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ROUTE b   

作成日時 2018-10-04
コメント日時 2018-10-06

道に沿って行けば いつか出口があるだろう 出口が無ければ 終わりがきっとあるだろう 淡々と それはそれは淡々と わたしは同じ道を行く ときどき理由も分からずに 飽きもせず同じ道を行く 台風が去り 秋が来て オニアザミが首を折って落ちていた 風にそよぐ種子の塊は 羽毛のように震え 散らばった珊瑚樹の実が 赤黒く潰れていた それは点々と続き この先で何かが終わろうとしている もうすぐで辿り着く 今日も仕事を頑張ろう やるべき事をやるだけだ それは淡々とした毎日でも まだ飽きたとは言っていない たとえ小鳥が死のうとも わたしは同じ道を行く


項目全期間(2019/09/17現在)投稿後10日間
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2019/09/17 23時53分45秒現在
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コメント数(4)
ふじりゅう (2018-10-04):

拝見しました。 「同じ道を行く」をテーマにしていることが中々珍しいな、と興味を持ちました。と申しますのも、「道」をテーマにする場合よく〈分かれ道〉〈寄り道〉〈道を切り開く〉といった要素が出てくるものと考えていておりました。よって「同じ道」一本で書き上げられた事に、先程も申しましたが〈珍しい〉と感じた次第でございます。 基本的に冒頭から最後まで〈人生〉の道を語っていると解釈しました。「出口」がなければ「終わり」がある、とはまさにそうであろうと。二連目が素晴らしい。「ときどき理由も分からずに/飽きもせず同じ道を行く」。素晴らしいフレーズを思いつかれたと感じます。二連目から後半にかけて「淡々」というワードが多く出てきます。数にして3回。そしてその近くに「飽き」るというワードがくっついています。それも「飽きもせず」「飽きたとは言っていない」と、否定形で。これなのですが、実際のところはどうなんだろう、と考えました。そもそも「淡々」という言葉を主人公が発している時点で、恐らくどこかに飽きと申しますか退屈な感情があるのだろうと。それを隠すように「飽きもせず」と語っているのだろうと。どこか強がりな主人公像が垣間見える詩でありました。

fiorina (2018-10-05):

命の始まりや終わりを、空の下で日々目撃している道。 いつか自分もあのように始まり、そのように突然絶たれる。 その光景、色や香りをまるごと我が道として歩む、たしかな日常が背後に垣間見えます。 かつて別の道(ROUTE a ?)を求めた日もあったのでしょうか。 いまはこの道と定めた目にうつる、 「珊瑚樹の実が赤黒く潰れ」たさまが、 「たとえ小鳥が死のうとも」を ことばだけに終わらせない質感を持っていると感じました。

杜 琴乃 (2018-10-05):

ふじりゅうさん お読み頂き有難うございます。同じ道、珍しいですか! >「道」をテーマにする場合よく〈分かれ道〉〈寄り道〉〈道を切り開く〉といった要素が出てくるものと考えていておりました。 それらには「未来や変化していくことへの期待や戸惑い」といった「動」の要素を感じますね。 殆どの人が週に五日は同じ道を行く経験をしていると思います。四季がありますから同じ道でも常に景色は変化しているけど、道のりは同じなんですよね。私が単調に感じてしまうのは、そういう些細な変化に目をやる余裕がないほど疲弊しているからでしょう。でもまだまだ止まるわけには行かないのです。ご指摘のように確かに強がりかも知れませんが、私は負けず嫌いなのです(^_^;) 我ながら在り来りなことを書いたと思っていたので、珍しいと感じたとのコメントに驚き、嬉しく思いました。 fiorinaさん お読み頂き有難うございます。 おっしゃる通り、8月投稿のこちらhttps://www.breview.org/keijiban/index.php?id=2221に別の道がありました。ROUTE bで目にしたアザミの種子は本当にアザミだったのでしょうか。同じ花でも別の場所で見ると異なるものに感じたり、通り過ぎる瞬間に目にした光景を反芻しているうちに、事実とは異なるデタラメな記憶にすり変わってしまうことがあります。綿毛のように霧散して、本当のことは...もう空の彼方です(なんちゃって^_^ )。 「ことばだけに終わらせない質感を持っている」とのコメントにとても嬉しくなりました。

stereotype2085 (2018-10-06):

まず「ROUTE b」というタイトルが洒落ているな、と。中身はどんな困難、災難があろうとひたすら歩む、という印象の詩だと思いました。僕の好きな歌から「buoy」の「燃える太陽のもと 今日も成すべき仕事がある」というフレーズと、「名もなき風」の「繰り返される命感じ ひたすら生きろ」というフレーズの二つを想い起しました。中々辛く過酷ですがやはり人生(ROUTE)とはそういう一面があるのかもしれませんね。

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