができていたの昨日の感触 ここに「の」を入れたい場合、改行するか外した方が読みやすさが増すと感じました。 > ゼィゼィ呼吸ができていたの >昨日の感触 または、「の」を外す > ゼィゼィ呼吸ができていた昨日の感触 > なんだがイケてはないんだけど 誤字だとしたら勿体ないかなぁ、とは感じました。誤字でないなら、田舎っぽい表現としてはありだと思います。 やや気になる点がない訳ではないですが、全体的にはハイレベルに纏まっている作品に感じました。 (『=マジでキミはそんなふぅに=』)

2019-04-09

拝見しました。 比喩は中々独創的で、センスを感じます。 問題はその比喩が、乱雑にねじ込まれたように感じてしまうところ。 > お前は水が毒になるぐらい透明に泳いでた 比喩が一文に多くぶち込まれていて読みにくいかと。せめて空白などを空けるか、文を分けるとより良くなると考えました。 >お前は透明に泳いでた >水が毒になるくらい透き通っていた など。 最後の部分ですが、 > 最後にお前が俺のフードに入れた手紙はまだ届かない やりたいことは凄くよく分かるのですが、作者の脳内だけで終わってしまっている印象です。 まずは「お前 」の情報がほとんどなくて、悪くいうと「ふーん」で終わってしまう恐れがあります。 主人公の心情ももう少し欲しかったところ。 もうひとつ、恐れながら。確かにフードに手が届かないということは書かれてあります。しかしフードが何かの比喩として使われていない為、「フードに入れたのに何故届かないのか」という疑問が浮かんでしまう。この場合、まず「フード=主人公の心の受け皿」などの伏線を張り、それでもってその文をドカンと載せると、良い味が出ると思いました。 タイトルと本文が噛み合ってないかと。最初チラッと泳ぐ場面が出るだけで、後は2人の日常の描写。服装もパーカーで肝もフード。スイミングスクールともっと噛ませれば、更にいい作品になったかもしれません。 (スイミングスクール)

2019-04-09

拝見しました。 素晴らしい作品だと思いました。構成が極めて良いです。まず小さい構成から行くと、 目を引く文を最初にバンと置く ↓ そこに映像を加える ↓ そこに動きを加える。読者はここで映像と動きがはっきり分かるようになる。 ↓ 動きの経過を加える。 ↓ 想像性の高い文をバンと置いて次へ 上記のように、映像や動きがパッと浮かびつつ、詩情を含ませることに成功しています。 全体的には、揉む対象が 包丁→乳房→ぐたひの順に変化します。 まず上手いのは、最初に包丁を持ってきたところ。揉む=乳房という、読者が想像しやすそうな言わば「お決まり」を破る。で乳房を持ってきて、ぐたひ という最大の見せ場へ繋げています。 ぐたひ への持っていき方も上手いです。いきなり 「ぐたひを揉む」 としても訳が分からない。しかし、 > 利き手でないほうの手の呼び名が >日本語にないことに驚く この伏線で 「ぐたひ」 へとバトンタッチが出来ています。この気遣いが素晴らしいのですが、さらに >日本語にないことに驚く 日本語「で」でなく「に」であることが非常に良いです。これは、 > 検索しても出てこないが >いま確かにこの両手の中にある へのバトンでありますが、ここで「で」とした場合は 「日本語ではない外国語の言葉」のニュアンスも含まれるかと。しかし「に」とすることで、 「一般的な日本語の中では言われないが、日本語の造語もしくはそれに近いもの」 となり、綺麗にバトンを渡すことが出来ます。 ぐたひ の項ですが、 ある→広がる→分かる→分かる のリレーも効果的に働いています。 最後の連、貴方を揉みたいけど、指をすり抜けるような様子を表しています。最後の連は今までと違い、パワーのある言葉を選びとっていてそこがまた後味の良さを出しています。 貴方に触れたいという、言わばそれだけの内容をここまで深く掘り下げる事が出来ている本作には、素晴らしいという言葉以外見当たりません。 (揉む)

2019-04-09

拝見しました。 テーマがまず面白いところに目を付けられているな、と感じました。そしてやはり上手いな、と思うところが綺麗に光っています。 まず、 >1UPが煙のように浮かび >不意に消えていく さり気ない表現ながら、詩の淡白さに上手く合わせつつ叙情性を保っています。何処と無く切ない表現が見事。 >決して顔を合わすことのない僕たち マリオの無限の「煙のように浮かび消える」僕は、確かに決して顔を合わせることがありません。しかしここを後半に、ピシャリと持ってくることで切なさを一層引き立たせています。 要所要所でしっかり魅せているところは流石だな、と思いました。 一方、やや淡白を追求しすぎているのかな、とも感じました。無限の情景や、長い効果音を聞き続ける主人公の複雑な思いをもう少し深く、羽田さんのお言葉で読みたかった。 >1UPの文字が浮かび消えて >僕が増えていく が の重なりは決して悪いわけではないのですが、私としては、 >僕は増えていく の方がスムーズか、とも感じました。 テーマの着眼点がいいなぁと思いました。こんな視点を私も持ちたい。 (僕が増えていく)

2019-04-09

拝見しました。 世にも奇妙な物語のような変な世界が非常に魅力的です。まず素晴らしいところを取り上げますと、 >“真実” 説明が続いて物語に動きが生まれた後、余韻のようにどっしり広がるこの言葉。上手いです。 >鏡?「鏡がどうした?」 これはカギカッコの内と外の差を上手く活用した表現です。反射的に出た思い〔鏡?〕がまず先行する。そして言葉として整理された後カギカッコ内の言葉が出る。鏡と手に書かれた時の反射的な疑問を非常に巧みに表現出来ています。 夢と真実の境目、そのようなことをテーマにしていますが、説明が詩を引き立たせることなく説明で終わっているのは少々勿体なかったかな、とは思います。ただこれはこれで詩の淡々とした世界観を表現できていないとは言いきれないので、完全にダメとは言いきれないかも。 真実、と夢、をテーマにしているのなら、もう少しそれが夢であり、真実であり、みたいな所を読みたかったな、という思いもありました。 ただ、本作は独特で前衛性のある作品として、高い評価の出来る作品だと思いました。 (真実)

2019-04-09

拝見しました。 非凡さを感じます。特にいい点は3連目 >薬を飲めば青い眼で見られて >癒す為に傷つけば黒い息を吐かれる 薬→青いときて薬物に染まる寒々しさのようなものを感じさせ、 黒い息で深深と落ちていく構成が見事。躍動感や闇の深さをしっかり表現出来ています。 >そんな夜が僕は嫌い このリフレインは、あまり効果的に働いていない気がしました。リフレインがその言葉のインパクトを逆に殺してしまっている印象があります。 微妙に変化させるといいかもしれません。 >そんな夜も僕は嫌い >そんなこそ僕は嫌い など。 繋げられる なくなれる ではないでしょうか。恐らくですが。 3連目はいいのに、4連目はやや淡白かと。また文の構成ですが、 1行目の 僕は が効果的ではないです。またそんな夜、が常に最初にリフレインされているので、ここも持ってくる方がいいかなと。以下例文ですが、 >そんな夜。いつ溶けて無くなれるんだろうこの 僕は >その時は、いつか教えて欲しい >君と手を繋げられそうだから きっと さ行でリズムを出しつつ、情景に動きを含ませるとここは効果的かなと。 (溶ける夜)

2019-04-09

すいません、修正です。 詩文は画像の文字起こしだと書いた後再読して気付きました。大変失礼致しました。 詩文の所は無視して頂いて結構です。 (「頑張れ」という刄)

2019-04-08

拝見しました。 画像の出来が非常に良いです。これだけでひとつの芸術作品とも言えます。 詩の本文は画像を邪魔しておりません。陳腐でなく、主張しすぎない位置に収まっています。 まず、本作は詩をメインに据えたのか、画像をメインに据えたのかが気になりました。詩がメインなら単純に画像のインパクトが高すぎて、詩を殺してしまっています。画像がメインなら、詩に映像が欲しいなと思いました。画像が思いを表現した抽象的な作品なので、そこに動きのある詩を載せることが出来ていたら作品がよりよくなるのかなと。 詩のみを見ます。気になったところが一点。 >その頑張れという >嘘の刃物を突き刺した >頑なに、張り続けた痛みが >何度も言葉が抉った心が ここはもっと効果的に出来ると思います。 例えばですが、まず主語が長すぎて分かりにくいので、~痛みが までを分割します。 ~が を活用して、 >その 「頑張れ」という痛みが >嘘の刃物を突き刺したような痛みが >頑なに張り続けた痛みが などとするとまだいいのではないかな、と個人的には感じました。 (「頑張れ」という刄)

2019-04-08

拝見しました。 視点がとても良く、独創的だと感じました。最後の影たち の繰り返しが上手く生きている作品です。 一点気になったのは「雲の防壁」。~の、でも比喩は表せますが、防壁が雲のように柔らかい比喩なのか、防壁のように厚い雲なのか(前の文に 風が~とあったとしても)迷うところ。「防壁のような雲」または「防壁の雲」とすると意味がすっと入ってくると思いました。 (影)

2019-04-08

拝見しました。 >誰でもいい私淫乱だから ここがいいですね。誰でもいい→誰でもいいときて、淫乱とくるインパクトが絶大で「淫乱」ひとつで色々な主人公像を思わせてくれます。 >なにもできない ↓ >なにもしない とくる所も、誰でもいいと同じく「同じような言葉の繋がり」によるリズムを生み出しています。 >なんにも意味がない ここも見事です。そして >まだわからないことだとて 私としてはここが一番良いような気がします。「とて」は否定っぽい意味ですが、けど、などと違い柔らかい印象を与えてくれます。これをあえて持ってくるあたりのセンスには脱帽です。 (俺)

2019-04-08

拝見しました。 あれですね、詩じゃないですね。 Twitterの呟きですね。 そして、Twitterの宣伝ですが、はっきり申し上げますと論外です。 あくまで「作品」である以上、そこに個人的な宣伝をするなど言語道断としか言い様がありません。 せっかくこの場所にはコメントという便利な機能があるのに、勿体なく思います。 (なんで)

2019-04-08

拝見しました。 筆者の妄想を覗いている感覚です。ごった煮感があり、そこに芸術を見出すことも出来ます。 しかし、まずごった煮すぎて読者への心遣いが感じられない。あくまで文である詩において、読み解きやすさや想像しやすさには気を使わないといけません。 次に、ですます口調や命令形が中盤入っていますが、カギカッコを使わなかった理由が見当たりませんでした。余りに唐突すぎて読むのがキツかったです。 最後に、後半部分はかなり好みが分かれると思います。万人受けにしろとは全く言いませんが、上手い作品のテーマが性的なものである場合、おっぱいであればその形やそれに対する気持ち、思いの部分を重視するものが多いです。このリフレインは、私には不快でした。 総じて唐突にワードが始まりすぎて読みづらいです。妄想性を重視するなら、その思いの表現で勝負して頂きたかったなと。 (猿の右手)

2019-04-08

拝見しました。 やはりこの作者の斬新なアイデアと言いますか、切り口は素晴らしいと思います。 カナル型イヤホンが耳に入らない光景を詩として完成させてしまう、その飛躍っぷりが良い。 徐々にイヤホン=耳、話のようなものに変わっているので、そこがもうひとつの工夫として評価出来ます。 勿体ないのが、 >カナル型イヤホンが耳に入らない の一辺倒で通してしまっているところ。リフレインは使いすぎるとかなり鬱陶しく思ってしまいます。この場合はいっそのこと、ちょっとずつ言葉を変えて行った方が面白く思いました。例えば >カナル型イヤホンが全く耳に入らない ↓ >カナル型イヤホンがとにかく耳に入らない ↓ >カナル型イヤホンが鼻に入らない ↓ >カナル型イヤホンがへそに入らない など、繰り返すならではの面白さが欲しいなと思ったところであります。 (カナル型イヤホンが耳に入らない)

2019-04-08

拝見しました。 場面場面がしっかり書き込まれていて、想像しやすい作りになっています。 2連目がとても良いと思いました。睡眠がとぎれとぎれであることに付随して、秒針が響いてくる描写がリアルで素晴らしく思います。 私としては、主人公の感情がもっと全面に出てくるともっと切迫感が出てくるのではないかと考えました。 (隔絶)

2019-04-03

せいろんさん、ありがとうございます! 最近は「想像する余地」のある作品を目指していまして、本作もその一つです。とはいえ何も意味を持たずに言葉を選んでいるわけではないので、仰る通り深い意味のある作品です。 構成がしっかりしているとのお言葉、ありがたく頂戴致します。嬉しい限りです。 ゆらゆら幻想的、たしかにそうかもしれません。現実か非現実か、そんな境目をさまようゆらゆら感が本作にはありそうな気がしてきました。 ありがとうございました!次も頑張ります! (クレアおばさんゆさゆさ)

2019-03-31

入透さん、ありがとうございます。 僕としても、自動車の音は我ながら好みです。 「普通の少年」を演じる主人公の周りの「普通っぽい景色」の中で、その裏にある「普通じゃない何か」というテーマが鈍く光る、そんな詩を書いてみました。お褒めのお言葉ありがとうございます。 (クレアおばさんゆさゆさ)

2019-03-28

拝見しました。 一連目(起承)が丁寧で、読みやすいです。二連目で心を奪われます。素晴らしくまとめられた転です。 結である三連目も中々良いです。初読時には分かりませんでしたが、石が何処と無くドライフラワーと重なっているのもまた考えさせられます。 (花)

2019-03-23

拝見しました。 ふと、アンゴルモアを思い出しました。それほど破滅的で、退廃的な美しさが光る詩です。 魅入られる表現が多いです。特に >むらさき色の稜線 のくだりは絶品の一言。 (夜の庭)

2019-03-23

拝見しました。 短いながらも、魅力の詰まっている詩です。不穏な「忍んで」、「午後の紅茶が」のくだりの不思議さがクセになります。 想像を膨らます楽しみで溢れている作品でありますし、見るだけで何とも言えない満足感で満たされる詩であります。 (午後の紅茶)

2019-03-23

詩として描写が不足気味で、場面場面がイメージし辛いと私は感じました。難しい漢字をあえて使っており、冷涼な雰囲気作りには成功していると思います。 うたう、をなぜ唄うとしたのかが非常に疑問です。唄うはほぼ歌うと同じ意味で、ただ「小唄」など邦楽に対して使われる漢字。邦楽っぽい要素を付け加えたい理由が文脈的に見つからなかった為、別の意図があるのか、よく分からなかったです。(例えば「謳う」とあれば、意味は充分伝わりましたが)私の知識不足かも知れませんので、悪しからず。 (旧宝島)

2019-03-23

拝見しました。 渡辺さんの作品にしては珍しく、熱意といいますか、熱い気持ちを感じることの出来る詩だなと。地方の風景を綿密に捉え、地方を出ていくことの残酷さのようなものを丁寧に、スピーディに綴っています。渡辺さん自身の心の底からの思いを、卓越した技術によって表現されていると感じました。 (進学や就職)

2019-03-23

拝見しました。 個人的に好きな作風です。「水蒸気と遊ぶ」「一神教に悩む」といった特徴的でアイデア溢れる組み合わせが魅力的に思います。 締め方が引き込まれない(意図してかもしれませんが)点などが惜しい、と感じる所ではあります。が、一つ一つのパートで創造性を感じさせられる点、作品に流れる疾走感が素晴らしいと思います。 (遊ぼうよ)

2019-03-18

拝見しました。 本作が目を惹き付ける理由はやはり「しろくろ」の読み触りの良さと、それによって作品が締められミステリアスな印象を与えている点と思われます。 割と短い詩であるからこそ、語られない部分があるからこそ、自由に想像出来る愉悦に浸れます。 (しろくろ)

2019-03-18

拝見しました。 なんだか懐かしさを覚えます。題材がゲーム史上でトップクラスに弱い主人公を有する、スペランカーというのが良いと感じました。 (スペランカーとアイツ)

2019-03-18

拝見しました。 あえて言葉にするなら「風情ある」作品と感じました。 物語の一場面でよくある「汽車(含め乗り物の)停止、閉じ込められる」状況から、その状況になったからこそ明白となる〈乗客が抱く大切な何か〉をテーマとしています。 本作は 助け合う→沈黙する の構成ですが、ここが魅力的かつテーマに沿っています。沈黙(ギスギス)→助け合う の構成でなし得ないことは、沈黙したからこそ乗客各々が上述の〈大切な何か〉を浮かべ、思い、それは読者にも肉迫してきます。 最後の >妙なる楽の音 が秀逸です。楽の音を安易に 心境、音楽など明確化せず、楽の音としたからこそ大いなる安堵感や清々しさが生まれ、本作の「風情」を生み出していると感じました。 (汽車)

2019-03-14

右肩さん、コメントありがとうございます! 勿論リーマンの嘆き節も入っていますが、嘆き節なんてものではないジメジメした雰囲気を作中に捻じ入れたくて作りました。 力任せに繋がっていく、とのお言葉、その通りだなと。 熱気が、体温として伝わるとのお言葉、非常に嬉しく思いました。好意的な評をありがとうございます。がんばります。 (内ポケット)

2019-03-12

拝見しました。  まず筆者の文章力が光る内容だと感じました。場面場面が中々唐突で、一歩間違えれば読みにくい文章になってしまいがちな作品ながら、なぜだか頭に内容がするりと入り込み、「書かれていないこと」に思いを巡らせることができました。この詩はそういった所へ繊細な配慮が行き届いた作品だと感じます。  君がどのような人物なのか、そして私がどのような人物なのかが肝です。作中に漂う悲しい感情が、本作にただならぬ状況である気配を感じさせます。  君は病気で余命わずかなのではないだろうか、と想像しました。「真実」と「時間」の切迫具合が素晴らしく、ドキドキしながら最後まで楽しむことができる作品でした。 (故郷の中華街はいつも灰色)

2019-03-10

拝見しました。  面白い点として、「お慶び」を題材とした着眼点にあると思います。お慶びが一般的には定型文かつ堅苦しい表現ながら、 >むにゅむにゅと不定形 と「お慶び」を組み合わせることによって、響きの面白さと「不定形」の違和感に目を奪われます。 また、小便の表現から >何が慶ばしいというのか不思議 と返すこ気味良さにクスリと笑いがこみ上げつつ、 同文がセブンイレブンの描写へ続いています。 後半は詩人を題材に、主人公が考えにふけっています。 後半の内容から主人公の姿がくっきり映るようになっている構成が見事であり、 前半の本文へ惹きつける技術が素晴らしいです。 (新年のお慶び*)

2019-03-10

運営の皆様、3.0案お疲れ様です。 充実した内容で楽しみに感じております。 渡辺さんの >コメントや批評文での活動をユーザーにはしてもらいたい >ライト層の居場所も確保 また、ニコニコのコメントのようなレス入れを、 に関しまして、ポイント付与等の際に一言「~が良いと思った」などの簡単な文を添えるようにするのは如何でしょうか。 コメント付けのハードルを下げる効果もある気がします。 ただ、ライト層へのハードルはより上がる気もする(折角のポイント制の良点が薄れる)ので、3.0案を拝読しての思いつきです。 野外からの提案で申し訳ないです。 (【必読】B-REVIEW3.0企画書の公開)

2019-02-19

かるべさん、コメントありがとうございます。 そう仰られると、確かに以前と比べて作風がかわったかもしれません。私には詩の引き出しどころかボキャブラリーさえ貧困ですので、いつも苦心してアイデアを出しております。 悲しい物語に少し飽きてきたので、テイストを変えてはみています。 書き終えて思いまするに、かるべさんのご指摘通り「やさしい」内容の作品は、負の要素が主体の詩に比べて数段難しい、と個人的に感じました。 火の想像力が足りない、ご指摘の通りです。指摘されるであろう箇所を整えて形にしたつもりが、中々良い作品というのは難しいものだ、と思います。し、それが次の作品への情熱ともなっております。 本作は根本的に、長さと言いますか、内容の付け足しが必要だったのかもしれませんね。精進致します。 (有想枕)

2019-02-08

今野よーよーさん、返信感謝致します。 私の見識が甘かったことをお詫び申し上げます。 ラップが、詩の世界の隣に位置するというご意見は私にない考え方でした。理解を深める意味で面白く感じました。 (半月の夜)

2019-02-08

 拝見しました。ハハがカタカナであることが良い点だと感じました。  「ここが深海の上ではなく/遠浅の海だという事に」などから、人生を勝手に難しく考え、どうせ自分なんて、と自暴自棄にはしる人々へのアンチテーゼのようにも感じました。 (漂流)

2019-02-04

 拝見しました。どんどん陰惨になっていく主人公の状況に反して、強がりでなく「恵まれている」とする点が素晴らしいです。なにが素晴らしいかと申しますと、「恵まれている」が強がりでなく、皮肉でなく、本心からであると読者が認識させられる点です。ある種あっけらかんとした主人公の姿は、詩というジャンルでは珍しい「強い主人公」を見た気がしました。 (環境)

2019-02-04

 拝見しました。希望のベランダが主人公の思い出であり、いつまでも自分を奮い立たせてくれる存在なのだ、という明るさが素敵です。本作の「希望」は程よく明るく、そしてなにより「クサくない」。これがなかなか難しいように思いますし、優れた点だと考えました。  と思いましたが、別の解釈もあり得そうなのかなとも。ベランダで首を吊るというのはどうでしょう。これでもほぼ意味が通りますし、むしろ最後の明るさが狂気じみて見えます。  二面性のある詩ですね。良作だと思います。 (希望のベランダ)

2019-02-04

 拝見しました。面白い試みだと感じました。ひょっとしたら、有名な歌の歌詞を引用しつつ独自の詩に仕上げることはわりとあるのかも知れませんが、それを(恐らくは)筆者様自らが思い付き、挑戦しようという気概が素晴らしく思います。また、内容もなかなかセンチメンタルでかわいく思えてしまう点も、いい意味で原作との差別化がはかられていると感じました。 (糸)

2019-02-04

 拝見しました。なるほど面白い。平仮名を二人の形「みたいに」とすることで、イメージがしやすく、そのアイデアが魅力的です。全編ひらがなで書かれてあるのも良いと思いました。 (いみたいに)

2019-02-04

~しなくてもいい、という言葉が優しく、惹かれました。 (罪)

2019-02-04

 拝見しました。良いですね。頂きますをもっと大切に、という意見なら聞いたことがありますが、頂きますに懐疑的な目線からスタートする内容が斬新に感じました。 (シュガー・ブルース)

2019-02-04

 拝見しまし…  いや最後まで尻の話じゃねーーか!  すごく好きな詩です。終始馬鹿馬鹿しいですが、本作の素晴らしいところは「タイトル」。平凡かつ真面目そうなタイトルを見せつけておいて、居直って切り付けてくるかのごとき内容のはっちゃけっぷりに脱帽です。こんな詩を書きたい。 (文章講座 講師ゆかり)

2019-02-04

 拝見しました。なるほど、「誰かの声」とは操作主のことか、と発覚した瞬間本作が突然色めきだし、非常に魅力的な詩になります。「発見」と「喜び」を味わえる詩です。 (誰かの声)

2019-02-04

 拝見しました。うーむ、私も韻を踏んだ詩に挑戦したことはありますが、気づいたことは「韻を踏む」という作品自体が古典的で、食傷気味なのかなあということです。  未熟ながら申し上げますと、本作は技巧をふんだんに用いた作品ではありますが、それに縛られすぎていて中身が二の次になっている印象です。作品が映えるか、でなく技巧がどうか、の推敲だったのだろう、と読者側が感じ取れてしまう点が非常に惜しいと存じます。  転じて、内容です。病気の主人公、生と死が切迫した状況で、「上」を「向けるなら」と寂しく終わります。この寂しい感情が余韻となり響いてくる詩です。 (半月の夜)

2019-02-04

 一枚の絵が吐き出される、という締めが魅力的に感じました。 (春の唄)

