作品投稿掲示板 - B-REVIEW

鷹枕可


投稿作品数: 90
総コメント数: 921
今月は5作品にコメントを付与しました。
プロフィール
記録
プロフィールはありません

鷹枕可の記録 ON_B-REVIEW・・・・

ゴールド初コメント送信者

作品への初コメント数バッジ(くわしく)
獲得バッジ数

ゴールドレッサー(月毎)

月毎コメント数バッジ(くわしく)
獲得バッジ数
✖4 ✖10 ✖21

ウルトラゴットーB-Reviewer

総合コメント数バッジ(くわしく)
獲得バッジ数

伝説の投稿者

投稿作品数バッジ(くわしく)
獲得バッジ数

大賞受賞者

大賞作品数バッジ
獲得バッジ数

労働週間

2024-08-18

301号室

2024-08-16

夜の星

2024-07-08

廻廊遠近法

2024-05-03

洛中図

2024-01-26

2023-07-10

忘水

2023-05-08

かみありづき

2023-04-18

歴史修正主義

2023-03-12

けふの天気

2023-03-07

または帰れ

2023-01-23

花と落日

2023-01-11

あるいは悪所

2023-01-03

抒情追放

2022-12-22

棺桶

2022-12-04

オセロー

2022-11-14

侏儒國

2022-10-31

晩夏些事

2022-08-09

once upon a time

2022-08-01

ドブンヌ

2022-06-02

貧乏節

2022-04-19

埋葬、汀にて

2022-03-18

独裁者達

2022-03-08

中華物理

2022-02-02

蜂の共喰

2022-01-05

蟻泪譚

2022-01-02

脚本の死

2021-12-13

交差法

2021-11-11

科学

2021-11-01

死刑囚

2021-10-18

金管楽

2021-09-25

旧弊

2021-09-01

2021-08-08

ラストベルト

2021-08-04

試験―α

2021-03-03

暴盗

2021-03-02

現代詩を抗う

2020-12-27

刈萱

2020-10-27

壌の華

2020-10-10

淘汰

2020-07-13

机上晩餐

2020-07-04

石の苦悩

2020-04-21

あなたへ

2019-07-28

籠地獄

2019-05-27

血と黒

2018-07-27

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季=年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 一首の歌と致しまして。立姿は綺麗なのでございますが、それのみに終始しており、 一種現実批評的な視座や、今現在、詠まれるべき問題性を蔑ろにしていらっしゃられ、古歌‐近代歌の佇まいを今様へ甦らせる意図も今一垣間見えず。 評者の読解不足ならば申し訳もございませんけれども、今一、唸らざるを得ない、と感受を致しました。 せめて十首程の連作を構成して下さりましたならば、別の着眼点をも持ち得ようとは存じ上げますが、 現代と古典の意識の摺合わせには、如何致しましても時代的価値観の相違が表面化致してしまいますから、難しい処ではございますが。 顏の無い歌である、と感受を致しました次第でございます。それは、佳い意味でも悪い意味でも。 復、連作を構想なされて、投稿をして頂けますと助かります次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (後輩教育)

2024-11-11

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季=年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂き、視聴をさせていただきました。 文体はこなれていらっしゃられ、稍冗長である事を除きましたならば、一定の水準には達していらっしゃるとは存じ上げますが。 如何でしょうか、ポエトリー・リーディング前提の作品と致しましては上出来ではございましょうが 一篇の詩作品と致しましては(つまり、文字媒体と致しましては)色、趣きが間延びをしていらっしゃる様に感受を致しました。 要所要所に中心点、衝迫たる一行が、必需である様な心持が致します。 敢えて御作が非‐音声‐詩と致しまして卓越していらっしゃる一行を抜粋致しますならば、 >ただただ雨だけがドアの外で降っております。 この一行でございましょう。 外は蛇足、とは言い兼ねますが(他の行がこの一行の背景と致しまして機能をしてあらせられる、と考えますならば) もう幾許か、キラー・フレーズが欲しい処でございます。 声調、声音に於きましては、何処か客体的おかしみがあらせられ、パフォーマンスと致しましては、夙に各段の文句がある訳ではございません。 但し、御作が歌誌「帆」の誌風と合致なされるかどうかは、難しい処でございましょう。 カラーが異なる、と申しますと分り易いと存じ上げます。 具体的な誌風に於きましては、discord内の歌誌「帆」に前号が全文掲載されておりますので、 再びかも知れませんが、ご参照の程を宜しくお願いを申し上げます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (桃色哲学)

2024-11-08

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季=年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 記号化なされた事象の記述が、中々現代的であり魅力的であると存じ上げます。 然し、もう一段の客体化をこころみられましたなら、尚面白くなるのでは、と感受を致しました次第でございます。 例えば、第三聯 >考えないで >結論を急がないで >大丈夫 >不安だけど道は続く 此処を鉤括弧で括って仕舞い、主体の辞より切り離しになられ、 第四聯 >あの二人 を「あの二人b,c」或は「あのb,c」 最終聯 >平行だった私 を「平行だった私a」或は「平行だったa」へと記号化をなされる事に拠り、一層俯瞰的な御作となられるのではないでしょうか。 着眼と記述は、とても佳いと存じますので、 もう一層、細部をお磨きになられ、工夫為されると見映えが宜しくなる事と存じ上げます。 参考になられるか否かは分りかねますが、上記の様な方法もございますので。 抽象記号化をなされた特異な視座の更なる研磨の程を、期待を致しております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (公園へ)

2024-11-06

御作を、拝読させて頂きました。 上手く書けてはいらっしゃると存じ上げます。 纏わり附かれになられる様な文体は、表題を意識致しましての事でございましょうか。 「時空間」‐外部事象と「われ」‐内部事象の相克を、中心命題に据えまして起草なされた御作を拝読いたしまして思いますは、 いっその事、「時空間」を無視なされた「われ」の徒然をこころみてみてはいかがでしょう、と謂う身も蓋も無い、一言なのでございますが。 評者は、現実生活的外部事象の一切との距離を置いております故に(おかしなケースでしょうけれども)、 この外部事象との相克の感覚が、実を申しますならば、余り解らないのでございます。 或は、作者様に於かれましては抽象概念的情緒、畢竟情感のうねりを表現なされたい傾向がおありになられるのかも、とも存じ上げます。 評者はそちら方面の表現技法に於きましては滅法、鈍らでございますから、具体的なアドヴァイスの甚だ難渋を極めるのでございますが。 若し、観念‐詩の様なものをこころざしていらっしゃるのでしたならば、 自己の内面に歴史化をされた、象徴史‐アレゴリー的世界像を構築致してしまいます方法もございます (所謂、修辞派の技法とはなってしまうかもしれませんが)。 現実社会生活をおろそかになされる程、創作に賭ける心理を、とは無責任な物言いではございますが。 無理難題を承知の上で申しておりますけれども、何処か現実との折り合いに於きまして破綻をなされていらっしゃる筆致が垣間見えますものへ、 趣深い心境を覚えてしまいますものですから。 作者様へは聊かご負担になられるとは存じ上げますが、 身を持ち崩します程に表現へとのめり込みになられた後の結実を、拝読させて頂きたくも存じます次第でございます。 無理に、とは申しませんけれども。もう幾段か突出なされた物珍しさを期待致してしまいます所存でございます。 若しよろしければ、頑張ってみて下さいませ。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (まるで水の中を潜行してゐるやう)

2024-11-05

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させていただきました。 辛口の批評となります事を、ご容赦下さいませ。 先ず、「天皇陛下」を題材といたしますならば歴史的経緯の整合性に、頭を悩ませなければならないことでございましょう。 つまり、戦争責任の主体と致しましての「天皇」制が、責任を免れ、今日へと続いておりますことへの疑義――、 それ即ちわれわれ自身の過去の戦争責任よりの逃避への疑義――、が、その追及をされなければならないことでございましょう。 而して、御作を拝読いたしまするに、「三丁目の夕日」的無責任ノスタルジア、つまり「いいとこどり」の歴史修正主義的歴史観しか感受し得ないのでございます。 之は、今日のポピュリスト、自称愛国保守主義者達の歴史感覚と共通を致しましょう。 此の病深き理由とは、謂わば宗主国アメリカの統治機構に「お目溢し」を頂戴し、 その代償と致しまして「われわれ自身の歴史」を忘却致しました事に由来を致しております様に、感受せられます。 われわれが「天皇」を引用致します事態に於きましては、其処に愛情と憎悪、祝福と呪詛が同時的に存在をしていなければならない、と評者は考えます。 其れは、前段の通り、戦争責任者と致しましての「天皇」、ひいては「われわれ」への批判精神を内包致します事に拠りまして、 捻れ、断絶を致しました「戦中体制‐過去」と「戦後体制‐現在」を客体、相対化しながらも、 「しかばねの遺骨を掬い上げる」様に、 一本の断絶を抱えた一縷の歴史性を、穢れ浄め乍らも個個人の内在へ、継承をする為に必需の営為、態度である様に思われるのでございます。 整合性の絶対的不可能へと真向う態度こそが、整合性を可能とする、この縺れをご理解頂けますでしょうか。 感情矛盾の幅を包括なされた、御作を期待致しております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (天皇陛下万歳)

2024-11-02

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 極限までお切り詰めになられた筆致の、饒舌体‐散文詩とは異なる意識の行き届きになられて。 白眉、と思いました次第でございます。 題名と詩文の関係性の相互補完、よくぞここまで言葉少なにして雄弁に拡がれる詩的領域を築かれになられましたこと、 尊敬に価を致します次第でございます。 此の水準を更に拝読させて頂きたくも存じ上げます次第でございます。 之からも、期待を致して居ります。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (戦場)

2024-10-22

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始かそれより稍、早く、に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させていただきました。 先ず、筆致を非常に手堅く纏めていらっしゃる。此処は白眉であると存じます次第でございます。 いつよりか、日本的精神の象徴となりました「櫻の木」と季節の移ろいを照応なされて記述をされていらっしゃる。 修辞へも危なげのなく、確りとした観察が行き届いていらっしゃられる、と。 御作に於きましては「秋朽葉」が死の象徴となり、 「春の花」が生の賑いの象徴として機能し、循環性を担保なされていらっしゃいます様に読解出来ましょう。 然し、之も評者の無理な要求なのかもとも存じ上げますが、 「櫻」には死者の――或は帰らずの出征兵や、戦災死者の気配を、其処此処に思いい出します性分でございますから、 それら、時間軸上の記憶の継承の痕跡がございましたならば、猶の事、奥深い御作となられるのではないでしょうか。 点景と致しましての完成度は、一定水準に達しているとは存じ上げます。 此処より更に平伏の感を覚えます様な御作を、期待致しております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (季節の窓)

2024-10-14

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始かそれより稍、早く、に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 言葉択びが巧緻であり、現代的自我意識の置き所の無さも上手く表現なされていらっしゃると。 新しいもの――例えば現代抽象画――等を好まれる方々には、好評なのではないでしょうか。 >言葉になれない鳥の聡明さとか >紅く紅く燃え広がる訃報と 等の詩行に、夙に光るものを感受を致しました次第でございます。 之は、余計事、と申しますか評者の感受性の傾向なのでございますが、 世界の空間性‐時間性、つまりは風土や、履歴と申します様なものを、踏まえました上での抽象表現ならば、好む処なのでございますが、 現代人の或る種の平面‐平均性に於いて立脚を為されたフラットな抽象性、之が中々、趣深く感受せられない精神構造でございますから、 十全に良くは読めてはいないかもしれませんことをご海容くださいませ。 これからの御作も、愉しみに致して居ります。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (光れども。)

2024-10-13

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始頃に始動との計らいでございますから、その時分、迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 色々な、読みが出来得る事と存じ上げますが、評者は勝手に「銀河鉄道の夜」を彷彿と致してしまいました。 「僕」はジョバンニ、 「君」はカンパネルラ。 そう読解を致しますと全てを何故でしょうか、納得を致してしまいました次第でございます。 勿論、別の読み筋もございましょうし、別の意図に拠って起草された御作である可能性もございましょうけれども。 若し、それを――銀河鉄道の夜・借題を――射程に入れて草されましたならば。 之は中々、上質なのではないでしょうか。 次回作の程も、期待を致して居ります。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (夜の果て)

