シュガー・ブルース - B-REVIEW
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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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だれのせいですか

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

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シュガー・ブルース    

命を頂いて生きている だから頂きます、というらしい けれどそれはそんなにありがたく 罪深いのだろうか 鶏が産み落とした精の無い 卵をいくつも使ったケーキは 悪徳の味がするのか 命を失った肉は血も冷たい サトウキビたちを殺して作った 砂糖のなんと甘いことか 甘さゆえに積み重ねられていく シュガー・ブルース 廃糖蜜さえ酒に変え 菓子に紅茶に仔羊に ラムをひとふり なんと罪深い シュガー・ブルース いつまで耳を塞いでるのさ 血が流れる音がしているよ 父を、母を、祖母を、兄妹を 友人を、見知らぬ人を、異国の人を 犬を、太陽を、宇宙を、蟻を 殺して、滅ぼし尽くし 路地裏で飢える人を 戦場で潰える生命を 親を亡くした子供を みつめながら歌うのさ 血が流れてるその傍らで シュガー・ブルースを歌うのさ 耳を塞いでる暇はねぇ 夢だ希望なんて玩具箱にしまって 蛇の潜む草叢に踏み出して 精のある卵を手に入れてごらん バロットを噛み砕いて血も肉も骨も 余さず食べ残さず、生きる糧から 目を逸らすな、そいつもきみを観ている 互いの首を締めあうような生き方が 生きてるってことじゃないか そんな労苦のあとの 食事は美味いだろうさ、甘いだろうさ そんな時、シュガー・ブルースを歌うのさ 耳を塞いでる暇なんてないよ 歌えよ、シュガー・ブルースを 前奏は頂きますから始めようか 罪深くもありがたくもない、互いの 生命を晒しているなら、ただ断るだけ 頂きます、と否応もなくね


シュガー・ブルース ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 1049.4
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2019-02-02
コメント日時 2019-02-12
項目全期間(2024/04/19現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1049.4
2024/04/19 08時30分19秒現在
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    作品に書かれた推薦文

シュガー・ブルース コメントセクション

コメント数(13)
今野よーよー
(2019-02-02)

言葉にしっかりとした主張があり、リズムも良い、いい詩だと思いました。 僕の耳にも幾多もの生命を殺してきた人類の罪深いシュガー・ブルースが聴こえてきます。

0
ほば
(2019-02-02)

今野よーよー@poet 様 たしか元ネタのシュガーブルースは砂糖の過剰摂取からくる憂鬱さを歌っていたと思います。そこからはかなり離れてイメージだけいただきました。罪深いのか、そうでないのか、は読み手に色々考えて頂けたらと思います。リズムの良い詩というお言葉は嬉しいです。ありがとうございます。

0
環希 帆乃未
(2019-02-03)

帆場さんらしい、詩っていうのも変ですが。毒をはらんでいても、良い詩はよいですね。ありがとうございます。

0
ほば
(2019-02-03)

環希 帆乃未 様 毒が薬に転じるような詩を書いてみたいですが、いまは毒の刺激しか書けてないですね。ありがとうございます。

0
左部右人
(2019-02-03)

初めて読んだ時、素通りした。 二度目に読んだ時、切実さを感じなかった。 三度目、自身の読み違いを疑った 。 四度目、作者の意思を強く感じた。 5度目の今、感想を書きたい。 「互いの首を締めあうような生き方が 生きてるってことじゃないか」 という文章が、ありきたりだけど 、この詩の中で生きている気がした。5回も読める詩だ、私はこの詩が好きだ。ただ一点述べるのであれば、「異国」や「戦場」といった、私たち(作者の日常に「戦場」も「異国」もあるのであれば申し訳ない)の日常の外にある情景を書く必要がこの詩にはあったのか、ということだ。作者のパーソナルな、身近な話題と取り替えても、詩としては成立すると思われるし、強度としても上がるのではないかと、思った。

1
ほば
(2019-02-03)

左部右人 様 異国、日常のくだりは後付けなんですよね。ご指摘の通りです。異国の人に関してはぼくの日常にはそれなりに関係するのだけれど、日常であるとしたらより具体的な骨格を持たせるべきでした。挙げたことがらが装飾に成り下がってしまったところがあるかもしれません。推敲の参考にさせていただきます。ありがとうございます。

0
ほば
(2019-02-03)

左部右人 様 間違えて送信してしまった。5回も読める詩、好きな詩であるというお言葉が何より嬉しいです。

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ふじりゅう
(2019-02-04)

 拝見しました。良いですね。頂きますをもっと大切に、という意見なら聞いたことがありますが、頂きますに懐疑的な目線からスタートする内容が斬新に感じました。

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ほば
(2019-02-05)

ふじりゅう 様 コメントありがとうございます。ぼくはとりあえず、疑ってかかる性格だからでしょうね。斬新、内容も斬新にしていきたいです。

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社町 迅
(2019-02-05)

「文化的」に、罪深いことだとか有難いことだとかいう教えを、食前の挨拶で処理してしまう生活。何かしらの学問的には生命維持のための行動でありながら、命のやり取りからぐんと距離を離してしまった行動。 バロットというものはまだ文化的の範疇でありながら生を感じるものですね。何かと何かの境界にあるものは危うい魅力があると思います。 >生命を晒しているなら、ただ断るだけ >頂きます、と否応もなくね は何でしょう、最高にアダルトな締めだと思いました。

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ほば
(2019-02-06)

社町 迅 様 感謝して食べなさい、とよく言われますね。一見、疑問を挟む余地はないように当たり前のように言われる言葉には、やはり懐疑的になってしまいます。頂きます、という言葉の意味を自分のなかで考えて使いたい、と思いながら書きました。バロットについても言及していただき嬉しいですね。ありがとうございます。

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stereotype2085
(2019-02-11)

タイトルが良い。ライトポップな文学でありそうなタイトル。村上龍の「イン ザ・ミソスープ」みたいな。内容は辛辣で読む内に少し気が重くなってきますね。最終節の開き直りで救われた感がありますが。この詩のタイトルの持つイメージ。もう既にモラルとか倫理などが取っ払われたイメージとは内容は少し離れていたような気がします。僕自身の期待とあくまで感覚的な視点からですが。いずれにせよ僕を大きくインスパイアしたタイトル、モチーフであったのは確かです。

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ほば
(2019-02-12)

stereotype2085 様 おぉ⁈ タイトルを褒められたのは初めてかもしれませんね。アンモラルな憂鬱さ、そういう描き方もあったかもしれないですね。ただこの作品に込めたのは単に頂きます、という食への疑問だけでなく他にもあり、内容的には重たい作品になっています。タイトルにあわせて文体もブレイクして描けたらまた違う顔を、この詩は見せてくれるのかもしれないですね。タイトルがライトポップなイメージ、何やら嬉しいです。ありがとうございます。

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