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おやかたさま   

作成日時 2019-07-01
コメント日時 2019-07-16

おやかたさまは一兵たりとも 撤兵させるつもりはなかった 榛の木を削りながら家老は思う 鍵はおやかたさまにあるが 鴨を見ただけで逃げだすおやかたさま 10メートル走っただけで 息があがるおやかたさまの事だ ベティーが現れれば鍵を 我々に返還してくれるだろう 撤兵問題は心臓だ 鍵だけでは解決できないが 家老にはコック長を務め 鳩使いの者もいる おやかたさまを角地に閉じ込めて 鳩を心臓に送り込めば おやかたさまはのこのこと 家を出て来て撤兵問題も 飲むに違いない


項目全期間(2020/01/26現在)投稿後10日間
叙情性33
前衛性11
可読性11
エンタメ33
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント99
 平均値  中央値 
叙情性0.80.5
前衛性0.30
可読性0.30
 エンタメ0.80.5
技巧0.30
音韻00
構成00
総合2.32
閲覧指数:1041.3
2020/01/26 22時04分12秒現在
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コメント数(7)
沙一 (2019-07-02):

エイクピアさんの詩としては、かなり読み解き易い作品ではないでしょうか。というより、読みを誘うと云った方が正しいかもしれませんが。 今作のおやかたさまには、ジャイアン的な某超大国を連想せずにいられませんでした。 隠喩が謎解きで終わらないのは、語彙力に裏打ちされたエイクピアさんならではのユーモアがあり、読者を愉しませてくれる為ではないかと思いました。

AB (2019-07-02):

おやかたさまを角地に閉じ込めて 鳩を心臓に送り込めば

AB (2019-07-02):

ああ、すみません この二行が好きです。 甲骨文字を見てるみたい。

エイクピア (2019-07-07):

沙一さんコメントを有難う御座います。そうですね、今回は戦国時代と太平洋戦争直前の日米交渉を組み合わせて見ました、漠然とですが。日清日露の激戦を経て、父祖らの尊い人命、働きによって築き上げた南満州鉄道株式会社など、満州国の実際の建国は昭和時代に入ってからでしたが、一連の時代の流れが詩を拒むほどの広さ、多さがあるにしても、詩に反映できないだろうかと思ったのです。歴史認識、語彙力、隠喩などが混然一体となって詩になって行ったのだと思います。

エイクピア (2019-07-07):

仲程さんコメントを有難う御座います。そうですね、角地は商業地では威力を発揮するかもしれないが、住宅地では、あまり意味がないと思い、そんな感じを違う表現で詩にしてみました。もしかしたら住宅地でも角地が有用な場合があるかもしれませんが、寡聞にして知りません。鳩は平和の使者みたいなニュアンスでした。

エイクピア (2019-07-07):

仲程さん再コメントを有難う御座います。ああ、甲骨文字。実際は前述したとおり、鳩は平和の使者見たいな普通の発想でしたが、隠喩と言うのか、暗喩的に甲骨文字的な飛躍、跳梁が詩を活性化するのかもしれません。

ふじりゅう (2019-07-16):

戦国時代は多少知っているのですが、部下の反骨心を表しているような感じもします。おやかたさまの部下の一人が、コック長であり鳩使いという謎の職業だったり、鍵と心臓だったり、心臓に鳩を送り込む、であったり、エイクピアさんらしい言葉選びがやはり面白いなと感じました。

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