2024-10-11

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始頃に始動との計らいでございますから、その時分、迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 実存型抒情詩、の一種として読解をさせていただきましたが、如何でしょう。 修辞派、ではございませんのでしょうけれども、もうひと捻り、 この作者様でなくては、とう貌の見えて来ます様な記法を発見なされなければ、 よみびとしらずの類型的抒情詩、と受け止められて終うのみではないのか、と危惧を致して仕舞います。 確かに、過不足なく流暢な筆致ではございますが、であるが故に、フック、引掛りの不足を、感受致して仕舞います次第でございます。 自我意識の外側へ――あるいは際限の無い内側へ――何某かの得体の知れぬ、運動体の様なものを感受なされなければ、 「詩」的領域へは到らないのではないのでしょうか。 内観、或は観察を一層お磨きになられますことを願いたく、存じ上げます次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (寒暖差)

2024-10-09

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季‐年始頃に始動との計らいでございますから、その時分、迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させていただきました。 堅実な描写力、華美に傾き過ぎず、即‐現実に捕われ過ぎず。 美的修辞と実地力も確かな、御作であると拝読をさせて頂きました(「囲繞」など、たまりませんね)。 然し如何でしょう、もっと難読性を突き詰めても宜しいものが描けます、実力もある様にも感受をせれらるのでございます。 戦‐前近代的美意識を復古なされても、物に出来得るのではないでしょうか。 此の作者様に於かれましては、可読性に注視を為されない方がより作者様らしい御作を仕立て上げ為されられる様にも思えるのでございます。 紅葉を爛欄たる地獄と把握なされます様な感性を、誌的語彙に拠ってより先鋭化をなされた作品を、是非とも拝読させて頂きたくも存じ上げます。 型は確りと出来ておりますから、もう三、四寸程の詩的理性に拠る狂奔を垣間見せて頂きたく存じます次第でございます。 要は、如何に知的に狂うか、ということでございましょう。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (目覚め行く秋と共に)

2024-10-06

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季頃になるとのことでございますから、その時分を、見計らいに為られてくださりますと。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 記述中、記帳がフリーズをしてしまいましたので、二度目の雑評となります事を如何かご容赦下さいませ。 世界史を、今様の西洋史中心主義からではなく、もっと旧い視点から描かれていらしゃる箇所が白眉であると存じました次第でございます。 出埃及以前より溯っては、われわれの文明史は五、六千年程継続をしていると考えて宜しいのでしょうけれども。 その経過にハンムラビの治世があり、つまり報復の歴史「同害報復」の起源が含まれております事を鑑みまするに、 今の世界情勢にて勃発をしております種々の戦争の火種は、古代史より延々と続く人間の宿痾なのではないか、と考えて仕舞います。 所所、文体が乱れております処も効果的であり、深く読もうと致しますなら種々の読解が出来得る、優れた御作であると感受を致しました次第でございます。 もう、二、三作程、拝読をさせていただきたく存じ上げます次第でございます。 中々の可能性を感受致しましたものですから。 これからが愉しみな作者様である、と。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (私たちの中の痛みを伴う悪魔が倒れました!)

2024-10-05

分り合える箇所も有り、分り合えぬ箇所も有り。 歴史認識に附きまして。 最後に。 幾ら申しても届かぬ様でございますから。 自身の素性を明かしたく存じ上げます。 自身の父方の祖父母は、満州鐡道の駅員と、殖民移民者でございます豪商の娘、でございました。 長男たる父には三人、姉がおりましたが。満州引き上げの折、落命を致しております(その戒名も確りと、位牌に三つ並んでおります)。 自身の母方の祖父母は、孰れとも天理教の信仰者でございました。 天理教徒は、満蒙開拓団へと参加を致しておりました来歴がございます。 それらが、何を意味するのか。 自分が、自分の血肉を以て証明し得る事とは、すなわち――大日本帝國、国粋主義的殖民政策、「満州國」の、末子の一人と致しましての血の歴史を、 その結末を。 その因果を。 自身が一身へと引き受けて存在しております、事実でございます。 それでも、貴兄は 日本の、 国家の、 天皇の、 歴史遡及的正統性を担保できますか、と尋ねさせていただき、口を噤ませて頂きたく存じ上げます。 既に、われわれは加害の歴史を、その罪を負って現に在る、ということでございます。 (雨)

2024-09-19

フレームワーク、というのでしょうか。 サイトの構造(つまり、ルール)をコンセプチュアルに表現化なされていらっしゃる箇所が白眉である、と。 充分に、種々の実験を試みられて下さいませ。 「投稿する」という一見当たり前に見えます行為を異化なされるメタ的視座が、皆様へも良い刺激となりましょう。 (Code of Hammurabi)

2024-09-19

せッ、、政治のはなしもッ、、だいッ、大事だゾォォォッ、、、、!? 下記、テスト。 こォんンぶゥハあンはァ、おほつかァぁあきィぅおでェㇲ (雨)

2024-09-19

色々と、見解の相違が見受けられましたので、下記へ。 >今の日本の為に命をかけて陛下の為に戦う 矛盾を致しております。「今の日本」の「天皇陛下」権威付け、 その拠り処を明文化致しておりますのは日本国憲法一条から八条、そしてその前提より成立致しましたのが不戦の宣誓、第九条、であると存じております (間違いがございましたならばご指摘下さいませ)。 いわずもがな、憲法九条は不戦を説いておりますから、陛下の許に戦を決起する、 と仰られるのは憲法の精神、戦後日本に於ける象徴天皇制の許なる平和精神にも矛盾を致しております (もっとも、一部の歴史解釈も出鱈目なる政治家――例えば高市早苗氏などは――その様な一貫性を欠いた論法を使役する可能性もありや、とも存じますが)。 >朝鮮人虐殺に関し、日本は度々謝罪を繰り返してきました。これ以上謝る必要がなんであるのか? 謝罪の十全性、それを決めるのはわれわれ日本人ではございません。 丁度、先の大戦に於ける無差別空襲に拠る民間人虐殺の、正統性を決める権利が――道理に適うならば――国家アメリカにはございません様に。 そして、虐殺事件の資料、証言の現実性を鑑みますに、捏造と仰るのは無理があられるのではないでしょうか。 >今の日本における左翼的共産主義的な戦後民主主義に染まり切った『なんでもあり政策』 果たして、いづこの政党を指摘なされていらっしゃるかも不透明でございます。 自由民主党、立憲民主党、維新の会、等等、巨大政党各党は右から左へ到りますまで「保守色」を打ち出しているではございませんか。 防衛費増額43兆円(と記憶しておりますが)を反故にする、 という公約を掲げる政党が何処にも――勉強不足でございますから若しかしたなら立憲民主辺りは検討を致しているのかも知れませんが――見当たらず、 寧ろ安倍内閣時に強行をされました憲法の歪曲解釈に副って、軍事拡大へと向かわんとする政党ばかりではございませんか。 >人々が言論の自由行動の自由の果てに、進んで自由を放棄している 上記には同意を致しますが、それは世界潮流的排外主義の為れの果て、であると考えております。 極右政党の台頭の全‐世界性、之は動物的存在としての人間の本能が指向する、文明破局の瀬戸際にわれわれが立たされている、と考えております。 >三島の意思を継ぐものはいません。それは美意識がもう違うのです。もしいたとしても、それはたった一人で褌でビルの屋上に立って腹切りをするようなものです。 上記には文芸上のレトリックが仕組まれておりますので、賛同は致し兼ねます。 三島と同じくする美意識が、異なる状況文化の中にて三島とは異なる色合いにて発色する、という事は十分に考えられましょう。 三島を殴ち毀つものこそが、最も三島の思考の趣意を継承し得る、とも自分は考えております。 そのまま、現代に於いて自決時の三島を再現しようと致しますなら、上記の様なカリカチュアは成立を致しましょうが。 件の元・楯の会関係者某氏が行っている政治運動とは、斯くごとくも滑稽な、或は滑稽ゆえ不気味なものであると、認識を致しております。 鎮魂歌を、歌を、という意識は否定を致しません。 ただ、その鎮魂の対象が誰であるのか、如何様にことばを使役なされれば鎮魂頌足り得るか、それは各々が能々考えなければならないことでございましょう。 死なば産まるるいのちもなきか、と。 長文、閲覧を賜り允にありがとうございました。 (雨)

2024-09-19

すばらくだらなしい、です。 (宣戦布告)

2024-09-18

話が、きな臭く為ってきたようでございますので。 敗戦国の最高権力者と致しましての天皇陛下が、おめおめと生き延びられた事を如何に整理なされますでしょうか。 人間宣言以降の陛下が、実効的支配力――武力を含む、それ――を 今、此の世界趨勢の時期に、具有せなければならない、ということばの意味を、もう一度お考え直されて下さいませ。 そこに、歴史的正統性、歴史的一貫性がございませんのならば、 貴兄とは袂を別たねばなりますまい。 関東大震災、朝鮮人虐殺より101年の今年に於きまして。 記憶が確かでございましたならば元・楯の会参与関係者某氏が慰霊式典の場に於きまして、 「慰霊碑は必ず撤去して見せます」 「慰霊碑は必ず爆破し、破壊して見せます」 等とヘイト・スピーチを行いました事に附きまして――つまりは「憂国」が歴史修正主義に傾いて継承をされております事に附きまして、 如何、お考えでございましょうか (之は、ナツィズムの昔を如何受け止めるか、 今後の新-ナチス主義と謂ったものの台頭を如何に阻止し、その歯牙を抜き去るかという問題に直結を致しております)。 因みに――自分は若し、 三島の意志を正統に継ぐものがございましたならば、 現・日本国の国体を以て武装傾向へと先鋭化してゆく状況へと、反旗を翻しになられるのでは、と想像を致して仕舞います。 何故なら、今武装国家日本を実現致します事とは、三島が最も憂慮をしていた(と考えております)、 国家アメリカの傀儡、飼犬としての ――皮肉な言い方とはなってしまいますけれども――対中国への「楯の国家」と致しましての顛末をしか想像出来ませんものですから。 それは、多分、彼の愛した日本ではございませんでしょうから。 突如長文失礼。 (雨)

2024-09-18

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(始動時期は未だ決定をされておりませんので、爾後、募集期間を追って、御知らせをさせて頂きたく存じます) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 成程短く纏まって居り、可読性も高いと存じ上げます。 をかしみが前面に表出されており、小品と致しましてはそれなりの完成度を具有なされていらっしゃるとも。 而して、折角の「栗毛の駒」なのでございますから、 歴史的文脈の中より――例えばふと着想しましたのは、 例えば伊達氏の馬が若し栗毛であったならば、或は熊さん八っつぁんが栗毛の駒に騎乗を致しましたならば、等――、の歴史改竄の遊びの幅がございましたならば、 一層出鱈目なユーモアを包括なされた御作となられたのではないでしょうか。 もうニ、三層程、突き抜けて欲しくも存じ上げます次第でございます。 しがらみのなかなる自由奔放を、追求をして頂きたくも存じ上げます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (栗毛よ)

2024-09-15

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(始動時期は未だ決定をされておりませんので、爾後、募集期間を追って、御知らせをさせて頂きたく存じます) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 雨――自然現象と 人――作為的現象を対比なされて記述を為された、半‐散文詩であると。 読ませて頂きまして感受を致しましたのですが、 如何でしょうか、 エセー的文体と詩的文体の中間におありになられる御作を、 孰れか――完全なる散文詩か簡素記述へと――かたむけに為られた方が色が出る、と存じました次第でございます。 而して散文詩と致しましては文体、記法の強度が稍、足りず。 所謂非‐散文詩形(つまり伝統的自由詩)の、韻文詩の形式を保全なされた文体の方が、此の詩作品の主題には合致を致しましそうな感覚を憶えました。 例えば(下手、且つ拙いですが)、 雨が降る ひとのうえには適切に 雨が降る ひとのしたには適切ではなく ひとの適切とは何だろうか の様な簡潔な文体を追究をなされた方が、贅肉の少ない立姿の佳い詩文となりうるのでは、と存じ上げます次第でございます。 テーマが比較的、明瞭な御作でございましたので、余計事を注文をさせて頂きました(的外れかも、と自ら恐れつつ)。 主題に沿って、種々の文体を駆使なされる手腕の程を、一層期待を致して仕舞う所存でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (雨)

2024-09-14

松下育男様、をご存知でございましょうか。 かの御方の詩風と相通じる美しさを感受を致しました次第でございます。 屈託さへもうつくしく 翳りあらば 誉のこゑとおぼほゆるなる (僕は君に)

2024-09-12

善悪極まって―― ? 良いことと、 進歩の為れの果て(その一例)。 https://www.youtube.com/watch?v=fArBkUcYIKQ 科学的発展を論拠とするならば、合理――世界史の行き着く処、を能々鑑みなければならない。 レス、不要。 (NO!リベラル)