2019-02-04

 拝見しました。  列車=結婚とするなら、つじつまが合う、気がしましたが、「テーマを追いかけ読解する」という読み方ではない気もします。  「火を付けてください」が一体誰に言っている言葉なのかが今一つ分かり辛く、その「対象の不明瞭さ」がこの詩の読みを難しくしている気もします。  ただ、非常に美しく、「美しさ」という観点で計算された詩だと感じました。逆にいうと「あまりに美しすぎる詩体」だからこそ、結婚、人生、なにかへの挑戦、本作に当てはまりそうなテーマが霧散してしまう。またどれにしても、(私に)「火を付けてください」=受動的であることはどうにも引っ掛かるところです。  本作はテーマ云々でなく、その言葉選びの壮大さ、厳粛さ、美しさを味わえる作品とお見受けいたしました。 (見える物すべてが光の中だ)

2019-02-04

 拝見しました。不思議な作風です。自己否定に飲まれていながらも、詩にその毒々しさはあまりありません。むしろ頭がとれ、街のひとたちに縫い合わせてもらった。ごわごわする、という特異な世界観が癖になります。 (膜)

2019-02-04

 拝見しました。  インパクトある題名で、「十年前の秘め事」が作中でのテーマであるとともに大きな謎となっております。  まず、十年前の秘め事が映像であることが分かります。それも内容は情事であるらしい。また、その映像に主人公は写っておりません。  秘め事を、主人公と女はビールを飲みながら見ています。主人公は、その映像に自己を重ね合わせます。  作中に漂う退廃的な雰囲気は、主人公の「あきらめ」から来ております。人生のなにかのタイミングで「あきらめた」主人公は、まるで「巻き戻し」のように同じような日々を過ごしてしまっていて抜け出せない。「今日とてそれは過去と一緒」にもそれが表れている気がします。  面白く感じたのは2連目冒頭です。いままで「男」表記だったのが突然の「私」、そして何らかの意図があるであろう 」 の部分。このパートだけ、男の本音のようなものが書かれてある気がします。  あきらめた、そして人生に冷めているかのような主人公ですが、女の「火のついたタバコを渡す」仕草のさりげない献身性で、主人公はなんとか生きているのではないだろうか。そんなことも想像させられました。 (十年前の秘め事をテレビに繋ぎ見ているカップル)

2019-02-04

遅くなりましたが拝見しました。 雲量5、は何かの元ネタ(恐らく科学)がありそうですが、無学故存じませんでした。冒頭のカギカッコのインパクトがとても良いです。 病室で「あざやかな生活」を羨む主人公の悲しさがひしひしと伝わってきます。死んだ目で「鑑賞」この鑑賞、が絶妙ですね。好きな詩です。 (シェルター)

2019-02-04

 左部さん、ありがとうございます。その通りですね。捨てる、捨てる、と繰り返していた割には、なぜ捨てるのか、そこの掘り込み具合が足りなかったと今分かりました。勉強になります。 (有想枕)

2019-02-03

 拝見しました。  生死をテーマにした詩とお見受けしました。以下考察です。  僕の行動を順に追っていくと、 1.雪と「一緒に溶け」る 2.「最後の一頭になった鹿を連れ」る 3.「最後の一匹になったイトウの後を」行く 4.「溶けて」「空になる」 5.「産まれる前に通る深淵で/一つのミームになる」 6.一粒の砂になって空に放たれる」 7.「空で凍って雪になったら/始まりの湖に帰っていける」(ここは明らかに「行動」ではない) となります。 ※すべて過去形ではないので、予想や先の展開を想像しているだけかもしれない。  まず主人公は、溶けたい、という願望があり、作中で何度もそれが表現されています。「一緒に」から、僕≠雪であることが分かります。  「空より暖かい水底」から、水底のほうが空より暖かいこと(空の温度はかなり冷たい模様)、「水底に広がる砂の空」から、空=砂の空、ひいては湖の底の広がる砂のことであることが示されています。  3ですが、イトウの後を行ってはいますが、イトウに導かれているわけでなく氷晶に導かれています。つまり湖の底に、(恐らく、雪が固まってできた、水底に向かって落ちていく)氷晶に導かれ進んでいて、その先に偶然、最後の一匹となったイトウが泳いでいる、という状況だと考えられます。  銀盆の月は二つの情景を組み合わせたものと解釈しました。一つは銀盆→シルバートレイ(のように輝く満月)、もう一つは盆の月(秋の満月)、つまり季節は秋と考えられます。その光が滲みつつ、水底まで光の道を作っている描写を表しています。  本作は(入水)自殺の描写と考えることができます。4から、自身を溶かして空(=砂の空の一部=砂粒)になる点。5から、ミーム=砂粒とされていて、さらに自身をその原始的なものに溶かし変えてしまおうという、自分への破滅的欲求。6は輪廻転生の観点から、自身の魂は死んだあと新たな生き物の命となり、繰り返されてくという思想を表しているのではないでしょうか。鹿は、愛する人との心中と考えることができます。また、そもそも湖自体が、生と死を繋げる特殊な場所ではないでしょうか。  別解釈として、出産と考えることもできます。湖へ自身を「溶かす」ことを性行為と解釈すれば、湖は母親の子宮と考えることもできます。そうなれば、自身を「ミーム」=自分の子供への育児と解釈することも可能です。  美しい描写に隠された細かく練りこまれた内容、とても楽しく読むことのできる作品です。月のパートが特にお気に入りです。 (始まりの湖)

2019-02-03

 拝見しました。フムフム    な、なんだこれは・・  表記のアルファベットを覗くことで暗号的なものが現れるのかなあ、黙字のアルファベットになにか詩を読み解く秘密があるのかなあ、などと、紙につらつらと書いては思考を巡らせていると、自分は漫画の探偵役かよ、と思わずツッコミを入れてしまいました。  非常に前衛的なアイデアであり、そういった作品にはパワーがある。本作も作者の溢れるアイデアをフルに生かした、エネルギッシュな作品として好感を持ちました。 (a mute)

2019-01-29

 拝見しました。置き去りにされてどうしようもない主人公、そして置き去りにした男、それをパンケーキの食事シーンの思い出にだぶらせる発想力に驚きました。「、、、。」がさらに行く場所のない感情を表している気がします。 (君が残したパンケーキ)

2019-01-29

 拝見しました。「僕はどう足掻いたって僕だから」が心にきますね。一見自身で解決できているようで、どうしても振り切れない未練がある。しかし口で、解決したと、振り切れたと表現しないと自分がどんどん落ちていく。そんな、いい意味での「強がり」を、作中の主人公から感じ取れました。 (たられば)

2019-01-29

 拝見しました。ロックな感じがします。黒髪さんの作品としては、「俺」をはじめとしてこのようなパワーのある詩体は珍しく感じました。しかし「当然ではなく受け取る」に、主人公の弱気な部分が垣間見えている点が巧みです。 (場の俺)

2019-01-29

 拝見しました。少し淡白な作風が、内容的には惜しい気がします。なぜ主人公は、普通の曲を聴くのでなくわざわざ「名も無き歌」を聴くのか、なぜ主人公は希望も勇気も果てているのか、など、主人公の心理が気になるところ。  転じて。裏腹、に最初引っ掛かりましたが、なるほど名も無き歌が希望や勇気に溢れているから、主人公としては裏腹、だと。なぜか好きな楽曲を聞きたくなる作品です。 (名も無き歌)

2019-01-29

 拝見しました。劇場のワンシーンを切り取ったような詩に感じました。♭や♯から、オペラかな、などと思いつつ、そちらの方面にはほぼ造詣がないことがもどかしくもあります。  しかし、後半のシーンはうだつのあがらない少女が、自殺してしまい幕を閉じる、といった風にも捉えることができます。そうなると本作が全く色の違う作品に見えてくることも面白いです。 (赤いドレスの少女だった君へ)

2019-01-29

 拝見しました。  いいのではないでしょうか。鉛筆を齧る子供、というモチーフでこうまで不思議な感情をわき起こさせるストーリーが好きです。「ふわふわ」がいいですね。「かじったえんぴつがあることがいけなかった」に、はっとさせられます。 (供物かじり)

2019-01-29

 拝見しました。  主人公は、自分にとって「永遠」である「恋人」に「とっても」「酷いこと」を「したい」という、パンチのある内容から詩が始まります。  主人公が語る「酷いこと」は作中では8つ挙げられており、 1.永遠性を奪って堕落 2.薬指を縛りあって、鬱血の痛みを愛と呼ぶ 3.裏切る 4.君の身を一人だけじゃなくて、二人三人に増やす 5.多重人格にする 6.非永遠に主人公と一緒にいる呪いをかける 7.君の霊魂に永遠に主人公と一緒にいる呪いをかける 8.何度生まれ変わっても、主人公と一緒にいる呪いをかける (ただし、6.だけは「とっても酷いこと」ではない模様)  まず注目すべき点は、これらがすべて「~たい」「~したい」とされている点。つまりすべてが実際に行動したわけではなく、ただの願望であるという点です。  また、主人公の上記の願望にも、前後半で大きな変化があります。2~5まではありていに言えば「狂気」を思わせますが、1と6~8は「恋人」を真に「永遠」という存在にしたいという願望へと変わっていきます。  また、1では「永遠を奪う」→「堕落」という図式が主人公の頭の中にあるようですが、彼は後半は「永遠」についてさらに深く掘り下げて考えています。それは「肉体→非永遠」「霊魂→永遠」というもの。だから主人公は後半「霊魂に」「呪い」をかけたのだ、と考えることができます。  そして、後半の主人公は明確に、恋人と永遠に一緒にいたい、というような願望を抱いていることがわかります。  そうなると問題は前半部分です。前半部の「異常」な願望(後半が異常ではない、というわけではございませんが。)をどう解釈するか。  (私は、この「恋人」は主人公にとって遠い存在(アイドル、であったり、出勤時にいつもすれ違う他人、であったり)で、一目惚れのような状況で自分の狂気じみた愛を止められない、一人の男性。と解釈しました。)  読み解けば読み解くほどに面白い詩に出会えるのは貴重と感じました。個人的には、他の方の感想も見てみたい気もします。   (永遠の恋人である君に酷いことをしたい ※)

2019-01-29

 どことなく若々しい主人公の失恋の描写と読みました。愛についてつらつらと考え、それはこの先も堂々巡りのように続くようです。後半は大人になった主人公が、愛とどう生きるか、といったようなことを考えているようで、成長といいますか、成熟を感じることができました。 (つながれ)

2019-01-29

鈴木歯車さん、コメントありがとうございます。 プルトニウムのインパクトは個人的にもお気に入りなところです。4連目はまさしく性的なイメージですね。 そもそも僕が詩に興味を持ったのもスピッツの歌詞からなので、影響は多分にあると思っています。恐らくそういう方はそこそこいらっしゃるように思っていますが、かといって皆が皆同じような作品になるのでなくそれぞれ個性があるのも面白いところだと感じています。 (消化器の裏)

2019-01-21

拝見しました。また、サイト整備お疲れ様です。 文字化け、ハックという点で花緒さんの「泣けたい」を思い起こしましたが、あちらと比較して文字化けやプログラム的な部分に詩の要素を膨らませている点での違いを楽しめました。(どちらが優れている、と言った意味でなく、作風や方向の違いを純粋に楽しみました。) まさしくプログラマーの詩であり、面白いですが、かわいいはコチラ、のインパクトが素晴らしいですね。 ('\' OR 1 = 1; -- ';/*悪意のあるソフトウェアによる攻撃を検知しました*/)

2019-01-20

かなぶきさん、ありがとうございます。そう言われればかなり飛んでるな、と感じますね 笑 実は最終連は末行だけでなく、全てが第一連目に対応しています。さすがなど、とんでもございません。がお褒めの言葉を頂くとニヤニヤしてしまう、そんな私です。コメントありがとうございました、がんばります。 (消化器の裏)

2019-01-18

拝見しました。 何となく自分語りのようなコメになってしまいますが、自分なりの解釈と考察です。 スライムは本来ベタベタしていてくっつくものですが、貴作のスライムは体にはくっつきはしません。 スライムは必然性がなく、責めず、記憶はありません。 寂しさによって、自分からスライムを出せるようになった主人公は、それに寄り添うようになっていきます。が、責められず、記憶もなく、ただの物質でしかない(ような)スライムに依存していく様が、主人公の内面の膨大な寂しさを思わせ、またそれがスライムに触れる毎に膨張していく様が表現されています。 必然性の解釈に悩みましたが、私は、生きる意思、生命を維持させようとする意思のようなものと読み取りました。 さて、ここからは本当に飛躍した話になりますが、私にとってスライム、と言えばドラゴンクエストの最序盤の魔物を思い出します。昔読んだドラクエ6の漫画、作中のラスボスは、無限に広がる「無」の恐怖に耐えきれず、スライムという1匹の魔物を生み出しました。地獄の苦しみから逃れる為生み出した、1匹のスライム、という点で相似のような感覚が致しました。 話を戻しますが、締め「くっつきはしない」です。推敲前では「粘つきはしない」で締められていましたが、あえてくっつかないようにしたということは何かしら意味があるということでありましょう。例えば失恋を主人公がしたとすると、ずっと近くにいた(くっついていた)恋人がいなくなった穴を代替品(スライム)で埋めようとしているが、どうしても埋まらない、満足出来ないさまをくっつきはしない、と表現しているのだと読み解きました。 (やわらかいおり ※)

2019-01-15

つきみさん、ありがとうございます。 抽象的な作品を好みますので、今作もその色がかなり出たかなとは思っています。エネルギーですか、確かに作中にはエネルギーがありますが、外部のエネルギーでしょうか。主人公はその外部のエネルギーに焼き尽くされたいと願う弱い生き物なのですね。コメントありがとうございました。 (消化器の裏)

2019-01-15

拝見しました。 戦争をテーマに、ある意味子供のような目線、純真な目で見た戦中に生きる父の姿を、生々しく捉えることに成功していると感じます。 何故戦争をするのか。この答えは一般的には、互いの(国の)利権の為、また宗教のすれ違い及び考え、意見のすれ違いにより起こるもの、概ねこの二点に分けられるように思います。しかし国家という視点から見た戦争がそうであっても、現場の兵士の主張はまた違うものです。 作中の父は、それを家族の為、と答えました。成程家族を守る為に、また家族を養う為に、戦地に赴く。それは一つの理由としてあると理解できますが、ある意味純真な目で見た主人公の思いは、家族(つまり自身も含める)を守る為に、人殺しをする父親の背中。それが狂気に映ったとしても、不思議では無いのかもしれません。 しかし最終的には、父殺しをした主人公こそ紛れもなく狂人であり、気分はもう、最後の戦争、と、戦中に身を置いていく(それがリアルな戦争でなかったとしても、戦争という概念へ自身を投じていく)という強烈な皮肉となっています。 (気分はもう、最後の戦争 )

2019-01-11

拝見しました。 魂(=海、海水、転じて波)の反響(=少年は海鳴り(=何か(台風、嵐など、転じて不穏な事態)が起こる前触れ)、それを受けての少女の潮騒)も虚しく、空へ吸い込まれる様が魅力的に感じました。 少年は「些細なことで苛立つ」「遣る瀬ない苛立ち」など若々しいイメージ(反抗期的な)ですが、対する少女の「漠然とした諦観」、また何もかもを諦め切っている様など、世の中の虚しさを達観したかのような描写です。その姿はさながら少年の行く先のようであり、挨拶もしないで家を出る、これまた反抗期的な描写と対比して少女の小声の「行ってきます」の虚しさが絶妙です。少年と少女はとどのつまり負の方向での似たもの同士であり、かつその虚しさをお互いが消しされる存在であるのだ、という声が「巡りあうことを夢見て」という締めから聞こえてくるようです。 少年と少女の対比が考えられて作られていますが、何より後半の「すれ違い」が見事だと感じました。 オマージュ先が存じ上げませんでしたので、そちらを知ればまた印象が変わる作品かもしれない、と思いつつ。 (すれ違いもせずに)

2019-01-11

オオサカダニケさん、コメントありがとうございます。 各文章が無駄にならないよう、色々チャレンジしてみました。悲しい感情ですね、主人公は人間を辞めたいというほど悲しい感情に陥っていますが、結局辞めたいだけで扉の向こうに一歩進みます。その意味では、悲しいだけでない主人公像もあるようにも思います。コメントありがとうございました、励みになります。 (消化器の裏)

2019-01-11

帆場さん、ありがとうございます。 プルトニウムという人工の物質によって、ただ死にたいだけでなく人間を辞めたい、とする主人公をテーマにしてみました。気になった詩とのお言葉、嬉しく思います。コメントくださりありがとうございました。 (消化器の裏)

2019-01-11

拝見しました。 前編話口調という珍しい構成でありますが、面白いのはそこに詩としての深さが隠されている点です。主人公と話している相手は「何か」を行っている。それは「楽」なものであると。 しかし、相手はさも苦しそうに、大変そうにそれを表現する。それを、あからさまな煽りで詩として表現されている。この語りはまず間違いなく、実際相手に言ったものでは無いでしょう。 そのある意味「リアリティのなさ」が良い味を出しているように思われます。 (ただ楽なんだよな)

2019-01-06

拝見しました。 うーむ、私には難しすぎて内容を汲み取ることが出来ませんでした、実力不足です。 えらく客観的に「私」を捉えてあるのが面白く思いました。「きっと、私は触れたと感じる」の箇所ですね。 最初から最後まで、私の考えや行動ですら説明っぽい調子ですが、それが本作の良い雰囲気作りに一役買っている気がします。 (崩れるように溶けてゆくから、後のことはわからない)

2019-01-01

拝見しました。 シンプルに素敵です。発想、構築ともにとても良い。逆にこれ以上ゴテゴテ文を付け足してしまうと、本作の独特の素敵さが無くなってしまいそうです。その意味でも計算された詩と感じます。 (打電)

2019-01-01

拝見しました。 蓮、とは天国、浄土といったものの隠喩の意味もありますが、さらに転じて、主人公の理想のようなものと捉えました。しかし、泥にはまっていって抜け出せない様子を見るに、ギャンブル依存症のような、そんな情景も浮かびます。 御作には主人公に対しての具体的な情報がほとんどありませんが、だからこそ、読み手は色々な想像が出来て楽しく読むことが出来ます。 (泥)

2019-01-01

拝見しました。 前回AIの風刺的な作品をお見受けしましたが、引き続いて、といった印象です。 そもそも介護用のロボットが出来ている時点で中々のものですが、人を助けていたロボットが人を殺戮するマシーンに改造されていく様がなんとも言えない気持ちになります。 (失業したロボット)

2019-01-01

ステレオさん、返信遅くなり申し訳ございません。 ありがとうございます。コンセプトがコントロールされた、と受け取って頂きありがとうございます。分かりやすい詩を目指して書きました。 (踏切)

2019-01-01

黒髪さん、ありがとうございます。 センスがいいのか自分ではあまり自信がないですが、場面場面はかなりのチャレンジ精神をもって書きました。特別、といって頂き嬉しいです。お褒め頂きありがとうございます。 (踏切)

2018-12-16

帆場蔵人さん、コメント拝見しました。 味のある作品とお褒め頂き、ありがとうございます。 現実と理想、その狭間で揺れている間にも現実は高速で過ぎ去ってゆくのですよね。そしてその音はなかなか耳に入らない。だから妄想や理想から抜け出せない。そんな作品を書いてみました。 (踏切)

2018-12-16

つきみさん、コメント拝見しました。 踏切という言葉にも色々仕込まれていますが、そこを突いてくださりありがとうございます。境界、とは現実と妄想の境界だと仮定すると、まさしくその通りですね。コメントありがとうございました。 (踏切)

2018-12-14

沙一さん、ありがとうございます。 現実が過ぎ行く光景をただただ見つめる主人公の、空虚さを書いた作品になります。 音へ着目して頂きありがとうございます。そうですね、現実が近づく(カンカン~)とその音から耳を遠ざけ、綺麗なものにばかり救いを求める図ですね。的確に捉えられて頂きありがとうございます。 (踏切)

2018-12-14

拝見しました。 生き苦しく、もがき、そしてその全てを自分で背負い込んでしまう主人公の図は痛々しく、読者の心に迫ってきます。圧迫感を与える上で成功している作品だと感じました。 (Soap bubble miss space.(過去作改題作))

2018-12-12

拝見しました。 死への願望をチラつかせながら詩が進行していき、結果を語らずともなんとも切ない気持ちにさせてくれます。 「何も、言わなかった」「向こうで」といった、繰り返し使われる用語の差し込み具合が丁度よく、面白く読むことが出来ました。 (詩 第二十)

2018-12-12

拝見しました。 正風亭、というものが最初読者には未知数だったのですが、読み進めて行くうちに、その輪郭どころか、主人公の目を通して見える世界がくっきり見えるレベルにまで落とし込んでいます。文量はかなりのものでありながら、すんなり読み進めてしまえるのも不思議であり、筆者の技術のたまものであるのだと思いました。 (正風亭)

2018-12-12

拝見しました。 午前五時の呼吸困難、がとんどん色味を帯びてきて、後半で筆者にビリビリと問いかけるスタイルが斬新で面白いです。 引きこもりっぽい感じかなぁ、と思いつつ。自分の今を変えようとする力が働いているようにも見えますね。 愛があれば、息を吸えるのだろうか。呼吸困難から解消されるのだろうか。そんな苦しみを問われているようです。 ニンテンドー64懐かしいですね。実機は持ってませんでしたが、マリオ64をひたすらやっていた記憶があります。 最新機器でなくわざわざ64な所にも、何かありそうな気がしますね。 (こきゅう)

2018-12-12

拝見しました。 自分は鬱にはなったことはありませんが、パニック発作になったことがありました。「息ができる」というのはまさしくその通りで、その原因から解消されることでスっと息が出来るような凄く楽な感覚になります。逆に言うと、原因が解決できない状態では生きた心地がしないと言いますか、殺してくれと叫ぶゾンビのような感覚に陥ります。 ダンシング、カラオケ大会も中々言い得て妙な感じですね。 彼女の深刻な鬱状態を上手く表現出来ています。愛想の良い仮面、も好きな表現ですね。 (平成最後の冬)

2018-12-12

大賞候補への選出、ありがとうございます。本作はあまり高評価を得られなかったと認識しておりましたので、恐縮と言いますか、嬉し恥ずかしと言いますか、そんな感じです。 (十一月分フル選評)

2018-12-09

拝見しました。 2作目の方を先に読んでしまった為、しまった、とちょっと思いつつの感想です。 2作目とはやや毛色の違いを感じます。どちらかというと、詩寄りの印象です。 これはこれで中々面白いです。 「時間です」のインパクトがいい感じです。 (待ち合わせ)

2018-12-09

拝見しました。 花緒さんの作風に似ている、と感じつつ、実に楽しく読ませて頂きました。 俳句の世界などでは、AIと職人のどちらが優れた作品か、というのをテレビ等でやっていますね。言わばそれの詩バージョンですが、こういう日がくるのも決して遠くはないように思います。 まぁ、自分の目指す詩をAIが完璧に出来たなら、私でも詩書きをやめるだろうなぁ、と思いますね。 唯一の救いとしては、俳句や短歌は短くて形がかっちりしているからこそ、AIでもなんとか再現出来たのであって、あまりにフリーダムすぎる詩では中々厳しいと思うのと、詩というジャンルがマイノリティすぎて、技術者がそもそも視野に入れてない気がする点ですね。憶測ですが。 それはともかく、AIへのアンチテーゼとして、好感を持ちました。 (仮想詩人)

2018-12-09

拝見しました。 中々面白いと思いました。現世に戻った際、彼女がいて、病院のベッド、これはありふれていますが、呂律すら上手く回らないほどの先行き不透明さが良いです。 むしろ、現世に戻っても植物人間状態のまま、意識はあるけど何も出来ずただただ生かされる、みたいにぶっ飛んでも良かったかも、とも思いましたが、流石にそれはやりすぎですね。 (待ち合わせ II)

2018-12-09

拝見しました。 いい作品です。最古の詩人。それは何十億年前から存在していると。そもそもその時代に人間などいるはずもありませんが(一部の学説を除く)本作では詩人の推敲を生物の歴史(のようなところ)まで飛躍させ、そこに類まれなる敬意を示しています。これがまず面白い。更に面白いのは、最後「灰色の雲の軍勢」で締められる点です。この言葉をぽん、と出されても何も心は動きませんが、本作の最後に持ってくると途端におどろおどろしくなります。何か、恐ろしい感覚です。この点もまた素晴らしい。楽しく読ませて頂きました。 (最古の詩人に捧ぐ)

