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unconfessed   

作成日時 2018-11-04
コメント日時 2018-11-05

名前の代わりに発話するねえに振りかえる きみの長い髪は粗い日差しに透けて その方角へ背景を忘れたこと 気付くずっとまえから 何度も書き損ねるさようならは空目した名前 ぼくがきみの恋人になれたか分からないまま手をつないでも きみはぼくをきみと呼び 踏み切りのむこう平凡な交差点に海を探している 夕立の代わりに降るあられがきみの頬で跳ね 折り畳み傘はゆるやかにひらいた ひかりの粗さを測るてにをはをまぼろしにかざして もう 帰ろうと逆向きの車窓を選ぶ 大阪湾しか知らない細い目は途切れ途切れに幼く ほとんどすべての景色を忘れた 夕暮れの形式に残るのは固有名詞だから 揺れるね ねむりに落ちる直前の 絡まるほど長い髪の渦まき おやすみなさいを言い損ねてささやくありがとうも空耳 形式に意味を探すきみは夢のなかでも ぼくをきみと呼ぶのか まぼろしの遮断機をくぐる


項目全期間(2020/01/26現在)投稿後10日間
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2020/01/26 22時07分44秒現在
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コメント数(2)
ふじりゅう (2018-11-05):

拝見しました。 ひょっとすると前作の続きのような詩、かもしれないと思いつつ読みました。 やはりまぼろし、まぼろし、で埋め尽くされた詩の中にも固形物のような現実が浮き出す作風、内容は素晴らしいです。

完備 (2018-11-05):

ふじりゅう様, コメントありがとうございます. 文体や形式, 語彙は前作とかなり似たものになってしまいました. というよりは, 特に意識していなかったのに前作で書き切れなかったことがこういうかたちで発露した, というような印象を, 作者としては抱いています.

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