Qg3!! - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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Qg3!!    

フランクは怒っていた。 なぜ怒っているかは、 わからなかった。 いつも雨が当たれば肩から煙をあげた。 会場に行くと、 ひとびとでごった返していたが、 ひとつのテーブルの周りだけ、 まるでクッキーの型を取るように空白ができていた。 そこだけ見えない雪が降っていた。 そしてそこには今日の相手が座っていた。 赤毛。 ノッポ。 無口。 そして肝心のチェスは、 まるで獣が這うようだった。 フランクがいちばん頭に来るタイプだった。 絶対に負けるわけにはいかない。 フランクの髪の毛が燃え盛ると、 相手の瞳がキラリと光り、 そこら中はシベリアさながらのブリザードになった。 そしてフランクだけはじゅうじゅう蒸気をたてているのだった。 しかしゲームは永遠に続かない。 最初は大きかった人だかりの輪がだんだん小さくなっていった。 カタリ。 と一手打つと、 駒が炎に包まれ、 相手が、 カタリ。 と一手打つと、 盤が凍る。 しかしそれも終わりまで来ている。 チェスは会話である。 それも結論までやってきたのだ。 観衆はどよめき始めた。 相手の額に冷や汗が走る。 そしてある拍子に、 全てをかなぐり捨てて突喊してきた。 ひときわ強いブリザード! 一瞬で会場全てが凍りついてしまったことに、 フランクの怒髪は天を衝いた。 しかしここで打つ手を間違えれば全てが台無しになる。 落ち着け。 息が白い。 チラリと相手を見れば氷像のように動かない。 チクショウ! 頭を抱える。 俺は怒っている。 怒っているんだ! その一手を指して、 さっと手を離した瞬間。 いっせいに世界が氷解した。 天窓から降る光の中に、 雪片が舞ってすぐに消えたと思うと、 観衆たちが正気に戻り、 相手のキングがゆっくりと横たえられ、 ありとあらゆる場所から歓声が爆発した!   宙から、 絶え間なく、 たくさんの金が降ってくるのを、 フランクは、 なぜか子どものころに戻ったときのような気持ちで眺めていた。 周りの大人がなにか大声で怒鳴り、 思い思いの金貨やら、 銀貨やらを、 チェステーブルの上に投げていて、 キラリ、 キラリ、 と絶え間なく、 重力にめくられて、 刻まれた王侯たちがみせる笑みや、 一瞬だけ咲く虹の数々、 なにもかもが、 スローモーションで、 きらめていた。 でも、 本当は、 こんなことは、 とても遠くで起こっていることで、 本当のフランクは、 暖炉の前で、 お母さんが、 揺り椅子に揺られながら、 編み物をしている前で、 犬を抱いて眠っている。 そんなことを想っていた。



Qg3!! ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 24
P V 数 : 2015.4
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 4

作成日時 2020-05-15
コメント日時 2020-05-24
#現代詩 #ビーレビ杯不参加 #縦書き
項目全期間(2024/04/26現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性11
可読性11
エンタメ22
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント44
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性0.50.5
可読性0.50.5
 エンタメ11
技巧00
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:2015.4
2024/04/26 19時25分09秒現在
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    作品に書かれた推薦文

Qg3!! コメントセクション

コメント数(24)
追河
追河
作品へ
(2020-05-15)

ムチャクチャ面白かったです。途中までは詩と云うかストーリーですが、最後にうまく落として見事な詩として仕上げられていると思います。 ところでチェスをよく知らないのですが、タイトルは棋譜…Queenをg3へ、ということなのでしょうか。(その言葉の持つ意味までは、分かりませんが…)

0
Um Fantasma
追河さんへ
(2020-05-17)

Qg3は100年くらい前のチェスの大会において本当に指された手なのですが チェスマニアの間では今だに語りぐさになっていてる名局です https://www.chessgames.com/perl/chessgame?gid=1094915 Qg3はポーンの壁の前にクィーンが身をさらすというまるで奇術のような手で とてもドラマチックなんですよね それを書いてみたというだけのもの 面白かったならよかった ありがとうです