2024-09-12

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(始動時期は未だ決定をされておりませんので、爾後、募集期間を追って、御知らせをさせて頂きたく存じます) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 ライトヴァース的に、非常に手慣れた記述とは存じますが、 平均以上の突出なされた感性、技巧、或は実存性の孰れかを欲して仕舞います所存でございます。 此の御方でなければ書けまい、と謂った「某か」が欠落していらっしゃる様に感受をせられるのでございます。 それを獲得為されるためには、先達の現代詩人達の作品を一読、否熟読なされるのも佳いでしょう。 多分――途方も無い言語の可能性に驚かれに為られる筈でございます。 其処より、始まる物事もございましょうから。 大変、心苦しい物言いではございますが。 よみびとしらずの領域より突出をなされた作品とは、中々謂い難くもあり。成長の程を期待致して仕舞いたくも居ります所存でございます。 これより、血の滲む様な研鑽をなされるかは、ご意志におまかせを致したく存じます次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (私と君)

2024-09-10

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(始動時期は未だ決定をされておりませんので、爾後、募集期間を追って、御知らせをさせて頂きたく存じます) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 文体が、当世風より稍、古く。 その文体意識に拠って現代的事象への客体視がなされていらっしゃる箇所が特徴であり、美点であると感受を致しました。 観念的葛藤、内観的抽象意識が外部へと結び付き、不可思議な印象を彷彿とせしめ、 そして俗を――乃ち現‐存在意識性の賜物である肉体性を――想起せしめる記法に拠って、却って聖俗の深き渓間を垣間見せていらっしゃる。 此の方向性を一層お極めになられた詩文も、拝読をさせて頂きたく存じます次第でございます。 時代との合致ではなく、齟齬が。翻って文学的価値を燈らしめ始めていらっしゃる好例とも申せましょう。 閉じているからこそ開かれる、暗闇にあるからこそ明るむ、その様な趣を感受を致しました次第でございます。 之からも、ご研鑽、唯一無二の視座のご獲得の程を期待をさせていただきたく存じ上げます。 もうひとつふたつ、深まる、或は突き抜けますならば、比類なき作家性が泛び上がるかとも存じ上げます次第でございます。 頑張って下さいませ。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (それさへあれば)

2024-09-09

批評、レスポンスを賜り、ありがとうございます。 可読性全無視の方向へと、つまり文語旧仮名書体へと舵を切らせていただきましたので、余り好まれないかな、と存じておりましたので。 斯様な擬‐古典調の詩文を閲覧し、読解して下さりました丈でも万‐万歳なのでございますが。 實は、細部には余り拘泥をせず、作歌(詩作)をさせて頂いて居ります所存でございます。 只管にことばの言葉たる地点、乃ち美‐意識への可能性に則って、記述をさせていただきました。 ことばみずからが躍動を致します迄は、自分は何も書き遂せませんものですから、 或る種、自動筆記(オートマティスム)か、霊媒の譫言に近しいのかも知れませんね。 ジャンヌは天堂へゆかず、 煉獄(今し世)にその彷徨をせるものか、いかがか。 (小曲譜・デューラハーン)

2024-09-09

余計な、お節介かも知れませんけれども。 「日本現代詩人会」 「現代詩手帖」 「詩と思想」 孰れかか、全ての投稿欄へと気が向きましたなら、ご挑戦をなされてみましたならばいかがでしょうか。 もう、挑戦を為されていらっしゃるかも知れませんけれども。 文句無しに、佳いです。 (僕の「I was born」)

2024-09-06

しょうがないにゃあ。(エイサホイAIさん代打) (NO!科学者)

2024-09-04

あたらしいものって、実は大してあたらしくないよね(等身大風)。 (NO!科学者)

2024-09-03

あたらしいものって、実は大してあたらしくないよね(等身大風)。 (NO!科学者)

2024-09-03

(此れもひとりごつ) 要約を致しますに、如何に正確な線が引けるか(美術的比喩)、とうことを仰っていらっしゃるのでしょう。 それは技術(アート)論では序の口も序の口。 正確な線描の先には、広大無辺の縹渺が待ち受けております筈です。 そこまで到らなければ、未だ未だ未熟でしょう。 言葉(メディウム)を、言葉足らしめているものそのものへの眼差しがなければ、と。 嘘と眞の間の児を、美とも申したく。 そして美に拠ってのみ暴かれる「眞」の虚構性もありなむ。 藝術とは、そういうことでしょう。 (NO!リベラル)

2024-09-03

真面目に(いつも真面目ではございますが)。 明らかな空白< >とう自己検閲に拠り 検閲的暴力への抵抗、と見せかけながらもその検閲的暴力の肯定(粛清、矯正は必ずや言語内-外の暴力、つまり価値の検閲を伴いますから)、 とうアクロバティックな技巧を見せて居り、 技巧だけならば一品である、と感受を致しました次第でございます。 折角、 表現の強度、が話題に昇っておりますので。 表現の仕事とは、検閲を実行する事でしょうか。 それとも、検閲が実行された時、その事実を告発することでしょうか。 表現の仕事とは 或る特定の時代意識が或る一定の方向に進む時、 それに便乗する事でしょうか。 それとも、 或る特定の時代意識が或る一定の方向に進む時、 その行き着く先を示す事でしょうか。 表現者とは被写体でしょうか。 それとも 表現者とは撮影機でしょうか。 答えられないならば 答えないでも構いませんよ。 ナツィズムの青年暗き袖を見す必ずやわが身をうてる のち (NO!リベラル)

2024-09-02

レスポンス、批評の程を賜りまして、ありがとうございます。 成程。その様な意見も勿論ございましょう。 そして大多数の国民意識とはアラガイ様の仰る様な風合い、色合いでございましょうとも、考えられます。 そこで、現実問題を提起させて頂きたく存じあげますが。この「日本」が先進諸国としてこの先、延命出来ます可能性は幾許程でしょうか。 自分自身の感覚では、所謂後進国への仲間入りをせざるを得ない時期がそう、遠くなく(20――40年後には)訪れると、踏んでおります。 その時に遺りますのは、「自由ヶ丘」や「希望が丘」と謂った土地の記憶を剥奪されました、薄っぺらのコンクリートの造成地と、 事実上労働難民と為り果てました多くの居住歴者、 つまり土着の市民階級‐一部の資産階級に分断されました、 スラム地区‐高級住宅街地区に区分をされた土地ばかりでございましょう。 此れは、資本主義の当然の帰結であると考えております。 高度資本主義と高度共産主義は――その産み出す世界像のディストピア性に於きましては――恐ろしい程に近似した結果を露呈するでしょう。 その前段を踏まえつつ。 AI管理社会、とは面白いお考えであると存じ上げます。而して支配者が誰であれ――王侯であれ皇帝であれ宰相であれ機械であれ――、 それは生活困窮者に於きましては、如何でも良いことです。憎悪の対象が挿げ変わるだけのことでございますから。 実際、本邦にて再びの打ち壊しやストライキ、革命運動や暗殺事件が起こりましょうとも(もうその気骨も何処かへ消え去って仕舞いましたのかも知れませんが)、 社会制度を根底から覆します様な案件とはならない、とも思えて仕舞います(平和呆け、或は冷笑的諦観なのかも知れません)。 或は些か、社会の転覆を期待しているのかも知れません。 却説、そこで秩序の側に立ち、 敢えて天皇陛下に拘泥を致します理由とは、 他ならぬ戦争責任とう時間軸上の過去性を――それもいみじく短い歴史ではございますが――、 われわれは、払拭、精算し得ぬ昨日事と致しまして記憶する事が出来得る、 その可能性が罪の玉体である「象徴」たる天皇陛下を通しましてわれわれ個個人一人一人の問題と致しまして継承し得る、と考えますからでございます。 思えば、個人の存在の質量とは、その過去性の――主に罪科の累積に――保証されているのではないでしょうか。 自分個人と致しましては、到底、薄っぺらな等身大の今日の私、と申しますものとその思想の心中を遂げるのは甚だ御免蒙りたく存じ上げます次第でございます。 移民問題に於きましては、 前段の通り日本国が、相対的に労働、治安、居住環境に於きまして恵まれ、つまりは「マシ」であるかという問題に帰結を致しましょう。 自分の見立てに於きましては、その「マシ」である時期はそう長くは保たれないことでございましょう。 因みに、個人的には移民受け容れには寛容であるべきであると考えております、喩えそれが日本国の秩序の崩壊の加速の一要因となるといたしましても。 お前は、秩序の維持がしたいのか、破壊がしたいのか、とうお声も聞こえて来そうな心境でございますが。 亡びゆく歴史性――乃ち天皇制――と破滅への昏いロマンティシズムが、自身の詩情、歌心の底流にございますことは伝えて置かなければなりますまい。 その上に於きまして、如何に現実の危機、傾れゆく国論、世論 (或る意識調査に於きましては、日本に十年以内の戦争可能性のある、と回答なされた方が全体の四分の一、であったそうでございます)に抗う手段を講じるか、 真剣に考えております次第でございます。 一見矛盾を致します、「戦争回避」と「天皇制」が如何様に結び付いた思路を形成しておりますかは、伝わりましたでしょうか。 毎度、長文の程を閲覧を下さりまして、允にありがとうございました。 (試論:平和宣言と天皇制)

2024-09-02

ご閲覧、ご批評の程を有り難うございます。 頗る一般的な、一現代人の感覚を代弁して下さりまして、心より嬉しく存じあげます。 却説、何処から話しましょうか。 先ず、卑近な例と致しまして、自分自身の体験談を述懐させて頂きますが。 自身が子供の時分に於きまして、当方の親が当時の両陛下に「――様」と尊称を附けて呼ばれておりました。子供心に不思議に思い、問うてみたのでございます。 「この天皇ってうひとは、自分より偉いのかしら」と。 そうしましたならば当時のわが親はこう返事をしました。「そう、○○ちゃん(当時の当方の呼名です)よりもお偉い方でいらっしゃるのよ、天皇陛下は。」と。 子供心に愕然と致しました。世界――この宇宙、金輪際に到るまで唯我独尊と思うておりました、幼児的万能感を打ち砕かれた訳でございますから。 幼心に、天皇陛下への嫉妬心が芽生えました事を良く、覚えております。 而して、時代は下りまして現代。良く考えるのでございますが。 無際限の自由、無際限の権能。それを付与をされると申します事は、実質、無際限の不自由と無際限の非‐権能を付与される事と等価値なのでは、と (何でも出来る事とは何も出来ない事とは等価、と申しますなら分り易いでしょう)。 誰もが自身のしがらみを具有し、逆説的にそのしがらみに拠って「自分自身」足り得る、その様な言説を考えております。 実際、われわれは律法上の自由権を付与されたと致しましても、現に資本的階級社会を容造っているではございませんか。 さればこそ、形式の呪いと致しましての御上――つまり代表者と致しましての天皇制を冠しますことに拠って、 われわれは個々の実存の置所を得、呪いと祝いの標的、標識と致しましての象徴‐天皇を据え。治まる事が出来得るのではないか、と考えました次第でございます。 場の呪い、生れの呪い、育ちの呪い。それら「血縁」が存在することに拠りまして、始めて自身の座標が定まって来ます様に、考えられるのでございます (制約こそがエネルギイの発現条件である、と申します様な言説も、機会が若しございましたなら孰れ。)。 両陛下に於きましては佳く御勤めに励んでいらっしゃられる、その姿勢の誠実性は論を俟たないことでございましょう。 われわれの、過去と罪と死者を一身に背負ってあらせられると思います度、些かでもその助力ともなりたく感じ入ります次第でございます。 最後まで閲覧下さり、允にありがとうございました。 (試論:平和宣言と天皇制)

2024-09-02

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(発議の結果、始動時期に変更がございますことになりましたので、募集期間を追って、御知らせをさせて頂きたく存じます) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 中々に、強烈な感情が吐露を為されており、基礎の強度が保証をなされております。 記述も、書き熟されていらっしゃる様に感受せられました。 中盤、エクスクラメーションマーク(!のことです。)に引き締められました記述を頂点と致しまして、 緩急の実験を為されていらっしゃられるのかな、とも。 アダジオからアジタートへ、カルマンドからディミヌエンドへ。情感の変則を愉しみつつ、拝読をさせて頂きました。 終聯の文字レイアウト法に附きましては、違っていましたならば申し訳ございませんのですが、 何方かと申しますならばコミックの吹き出しに於きます台詞の、改行文字、配置意識に親しくも感ぜられました次第でございます。 技巧と気魄は揃っておりますが、何かもう一つ、欲しくも為って仕舞いますのは評者の貪婪ではございましょうか。 如何かこれからも、ひたむきに詩を手離さず、研鑽をして下さいます様にと、願っております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (SAVON)

