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生きる
生きる ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1717.4
お気に入り数: 2
投票数 : 6
ポイント数 : 129
作成日時 2025-08-22
コメント日時 2025-09-11
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 40 | 0 |
| 前衛性 | 11 | 0 |
| 可読性 | 5 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 24 | 0 |
| 音韻 | 21 | 0 |
| 構成 | 28 | 0 |
| 総合ポイント | 129 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 40 | 40 |
| 前衛性 | 11 | 11 |
| 可読性 | 5 | 5 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 24 | 24 |
| 音韻 | 21 | 21 |
| 構成 | 28 | 28 |
| 総合 | 129 | 129 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんばんは。 力作と見ました。 冒頭 >>愛の無念よ >>あなたの胸を叩き >>何故なのかと問いただしたい まるで心臓にひんやり 濡れ雑巾を掛けられ飛び起きる 気持ちです。 >>台所で女がそっと流す涙は >>永らく平凡で無視されてきた >>女たち、女たち…… >>おまえが許される安らかな平和よ >>革靴がおまえを踏みしだく >>軍靴の行進のように この静謐な訴えの力強さ 僕が書きたくても、到達し得ないきりりとした表現で、悔しいくらいです、失礼。 ラスト、意図の有無は計りかねますが永い空白があります。 まるでこの詩の主人公の生きた吐息のように感じられました。 素晴らしい詩に心より敬服いたします。
1珠玉の一篇ですね。隠者ではなく、熱情を。夕ぐれの野辺に白く灯る女たちは、ぼうっとして 夢のようです。踏みしだかれないように…。
1素敵な感想を聞かせて下さり感謝です。他のサイトで毎日に近く詩を書いているのですが、今回は言いたいことがムクリと強かったのでBレビューに書きました。何かを強く思うのはたまにで、そういう時の情動を逃さずに書かないと行けないのかもしれません。 詩は余白にも心が宿るので余韻が広がるように余白を多く取りました。 良い読者を得て幸いですm(_ _)m
0黒髪さん、いつもお優しいコメントありがとうございます!(´▽`) あなたの応援に感謝!
1>愛の無念よ 凄いキラー・フレーズです。 インパクトがあり、脳裏に焼き付きました。 全体的に佳詩だと思います。 特に、野の花の可憐さが、際立っています。 花とは、「女」のことなのでしょう。 ただ、いきなり軍靴と出てきて、 その世界観のミスマッチにずっこけました。 戦争を匂わしておられるならば、 詩中で、戦争についてほんの少し触れてほしいし、 戦争と関係ないならば、「軍靴」の最終行は蛇足。 そして、長い長い空白を使うなら、空白の果てに、 出来れば、ひとことキラー・フレーズが欲しいです。 キラー・フレーズが無理なら、せめて「∞」マークで締めるとかして貰いたいな、と思いました。 ありがとうございます。
1湖湖さん、お久しぶりです。 良い作品だと思います。力作。 >おまえが許される安らかな平和よ >革靴がおまえを踏みしだく >軍靴の行進のように このラストの良さで広がりを展開出来た作品だと感じます。願いと祈りと世界と。 弱者は踏みしだかるのが常ですが、世界的にもう傾きかけていますね。耳を澄ませばお花畑の日本にも軍靴の音が聴こえる。
1ご意見を下さりありがとうございます。 参考にさせていただきますね! キラーフレーズはなかなか簡単には出てこないですね。 強い思いが宿らないと出ないです。
1お久しぶりです! 雑かもしれませんが、男尊女卑の男社会の悪影響は妻や恋人の関係のみならず、戦争にも関係しているかなあと、男が戦争を始める気がするんですね。 大橋巨泉が、戦争を、「じいさんが始め、おっさんが命令し、若者が死ぬ」とか言ったそうですが、女が世界の主体ならもっと平和なんじゃないかと思うんですね。詩は個人の経験のレベルから発されてはいますが、男尊女卑の関係だってある種の戦争たり得るとも思うんですね。それを重ねて描いてみました。読んでくださりありがとう!
1投票ありがとうございます
0愛の無念とは何かとふと思いました。ささやかな野花にこそ真理が含まれているのかもしれません。
1無念にも色々あるんじゃないでしょうか?野辺の無名の花の心に気づきたいですね。いつもありがとうございます!(´▽`)
0とても興味深く拝見しました。 >愛の無念よ >男の暴力が愛を殺す で始まる部分は、社会的に無視されがちな女性の涙や暴力の構造を直視していて、読む人の胸をえぐるような強さがあります。 ここでの >問いただしたい は、個人の悲しみを超えて社会全体への訴えにもなっていると感じます。 >森の隠者になるには の部分では、「逃げたい」「隠れたい」気持ちがありながらも、それを選ばない。むしろ >人生をちゃんと愛する熱情を持て余す と言っていることから、この矛盾を抱えながら、それでも生きることを諦めない姿がとても人間的だと感じました。 後半の、「野花」と「薔薇・百合・芍薬」の対比は象徴的で、 大輪で豪華に咲く花=権力や社会的に評価される存在 ひたむきに咲く野花=女性たち、目立たないが真実や誠実さを宿す存在 として描かれているのでしょうか。特に >夕暮れの野辺に白く灯る という表現には、静かな尊厳や美しさがあって、心をグッと掴まれました。 最後の >女たち…許される安らかな平和よ >革靴がおまえを踏みしだく という結末。ここには、女性が手にしたはずの安らぎが簡単に踏みにじられてしまう現実への怒りと嘆きが込められているようにおもいました。 私は女ですが、個人的に「女だから許されることもあり、許されないこともある」「女だからこれはいい、でもこれはダメだ」ということを常に意識しながら生きていて、それは女を卑下しているわけでもなく、生きていくためなのです。 なので、詩の中で「安らかな平和」と「軍靴に踏まれる運命」が並存していること、その矛盾を女性として生きる上で常に意識せざるを得ないことについて、強く共感するところがありました。
つつみさん、最初から最後まで適切で共感に溢れる感想と批評を下さりありがとうございます! 若いうちは女ゆえに許されることもあった気がしますが、オバサンになると基本的人権の範囲が下がる気がします。私はあまりブスな方ではないはずですが、巷で読んだ、日本はブスに人権無い、との文言に胸が打たれました。酷いけれど、リアリティを感じています。 女性にはピンク税と呼ばれる男尊女卑的なコストが取られているそうで、社会的に問題視されつつあるそうです。賃金格差だけでなく、レディースデーなんかに騙されていたのかなと思います。
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