2018-12-09

拝見しました。 数字もそうですし、技術やアイデアが詰め込まれた作品です。 特に「虹の線形代数」は面白い。線形代数は普通直線(ベクトルなど)に使われるとうろ覚えしていますが、直線をいくつも繋げることによって円形にも使えます。円だろうと線だろうと、元は一つの点の集合体であり、ひいては我々も、虹も、原子という点の集合体であるということを想起させます。 古語も相まって、中世ヨーロッパのような独特の雰囲気がいい味を出しています。 空白、改行が多い作品は批判されがちですが、本作はむしろこの適度に多い改行が作品のビジュアル面での良さをうまい具合に引き出せています。 (秘法(第一巻))

2018-12-09

拝見しました。 短いながらも、心の揺れ動き、さまよう言葉などを丁寧に捉えてある作品とお見受けしました。良作だと思います。 (合格発表)

2018-12-09

拝見しました。 副作用、で苦しむ主人公の詩ですが、この副作用に隠されたものがあるように思います。つまり薬系の副作用ではなく、失恋、恋の副作用が起こっているのではないかと。そう思って再読すると、詩の世界が開けたような面白い感触が味わえます。それは私が大好きな感覚です。(解釈が間違っていたら申し訳ありません。) 転じて、なぜタイトルが無題なのか、が気になるところです。ただの空っぽを表すのなら、空白、無、など、ちょっと捻って、空き瓶、とか、そっち系にすればいいですし、そもそも無題、は相当思いの込められたパワーのある言葉ですので、個人的には安易に無題、とするべきではなかったのではないかと。何故なら、タイトルとして付ける言葉も見つからないくらい内容が複雑怪奇な作品や、余りにも無情すぎて、また何らかの要因で(作者的な要因含めて)タイトルすら付けたくない作品、という解釈にならざるをえないからです。つまり無題という言葉が余りに強すぎて、内容は割とありふれたテーマであるだけにギャップが凄まじいことになっております。少し勿体ない気がします。 (無題)

2018-12-09

 拝見しました。  テーマは結構好きで、さらりと読める感触が心地よいです。  狙っているのかも知れませんが、やや言葉選びが安直で、安っぽく見えてしまっている点が惜しいところかと。 (残酷なヒーロー)

2018-12-08

拝見しました。 なんだろう、言葉にしづらいですが、この詩良いと思います。詩情がある、と言いますか、ぐっと引き寄せられるものがあります。 (狭さより)

2018-12-07

拝見しました。 注目したのは「初めて髭を剃った」部分です。なぜ、そんな朝を思い出したのか。初めて髭を剃るということは一体どういうことなのか。 それは、子供から一歩抜け出すような、そんな行為を表しているのだろうと考えました。思えば髭というものは、子供の頃は大人の象徴でした。それを剃る、ということは髭が徐々に生えだした初々しさを思い出しているということであり、本作の方向性をくっきり表している一文だとも考えました。 「小さいくせに大人びたやつ」の社会批判を風刺しています。大人びたやつ、つまり髭を生やしたやつ。形の大人と中身の大人。そんなテーマが一貫している作品に感じました。 (講義室)

2018-12-06

拝見しました。 私はどのような魂を、と詩人は結構考えそうですが、近所のおばさんはどうだろう。恐らく、そんなことはどうでもいいことかもしれません。 生きる意味、だとか、存在理由、だとか、そのようなものを題材にした詩はありふれていますが、それは逆に言うと、詩人はみなそういったことを考え続けていることの現れだとも思います。そしてそれがマイノリティであることも。 近所のおばさん、の一文から、そのような事を考えさせられました。 このように真っ直ぐに書かれた詩は以外に出会いにくく、かつ読みやすかったです。 (故郷)

2018-12-06

拝見しました。 良いですね。戦争の詩、と読みましたが、安易かもしれません。 さらりと素敵な事を言ってのけるのがいかす詩ですね。 戦争の詩、と読まないならば、最初のモラトリアム、が別の味を出してきます。伴って主人公の孤独なイメージも、荒涼とした世界の表現も、全くイメージが変わってきます。そこもまた中々面白いです。別件で、よく花の名前が登場しますが、花が好きな方なのだろうか、と想像しつつ、自分は花の事について全然知らないので読み解くのにググッたりしました 笑 (瓦礫の淵)

2018-12-06

との変更案、なるほど、と感嘆致しました。かなり練り込んだつもりではありましたが、確かにそう言われますとそうですね。まだまだ自身の技術の甘さもありますが、お褒めの言葉も頂き感無量です。 (コメント途切れてしまいました。申し訳ないです。) (体温)

2018-12-06

つきみさん、ありがとうございます。コメント返信遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。 丁寧に読み解いて頂き、私としては言葉もありません。本当にありがとうございます。 しか、をだけ、 (体温)

2018-12-06

 拝見しました。非常に面白いことをされている。これは文句なく良作でしょう。  括弧の存在意義どころか、主役たれないのだろうか、とする自己主張っぷりがなかなかに美味でありました。 (世界の中心で(   )を叫ぶ)

2018-11-23

みうらさん、コメントありがとうございます。  そうですね、本作は個人へ宛てた手紙のような作品ですね。  本作は(我ながら、でもありますが)おっしゃる通り、非常に困難なテーマに挑戦しています。ひょっとすると、本作が良作か否か、そんなことすらどうでもいいくらいの非常に困難なテーマでしょう。  他方で、個人への手紙のようなものをなぜこの場所にあげたのか。これは非常に難しいテーマではありますが、端的に述べると「載せたかったから」となりますね。また、書かなければならない心情、お察し頂き感謝いたします。 (紅葉を眺めながら)

2018-11-23

拝見しました。 自殺の表現として、自殺を隠喩としたり、何故自殺に至ったか、を克明に、または詩的に書くパターンはそこそこありますが、自殺そのものを書いたパターンはあまり見かけないように思いますし、新鮮に感じました。 自殺は未遂すらした事がありませんので、どのような心境なのか本作により何となく分かった気もします。 ただ少しワガママを言わせて頂きますと、自殺に至った経緯や心理状態、また死んでいく上での、本作で言うなら後悔、痛恨の思いなどをエグく書き込めたなら、もっと読者の心に迫るものがあったのではなかろうかと思う所ではあります。が、いやしかし良作の部類に入ると思いました。 (井戸の底から(私の魂より))

2018-11-23

拝見しました。表現が面白いと思います。最後3行が良いですね。特に良いのが、「都市の味が脳髄に広がる」の部分をこの言葉だけ詩にしても成立しそうな、噛みごたえある一文です。 (魔法 *)

2018-11-23

拝見しました。 僕としては、普通に面白かったです。これが、詩か、と言われると、万人はそうは言わないだろうな、とは思いつつですが、単純に読み物としての面白さがありました。そんで普通にムラっときました。 (ビーレビの昼ドラ)

2018-11-22

すみません、見逃しておりました。優良への推薦ありがとうございます。励みとなります。 (【フル】かるべまさひろの選評<2018年10月分>)

2018-11-22

拝見しました。 絞首台、の後であれば、話など出来ようはずがない。そんな非現実性から、むしろ男の物悲しさと言いますか、非常な世の中で生き抜いた背中の偉大さ、のようなものがみえた気がします。吸引力のある作品だと感じました。 (絞首台)

2018-11-21

拝見しました。 物凄くパワーのある詩です。詩情、というものはこういうことなのかもしれない、と何となく感じつつ。 バラバラになった彼女の浴槽に、精液を垂らすと、彼女が蘇る。まるで白昼夢のような内容ですが、蘇った彼女の言葉がカタカナであることに、若干の恐ろしさも感じました。 (ムーンチャイルド)

2018-11-21

拝見しました。 これは面白い。主人公の、やけに現実的で、中途半端に汚れたオトナの姿がくっきりと見えるような作品です。 ほとんど改行がないにも関わらず、すんなりと読め、世界に入り込んでしまえるのは実力あってのものでしょう。 エロ動画のくだりが2度出てきますが、それぞれの意味が大きく違うように思います。一度目は、場面が朝、出勤前で心が焦燥している、中で見るエロ動画。落ち着いていられない、と。二度目は、帰ってきたあと、流しっぱなしのエロ動画。家に帰っても忙しい(恐らく一人暮らしの)主人公は、AVでも見ないと気が紛れない、と。二度目の場面では、過去のキラキラした、いわゆる汚れていなかった自分を何となく回想しながらの、AV。そして、気が紛れない、という言葉には、そんなキラキラした自分との対比、生じた劣等感から逃れようとする主人公の図が見えます。この対比が面白く、また主人公の姿そのものも面白く書かれた詩だと思いました。 (冬風が、聞こえてくる。)

2018-11-21

拝見しました。 淡雪、や、白い傘、など、白いものが多く出てくるにも関わらず「黒」のイメージで覆われたギャップに、工夫を感じます。タイトル「空襲」と合わせて主人公の切迫した状況が伺えます。 信号、や、家に避難、といったワードから、最初空襲は隠喩なのでは、とも思いましたが、どうやら信号機は昭和5年(戦時中)、空襲の時は家の防空壕に避難するのが一般的だったようですね、私の知識不足でありました。 さて他方で、空襲では本当に着の身着のままで家が燃え盛り、放り出される事例が多かったようです。本作でもそのような描写があり、コート一枚持たずに、が生々しいですね。 しかし、戦時中ではそれでも「歩き続ける他に手段」がありませんでした。「帰りたい」と「どこへ」がせめぎ合う中、しかし歩みを止めることは出来ませんでした。空襲という難しいテーマで、綺麗に纏められている詩に感じました。 (空襲)

2018-11-21

帆場さん、ありがとうございます。 私は繰り返し読んでこそ楽しめる詩を目指している為、かもしくは普通に技術がない為もあるでしょうが、初読のインパクト、ないしは詩情といったものが本作は足りてない、との指摘を受け、なるほど、と真摯に反省致しました。その上で好意的な評を頂き、本作も満足気だろうな、と、何故か俯瞰的な気持ちになりました。 是非繰り返し読んで頂ければ、面白い、と勝手に自負致します 笑 例えば冒頭ですが、〈私は貴方が好きではありません。さようなら〉でなく、何故「私の事を、愛さないで下さい」としたのか、にも勿論理由がありますし、想像を巡らすことの楽しみを私の作品から感じ取っていただければ、これまた俯瞰的ですが、本作も涙を流して喜ぶだろう、と思います。 (体温)

2018-11-20

じゅうさん、コメントありがとうございます。 沼にずぶずぶ沈んでいくような、との表現、正しくその通りですね。 そうです、この詩はホラー的な要素もあると考えています。的確に読解され嬉しく思います。ありがとうございます。 (体温)

2018-11-20

ステレオさん、コメントありがとうございます。  恋を失ってしまった主人公は、いつまでも生き続ける愛を確かめるために登下校のルートをただ走り、写真を眺める。涙腺を刺激できたならもはや、本作の本懐は果たされたのかもしれません。  半角で落としたのは、前作「灰の様なこころ、灰のようなこころ」の反省から最後にのみアクセントとして持ってきました。  主人公、は心の余白、を遥かに超えた絶望を宿していますが、その強度という面ではまだまだ反省と改善の余地がありそうです。好意的な評嬉しく思いました。 (体温)

2018-11-19

 拝見しました。  みうらさんという存在を凝縮したものがこの詩には詰まっているように思います。  Twitterのパートあたりから心を奪われてしまいます。 「タバコを吸う時間は多くても日に1時間。/Twitterに使っているのは日にどれぐらいでしょう。/その時間があれば100キロ離れた場所まで/ロードバイクで行くことができます。」この三点対比に技術を感じつつ、Twitterという無形のコミュニケーションツールへの虚しさと逃避を見事に表しています。 「最後まで私の理は破綻していますか。それでもいい。/合理による共有を求めることに疲れました。」と、自身の理によって他者と共有を図る事をあきらめていますが、決してそれは言い訳ではありません。 「不完全な表情に還った私がいつか再びあなたと語り合えたら、/その物語を確実に記してみたい。/初めて私が言葉を学ぶように。」不完全な表情、がもとの主人公であり、笑ったりすることが苦手であることが読み取れます。あなた、が肉親なのか愛している人なのか、どのような人物であろうと、初々しい技術で物語を記したいと。 「だからあなたと約束をする。絶対にまた会いたい。/たとえそれが狂気であって、たとえそれが、偽りに終わったとしても。」詩でなんどもテーマとなっている、偽り、を最後に持ってきて、作品は締められます。切なく、かつ、美しさをともなった本作。素晴らしい出来だと思います。 (たとえ偽りに終わったとしても)

2018-11-19

みうらさん、コメントありがとうございます。  冗長さ、は意識してませんでしたので、重大な欠点ですね。印象が弱い、のも同様ですね。  詩情というものが私にとってどのようなものかつかめないでいましたので、勉強になります。私にとってこの作品はそれなりに力を込めたものでしたので悔しい思いもありますが、それ以上にかるべさん含めお二方のコメントは非常に勉強になりました。ありがとうございました。 (体温)

2018-11-19

かるべさん、ありがとうございます。  分析的に読むことが詩に対する感想の理想形か、と言われると決してそうではないと考えていますし、コメントをくださるだけで私にとってはうれしい限りであります。  確かに、愛、というテーマは前面に押し出してありませんが(メインテーマではありませんので)、作品に込めたテーマが隠れすぎていたのは事実ですね、勉強になります。 (体温)

2018-11-19

拝見しました。いい詩だと思います。 読み解いていきます。 「真夜中の雪のポタージュで しんと芯まで つまさきまで きれいごと きれいごと」 とにかく雪が積もっていることがわかります。雪の「寒さ」を「きれいごと」と置き換え、「しんと」「芯まで」「つまさきまで」と表現していると考えられます。 「潔癖症なので 月の光しか 浴びたくない 白いものしか 食べたくない 仕方ないこと積もらすことが 大人になることだとしたら」 潔癖症なので、とは、この寒さが人のきれいごとや裏のある感情であるということ、それに辟易した主人公像が見えます。またその、主人公にとって「汚い」感情を身につけることが大人になることだとしたら、と読み取れます。 「私 猫の手のひらで 締めころされたっていいよ、世界 甘くないってほんとなの 子供の肌は血は骨は 甘いというのか そうなのか」 この語りは、主人公が、世界に向けて放った一言でしょう。猫好き、なのか、はたまた逆の意味なのかはここでは分かりません。子供のパートは、これだけでは難解です。 「洗濯機の中で絡み合う私たち こそ真実だって思ってた 憐憫と大欠伸、小鳥の悲鳴 点滅する蛍光灯」 ベッドシーンでしょうか、洗濯そのものを指しているのでしょうか、どちらかを真実だと思っていた(が、違うことが分かった)とあります。次のパートにより、ベッドシーン説が濃厚だと思いましたが確信ではありません。 「荒れた指先で冷たい スプーンを弄ぶ 正しさだけを飲み込んで はやく透明になりたい」 スプーンで自己形成の元を掬って飲んでいるのでしょう。 興味深いのは、正しさを飲み込めば透明になる、という点。はっきり言いますと、正しさだけでは現実世界を生き抜くことは難しい(正しさの定義をどこに置くかにもよりますが)と自論があります。まぁ私の自論自体はそれほど意味はありませんが、ひょっとしたら主人公も同じ考えなのかもしれない、という点です。 が、私と全く違う点は、それでも自分の信じる正しさだけを飲み込み、早く透明に、なりたいと述べているところ。 透明、が、自己を消してしまいたいという事なのか、まっさらな自分になりたいのか、が明白ではありませんが、前者と捉えるとそこに主人公のこの世への果てしない絶望が見えます。それでも仕方ないから〈汚い〉ものも取り入れなければ、と考えるものです。どれだけ嫌でも。自分が消えてでも自己の正しさを突き詰めたい、それは自分への自信などでは決してなく、とてつもない絶望によってそうなったと考える方が自然です。 長さとしては中くらいながらも、素晴らしい内容に思わず長文となってしまいました。 (つまさきまで)

2018-11-17

拝見しました。 貴音さんの選評の時から勝手に敵視してきたワタクシですが、これは、その実力を認めざるをえません。素晴らしい作品だと思います。 複雑な技術を用いた詩がスパゲティプログラムの様なものだとすると、これは適切に簡潔に、かつ緻密に計算して作られた非常にスッキリしたコードのようです。 夢だったんだね、の連呼は置かれている現実からの逃避のようにしつこく、粘着的に続きます。その様は主人公の置かれている現実の厳しさを如実に表しており、連続した語のテクニックを巧みに使用出来ているように思いました。 (夢だったんだね)

2018-11-16

拝見しました。 一作目の匂いを乗せつつ、そこから飛躍した作品に感じました。「走れ」が良いですね、爽快です。 内容は、うーん、これは私の人生経験値の問題で想像しても仕切れない作品だ。しかし素晴らしいのに違いはありません。 (よしっ。いや、ちょっと マテ。 *)

2018-11-15

拝見しました。 詩として「形」があり、その形が芸術としての一方向の美しさ、を持っている作品です。しかし、私としましては、詩、として内包された深みや強度がないと言いますか、突き放されたような作品に感じます。 つまり、深く読もうと思ってもするりするりと意味が抜け落ちて読みにくい。では意味を抜きにして、そこに流れる空気を楽しむべきなのでしょうが、どうにもその空気も希薄です。 では何故か。例えば 「21時 お湯がすこし冷えた浴槽で 体育座りしながら頭を抱えてる」のパート。これは全て情報です。主人公像が見えません。詩というものはこの様な情報に加えて、その状況下における主人公の心の動き、これを如何なる言葉で示せるかに一方向の価値があると考えています。綺麗でそれっぽい言葉ばかりを並べたところで、それはただ綺麗な数式の様なもの。そこに詩本来が持つべき強度は存在しないのです。 先程の例ですと、21時、に対して主人公は如何に考えるか。遅いのか、早いのか。刻々と差し迫るものを感じる時刻なのか、一日の内ひと時訪れる安らぎなのか。 お湯が少し冷えた浴槽で、頭を抱えている主人公はどのような思考なのか。温い、と称するべき温度であるのに何故かひやりと感じたのか。頭を抱えてはいるが、その理由を探ろうとしてもぬるりぬるりと逃げる小魚のようにその根底を失ってしまうのか。骨組みはしっかりしているのに、とても勿体なく感じました。少しの工夫次第で、いい作品に化けるのではないでしょうか。 (どうしようもなく死にたくなるんだ)

2018-11-15

ステレオさん、こんばんは。コメントありがとうございます。返信遅くなりまして大変申し訳ございません。 ステレオさんの詩、素晴らしかったのは事実です。いやしかし、やはり最後はみうらさんに気持ちを持っていかれてしまいました。奪われてしまった、心が。 これほど素敵で素晴らしい詩を生み出したみうらさんには脱帽ですが、ステレオさんの詩もまた押し迫る素晴らしいものでした。これまた脱帽です。私もコーヒーを飲みつつ、日曜に備える所存であります。楽しみにしております。 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-14

なかたつさん、私の作品をお選び頂き感激です。 なぜ、詩、を書くのか。前文ではそのように我々に問いかけています。推挙頂いた「『藤井龍平の肉薄』より」では、文中でも触れられているように、ある憧れの詩、に近づきたく、その境地に辿り着きたい欲求から、始めた、と書きました。本作のコメントでも述べたように、これは私が詩を書く理由の一面に当てはまります。 しかし、詩が例えるなら面の多すぎる多面体だとすると、なぜ、詩を書くのか、というテーマもまた多面体のように様々な理由があり、それが重なって〈詩を書く〉という形に落ち着いていると考えています。 私は昔、「男の地下道の中心音」という作品で推薦を頂いた覚えがあります。その選評を書いてくださった方が、(違っていたら大変申し訳ありません)確か私の記憶だとなかたつさんだったことも記憶にあります。あの選評を拝見した時、私の作品をここまで深く、究極に追究してくださったことに感動しました。あの時から私は、ビーレビューという場所で、もう一度なかたつさんに選評を書いて頂く為、投稿し続けた、という事は一面としてある事は間違いございません。 今回は私の悲願が叶った形となり、これ以上なく嬉しく思っています。やはりここまで、私の作品を、最早研究と称しても良いくらいの勢いで書かれた選評は他にありません。ビーレビュー続けて良かったです。 他の方に対しての選評も、私がコメントでは捉えられなかった箇所をズバズバと捉えられていて気持ちが良いです。素晴らしい選評だと思いました。 (10月投稿作品選評 ―名詞が持つ働きとは何か―)

2018-11-14

拝見しました。 愛犬との日常。そのかけがえのなさを、高い技術を持って書かれています。 「熱い一杯のスープのように/なみなみに注がれた夢の中で」この一文は中々生み出せるものでは無いように思います。 本作の愛犬が12歳、である所にまた、いつ失われるか分からない、そんな切なさを覚えました。 (ピピ(十二歳の犬へ))

2018-11-14

拝見しました。 あの日、の大切さを詩が流れるように語る様は美しく、切ないです。ハンカチをミシンで仕立てていますが、そのあと「帰ってくるように」と述べており帰ってくる可能性を秘めています。いや帰っては来ないけど信じているだけなのかもしれない。あの日、がもし誰かとの思い出を指していると仮定して楽しく読みました。いい作品だと思います。 (かえっておいで)

2018-11-05

拝見しました。 ひょっとすると前作の続きのような詩、かもしれないと思いつつ読みました。 やはりまぼろし、まぼろし、で埋め尽くされた詩の中にも固形物のような現実が浮き出す作風、内容は素晴らしいです。 (unconfessed)

2018-11-05

拝見しました。 どことなく、ですが、(私の大好きな詩である)百均氏の作品「屍」を思い出させるような作品でした。 主人公の出生、に対する、世間の冷たい目、を表す作品と感じました。じょり、という擬音が効果的に使われていて脳内に反響します。また鳥肌、という用語も適切なタイミングで差し出される為、詩としてのバランスの良さを感じます。 もう一つ惜しい、と思ったのは、整いすぎている点、でしょうか。バランスがしっかりしているが故に、内容的に主人公の心情を類まれなる圧力を持って伝えるまでには至っていない、そこが惜しいように思いました。とはいえ詩作品としては好きなジャンルであり、楽しく読ませて頂きました。 (三日目の鳥肌 *)

2018-11-05

拝見しました。これは面白い。 まず江戸っぽい雰囲気がプンプンしますが、それが明確に示された訳では無いのにそうだと確信させる、まずそこが素晴らしいですね。 それは口調が主な要因ですが、その独特な表現が臭くなく自然に溶け込んでいる。これは詩に慣れていないと塩梅が難しいと思います。この点も良い。 最も良いと思った点は、「清濁併せ」「呑み」ののみ、の部分ですね。私の感覚だと清濁併せ、持ち、と内面を表す表現に感じますが、本作では「呑み」。つまり内包されているのではなく外部の清濁を表している、この点が面白いと思いました。 (清濁併せ呑む )

2018-11-05

ステレオさん、ありがとうございます。優良に選んで頂き光栄です! (【選評】201810XXの乱。ステレオが行く!「見せてみよ。己が勝負魂」)

2018-11-05

ruraさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 御作の技術は私の心を掴んで離しませんでした。次作も読ませて頂きます! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-04

ボルカさん、コメントありがとうございます。 掛け値なしの、傑作を書くこと。その言葉を真っ直ぐ言い切れる人こそが「アーティスト」「芸術家」と呼ばれる方々なのだと考えております。本作はまさに芸術家の1作であると考えております。掛け値無しの傑作、私も是非見てみたいです、次作も楽しみにしております! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-04

桐ヶ谷さん、コメント拝見しました。ありがとうございます。 気持ち悪い詩、それを書ける技術もまた能力の一つだと考えています。また、私は本作を気持ち悪い詩、だけではない美しさも魅力的だと思いました。素晴らしい作品だと思います! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-04

拝見しました。 これは凄く良い作品ではないでしょうか。内容的には、殺される豚、それを身近に感じない者、の能天気な思考、と割と食傷気味にも思えますが、また後半のドリルが出来てないことを他人のせいにして、かつ、ばかだから、聞かないだろう、と切り捨てる最低っぷり、その様を非常に丁寧に編み込まれている様子が伺えます。その理由の一つとして、掘り下げても掴みづらいレトリックを多様しつつも、全体像は把握しやすく作られている点、文章量はそこそこ多くとも何故かさらりと読めてしまう点、本作は非常に緻密に計算された、優れた詩です。 (落星の日)

