小さくも大きくもない、只の恋のうた - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

真清水るる

時の名を考える

奇妙な味わい

時の名前、おもしろい発想です。黒髪ワールド炸裂です。

yamabito

声明 流木から

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

魔法はある 犬ver

うまいと感じました(内容は15禁)

レスが少ない順から眺めていったんですが、埋もれてましたので掘り出しました。

yamabito

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち❤️久遠恭子

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち❤️久遠恭子

初恋

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち❤️久遠恭子

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち❤️久遠恭子

藤の花

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち❤️久遠恭子

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち❤️久遠恭子

犬のしっぽ

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち❤️久遠恭子

あなたのために

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

十月

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

真清水るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

死んだベテルギウス

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

七月の雨

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow

桃太郎の神殿

幻想的な具体、具体的な幻想

時刻、刻々、刻むということは生きるということである。生きる、生まれる、死を予感する全ての事象が望む新たな幻想、書かれるべき詩、読まれるべき詩がここにある。

狂詩人

優しい人が好き

淡くうかびあがる差異のせつなさ

自分にとって「優しい人」と他者にとって「優しい人」は同じ「優しい人」だろうか。同じ言葉を使っていながら思いうかべるものは同じだといえるだろうか——

沙一

死ね、ニュートン

こいつはいい

こいつはいいよ。文体とイメージは翻訳ランボーの剽窃だが詩の勢いはホンモノ。

豆大福の日

ひとつ私に くださいな。

仮に、お伽噺のような平和があるとしても 敵は、存在するする。人には 雉、猿、そして犬のようなタイプの人のように個性が色々であっても、共通する敵が いる。敵に勝つために、もっとも大事なことは、共通する喜びに きがつくこと

真清水るる

ひらいて、とがって

ひらひらとひらかれひかれて

ひざこぞう、に出逢ってください。そして手をのばして作品の言葉にためすすがめつ、触れてほしい。

ほば

薬売り

胡散臭さがたまらない

怪しいものや不思議なものが好きな方におすすめしたい、世にも奇妙な掌編——

沙一

書かざる言わざる、雄弁に水銀を

黙って笑ってろ、沈黙は金

これを見ているあなた、恥ずかしくはないんですか? 答えられないのですか。 なんでですか。 理由があるという訳でもないのですか? ああ、そうか。 全部、冗談だというのですね。

