終着点 - B-REVIEW
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終着点    

海辺で風が吹いて、道端の紙袋を遠くに飛ばしていった。 紙袋は廃棄物として、どこへ落ちたとしても回収されるのだろう。 貴方は風に抗う? それとも風に任せたまま前へ進む? 信じられる、信じたい未来なんて探しづらい時代だからね。 先行きは不透明で、明日は見えづらいけれど、 今日をとりあえずは生きるしかない。 夜空を仰ぎ見て「色んな物語を思いつくから楽しいよ」 と言っていた貴方が懐かしいね。 今、夜は孤独を確認するための場所? 空間? 寂しくうつむいて膝を抱えたとしても、 自己憐憫だ、と手厳しい心の声が聴こえてくる。 逃げ場はないよ。でも多分その先には死地もない。 ゴールはきっと笑顔で老いていくことなんだろうけれど、 スタート地点でそんなこと教わらなかったからね。 たくさん無茶をしすぎたよ。馬鹿なマネも一杯した。 でも、今日そのことを責める必要はない。自分を苛む必要も。 海岸沿いをスクーターで走って行って、 遠のいていく不幸せという呪縛。 もう自分をそろそろ解放してもいい頃だろう。 拾った貝殻は悪い夢と想い出を閉じ込めるための容器。 もう一度朝が来たら、 幸福と呼ばれるマストを頼りに、 もう一度生きながらえる。 なぜ? なんて問いかけは、 もういらない。



終着点 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 1826.1
お気に入り数: 2
投票数   : 4
ポイント数 : 0

作成日時 2022-09-20
コメント日時 2022-10-11
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/03/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1826.1
2024/03/19 11時47分58秒現在
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    作品に書かれた推薦文

終着点 コメントセクション

コメント数(10)
yasu.na
作品へ
(2022-09-21)

この作品は良いと思います。今読んだばかりで、この感動をどう書けばいいのか分からないのです。

1
空色のこころ
空色のこころ
作品へ
(2022-09-21)

この詩の「終着点」が好きです。(タイトルの付け方も) 終始自分への語りかけで構成されていると思うのですが、 必要以上に露悪的でも独善的でもないため、自然にすとんと落ちてきて、 最後にたどり着いた終着点を応援したくなりました。 そして読後は読者にも、そっと我が身を振り返らせてくれる 余白のようなものが残されている気がして、素敵な詩だと感じました。

1
stereotype2085
yasu.naさんへ
(2022-09-21)

コメントありがとうございます。この詩は僕の元々持っている様式美や定型的なスタンスを一度崩して、素直に書いていったのですが、その素直さが届いたようでとても嬉しいです。ありがとうございます。

1
stereotype2085
空色のこころさんへ
(2022-09-21)

コメントありがとうございます。優しい気持ちで、本当に現時点での「終着点」という気持ちで、この詩は書いたので、その想いが届いたのは嬉しいです。読後感は、この作品においては技術的なものではなく自然体な気持ちで生まれたものなので、それが読者に響くというはとても嬉しい発見でした。素敵なコメントありがとうございました。

2
つつみ
作品へ
(2022-09-21)

今を生きることが未来になる。海と空の風景を巧く使いながら、前向きに生きようという気持ちが伝わる良い詩だと思いました。

1
stereotype2085
つつみさんへ
(2022-09-21)

コメントありがとうございます。今を生きることが未来になる。本当ですね。今の連続が未来ですからね。一瞬一瞬を大切にしたいです。実は前作が絶望と諦念のかたまりのような作品を作ってしまったので、今回はベクトルを変えようと。それと何か一つ突き抜けたんでしょうね。絶望するのにも飽きてきたというか。こう言うとおかしな話でもありますが。

0
Snydam
Snydam
作品へ
(2022-10-08)

勝手な解釈で、こんな事を書くとヘミングウェイファンの方から怒られてしまうかもしれませんが、「老いていく」、「もう一度朝が来たら」、「マストを便りに」といったフレーズに、現代を舞台に設定した、現代詩版『老人と海』のような印象を受けました。 「先行きは不透明」で「たくさん無茶をしすぎた」けど「もう一度生きながらえる」という終わり方に、使い方が合っているか分かりませんが、ハードボイルドを感じました。

0
stereotype2085
Snydamさんへ
(2022-10-10)

コメントありがとうございます。現代詩版「老人と海」。素敵な解釈ですね。この詩は僕の等身大で着飾りのない心情を描いたものなのですが、意外と好評を得て不思議な気分です。もっといい自作品はあるのに、と思ったりする自分に笑ったりしてしまうのですが。とにかくも衒いのない文章、作風がいかに好まれるか、という気づきを僕に与えてくれた作品でした。

1
エイクピア
作品へ
(2022-10-10)

拾った貝殻が象徴的ですね。貴方の存在。自己憐憫だと言う声。もしかしたらこの詩の登場人物は、神を意識して居るのかもしれません。もう一度生きながらえる、こんな詩行にははっとします。笑顔で老いて行くと言うチョイス、選択と言うよりは現実そのものなのかもしれませんが。

0
stereotype2085
エイクピアさんへ
(2022-10-11)

コメントありがとうございます。貝殻と紙袋。この二つがこの詩の一つの鍵にはなっていると思います。紙袋は多分名前もない人々の象徴なのでしょうが、悲しげでありながらタフネスさを感じるところが自分でも好きです。笑顔で老いていくというのは、ご指摘の通り良き現実なのかもしれません。

0

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