10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」 - B-REVIEW
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エセ詩人

いでよ、エセ詩人!

コトダマ とはよく言ったものだ。 ハキダセ と 男は言う。 おまえは誰だ? わたしは何者だ?   

湯煙

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」    

こんにちは。藤井です。 〈はじめに、そして戯言〉 自己表現と自己承認を詩の目的とする人は多くいるでしょう。特に詩というものはその人の内面が色濃く表れるように思います。詩を認められると自分を認められた気がするのは、そういう所があるからかもしれません。 この場所で渾身の一作を投じ、それが推薦、はたまた優良、はたまた大賞、なんらかの賞を貰った所で月が進むにつれてどんどんその[推薦:○○]の栄誉あるテキストは埋もれていきます。 しかし、自分の名前が、ネットの膨大な情報の端でキラキラと輝く様を、何度も何度もアクセスして確認する。少なくとも私の人生は、それで充分幸せかもしれません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下、大賞候補、優良、推薦作を記す ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〈大賞候補〉 《コーヒーを飲もうか。》みうら(10/22) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2485 非常に迷いましたが本作を大賞候補としました。君への感情の僅かな動きや大きな揺れざまを、丁寧に、かつ大胆に捉えています。掴みずらい技術ある文と「下着」などの具体的、リアルな文、それが極めて丁寧に編み込まれた本作は素晴らしいの一言です。 〈優良〉 《遺影》渡辺八畳@祝儀敷(10/22) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2482 これぞ現代詩、と言えるでしょう。様々なサイトへ自分の遺影をあげてほしい、とする主人公の図を、未来的に捉えています。 《最低》rura(10/26) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2502 中身はよく分からない、しかしテクニカルに「最低」を書いた作品の大部分から一転して「人参を割った」の唐突っぷり。これはさらりと読んでも深く読んでも楽しめるし、技術が光る詩だ。 《夢の跡の別れ道》stereotype2085(10/2) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2385 文章の密度が濃い詩でここまで読みやすく、かつ奥深い味わいを携えたものは中々無いように思います。前半も素晴らしいのに、後半スパートをかけたような技術、内容。本作は一級品です。 〈推薦〉 《序曲》じゅう(10/23) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2488 後半のスパートっぷりは目を見張るものがあります。そのインパクトをしっかりと前半が支えている点も魅力的です。 《雑談と「ままならぬ恋の詩」》蛾兆ボルカ(10/30) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2475 恋の詩だけだと薄味な気がしますが、そこに雑談パートが加わる事によって、雑談ありきの詩、逆にやや薄い味だからこそ雑談パートの魅力を押し上げています。新しい手法のように感じました。 《罪人レプリカ》桐ヶ谷忍(10/8) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2411 主人公の狂気を如何に描くか。本作はそれに成功していると考えます。醜いものを、見ない、為に目を抉る。何と恐ろしい。 《飛び歩く現代詩の実験室》仮名吹@詩のブログ(10/1) https://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2369 ユーモア溢れる作品です。これはセンスで持っていったような詩だ。「過疎地の村の不倫ババア」。しかし内容はユーモアだけに留まらない後半の展開もまた良いのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〈おわりに〉 11月なんでそろそろコタツ出します。



10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 14
P V 数 : 1053.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0


作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-14

10月分 藤井のフル選評 「ネットの海の端くれで」 コメントセクション

コメント数(14)
じゅう
(2018-11-01)

拝読しました。選出ありがとうございました! 私も、コタツに食べられっぱなしになってしまわないよう気をつけたいところです、、、!!

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川吹利夫文芸村/ぶっきー
(2018-11-01)

ふじりゅうさん、選出ありがとうございます。そのことだけでも大変光栄に思いますが、この詩の最終連で表現しようとした、笑いを超えてもはや悲哀に近い状況に対してもしっかり評価していただけたことが非常に嬉しいです。

0
ふじりゅう
(2018-11-01)

じゅうさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 コタツは魔物ですよね。私も入ったまま眠ったりしないよう気をつけます 笑

0
ふじりゅう
(2018-11-01)

仮名吹さん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 ユーモアで終わらさなかった所が素晴らしいと思いました。今月も楽しみにしております!

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三浦果実
(2018-11-01)

ふじりゅうさん 選評ありがとうございます。 前文に感動しました。詩文になった自分のあれを意味付けするのはユキのあれではないのかもしれません。恋とかにずぶ濡れになってしまった人、その人が自分を認めて欲しいと、自分のあれを救えるのはユキだけと、そんな気持ちがみつけたyukiのJOY。。ああ、あれってこの歌にある通りだなあって、感じたら、それはとても幸せなことで。 そんなことをふじりゅうさんの前文に思いました。詩にある、あれのこと。

0
ふじりゅう
(2018-11-02)

みうらさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 これはまた難解な…という感想をまず。ユキとは結局のところどういった存在なのか、それが不明瞭でありますが、兎に角前文をお褒め頂きありがとうございます。私がもしなんらかの賞を頂けた時に10年後、20年後もニヤニヤ見続けているようなダサい大人になりたいものです。

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渡辺八畳
(2018-11-02)

確実にこのサイトで最多の優良獲得者です、ありがとうございます。

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ふじりゅう
(2018-11-02)

祝儀敷さん、コメント拝見しました。ありがとうございます。 最多ですか、羨ましい、とも言えますが、それはもう間違いなく祝儀敷さんの実力によるものでしょう。今作も素晴らしいものでした。次作も期待して待っております。

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rura
(2018-11-02)

「最低」をご選評いただきとても嬉しく思います。ありがとうございました。

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ふじりゅう
(2018-11-04)

桐ヶ谷さん、コメント拝見しました。ありがとうございます。 気持ち悪い詩、それを書ける技術もまた能力の一つだと考えています。また、私は本作を気持ち悪い詩、だけではない美しさも魅力的だと思いました。素晴らしい作品だと思います!

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ふじりゅう
(2018-11-04)

ボルカさん、コメントありがとうございます。 掛け値なしの、傑作を書くこと。その言葉を真っ直ぐ言い切れる人こそが「アーティスト」「芸術家」と呼ばれる方々なのだと考えております。本作はまさに芸術家の1作であると考えております。掛け値無しの傑作、私も是非見てみたいです、次作も楽しみにしております!

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ふじりゅう
(2018-11-04)

ruraさん、ありがとうございます。コメント拝見しました。 御作の技術は私の心を掴んで離しませんでした。次作も読ませて頂きます!

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stereotype2085
(2018-11-10)

ふじりゅうさん、遅まきながら「夢の跡の別れ道」を優良に選んでいただきありがとうございます。ツイッターの方でもやり取りしましたが、「ひょっとして大賞候補?」と思っていただけに少し悔しく残念な想いもします。しかし三浦さんの「コーヒーを飲もうか。」も優れていたのは事実。明日のツイキャス放送に備えて、悔しさを噛みしめつつ、コーヒーを飲もうか。そんな気分です。ありがとうございました。

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ふじりゅう
(2018-11-14)

ステレオさん、こんばんは。コメントありがとうございます。返信遅くなりまして大変申し訳ございません。 ステレオさんの詩、素晴らしかったのは事実です。いやしかし、やはり最後はみうらさんに気持ちを持っていかれてしまいました。奪われてしまった、心が。 これほど素敵で素晴らしい詩を生み出したみうらさんには脱帽ですが、ステレオさんの詩もまた押し迫る素晴らしいものでした。これまた脱帽です。私もコーヒーを飲みつつ、日曜に備える所存であります。楽しみにしております。

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