2018-11-02

拝見しました。 リストカット、の描写から始まり(厳密にはそうではないのかもしれませんが)、ライター系の仕事をしているであろう主人公の苦悩が描かれています。呪詛、を吐きながら「足りない」ものを数える主人公は負の堂々巡りに陥っており、本作ではそれが過剰なほど描写されています。ライター系に限らず、芸術(詩も含め)に携わる人々は誰しも、ここまではいかずともスランプの時期はあるものだと思います。その意味である意味、親近感を覚える内容でした。 (血)

2018-11-02

拝見しました。 ワインを使った彼等の心情描写、見事だと思います。巡礼者をどう読み解くか迷いましたが、私は、彼が理想の相手、つまり「女神」を求め歩く様子だと考えました。締め方が魅力的です。ワインを飲み干した後の、(これを「感情」を飲み干すと表現されております)ほんの少しの残りを示して終わる、そこに何とも言えぬ切なさを覚えました。 (女神)

2018-11-02

拝見しました。 コミュニケーションの難しさを語る詩、と読みました。それを白紙の紙と表現した、と。余りそれが上手くいってない事が分かりますが、それが特定の人と、ではなく、誰とでも、白紙になってしまう、という内容が心に刺さります。しかし、唇を噛みながら、それでも前へ進もうとする主人公には勇気づけられる側面もあります。この締め方がなければ、心に刺さる、だけの作品になってしまったような気が致します(それもそれで味があったのかもしれませんが)が、最後「手を伸ば」す事によって、主人公の決意、という地点へ詩を昇華する事が出来たのだと考えました。 (消される続き)

2018-11-02

拝見しました。 最初のパートが一番面白いです。続いてサイゼリアも笑いました。 後半も良いです。しかし読者的には、笑いを目的として書いたのか、後半で分からなくなって来る事は少々問題かと。つまり軸が突然増えてしまって、どっちを軸に読めばいいのか分からなくなってしまいます。 再読する際に、単純に笑い、ユニークな情景を楽しむのが良いのか、そこに主人公像を浮かばせ恋、の詩、として読み解くべきなのか。確かにユニークでもあるがそれだけではない、そういった作品もありますが、しかし本作は場面転換が唐突過ぎて前半と後半の色が明確に分かれており、接合しようとしても心理的抵抗を感じる作りになってしまっています。 またもう一つ、余りにユーモアセンスが良すぎて、いっそユーモアで終わっていれば、と、ユーモアの色が強すぎるが故の弊害が生じてしまっております。恐らくアイデアがとめどなく溢れ出てしまったのではないかと。 前半、後半、どちらもそれぞれ見どころがありますので、別の作品として分けて作っていれば良いのかもしれません。 (短い話)

2018-11-02

祝儀敷さん、コメント拝見しました。ありがとうございます。 最多ですか、羨ましい、とも言えますが、それはもう間違いなく祝儀敷さんの実力によるものでしょう。今作も素晴らしいものでした。次作も期待して待っております。 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-02

みうらさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 これはまた難解な…という感想をまず。ユキとは結局のところどういった存在なのか、それが不明瞭でありますが、兎に角前文をお褒め頂きありがとうございます。私がもしなんらかの賞を頂けた時に10年後、20年後もニヤニヤ見続けているようなダサい大人になりたいものです。 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-02

憎き柿原さん、その通りです。これが大賞候補の階段を踏んだものの洗礼でございます。 (貴音さんの選評【10月】)

2018-11-02

貴音さん、ありがとうございます。優良!目に余る光栄です! そしてたった今から、柿原さんは俺の憎き敵になりました。よろしくお願いします。 (貴音さんの選評【10月】)

2018-11-02

拝見しました。お気を悪くされたら申し訳ありませんが、何故だろう。美しい情景描写。主人公のきめ細かな心情描写。テクニカルな表現技法。これといった決め手となる優れたパラメータが高得点な訳では無いように見えながら、素晴らしいと感じるということはこの詩の何かのレベルが高いのでしょう。これが、良い、と具体的に取り上げることが出来ない私の能力が未熟だと薄々感じながらも、しかし何度でも読み返せ、楽しめる何かがこの詩には存在します。 (目的地)

2018-11-01

仮名吹さん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 ユーモアで終わらさなかった所が素晴らしいと思いました。今月も楽しみにしております! (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-01

じゅうさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 コタツは魔物ですよね。私も入ったまま眠ったりしないよう気をつけます 笑 (10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」)

2018-11-01

俯瞰、のカギカッコはいらなかったですね、訂正します。 (テレビジョン)

2018-11-01

拝見しました。 テレビを軸にして回り続ける主人公の周囲の人や自身の生活を、リアリティに、冷静に見つめている様が独特です。主人公自身のことはあまり書かれず、主に周囲の人々を通して主人公が思ったことを詩に乗せて語るその状況はまさしく「俯瞰」、いい詩だと思いました。 (テレビジョン)

2018-11-01

拝見しました。生、と死、その垣根を超越するような内容だと感じました。悲しい、と言いながら君が死ぬと嬉しがり、かと思えば死んでいるのは私、と、かなり難解な内容でもあります。ひとつ難点を挙げるとすれば、流石に内容が読み取り辛すぎる点でしょうか。しかしその独特の世界を楽しむだけの目的で作られたのなら、成功しているように思います。 (君が死んだ)

2018-10-31

拝見しました。「カチカチ」と押し迫るような前半、「白」の描写がまた押し迫る後半、どちらも優れていると思いました。 白という色は決して癒しの効果などなく、むしろ圧迫感があると聞いたことがあります。思うにその特徴を存分に活かした本作は「カチカチ」と併せて読者に息苦しい圧迫感を与えることに成功しています。それがいい。個人的には後半「カチカチ」がなくなってしまったのは少し寂しい気持ちもありますが、白をベースにした描写は主人公の喪失感もあり、別離感もあり、それを一纏めに表す白、この表現技法も素晴らしいです。 (白い部屋の秒針)

2018-10-30

拝見しました。 私文極には殆どいなかったものですから、ボルカさんはこの様な詩も書くのか、という思いと共に、その引き出しの多さに驚きました。 まず「ミチコ」なる人物を「2進数」としてバッサリ切り捨てる辺りに「雑談」の名の通りだな、と思いつつ。最後に登場する「りな」についての詩のしっかりとした構成から、主人公が恋をしていたのはりなただ一人だったのだろうか、2進数ではなかったのはりなだけだったのだろうか、と思いつつ、アイドルすらも2進数として切り捨てる様は痛快にも思いました。 (雑談と「ままならぬ恋の詩」)

2018-10-30

拝見しました。 相変わらずのクオリティに流石だなぁ、と思いながら読み進めました。 やはり冷たく、息苦しい点が特徴であり、しかし過度に狙った感がない点でまず素晴らしいです。内容ですが、夢の話、を書いたようでもあり、しかし最後の主人公の天国へ辿り着いたかのような描写が印象的です。もう歩かなくてもいい、という言葉に主人公の疲れ果てた様子があり、繰り返しになりますが冷たく息苦しい作風が存分に生かされた詩だと思います。 (癒ゆ)

2018-10-30

拝見しました。 最後の締め方が結構いい感じです。「ひかりが質量を得ては捨てて」「信号のまわり」「空間が滲んでいる」の表現、美しく素晴らしいと思います。 (ひかり)

2018-10-30

拝見しました。 詩というものは、例えば〈愛している〉と口にすれば、文にすれば一言で済んでしまう感情を、如何に様々な言葉を用いてこの細部を伝えられるか、そこに面白さがあると考えています。この詩の感情の着目点は良いですが、やはり詩としてみると、骨組みを見せられている印象です。最後の締め方に肉付けがあると考えました。その部分をもっと広げることが出来れば充分な良作になりえる作品だと考えます。 (Sunday Afternoon)

2018-10-30

拝見しました。詩を深読みする事が好きな私にとってに限るかも知れませんが、言葉が言葉以上の意味を持ち得ていない印象です。つまり、言葉の音、詩としての、文章としての纏まり、そのようなものを優先させすぎているのだろうか、と感じました。内容の味付けや骨組みは良いのですが、いかんせん味そのものが薄すぎるように思います。 (声よ届け)

2018-10-30

拝見しました。 素晴らしいのではないでしょうか。現代詩は何か、を考える上で、過去の現代詩はもはや今の世の中には合わないのではないか、という考えが、つまり難解複雑な用語と技術を用いてさも頭の良さそうな詩を書くことは最早現代詩と呼ぶ事は出来ないのではないか、という(個人的な)考えの答えのようなものを見せてくれる詩だと思います。これぞ現代詩だと。 内容ですが、ユニークで主人公の独特な価値観に酔えるような、と表現できます。 弔う人数が多ければ良い、という価値観の元、出会い系だろうと404not foundだろうと遺影を公開し、自分の写真を見てくれる、それが私への弔いなのだとする価値観は到底理解できませんが、その理解できない地点まで一直線に到達し詩を書き上げている点にこの詩の素晴らしさがあるように思われます。 (遺影)

2018-10-30

拝見しました。詩人に向けた、詩人としての筆者様の自己紹介のような、と受け取りました。 私も非常に共感できる内容ですね。自己承認の為の、詩、詩に限らず芸術家は皆それに近いのだろう、という考えも同感です。マイノリティも、その通りですね 笑。 (自己紹介)

2018-10-30

拝見しました。 生ということを「最低」と言う理由ははっきりとは書かれていませんが、「片割れ」を置いてきたから、という情報はあります。片割れとはなんだろう、しかしもっと気になるのは「君にも死が訪れること」を「嬉しい」と言う主人公はやはり客観的に見て「最低」だからこのタイトルなのか、そんな夢心地のような世界から「人参」を割って詩が終了します。なんとも不思議な世界を作り上げる技巧に感服です。 (最低)

2018-10-30

拝見しました。この詩のタイトルが「エール」とは凄いですね。優しい言葉をかけて励ます事へのアンチテーゼともとれますし、中々面白く感じました。 (エール)

2018-10-30

拝見しました。 詩の中で展開されるあらゆる風景が、全てまぼろし、と片付けられる構成が、世界が不思議ですね。「切符という音の/美しさを理由のすべてとして」が訳もなく好きです。 (ill-defined)

2018-10-30

拝見しました。 火葬の詩、と捉えました。「まちのぞまれている き がする」とは誰に、が不明ではありますが、暗い穴のような場所から「すすむ」と「おわりのはじまり」が起こり「からだがおかしく」なります。燃え尽きていく主人公は自分に何が起こったのかはっきり分からないままに死滅していきます。火葬を痛々しく表現した捉えどころもさることながら、平仮名も主人公の死んだ状態を表しているのだと考えました。 (解放)

2018-10-30

拝見しました。 火葬の詩、と捉えました。「まちのぞまれている き がする」とは誰に、が不明ではありますが、暗い穴のような場所から「すすむ」と「おわりのはじまり」が起こり「からだがおかしく」なります。燃え尽きていく主人公は自分に何が起こったのかはっきり分からないままに死滅していきます。火葬を痛々しく表現した捉えどころもさることながら、平仮名も主人公の死んだ状態を表しているのだと考えました。 (解放)

2018-10-30

拝見しました。失恋っぽい感じでしょうか。 「来世では幸せになりたい」を「戯言」 と言う通り、相手と別れた時の一時の絶望感を表しているのだと考えました。 「恋の魔法」というと可愛い表現に感じますが、それを失恋と結びつけたのは斬新に思います。 (恋の魔法)

2018-10-30

拝見しました。 タイトルにもなっている「冬の音楽」がいかなるものかに焦点を合わせる必要があるが、もし季節を現在と合わせ主人公の季節を「秋」とすると、何年も前に失った「指先の声」の持ち主が冬が訪れる度に現れてしまう、ととれます。そうでなくとも繊細に作られた詩であると思いますし、特に後半の展開が好きです。 (冬の音楽)

2018-10-28

拝見しました。不思議な作品です。 「あたかも被害者面で」とあるので主人公は加害者の可能性もあります。本能のままに、欲望のままにどこかへ助けを求める姿は狂気的ですが、それを自覚したような「本当は」~「生物だ」がやけに唐突です。しかしその唐突さもまたひとつのテクニックとなっているような作品でした。 (躁)

2018-10-28

拝見しました。 「風船」が「逃げていく」状況に「ごめんなさい」と。ここまでならありがちですが、この詩の面白い所は新しい風船を空へ流すところにあります。「必死に、命がけ」に逃げていく風船への感情移入は、主人公の姿を投影することもできました。 (風船)

2018-10-28

拝見しました。 短い詩に多いのは内容を過度に凝縮したが故の読みづらさだと個人的に考えていますが、本作にそういった(良否を抜きにして)読みづらさといったものは感じませんでした。さて内容ですが、新月の夜を、闇に隠れた兎は、など(例が稚拙ですが)とするのではなくあえて「ダークラビット」としたことに何らかの意味が見いだせそうです。ウサギは毒モチを食べ〈なければならない〉理由も何かありそうです。無残にウサギが死ぬ描写は何か意図がありそうです。しかしそこから先へ中々進むことが出来ず、謎に溢れた迷宮のような作品に感じました。恐らくダークラビットに関しては、説明によって「ウサギ」であることを強めるのではなくあくまで「ダークラビット」というそれで一つの生物として認識させたかったと読み取ることは出来ましたが、他は中々に難しくやはり迷宮のような、迷い込むような作品という印象でありました。 (ダークラビット)

2018-10-26

拝見しました。 センスで持っていった詩ではなく、丁寧に丁寧に推敲を重ね練り込まれたという印象を受けました。 言葉巧みにこの詩の素晴らしさを語ろうと、この詩を一目した時の感慨には勝てない気がします。私的にはかなり好きな詩です。 「今生きていても活きれてなくて」が素晴らしいと思います。 (「浮遊の空と僕の影」)

2018-10-25

拝見しました。 落ち着いた雰囲気の詩です。落ち着いたと申しましたが内容の話ではなく、詩の言葉選びに落ち着きを与えるように作られた、という背景が読み取れそうです。 しかし中身は決して穏やかなものではなく、1.主人公は「地球にさよなら」しようとしている。2.君は生きていない。3.地球に対してもしくは現実に対してどうでもよさを感じている 少なくともこうは言えると読み取れます。さよならがどういった意味なのかがこの作品の方向を決めるように思いますが、私は単純に死の事だと考えました。また君が生きていないという描写に関しては、単純に君が何らかの要因で死んだのか、それとも主人公の近くからいなくなったのかという所も微妙ではあります。そのあと世の中の悲しいニュースへと視点が移ります。「でもそれもこれもこの星を賑やかにして、話の種を生むためだから。」と考える主人公。この文は本当に素晴らしいです。主人公は何だか悲しい話ばかりだ、と考え、そして君の感触をどんどん失うことに絶望のようなものを覚えます。最後はまた「さよなら」をします。さよならをする理由はそれぞれですが、主人公は内側で絶望を巡らせ、フロー出来ることなく「さよなら」してしまいます。フローすることの大切さや自分で抱え込んでしまうことの危うさのようなものを考えさせられる気がしました。 (30480517 地球にさよならを)

2018-10-24

拝見しました。 水と人を近似なものとするアイデアが良いと思います。「あの傘」が「雨」になる、「洞窟」で「白」を食べるなど不思議な世界が展開されていますが、「あなたに会う日」なのに憂鬱な主人公の図だけが人間味を感じる所もまた詩としての魅力だと思いました。 (ビニール傘)

2018-10-24

拝見しました。 ブレのない詩、という印象を抱きました。淡々と、粛々と詩が進行しているというイメージです。「未来の到着は/人の死に/いつも間に合わない」と作中テーマ「刑」を併せて、刑とは何だろう、罰とは何だろうと考えさせられる作品でした。 (新しい現在)

2018-10-24

拝見しました。 陽を「陳腐で真新しい今日ってやつを知らせにくる」との表現が斬新だと感じました。「純白の理想は不在」な理由が「別々に色付けされている窓から眺めてる」からというのも良いです。 「製本」した「私」を「世間」という「棚に並べて」「品評会」という表現、この世の中に対する皮肉っぷりがむしろ清々しく感じました。 (俗物賛歌)

2018-10-24

るるりらさん、こんにちは!次作も楽しみにしてます! (選評 2018年9月分〈初めてフルキュレーションをやってみた〉)

2018-10-24

拝見しました。 天文学を文に取り込みつつ主人公を描いておりますが、地上に降りてからが真骨頂な気がします。どちらかというと最後の「週末に駅で」~に繋げるための前半から中盤にかけての描写であるようにも感じましたし、最後の一文が素晴らしいです。ある意味異次元にいたような、もっと言うと感情が浮き出てこなかった主人公が、突然ここで少女っぷりを披露する様は詩の構成として良いと思いました。 (成長としての墜落)

2018-10-23

すいません、ぽ わ り ではなく ぽ わ わ でした。訂正致します。 (序曲)

2018-10-23

拝見しました。 良いと思います。前半のゆっくりとしたテンポから「一切合切整合性の取れた感情」からの勢いが新しいです。「どおお終わりは悲しくない」が好きですが、何気に「3連符の草木/ぽ わ り ぽ わ り」も魅力的、と言いますかこの箇所は筆者様の実力を感じました。 (序曲)

2018-10-23

かるべさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 作中の藤井は一応詩作をしてはいますが、作品を公開するという精神、状況ともにない為一人で淡々と続けるに留まっています。私にもお言葉頂き恐縮です。私としては続けたい気持ちはありますが、忙しかった時期(今年の2月~5月辺り)はほとんど詩の分野に着手出来なかった為微妙な所です。が、将来的に投稿はたまにしかしないけれど、一人で黙々と書く正に藤井龍平=藤井龍平な状態になるかもしれません 笑。 お褒めの言葉を頂きありがとうございます。洗練などとんでもないです。形式ばったという観点については、私はかっちりしたそれっぽい詩が好きですので自然にそちらによってしまったのかもしれません。差別化されているとのお言葉も非常に嬉しく思いました。ありがとうございます。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-23

ステレオさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 仰る通り、本作は勝負でしたね。いえそれは大賞絶対とったる、などそういう事ではなく、〈この内容の詩〉を投稿することに対しての勝負というか覚悟です。いわば初めて水泳においてプールに飛び込む時のような感覚。結果的には、少なくとも無難に入水に至り胸を撫で下ろしました。 さて、コメントについて藤井が述べた箇所について。ここは非常に迷いました。いえ勿論もっとエグく書く事も出来たのではありますが、詩として不快感が悪い方向で働く事に臆病になってしまった節があります。何度も読み直し、そして皆様のコメントを頂き思った事は、仰る通りこの箇所は特に推敲の余地があったのだろうと考えるところです。投稿した時の心境としては、ここまで書いてしまってはたして大丈夫なものか、とまるで逆のことを考えていましたが。ただ、お褒めの言葉を頂き感無量でもあります。 画家ダリへの批評の言葉につきましては私存じ上げませんでしたが、ストリップショーですか。ダリはそのような作風のイメージがあまりないので(溶けた時計の作品などは記憶にありますが、あの作品がダリ作であったのかどうか少々曖昧でもあります)ストリップショーとは中々に奇を衒うような批評だと感じた次第であります。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-23

拝見しました。凄く好きな詩です。 自分としては、恋と死生という二つの概念を結びつけた作品、だと考えました。好きな所は「ひとりだけ、ひとりだけの」です。ここまでひとりだけを強調するということは、逆に言うと今までは一人だけの「ユキ」を見ることはなかったのだろう、ということと、それが自分の前で起こっているという二重の驚きのような感情が見える気がしました。青春のような若々しさも持ちながら、しかし「よくわからない」からは年老いた男が語っているような転換っぷりを見せています。しかしすんなり入り込むようで、深入りすればその技術に驚かされる、とても好きな詩です。 (コーヒーを飲もうか。)

2018-10-22

みうらさんへのコメント返しですが、〈そては→それは〉でした。訂正してお詫び致します。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-22

みうらさん、コメントありがとうございます。拝見しました。 自虐を自覚しているようで、自覚していないから、そして自己陶酔だとのご指摘、まさしくその通りですね。本作は自虐のようで自己陶酔のような感触です。そてはいいこと、とのお言葉、褒め言葉と受け取らせて頂きます。ありがとうございます。 ギターに感傷を感じた、との事ですが、うーん、それは私としては自覚がなかったものですから、なるほど、そういう見方もあるのか、といった感じです。理屈が自虐を保管する、というのは大変勉強になりました。また不快な自虐とは映らない、とのお言葉、有難く頂戴致します。かなり不快な内容も入れましたので、ほっとしました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-22

帆場さん、コメント拝見しました。 爆笑ですか、それは図らずも笑いを取れたと言うことであり感無量です。承認欲求というものは意外と自分では気づかないもので、知らず知らずのうちに自己顕示に塗れていたという事はよくある話のように思います。かく言う私も、承認欲求は高いほうなのかもしれないと、常々思っております。その通りですね、いい方向へと働けば良いのですが、悪い方向へ働くとどうしようもなく厄介なのが承認欲求ですよね。好意的なコメント感謝致します。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-22

ボルカさん、コメント拝見しました。 詩作に対するネガティブな思想を示そうとする、それがインターネットの特徴の一つ、とのこと。あまりそういった作品に出会えてはなかったので、そうなのか、という感じですかね。純粋に勉強になります。 詩をコミュニケーションのツールと考えることへの否定、は人気の思想、だと。確かに人気そうではありますね。正直考えてない訳では無いです、もっと言うと、色んな(ネット)詩人の方々と交流できることは、(こうした、作品を触媒とした交流を含めて)嬉しくもあり楽しくもあります。 自己承認の否定、についてですが、完全否定ではない、つもりです。行き過ぎた承認欲求を否定しているだけであります。その意味では、詩をコミュニケーションのツールとして、を題材とした詩についても、いき過ぎると確かにダメなのかと。いつかそういったアプローチでも詩を作ってみたくもあります。 斬新とのお言葉、ありがとうございます。また、本作を好意的に受け止めて頂き嬉しく思います。コメントありがとうございました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-21

じゅうさん、コメント拝見しました。 「に関してですが、申し訳ないです、という心境です。なぜならそこまで、考えてなかったからであります。 さて、自己顕示欲について。まずはじめに申し上げたいことは、確かに私(藤井龍平→ふじりゅう)をパーツとして用いた作品ではありますが、筆者をベースにしつつも承認欲求を限りなく肥大させたカスの「藤井龍平」が本作のサブ主人公ですので筆者(私)ではない、という事であります。これに関しては確かに分かりにくいと思いました、申し訳ありません。 さて戻りまして。作中の藤井は「藤井龍平の肉迫」をビーレビに投稿したことを後悔しており、しかしそうなってしまった原因については他者、または境遇、に押し付けています。確かにそれを恥じている、という部分はそうですし、自分で気付いてる、事もそうだと考えます。しかし気付いている、というのは過去の自分に限った話で、結局は私を承認してほしい、ための過去話である、という事実に気付かない主人公は結局、承認欲求塗れです。その意味で「照れ隠し自体が自己顕示」とのお言葉、非常に鋭いと考えます。 誰しもそういう側面を持っているものでは、とのご指摘、確かにその通りだと思います。自己顕示欲を持っていない人はほとんどいません。認められることに無頓着な人はほとんどいません。が、問題なのはその度合いですよね。彼は完全完璧に、詩、コメント、その全てを承認欲求にガン振りしています。また、その話も結局、恐らく話しぶりや態度などから、主人公に承認されたいという欲求に塗れていることが分かったのでしょう。確かに作中の感情を完全否定出来はしません。しかし、側面、であれば私は問題ないと考えます。両面が自己顕示であるからこそ、彼は社会不適合者なのです。 非常に鋭いコメント、ありがとうございました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-21