鳴海幸子

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小さくも大きくもない、只の恋のうた    

 こころを必死に分析して解体していたら遂に分裂してしまった。言葉はバラバラになって床に散らばり、部屋の間取りは極端に大きくなったり小さくなったりの伸縮を繰り返しながら、結局は二階建ての木造家屋、和洋折衷といったところに落ち着いて、ステンドグラスに照らされる大きな階段を昇るとそこが先生の部屋だった。  十畳程の部屋は旅館の部屋をそのまま切り取って来てここに設置したものだ、どういうわけか、部屋の一番奥の窓からは光が差し込むばかりでそこから外は覗いてはいけないことになっているらしい。階段を昇ってすぐ左手には障子で囲まれた三畳ほどの狭い部屋があり、寝返りを打って階段側の障子を破ってしまえばそのまま転落するからくりになっていて、消防法だか労働基準法だか、詳しいことはすっかり忘れてしまったが、何かしらの法律に重大に違反するらしい。  ここの家主の親切な取り計らいだということなので、そこの三畳にしばらく立て籠もる心積もりで、布団を敷いてから送られてきた有象無象を壁際の本棚に全て詰め込んで、ウィスキーを呷りながらヴェンダースの子育て失敗映画を観た、タルコフスキーは首都高速までしか記憶がない、あと馬を燃やすのは良くないと思います、ゴダールは分裂していました、ヌーベルバーグは哲学者の名前だと思っていました、すみませんです、罪と罰、頬を抉る夜の青梅街道、その夜、私の恥ずかしい寝言はここの家主である未亡人とその娘のお嬢さんに筒抜けだったらしい。  翌日の朝食の折、お嬢さんが語ったところによれば、私は一晩中雉の鳴き声を真似して「ケーケーケー」と叫んでいたらしい。お嬢さんは軽蔑とも恋慕とも取れるような、はにかんだ笑い方をして、ちらっと私の顔を見た。私が食事をしている間中、何かとチラチラ私の顔を見ていた。私もさすがに自惚れの気持ちもないところから自然に湧き上がってきて、ちょっと得意になってきた訳で、目が合った瞬間にウインクしてしまったのは、もはや彼女の責任である。  思い出すだけでも顔面が沸騰しそうだ、壁という壁に頭を打ち付けて、布団の上でのたうち回り、障子に体当たりしながら「ケーケーケー」と叫んで激しく悶絶踊り。障子の格子を器用に十連打で立て続けに破り抜くと、大きく反り返った私はその反動で倒れ込みながら激しく頭を障子の木枠に打ちつけた。  階段を昇ってすぐ左手にある障子で囲まれた三畳ほどのこの狭い部屋は、階段側の障子を破って飛び込んでしまえば、そのまま転落するからくりになっていて、消防法だか労働基準法だか、詳しいことはすっかり忘れてしまったが、何かしらの法律に重大に違反しているらしい。お嬢さんの後日談によれば、二メートル近くを美しく落下した私は、まるでニュートンの前を落ちた林檎のようだったという。  救急車で搬送された私は器物破損という何やら不可解な罪状で起訴されたらしいが、お嬢さんの取り計らいで事なきを得た。殉死でもするおつもりだったのかしら、馬鹿馬鹿しい、あれじゃあ私が悪者みたいじゃないか。そう呟いてお嬢さんはどこから手に入れたのだろう、古いモデルの千円札をわざわざ私の目の前にかざしてから長辺方向にスパッと切り裂いた。こうして、だいたい百万円分くらいの千円札旧紙幣はことごとく分裂に帰した。犯罪はことごとく床に散らばり、病室の間取りは極端に大きくなったり小さくなったりの伸縮を繰り返しては、最後に彼女の掌に包まれて私の額の上に優しく乗せられた。  私の恋の始まりだった。


作成日時 2019-07-01
コメント日時 2019-07-21

小さくも大きくもない、只の恋のうた ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 1865.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 30
#テキスト #酷評OK
項目全期間(2022/07/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性71
可読性50
エンタメ71
技巧61
音韻00
構成50
総合ポイント303
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性3.53.5
可読性2.52.5
 エンタメ3.53.5
技巧33
音韻00
構成2.52.5
総合1515
閲覧指数:1865.7
2022/07/07 19時43分11秒現在
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    作品に書かれた推薦文

小さくも大きくもない、只の恋のうた コメントセクション

コメント数(7)
ふじりゅう
(2019-07-13)

これは、なんだろう 笑 元ネタは「小さな恋のうた」であることは間違いないと思うのですが、可愛らしいラブソングとしてストレートに恋を歌ったあの曲に対して、こちらはナックルのようにぐにゃぐにゃとねじ曲がった恋の始まりが書かれてあるようです。 これは恋なのか? 笑 とりあえず主人公が、ケーケーケーと騒いでのたうち回っている描写が強烈です。 元ネタを微塵も感じさせない異常な世界と、どこかセンチメンタルで弱い心を思わせられる主人公が魅力に感じました。

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survof
(2019-07-14)