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Um Fantasma
さんへ
(2020-05-17)

投稿するきっかけをくれてありがとうMCchiQ やっぱりこういうの投稿するのは ドキドキする じゃあこれを投稿しようって感じになって むちむち推敲したりなんかして プレビューでみつけた間違いを ちょっと直したりなんかして やっぱり楽しい経験だ こういうのは

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-17)

作品へのコメントというか なんか書き始めるんだけど 最近なんかコメント少ないな? 投稿作品が多いのはよきだが みんなもっとなんかかんや言ってほしみある 当たり前だけどビーレビはレビューが全てだから(勝手に) 感想でもいいと思う きっとなんでも言っていいんだよこの世界は なんとか言ってくるやつには なんとでも言わしておいて 自分が信じることを言ってみるしかないよ いま読み返してみて自分で老害感がハンパないけど 伝わる人には伝わるそれが言葉ってことで!!

1
白川 山雨人
作品へ
(2020-05-17)

イメージの世界に遊ばせてもらえる、とても楽しい作品でした。 Um Fantasmaさんの上のコメントに励まされました。偉そうなこと言ってしまったとか、失礼なこと言ったかなとか、色々考える。自分も、コメントしやすい空気作れてるだろうかとも考える。皆がコメントしやすい雰囲気になるといいなと思います。コメントを書けたことに満足して相手に伝わるかどうかに関しては相性もあるし頓着しないのがいいのかなとも思いました。自分の思いビーレビ空に投げるみたいな、最低限の礼儀持ちつつ。

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Um Fantasma
白川 山雨人さんへ
(2020-05-18)

こんにちは 白川さん コメントありがとう! わかりやすく務めることはあるいみとーぜんだけど たしかに相手に渡したあとはどうしようもないですね みんなが楽しくコメントしやすくなるにはどうすればよいか これはみんなで楽しくコメントしまくるしかないかもね 他者を豊かにさせようという気持ちは なにかに実を結ぶはず まあとにかくお互い楽しくやってこー

1
Um Fantasma
作品へ
(2020-05-20)

・フリーポエムダンジョン 地下一階 書くことは楽しいよ なんでかは知らないけど なのでここに日記でも書こうかと思う 題してフリーポエムダンジョン こんなことやぶからぼうにやると ルール違反って怒られるかもしれない だから俺は一つ言っておく いやむしろ先に言っておく センセンシャル 許してください 何でもしますから! 誰にも迷惑はかけないつもり というか誰も気づかないかも まあよきじゃろ 明日から本気出す 五月末までやります

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-21)

・フリーポエムダンジョン 地下二階 今日はクリエイティブライティングのことを書こうと思う 海外で美術史の学者をやってるパイセンが言っていたことを思い出す 俺は誰かに自分の趣味をきかれて poemを書くとか poetryを作るとか言うより creative writingをしている と答えるんだ と彼は言っていた どうしても英語で詩を書くというと ソネットだとか たとえそれが散文であっても ある形式に沿ったものになるから 俺の書くものを表現するためには クリエイティブライティングのほうが意味合いとして正しい と彼は言ったのだった このパイセンが文学極道で創造大賞をとったあとネットから姿を消し しばらくして戻ってきたときのHNは 天才詩人 まったく人をバカにした名前だ だけど俺は彼の文章が好きだったし (最初の対話は喧嘩で始まったけど)創作の動機みたいなものが似ていると思っていた なにより自分が詩を書いている と言うことは どこか自分でも嘘をついているような気がしていた なので俺はその言い様をまるまるパクることにした そうすると詩はこうあるべきだ すくなくともこういう考えからは自由になれた クリエイティブライティングというとたぶんまた定義がどうのということになると思う なのでここは ただ創造的な述作 とだけ定義しておく クリエイティブライティングは人間のアートだ そして創造性は人間の本質だ それは当たり前のことである しかしアートとは何だろう 英語でartと言えば 人間の技術もろもろにあたる 天才詩人は 生としての藝術 というテーマのことを考えていた そのことの解釈を次では書こうと思う なんのために? それはわからない やってみたらわかるかもしれない

