B-REVIEW作品投稿掲示板


   

黒髪 
作成日時 2018-09-24
コメント日時 2018-09-25

 

言い訳のような言葉しか浮かばないから、今日は外へ出る。 でも、言い訳をしたいような人も言い訳をするべき状況もなかったから、 今日も言葉は、押し殺そう。 いつか言い訳の心を、どこかに届けることができるようになるかな、 ベンチの前の噴水が水を吹き出し始めたら、 その時には、何の言い訳もしたくないと思えるだろう。 数式を眺めるように、世界が目に映り、 初めて聞いたんだ、君の、声を。 交響曲ではない、小鳥がさえずるような君の声。 打ち出の小づちから振り出てくるようないくつものいくつもの君の声。 ミュートされた世界は、実は、美しい音を成り立たせる、奇跡のようなものによって つながっているのかもしれない。 僕の、魂を感じるのに必要だと思ったから、君を好きになったんだ。 そうしてやっと、幻を、歌い続ける、人たちの間の中の、 誤解ばかりでできた、美しい建造物の中に、入っていけるようになる。 何かをなせ。何かを話せ。何かを持て。何かを愛せ。 行為の労と成果は、この星の上で花を開かせる方法だ。 死が、舞い降りてくる時も、沈んでいく者を送るときも、 全ての時の、秘密と行為は、全てを声の中に秘めたまま、 僕の愛をどこかへ伝えさせ続けてくれるだろう。 ベンチの上に、また人が座る。 悲しくは、ないかい?


コメント欄を隠す
みうら (2018-09-24):

おっ!と一読した時に思いました。動きが出ていてしかも外界を見渡す視野が広くなっている黒髪さんの作品が!という驚き。で、「君」という単焦点な視線へ戻る。おそらく、おそらくな私の個人的な読みでしかありませんが、黒髪さんが今書こうとされている作品は一筆書きに近いのではないかと思え。レトリックやら文体やら、そのようなことでなくて、まずは自分が書きたいことを書こうとされてるのだろうと思うのです。そう思う時、それを前提とすれば、本作「声」はまだ書きたいところには到達していない気がするのです。すみません、勝手な私見ですが、「君」がもし特定の人として存在したとしたら、本作がその君宛の便りだとしたら、届かない。届いていない。まだシールドを張っている詩文だと思うのです。いや、私もけっこう硬目にシールドをいつも貼りますけど。なんか、黒髪さんが書く、公開ラブレターを読んでみたい。 失礼しました。

黒髪 (2018-09-24):

三浦“天才詩人”果実さん コメント、ありがとうございます。動きや視野は、現実の世界において直ってきたところの反映だと思われます。天衣無縫を目指しておりますが、そのカッコつけ系に振れる言葉のロマンス、感じていただけたと思っております(僕のコメント、やや支離滅裂へ向かっております)。そう、書きたいことを書けた、と思うとき、表現欲求と承認欲求など、満たされますね。届いていないですね。でも、届く可能性もあるよ、と詩人というかそけき存在の僕を鼓舞してくれるところなど、野望を共有した美しいサイトが構築されつつある証拠です。公開ラブレター、書くと、阿鼻叫喚になるので、控えさせていただきます。三浦さん、心熱く志高きコメント、ありがとうございました。

ふじりゅう (2018-09-25):

拝見しました。 これは詩、ではありますが、作者の心の声、どころか実際に発せられているような生きた言葉で綴られた詩のような気がします。つまり俯瞰的に詩を書いた訳ではなく、黒髪さんご自身の言葉が詩になっているのであろうと。 なぜか。分かりません。なぜかは分かりませんが、勢いがあるのですかね。特に後半の「僕の、魂を感じるのに~」の怒涛の如く押し寄せてくる言葉は、黒髪さんの思いを150キロの豪速球で投げ込まれているような、そんな勢いを感じましたし、ここが特に筆者の思いそのものでないとそもそもこの様な詩を書くことは出来ないと感じるところであります。 さてそろそろ内容に入らせて頂きますが、これはですね、失言かもしれませんが、夜中に書いたラブレターのような、物凄い愛を書かれた作品なのだろうと。10年後に読んだら赤面必至であるほどに物凄い愛を書かれた詩なんだろうと。勿論それが恋人に向けられたものでは仮にないとしても、それは誰かに向けられた壮大なラブレターなんだろうと。タイトル通り、まさしく黒髪さんの「声」を感じた詩でありました。

黒髪 (2018-09-25):

ふじりゅうさん 批評くださり、ありがとうございます。 声が、きっかけになります。見るのは普通にしていればできるけれど、声は発されない場合聞こえない。初めての声は、愛を呼び込みます。失望はしなかった、想像していた通りだった。 そういう内容を、豪速球で投げています。恋愛が腐ると、責任転嫁になりがちではないでしょうか。 僕自身の話をしていますが、こんなにこだわっているのは、良いピッチングをすることで、 何らかの動きとパフォーマンスを、もたらすことができそうだと考え、あえて言い訳という 言葉も、俎上に上げてみました。完成度を上げることを、心がけました。まだ届かない、 いつ届くのだろうか。届けるために言葉を磨く、そんな感じです。


投稿作品数: 1

© B-REVIEW 2018