作品投稿掲示板 - B-REVIEW
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作成日時 2019-09-05
コメント日時 2019-09-15

私の生きてきた証も、あなたの生きてきた証も、時間により創造されているのよ 昔 母はそう言った 私は思った くらい闇の中、朽ち果てた廃墟の家を 長年の時を経て風化させられた壁通っていない水道から漏れる水滴 夢の中のようにそこに立つ自身の呼吸を感じた 目を閉じると私は横たわっていた 凡庸な私は凡庸に骨になるのだ 美しい歌姫ですらそれは同じことだ 体を動かそうにもビクともしない 怖いなんて少しも思わなかった 自身の死と生を今ここで創造しているのだとしたら 美しい最後はきっとすぐそこ 夕暮れなのか朝焼けなのか分からないあかりが、体を照らしているのを感じた そして目を閉じた 蔦のような温度が指先で這う音をどこかで聞いた


項目全期間(2020/01/26現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧55
音韻00
構成00
総合ポイント66
 平均値  中央値 
叙情性0.50.5
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧2.52.5
音韻00
構成00
総合33
閲覧指数:703.6
2020/01/26 22時04分26秒現在
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コメント数(8)
みうら? (2019-09-05):

なないろさんって、ある意味で不安定さが魅力でもあったりするんですが、今作はネガティブな方へふれすぎかなあっと思いました。やっぱ、朗読としての作品、リーディングを意識された作品で突っ走った方がいいんじゃなかろうかと思った次第です。でも、いいんじゃないかなあ。

なないろ (2019-09-05):

みうら氏コメントありがとうございます これはかなり実験的だったんですが、精神状態が繁栄されたようですね 最後にでもいいんじゃないかということで、それなら、まあいいのかなぁ

ふじりゅう (2019-09-10):

久しぶりのご投稿ありがとうございます。 「母」の台詞が本作の重要な部分を占めていると思われます。後半からの、主人公が死にゆく様から、母の言葉は死に際の発言なのではないかと仮定しました。 廃墟が実際に夢の中の出来事なのか、過去の出来事を思い出しているのか定かではありませんが、次の詩句から「主人公が目を開けている」状態のときは「聴覚」のみが働いているようです。それは、動かない体、それが長く続く中で触覚が働きをやめたような印象も受けます。 「歌姫」も「私」も「凡庸」と述べている点から、人間そのものの凡庸さを語っているようにも感じます。 主人公は死へ向かうことを「怖くない」と感じています。それはなぜか。主人公にとって、死ぬことは「証」を完成させる意味を持つのだと書かれてあります。 >蔦のような温度が指先で這う音をどこかで聞いた ここが悩みました。だれかが主人公の指を触った描写なのか、主人公の低下した体温を指先で感じている描写なのか。私としては、前者を取ろうと思いました。敢えて蔦を出したのは、主人公の他にだれかがいる事を表しているのではないかと考えました。 死、これは様々な人が様々な考えを持つと考慮しますが、「母の言葉」が冒頭で出てくることで、それに固執する主人公の図がくっきり浮かんでくる作品でした。

なないろ (2019-09-15):

ふじりゅうさん、解釈ありがとうございます。 ふじりゅうさんの感性は比較的私と近いものだなと感じました やはりその解釈の中から書き込みというか、作り込みが足りないと感じたんですがこうやって一生懸命に読み解いてくれる人が居ることを私は非常に嬉しく思っています。

Yoshi (2019-09-15):

それは とか そして とか接続詞の使い方が安易です。 つい最近も他所でそういう作品を見ました。 僕は、ですが、接続詞は読み手のものだと思います。

なないろ (2019-09-15):

北さん ぐうの音も出ないってやつでして 「読み手のもの」 これにつきますね 刺さりました これからの作品作りに活かしたいと思います。

せいろん (2019-09-15):

とても気に入ったところは >美しい最後はきっとすぐそこ 共感としか言いようがないです。 最後は美しいと思うんです。間違いなく。 死体って黙って埋葬されていくし、思想も人生も全てが完了するから、美しいです。 それがたとえ自殺でも。 暗い音楽を聴きながら読んだら一層引き締まる作品だと思いました。 良かったです!

なないろ (2019-09-15):

せいろんさん せいろんさんは全体の中の「死」についてフォーカスしてくれたんですね 良かったと言ってくれる人が1人でも居るのは嬉しいことです。 コメントありがとうございます。

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