ダンスダンスダンス - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

TOKYO

不良天使の幻像

広大さと、小さなもの、神聖さと、世俗的なものの、コントラストに富んだミニチュア——

沙一

風景を食む

我々も本作の出来に食まれていく

この良さは読まぬと分からぬが、読むと確実に心が仕留められる。独特の風景の描写は人の記述がないからこそ冷涼な空気を作り出す。

ふじりゅう

失踪

現代詩が現代であることを実感できる

古風な詩作品から一線を画した作風に我々は驚く。

ふじりゅう

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ロシヤ、という響きの不思議さに、貴方はもう逃れられない。。。

ふじりゅう

フィラデルフィアの夜に Ⅻ

フィラデルフィアシリーズ最新作!

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ふじりゅう

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ダンスダンスダンス    

うろたえてたゆたってなりふりかまわず花と咲いて彷徨って履き違えて止むに止まれず泡と消えて、保健室で見た淡い夢なんだろう、理由もなしに擦ったマッチなんだろう、頭に乗せたりんごでなく僕の心臓を射抜いてくれ この世の全てに恋をして 虫になろうとしていた僕に あの人が手渡した一枚の栞 丁寧に差し出され 丁寧に受け取った 羽ばたくとしても鳥でない悲しみならば 大切なものを失いたい 怖気づいて、 断ち切って、 それでもかまわないと微笑んで、 償って振り向いて迷いを可視化するスローモーション、突っ切って着地して言葉ををナイフにするイニシエーション、放課後というだけで泣きたかったんだろう、誰もいない運動場に銃声が鳴り響く、ぼろぼろのバトンは僕でない次の誰かに繋いでくれ 真新しいノートに書いた一行目のさよなら 半年ぶりの煙草のすがすがしい眩暈 白紙の答案用紙で飛ばした紙飛行機 黒板の隅に記したあの人のフルネーム 一人きりの音楽室で弾いたモーツァルト 使いもしないのに持ち歩いた避妊具 受け取れなかった初めてのラブレター 死ぬ気もないのに書いてみた遺書 頁を開くとサヨコがせがんでいた すこし迷ったけどその栞を挟んだ きれいなアネモネの押し花だったけど 僕達のあっけない最期だった


作成日時 2020-02-01
コメント日時 2020-02-17
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ダンスダンスダンス ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 9
P V 数 : 829.5
お気に入り数: 1
ポイント数 : 20
#テキスト
項目全期間(2020/02/25現在)投稿後10日間
叙情性40
前衛性00
可読性00
エンタメ10
技巧60
音韻70
構成20
総合ポイント200
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ0.30
技巧1.51
音韻1.81.5
構成0.50
総合54
閲覧指数:829.5
2020/02/25 18時04分49秒現在
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ダンスダンスダンス コメントセクション


コメント数(9)
真清水るる (2020-02-04):

放課後よ 暮れないでくれ ┣紅┳で┫ (雛祭イベントで、五七五調でコメントしてます。アネモネには赤色の花もあることに かけました。) https://www.breview.org/forum_blog/archives/668

0
真清水るる (2020-02-04):

フリガナ ふりがなを入れたつもりが 失敗しました。紅で(くれないで)

0
ふじりゅう (2020-02-12):作品へのコメント

単純な失恋の詩とも思えず、非常に興味深い内容です。 フラッシュバックのように彼女との思い出が綴られていく中で、真に振りたくない想いが伝わってくるかのようでもあり、或いは「振る」という単純な構図ですらないようにも思えてきます。 「鳥でない」からは「翼がない」を表しているように思え、それは単純に「飛べない」と表すよりいささか違った意図を思わせます。「飛べない」からは「努力の如何によっては何とかなる」という背景がおぼろに見えるのに対して、「鳥でない」ため「どうがんばっても無駄である」という絶望、絶望と呼ぶのすらチープな情報を知らしているかのようです。 付き合っていたが別れを告げた、という内容とも考えましたが、にしては「付き合っていた」場面の情景を感じさせるものがほぼ見当たらなかったため、たぶんそうではないのだろうと。 「放課後」というキーワードが出てくるのは中盤から。放課後というだけで泣きたくなったのはどうしてだろう。「彼女と会えないから」みたいな単純な形ではなく、背景となるストーリーが隠されているようにも思えてきます。それはたぶん「真新しいノート」辺りが掛かっているのかもしれないとは思いつつ、絞り切れない感じもします。 栞とラブレターは同一かとも思いましたが、「受け取れなかった初めてのラブレター」とあるので違うかと。これはつまりラブレターと栞の差出人が違う可能性が高いことを意味している。 様々な選択肢があり、読み手にそれが託されているタイプの作品です。かなり読み応えがあり楽しい一品ですが、中盤に1箇所タイプミスと思われる部分があるのが惜しいとも思いました。

抒情:18% 前衛:0% 可読:0% エンタメ:0% 技巧:36% 音韻:27% 構成:18%  
0
五木 國重 (2020-02-12):

全体的に音韻が素晴らしいと思いました。様々な場面を推し量ることができて何度も読み返したくなるような詩でした。特に、半年ぶりの〜や、最終連などが良いと思いました。

0
ミリウェイズ (2020-02-13):

失恋、ということなのでしょうか。寂しい情景が浮かんできました。ただ煙草の部分に関しては、なんというか学生感と少しズレるような気もしました。それとも、ここに関しては現在のことなのでしょうか

0
いまりいまり(2020-02-17):

るるさん また俳句だ!ありがとうございます。紅と暮れないをかけた感じ、マイッタ、です。

0
いまりいまり(2020-02-17):

ふじりゅうさん 丁寧なコメントありがとうございます。 そうですね、彼女と僕の関係は、読者に委ねられているのだと思います。正直、わたし自身正確には分かってないのですが、少なくとも付き合ってはないですね。タイプミス、以後気をつけます。ありがとうございました。

0
いまりいまり(2020-02-17):

五木 國重 さま コメントありがとうございます。 音韻は意識しましたので褒めていただき嬉しいです。歌詞のような感じにしたかったというか、リズムを宿したかった。何度も読みたい、これも嬉しいです。ありがとうございます。

0
いまりいまり(2020-02-17):

ミリウェイズ さま コメントありがとうございます。 そうですね、そもそもこの詩の場合、完全にフィクションなのでどうとでも取れるんですが、年齢設定は高校生かな。まあ、未成年はタバコ吸ってはイケマセンが、現実には、なかなか。 ありがとうございます。

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