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つばさ   

作成日時 2018-01-29
コメント日時 2018-02-08

私は今から数字になるのです 外は化粧を整えているのです 引き締めなければ 迷うだけなのです かくかくしかじかと、書いているのです 毎日が書いてあるのです 冷めないうちに、君のはじまった 朝を食していくのですよ それがこのような文字じゃ語れないことなのだから 耳鳴りがカチカチ音を鳴らしてゆくと あったかいマフラーはさしだされるのです これがお国の手紙でないのだなんて わけのわからないことでまた心が安らぐのですよ なんだかさむいなあ それは、外膜へ踏み出すからだろう 色んな所の私がぽちぽち無くなってゆくのです 君の掌に何時も置いてゆくのです 心臓はカチカチと数学のように道を慣らしているのです 君をいっぱいすいこんだあと そして私は私をおいていきます そして君は私につばさを生やすのです 「いってらっしゃい」という 一言のつばさを。


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2019/09/16 05時38分52秒現在
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コメント数(6)
み う ら (2018-01-29):

投稿ありがとうございます。やや難解なメタファーが隠されている感がしました。それを読解出来ない私なんですが、 かくかくしかじか このフレーズが大好きです。言葉にならない言葉。かくかくしかじか。いいですよね。

ふじりゅう (2018-01-30):

三浦さん ありがとうございます。 主人公は朝に新聞、ニュースなど、恒例の情報がなだれ込んでくるのですが、多忙な彼はそれをただ垂れ流されるように目耳に入れている。そんな状態の情報は、もはやリアルな言葉にできないと思い、この表現になりました。最近ではあまり使われない言葉ではありますが、なんか、こう、響きがいいですよね。ご覧頂きありがとうございました。

survof (2018-01-30):

「...のです」「...のですよ」という語尾の繰り返しが非常に魅力的なリズムを作り出していて、ことば一つ一つが丁寧に自分の心の中に入ってくるような感覚がありました。最後の2行がリズムを崩しているようで個人的にはないほうが好きですが、何度も読んでしまうような不思議な吸引力がある作品ですね。「わけのわからないことでまた心が安らぐのですよ」の一文が特に好きです。

ふじりゅう (2018-02-01):

survofさん ありがとうございます。 後半のリズム崩しは、詩を落とす効果を狙っていましたが、もう少し推敲の余地があったかもしれませんね。私には勿体無いお言葉頂戴致しました。今後も頑張ります。

百均@B-REVIEW ON/ (2018-02-07):

全体的にぼかしが入っています。ですます口調から、語り手の方がちょっとだけ物事を知っているような気がします。そこから例えば、子を見るような親の視線を感じます。でも、よく読んでいくと、私の中のわたしを切り離していくような感じが強いのかなぁとも思うので、子どもが大人になっていくという過程そのものなのかなぁと思いました。言葉の境界線をぼかす事によって多分射程範囲が広くなっているし、色々な見方を内包しつつその内包された見方は多分内と外を繋げているのかなと思いました。

ふじりゅう (2018-02-08):

百均さん ありがとうございます。家というものは「自分」という存在のありかであると、個人的に考えています。玄関から発つという行為は、自分というものを置き去りにして「別の自分」となることだという勝手な考えを、詩の中にいれています。新詩は色々な見方があることが面白さであると思いますが、私の詩について読み解いて頂いたことが素直にうれしく思います。

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