ふじりゅうさん コメントありがとうございます!これはですね、コメディーです、笑 >これは恋なのか? 笑 もちです!実はこの作品の下敷きになっているのは「小さな恋のうた」ではなくて、というか「小さな恋のうた」はもうほとんど無関係で、実は元ネタは夏目漱石のかの有名な「こころ」で、私は過去に何回か読んでいるんですけど、毎回思うんです、お嬢さんかわいそうすぎない?あと夏目漱石ってちょっと女性不審っていうか、ミソジニー入っているところありますよね。もちろん彼の小説に出てくる女主人公って魅力的な人が多いんですけど。「こころ」のお嬢さんだって、別に変にあっちこっちの男の気をひこうとか(まあ、そういう気持ちもあったのかもしれないですけど)そんなんじゃなくて、若い男の人が同じ屋根の下に二人もいたから単純に仲良くやりたかっただけなんじゃないでしょうか?(ってやっぱり、二人から好かれたかったのかな、ちょっとわからなくなってきました)。男性って異性からの行為をシンプルに恋愛感情と結びつけますけど、女性って意外とそうでもなかったりして、恋愛感情と友情の間くらいの感覚なのかもしれません。っていうか、そういう感覚がいわゆるサークルクラッシャーなるものを生み出してしまうのではないかと、そう思った夏目漱石は「無意識の偽善者」という言葉を使ってそうした女性のなかにある無自覚な破廉恥を糾弾しようと、三四郎の美禰子なる人物を作り出したのだとか、いやそれちょっとわからなくなりました、この話を続けるとユングとかフロイトとか出てきて面倒臭くなる系の何かしらから激しく突っ込まれて玉砕する気がするので、知ったかぶりはこの辺にしておきますけれども、とにかく「こころ」ってもうとにかく変な小説なんです。明治の精神に殉死とか、もうなんか昔のインテリの考えることは難しすぎて、私はどうしても好きになれなくて、じゃあなんで何回も読んでるんだってことになるんですけど、まあとにかくKが自殺したのは失恋が原因じゃないっぽいです、でもやっぱりお嬢さん美人だったと思うんですよ、だからやっぱり失恋だと思います。とにかく、「こころ」においてはとかく不遇な陰の主人公「お嬢さん」。私はそのお嬢さんに恋をしたのであります。あまりに不遇だから、せめて私なりのハッピーエンドを用意してあげたいと、そう思ったのでありますが、実はここまで全部嘘でございます。本当は適当に、面白い文章が書きたくなって、ただ自分のためだけに自分が笑える自分のための文章を書いてたら途中から「こころ」のオマージュみたいになって、いつのまにか恋愛ネタになったので、最後に「小さな恋のうた」っていうたしかどこかのフランス映画のタイトルを拝借して、それをベースにこのタイトルにしたわけなのでありますが、ググったところ、最近「小さな恋のうた」っていう歌が流行っているということを初めて知った次第であります。といってもその映画も最近流行ってるその曲も全然知らないんですけどね、ようつべで動画をみたのですが、途中で飽きてしまいました、笑 ちなみに夏目漱石は全部は読んでいないんですけど「猫」と「三四郎」「彼岸過迄」が好きです!

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田中修子
(2019-07-19)

私の作品に素晴らしい、素晴らしい評をありがとうございました。本当に感動しました。詩は双方向ですね。 「帰宅遊泳」を拝見して、あの評を書ける人がこの作品は甘いだろう、というのが本音でした。 もっと透き通った文章をかける人だと。 こちらの作品を拝見して、あ、こっちが本質なんじゃないかな、となんとなく思いました。 とんがったギャクのような、あるいはほんとの狂気のような。笑いと狂気ってスレスレだと思うんだけども、面白い文章になってる。 そしてふじりゅうさんへの返信で、本人のキャラっぽい何かと作品がつながって、再度読み直すときには含み笑いをしたのでした。

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survof
(2019-07-19)