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-21)

間違えて上げちゃった すげー恥ずかしい 各位無視でお願いします

0
Um Fantasma
作品へ
(2020-05-22)

・フリーポエムダンジョン 地下三階 人ってやつは器用な動物だ TSエリオットが ヒューマニズムとは人間の多様性ということである と言った たとえば僕たちホモサピエンスがまったく他の動物と一線を画しているのは適応能力である ヒトくらい地球上どこにでも分布している動物は稀である そしてテクノロジーさえ進化してしまえば地表はおろか ガンダムばりの宇宙コロニー的空間に居住することは言うまでもない(多分 ホモサピエンスとネアンデルタール人の決定的な差は何かというと発話能力であるという ネアンデルタール人だって多少の言語は操れたが声帯がホモサピエンスのそれより短かったため 音声のバリエーションが少なくより高度な抽象的思考を表現することができず ついには淘汰されるまでに至った 言語はたしかに革新的なテクノロジーだった その前の一番革新的なテクノロジーとは 僕たちの手だ つまり何かを加工し 道具を使うという能力である この手を使うということ それはアート 技術 人間のすなることの基本だ この文章を書くという行為もその点同じである ヒトは生きるため 言い換えれば死なないためにあらゆる手練手管を使う この文章を書くという行為もそのためにある 生きていてどうにもあはれを感じてしまい こころにとどめておけないことが 書かれてしまう そしてそれを自ら受容する ということが Life as art の謂わんとするところではないかと俺は解釈した 社会で生きていくと ほんとうに色々な役割があり あなたはあなたいがい誰としても生きることができない経験を経験することだ バカみたいなトートロジーだが おそらくこれはだれにとっても自明なことだ たとえば携帯のチップを作る仕事をしてたり たとえば不倫をしてたり たとえばから揚げが大好きだったりする それぞれオリジナルな人生のオリジナルな困難それに対する それぞれの工夫 そのことをアートと呼ぶ それがたまたまこういう形であっただけなのだ http://bungoku.jp/ebbs/pastlog/495.html#20160818_473_9045p

0
Um Fantasma
作品へ
(2020-05-23)

`・フリーポエムダンジョン 地下四階 孤独が個性を作るという だからなれ合ってはいけないという それが云わば「詩人」としてかっこいいふるまいなのだ こういう言説が俺は嫌いだ ほんとうにほんとうに独りになってしまえば 個性に悩むことなどないし そもそも人間なんてみんな孤独なものだ 孤独感は山の上の城に独りで住むから感じるのではなくて ひとのなかで感じる感情だからだ 孤独が個性を作る それはそうだろう だから詩人はなれ合うなというのは全く当て外れだ ひととかかわっていくうえで どうしようもしがたい他者との差異を感じながら まるで鏡をうつしてみせるみたいに どこまでも不可解な自分を生きてみるしかない 他者を回避するポーズをとっても個性は獲得できないのだ むしろその逆でひとと本気でコミットするときに個性は確認される シャイなやつはダメだ!という話では決してない どれだけシャイなひとでも たとえその人が引きこもりであっても 人間すべてを回避しては生きていくことはできないじゃないか ということだ なので孤独個性問題のそこんとこはネクストジェネレーションが誤解したりしたらかわいそうだと思う なのでみんな本気でなれ合ったほうがいい だからといっておべっかを使いあったりするなれあい至上主義なんてのはサイテーである そういうのは不正直でアートするものたちにとっては特に毒だと思う この問題を考えていると 最後にはいつも初老の幼稚園の先生が思い浮かぶ 彼女は言う 「うそはついちゃいけません おともだちとはなかよくしましょう ひとはきずつけちゃいけません」

1
藤 一紀
作品へ
(2020-05-24)