2024-09-01

思想犯は死を売り麺麭種を贖へり戦前の市に「米保守本流」とありしも (NO!科学者)

2024-09-01

新憲兵候補へと告ぐふたたびの「汝が闘争」にゲシュタポありて (NO!リベラル)

2024-09-01

ai(それが、外面的知性の表出体、出力機でしかなかったと致しましても、)に於きましては人間とは創造主、でございましょう。 人間(それが、外面的知性の表出体、出力機でしかなかったと致しましても、)に於きましては神とは創造主、でございましょう。 何が申したいのかと問われましたならば。 喩え、今の人工知能が張子の虎であったと致しましても早晩、ニューロン・コンピューター(脳細胞計算機)、量子計算機等はその開発をされて仕舞うでしょう。 その時、われわれ人類の午後に差し迫りつつあるのは更なる発展でしょうか、機械に拠る淘汰でしょうか。 それとも、環境破壊に拠る自滅でございましょうか(今現在、人工知能の作動には膨大な電力リソースが消費されておりますのは、事実でございます)。 これは新しい産業革命なのか、文明退潮への切欠を発現して仕舞う、後戻りの叶わぬ道なのか、とも物思いつつ。 人類の黄昏の遊びへと、ふとも、よしなしごとを書き宛ててみました次第でございます。 おたはむれ、 あはれ、 ひとのよ、 は。 (量産型ポエム100本ノック)

2024-09-01

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(予定に於きましてはあと一ヶ月程、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂き、視聴をさせて頂きました。 箍の外れて(外して)、仕舞いました様な存在の、何処までも頂点へ貫けました様なかなしみ(と呼ぶに相応しいでございましょう)が、佳く表現されており、 個人的には、とても趣深く拝読、視聴させて頂きました次第でございます。 笑い、ユーモアには二つの視座が必要である、と考えておりました次第でございます。 一つには、人間への滋味の溢れました様な慈悲のまなざし(ヒューマニズム)であり、 もう一つには、これは愚かである、或はどれも非常に下らない、と申します様な醒めた観察眼(クリティシズム)であり、 この双方が駆動する時にはじめて、趣の在られるユーモアが発生致します様な(思い付きですが)感触を憶えております次第でございます。 詩の遂に歌となります瞬間――つまり肉声を伴う瞬間、に於きまして、 正に「すかんぴん」の清らかさの侭、朗読をしていらっしゃられます作者様の、気質の折り目正しさが垣間見えました様な、心境でございます。 とは申しましても――もう一枚か二枚ほど、襯衣の重ね着をしていらっしゃられるのかも知れませんけれども。 些か、佳い意味にて御優しくなられた(人格が寛大になられた)様な感触を憶えつつ、 それでも猶、平気にて人を撃ち殺して仕舞いそうな危うさをも孕みつつ。 非常に正確な、詩文の諷刺、批評精神に感じ入りつつも。 此れからのユーモアの行き処へと、甚だ期待を致しております次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (すかんぴんブルース)

2024-09-01

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 非常に手堅く、上手に纏め上げを為されてらっしゃる文体であると感受を致しました。 評者自身の問題と致しましては、近代的自我=「個」=社会性が弱い、ことにあると痛感を致しておりますが。 上記「個」性の手綱を確りと把握していらっしゃれるが故に、佳い意味で地に足の着いた詩文となっていらっしゃられる。 比喩も、描写の移ろいも堂に入ってあらせられ、現代人の詩文と致しまして或る種の祖型‐プロットタイプとしましても通用するやも、とも感受をしました次第でございます。 歴史的経緯の背景や、社会的状況の行末に於きましては略、必携の知識も無く可読し得る事をも美点とも申せましょう。 結句も見事に着地を致しております。 個人的に気に掛りましたのは 「夕刻には遠ざかる暗雲」が、かの丘でのできごとの寓意とも読み取り得ることでございましょうか。 そして 「晦冥に住む老人」とは、その前段――つまり旧約意識か、本邦の歴史的意識の象徴とも解釈を出来得るか、とも存じました。 そして結句 「黒く塗られた左手に咲く赤いバラの花」が何やらナツィズムの表象と致しましても機能をして仕舞います様な、危うさをも孕んでいらっしゃる、 とは読みが穿ち過ぎではございましょうか。 現代情勢の危機をも反映していらっしゃる様な、良作であると。 一層の鋭利なる表現を、期待を致しております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (蝶々のような)

2024-08-30

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 何と申しましても、旧約レビ記十六章を下敷きとなされていることへの言及が、 只ならぬ複層性を、一見日常的なる関係描写へと影響を及ぼしていらっしゃる箇所が美点である、と。 供犠(罪祭、燔祭)、乃ち呪術的儀式の強度とは、 繰り返し、再現性の慣例に拠って保証され得る(此れは現代科学実験‐法則の再現性にも通ずる処でございましょう)、 つまり、カインとアベルの物語を幾層にも亙りまして表象‐象徴化を施し続けておりますのが、旧約意識の特徴でございましょう (新約に於きましてのヨハネとイエスも然り)。 却説、要の詩文そのものへと着目を致しますならば、「病めるもの」と「病まざるもの」、「君」と「記述主体」、 それらが「潰される供犠」と「荒野へと追放される者」へと分別を出来ます様な心持が致します。 そして、さながら作中へ登場致します「アイマスク」が犠牲の目への覆い布を彷彿とせしめ、 何やら曲々しい、上手な道具立てと致しまして機能していらっしゃる様に感受をせられました。 一読致しますのみでしたならば、余り引っ掛かりはあらず、思索への入口の程を見過ごして仕舞いまいそうになりますけれども、 出典元と併読を致しますならば、中々に配視の行き届きになられました、一筋縄では解釈出来ません深みを包含をしていらっしゃられると、 得心を致しました次第でございます。 復、凝られた構造の御作を期待致しております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (アイマスクハイパーループ)

2024-08-27

何でしょう。 「怒れる」こととは、現代詩の才能の、或る種の条件に等しいのでは、と感受を致して仕舞いました。 リズムも、韻律も佳いですし「怒りよ」、とう呼びかけ、感情への訴求の形式になっていらっしゃる事も好印象でございました。 感情、と申しますものは結構、抽象的な概念でございますから、 そこ迄、佳い意味での抽象化を経ました某かの不条理への心情とは、良作への初期衝動と致しまして十全な力を備えていらっしゃる、 つまり、強靭なる発条となり得る、と存じ上げます次第でございます。 一字空けも、工夫を為されていらっしゃる。 自分は、かなり佳い、と思いました事をつたえたく。 (私の心臓としての怒りよ)

2024-08-25

批評レスポンスを賜り、ありがとうございます。 混淆土と瀝青にて舗装をされた、謂わば「白い街」を行き交います度に、 遙か古代に滅びた都市の遺構を歩いております様な錯覚へ見舞われる事も屡、ございます。 ジッグラト、ピラミッド等の古代廃墟へ、いつかこの文明も回帰してゆくのでしょう。而して、自然、動植物の快復力は旺盛でございますから。 何時しか森林へと、呑まれて鎮まれる都市景観等を想像を致してしまいます次第でございます。 或は、砂の埃及などを。 (労働週間)

2024-08-23

裸のランチ。 amazon実売価格,2024/08/22時点にて都合¥1,320(消費税込,送料prime会員、は無料) (AIが考えたクールポコの動画をポエムにしたよー)

2024-08-22

批評レスポンスを賜り、ありがとうございます。 ひららかにみな平等に、とは難しいのでしょうけれども。 自分は、社会が或る一定の価値観に傾いてゆきますのが、厭なのでしょう。 平等さえ、ひとつの価値観に過ぎぬ、とは申しましても。 一つ、時事。 松岡正剛史亡きあとの、ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム は如何なるのでしょうか。 (労働週間)

2024-08-22

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 黒と白、影と光、男と女。 それらを分節致しました意思とは何なのか、と聡くも考えさせられます一篇である、と感受を致しました。 アンドロギュヌス的精神の、在り様がひらかれたひらがなの書体に拠ってつづられており、 「同じ」である事を確認するための装置が「メス」つまり手術刀である事など、中々捻りが奇麗に作用しており、上手の文体であると。 幾重にも矛盾を包括なされた詩文、 つまり一方向的ではない叙述の記法とは――現実界が一方向的無矛盾性に帰属している、という世界観を懐かない限りに於いて―― とても現実的であり、純粋現象的把握に近付かれた態度であると、存じます次第でございます。 此の様な容に於きまして、世界秩序への脅威となり得る詩文こそを、言語藝術とも呼びたく。 次回も期待を致しております。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (できないことは)

2024-08-21

自身へと、 傷となる印象に対して、 >みせしめに攻撃アカウントを使って間接的に嫌がらせ 等と宣い、その内実には一切を触れず、ネガティブなタグを添付する。 貴兄の態度は、 大人 の 其れでない。 子供 の為すことである。 因みに、 >歌にせず泣き叫ぶのみ女子供何が歌人か笑わせるな の歌。 レスポンスにも在る「まんこ野郎」の辞から、 「女子供」の文脈が ミソジニスティックな価値観に拠って、或は男尊崇拝の価値観に拠って導出された、誹謗の言辞である事が類推をできる。 自身も、自身の罵倒語に含まれる「子供」の範疇に収まっている、甚だしき矛盾を理解されると宜しい。 精神の諸段階:子供から大人へ――大人から子供へ。その先には, 要約。 他者を排撃する時、 常に自分の鏡を討つ時。 うたふとはうつたふるこころこどもより教はるものを裁く神とは (だれにもみせない文章)

2024-08-21

>働いて税を納める身でありてナマポ野郎に優しいです 此の歌の読み筋は四通り。 歌の胴から上(つまり五‐七‐五の十七音)と、 歌の胴から下(つまり七‐七の十四音)の間へと句切れ、叙述内容の分節がある、 従って上十七音をA、下十四音をB、とするなら下記の組合わせが成立をする。 第一はAは真であり、Bも真である 第二はAは真であり、Bは偽である 第三はAは偽であり、Bは真である 第四はAは偽であり、Bも偽である 孰れかに、作者の意図があるものと仮定を出来得る。 下記はメモ。 テンプレートとアルゴリズム。 機械的に敵対者を分類し、「テンプレ」に副ったプロファイルを構成して行く営為に拠って。 記号化を施された社会総体を動員し、 敵対者を排除することを欲する、秘匿された欲動を刺激(つまり、煽動)し、 社会総体を或る一方向へと偏向運動せしめんとする、主体装置(ここでは仮に「A」氏を代入する)が存在をすることとする。 主体装置は、折節の「社会価値」を選択し、便乗(つまり、フリー・ライド)し、恣意的に敵対者へと添付し、自己の優越性を純粋細胞生物的に保護しようと、する。 因みに、この方法論は、ナツィズム「優生学」、ピューリタニズム「選民思想」、 現代に於いては、「正規雇用‐非正規雇用‐アルバイト‐生活保護受給」者間へのアパルトヘイト、社会階層差別構造と、性質的には親和性を付帯する。 「アルゴリズム」の解さえ、恣意的にその決定を下せられれば。 優越、優等、上位を欲動する匿名存在達は、号令一下に。特定の特徴‐社会的記号具有者へ、排除の意思を――半ば自動機械的に――向けて愧じないであろう。 この、からっぽな、一億総競争社会への、端緒。 わが敵と思ふもあまりに卑しきへ総花房おくらるる世、とはいへど (だれにもみせない文章)

2024-08-20

自己言及の歌として、拝読を致しました。 メモ。 価値の有‐意識に拠る誘導、移動は散文の仕事であり、俗の小説に通ずる。 従って、無‐意識に拠って世界現象(有‐意識の領域)を記述し、 世界現象の無‐意識化(つまり世界‐以前)へと現象を再把握し、自我秩序性からの脱却を企図する営為こそが、韻文言語藝術の至上過程にして至上の目的。 最後まで、 自己を疑うことができなければ 自己を超越する視座を内在せしめる事は困難を極める。 勿論、主観 です。 俎板へ葱粟立ちて皇太子写真印刷新聞紙へかすれ 検閲判 (だれにもみせない文章)

