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雨粒   

作成日時 2019-07-01
コメント日時 2019-08-17

ワンテンポ 遅れて ランダム 合流 加速して、落ちる 今まで何人てるてるぼうず殺したかな、 わたし。


項目全期間(2019/09/16現在)投稿後10日間
叙情性90
前衛性00
可読性30
エンタメ30
技巧80
音韻00
構成00
総合ポイント230
 平均値  中央値 
叙情性2.31.5
前衛性00
可読性0.80
 エンタメ0.80
技巧22.5
音韻00
構成00
総合5.83.5
閲覧指数:968.9
2019/09/16 05時46分38秒現在
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コメント数(7)
ふじりゅう (2019-07-13):

これはなかなかいい作品ではないでしょうか。 わたし、は雨のことだと仮定しました。合流したり、加速したりして落ちる雨=わたし、が、子供たちの願いがこもったてるてる坊主を、一体何人殺してきたのだろうと。そう読み取ると、なんか面白い構図だと感じました。

鈴木夜道鈴木夜道 (2019-07-13):

学校開放日に訪ねる小学校。 教室に貼られた この小さな詩文を見つける。 子どもたちの日々の情操に染み込ませるために 女教師が選り好んだ この謎かける隠喩の前を 父母たちは視線ひとつ乱さず 過ぎ去るが 喉の奥で微量の何かが 隠れて分泌されるのを共有する。 そして追懐する。 自らの子どもたちが育ちゆくこの部屋で。 体液がからむ音は流れ続け いつしかふたりの滑る腰は 固有の快感の律動を わずかな誤差で調和させることをおぼえた。 手をつないだ氷上のふたりのように 甘怠いしびれは合流し 腰は加速し疾走し 女は落ちてゆき 男は消失した。 男がぬぐい取る 腹に落ちた体液の めずらしい白さと たちまち体温を奪う液体の冷たさに 女は てるてるぼうずの叫びを想う てるてるぼうずは大きくなって いま クラスメイトと笑っている。

沙一 (2019-07-13):

雨粒と雨粒が、ランダムにくっついて落ちていく様子は、どこか人と人の出逢いのようで。それを眺めている作中話者の視線には、哀愁を感じさせられます。 今まで何人てるてるぼうず殺したかな、 わたし。 とてもすてきな詩行です。 願い、喪い、それでも人は願わずにはいられないのでしょうね。

佐々木 (2019-07-14):

今回は、情景としては単純に窓の雨粒を眺めている女が、梅雨な上に天気予報で明日が雨だと分かっているにも関わらず、明日首を落とさねばならないてるてる坊主を作っているようなイメージです。 ただ雨粒は人の感情であったり人間関係そのものであったり、てるてる坊主は予定された未来を受け入れたくなくて、呪いの儀式に縋ってでも願ってしまう感情そのものとして考えておりました。 ふじりゅう様 度々コメントありがとうございます、有難いお言葉にたいへん励みになります! 雨=私は、私も言われてそれも良いなとおもいました…! てるてる坊主、子供の玩具かもしれませんが、どの世代にとっても晴れの日を願う一番身近な形代かと思います。 鈴木夜道様 このような稚拙な文章に深く読み込んでいただき、またコメントまでいただきありがとうございます! やはりてるてる坊主からは子供を連想するのでしょうか?私は生贄だと思っていたので解釈が新鮮でした!それとも子供自体が親の生贄なのかもしれませんね。 沙一様 コメントありがとうございます、そして身に余るお言葉を本当にありがとうございます。 まさしく、そのようなイメージで書いたものでしたので、伝わっていることがたいへん嬉しいです。低気圧は憂鬱を連れてくるから… 一番山場となる場所もご理解いただき本当にありがとうございます!

鈴木歯車 (2019-07-14):

>ワンテンポ >遅れて >ランダム >合流 >加速して、落ちる には、ふじりゅう氏のおっしゃる通り、ぼくも雨粒を連想しました。 >今まで何人てるてるぼうず殺したかな、 >わたし。 てるてるぼうずは首吊りに見えるので、これにはいけにえ(人柱)としての意味も感じました。 ただ欲を言うと、もうすこし長めの詩が読みたいです。

佐々木 (2019-07-16):

言葉は相手に伝わった瞬間からその相手のものになるので、私が一応このつもりで書いたということを言っていても、もし良ければ、受け取ったままの気持ちを飲み込んでいただければ、それが一番幸いです。よろしくお願いいたします。 鈴木歯車様 コメントありがとうございます! 長めの詩は私も書いてみたいと思ってはいるのですが、書くにあたって語彙と表現と、言葉の意味の理解、そして何より多くの言葉を使わなければアウトプットできないほどの感情や思想が必要かと思います。 私にはまだそれほど大きな感情や思想の持ち合わせがありませんので、いずれ大きな気持ちに出会えたとき、挑戦してみたいと思います! 今回は極短い詩ですが、ご一読いただき、誠にありがとうございました!

カオティクルConverge!!貴音さん (2019-08-17):

言葉を削いで削いで 必要最低限の言葉の中に 雨の情景と人の心情を描けているかと思います

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