おはようございます。イイ感じの作品ですね。引き込む力があります。勝手に名付けると、言葉の体にダンスに誘いこまれて、ついいっしょにダンスしてしまう、という感じかな。ステップがしっかりしていて、リードがとても上手な文体だから、気持ちいい解放感があります。 コメント欄も興味深く読みました。特に最後のは、ちょうど考えていたところだったから頷けるところが大いにありました。孤独とかって他者との関係なしにありえないわけで断ち切るのとは違いますね。個人的には孤独ってのは生まれも価値観も全く異なる他者を受け入れることだと思います。まあ、これは作品外のことなので、私も運営の方々には謝っておきます。すいません。

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Um Fantasma
藤 一紀さんへ
(2020-05-24)

藤さんありがとう! イイ感じの気持ちになってくれたのならうれしみ ポエムダンジョンに対するコメントもありがとう さっき友達が家の前まで来ていてちょっと雑談していたのですが 彼の車の助手席にこん棒としか思われないものが置いてあり これはどうしたの?ときいたら あるバカをぶん殴るためだ と言っていました 彼は大麻の売人なのですが いろいろあるんだと思います 僕としてはそーですか頑張ってね笑うほかありませんでしたが ヒトは面白くて なんだかみんなヘンテコなので それをなるべく祝福できたらいいですよね

1
Um Fantasma
作品へ
(2020-05-24)

・フリーポエムダンジョン 地下五階 今日は何も思いつきません もしかしたら明日も思いつかないかも 明後日だって思いつかなかったら 思いつかないダンジョンになってしまう とかてきとうに続けて書いてると なにか文脈みたいなものがうまれて それに運ばれていくことができる 書くというのは 行為なんだよなあ と天才詩人がある時 言っていた これは当たり前なんだけど この自分のイマジネーションみたいな内的なものを 外に表出すること それは行為なので やっぱりうじうじ考えててもしょうがない とにもかくにも書きながら 考えてみなきゃいけない 言葉をアウトプットするということは 脳みその中にある台本をコピーアンドペーストすることとは 全然違う なので自分で書いたものを後日読んでビックリすることがある まるで前の言葉がきっかけになって 次の言葉が俺を媒体として 勝手に世界に生まれていこうとする そんな感じがある 今日は何も思いつかなかったのに ほらこんなに書けた とにかく書いてみることが重要なのだ あとは言葉に連れていってもらおう

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パワフルぽっぽ
作品へ
(2020-05-24)

こんにちは。たのしく読ませていただきました。 チェスは今まで一度もやったことがなく、またルールも良く知らないのですが、それでもスッと読める作品でした。 特にここがいちばん好きです。 >宙から、 >絶え間なく、 >たくさんの金が降ってくるのを、 >フランクは、 >なぜか子どものころに戻ったときのような気持ちで眺めていた。 フランクがチェスで勝負に勝ってお金が舞っているところ。普通なら、勝ったことの興奮で感情をバクハツさせてもおかしくない場面です。けれど、この主人公はなぜかそれを他人事のように見ている。もしかしたら、自分が勝利したことをまだ実感できていないのかもしれません。それか、お金に興味がなかったのかもしれません。 そういえば、わたしも似たような経験があります。 それはフェスにいるときです。有名なロックバンドが、CMのタイアップ曲などを演奏すると、観客がめちゃくちゃ盛り上がります。一斉に手を上げ、手を叩く。おそろいのグッズのタオルを回す。最後のほうは一緒に歌までうたってしまう。そのとき気がつきます。自分自身、何だか乗れていないことに。周りのお客さんが熱狂的になっているのを、ぼんやり見ているんです。ともすれば、帰りの電車の時間とか気にして時計を見たりしている。あと何曲かなあなんて思っている。いや、すごく見たかったんですよ、このバンド。それでも、周りの人が興奮してのめりこんでいればいるほど、冷めてしまう。そこまで音楽に陶酔してしまうのか? という、注意喚起にも似た思いかもしれません。このフランクも、ギャンブルにのめり込んでいる周りの人たちを、同じような気持ちで見ていたのかな、などと思いました。