田中修子さん コメントありがとうございます!光栄の至りです。 >「帰宅遊泳」を拝見して、あの評を書ける人がこの作品は甘いだろう、というのが本音でした。 >もっと透き通った文章をかける人だと。 ぬぬ、、鋭いです、汗。やっぱり甘いし、ぬるいですよね・・・。こういうご指摘は素直にありがたいです! いやあ、透き通った文章ってものすごい憧れるんですけど、なかなか難しくて、いつも書いては失敗してます。 話がいきなり変わってしまってアレなんですが、好きな服と似合う服って違うじゃないですか? 例えば、真っ白なオックスフォードシャツってすごく憧れるんですけど、自分が着るとなんか怪しい人になっちゃうんです。でも襟なしの黒いコットンシャツだといけたりする。 私は須賀敦子さんの作品がとても好きで、そこから始めていろんな日本文学をきちんと読むようになったのですが、須賀敦子さんはじめ、あのような研ぎ澄まされた透明な日本語の文章って本当に憧れますし、できれば自分も「身につけてみたい」んです。でも、もしかしたらそれは好きだけども似合わない服なのかもしれない。どちらかというと、今回みたいな作品が「似合う」文章なのかもしれないのかな・・・なんて思ったりします。 >とんがったギャクのような、あるいはほんとの狂気のような。笑いと狂気ってスレスレだと思うんだけども、面白い文章になってる。 今回のような文章を書いた時は、面白いとか、笑えたって言われるのが何より一番嬉しいです! 笑いと狂気は本当にスレスレ、というか私の場合、多分その境界をすでにだいぶ越えてしまっている気もするんですが、割と素で書いてるんです。なんかこういう文章ならもう本当にいくらでも書けそうな気がするんですけど(というか止まらなくなって何だかやばいことになるかもしれませんが)、どこかでそういうのに甘えちゃいけないな、っていう気持ちもあって、憧れも憧れで大切にしながら、たとえ自分にとっては難しいことであるにしても、継続的に挑戦していきたいな、という気持ちもあったりします。でも今回のような作品を書いているときって素直に楽しくて、リラックスしていて、しかも自分で自分が書いたものを読んではクスクス笑っているので端から見たら確実にヤバい人になっていると思います、笑。 はっきりいえるのは、自分のなかにある「狂気」みたいなものを自分なりの「笑い」に昇華する作業というのが(それは意識的だったり、無意識的だったりするのですが)自分にとっては非常に大切で、おそらく自分が死なずに生きていく上で一番大事なスキルの一つなのかもしれない、ということです。 一方で「帰宅遊泳」みたいな文章は、たとえば憧れの白シャツを着れるようになるために日々筋トレに励んでみたりとか、同じ白でも似合う白の色合いを一生懸命探したりとか、いろんな生地やパターンの白シャツを試してみたりだとか、あるいはちょっと細かいストライプが入った白を試してみたりとか、もしかしたらそういう系統の作業の一環なのかもしれません。ただ、感受性を鋭いままにしておくことって私の場合かなり自滅的で、日常生活に相当響くので、そのあたりの加減が本当に難しいです。むしろ普段はなるべく鈍感でいられるように努めている気がします。 研ぎ澄まされた感性で透き通った文章を書ける方って本当に尊敬します。 また機会がありましたらアドバイスやご感想などいただけるととても嬉しいです。ありがとうございました!

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千才森 万葉
千才森 万葉
(2019-07-20)