貴音さん、コメント拝見しました。 私たばこはほとんど吸ってなかった為「ゴールデンバット」がいかなるものか分かりませんでしたが、日本最古のたばこの銘柄だそうですね。その特徴は(wikiによると)湿気などを要因として風味が一定してない、と。なるほど言い得て妙であります。 さて、「メタ」「ぶっちゃけがはっちゃけ」とのお言葉頂きました。メタだと思います、それが良否を分けるのではないかと。ただ非常に好意的に受け止めて頂き嬉しい、と並行して、ホッとしたという心境です。ボコボコに叩かれることも覚悟していましたので 笑。 ぶっちゃけ、に関してですが、ぶっちゃけな部分がないとは言えませんがほぼ創作物でもあります。勿論ですが、コメがすくねえと俺を覚えやすいだろ、だからコメの少ない詩にしかコメント書かねえんだ、などという薄汚い心境でコメントを書いているわけではございません。作中の藤井龍平は、私が抱えている承認欲求を人間として汚く感じるほどに肥大させた結果であると言えます。その意味でぶっちゃけた部分がないとは言えませんが、さすがにこれが私そのものではない、と一応、念の為書いておきたく存じます。 他方で、自己の承認のための詩、承認のためのコメント、という部分を汚らしく書いたという点についてはぶっちゃけました。それは認めます。 始まりと終わりはキチッと決めている、につきましては、メタな要素を多分に含んだ詩ですので、少しでもその内輪ネタな雰囲気を取り除ければ、との思いからですがキチッと決めているとのお言葉、感謝であります。 長くなってしまいましたがコメントありがとうございました。 (『藤井龍平の肉迫』より。)

2018-10-21

拝見しました。 凄く好きな詩です。言葉選びにセンスを感じます。 1行目「世界」~「持たされず」、2行目「考えて」~「世界さえも遠い」中ほど「意味について誰もが喋ってる」締め「すべてにとっての他者がいない」など、好きなところを挙げればキリがないです。 内容に入ります。「世界」の「かたち」の中にいる主人公は無力しか持たされていない。「あっちこっちに向かう生」によって生まれる「死」の意味も分からず、かつ解らない「世界のかたち」の中で、その辿りつけない意味を見出す為〈「具体」を失い、「誰かが抽象」を決める宇宙〉で暮らす。それに気づいてしまった主人公は「この場所」「ここ」すらも分からなくなり、「他者」の存在すらも自己の認識から失ってしまう。 死の意味、ひいては生の意味について迷い、あるいは達観する様子を素晴らしい表現で捉えた詩だと考えます。いい詩だと思いました。 (期限)

2018-10-17

拝見しました。 良いと思います。グラフィック性を重視した内容でありながらも、そこに詩としての面白さもきっちりとらえられているように思います。若干形を重要視する余り言葉選びに苦戦した様子がうかがわれますが(特に終わり方、後半「スターなんでしょ?」辺り)それでも詩としての魅力がしっかりあると考えます。 (星にはなれないよ)

2018-10-17

拝見しました。 この内容で募集中、ですか募集中…。何を募集しているか、ということは冒頭で書かれてあるように「目が覚めたらベッドから落ちずにいる方法」「子であることをやめる方法」とあります。飛んで後半、もう一度、作中では「引き続き」募集していると。しかし今度は最初に「子であることをやめる」方法を聞いています。聞いています、とすら断言出来ないのかもしれません。作中では続いて「ありません(か)」とあり、()が心の声だと解釈すると聞いてすらいないのです。 さて、内容です。別れを悲しんでいる様子が描かれていて、生まれてしまったら必ず別れがある、と。子、という表現からも父母を失った悲しみを表しているのか、とも考えましたが、もっと大きなテーマのようにも思います。つまり生と死、それを筆者なりに追ったのが本作なのではないかと。()がどのような意図があるのかも含めて難しいですが、ひしひしと伝わってくる何かがありました。 (募集中)

2018-10-16

拝見しました。 4行の詩だけにその真意を掴み取る事が難しそうではありますが、言葉選びが好きな作品です。一連目が特に良いと思います。「風に馴染んだ旅人の睫毛」は中々思いつきませんし、才能を感じます。 (三日月に)

2018-10-16

拝見しました。 目的地とはそもそも自らが決めて自らの意思で進むものなのに「目的地」などないといい、しかし認めたくないからとこの先に進むべき道があるのだと思い込み、自己嫌悪に陥りレールの一部になりにいく。そんな主人公の心の弱さが多分に盛り込まれた詩だと思います。また、特に私が良いと思ったのは最終行です。レールの一部になりたい、私はそれも立派な目標であり目的地だと思います。しかしあまりに悲観的な主人公はそのことすら気付けない。そんな皮肉めいたメッセージが、この文にあるような気がしました。 (目的地)

2018-10-16

またまたコメント返しです。 私としても貴重な考えを頂けて嬉しく思います。なるほど確かに、これは詩だ、といった所で全てが受け入れられる訳ではありませんね。数学的に表現すると詩→文章であるとしても文章→詩が成立しないのと同様であると、高校生くらいの時の数学を思い出しました。しかし同時に、その分野では「対偶」という概念がある事を思い出しました。詩ならば(→)文章が成立した時、その対偶は文章でないならば(→)詩ではないとなります。しかしどうでしょう。本当に文章でないならば詩と呼べないでしょうか。記号のみの詩を詩と呼べないでしょうか。沙一さんも、文章でないものに詩を感じると述べられています。元の条件が成立するならば対偶も必ず成立するという公式が存在する為、対偶の成立が証明できないならば元の定義も偽であると証明されることになります。 脱線し過ぎました。戻りますと、確かに韻律に囚われない自由詩で真っ直ぐに詩を書く事は難しいかもしれませんね。しかしながら我々は、どこかでこれは詩、これは詩でないと感覚的に定義するのであって、しかしその本質が分からないのです(少なくとも私には)。これが多くの方々に共通するなら、詩というのは非常に多くの面をもつ多面体のようなものであり、故にどの面を取り上げてもこれが詩、だと総括的に定義することができないのかもしれません。 さて 詩について語りすぎて別のスレッドか個人で話せと言われると運営者その他の方々に申し訳ないので、本作についてもう少し考察していくことにします。 最初は無言で通り過ぎるんですよね、主人公は。しかしそこから常に何かを探している女性を、同じ場所で見つける。私だったら絶対に声をかけませんし、普通であれば気味悪がって話しかけたりなどしないと思います。が、主人公は声をかけた。後から読み返すとこの辺からすでにおかしな臭いが致します。手伝うと言った主人公の発言に、にわかに明るくなった髪の長い女。おかしいのは主人公が探すことに協力した途端、彼女は探すことをやめるんですね。呑気に。そして主人公が怒る(訳ではなかったが結果的に怒った印象を与えた)と唐突に彼女は消える。そしてループです。さて、探していたものは何だったのか。私は「探してくれる人」を探していた、ようなきがします。主人公が何かを探す様を見て探すことをやめる点も然り、もっと突っ込むなら呪いを消す存在、生贄の様なものを探していた、のではないだろうかという事です。そこまで考えてますます本作が不気味になりました。世にも奇妙な物語を見ている気分になりました。あらためて良い作品だと思います。 (探しもの)

2018-10-15

拝見しました。 終わり方についてですが、個人的には「『個性を』」以降をカットした方がおもしろい気がしました。理由としては、最終2行がストレート過ぎる気がしたからです。いや、こういう表現をするとそれ自体は問題視できないですが、ある社会的な問題を軸に詩を作る際に、それを一直線に出すなら詩という表現方法を選ぶ必要がないと考えます。Facebookや自身のブログなどで大いに論理的に語れば良い。しかし詩という表現方法を選択する場合(もはやその枠組みに囚われるのも時代に反した思考なのかもしれませんが)そこに流れる詩情を駆使して、削る所を削り、主人公または情景に皮肉を与えることが最も効果的なのではないだろうか、という事です。詩とは隠喩によって成り立っていると考えています。その意味で私は、「『個性に』」以降は必要ないのではないか、そう考えたわけです(あくまで個人的な意見です)。 転じて前半から中盤部分に関しては文句なく良いと考えます。個性をテーマに日常の束縛を連鎖的に描く手法は斬新ですし、カギカッコの圧迫感と行間無しによって、ずんずん迫ってくるような圧力を感じます。 (個性)

2018-10-15

拝見しました。 否定的な内容から入るのが心苦しい点ではありますが、締め方にかなり迷われた様子が伺えます。そして悪い意味でありふれた、終わらせにいったという印象が致しました。 転じて一連目はかなり良いと思います。「かぞく」「だれ」が平仮名であるのも考えさせられますし、「にも/聞こえないこころの声で」が素敵です。総合的に見て、惜しい、という感覚が致しました。光るものは十分にある作品だと考えます。 (白)

2018-10-15

拝見しました。 なぜプールの匂いなのか、というのがこの詩の肝ですが、「塩素」の匂いがした事は確かなようです。その香りにつられて思い出す夏の情景。いやそれは情景と呼ぶには生易しい、「秋だというのに」思い出してしまう強烈な記憶であるようです。この思い出から現実へ、現実から思い出への切り替わりが美しく、更に最終連で強く記憶へ刷り込まれる詩であります。 (庭の葉が赤く色づく頃に)

2018-10-15

拝見しました。 前作と並行して、お若い感じと言いますか(自分も若いですが)、みずみずしい印象を抱く作品です。「いつの間にか散りばめられたビー玉みたく小さな思い出になる」はいいのではないでしょうか。(恐らく)悲しみが今は大きなガラス板のようですが、いずれ消えはしないが細かく砕けて綺麗なビー玉となるんだと。最後歌って強がっているのもいい感じです。 (おはよう)

2018-10-15

拝見しました。 〈歌詞〉として見ます。爽やかでみずみずしく、良い印象です。主人公が挫折を味わってない感じが伝わってきて、羨ましくなります 笑 〈詩〉としても見ます。詩としての話ですが、主人公の状況や風景描写など、情報がもう少しあれば面白くなりそうな感じです。 ビーレビの詩は詩の中に毒を混ぜたような、悲しく、切なく、といったテイストが多いですので、こういった爽やかに突き抜けた作品は新鮮に感じました 笑 (疾走)

2018-10-15

拝見しました。 ゆっくりと進む主人公の思考と風景描写の中で、自らの体、感情が「人に/帰す」ものだという不思議が詩を支配しています。車で走る描写も、そして最終連の現実性からも、まるで夢を見ていたようです。 (カー)

2018-10-15

コメント見ての返しです。私のコメントに不快感などを感じられたなら申し訳ありません。なるほど、仰る通り最早、文章においてのジャンル分けは不要なのかも知れませんね。芥川龍之介の文は勿論、私も凡庸な、ありふれた文章の中に詩を感じる事は多くあります。その意味において詩は〈詩〉という閉鎖的なカテゴリではなく、詩を伴って小説が、文章があるとも言えますし、逆もまた然りなのかも知れません。新たな見聞でありました。 (探しもの)

2018-10-15

拝見しました。 狂人者の話を書く際、私のようなタイプは〈詩としての美しさ〉を意識してしまいますので、自らの意識したイメージと路線がズレるケースが多くあります。その点この詩の素晴らしい所は、狂人を狂人として、汚点を汚点としてド真ん中のストレートを投げる事に成功している点にあります。「ころ」すという表現において、本気で殺意を抱かせる事は意外と困難であるように考えますが、狂気故の殺意を見事に表現仕切っていると思います。 (ころして君)

2018-10-15

 拝見しました。  不思議な、詩、というより童話のような、どこに属すとも表現しがたい独特の内容の文であると思います。  分からない探し物をループ、かつ連鎖的に探し続ける「公園」での世界は、まるで異常を正常と思い込まされているかのような奇妙な雰囲気に満ちています。最初の場面と最後の場面が対称的になっているのも不気味ですし、いもしない彼女を、ありもしない何かを探し続ける後半の主人公の姿は呪文をかけられたかのようです。楽しく読ませていただきました。 (探しもの)

2018-10-14

 拝見しました。  内容に入っていきます。「空」を「やぶ」ろうとしている主人公は、破った時には「鳥になる」と。空洞をはらんだ骨。そして星となると。最終連、「白く重い肉体」は「まばゆい夢ではち切れそう」だと。夢を追いかける若人、のようでもあり、自暴自棄の末果てる描写のよう、でもあり、とにかく勢いを感じつつもどこか怪しい雰囲気も孕んだ面白い詩でありました。 (行方)

2018-10-14

 拝見しました。  冒頭、知らないことはさみしいことと述べられ、最後には「男を知っていることが」さみしいと、知っていることにさみしさを覚えていることがこの詩の魅力であると考えます。主人公はしらない側の人間であり、だからこその「あなた」との乖離を丁寧に表現されていると感じる作品でありました。 (無知)

2018-10-14

タキザワさん、コメント拝見しました。  ずるいとのお言葉、ありがとうございます。個人的には今まであまりふれたことのない「さわやか」を意識しましたので、それを感じ取っていただき素直にうれしく思います。たんぽぽはですね、さわやかを引き出すために主人公の頭の中でたんぽぽを登場させた次第であります。コメントありがとうございました。 (夏風)

2018-10-14

帆場さん、こんにちは。すばらしい作品でした! (選評 2018年9月分〈初めてフルキュレーションをやってみた〉)

2018-10-13

《訂正とお詫び》 三浦さんのペンネームに誤りがありました。正しくは『三浦天才詩人果実』になります。訂正してお詫び申し上げます。 (選評 2018年9月分〈初めてフルキュレーションをやってみた〉)

2018-10-13

拝見しました。 詩で死を扱った作品は珍しくないように思いますが、直接「死んでいた」という言葉を入れてここまでのクオリティを生み出す事は難しいように感じます。詩を書く際、直接的な表現を避けあえて隠喩を用いる手法が主流であると個人的には感じていますが、だからこそ難解で捻りに捻った詩と比較して好感が持てるのかもしれません。 後半を先に見ていきますと、「ひな鳥」と称される彼との生活で〈幸福〉に似たものを感じつつも、「擦れていく何か」を知っていた主人公。そう、それは予感などではなく明確なものであったのです。そして〈案の定〉「ひしゃげて死ん」だ彼。続いて主人公は「最期の街」の「景色」に「自由を感じた」と。つまり「ひな鳥」と一緒にいたあいだは自由ではなかった、ととれます。「離れ難い愛おしさ」を覚えていたのを「思い出していた」とあるので、その感情が既に過去の事だということになります。逆に言うと、愛おしさを感じていないということにも繋がります。やけに冷めている愛。主人公の真意は掴めませんが、退廃的な雰囲気が漂います。 内容とは外れますが、一連目が特に好きです。目覚めのシーンですが、男の輪郭が一瞬で浮かぶような、そしてそれを眺める主人公像が一瞬で浮かぶような素晴らしい表現だと感じました。 (街のひ、果てるひかりに)

2018-10-11

拝見しました。 いい詩だと思います。 一連目「オルガンが息をひきとる」が最後にかかってきます。2~3連目は男女の性交でしょうか、しかし三連目「幸福な眠りに落ちてゆくのだろう」はオルガンへの皮肉となっています。非常に淡白と言いますか骨組みだけだからこその美しさ、みたいなものをこの詩から感じました。 (オルガンの死)

2018-10-08

拝見しました。 初々しい、感じもしますが、技術に基づいているのかもしれない、といった詩と感じました。 読みといていきます。「君」はショートカットが好きと知ってからすぐに髪を切りに行こうとする主人公。「土日なんていらないわ」の真意は少し保留としまして、次「認めざる」「お」「えなかった」とあります。誤字でしたら申し訳ないところではありますが、これが狙ったものであるとすると中々上手いのではないか、と考える次第であります。なぜかというと、普通は「を」を「お」と変えることで主人公像を浮かばせる技法はあるにはありますが、ここまでさらりと、目立たせない形で導入することは中々出来ないだろうと考えたからであります。あまりに自然すぎるからこそ、ひょっとすると誤字かも、と考えたことも付記しておきます。 脱線しましたので戻しますと、美容室へ向かう途中で〈ライバル〉となる「ショートあの子」と歩く君を見かけます。君の理想に近づこうとした私。少し飛ばして最後、「この恋の主人公は」私の方が面白いと。「最終回でキスするのは」私だと。そして中程の「大きなため息を出してスッキリした」。ここを考察していきます。まず、状況としては好きな君には「ショートあの子」が恋人として存在している。それを見かけてしまう。主人公は「バカみたい」だと述べる。しかし問題なのは、ため息ひとつでスッキリなどするはずがない、ということです。これはかなりショッキングと言いますか、逆に言うとため息ひとつでスッキリするような「君」への思いって一体どれほどのものか、という事になります。そして後半の〈恋の主人公〉のくだりからして、主人公は君を大して好きではないのだと考えました。要するに君を愛しているのではなく、恋に恋しているだけなのだと。だからこその「恋の主人公」が自分だと、ある種利己的な考えに浸れるのですし「最終回」というドラマを意識した思考に到れるのだと考えます。ドラマの恋する主人公に自己を重ねている。しかし恋とはそういったものでは無いはずです。もっと君しか目に映らないような、君に彼女がいればとって喰うほどの猟奇性。逆に言うとそういった作品が多数であると思います。私が良いと感じたのは、恋に恋する主人公をテーマにしたという点ですね。そしてこの生々しいほどのリアリティ。パッと見普通なようで、良い詩なのではないでしょうか。 (主人公)

2018-10-08

拝見しました。 現代詩、というよりこれは、どちらかというと外国詩と言いますか、海外の詩人が書いてそうだな、という印象を抱きました。 内容ですが、「醜い」ものに焦点があてられた作品ですね。主人公は朝の雪景色や桜がまい散った後すぐの並木道などに美しさを感じていますが、逆にそれが人々によって汚され穢され「醜」くなっていくことを「見る」ことが耐えられないと言っています。右目を抉り、左目を抉る。という行動から、主人公は〈美しいものを見る〉より〈醜いものを見ない〉ことを選択したという、はっきり言って異常者である事が分かります。続いて「あなた」が遠ざかることで耳もそごうとする私。最後では「私こそが、もしや/罪人ではないのか」と、自らの罪を考えるに至りましたがその罪の出どころは「醜さの極地にいるのが」「私ではないのか」と、「醜さ」である事が語られます。結局どれだけ考えたところで〈醜さこそ罪〉という狂った理論が正されないならその方向は間違って進むしかない。 そもそもその醜さの定義すら常人から逸脱している主人公をただただ捉えた詩ではありながら、不思議なことにその詩は美しいのです。どす黒くない詩としての美しさがある。これが本当に素晴らしいと感じます。 (罪人レプリカ)

2018-10-08

拝見しました。 タイトルが内容を保管しているおかげで非常に読みやすかったです。 内容に入っていきます。「雨傘」が「怒った風に殴られて」「骨が折れて」「もう助からない」から、上手いなぁ、という憧れを抱きました。雨傘を人間のように表現している、という訳でもないのが素晴らしいと感じます。安易にボコボコにされた傘に人の感情を詩世界として与えるのではなく、人に例えるのでもなく、あくまで無感情無機質の傘として表現されてある事に技術を感じます。 「命が野ざらしになって雨に打たれている」をさらりと詩の中程に載せてあるのも案外すごいことなのではないか、と考えます。私事になりますが、自分ならこの文は最後にぼんと書いて詩の締めとするだろうな、と考えるからです。ここから更に詩を展開されている、つまりこの箇所をキーポイントに置かない点が逆にこの詩の魅力なのではないか、と感じました。 友達と仲直りをすること(したいと考えること)を、「気のせいかも知れない事」との表現はただただ感服です。そらそうとしているわけですね、喧嘩した友達と仲直りをしたい、しなくちゃ、との考えはある、が、それをそのまま感情としてはっきりさせたくないからこその「気のせい」「かも」「知れない」と表現なさっているわけです。うーん、すごい詩だと思います。 (仲直りの嵐)

2018-10-08

ステレオさん、ありがとうございます。平仮名や不自然な空白改行に関しては勿論狙ったものでこの作品の肝ではありますが、では何を表現したかったのかと言うところが問題でもあるように感じます。そこでステレオさんの「ロジックの崩壊」「心の霧にも似たもの」と捉えられたということは私の伝えたかったことがバッチリ表現出来ていると考えてもいいのかもと思いましたし、他方でステレオさんの詩に体する感度、というものが優れているが故でもあるように感じました。何が言いたいかと言うと、詩の本質を考察し見抜いてくださりありがとうございます、ということでございます。〈それ だけが~〉も含めて、後半連が急に理性的となる所を読みといてくださったのも〈感度〉であるのだと思います。コメントご考察ありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-07

拝見しました。 これは、短いながらも凄くいいと思います。生と死、その情をゆったりとした詩世界に極めて自然に溶け込ませた、非常に技術の高い詩のように思います。 内容に入りましょう。クラゲは一般的には海月、と書くのではないでしょうか。そこをあえて「水母」とした、そこにこの詩のベースがあると感じます。最初、皆で水母になり、死ぬ時は「一緒に海へ溶けよう」と、(恐らく主人公の)語りからこの詩が始まります。二連目、かつて暮らした地上が沈む。美しくなる。青さを濃くする。これは今の人間が地球にとって害であるという風刺なのかもしれない、と考えました。最後はそれが夢想だという内容で終わります。人間が死ぬことによって新たな命が始まる、「そこから新しい命も生まれるだろう」からも風刺を感じますが、しかし幻想的で美しい詩の流れには圧倒されるばかりでありました。 (水母)

2018-10-05

fiorinaさん、ありがとうございます。 歓びや憤懣を、不特定多数であり特定の「君」に、伝えうる…ですか、この言葉自体が詩に出来そうですね 笑。「多くがこの作品」のようには、さすがにならない気がしますがお褒めの言葉と受け取らせて頂きます。伝えたいことと伝えたくないことが、絶妙に醸し出された文体、とのお言葉嬉しく思います。確かにそうかもしれませんね。絶妙、とはまた嬉しいお言葉で調子に乗りたくなります。高評価のコメントを頂けてほっと胸を撫で下ろしました、ありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-05

天才詩人さん、ありがとうございます。 自説や補足を加えた作品の是非、についてから僭越ながら私の意見を述べさせて頂きます。三浦さんはこのテーマに対して否だと、言葉をお借りするなら「萎え」ると表現されていました。この言葉を伺った時、私の原点を見失っていたのかもしれないと思い至った次第であります。私事にはなりますが、自身がコメントを返す時、ほぼ毎度の如くその詩に対して私の考えた読解、こうだろう、こういう意味なのだろうという読み解きを行っております。それは詩作をする方々は、そして私も同様に思っていることは、自分の詩を各々の読者に読解されることが楽しみ(なのかもしれない)という事であります。少なくとも、と言いますか本当に僅かな例ですが、私は基本的に読解されたいタイプの詩作家ですし、他人の詩を読解したいタイプの人間です。では読者側の立場として読解コメントを投稿した際、解答を、正解を望んでいるのかと言うと全くそんなことはありません。これははっきり言うとただの自己満足ではあるものの、深層心理を掘り下げるとその読解コメントによって求めているものは「深い考察ありがとう」の感謝の言葉なのかもしれないと考えました。よって私の上記の「詩の内容」をチラとコメントに載せて返信した件に関しては、三浦さんの仰る通り「萎える」との表現が妥当かと存じます。 転じて、〈訳が分からないけれど深く読ませる魅力ある作品〉を書き(たかった)、という私の原点の詩に対する思いを再確認した所で、「訴求力」に近い印象を感じたとの言葉、本当に嬉しく頂戴します。「作品そのままで納得」とのお言葉も頂きました。この全般のコメントが私の〈吸引力がない〉との思いから来ているとすれば、本当に有難い言葉を頂いたと感じるところであります。 さて話を変えて「独特なリズムと言うより読みづらい」について。〈読みづらいでしょう、へへへ〉といった感じでしょうか。私が今まで書いていた詩のスタイルと比較すると、スタイルを変えてみての投稿を試しにしてみました。基本的にはクソ読みづらいリズムを読みといていくと、言葉とことばの間にある様々な情報や主人公の感情などがジリジリ浮かんでくるような構成を目指しました。着飾ったざっと読んだ印象と、じっくり読んだあとのこの詩に対するイメージがかなり違うような2重3重の面白さみたいなもの、こういうものを常に目指していますのでその片鱗を楽しんで頂けたなら冥利につきますね。 URL付きの投稿についてです。私としては逆に、よく許可したな、という印象です。三浦さんが仰っている通り、URLはスパムや最悪ウィルスサイト、詐欺サイトなど多くの危険があるように考えています。許可したということは逆に、これらに対しての対応策を運営側が保持しているということでもあります(対策ソフトなどがあるのかもしれませんが)。私はPCにそれほど詳しくない為そこまでよくは分かりませんが、単純に凄いなぁ、という感想です。 「読みづらい」「その感触を超えて迫ってくる情があった」とのお言葉も嬉しく思いました。次作もがんばります。長文のコメントありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-05