0
Um Fantasma
作品へ
(2020-05-25)

コメントありがとうはもさん 久しぶりなのでうれしみがある フランクが最後でなんでそう思ったのか 俺にもわからない でもそういう経験俺もよくある たとえばハチ公前の交差点で信号を待ってるときとか クラブの壁に寄りかかりながら狂った世界をただただみてるときとか 孤独はどこから来るだろう やっぱりそれは人間のうちで感じるものなのかな たとえば 目の前にいる 地球で一番大切みたいな その人とも あまりにも隔たってしまっていている そう気づいたときに もう誰も分かってくれないんだな みたいな絶望を覚えることがある でもそういうところから始めていくってのが ロボでも神でもない 人間ってことなのかも

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-25)

・フリーポエムダンジョン地下六階 バカだバカだと思っていたけど こんなに俺はバカだと知らなかった https://www.breview.org/keijiban/?id=5577 この作品につけたコメントの話である 今日Twitterを見ていたら ある詩人のツイートで実はその人が作者だという 血の気がひいた その詩人には勝手な友情を感じていたうえに たぶん10年くらい前にある件でだいぶ迷惑をかけていた人だった 完全にやらかしてしまったのである あの作品を読んでるときそもそも俺は別のある詩人を思い浮かべていた というか確信していたのだ バカだからである なのでその人だと決め打ちでコメントをした でもよく考えれば本当におかしな話だ だってその人ならよくてあの人ならよくない なんて全然フェアーじゃないからだ 読みとしてもフェアーじゃない もし彼だと名前が書いてあったら 俺はたぶんレスしなかったと思う そういうのって卑劣だと思う だいたい俺は相手を知ってるのに 相手は俺を知らない バカだバカだと思っていたけど そういう卑怯なバカだと俺は知らなかった 運営さんたちのカードを待たずに 本当なら今すぐイワンのばかの悪魔のように 一つの小さな穴になって蒸発するんですが 決めたことだから日曜日までやります それまでもっと真剣に読みます

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-26)

・フリーポエムダンジョン 地下七階 文学にまだできることがあるかい? そういう質問ならNOと答える なぜなら文学がひとの役にたつために書かれるとなると あまり合理的になって遊びがなくなってしまう 道徳の教科書だとかそういうものと区別がつかなくなってしまう 「遊び」の部分が 本質的に人とアートの関わりを示すからである はっきりいってポエムなんてただの言葉である 意味なんてあんまりない なのにそういうことをするのは 創造性を発揮するというソリューションは ひとがモンキー的だったころからの武器だったからである ストーリーというものの歴史はあまりにも古い たとえばもし完璧な文学AIがこの先誕生しても ひとはストーリーを語ることをやめないだろう 詩も同じだ それは言葉をつかうこととあまりにも深くかかわっていることだから まあみんな電子空間にアップロードされて文字通りのVRに生きるような世界になれば全く別だろうが そのときの人間はもはや僕らから見れば人間らしいとも思わないだろう しかし完璧に人間の感動ポイントを押さえた文学AIの文章は読んでみたい ディープラーニングで全部のデータ化された文章を覚えさせたりして イエーイ100年後のAI読んでる?

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-27)

・フリーポエムダンジョン 地下八階 よくついに八階までやってきた勇者よ しかしダンジョンはまーまーネタ切れである 流石に毎日書くのは大変である なので落語の動画でも置いてお茶を濁しておこうと思う なんだか白黒の動画のなかで おじいちゃんがむにゃむにゃいいながらやたらめったらおかしなことを言っている 途中で どうしてそんな船を見送るような声を出すんだよ! というツッコミがはいって とてもいいたとえだなと思った 観客の映ったところに 金閣寺とか書いた作家がいた気がするけど それは君の目でたしかめてくれ!(攻略本風) https://youtu.be/LryfU7Ej9Ls

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-28)