2024-08-20

そろそろ。 大したことはない。 炎上商法へ煽る事に特化した批評文体と、 特筆するべきことが何もないことを特筆するだけの詩文そのものは――仮想敵がいないかぎりは――、案外、脆弱である。 >マネキンしかいない異界 は、此のサイトの暗喩ともとれる。 此処にありながら、此処にはいない――二重性の背理を衒った詩文。 手を下しながらほほゑむ手を下してはいない手の袖汚れつつ 勿論、主観 です。 (だれにもみせない文章)

2024-08-19

ありがとうございます。 實をもうしますなら、旧字體‐異體字を読み通し、文語旧仮名の綴りを読み込む事が出来ます様になりました代償なのかも知れませんが。 中程度の書字障害(多分――ディスグラフィア)を発症致してしまいました次第でございます。 凡その漢字表記を、手書き、つまり書字致します事が、叶わなく為って仕舞いました。 おかしなことですね、 廃人へと、着々とちかづいております次第でございます。 皆様はゆめ、眞似をしてはいけませんよ。 (301号室)

2024-08-18

歌の言葉が、実数から虚数へ(或はその逆へ)流動していかれになられる様な、奇妙な感覚を憶えました次第でございます。 把握をしておられる景観、事象、物質は多分、現実上の事物なのでしょうけれども、 それらを言語化なされる手付きが非常に――佳い意味で――虚構、夢の意識に沿って記述なされているが故に、妙な乖離と同一化が生起をしていらっしゃる、と。 而して、その記述の意識は決して酩酊することは無く、醒めていらっしゃられる。 其処に厳格な客体性が顕現をし、歌の手綱を引き締めていらっしゃれるが故に、 想像の甘きに傾倒するともあらず、 現実の報告文に終始するともあらず、 想像の血肉化、現実の再虚構化に成功をされていらっしゃるとも申せましょう。 >「この夜がいまに正しい昼となる」──夢の日記に書かれた科白 上記御歌の意識‐無意識の捻り方などは、なかなか出来得るものではございません。 幾重幾層にも糾われた虚実の間を、綺語、変哲もあらせられない一般語彙に拠って、歌として成立をなされて仕舞う技術に、只管に感服を致します次第でございます。 (ルード・ボーイたち(短歌))

2024-08-18

有り難うございます。 こころみに、chat gptへと自作品の作品評を質問してみました次第でございます。 上記批評と同じ様な、返答、解釈が出力をされました次第でございます。 誰でもが同じ天秤へと掛けられる状況を佳しと致しますか、恐ろしく感受を致しますかは個個人の思慮分別に拠り分断され得る結果を産みましょう。 つまり、aiとは絶対尺度の「神」であるか、という問題でございます。 そして――私は、オウトマトスではありません。 (301号室)

2024-08-16

突然、長く為りますが、自身のai観を述べさせて頂きます。 自分は、ai詩には警戒をしなければならないという姿勢を懐いております。 先ごろ噴出を致しましたテクスト主義の問題にも通底を致します難関が其処に在るのでは、と存じ上げますが (佳いテクストならばそれを記述するのが誰でも――機械でも佳いのか、という問題)。 シンギュラリティ(aiもその端緒とも存じます)が果たして文明発展に寄与を致しますのか。 そして若しその文明発展が、人類を必要とはしない全‐機械体系、体制に支持をされ、屹立を致しますならば、 それは人間の時代の黄昏を意味するのでは、とも考えております次第でございます。 人間存在の必須ではない藝術とは、人間のための藝術なのでしょうか。 断言を致しますなら、機械存在の愉悦は、機械存在達の藝術に委任して置きましたなら宜しいと、考えております。 人間が、人間を記述し、人間を洞察する意義。 そこより外れてしまいましたならば、機械的必然の絶対的正確性よりの逸脱(つまり表記の揺れ)の殲滅をされた、 佳く出来てはおりましても、過剰なパロメータが存在をしない詩作品に駆逐をされてゆく、現実が其処に起きて仕舞う様に感受せられます。 そして、前段にも記述を致しました「現実」、その様相が高度機械演算と、人間精神の形式に於きまして相違しているのではないか、という懸念もございます。 われわれの営為の至上目的とは、頑として其処に在る「人間の現実」へと折衝、衝突、相克を致しまして、「現実」へ一擲の傷を遺すことなのではないでしょうか。 aiにはaiの競技場が必要でしょう。 而して、人間とaiの競技は分別をしてしかるべきであると考えております。 自動車の速度と、短距離走選手がその速度を競い合う事がない様に。 後は、皆様のご判断に御任せをいたします。 因みに、御作がai詩であろうとなかろうと――、上手い詩文であることは認めざるを得ませんでしょう。 (AI Generated Poem #1)

2024-08-16

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 なぜ「コスモスの畑」を選択なされたのかを、考えて居りました。 「菊科植物」せあるからなのでございましょうか、 和名「秋桜」であるからなのでございましょうか (因みにうろ覚えではございますが、創始当初の皇室園遊会は春には「櫻」、秋には「菊」が銘打たれ、象徴化されておりました様に、記憶を致して居ります)。 と致しますならば、此処に於きましての「あなた」とは象徴天皇制の比喩である、とは些か穿ちが過ぎましょうか。 最小構成の詩文でいらっしゃるが故に、深読みを致して仕舞います次第でございます。 簡素であるが故の、類推ではございますが。 そして、衒わない普遍性はございますけれども、この方でなくては、と謂った文体の独自性、及び、 読み解き得ない程の前言語的意味‐超越性(つまり言語の自然に舞踏し始める処、)が欲しくも思いました次第でございます。 出来得れば、頑張って見て下さいませ。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (夕と優しさ)

2024-08-14

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 百草、百花を鏤めになられた、素朴且つ美しい詩文であると感受を致しました次第でございます。 「ぼくたち」とは木々、或は禽獣の擬人化でもある様にも感受をせられました。 評者の居住区域にも、未だ山毛欅の原生樹林が(それでも幼少期と比較致しますとかなり伐採をされて仕舞いましたが)自生を致しておりまして。 こどもの時分には、その実を佳く拾って帰ったものでございます。 思い返して見ますならば、団栗の堅果を通じまして、評者も石器時代のひとびとと、さこそ御題名の如く時間軸に於いて繋がっておりました様にも感ぜられます。 近代的自我、即ちリアリズムとアレゴリーの相克、油彩画的意識から自由になられた、 珍しい視線、着眼点を付帯なされた佳作であると、感受を致しました次第でございます。 これからも期待を致して居ります。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (万古千秋)

2024-08-08

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 定型律の中に於きまして、ポップな言葉遊びを試みていらっしゃると、感受を致しました次第でございます。 押韻を施された詩文でありながらも、略、ナンセンスな、悪く申しますならば出鱈目な、冷めた意識に拠って記述をされていらっしゃる、と。 決して平凡語彙に収まっているわけではございませんのですけれども(オットー一世等)。 何処かしら教科書的記憶の範疇より逸脱を致し兼ねていらっしゃる様に感受せられました。 ナンセンス詩に於きましては、批判精神の所在が肝要なのでございますけれども、 佳く申しますなら過不足なく、悪く申しますならば一般的な視点より逸脱をなされていらっしゃられない箇所が、物足りなくも感受せられましょうか。 何れ程、常識を踏まえつつ、奇天烈な言辞を平静に在って成立なされ得るか。面白さとは、その乖離の幅へと顕ち現れて来るものと存じております。 もっと、吹飛んでほしくも。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (mudai)

2024-08-08

>若い頃、神が居たら殺してやる、と叫んだ >この世界は善人がなぶりものにもなる世界だから 詩というのは、此の様な言葉を記述する為にあるのでは、と、思いました次第でございます。 記述と謂う反現実的行為に拠って、現象現実の正体へと一矢を報いる(もっともそれは起こり来る現実の前には微力、否無力なものかもしれませんけれども)、 つまり、正鵠を射る、ということでございます(鵠とは白鳥、或は化鳥の類かも、と)。 その洞察、意志の強度とは、修辞力や表現力、つまりデッサン力を超克し得るものである、と自分は信じて居ります。 グロテスク、な現実を前に。それでも性善説では創造されてはいない、生存を美しく生きるために(或は死に赴くために)、 死の方向から生へ、 或は 生の方向から死へ、 透徹をされた視点の果てに。 われわれの詩は、在るべきなのではないでしょうか。 (にゃんちゃん)

2024-08-05

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 非常に、一筋縄では読解を致し兼ねます様な周到な、或は散在を呈された詩文であると感受を致しました次第でございます。 先ず、 第一層には「君」と作中主体「僕」の関係性があらせられ、 第二層には基督教的モティーフ(象徴)が鏤められ、 第三層には生活実感、写実的的修辞(現実)の程が記述されていらっしゃると感受を致しました。 これら三層が時には入れ替わり、潜在と顕在の立ち位置を遷移しつつ記述をなされていらっしゃられるが故に、 非常に定型的な感想を懐き難い、異質な作品と為っていらっしゃられる箇所を、美点と謂うべきか、難点と謂うべきかは、 評者に拠り分れになられる事と存じ上げます。 行為残酷性の後味の悪さを、記述の側から積極的に希求をしていらっしゃる様な様相は、時代的な新感覚なのでございましょうか。 つい、今一読み切れない箇所、箇所へ目を落して仕舞いますのは、矢張、奇抜なのでしょうね。 此方の方向性をお究めになられるのも、一手ではございましょう。 歪像画的不安、の極致まで(例えばフランシス・ベーコンの「貌」のグロテスクなど)へお至りになられれば、一層面白くなるやも知れません。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (回り灯籠)

2024-08-05

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 歴史的背景への、某国(敢えて伏せる必要もございませんでしょうが)へのメッセージ文であると感受を致しました次第でございます。 非常に、難しい問題であるとも考え込んでおります次第でございます。 何故かと申しますならば、 >自分たちを正当化するために >思想を合理化するために >敵をつくり >敵を糾弾し >身内の結束を強める >有り余るほどの幼稚な手段 という詩句が、そのままわれわれの「某国」への国民感情にも適合してしまうから、でございます。 許しとは、決して要請するためのものではなく、贈与するための概念でございましょうから。 今一度、基督教的理念の底の程をお固めになられまして、目をお洗いになられます必要も在りうべし、と存じ上げます次第でございます。 イエスの宗教は、誤読を致して終いますと忽ち傲慢、且つ危い視座を広めて終います様に、思われます次第でございます。 御再考、自己批判の程を、出来得ればお願い申し上げます次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (幼稚)

2024-08-04

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 瑕疵は略なく、凝らされた詩文である、と感受を致しました次第でございます。 (因みに、いろは歌であるとのご指摘を目に受ける迄、気付きませんでした) 評者の力不足を、深く陳謝を致します次第でございます。 評者を昏迷に陥らせます様な佳作を、これからもお待ち致して居ります次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 (制約詩)

2024-08-02

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 文意と致しましては、「こどもの頃の――向日葵の様な――あどけなさが懐かしいけれども、 制約の在る社会(世間)の中に生き、尚もう一度大人らしい時分の花を咲かせよう」と申します様な主旨であると感受を致しました次第でございます。 稍、残酷な物言いとは為って仕舞いますので、心苦しいのではございますが。 詩とは、文意要約不可能な状態に迄凝縮、或は削ぎ落とされた後の文体に拠って記述され得るのでは、と考えます次第でございます。 或は、舞踏に比較しても佳いかも知れません。誰も舞踏の舞踏たる意味を問う事はできませんでしょう。 其処を意識なされると、引締った、或は見目に良い詩文と為り得るかも、と存じ上げます次第でございます。 頑張ってみて下さいませ。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (思い出のひまわり)

2024-08-02

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 意思伝達のみではなく、情景描写を前置致しました箇所に努力の痕跡が見受けられ、中々佳いのでは、と存じ上げます次第でございます。 羽黒蜻蛉、宇曽利湖、白南風。 各々の含意は皆様の意志、オンライン百科事典、歳時記等に拠りまして、 比較的簡潔に読み取り得ることでございましょうから、その説明に於きましては省略をさせて頂きたく存じますが(説明は野暮でしょうから)、 只、借材は佳いのでございますが、 >羽は漆黒の闇 >胴は宇曽利湖のエメラルドグリーン と申します様な描写の切り取り方が稍、最大公約数的であり、非‐個性的である処が難所でございましょうか。 其処を煎じ詰める事に拠りまして、一層素材を活かしました詩文と為り得るのではないでしょうか、と感受を致しました次第でございます。 未だ、追究の余地がおありになられる、とも存じ上げますので、どうか頑張って見て下さいませ。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (ハグロトンボ)