拝見しました。 「同じ道を行く」をテーマにしていることが中々珍しいな、と興味を持ちました。と申しますのも、「道」をテーマにする場合よく〈分かれ道〉〈寄り道〉〈道を切り開く〉といった要素が出てくるものと考えていておりました。よって「同じ道」一本で書き上げられた事に、先程も申しましたが〈珍しい〉と感じた次第でございます。 基本的に冒頭から最後まで〈人生〉の道を語っていると解釈しました。「出口」がなければ「終わり」がある、とはまさにそうであろうと。二連目が素晴らしい。「ときどき理由も分からずに/飽きもせず同じ道を行く」。素晴らしいフレーズを思いつかれたと感じます。二連目から後半にかけて「淡々」というワードが多く出てきます。数にして3回。そしてその近くに「飽き」るというワードがくっついています。それも「飽きもせず」「飽きたとは言っていない」と、否定形で。これなのですが、実際のところはどうなんだろう、と考えました。そもそも「淡々」という言葉を主人公が発している時点で、恐らくどこかに飽きと申しますか退屈な感情があるのだろうと。それを隠すように「飽きもせず」と語っているのだろうと。どこか強がりな主人公像が垣間見える詩でありました。 (ROUTE b)

2018-10-04

かなぶきさん、ありがとうございます。展開が速いとのご指摘を頂きました。語り手目線の詩、つまり主観的な詩は語り手を置き去りにしてしまう所が良いところでも悪いところでもあると考えていて、その詩に深く読ませるだけの吸引力がないと中々他者からの評価は頂けないものだと。 「いい意味で」とのお言葉は有難く頂戴しますが、やはりその吸引力という面では反省するべき所なのだとうとコメントを見て感じたところですね。 内容ですが、主人公の大混乱、といいますかぐちゃぐちゃになった脳内をそのまま詩としてどかんと持ってきた感じでしょうか。そこに詩としての風景描写であったりとか、俯瞰的な視点であるとかをほぼ排除したが故の「疾走感」なのかもしれないですね。 重ねがさねになりますがコメントありがとうございました。 (灰の様なこころ、灰のようなこころ)

2018-10-04

拝見しました。 凄い難しい言葉が使われている訳では無いのに、その内容が掴めずにいる私です。 動物のパートがおもしろいと思いました。窪みにハマった動物は「ぎゃわぎゃわ」とどれだけ喚き立てようと逃れられない。ぎゃわぎゃわ、が特に秀逸に感じます。 (黄昏時)

2018-10-03

拝見しました。 歌の歌詞のような…と考え深く読んだところで、それは違うと思い至りました。何となく食傷気味な言葉が使われているかのように見せながら、しかしそれを摘んでいくと用法が全く違う、そういった感覚を抱いた詩であります。 さて内容です。「幼い頃から」主人公を戸惑わす兆しに本能を揺さぶられる。「愛とは言わず」「互いの重さ」を分かち合う主人公の達。次連、人生はコーヒーより薄いんだと語る主人公。だから「ひととき」だけ〈しか〉「君を優しく包」みこめないと書かれてある。 後半、君への思い、君に向き合う自分の気持ちを捉えています。面白いのは「光速で追い越した」ですね。ゴールをさらりと追い越すのかよ、と思わずツッコミをいれつつ。 よく通る君の声でこの瞬間を生きていることを確信した主人公。「君を取り巻く景色を変えるよ」とラブコール。 普通の愛の詩でなく、「誰かの生命にしがみつきながら」を初めとして、愛〈とともに〉生きること、を書かれてあるように思います。それをある種ストレートに詩として表現したことにセンスを感じますし、いい詩だと思いました。 (未来へ)

2018-10-02

拝見しました。 中々不思議な詩ですね。〈手のひら〉を重ねるのではなく〈てのかげ〉を重ねる所からして不思議です。夜が更けて「心臓をころせるほど」とはなんでしょう。夜のなんとなしの恐怖に震えるという事なのか、と想像出来ますが分からないです。 死の雰囲気がするっぽいですがそうとは断言できませんし、「母」「うちゅう」「体液」など面白い言葉がどんどん出てくる割には内容がとんと検討つかぬところであります。ただ雰囲気としては個人的には好きで、ゆらゆらとかかれている割には妙な恐怖のようなものを湧き立てられるような、やはりなんとも不思議な詩ですね。 (いくえ)

2018-10-02

拝見しました。 「私が私でなくなる」に身を委ねたような作品だと感じます。上手いと感じた所は、「私が私でなくなる」以外を季節を捉えた、はっきり申しますと凡庸な文にすることによってむしろ、「私が私でなくなる」を際立たせているところであります。ただ最後はちょっと残念な感じもします。ここまで「私」のインパクトを存分に与えておいて、最終的に季節で終わってしまうのは勿体ないような気がするところです。「もう寂しくない」は良いと思いますのでここで終わっても良かったのでは…と考えた所であります。 ただ、この淡々とした雰囲気は中々良いのではないでしょうか。改行や文の構成も美しいと思います。 (季)

2018-10-02

拝見しました。 内容に入ります。「窓から」の「風」が「僕の孤独を教えてくれる」とあり、まず主人公は孤独だと。 「寂しい」と。 ため息すら吐けず、思い出をなぞる「しか」ないのだと。 後半は君と別れたのだろうという表現ですね。 締めは「その繰り返しなんだ」と。 君への別れを割とストレートに表現している主人公だと感じます。君への別れは恐らく夏の事なのでしょう。で、秋になってどんどん気温が寒くなってくるのに比例して、君への思いが蘇ってきて〈寒く〉なるのだと。最終連は中々良いのではないでしょうか。堂々巡りの虚しさを上手く表現出来ていると感じます。 (秋の夜長)

2018-10-02

拝見しました。 これは良いです。正直レベルの違いを感じます。 読み解いていきます。まず最初「親友だった日々」から「親友」と居た日々もしくは「日々」そのものが親友だったかの二択ですが、とにかく過去形となっています。 「故郷では震災」を思わせ、「色気のある男」が君であるという情報が示されます。 「芯」という言葉、続く文から君が親友であり、お互いに支えあっていたという光景が浮かびます。「今では一瞬の幻のように消えゆく」から、何かが消えゆくことが分かります。ここだと親友でしょうか。 続いて「僕らはこの駅で別れるだろう」と、駅で今から別れるんだという情報。この文から、〈今では一瞬の幻のように消えると分かっているんだ。しかし価値観だけは変わらないんだ〉という意味だと分かってきます。しかし別れることでむしろ「充足感」を得られるのだと。 後半、特徴ある構成とともに君が消えゆく光景を文にしています。最終連。「すれ違っても声をかけ合うことはないだろう」でまた謎を突きつけられます。なぜ決別なのか。喧嘩別れとかそういう意味の言葉がどこかに隠されてあったのか。 「全く新しい世界へ」で締められるこの詩は、切ない、というよりむしろ冷たい雰囲気に満ちている印象です。親友の別れを書いているようで、それは完全に決別のそれであり語った数々の思い出その他も何故か別れの悲しさや切なさを感じさせるに至りません。というより全くそのようなものとは無縁の世界のようであります。確かに「暗がりも、失望も、不幸せもない。」とある通りそのようなものはないと断言されているというのは一因ですが、そうとは言いつつもやはり悲しいのだ、というようなパターンも多くありその1文だけがこの冷たさを表しているとは思えません。むしろ、もし本当にこのような感情がないと言いつつも、親友どころか友人程度の中でも別れとなれば少しの寂しさ、悲しさがあるのが人というものだと思います。親友ともなればいくら口でどうこう言おうと悲しくなりはずがありません。「暗がり」くらないと断言する通り、別れの詩であるのに主人公には暗がりの一切が見えません。そこが〈冷たさ〉を感じる最大の原因であり、この詩の世界観の素晴らしい所だと感じます。 「テレビがブラックアウトして」~も触れます。この文はむしろ読み手を惹き付けるためのレトリックなのかもしれないと考えました。詩を読んでもらうために、最初の文をインパクトある表現にするという工夫は自分も意識していますが、それに似たような、ある種読者を意識した表現なのかもしれないと考えるところであります。ただ完全にそうではなく、電車で消えゆく様を表現する技法としてやはり魅力的です。が、ここでもやはり主人公の「暗がり」がほぼない部分はもはや恐ろしいですね。「未来未来未来それだけ」という言葉はまさしくそうであり、主人公には終始未来しか見ていない節があるように思います。なんなら未来のために親友を踏み台にしたかのような感覚すら覚えます。これは一体どういうことなんでしょう。一体主人公の身に何が起こっているのでしょう。 最後に個人的に好きだった所を挙げておきます。「スマホで交わした話の多くはカップヌードルソングのように/消費されて消化されて何ごともなかったようにゴミ箱の中」ここだけ凄く生々しかったのと、スマホの会話をカップヌードルソングに例える所は素晴らしいです。 (夢の跡の別れ道)

2018-10-02

すいません、書き忘れました。 そんでもってこの詩のタイトル「筆舌に尽くしがたく」がこの詩の一番の持ち味ではないかと。結局どれだけ巧みに生命について言葉を重ねようと、生命というものは、こころというものは「筆舌に尽くしがた」いものなのだ、と。このタイトル付けが本当に素晴らしいと思いました。 (筆舌に尽くしがたく)

2018-10-02

拝見しました。 これを告白の文面のようなものだと仮定すると、物凄い素敵だと感じる所であります。 内容に入ります。「細分化されるこころのありよう」に驚く主人公。「名づけられた精神状態」→「喜怒哀楽」と続き、「インプットされた生欲」「自動的に行われる死への準備」など、「こころ」について思い連ねる図が浮かび上がります。 最後、生命について捉えられています。「薄皮一枚をも含んだ内側で行われている哀しい生死」と生命を書くところは流石だと感じます。この哀しいは「自動的に行われる死への準備」に繋がってくるところであり、続く「の為に/生きている」つまり「哀しい生死」の為に生きているという捉えどころは感服です。 自分も思っていた所は、このような小さな体にとんでもなく素晴らしいモノ(血管、心臓、食道、脳など)があって、特に脳というものは知れば知るほど複雑で異常で凄いものなのだと。その意味では最初の連が結構好きですね。自分の思いを明文化してくださったという(ある種傲慢な)思いに浸ったのであります。 (筆舌に尽くしがたく)

2018-10-02

拝見しました。 #詩から、ツイ詩からかなと想像しつつ 感想です。「新米が」と、米の描写から始まるのは新鮮に感じます。二連目で誰も待っていないという情報。最後まで米の描写ですが「死ぬつもりで」~「力に変わること」からは、生命を食しているんだという力強さが感じられました。 (豊作)

2018-10-01

拝見しました。 切ないですね。前半の東京の風景は分からないので触れることは出来ませんが、「ざあ」の雰囲気が凄く好きです。 そっから金沢に舞台が移動しますね。(ひょっとしたら「土の匂い」辺りから舞台が変わっていたのかもしれませんが)「ここは、僕の街ですか」と述べる主人公は「辿り着く」「夢を叶える」ことに対する執着心が非常に強いイメージを抱かされます。最後まで「ただ笑っていただけのあの日々に、手の届かない夢なんて、なかった」と子供の頃は夢を追いかけることができたと思い返しています。そんな主人公は「いつまで経っても不器用」であり、だからこそ「辿り着けない帰る場所」を自ら増やしていきます。「夢」というパンドラを開けてしまった主人公は、辿り着けないという悲しみにくれていくばかりなのです。その様は物悲しく、切ない気持ちにさせてくれます。まさに10月、雨(台風)の多い季節によく合う詩だと思いました。 (街の潮目)

2018-10-01

拝見しました。 うーん、夜の情事を表したのかと思いましたが、死の匂いもするのが難しいところです。 最後の締めは凄く好きですね。「ねぇ。」がたまらないです。「君へ」の連呼はどことなく官能的ですが、抑えられない君への思いが生々しく表現されていると思います。 「感じてしまう」「月に照らされて/行われた行為を」など恐らくそっち方面ですが、「ねぇ、殺して ?」などがやけにマジっぽいんですよね。さらりと言ってるけど本気で殺して欲しいっぽいのです、何故か。かなりグロテスクな作品ですが、この生々しさが妙に癖になります。 (きもちわるくってきもちいい)

2018-10-01

拝見しました。 「1年の終わりの/角が見えてきた」に面白さを感じます。10月というと確かに1年の終わりが見え始める頃ですが、「角」との表現はなるほどと感じた所であります。 前半から中盤にかけては季節の変わり目について様々な表現をされてますが、「金木犀の香りは」辺りから主人公の状況が浮かんできます。「いつかみた夢」を思い出させる金木犀。「切なさ」。「さよなら」「心の裏で時が反転して」「眠れない長さ」。こういった情報からは、過去の別れの出来事を金木犀が蘇らせるんだ、という情景が浮かびます。切なくも美しい詩作りだと思いました。 (夜長月)

2018-10-01

拝見しました。 夜を舞台にした詩は割とよく見かけますが、タイトル「素敵な満月」は中々珍しいのではないでしょうか。 さて内容です。「静かな」夜に「駆け上が」るという表現が使われていますが、これは「静かな夜に 昇ったきみを」とある通り「きみ」の行動です。主人公の行動は「ただ、黙々と」「ただ、じっと見つめて」いるということになるようです。最後「涙」を流しながら「駆け」「昇」る「きみ」をただ漫然と見ている主人公。満月に昇るという状況はかぐや姫を連想させますし、「衣」も天の羽衣と考えれば説明がつきます。つまりかぐや姫の1シーンを捉えた詩ではないかと考えました。もう一説、「天へ昇る」という状況は死を連想させます。「きみ」の死を息を飲む余裕もなく見つめる主人公。だから「涙無しには」いられなかったのかも知れません。 (素敵な満月)

2018-10-01

拝見しました。 ユーモアある作品ですね。まず疑問なのは「思ふ」です。なぜ古文法で書かれてあるのか。田舎を表しているのか。 「過疎地の村の不倫ババア」は良いです。こういうの好きです。そりゃ1次落ち以外考えられねえだろと突っ込みつつも、後半新人賞への未練を感じますね。ユニークな作品であり、しかし主人公自身が自虐的に語っている所が物悲しくも感じました。 (飛び歩く現代詩の実験室)

2018-10-01

拝見しました。 主人公忘れてますよね。石忘れてますよね。 なぜ海のタイミングで宿題を思い出したのか。 落ちてきた女の子にイタズラするってどんなマセたやつなんだよ。 と、ガンガン突っ込めるという点で新しい趣向の作品だと感じました。特にどんどん石について忘れていく様が滑稽で良いですね。 (恥ーのとべる石)

2018-10-01

拝見しました。 これは大作ですね。個人的には前半部分が好きです。 「君がひどく自虐的になっても君が好きだよ」に魅力を感じます。「君が好き」なのは当然の事としてあり、「自虐的にな」るという彼女のマイナスな行為があろうと好きだと。ここに主人公の君への強い執着心が見える気が致します。 hedonismも素晴らしいですね。君への異様な執着心を見せる主人公ですが、その根幹はhedonismにあるのだと。快楽こそ正義だと言わんばかりの主人公の心境には、筆者の主人公への皮肉が見えるようでもありました。 (芸術サイエンス、オープン)

2018-10-01

拝見しました。 「アソート」の名の通り、様々なテーマの詩が盛り合わせられていて、そのどれもが違った方向の詩でもあって面白く感じました。 内容はひょっとして繋がっているのでしょうか?▲▼のパートが特に良いですね。実際何なのかはよく分かりませんが、異世界の出来事を見ているような気分になりました。 (アソート Ⅰ)

2018-10-01

 拝見しました。  主人公は「どぶ鼠」で、工場の作業員などの労働者として働かされる様が物悲しいです。私が最も面白いと感じたのは最後の締めの部分「偶に僕はあいつの抜け皮を被る」です。僕の自分自身からの逃避だけではなく、軽蔑すらしていた、そして亡くなった「あいつ」の抜け殻を被って主人公はいったいどんな面持ちであるのか。それはこの一文以外に表現できないものだと感じます。 (泥の月)

2018-09-30

 拝見しました。  夏野さんの作品は個人的にはレベルが高いといいますか、自分の力量ではその真意にはたどり着けないだろうというインパクトを与えてくるような印象があります。無論今回も例に漏れず難解な印象ですが、難解だからこそ味があり夏野さんの作品独特の雰囲気を出せているのだと分析いたします。  さて内容に入らせて頂きます。冒頭から面白いですよね。「電子レンジで温めすぎた」「風」が「銀河」を追いかけまわすという状況が早くも独特です。銀河が追いかけまわされるという謎な現象一つで、私の心は奪われてしまいました。  前半が夏だとすると、季節変わって秋になります。注目すべきは「突然素っ気なくなった風」で季節の移ろいを表現している部分です。風一つで季節を表現してしまうところが巧みであります。  続いて、「 あなたを支配してみたかった」とありますが、あなたをわたしは「宇宙人」と表現しています。それも{あなたが宇宙人だとわかってから、あなたを支配したかった}というように書かれてありなにか尋常でない状況が思い浮かびますが、具体的に何を指しているかははっきりされないまま詩が終わります。どことなく不穏な空気が流れていますが、さらりと読んだだけではそれはわからないのですね。その不穏な空気をさらりと詩の言葉に乗せる技術、これが夏野さんの真骨頂だと感じました。 (ラスト・アイス)

2018-09-30

拝見しました。 「つぶつぶ」ですね、この詩のポイントは。前半中ほどで「ぽろぽろのつぶつぶが」「明日には回帰する」と述べ、後半「叫んでしまいます」「僕のもとへつぶつぶが戻ってくる瞬時」とあり、つぶつぶが一度身から離れた事が分かります。また、「僕の魂らしき」とあり、つぶつぶはぽろぽろであり、さらに自身の魂のような(魂ではないが、魂に似ている)とつぶつぶについて情報があります。更に加えて「殴打や崇拝の対象」となっているのがつぶつぶであると。 別の視点に移ると、シッダールタが世界人であると。世界人がポイントですね。「世界中の人々」ではないと。世界人が何なのかは明確には明かされません。 さて、後半連ですね。「後進」のシッダールタに「こそ価値がある」ようで「僕達もまた価値があるようです」と。仮に宗教的な観念のストーリーだとすると、いやそれに関係して自己を俯瞰的に見た作品であるとすると、自分の価値があることを結局完全に認識できていないのですね。ただ、読み解けば読み解くほどこの詩の主人公は人間的でない。感情がまるでないかの如く、物事を遠くから眺めている感覚が致します。特につぶつぶが自分へ戻ってくる場面なんかは、もっと大げさに書いても良さそうな場面なのに出来事に比べて妙に大人しい。そこが非常に怖いと申しますか、主人公がどのような人間なのかどのような境遇なのか計り知れない怖さを感じるところでありました。 (献花)

2018-09-27

拝見しました。 失恋っ…ぽい感じですかね。 主人公は似ている情景をふわふわと浮かべていきますが、結局それがなんだという感じで忘れようとしても「君」が忘れられない、そんな景色が浮かびました。 「猫に好かれ」て「君の匂い」を感じて、どうしようもなく忘れられない、君がフラッシュバックしてくるような心情を上手く表現されているように思います。 個人的には最初の「三丁目の角」が何気に上手い所なのかなぁ、と感じました。この言葉のある無しで、この詩が読者に訴えかけるリアリティが格段に違うのかも知れないと、感じた次第であります。 (飼い主のない猫)

2018-09-27

拝見しました。 主人公が女性であり、恐らくホテル、などへの誘いに乗った所で「世界が全滅すればいい」。 次の場面では、既に世界は全滅しています。そしてわたしもおじさんも武器をもつ。 最終的に辿り着くところは「わたしの世界を変えるものなんて何もない」。 さて、内容に入りましょう。おじさんの誘いを受ける部分は素直にホテルに連れてかれたと仮定します。そしてすぐに出てくる世界への全滅を願う言葉ですが、これはまさしく言葉通りの意味ではないように思います。つまり全滅など最初から願ってないという。では何かと言うと、これは推定ですが世界→地球ではなく、世界→私ではないだろうかと。私が全滅すればいい、となると自死欲求のような感触もしますが決してそうではなく、私なんていなくなればいい、と言いますか、わたしのダメな、気に入らない、汚い部分など消えてしまえばいい、という感じの、自己嫌悪のような感情がこの言葉には現れているのではないかと感じました。 そして次の場面です。ちょっと前述の解釈だと辻褄が合わなさそうですが、そもそもこの場面は非常に緻密に作られているが故にその繊維の一片も紡ぎとる事が出来なさそうな難読ポイントです。この主人公の感情が読めないのです。「ありきたりな彼氏」は自分の彼氏の事ではなく、友達の彼氏がありきたりで覚えてもないみたいな感じでしょうか。あるいは自分とは夏練の舞台とあまりにも乖離している様を捉えているのでしょうか。 「武器」が何を意味するのかも触れづらい部分です。心の針みたいなものなのかもっと具体的に全滅したあとに武器を持ってるよみたいなことなのか。 最後ですね。私は世界と関わりをある程度もちつつも、そのどこかで世界に対して入り込めない、違和感のようなものを抱き続けている。結局何をしようと、どこにいこうとわたしをわたしたらしめるものがこの「世界」であるということを悟り、物語が終了します。読解不足で中々難読しました。 個人的には後半の方が好みですね。詩としての美しさを感じます。が、恐らくそれは前半部分があってこそなのでしょう。どこか退廃的な女を主人公としながら、そこにある詩は人を寄せ付けないようなバリアを張った美しさ、という独特の詩のスタイルを感じました。 (0. my world.)