読ませていただきました。 うん、すごくコメディ(笑)  こころは、心じゃなくて小説の方だったんですね。最後に出てきた旧千円札で気がつければ良かったんですけど、途中が色々ありすぎて、最初のこころがどこかへ行ってしまってました。入り込んでしまった。 こころは子供の頃にちょっと読んだ、はず。文豪と呼ばれる方々の作品は難しいので(面白さが現代の面白さと違いますから)敬遠してましたね。大人になってから読もうとしたら、文章の上手さに嫉妬してしまって内容が入ってこなくなったり。 こころを分解している間に寝落ちしたら、こんな夢を見たんだ。そう言われると大いに納得しそうな作品です。 わたしの注目点は、突拍子もない出来事が切れ間無く続いているのに、現実を感じられるところですね。舞台や言動の不思議さが、無理なく想像できるギリギリのところを突いてるんですよ。 >十畳程の部屋は旅館の部屋をそのまま切り取って来てここに設置したものだ、 >階段を昇ってすぐ左手には障子で囲まれた三畳ほどの狭い部屋があり、寝返りを打って階段側の障子を破ってしまえばそのまま転落するからくりになっていて、 >私は一晩中雉の鳴き声を真似して「ケーケーケー」と叫んでいたらしい。 こういうところですね。実際には無理かもしれないけど、やろうと思えば出来そうな気もする。そんな境界線付近の出来事は想像していて楽しいです。 突拍子が無いお話でも、立ち止まること無く、読み進めながら情景を想像できるのは強みだと思います。まして、こういう笑いを求める作品は、読者にストレスを与えない方が素直に楽しめる気がします。その点でも好印象でしたね。 こころから分裂したお話は、最後に肖像画を分裂させて終わった。いや、新しいお話が始まったのかな。 もしくは、こころという作品の呪いに囚われて、どこか不思議な世界へと引き込まれていった私が、お嬢さんの手で呪いが解かれ元の世界へと戻ってくるお話、そのようにも読めました。 個人的に気に入ったところは、障子を破ると転がり落ちてしまう部屋でした。障子って不思議な物で、向こう側のシルエットは見えるものの、姿を見ることは絶対に叶わない。障子を挟んだ反対側には、何があるのかわかる気になるんですけど、実際のところは知らない。 隣のことがシルエットでしかわからない(わかってしまう)狭い部屋。頭が変になりそうですね~。この感覚を味わえる舞台が 良かったです。 んー、一つ一つの文章が、『こころ』という作品にもの申す、と言ってるんじゃ無いかって疑いたくなってきます。後で読んでみようかな。20万文字ほどかぁ。 確か、解釈の難しい作品だったような。読み終えた直後、間を置かずこの作品を読むと、ツボにはまりそう。 この手の作品へのアドバイスってどんなのがあるんだろう? アドバイスを読んでみたい気もしますね。

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千才森 万葉
千才森 万葉
(2019-07-20)

そうだ! 追記です。 白い迷い家/黒い家へのコメントありがとうございました。 何だか凄くもったいないお言葉をもらってしまったぞと恐縮すると同時に、ハードルが物凄く上がっているので、次は何を持ってくれば良いのだろうかと恐々しているところです(笑) 昔の有名作品も読んでいかないとな~。子供の頃は推理小説なんかも読んでいたんですけどね、成長するにつれてライトノベルだけになってしまったのです。 あまり期待を裏切るような物は書きたくないです←もう書いてしまいましたけど…… でも、多分、色々試した作品も挙げるかもしれません。 わたしはしがない趣味人ですからね~。 ではでは、ありがとうございました。

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survof
(2019-07-21)