2024-08-02

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 最小限の記述へと好感を懐きつつ。 時代背景の道具立てに附きましてもなるべく頼らず、倚りかからない方向性にて記述を為されている箇所も悪くはございませんでしょう。 誰しもが想像をする、普遍的屈託なのかも知れませんけれども。 其れだけ共感方向に向って記述為されているがゆえに、奇抜性、特異性に於きましては読み応えが稍、劣るかも、と存じ上げます次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。   そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (ドラマツルギー)

2024-08-01

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 仮想対象「アイツ」への応答文の書式にて認められました、ライトな詩作品と致しまして読解をさせて頂きました。 「自分が思うほど見られていない」との辞に於きましては正しくその通り、と感じ入りました次第でございますが、 作中客体「アイツ」の行動原理を勝手に慮りますならば。天才を自称なされる程の覚悟、決心の裏に於きましては、 「他者の鏡へも自身を投影し、影響せんとする」欲求、 或は奇矯な使命感めいた某かが含まれているのでは、と感受を致しました次第でございます。 うら若い「天才」を貪欲に希求を致します現代日本メディアに。 副わず、呑まれず。距離を保ちつつ自らの使命を全う致します姿勢が、肝要なのかも知れませんね。 末尾に、御作への総評を述べさせて頂ますが。ライト且つ、端的でいらっしゃる箇所が長所でありつつも、物足りなくも感受せられた次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (天才さん)

2024-08-01

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一からニヶ月程度、凡そ十月辺りを指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 「恋愛市場」よりの脱却を絡めました所感的詩文、と読ませて頂きました次第でございます。 そも「恋愛」が「市場競争原理」と結託を致して居ります処に歪な、時代の構図を読み取り得る事も出来ましょうけれども(其処を追究為されても宜しかったかも知れません)。 其処へと疑問を提起為されるためにも、その界隈より自己を突き放し、俯瞰なされる事も宜しいのではないでしょうか。 誰の言葉であったかは忘失してはしまいましたが。「肉欲は人間を誤らせる最も危うい泥濘でもある」とも存じ上げます。 誤りに拠って生れるエネルギイを根源的なる創作動機へと展化を致しましたのが、 「破滅主義」否、「浪漫主義」派の系譜なのでございましょうが、昨今の世知はそれらを容赦しない様でございますから。 淡泊な――稍も致しますと退屈な――時代となったものでございます。 創作は誤りを知らなければ、とも存じますから。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。   そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (市場価値)

2024-07-31

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度、凡そ十月辺り指標と致しまして)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読をさせて頂きました。 漢籍よりの熟語の応用に於きまして。何処と無く仏典の芳香が致します御作ではございますが、 題名はヨハネ黙示録よりの借題となっておりまして、不可思議な作風、構成を具有しております様に感受せられます。 「生老病死」の四苦へと四騎士を当て嵌めになられていらっしゃる箇所、等中々に考え抜かれた構造を付帯していらっしゃられます様に感受せられました。 「恕し」等の表記の拘りにも注目を致しました次第でございます。 而して、如何でしょうか。此処は思い切りになられましていっその事、 文語体表記に転換を為される等、修辞の美(=非‐説明的文体)へ移行を為されました方が、題材が映えるのでは、と存じます次第でございます。 着想は面白くあらせられると存じますので、もう一つ、ご工夫をなされますならば「化ける」のではないでしょうか、と。 差出がましくも考えました次第にてございます。 今後の御作の作風へのご参考の一助と為れましたならば、僥倖でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (四騎士)

2024-07-17

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 足し算のみではなく、引き算の美学を漸う、覚えました次第でございます。 某か、容の無いものを受け取って下さりましたならば、本望でございます。 (夜の星)

2024-07-15

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 結句の在り様に附きましては、自由詩に於きましては最も難しい要であるとも存じ上げております。 着地点に於きましては、何時も呻吟を致して居ります次第でございます。 アドヴァイスの通り、記述を致しました方が強調――つまりあざとさ――が薄れます様に感受せられ、成程と納得を致しました次第でございます。 余り、現代詩的ではない記法でございますので(現代詩とは、個性=癖の強調=過剰文体至上主義である様な先入観を憶えて居りました) 自信がございませんでしたが。ご称讃を賜り心の底より、嬉しく思っております。 (夜の星)

2024-07-15

些か、コメント欄が波瀾の趣を呈していらっしゃいますけれども。 知るが故知らず、 知らぬが故知る、 ということも甚だ、あり得ると存じ上げます。 体験、経験主義の危さとは、畢竟創作の俎上にて最も必須でございます想像力を否定し、 体験(此れも主知的に分析を致しますならば、肉体を経過しつつ空想力、想像力を実感を致します営為)を懐疑も無く肯定をして仕舞います様な、 主観的振る舞いに耽溺をしてしまいます事を奨励していらっしゃる点にあらせられると、思われるのでございますが。 良い詩(人其々にその尺度はございましょうが)の立脚地点とは、主観と客観の同時的存在、或は主客両者の中間地点の辺りにあるのではないでしょうか、 と感受を致しました次第でございます。 獄中歌人でも、闘病詩人でも、素晴らしい作品を書き上げる御方はあらせられます。 重要なのは、必ずしも実際経験ではなくとも、 書物や美術等の表現に触発され、謂わば二次的な、想像的経験、と申します様な営みを重ねて行かれに為られる事なのではないでしょうか。 その点に於きまして、本作を評しますならば。筆圧の強かな作風の程が主‐潮流となっております本界隈に於きまして、 謂わば淡彩画的輪郭を伴いになられました情緒の趣(夙に第三聯)が、謂わば非‐国籍的な透明性を纏われた、不思議な情感を醸していらっしゃられると、 感受を致しました次第でございます。 勿論、異論の程も謹んで受け賜りたく存じ上げます次第でございます。 (レイモンド・チャンドラーの猫)

2024-07-15

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 美しい読解でございますね。 長い時と短い時、宵星や夜の星、そしてその許の人の生涯、況してや愛の時の短さなどを、思わず。 星屑も人の仔も。石榑の様にちっぽけなものであるとも、噛み締めております次第でございます。 (夜の星)

2024-07-14

素晴しい。無駄な描写力と事物配置の妙(誉めて居ります)。 お次は、マリア神輿とキリスト神輿の衝突を、 汗食めるむくつけき若衆の揉み合いもろともに描写をいただけますと面白うございますかもしれません。 面白うございませんかもしれません。 (Yの葬列)

2024-07-13

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 流石、卓越を為された視点をお持ちでいらっしゃられますね。 「主」或は「神」と申します様な呼名に於きましては、予め「君」や「あなた」「わたし」と同じく、省略しつつ記述をさせて頂きました次第でございます。 人称代名詞が勝り過ぎますと、詩文が煩しい体裁へと移って仕舞いますでしょうから。 詩的な読解を頂きまして、心嬉しく存じ上げます。 (夜の星)

2024-07-13

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 ペスト医、でございますか。中々ピンポイントの数寄心を押さえていらっしゃられる。 彼の仮面風貌の様に、異形且つ奇形美がありましたならば良いのですが。 ポエム、と現代詩、の精神の差異に附きましては、強固な個性的自我が無しや有りや、に拠りましての分類が出来ます様に感受をせられます。 無意識と意識の程を、上手に混淆が叶いましたならばよいのでございますけれども。 (夜の星)

2024-07-13

鋭く、核心的なる読解に、只平服を致します次第でございます。 批評とは一つの文学でなければならない、とは有名なる言辞ではございますが、 正しく一つの「文学」と致しまして迫真の読解を繰り広げていらっしゃられると感受を致しました次第でございます。 此処までは、拙い自分の批評眼‐洞察眼に拠りましては読解を叶い得ませんですから。 良作の程(何処が、具体的に何に繋がって在らせられるか)をご教示賜りまして、允に有り難うございました。 流石でございます。 説明下手ですまない。 蛇足。 旧約の心憎い処と致しましては、 長子の末子殺し(カインとアベル)と、三人兄弟次男、及びその次男の末子への祖父からの呪い(ハム=カナンの父へのノアからの呪い)、 また、末子が騙し、長子、父を出し抜く(弟ヤコブと兄エサウ、そして父イサク)と謂う、一筋縄では解けない話型が混淆を致して居ります処にございましょうか。 創世記(それも全体像ではなく)を以て見ましても、これ程に複雑を窮めました話型 (系統樹的‐家系図的関係図の思考的把握が、とても当方、苦手、不得手なものですから)でございますから、精神衰弱を来して仕舞いそうにもなりつつも。 一概念、一条件の通底を、自分の余り賢くない頭では解きほぐせませんものですので、旧約聖書は面白い、と感受を致して仕舞うのでございます。 間違い、理解不足の方がございましたならば申し訳ございません。 (匿名投稿『葉舟』読解一例)

2024-07-11

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作、拝読、及び視聴をさせて頂きました次第でございます。 何と申しましょうか、酷く皮肉が利いてございますね(誉め言葉でございます)。 酷さへと一層、御磨きが掛られました様にも存じ上げます。異国情緒に馥郁と、狂気じみました薫香が放たれておりまして。 朗読の声音の調子の上手さに於かれましては、脱帽を致します外にはないのでございますが。 更にテクストの強度をご研鑽に為られまして、一体何を拝読させて頂いておりますのでしょうか、と申します様な心持を甚だしたたかにも、 覚えます様な詩文を、朗読に頼らずとも屹立を致します様な成果を、貪欲にも期待を致してしまいます次第でございます。 身銭をお切りに為られ、襤褸襤褸とも為り果てます様な、自己思想性向‐イデオロギーへの笑いをも、待ち侘びて仕舞いますのは、貪婪が過ぎますでしょうか。 然し、此の超然且つ悄然たる朗読の佇まいのあらせられ方は、類稀でございますね。 途轍も無く不敬な提案ではございますが、玉音放送のパロディー、諷刺等をテクストに起草なされれば、猶の事面白いかも知れませんね (今様の時代性のぐづぐづに崩れたモラルが翻って、表現できましょうから)。 昭和天皇のご口調を擬きまして、功利主義‐資本主義礼讃的な国家、思想潮流宣言を(洗濯洗剤等の商品のコマーシャル附きにて)、 語り(騙り)ましたならば、致死量の毒ともなり得ましょう、と存じ上げます。 悪戯が過ぎますとも存じますが。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、皆様に通知をさせていただきたく存じます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (Burn On!! 頑張るノミ)

2024-07-11

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 「私」と「君」(或は「あなた」)を意識的に省略致します記法を、第一義に試みてみました次第でございます。 そして、固有名詞、風物をなるべく省略致します記法を、第二義に試みてみました次第でございます。 同時代共感性を横軸、人間史的通底性を縦軸と致しますならば、縦軸に沿います様に、記述を試みてみましたのですけれども。 未だ未だ、力不足を痛感致して居ります。 (夜の星)

2024-07-11

閲覧を賜り、允に有り難うございます。 ドイツ歌曲には、何と申しましょうか、「闇」へのまなざしが卓越している様に感受せられる次第でございます。 風土なのでしょうか、民族性なのでしょうか。而してナチスを孕りましたのもかの国、でございます。 かの国の藝術風土に触れます時には、「闇」を透徹し、「光」の焦熱よりも距離を取ります必要性を憶えます次第でございます。 (夜の星)