2018-09-26

拝見しました。 柿原さんの詩としてはかなり珍しいと言いますか、大きく方向転換をしたようなイメージがしましてかなり驚きました。 さて内容です。結構好きな感じです。中身は暴力の描写や「死ね」の描写がほぼ全編にわたって書かれていますが、私が感じたことはこの描写が主人公の妄想ではないだろうかということです。いやほぼ間違いなく妄想ですね。これが頭の中で溢れるように続いていて、純朴だった、それを願っていた誰かに謝ると。面白い内容だと思います。人間はどれだけ綺麗事を言おうと、誰かを憎しみ「死ね」と思う事など往々にしてあるものです。それを「思ってしまった」ことに対しての「罪悪感」に、逆説的に主人公の人の良さというか、優しさのようなものを感じました。 (沸騰)

2018-09-26

拝見しました。 感想です。初投稿とのお言葉を拝見しまして、どこか初々しさのある詩だと感じました。 さて内容に入りますが、恋…なのかそうではないのか、兎に角分かるのは「君」に認められたがる主人公の心理ですね。「見た目はどうでもよくて」と夏の風物詩を一蹴し、自分にとっての夏は「叫」ぶ、「死」ぬ、「愛」しいといった感情論であると綴られています。次に「君」を「掬い」とりたいという欲求。突然出てくる「奴」。最後は西日と共にさよならを告げる主人公。 と、キーワードをとりあえず並べ立てて見ましたが、具体的な情報がほぼ削がれているため何とも言い難い所はあります。恐らくそれが筆者様のスタイルと申しますか、徹底的に削ぐことで詩のイメージを自由にする事を目指している感を感じます。 結構青春っぽい、かつシャイな主人公のイメージが浮かび上がりますね。 読んでみての感想ですが、かなりJPOP的な用語や雰囲気でありますね。それ自体を否定する訳では勿論ありませんが、気になったのは最後の「」の部分でしょうか。基本的に切なさを意識して書かれていると存じますので、この部分は突然アイドルの歌詞のようなワードが出てきて勿体なさを感じてしまいます。 また、詩の最初と最後に出てくる「奴」の存在は面白いと思いますので、「奴」の存在感を更に盛り込んでみてはいかがでしょうか。読み手側としましては、あまりに情報が削がれすぎてこの詩の面白さに気付きにくい節があるように感じます。特に「奴」がどのような存在なのか、邪魔をする奴なのか僕の全てを奪う存在なのか親や教師のようなリアリティある存在なのか、といったスパイスを少し注ぐだけでも、この詩の広がりや味わいが大きくなると考えました。 (空き缶)

2018-09-26

拝見しました。 この詩の内容はどう考えても分からなかったので、そこでふと思ったのがリズムを重視したのかなと。ただ面白いのはいくつもあって、所々で割り込むように出てくる性的イメージに年齢的な、もしくは精神的な若さを主人公から感じました。し、目覚ましの5分前に起きることを「ハプニング」と捉えるのはセンスがあると思います。 シネマを見れなかったことで終わらすのはやや定番な気はしますが、しかしこの詩のタイトルがシネマではなく「角質」である事が良いと思います。何故かと言うと、最後に「あの子」がいなくなることで「角質」が落とされるという表現に捉えることが出来ますし、主人公の不純ともとれる妄想(のようなもの)が角質なんだとすればそれもまた面白いです。この詩のタイトルが「角質」であるからこそ、(角質が削ぎ落とされるものでもあるし、美容に気を使わない人は落とさないだろうし、しかし取らなければその部分が荒れるという「角質」というものだからこそ)この詩は味がぐっと増しているように感じました。 (角質)

2018-09-26

拝見しました。 その名の通り「秋」をメインテーマとしていますが、「肌と一体化」「呼気と呼気」など、どこか官能的に秋の訪れを表現されている事が面白いです。そもそも秋の風はスッキリしたと言いますか、自分は冷涼感をイメージしていましたが、「生温く」という表現は巧みであると思います。 「わたしの肉体の輪郭を曖昧に」させられて、自分の中の澱みのみがわたしをわたしたらしめる、それが主人公にとっての秋だと。バックボーンが非常に気になるところでありますね。 (秋)

2018-09-26

黒髪さん ありがとうございます。好意的な評価にテンションが上がっております。 「空の青で一面」そうですね、夏真っ盛りの時期に書いた詩でもありますし、この詩のコンセプトが「さわやか」ですのでそのような印象を抱かれたのではないかと存じます。空の青はやはりさわやかな印象ですが、青という色自体はどちらかというと悲しい、マイナスな気持ちを表す色なので主人公のかなりマイナスな心の状態を読み取られたのではないかと考えております。 描写的な面で言いますと、お褒め頂きありがとうございます。私としましてはかなり普通なものを目指したつもりでしたので、私も驚きました 笑。次回も驚かれるような作品を投稿したいと思いますので宜しくお願いします。 (夏風)

2018-09-25

拝見しました。 これはある意味survofさんの真骨頂とでも申しましょうか、こういった作品を展開できるのが筆者様の素晴らしい所であります。 かるべさんとのやり取りを見てから感想書いております。ので、クリティカルな弱点についても論ずるべきなのだと考えるところであります。 さて。 まず弱点は保留にします。 で。 中盤、「私と仕事のどっちが大事なの?」の部分が個人的には1番のお気に入りです。なんといっても、続く男の回答は圧倒的なセンスのあるユーモアであります。正直笑いました。 基本的には訳が分からないという点でsurvofさんらしい。普通の論理的な文章をユーモアチックなテイストに置き換えて書いている、とすら言いきれない独特のセンスを伴った文体は一見訳が分からなくて読みにくく感じるのですが、読むとこれが不思議なことにさらさらとスープを流し込むように読めてしまう。うーんなんとも不思議であります。 個人的に唯一残念な所は、最後の※の部分ですね。確かにこれを書かないとならないのは分かるのですが、何とかしたかった、と、ないものねだりをしたい気分であります。 弱点ですが、分かりません 笑。他の方にお任せする所存であります。 (選評:「うほうほ」におけるスパイラルモヒカンの誤用をめぐっての断章)

2018-09-25

拝見しました。 綺麗な情景をぼっちの主人公と共に捉えた、そんな作品のようであります。「結露の体を流すビー玉みたいな透明」「猫背のひまわり」など、素敵な表現に魅力を感じました。 ただ、少し綺麗な表現に拘りすぎている節があるようにも感じました。なぜそう感じたか。切なさの表現が弱いのがその原因のような気がしております。詩で大切な事として私が考えていることは、また小説と対比して格段に違う所は、人間の深層心理を如何に言葉というツールで捉えきれるか、という所にあるということです。無論私が偉そうに語る程自己の詩に対しての技術を信頼しているわけでないのではありますが。思うに情景描写は豊富でその点は文句なく素晴らしいと思いますが、その描写に負けないくらいの深層心理を捉えた表現を、喜怒哀楽を、掴んで取り入れる表現があれば、この詩は更に深い味になると考えた次第であります。 (杪夏)

2018-09-25

拝見しました。 そう。詩とは難しいものです。これは見る人が見れば一見「小説」のように感じるのですが、やはり紛れもなくこれは詩なのですね。小説と詩の境目、そのひとつが心理状態を捉えるかどうかにあるのだと私は考えています。 さて、本題です。個人的にはかなり好きな詩です。彼女の描写はやけに生々しく、毒々しいほどに幸せであるがゆえに常に死神に心臓を握られたような恐怖を沸き起こさせられます。そしてふと起こる彼女の喪失。喪失。喪失。ここでバシッと色を失う主人公もいい感じです。 なぜか心が抉られる詩ですね。一文一文が心に刺さる感じです。凄くいい感じです。 (Happy Colors)

2018-09-25

拝見しました。 これは… 主人公の迷いがざーっと書かれていますが、一切客観的に自己を見ることなく主観的な視点で、利己的な視点で終わっている内容は痺れますね。「きみのそら」を知りたがりながら、聞いたところで分からないので「解った」振りをして離陸する様に、主人公の「きみ」への特別な執着心を感じます。 ただ、どうも気になるのは主人公の状態です。どこか正常ではない感じ。「きみは少しづつ霞んで/僕の視界が遠くへ届かなくなって」は比喩のようにも見えますが、何か不穏な雰囲気と言いますか、つまり病人、のような、もしくは精神疾患、のような何かで正常ではない状態のように感じます。でなくとも、やはりさらりと書かれた内容から滲み出る不穏な雰囲気を出せる技術に圧倒されるばかりでありました。 (きみが、そらにだけみちているから)

2018-09-25

拝見しました。 なるほど、これは…私の技術では手に負えない難しい内容ですな。 いい詩だと思います。主人公の空虚な描写が最後に色濃く残る形で終わる、そこに類まれなる技術を感じます。 余談ですが、ハンドルネームにも極めてセンスを感じます。私(藤井龍平→ふじりゅう)に新しい名前を付けてほしいくらいです 笑 (絵と赤子)

2018-09-25

拝見しました。 アイデンティティというものは、私個人的には恐ろしい言葉だと感じています。何故かと言うと、独自性を求める事は「普通」から一歩離れることを指し、それは「普通」を極めて重要視する日本人からは往々にして厳しい目で見られるからであります。 さて内容ですが、あなたと比較した時のわたしの色濃さを求めているような描写に感じました。わたしがあなた(たち)に霞むことを過度に恐怖し、わたしがわたしとしての存在感を保てる為に「普通」から逃げ回っているような、どこか青臭さの抜けてないように感じる「わたし」像。しかし、2連目4連目でその危うさも描写されていると感じました。主人公のふわふわした感じを、「わたし?」「わたしは薄れていく」の言葉で危なっかしい感じを表現している(のかもしれない)と個人的に思います。 (禅)

2018-09-25

拝見しました。 自死、自殺。この二つは似ているようで違う気が致します。自殺は命を断つこと。自死は自らを死にいたらしめること。自死には(過度の)自傷、精神疾患などもカテゴリに含まれる(ような気が)します。 で それを「明日への一歩と」「同じくらい」と表現することで、自死が明日への一歩には全く繋がっていないことを間接的に表現している部分は良いと思います。この詩のタイトルが「暁の詩」という点も皮肉めいていて好きです。 欲を言うなら、主人公像の具体的な情報や、もっと深層心理を知りたかったというのが本音です。テーマは好きなので、膨らんだバージョンも見てみたい気もします。 ただ、筆者的にはぎゅっと凝縮したこの詩がベストなのだろうと存じますので、これは私読者側からの勝手な申し出ですね 笑 (暁の詩)

2018-09-25

拝見しました。 恋愛の詩ですね。やはり気になるのは「コトノハ」でしょうか。 コトノハが何らかの意味を持つとしたら、「貴方」の言葉はただの言葉じゃない、私にとっては特別な「コトノハ」であるんだ、という思いが込められているのだろうと考えます。 ただ、正直に申し上げますと折角「コトノハ」という、どのベクトルにでも変化出来そうな面白い言葉を使われていますし、詩としてコトノハをもっと生かすことが出来れば大化けするのではないか、と個人的には感じました。 ただ私的には割と好きな詩です。ストレートな愛の詩はなんかほっこりしてしまいますね。 (「コトノハ」)

2018-09-25

拝見しました。 これは詩、ではありますが、作者の心の声、どころか実際に発せられているような生きた言葉で綴られた詩のような気がします。つまり俯瞰的に詩を書いた訳ではなく、黒髪さんご自身の言葉が詩になっているのであろうと。 なぜか。分かりません。なぜかは分かりませんが、勢いがあるのですかね。特に後半の「僕の、魂を感じるのに~」の怒涛の如く押し寄せてくる言葉は、黒髪さんの思いを150キロの豪速球で投げ込まれているような、そんな勢いを感じましたし、ここが特に筆者の思いそのものでないとそもそもこの様な詩を書くことは出来ないと感じるところであります。 さてそろそろ内容に入らせて頂きますが、これはですね、失言かもしれませんが、夜中に書いたラブレターのような、物凄い愛を書かれた作品なのだろうと。10年後に読んだら赤面必至であるほどに物凄い愛を書かれた詩なんだろうと。勿論それが恋人に向けられたものでは仮にないとしても、それは誰かに向けられた壮大なラブレターなんだろうと。タイトル通り、まさしく黒髪さんの「声」を感じた詩でありました。 (声)

2018-09-25

拝見しました。 「常識」を越えてしまったと聞くと一見理外の最善手を見つけたような描写に感じますが、むしろ逆で最後に残った良心をギリギリでぶら下げているという退廃的な主人公像が綴られている構成が面白く感じます。「常識越えて」と言っている割には世間の常識に「妥協」し「我慢」しているという妙な心理状態は素直に気になるところです。 「良心」がテーマになっていますが、主人公の語っているそれは本当に我々の思う良心であるのかどうか、が気になるレベルで主人公への狂気を感じます。なんら具体的な情報が詩内で提示されてないために想像で補完するしかありませんが、例えば自分と話してもつまらないだろうから、あえて人と話さない。これは私に残った最後の良心だ、というように、常人であればそれを良心と指さないようなことに対して「良心」と語っているような狂気を、文章から感じました。それがもしかしたら「常識越えて」という最初の一節に繋がっているのかもしれません。 (私は良心)

2018-09-25

拝見しました。 僕の好きな詩のスタイルとして、平凡な日常を捉えたと言いますか、小さなテーマで捉えられた詩というものがあります。然るにこの詩も、宇宙や死や事象の意味といった大きなテーマを僅かに内包しながらも、全体的に小さな日常、青臭い主人公の心理を上手く捉えた作品だと感じました。 内容に入りますが、やはり「0は一つも増えない気もして」の一文は良い部分だと思います。恐らく後半の「10円玉を/今日よりあと数枚」に繋がるように構成されているとは思いますが、何より主人公の心とリンクさせて「自己の無力」を主張しすぎない形で表現したこの一文は個人的にはお気に入りであります。 締め方も私的には魅力を感じます。この締め方からも、主人公の現実性と言いますか、いい意味での青臭さを感じさせる所がこの詩の魅力だと思います。 やや構成にJPOP的な大衆さを感じるところではありますが、ある意味それもまた良点のひとつなのかもしれません。 (なんだかさ)

2018-09-25

まりもさん、ありがとうございます。 同じ言葉を繰り返すことに関しては毎度の如く突っ込まれている気がしますので、やはり推敲の上で技術不足があるのだろうと存じます。 勿論意味なく同じ言葉を使っているわけではありませんが、確かに読み手側からすればくどいと言いますか、飽きがくる文体なのかもしれないと、読み返して思いました。その辺りは色々な詩を読んで吸収していきたいと思います。 擬音も正直使い方が非常に難しかったのですが、面白いとの評を頂きまして嬉しく思います。「後半の前触れ」に関してですが、前半の内容を後半に持ってくるスタイルに最近ハマってまして、頻繁に使っております。しかし、仰る通り刈り込むべきな点があることは、これから意識していきたいと考える所であります。 (夏風)

2018-09-24

三浦さん ありがとうございます。返信遅れまして申し訳ありません。 ビーレビに投稿されている詩の中で、大きな物事やテーマで書かれているものも多くあります。それはやはり技術の上でありまして、自分の中でも憧れる節はあるのですが、 私の真骨頂、というほどの詩でもありませんが、好きな詩のスタイルはこんな感じで、別に読むまでもなく、書くまでもなく、発表するまでもないくだらない内容をわざわざ詩にする所、そしてそんな内容の詩に全力を尽くして、ひとつの作品として完成させる所にあります。そういった面での魅力を取り上げてくださったコメントに、ただただ感謝感激であります。 博多弁は魅力的ですよね。恐らくその先生の言葉「どうしたとう?」に他意はないと言いますか、深い意味なくかけた言葉であろうと存じますが、当時の三浦さんにとっては忘れられない思い出であるのではないかと考えます。そういう意味では、他者の発する言葉の意味と受ける方の意味は大きな格差がある、それは詩にも通ずることなのかも知れないと思い至りました。 漣成分が出ているとのお言葉、私にとっては最上級の褒め言葉であります。ミクロから夜空へ羽ばたく勢いでがんばります。 (夏風)

2018-09-24

拝見しました。 人は蚊のように小さな存在なんだ、というような稚拙な言葉では片付けられない思惑が仕込んであるように思われます。悪いのは涙の香りだと言い切っているのが主人公だとすると、遺書にしてはえらく軽いイメージが致します。 また「国防軍」や「数式」といったワードからも察するに、ひょっとしたらこの遺書を書いている、または語っている主人公像は学生なのかもしれない、と想像しました。 また、「死んで居る蚊と死んで居ない蚊の違いを数式にしてくれないか」のみが男の遺書だと解釈すると、死んでいるというカテゴリーに、絶命以外を含まない理由を教えて欲しいと、そういう内容にも解釈出来るのかなぁ。 などと、色々想像を巡らすことの出来る詩でありました。 (遺書)

2018-09-17

拝見しました。 「わるいことば」。「ゲツヨウ」。ここに、仕事でボロボロになって何もかも嫌になった主人公の心情が色濃く現れているように感じます。なんども嫌な言葉、嫌な記憶が頭を駆け巡って恨みつらみが重なるように脳を支配している状態の主人公。歩き出さなければならないのに働かない思考。またリセットして歩き出せる「何かが光ったのか?」という一瞬のチャンスを逃し、沈んでいく主人公。こんな中々にドロドロした情景が浮かびましたが、 特に素晴らしいのは「何かが光ったのか?」からの「あれを逃した私は」という流れですね。ただドロドロした主人公を書くだけじゃない、そこに皮肉めいたアクションがあることでこの詩がより一層仕上がっているように思います。 (がじがじ)

2018-09-17

拝見しました。 日々を生きる主人公ですが、晴耕雨読のような毎日を過ごしつつも、そこに達観した信念と言いますか「これが私の生き方だ!」という強い主義主張が見える気が致します。生きるということは仕事に振り回される事ではなく、恋愛に振り回される事ではなく、社会や人間関係の不平不満に一憂することでもなく、肩の力を抜いて自身や他人の生命を強く感じながら「日々」を生きる事なのだ。これが私の日々なのだ。という声が、ゆたりゆたりと流れるように書かれている文から聞こえてくるようであります。そして、この詩はまささん御自身を表したものであるのかもしれない、ともまた想像することが出来ました。 (日々)

2018-09-17

拝見しました。 星に名前をつける行為、と申しますかそもそも名前をつける行為そのものが、それに対して親近感または自己と照らし合わせて対象を認識している状況であるのだと個人的には考えております。まず最初に星に抱いているイメージ、これは恐らく自己の事を表しているのだろうと捉えました。物悲しい気持ちでいたたまれない状況、そこで夜空に見つけた星に親近感を感じて名前をつけたという情景が想像できます。 中盤から後半にかけては、主人公の孤独をひしひしと感じる内容になっていますね。貴方に思いを届ける事ができず、しかしGoogleで調べるのは野暮な事なんだと。この思いをフローしたいのだけれど、あなた以外への行先がなく西に沈む何かに心を聞いて貰っているのだと。 この詩で私が疑問に感じたのは、「友」の存在ですね。友は私は実在しない、ある種架空の存在を指していると解釈しましたが微妙な所だと思います。友=太陽なのか、ひょっとすると友=貴方なのか、はたまた友=星なのか。星がどの存在を指しているのか、それとも指していないのか、ここも解釈しだいで様々な感情に化けそうな気が致します。 (郷愁)

2018-09-17

拝見しました。 愛の詩、と解釈しましたが、ただの愛の詩ではないことは確かであるように思います。 「みみたぶ」を「あまがみ」したいということがメインになっていますが、既に「あなた」の片側のみみたぶをあまがみしているという状況です。その状況で、あなたに対して更なる欲求を求める姿は官能的である様にも思いましたが、みみたぶをあまがみするという状況そのものが何らかの比喩表現のようにも感じました。もう全てを自分のものにしたいと。あなたの全てを自分に捧げてほしいと。そういった過剰な独占欲の一片が、「みみたぶ」を「あまがみ」するという状況に現れているだけなのではないかと考えました。 余談ではありますが、ある意味この詩のタイトルは「るるりら」のままでも面白い気もした、いえこれは本当に余談でしたね。 (あまがみ)

2018-09-17

帆場蔵人さん なるほど4連目をそのように解釈なされるとは、ある意味この詩の新たな側面が見えたようであります。 カロリーメイトに関しては切ないというご意見を複数頂きました。カロリーメイトで切なさを表現出来た、この事が私の喜びでもあります。感じ取っていただきありがとうございます。 (Ha・Ha・Ha・・・)

2018-09-12

湯煙さん カロリーメイトすらを味方と思わざるを得ない、さらに唯一と断言するまで追い込まれている主人公の、無理矢理な明るさを(カロリーメイト)に表しています。 人間以外に笑われようと、その感情が分からなければ人は傷つかないものなのかもしれません。中傷によってなぜ傷つくかの一因は、人が人を嗤うから、その逆側の気持ちがわかってしまうからなのかも知れません。ただ、今回は主人公が嗤う側ですね。追い込まれた主人公は、ちっぽけな生き物を嘲笑うことによってしか、自己を保てる状態になれないのです。 コメントありがとうございました。 (Ha・Ha・Ha・・・)

2018-09-12

かるべまさひろさん インスタ映えですか、その発想はなかったですね。コメントありがとうございます。 (Ha・Ha・Ha・・・)

2018-09-12

追記です。上記の件「私の入る余地がない」と発言してしまった事をお詫び訂正申し上げます。決して他者の入りうる余地がないという意味ではございませんし、この作品におけるレビューの制限を発言したものではありません。申し訳ございませんでした。 (ストロボ)

2018-09-04

拝見しました。感想を書こう!と思いました。 先にうっかりなかたつさんの感想を見てしまい、なかたつさんがこの作品を完璧に分析なされてて私の入る余地がない事が発覚しました。 兎にも角にも感想ですが、やはり主人公が花火を自己と重ね合わせて、自分の消滅、というより破裂を願う異常性。しかしそれを狂気のまま作品にするのではなく、青春の甘酸っぱい1ページのような切なさを感じさせる技法が魅力的だと感じます。主人公の自傷癖と言いますか、破裂を願う感情が書かれてありますが、しかし本当に完璧にそうではない、むしろ自分を救い出して欲しいとも取れる描写が、どことなく年若さ、青春を感じさせる詩となっていると感じました。 (ストロボ)

2018-09-03

拝見しました。 うむ。まず電車をちくわにしてしまう突飛な発想はやはり素直にいい部分だと思われますが、最も気になるのは「詩人」が恒星などに混じって車内に飛び込んでくる部分です。 思えば銀河鉄道の夜とは死に向かう列車を描いた作品であります。この作品はそのパロディではないという事は文脈からも明らかですが、それをモチーフとして詩を書かれているとは読み取れます。 思うに、詩人の世に放たれる詩の何倍も存在する、言わばボツ詩の最終列車の様なものをイメージ出来るのかと私は考えました。 その意味でもなくても、最終連は良いと思います。 (銀河鉄道バステト号の夜)

2018-09-03

拝見しました。 これは、どんな意味がこもっているのか…うむ、難しい。 転じて渚鳥さんの作品は、そして今回も同様に感じるのが、非常に美しく冷たい回廊で、ひたすら迷い続けるような、絶対にたどり着けない答えを探しているような、そのような感覚を個人的に抱いております。なぜそう感じるか。それは渚鳥さんの詩が、精神の奥底を書いているように思われるからです。それもただの人の精神ではなく、もっと美しく、かつヒヤリと氷のように冷たい、そんな精神が内包されていると感じます。 脱線してしまいましたので戻しますと、中々に難しい。何を表しているのか想像すればするほど、詩の別の1行1文に遮られるような、そんな感覚が致します。ただ、「画面を閉じて」。突然現れる余りに具体的な情報がヒントな気がしますが、私の能力ではここまでです。 タイトルが「お話」でありながら、実際にお話をしている場面が出てこない事が面白いですね。何となくですが、「お話 」をしている時ではなく、お話そのものに対する主人公の「弱虫」な気持ち、これがいくつもの隠喩と共に現れているのかも知れません。 (お話)

2018-09-02

拝見しました。 まず「ひ みたいに」 続いて「お みたいに」 ここに作者のこの詩への思いが存分に盛り込まれている気が致します。そして蝶の行く道筋を何かの文字に感じながら、しかしそれも分からずに話が終わる。世の中の喧騒を忘れさせるようなほのぼのとした雰囲気を、平仮名一色も相まって読み取る事が出来ました。 (ひみたいに)

2018-09-02

拝見しました。 上手いです。途中からの文体の変化、その仕方が絶妙です。主人公の人物像がくっきりと浮かんできて、読みやすい。そして読めば読むほど、その技術や奥深さにのめり込んでしまう。非常にクオリティの高い詩だと感じました。 (Tender)

2018-08-31

日下ゆうみさん、ありがとうございます。 うーん、ここまでこの詩に対して考察なされるとは、瞠若と言いますか、驚嘆と言いますか、兎に角驚きと感謝でございます。 そうですね、「死人がノックしている」のではなく、「死人はノックされている側である」という所はまさしくその通りでございます。 基本的に死というものは偶発的にやってくるか、病等で刻刻と死の接近を感じ続けるかでありますが、健康体であっても死はいつ来るか分からないという偶発性が「ノック」に現れたのだと考えております。確率は極めて低いが、10秒後には死が訪れているかもしれないという事実、実は己の命は吹けば飛ぶようなか弱いものだというこれらをはっと認識すると、突然心の奥底で死が呼んでいる音が聞こえる、コンコンとノックする音が聞こえる、そういった場面を想像して頂けると幸いです。 説明のために持ち出された死は架空だ、とのお考えもその通りです。実際に死が迫っている訳ではございません。むしろいつ扉を破って侵入を許してしまうのか分からない、ここが死の恐怖であるとこの詩で表現したかった訳であります。 (死人は)

2018-08-23

羽田恭さん、ありがとうございます。 ではどうすればよいのだろうか? 死が迫っているのは、当たり前といえば当たり前 至極真っ当なご意見です。しかしここからこの問の答えのようなもの、考えのようなものを導き出せなかった。 そこに私の限界がございます。 (死人は)

2018-08-22

鷹枕可さん、ありがとうございます。 死を想うことは案外誰しも経験のある事でありましょうし、何か生み出すのであれば一度はそれに迫りたい、と誰しも考えるのでは無いだろうか、と個人的に考えております。 これはその残骸のようなものであります 笑 (死人は)

2018-08-22

三浦さん、ありがとうございます。 うーん、残念。確かに残念な作品ですかね。 ノックのリフレインを何らかの技巧と捉えてしまい、浅い内容に愕然となられたと解釈しましたが、 やはり私の勉強不足、技術不足であると思います。 (死人は)