千才森 万葉さん コメントありがとうございます!小説書きの方に読んでいただけて嬉しいです。 >うん、すごくコメディ(笑)  でしょ、でしょ?笑。やっぱり投稿してよかった! >こころは、心じゃなくて小説の方だったんですね。 文章書き始めたときは小説の「こころ」ではなくて心のことを書こうとしたんですけど、最初の文章を書いたあとに小説の「こころ」を思い出して一気にそちらに寄せました。自分の書き方ってものすごく気まぐれなところがあって、この作品はほぼ書きなぐりのような勢いで書いたのですが、書きなぐれる時のほうが作品としてまとまりがいいような気もします。 それにしても文豪の作品は本当に文章がうまいですよね。個人的に最近すごくはまっているのは太宰治です。なんだろう、多分現代的な感性で読んでも面白いです。しかも結構笑えるんです。なんか陰気臭いナルシストなイメージしかなかったので敬遠していたのですが、中期の作品などは本当に文章も伸びやかで人間味溢れる感じで、特に言葉のリズムの紡ぎ方も、もしかしたらラノベ方面にも活かせるかもしれない、と思うほど、読み手を捉えて離しません。ちなみに後期の「人間失格」とか「斜陽」とかから読み始めると嫌いになる人が多いと思うので、ああいうのはどちらかというとコアなファン向けだと思います。 夏目漱石の「こころ」は最初に読んだのは自分も中学生くらいのころで、その時読んだ印象で「こころ」の舞台となる家の間取りみたいなものが勝手に出来上がっていて、そのイメージを描写するところから始めました。ステンドグラスのある階段とか、引用していただいた部分などがちょうどそれにあたります。でも、最近また読み直して見たら、間取りも何もかも全然違くて、その記憶は捏造だってことが判明したんですけどね、汗 >こころという作品の呪いに囚われて、どこか不思議な世界へと引き込まれていった私が、お嬢さんの手で呪いが解かれ元の世界へと戻ってくるお話、そのようにも読めました。 おお、なるほど。そういえば自分は自分で書いていて、ちょうどこれと同じような感覚でした。書いてて途中どうやって落とし前をつけようか、って感じだったんですけど、千円札の夏目漱石を破り捨てるあたりから出口が見えてきて、最後は無事?、正常な(多分、笑)なところに戻って来れたのでちょっと安心しました。ときどき異常なまま戻って来れないときがあって、そういうときは無理やり戻すしかないので終わり方が唐突になってしまうんですけど、今回はわりとスムーズに軟着陸できた感じがします。 >個人的に気に入ったところは、障子を破ると転がり落ちてしまう部屋でした。障子って不思議な物で、向こう側のシルエットは見えるものの、姿を見ることは絶対に叶わない。障子を挟んだ反対側には、何があるのかわかる気になるんですけど、実際のところは知らない。 >隣のことがシルエットでしかわからない(わかってしまう)狭い部屋。頭が変になりそうですね~。この感覚を味わえる舞台が良かったです。 自分で書いておいてなんですけど、この部屋変ですよね・・・。なんでしか知らないんですが、自分のなかで「こころ」の舞台ってこんな風になっていて、Kはここに住んでいて、ここで自殺しちゃうんです。やっぱりプライバシーがあるようで、本当はほとんどないっていうこの狭い三畳部屋が原因でメンタルやられてしまったのかもしれません。やはり、メンタルを守るためには住環境、結構大切です。 「こころ」はそうですねー、私にとっては毎回読むの結構しんどかったです。というかなんか読んでてちょっとイライラするので、本当、旧紙幣の千円札大量に用意してビリビリ破いてやりたくなります、笑。でも、ツッコミいれながら読みとそれなりに面白いかもです。先生の遺書の分量、途中で増えてない?とか、そもそもその分量の原稿用紙、懐に入らなくない?とか・・・。でも本当にいろいろと解釈できる作品だと思いますし、そういう解釈とかを読むのも面白いのでぜひ一度読んで見て欲しいかもです! >何だか凄くもったいないお言葉をもらってしまったぞと恐縮すると同時に、ハードルが物凄く上がっているので、次は何を持ってくれば良いのだろうかと恐々しているところです(笑) >昔の有名作品も読んでいかないとな~。子供の頃は推理小説なんかも読んでいたんですけどね、成長するにつれてライトノベルだけになってしまったのです。 なんだろう、いろいろ実験のための場所にするってのはどうでしょう?で、それをラノベのほうに活かす的な。 ラノベは自分もいくつか好きな作品あります。どれも有名どころですけど「人類は衰退しました」が一番好きです。あと最近は他の本と並行して「俺ガイル」読んでます。「俺ガイル」の主人公のグダグダした思考ってときどきものすごく考えさせられるものがあったりするので、そういうときに立ち止まって深く考えてしまいますね(あの作者って実は教養がすごいと気がします)。 どちらにしてもコメントありがとうございました!

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