2024-07-11

先ず、加点をさせて頂きました当方が、勝手に逃亡をすることはあるまじき、と存じました。 遵って、 買いました以上は、理由を述べなければならないと思いましたので。作品評をさせて頂きたく存じ上げます。 第一聯、 此れは、単なる遅夏の点景ではなく、何処かしら切羽詰まりました、深刻なる終末観を記述為されていらっしゃると感受を致しました。 「金魚」のまみれた「砂」とは、即ち「海の砂」ではなく「砂漠」であり、 >海が人間にその音を届かせなくなる とは、「海」か「人間」の消失――或はその両者の消失――を意味すると、此の読みでは受け取らせて頂きました。 第二聯、 「タイムトラベラー」とは歴史編纂者の比喩である、と感受を致しました次第でございます。 編纂者=記述者=詩人であると、当方は読解をさせて頂きました次第でございます。 第三聯、 「蜃気楼」が見える「浜」=滅び去った海、或は都市文明を俯瞰していらっしゃる、 そして「履き潰して折れたヒール」とはその過程‐道程の暗示であり、過程そのものを「詩」に準えていらっしゃっられると、感受を致しました。 そして作中客体、「彼女」とは多分詩人なのでしょう。「詩」を書く「彼女」とは御作を筆記していらっしゃられる「作者」の分身でもあり、 それを観察していらっしゃると謂う、超越的――メタ認知的――視点が導入をなされていらっしゃる、と思われます事に、甚だ感銘を受けました次第でございます。 核心の第三聯から、第六聯へ到るまでの記述に附きましては、略説明は野暮、と存じ上げますが。 申して仕舞いますならば、作中客体「彼女」=「詩人」そしてまたこの「詩」の記述者である「作者」(此方もまた、「詩人」であり、)の、 双方の肉声が相乗効果を呈しまして、一致しつつも乖離を致しましたメッセージを発していらっしゃれる、と感受を致しました次第でございます。 例えを挙げますならば、 「具体性」に理想を憶えて居りますのも「詩人」、「抽象性」へと為り遂せずに記述を為されて居りますのも「詩人」。 謂わば、他者批判の佇まいをお具えになられました自己批判の言辞を、矛盾しながらも記述して在らせられます箇所に於きまして、 白眉、と感受を致しました次第でございます。 中々、条理から乖離、離反を致しました表記の捩れ、と申します様なものは、衒っても書き果せないものでございましょうから。 其処が、図抜けていらっしゃられると、判断を致しました次第でございます。 とても読み難い作品分析未満の程を、失礼を致しました。 上記の解析の文責は、当方にございます。何卒、ご批判ご指摘の方がございましたならば、当方を気兼ねなくうち毀して遣って下さいませ。 作者様に於かれましては、この度の争論に嫌気を差されにはなられずに。 これからも作品のご投稿、ご発表を継続して頂けましたならば、僥倖に存じ上げます次第でございます。 余計な節介の程を、甚だしく失礼を致しました。 (アキ)

2024-07-09

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 内実を申しますなら、シューベルト作曲の「Gute Nacht」訳詩より触発を受けまして、したためさせて頂きました次第でございます。 如何か、皆様にも、良い眠りが在らせられます様に、と。 「私」「自意識」よりの、羽化を期して。 (夜の星)

2024-07-08

あっ。山崎努様の間違いでございました。 「さらば箱舟」の主演は「山崎努」様でございます。 謹んで、お詫びと訂正をさせて頂きたく存じ上げます次第でございます。 蟹の形の貞操帯! (夜の星)

2024-07-08

レスポンスを賜り、有り難うございます。 緒方拳様と申しますならば、寺山の遺作映画「さらば箱舟」にて主演を務めていらっしゃられましたね。 未だ、再生出来得るか如何かは解りかねますが、映像ソフトを珍しくも、且て贖ったことを憶えて居ります。 因みに、遅れ馳せながらも「君たちはどう生きるか」も拝見を致しました。 血肉となる、映像表現には中中巡り合えませんものですから、とても嬉しゅうございました次第でございます。 ミレー、ベックリン、伊邪那美命、ツァラトゥストラ、インコ帝国戯画、ダリ‐現代美術の光のヴィジョン、等等。 水=記憶、石=秩序、火=生命、風=鳥(循環) ? メモ、でございます。 (夜の星)

2024-07-08

素晴しいです。 遁れられない夏、或は砂漠に生きて、死ぬだけのものには。 視線が一つ図抜けて在らせられる。 蝉は、地上の秋を見る事ができぬまま、死んでゆくのですから。 スペイン広場の秋の黄昏も、皆、絵の中の憧れだったのでしょう。 そうこうしている内に――だれもかれもが――、影を残して消えてしまうのですから。 (アキ)

2024-07-08

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 一定の水準の批評眼、諷刺眼を最大公約数の単純性にて記述を為されており、 上手である、と思いました所存でございます。 時事問題の同時代性を取り上げつつも、怒りでも冷笑でもなく、謂わば突き放していらっしゃられる為、或る種の普遍的問題性へと到達をしていらっしゃる。 個人的には、稍好みではございますが(ナンセンス好きでございますから)。 然し乍ら、上記の通りの最大公約数的単純性=娯楽性を追求致します余りに、 藝術点、思索の深度(主観ですが)が低下を致して居ります箇所が、難点ではございましょうか、と存じ上げます次第でございます。 その辺りに於きまして、改善の――或は改悪の――余地がございます様にも見受けられます。 藝術も娯楽でしょう?と開き直りになられますならば、説き伏せられるしかございませんけれども。 アラガイ様の仰られる「態度」の問題に於きましても、理解を致します所存でございます。 確かに、 では「日本」とは何か(「アメリカ」とは何か、「ドイツ」とは何か、「アフリカ」とは何か、等ともその主体を代入をできましょう)、 その「国家」とは何か、 「殖民」「移民」とは何か、 敗戦の経緯として獲得を致しました 「民主主義」とは何か(風向の変わりましたならば「社会主義」「共産主義」「帝国主義」「軍国主義」等とも代入を出来ましょう)、 「人間」「歴史」とは何か、 「平和」「戦争」とは何か、 もっと申しますならば、 「世界史」「存在」とは何であり、何処へと向うものであるのか。 それらへの深刻なる思索より齎される、 普遍的存在(と思い込んでおります時代的存在達)への深刻たる皮肉の色合いの、弥増しになられた御作をも期待致して仕舞います所存でございます。 深刻の優れば、一層ユーモアも致死的にもなる、と謂う法則もございましょう。 総括。 一般受けは致しましょうが、と謂った処でございましょうか。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度はご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 追記でございます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (内弁慶武者震い国ニッポン!)

2024-07-06

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読をさせて頂きました。 今様の歌詞の様な作品である、と感受を致しました。 時事を上手く取り込んでいらっしゃられる。のではございますが。 何処か、総ての現象を「わたくしごと」に上手く収めて仕舞になられます手付きにつきまして。 他の記述者の皆様にも合致する事とも思われますが。 「外界」とはおもいのほか広く、「わたくし」もまたおもいのほか、恐ろしい深度を具有なされますことを追求して頂きたく思う所存でございます。 閉じ籠るか、冷笑をするか、或は叙情をするか、手榴弾を製造するか。種々雑多な方向性が皆様其々におありに為られることとは存じ上げますが。 それならば、比類なき程に各々の方向性をお極めになられて頂きたいと。 未だ未だ、自己‐外界‐探求が浅いと、申さざるを得ません。 簡潔且つ、致命的、徹底的な詩行を追求して頂きたく。 無理難題とも存じます注文を問うて仕舞いまして、允に失礼を致しました。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度はご応募を賜り、允に有り難うございました。 追記でございます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (ランサムウェア)

2024-07-05

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読をさせて頂きました。 基礎筆力は在らせられるものの、勿体無いと感受を致しました次第でございます。 全てを交合の比喩と解釈為される方法論も、勿論おありにはなられるでございましょう(否定迄は致しません)。 而して、詩的記述へのメタ認知的言及に、半ば冷笑的な筆者‐主体が見え隠れをなされていらっしゃる様でもございまして。 ならば、もっと、徹底的に冷笑をすべき対象が「詩」そのものではなく、 別の現象‐現実にもお有りになられるのでは、とも考えて仕舞います次第でございます。 簡単なる冷笑的態度に流されない為には、 空恐ろしい程の自己‐客体視より見えて来る(と思われます)、心底迄震え上がります程の「冷笑」(最早、それは自他を皆殺しに為されて仕舞う程の)を お待ち申し挙げております次第でございます。 地獄のユーモアこそを。と。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度はご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 追記でございます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (習作)

2024-07-05

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 一定水準の修辞力に於きましては、充たしていらっしゃられるとも感受を致しましたが、 実存方向ではなく綺語の方向を貫徹なされるのならば、矢張稍、衒いが普通の域より著しくは逸脱してはいらっしゃられず。 言葉への踏み込みが足りないのではないでしょうか、と思いました次第でございます。 微細なこととは存じますが、 >綺麗だねと嗤って魅せた に於ける「嗤って」「魅せた」等の語句選びに於きまして、一定のバイアスが掛って居られ、 それが悪い意味に於きまして常套的な修辞法の域を脱してあらせられず。勿体無い、と思いました次第でございます。 而して >理解の外側で とう詩句には、稍光るものを感受致しました次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度はご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 追記でございます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントより、歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (分子零度)

2024-07-04

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(一から三ヶ月程度)お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 一般信仰的な「光」への懐疑が記述されており、着想に於きましては興味深く拝読をさせて頂きました次第でございます。 然し乍ら、「詩」作品と申しますよりは意見文、エセーと申します様な色合いが稍、強くていらっしゃられる。 如何か、一工夫を致しまして「詩」へと記述を変化‐昇華なされますことを、切に希求致します次第でございます。 闇の光のなかにも闇、光の闇のなかにも光、と申します様な複層矛盾的な現‐存在を把握なされましたならば、 より一層、現実味、或は真実味を含みになられた詩文となられるのではないでしょうか。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度はご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 追記でございます。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 そして、来たる八月十七日に於きましては、歌誌「帆」主宰のオンライン歌会‐詩批評会が開催をされます次第でございます。 事前エントリーが必要でございますので、ご興味をお懐きになられた御方に於かれましては、 エックス上の歌誌「帆」アカウントよりの歌会概要ポストをご参照に為られて下さいませ。 (闇の中の光ほど欺瞞に満ちたものはない)

2024-07-04

此の度は、歌誌「帆」自由詩投稿欄へとご応募を賜り、允に有り難うございます。 皆様に於かれましても、ご応募受付期間までは暫くお時間がございますことを、何卒ご理解賜りますと嬉しく存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 総花的なる、引用句が目を惹きますが。折角引用の程をなされるのでしたならば、 もっと上手に構築をなされるか、 いっその事原型を徹底的ナンセンスの舵切にて破壊(当然、此方には自己自身への冷徹且つ一貫した客体視が必須となりますが)を 遂せ尽くして終うような構成へと終始をなされた方が、 面白く為られるのでは、と思いました次第でございます。 何処か、何方の方向に於きましても、稍、厳しい物言いと為って仕舞いますが、中途半端の感を払拭致し兼ねます次第でございます。 着想は面白く感ぜられましたので、筆力をご研鑽なされて後、同一のテーマへとご挑戦なされてもよろしいのではないでしょうか。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております次第でございます。 此の度はご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。 そして、追記でございますが。 discord上の歌誌「帆」チャンネルにて、前号第三号が閲覧可能となっております。 アクセス可能な方に於かれましては、 誌面の傾向を通読為されて後より、応募作品の程を構想、起草為されて下さりますと心嬉しく存じ上げます。 (霞詩)

2024-07-02

此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご応募を賜り、允に有り難うございます。 先日御知らせを致しました通り、ご応募受付期間までは暫し時間がございますので、その折にご投稿を復、賜りますと嬉しく存じ上げます。 肝心の御作を拝読をさせて頂きました。 物語形式の散文詩でございますね。 筆致、修辞の基礎体力が有り、面白く拝読をさせて頂きました次第でございます。 実存的な生の在り様をなかなか、強かにも露見をなされていらっしゃる。 結句の締め方と申しましても、堂に入っていらっしゃられると感受を致しました次第でございます。 虚実の揺らぎ(と、申しましても此の方向の散文詩では表現の難を極めるかもしれませんが)が泛びあがる様な側面がございますと、 一層に深みの方が増されになられるかも知れません。 評者の趣味ではございますが、虚には実を、実には虚を越境する瞬間がございますと、眩暈の様な感覚を包括された作品になられるのでは、 と存じ上げます次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております次第でございます。 此の度は、ご投稿を賜り、ありがとうございました。 (葉舟)

2024-06-30

此の度は、歌誌「帆」自由詩投稿欄へとご応募を賜りまして、允に有り難うございます。 先ず、定期連絡をさせて頂きたく存じ上げます。 そろそろ、歌誌「帆」第四号発刊へと、編集部、及び代表も動き始めておりますものですから、 暫し、(凡そ一‐三ヶ月程後となると存じますが)お待ち下さいますと有り難く存じ上げます。 御作を拝読させて頂きました。 率直な感想と致しましては、或る一定の水準を充たしてはいるものの、描写の個性、或は普遍性に於きましては弱い、と感受を致しました次第でございます。 矢張、古今、過去‐現在の詩壇に於きまして実作を為されている詩と比較を致しましては、 修辞力、実存の変則性、或は正統性等、に附きまして、脆弱な文体であると、申さざるを得ません。 何卒、近代詩、現代詩等の手本より、学習を為されまして、一層、二層にも。 強靭且つ比類なき美、或は奇形美により認められた詩文を寄稿して下さりますと、幸いに存じ上げます。 それでは、復のご投稿をお待ち致して居ります。 允に、有り難うございました。 (海底と星空)