2018-08-22

花緒さん ありがとうございます。そうなんですよ。これは基本的に評価頂けないだろうと考えています。強度が宿っていないというのは正にその通りで、詩の肉付けを一切していません。恐らくスッカラカンの印象を受けられると存じます。 兎に角このような愚作にコメント頂きありがとうございます。 (死人は)

2018-08-18

stereotype2085さん 評価頂けて驚きました。ありがとうございます。 (死人は)

2018-08-18

拝見しました。 中々独特ですね。まさか喰われることによって外の世界を見せるなどという主人公の発想が、常軌を逸している印象です。それを淡々と書くことによって、また味のある詩となっていますね。 (朱肉の空)

2018-08-18

拝見しました。 その技量に圧倒される詩です。全部いい!一つも推敲の余地が無いほど完成仕切っている印象です。 「ただそれだけの詩」→「ただそれだけの詩情」この流れにやられました。「復路(あんしん)」が平仮名な辺りも秀逸の限りです。 余談ではありますが、5連目にエロスの美を感じたのは私の勘違いでしょうか 笑 (てのひらに優しさが開かれる)

2018-08-18

拝見しました。 これはいい!詩のかっこよさが全くない、というと酷評の様になってしまいますが、詩によくある風景描写やかっこいい表現がなく、自然にただ書かれてあるのにこれはまさしく「詩」なんです。不思議なんです。こういう事を出来るのが本物の「詩人」だと確信しました。次回作大いに期待しております! (絶景)

2018-08-17

馬宙 キヨスさん ありがとうございます。その通りなんですよ。最初の方のフレーズとかは自分でも「いいんじゃね?」と思ってたんですが、見返してみるとそれを生かしきれてなかったんですよね。なんかヘタなんです。 次回作大いに期待しててくださいね。がんばります。 (白い目)

2018-08-16

stereotype2085さん ありがとうございます。余白は何となく開けちゃうんですよね。皆さんが総出で「余分」だと仰るのですが、私はのんびりしてていいと思うんですよね。 (白い目)

2018-08-16

渚鳥さん、こんばんは。 中学高校時代など何かに打ち込んでいた時期を思い返すと、まるで夢のような時間だったと感じます。この詩の主人公もきっと、そんな自分を(言葉を拝借して)息を吹き返したように思い出しているのでしょう。 彩と息を吹き返したよう、という表現はまさしくその通りでございます。コメント有難く頂戴しました。 (ピルエット)

2018-07-29

拝見しました。テーマがいいですね。心にも地下水があると。2匹の言葉が暮らしていると。それがさらに「たられば」と「もしも」な所にセンスを感じます。 (地下水)

2018-07-29

拝見しました。 反戦詩、というより、死についての詩といった感じでしょうか。 ヒコーキの辺りは面白い表現だと感じます。「1日のはじまりを罪深く犯しはじめている。」もいいですね。 いい表現も沢山あるので、確かに推敲次第でもっとよくなると思います。 (わたしの風の又三郎)

2018-07-29

拝見しました。 ぱっと読んで素敵な詩だと思い感想書こうと考えたのですが、何度も読む毎にどんどんこの詩の迷宮に迷い込んでいくようです。僕は恋の詩…なのか、と解釈しましたが、単に痛み止めについて書いたのだとも読めますし、全く別の考え方も出来そうです。 読めば読むほど詩の森へ引き込むような世界観、流石です。 (止痛薬)

2018-07-29

拝見しました。 後半の睡眠の表現が好きですねー工夫をビンビン感じます。 「スクリーンには あの娘の/笑顔 ちらり」も、なんだか色々想像出来て素敵です (AM 3:00)

2018-07-29

拝見しました。 カリー化について悩んでたら、カレー食べたくなるんかい!何してんだクイーン! 今世紀最大の訴訟事件が月額980円かよ 笑 ゼロ除算を近所のガキに擦り付けようとするなよ! と、突っ込まざるをえない箇所が幾つもありながらも、 これがまたじっくり読んでみると、詩としての深みが味わえるんですよね。 特にmouthあたりのくだりは、何とも不思議な世界観を味わえます。と申しますか、この作品の余りにも独特な世界観に酔えます。 何とも不思議な、素晴らしい作品です。 (K)

2018-07-28

拝見しました。 太鼓の音の表現が印象的ですが、そのインパクトを掻い潜ると詩の切ない雰囲気が見えてきました。「ひとつ」となり、崩れるという表現、星になるなどどことなく寂しさを思わせるワードを使いながらも、それを払うかの如く、または詩の思いを伝えるかの如く太鼓の音色が印象的なものにかわってくるのが面白いです、 (天体観測)

2018-07-26

拝見しました。独特の文体が長くなるにつれて、なんとなくすらすらと読めていくという不思議を味わえました。特に素晴らしいと感じたのは、 [バイオテクノロジーは 人間に永遠の生命と 退屈 退廃を与えてくれるんじゃないのか?] の部分ですね。そのすぐあとに我に返る主人公の像が浮かんでくる一文です。 (徒然草)

2018-07-25

拝見しました。前後半で大きく展開が変わりますが、前半の淡々とした展開には味があって面白いです。 後半ですが、いや、言えねえのか、は改行した方が良いのでは、と感じました。後半口語になっていきますが、今ひとつ、やや在り来りな言葉で折角のよい展開がぼやけてしまっているので、一生一人であることへのワンインパクトがほしいなと感じました。 目を見て話せるようになった→あたりまえだよ が好きです。どこか内気で陰鬱、ただそれの原因が異性に対する執着心であるという複雑な感情を、上手くさばけていると思います。 (未完)

2018-06-21

拝見しました。まず一連目から、やや食傷気味な言葉で読み手を引き込み、二連目でまず「豪雨」を裏切り、「竜」というワードを巧みに使う事でメリハリを付けています。しっかり起承転結を書くことで詩としての纏まりを感じさせる部分はいいです。 二連目ですが、恐らく狙っているのでしょうが「竜」という言葉が頻繁に出てきて、文が余計に長くなっているのが個人的には勿体無い、と感じました。同じく二連目ですが、例えば「雲」でもどのような雲なのか、街でもどのような街なのか、何かもうひとつ情報が欲しい所です。 そして三連目の「転」の部分、自分としてはこの始まりは余りにも「自然」すぎて、詩としてのスパイスをもう少し匂わせた方が面白いように思いました。 最終連は竜か雲と絡めて欲しかったというのが本音です。確かに前連で竜というワードは登場していますが、だからこそ、二連目で散々意識させられてきた竜、もしくは雲、もしくは立ち返って豪雨でも面白いかもしれません。詩としての意味、整合性という観点では恐らく作者の中で完成しているとは勿論存じますが、折角積み重ねたこの詩の様々なキーワードですのに、非常に勿体無い感覚が致しました。 とはいえ、自分としては後半の口語部分は色々な考えができて面白いです。前半の流れはいいだけに、細かい部分で作者なりの推敲をしてみるのも良いのかもしれないです。 (みとのまぐわい)

2018-06-21

拝見しました。 いいですね。ほのぼのとした言葉で綴りながら、ひこうきというものの孤独を表しています。それも、「みえないところで」飛んでいる様が、風景画のように浮かんでくる詩です。 (ひこうき)

2018-04-27

拝見しました。 好物なので感想書かせて頂きます。とはいえ、未熟な自分ではこの詩の真意にはたどり着けそうもありませんが、 児童が昼休みなどに遊んでいる姿を連想させます。1連目は先生の目線で、2連目は児童目線で書かれているのでしょうか。 奇抜な言葉回しがいい感じです。楽しめました。 (ぽい!)

2018-04-27

拝見しました。 非常に簡潔に、簡素に、だからこそある意味読み応えある詩になっていると感じます。自分はこういう詩が大好物であります。 事実を淡々と述べているだけにすぎないように見えますが、鼻歌、という単語に妹の複雑な感情を読み解くことができます。恐らくそれは、私なんぞが語ろうとしたところで到底その境地に及ばない、恐らく学生と思われる妹の難解な感情が「鼻歌」には込められているように思われます。トラウマとなっているかもしれないと感じた主人公が、ソレを包む事で妹の気持ちを甘くさせようという、いかんともし難かった妹への主人公の優しさを後半で感じます。言葉に出来ないものを言葉にするという、詩の良さを感じました。 (妹)

2018-04-23

拝見しました。 何ヶ月ぶりかで詩に触れましたが、いい詩だと思います。詩というものに対しての哲学は人それぞれで、語るものが明確な詩もあれば明確でない詩両方が存在しますが、この作品が伝えるものがあるとするならば「ひとつ」というものの重要性だと感じます。天才が凡人に叶わないという一般論と同じく、自分も凡人であるが故にひとつの事象に対してひとつしか集められない、その歯がゆさを表現しているのかと考えました。 (いち)

2018-04-23

百均さん ありがとうございます。 この詩はえらく進行スピードが遅いのですが、やはり海というものをテーマにしたこともその理由だと感じます。ゆらり/ゆらりと にも、その遅さが出ていますね。 (遠くで船が往く)

2018-02-08

百均さん ありがとうございます。家というものは「自分」という存在のありかであると、個人的に考えています。玄関から発つという行為は、自分というものを置き去りにして「別の自分」となることだという勝手な考えを、詩の中にいれています。新詩は色々な見方があることが面白さであると思いますが、私の詩について読み解いて頂いたことが素直にうれしく思います。 (つばさ)

2018-02-08

survofさん ありがとうございます。 後半のリズム崩しは、詩を落とす効果を狙っていましたが、もう少し推敲の余地があったかもしれませんね。私には勿体無いお言葉頂戴致しました。今後も頑張ります。 (つばさ)

2018-02-01

拝見しました。 最初は火事の事ですとか、放火ですとか、そのような事を書いているのかとも考えましたが、それすらも隠喩で主人公自身の怠惰を表しているようにも思えます。 「純粋は影になりこびりつく」がこの詩のインパクトになっていると感じます。かなり試行錯誤して書かれた言葉だと存じました。 (夢葬)

2018-01-30

拝見しました。 「そういえばあの影」~からの、突然の恐怖演出がいいです。 物凄く推敲の跡が見えますが、どう読解すれば良いのか、中々に自分の実力では難しい事に無念の心持です。 (感傷・冬)

2018-01-30

拝見しました。 私事からになりますが、自分の詩には足りないものをひしひしと感じる作品でした。つまり、自分の脳の深くに訴えかけてくるような、電流がビリッと走るような感覚を覚えました。 言葉遣いに、美しさだとか、そういったものとは別次元の「何か」を感じます。 淡々とした文から突然入る「愛でしょうか」が特に良いと思います。 所々入るひらがなが、この詩の味を出しているようにも思いました。 (さもしいひと)

2018-01-30

三浦さん ありがとうございます。 主人公は朝に新聞、ニュースなど、恒例の情報がなだれ込んでくるのですが、多忙な彼はそれをただ垂れ流されるように目耳に入れている。そんな状態の情報は、もはやリアルな言葉にできないと思い、この表現になりました。最近ではあまり使われない言葉ではありますが、なんか、こう、響きがいいですよね。ご覧頂きありがとうございました。 (つばさ)

2018-01-30

拝見しました。 死と生を書いた作品が僕は大好物で、じっくり読ませて頂きました。 緩急といいますか、明暗の変化のさせ方が上手いと感じました。「何もかもが普通に戻ると」「朝焼けの光」をただ拝む、という明の部分をじわりと見せていく事で、後の展開を映えさせる業を感じました。 (恐怖について)

2018-01-30

るるりらさん ありがとうございます。そうなのですね、私の作品に心を動かして頂いただけで嬉しい限りです。動画も拝見させて頂きます。 (遠くで船が往く)

2018-01-27

拝見しました。 徹頭徹尾笑いを含ませ、かつ詩としての軽快さを踏まえたこの作品には脱帽です。注目したのは、最初は不審がっていた主人公が、気がつけば変態を何時間も眺める変態となっていくという点です。いい作品だと思いました。 (きみは変態)

2018-01-23

拝見しました。 君を薔薇に例えて、その愛を物語っている詩と読み解きました。しかしその愛は、いわゆる世間一般の愛ではなく、どこかダークでねじ曲がった思いの様にも思います。 また、特徴的なこととして、薔薇は結局のところ存在していない、という事実が、この詩の最も不思議な部分だと思います。冒頭の「もし」から、最後の「架空の薔薇」の二部分で、薔薇が架空のものであることを示しておきながら、それ以外の部分で薔薇への曲がった愛を語る、という文の進行には、クセになる味があるように思いました。 (薔薇)

2018-01-21

三浦果実さん ありがとうございます。僕は夜の海の、静かで、かつ小さなことを吹き飛ばしてくれるような雰囲気が好きで、今回はそれをテーマにしました。 (遠くで船が往く)

2018-01-18

渚鳥 sさん ありがとうございます。ご指摘通り、学校が舞台です。久しぶりに自分で見返してみて、詩というよりリズムを重視した文のような感じとなってます。学校で勉強するときだけ、突然人の声だとか色んな事が気になりだすことって常々ですよね。 百均さん ありがとうございます。僕が学校に対して思うことがあって、「笑い」より「嗤い」が重視されているような気がするんです。それが行き過ぎると「いじめ」となる。ですから、いじめる人はそれがいじめであると自覚していないというか、笑いを取り、学校という社会で生き残っていく方法でもあるように思います。私も弄られキャラ的な立場でしたので、「生け贄」という表現には親近感を覚えてしまいました。  内容を戻しますと、君が消えていくという事実さえ、廊下の風に乗っている主人公は気づきません。学校という単位は、つまるところそういう場所なのかもしれません。 お二人方、ご感想ありがとうございました。 (世界の日本の学校の教室の一角の一角)

2017-12-30

拝見しました。 他の方も仰っている通り、「便器」を中心に添えていることに、ありきたりな詩への反逆心を思わせます。 『便器につりいとを垂らすようなこと』は、意味の無いことの象徴であるのだと解釈しました。『あなた』はどちらに転んでも悪い事しか生まれないような事をただしていて、だけど主人公の忠告を『あなた』は聞き入れようとしない。 夫婦を連想しました。仕事仕事で、人生を仕事と考えている『あなた』に、ただ主人公は祈るしかない、という構造です。 主人公の切実な様子を、丁寧に表現していると感じました。 (平日)

2017-12-28

ご感想ありがとうございます。 元々空白は少なくて、ぎちぎちに文章を詰めていたのですが、余りにも読みにくかった為改行毎に1行開けました。逆に読みにくい内容であれば、申し訳ないです。 内容に移りますが、「男」の心境を細かく書いていったつもりではありましたが、そうですか、そうですね、読み手への意識が欠けていたのかもしれないです。 百均さんの指摘通り、これは比較的男の身近な出来事が中心ですが、辛い生い立ちで、日陰で生きているというイメージが拭いきれない、という、一般でない男でもあります。 実はこれは未修正版をアップしてしまったもので、自分としても悔いが残った詩となっていますが、このような愚作に評をつけて頂き感無量です。 (男の地下道の中心音)

2017-12-28

拝見しました。 僕の趣味的な話になってしまいますが、なんとなく、日本のロックグループ「スピッツ」の影響を受けたのかなぁ、と感じられる構成や表現だと感じました。 1連目が、最終連までずっと繋がっている構成になっていると思います。 意味を読み解くのが僕の未熟な読解力では掴めそうもないような、抽象的ながらも美しい言葉が散りばめられていました。 ただ、それでもなんとか捻り出すなら、まず「逢」う、という意味が『巡り会う』ということから、居なくなった誰かと、またいつか巡り会うことを望んでいるのではないか、と考えました。 おかしなアタマ、という表現が、そのままの意味でないなら、これは思考、または感じる能力と捉えるべきかなと。で、あなたと会いたくておかしくなっている、と読み解きました。 カオハガン島で彼等は、恐らく何らかの形で共に過ごしたり、遊んだりした時期があるのだと思います。 それが私の生まれた意味を教えてくれるなら、やっぱりあなたに逢いたい、と繋がるのではないでしょうか。 神秘的な詩で、文才のある方と存じます。 長文失礼しました。 (朝焼け)

2017-12-15

ポチさん ありがとうございます。 リズム感を詩にいれてみました。しかし、表現が少し詩的でなさすぎたかも知れません。その辺を課題として望んでいきたいと思います。 (世界の日本の学校の教室の一角の一角)

2017-12-13

拝見しました。 雪を「ネジ」と表現されたことにびっくりしました。雪というものを、何かの起動材として見たのでしょうか、ネジという表現にはある意味ではそういった考えも可能ですが、何かむしろ幾何学的な、科学として自然現象を見ているような、そんな冷ややかさを感じました。 この詩には、雪というものの幻想性を表しているようで、そうではなくある種独特な冷たさという視点から雪を見ているような気がしました。 面白い詩を読ませて頂きました。 (再開)

2017-12-13

拝見しました。 一つ一つの言い回しがこだわっていると感じました。特に、「青と蒼の間の純粋な極限へと」に、この詩が練り込まれた詩であることを感じさせます。 幻想的な雰囲気作りが上手いと感じました。 (淡蒼球の夢)

2017-12-13

拝見しました。 「糸」がテーマの一つとなっていますが、糸がただ一つの事象に対しての表現を頑なに示しているのに対し、縫うという行為に対しては様々な意味を含ませているように思われました。 まず一つは、一生懸命というあるものへの向き合い方を表していると感じます。それは最終連でも示されている他、恐らく「針」というものを、実直に取り組む姿勢という風に書いている所からそう感じました。 もう一つは、迷いですかね。周りからの風評や、辛さや苦しさというものを押さえつけながらも、「湿」るという表現で「縫う」ことの迷いを表しています。 最終連は印象的です。やり切ったことへの達成感というものを最後に持ってこないで、最後の最後で俯瞰的な視点からその結果を冷静に告げ、私をはっとさせました。 見事な詩だと思います。糸という開始地点から、その終着点まできっちりと纏まったテーマで締めている事に美を感じましたし、主人公の心情描写が上手く作品とマッチしていると感じました。 (黙々と)

2017-12-12

拝見しました。 前半で、時代は戦前、主人公は孤児院かなにかに入っているなど特殊な状態だと分かります。 かみさまについての考えが迷走するなかで、自分の生き方を見つけた主人公は成功をおさめていきます。 最後は凄く印象に残る文で、自分がかみさまに近い存在となったような、何とも考えさせられるような終わり方でした。 結局かみさまについて、主人公は答えを出せないまま詩が終わってしまうという事実や、主人公の寄付という善意を、「世界からの感謝と信頼があり」と自ら言ってしまう事で、それははたして心からの善意なのかという命題を突きつけています。 人間への、そしてかみさまへの皮肉ともとれる表現は、人間というものについて深く考えさせられました。 (かみさまのはなし)

2017-12-10

拝見しました。 物凄く深い事を表しているようで、それでいて実はただ一つの事象のみを詳細に渡って書いている、いや、しかし…、と、詩の流れと相まってふわふわした印象を抱く作品だと思いました。 一文目は繰り返されていて、誰かが遠くで朝だよと呼びかける、という場面です。 溶ける、溢れるなどの単語から、夢見心地の朝、まどろみの状態を表しているのだと感じました。 外が雨であるということは引っかかります。何かの隠喩かもしれません。 凄く上手いと思いました。詩としての練り込みが細部に渡っていると感じました。 (遠く、朝は)

2017-12-10

三浦果実さん ありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません。 リズムを意識した作品になりますので、そういって頂けるとありがたいです。 (世界の日本の学校の教室の一角の一角)

2017-12-09

拝見しました。 「少女達」は「たむろ」していて、「乾いて」いた、という表現、そして「時代の老廃物」から、世間から外れた存在、または都会のギャルなどを、表面上は楽しんでいる風を装ってはいるが、その実心は満たされていない、という風に表現しているのかと考えました。 主人公の目線からの描写がほとんどですが、乾いていると感じる主人公も乾いている、そして皆一様に乾いている、という流れは皮肉というか、社会への反発心をおもわせます。 (乾いた少女たち)

2017-12-07

拝見致しました。 流れるように読んでいきました。この詩に取り巻くものは残虐性だと、最初は感じます。しかし、その根底にあるものは「人間」というものだと感じました。ただただ人間の有り様を、あえて捻じ曲げて表現しているようにも思われます。 その作風は引き込まれる何かを感じました。中盤の心の巡りを表した部分では、句読点をしれないことによって感情が複雑に絡んだ様子を表しています。割とありふれた表現方法ではありますが、この部分はうまく纏まっていると思いました。 隠喩、思想、感情、そして唐突に現実へと切り替わる流れも、はっとさせられました。終わり方は安堵するような終わり方だと思いました。 ただ、同じくやはり少し長いような気もしました。前半後半の流れで文を推敲し、文をピタッとまとめさせればもっとよいのかもしれません。 (四肢なき体)

2017-12-07

拝見致しました。 歴史の1ページの出来事を表しているのかとも考えましたが、何分学が足りない私ではその真意に入ることが出来そうになく、己の不勉強さを恥じるばかりであります。 別の意味が含まれているのかもしれませんが、雪中の行軍を表しているのだと思いました。問題は、主人公がその部隊を途中で辞めていることと、それでも部隊が続いていく様を後ろから見送るという構図です。 日本という国そのものを表しているのかとも思いました。戦うという方法は変わっても、軍国日本の根本の精神は未だ何も変わっていないという風刺とも考えました。 (来るのを待つ)

2017-12-06

まりもさん ご感想ありがとうございます。 細かく詩を読み解いて頂き感無量でございます。 ほぼほぼその通りでございます。この作品の主人公はとても弱気で、自らが至らない人物であるということを強く感じていますが、そんな自分を嫌ってもいます。そんな、言わばネガティブの象徴でもある彼の言葉を真っ向から否定し、今の彼を正面から受け止めてくれる「君」という存在、という構成です。私は純愛を書くのが苦手で、この作品にも毒をいくつか忍ばせてしまっています。その冷やかなポイントも楽しんで頂けると嬉しい限りでございます。 (小さなクリーチャー)

2017-12-06

詩の作り方という詩、という、新たなタイプの詩だと思います。 最後の、「(僕は何を言いたかったのだろうか)」がいいアクセントになっています。 (詩のつくりかた)

2017-12-01

拝見致しました。 読みやすく、親しみやすい詩だと思います。 基本的に大衆的な言葉といいますか、愛していた、運命、など、読んでいて苦にならずに伝わる書き方をされているように思われます。 しかし、すこしありふれた言葉で構成されすぎている気もします。 詩の題材、構成としてはいいと思います。なので、例えば愛していた、という表現を、どう、どんなふうに愛していたのかなど、言葉によるリアリティを詩的に再構成してみるなどするのもいいかもしれません。 (BEAST LOVE)

2017-11-30

きれいな詩です。同じく数学には疎い自分に歯がゆさを感じながらも、軽快な文面の深くに眠る、いわゆる明暗の暗の部分が感じ取れるような作品になっていると思います。特に中盤の詩に漂う暗さは印象的でしたが、対して最後は解放という形で終わっていて、その部分の纏まりが綺麗だと思いました。 (memo)

2017-11-30

李沙英さん ご感想ありがとうございます。 私は詩を書く時に色んなテーマを持っていますが、その一つが唐突さであるので、きゅうりで笑っていただけると嬉しく思います。 個人的に、同じ言葉を繰り返すことにより、何度も確認しないといけないくらいの恐怖、不安、緊張といった感情を連想しますが、いかがでしょうか このような稚拙な作品をお読み頂きありがとうございました。 (小さなクリーチャー)

2017-11-29

すごい纏まりのある詩だと思います。 まずタイトルの五感、そして「詩はやってくる」も五つというこの結びつきを無視するわけにはいきません。 普通に見たら、自らの詩の生まれようを書いたものだと思いますが、 そうだとしても文面に潜む血や肉体の描写が引っかかります。 詩が生まれることの、全身全霊を込めたような描写とも取れますし、詩を何かの比喩とすればもっと多彩な表現になりそうです。 奥深い詩だと思いました。 (五感)

2017-11-29

戦争の詩だと思いました。日本を表しているのかもしれません。 その言葉では表現できないような残虐性を、詩という媒体でここまで表現できるのかと思いました。 (彷徨う羊と水蜜桃の空)

2017-11-29

心の絶望を緻密に表現できていると思いました。 借金を抱えた人の気持ちと解釈しましたが、割と幅の広い意味がありそうです。 いい詩だと思います。ありがとうございます。 (延命救命)

2017-11-29