.フリーポエムダンジョン 地下九階 批評とは相手を勇気づけることだ 相手を挫いてしまうのなら それは批評の意味はない 悪口なんかには用がないということだ 俺が彼にしたレスというのは 相手を誤解していたとしても 批評なんかではない ただの悪口だ ただ俺は本当に時どき悪口を言うことがある それは悪口すらも言われなくなった相手に言う本音だ それはいつも失敗する だけどだれもなにも言ってくれないことは 悪口に傷つくくらい 後でとても傷つくことなのだ 俺たちはどうしたって傷つかなきゃいけないとでもいうのか しかし本当の批評というものはある その批評を目にすると人はブルブルと震えて立ち上がる 俺は幸運にも何度か本当の批評というものを頂いたことがある あんまり感謝しているのでお礼も何もそのことは言えていないので その批評をした当人たちはそのことすら忘れているかもしれない でも俺はその言葉たちを忘れない ハートに火を灯す言葉でビーレビが溢れたらいい

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-29)

・フリーポエムダンジョン 地下十階 フリーポエムダンジョンもいよいよ大詰めである しかしコロナはなかなか大変な現象だと思う 今回俺も長期でお休みすることになったのでビーレビにまたあらわれてなんやかんや言ってるのだが もしこんなにフリーな時間がもらえていなかったら ただただ忙しく毎日を過ごしていたに違いない もしこれからユニバールベーシーックインカムな世の中になり AIがせっせとなんでもかんでも人の世話を焼くようになれば ピープルが軒並み暇になっていくことは必定だ その時になればひとびとはなにがしかの芸術をもって時間を潰さねばならない そのとき現代詩は復興するのである!立てよ未来の詩人!(檄文風 ともかくこの機会をとらえてまたビーレビにコミットして 作品を通してなんとなく交流するのは いつもそうであるように どこかエキサイティングで示唆的なことだった コロナでいろいろ大変だけど 楽しいこともあるのである

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-30)

・フリーポエムダンジョン 地下十一階 言葉というのは不思議なものだ だってこれはただの音なのに 何か意味があるように思えてしまう たとえば俺が友達だとか家族だとか そういう人たちといると それはまるでシャボン玉がどこからか吹かれるように なぜかその音を発してしまう ネット詩の掲示板だって結局そうなのだ 俺はなんとなくこの文章を読む人たちを想定している だからこそ本当はもう書くことなんかひとつもないのに 書くことが生まれていく 何度もいうがこれはただの音の表記のはずなのである 楽譜だとか 鳥の声と変わらないはずなのだ でも意味は交換され 言葉は常に言葉に参照されながら引用されていく 不思議なことだ 古代人はこのことを言霊といった 私達個人を超えて現象すること それはそれは不思議なことなのだ

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Um Fantasma
作品へ
(2020-05-31)

・フリーポエムダンジョン 地下十二階 名前というのも不思議なものだ それはたしかに私達自身を規定する記号なのに それはただの音だ 人間なんてただの音楽なんだろうか 名を知られてしまえば呪文にかけられてしまう これは西洋の魔法物語にはよくある話だ 顔の見えないインターネットでは 名前がひとびとが眼差すその姿かたちになる なので名前を少し変えるだけで あるいは隠すだけで簡単に変装することができる しかし名前なんてやっぱりコスチュームに過ぎないのだ その本質の私のようなものはそんな定義や規定に収まるようなものではない つまりたかしくんとたかしさんは同じ名前だが同じ人であることはない もうどうせ誰も読んでないから書くが 昔俺はコーリャという名前だった 今はネット詩の亡霊だ 次にどんな名前になるか そんなの神様だってまだ決めてないことだろう またみんなが俺のことを忘れ去ったら遊びにくる とおもう ビーレビに光あれ

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ふじりゅう
Um Fantasmaさんへ
(2020-05-31)

おはようございます。運営の藤井です。 コメント欄での多数の作品投稿について、ご遠慮願えればと考えております。作品はあくまで掲示板に作品として公開される投稿フォームでのみ認められており、コメント欄での作品投稿は「返詩」「連詩」などの他者との継続的な活動でのみ、過度でないのであれば(10、20続くような場合でなければ)運営としても容認できます。 あくまでコメント欄は合評をする場所であり、合評から逸脱した行いにつきましては、基本的に認めかねます。大変恐縮でありますが、ご理解頂けますと幸いであります。

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