2024-06-28

馥郁とエロティシズムの匂われる、佳品であると。 対象を直接描写から外してゆかれになられる技巧に拠りまして、 より朦朧であるが故にくきやかにも画き切ってあらせになられ、何時も乍ら、素晴しい筆力であると存じ上げます次第でございます。 省略と凝縮、具体と抽象への配視が抜群に上手くていらっしゃられますね。 つまり間接性=想像、比喩の効果、を最小数の筆致にて最大限に使い熟してあらせられ、唯、唸らされました次第でございます。 政治、文明とは――つまり石だ!!(意味不明) (夜の鍵音)

2024-06-18

ありがとうございます。 愉しんでいただけましたならば(と申しましても、作者自身が最も独善的な愉悦に浸っている、のかも知れませんが)本望でございます。 個我‐自己客体視の観察術は、画きながら、心愉しくなるものがございます。 (シュル掌編, パリ盆地にて、)

2024-06-18

ありがとうございます。 神経質、との御言葉に合点が行きました次第でございます。 仰られます通りに、北方ルネサンス的な、つまり当世風に申しますならば中近世ドイツ美術的な細緻描写がとりもなおさず好みなものでございますから。 「パリ市」的でありながら「ケルン市」的なるものに、入れあげております次第でございます。 (余談。 ケルン派 美術 にて検索をして頂けますと、少々幸いな心持ちとなられるかも、と存じ上げます) (シュル掌編, パリ盆地にて、)

2024-06-18

記憶、という言葉がふと浮かびました次第でございます。 それは土地の記憶なのかもしれませんが――独特の言語美意識に拠って、意味を追わずとも自然と再生をされる心象があり。 それは音楽とも非常に近しい物のように思われました次第でございます。 とりとめのない批評文にて、なにか申し訳ございません。印象の程を記述させて頂きました。 そして 何時も、表題が凝って居り、とても佳いと。 (滅紫雲の揺籃)

2024-06-08

有り難うございます。 実は、心情吐露が苦手なのですよ。ダブルバインドの影響でしょうか。凡その心情が裏返しに見えてしまうものですから。 ですから、寄物陳思(風景に託つこと)の担保が必需なのかも知れません。 言う事に拠り謂わない事、 言わない事に拠り謂う事、 を意識しております次第でございます。 (シュル掌編, パリ盆地にて、)

2024-06-08

いいと思います。 やや、抽象表現主義寄りのシュル。 具体性の払拭に拠って、普遍主義とでもべき呼ぶべきものを獲得していらっしゃる。 弱点は、普遍の為に個別的心象(つまり細部の取り合わせの意外性)、デペイズマンが弱くなる、という事でしょうか。 独断に基づき、批評をさせて頂きました。 (3)

2024-06-07

有り難うございます。老害というよりも、老衰かもしれませんが。 新人類を全う致しますには、われわれは叢書を愛し過ぎました。ネット文学とは異なる地平に生きる外にはないでしょう。 若し、テクノロジーの海の、洪水のなかにあると致しましても。 (シュル掌編, パリ盆地にて、)

2024-06-07

有り難うございます。除け者には、有り余る称賛でございます。 「私」が主体ではなく、「イマージュ(心象)」が主体になりますように心掛けました心算でございます。 「私」は想起され得る印象の観察者であり、記述者に過ぎませんものですから。 (シュル掌編, パリ盆地にて、)

2024-06-07

現代風にシュルを記述する、とこうなるのかと。 増殖するディカプリオがまるでキャンベルスープのラベルの様。文明諷刺も利いて居り、とても愉しく拝読をさせて頂きました。 英子おばさん(存在感)。 (波うつ胸へ沈む船が、)

2024-06-05

スーパーリアリズム!だ! ※説明しよう。 スーパーリアリズムとは様々な質感表現を組み合わせ、写真の様に巧緻な現実対象を描写をする絵画技法である。 シュルレアリスムが様々な写実表現を組み合わせ、非現実的対象を描写する事と比べて、好対照な技法でもある。 因みに、シュルレアリスムもスーパーリアリズムも語源は「超現実」であり、 時代に拠り対象を如何に画くかという命題、潮流の移り代わりが垣間見え、何とも興味深いのである。 (煙草)

2024-05-30

衆生六道皆仏滅、仏非非仏死皆万有(適当ですので、漢文としても意味が通らないとは思われますが)。 皆命あるもの、命なきものとて平等に脆く逞しく、尊い。と仰られていらっしゃる様でして。 「神變」など到底出来ようもない私等にも等しく、佳いなあ、と思われました次第でございます。 それと。 蛇足だぜ。 おまるたろう君よ、 なかなか懸命に良い批評をしてるじゃねえか。 後は頼むぜ。 (問い)

2024-05-23

素晴しい。 クスリは、ニンゲンを、健康にしてくれますからね。 アーアー、 当方健康ナル労働者ヲ求ム。 19世紀ロンドンヨリ。 21世紀 Civil War ヘイタル、 ニッポン へ (恵みのチョコレート)

2024-05-21

「サザエさん」 たたかひの翼賛一家へとうつる潮目のあたりけふの日の歌 「ハンディキャップ」 もたざるこゑ甲高く低くあり瞥しぬへ逆らはず 目のみは (B-REVIEW 5月のお題詩「サザエさん」「ハンディキャップ」 )

2024-05-18

ありがとうございます。私はどうしても殺人には躊躇してしまう。凡人なのです。 鳶というよりは、雀でございます。否、虫螻蛄かもござんせん。 個性、大事でございますね。木を隠すには森、 個性集団に溶け込みますにはホワイトカラーのワイシャツ、ブラックの背広、ネクタイ、スラックス等を着用致しますのが宜しくもございましょう。 個性は平均化へ向って、平均的存在は個性へ向って。 最後には至極個性的な一般存在が遍在をする、という筋書でございましょう。 そして、そのモードは概ね新しいモードの到来までつづくのでございましょう。そこで質問。この崇高且つ高邁なる言語ゲーム総体へとピリオドを打つ方法とは。 (詩は人で選ぶ故に詩人という)

2024-05-18

結局は天気予報と昨日今日のニュースしか。知り得ないのだ。誰もかれもが。と自戒を込めつつ。 あからさまに後手にはナイフを青年濡ち隠し「私は祝はれている」 未来とはつくるものよといふ指はつくものよるを殺したままで (詩は人で選ぶ故に詩人という)

2024-05-17

細緻なる美意識。主体の組立てる時計機構は厳密なる科学意識、法則の写し絵なのかも、知れません。 アカンサス、歌人では近藤芳美を直ぐに連想を致しましたが、希臘の彫刻‐柱へかの意匠が佳く再現為されておりました事等を、彷彿としつつ。 御作を一幅の画と致しまして鑑賞を致しますならば、画の中の画、「イカロスの墜落」か「イカロス哀悼」が刻銘に描写なされる事に、 ヨハネス・フェルメール的なる重層性を憶え、眩暈を致しました次第でございます。 「表象に意味を求めてはならない。表象は表象であるが故に無限の入子構造を付帯し、表象の死、終点とは其処に意味‐定義付けが為された地点に有る。」 この解釈が相応しいものであるかどうかは甚だ自信はございませんが、 孰れにせよ、秀逸且つ白眉なる至文の一片をわれわれに公開して下さり、允に心嬉しく存じ上げます次第でございます。 福田恆存の御言葉、兎角総ての表現物に意味‐有用性(解答とも換言出来得るでしょう)を希求、要請する現代的人間の宿痾を見事照射・炙出なされており、 至言とも思いました次第でございます。偶像崇拝の時代。 (盛夏の死)

2024-05-15

定期連絡を兼ねまして、皆様にも。 先ず、歌誌「帆」へとご応募を賜りまして允に有り難く存じ上げます。 然し乍ら、次号の発刊までは一年程お時間を頂きます予定となっております。 それまでは、詩作品募集の窓口の方を休止させて頂いて居ります次第でございます。 何卒、ご海容の程をお願い存じ上げます。 上記、先ずは業務連絡の程を記述させて頂きました。 肝心かなめの御作品を拝読させて頂きまして、感受致しましたことなどを。 既知の対象を、再把握し、刷新を成されていらっしゃられる筆鋒に感銘を受けました次第でございます。 蓋然的運命論の、つまりパターン学習的筆致から一歩先を記述していらっしゃられる。 くきやかにあらたしく対象を泛び上がらしめる視座に、「何事か」からの跳躍の成果を遂げられていらっしゃられる。 とても面白く拝読をさせて頂きました次第でございます。 今後のご活躍の程も、期待を致して居ります。 (コアファイターのようなスポーツカー)

2024-05-15

公権力を呼びたければ、その様に。 筆致に於きましては、 ネット詩人の中では、青木龍一郎氏(資料は残っているでしょうか)に近似した作風。 作家気質ではなく、編集者気質。 目ではなく、脳。 主‐感覚ではなく、主‐意識。 既視の対象を定義づける、関係立てる方向に特化をしている。 一方 未発見の対象を、未発見のままに察知をする、 つまり未だ無いものを掴む能力には、余り重心を置かれてはいらっしゃらない。 ユダヤ教的世界観=言葉の無秩序(自己矛盾)から秩序(無矛盾)を組み立てる、様式。 その様に読みました次第でございます。 (運ぶ、わたしたち)

2024-05-13

ここに、ひとつの齟齬。 アダムに果実を与えたもうたのはイヴであった。 イヴに果実を取らしめたのは蛇であった。 アダムとイヴに果実を口にすることを禁じていたのは主神であった。 蛇はサタン=旧くは悪魔、敵対者ではなく、主神の身近に有り、こころみるものという意義を含んだ、主神の眷属であった(ヨブ記参照)。 私は、とりわけ無花果の葉の描写より、果実を口にする=食す、とう契機が知恵の発生に繋がった事を興味深く読解した。訳であり。 つまり、食と知恵=啓示に密接な繋がりが在る、とう記述であると解釈をした、訳でございます。 最も始原的な生命――単細胞生物、バクテリアでも佳い、が捕食をする時に始めて必要に駈られ、 捕食物へ接近し、捕食対象を掴む為の――鞭や繊毛としての足、つまり腕の前身を獲得したのでは、と考える時、 食と生命の発達は切っても切り離せない関係に在る、とさこそ思索し、啓示を受けた訳でございます。 では、 罪とは何か 罰とは何か。 元来、罰は人間の本分を超越した行為であり。罰を下すは律法‐神、つまり存在の範疇を超越した存在の特権で御座いました。 では、罪は。こころみに唆された人間存在の起源、つまりアダムとイヴへの智慧の発生より始まった訳、であります。つまり全人類の原罪とう運命でございます。 有名な聖句(此方は新約)に、「何人も罰するな、罰されない為にである」とう文言がございます。 翻せば「何人も罰せよ、罰される為にである」ともなりましょう、 却説、当世、現代社会を振り返って見ましょう。 「神が死んでしまった」ので、個々人は自らを神と看做す外には猶予無く、 畢竟自分自身を、自身の理解が及ぶ範囲の絶対者としてしか想像、創造をしなくなり、現実言語の世界構築に明け暮れる様になりました。 そこに現代社会存在の宿痾が在るとは、言い得ませんでしょうか。 被害者と加害者、 同害報復を止めた筈の現代律法社会に於いて被害者が加害者へ私刑を加える、此処に御作の醍醐味が在る、筈なのですが。 私個人は何か苦虫を噛み潰したような後味の悪さを憶えました次第でございます。 何故、なのか。 思うに、根源的な罪、つまり原罪の後ろめたさ、を作中主体が存在の礎に負っていらっしゃらないこと、 ハンムラビ法典的復讐「目には目を」を地で行く作中主体が、古代律法の自動機械であること自体には疑義を懐かない「=果実を口にしていない」、 その二点が問題なのではないでしょうか、と考えました次第でございます。 他責、自愛は当世の風潮なれど、斯様な時代にこそ自責、他愛精神の中にこそ人間の、文学、藝術の追求するべき「真・善・美」を理想し、 その裳裾でも掴めたのならば本望でございます。 他者の悪をみづからに背負い、みづからにもし善あらば惜しみなく他者へ寄与する。自己内省に拠って善悪の同一化を達成する事こそを、念願しながらも。 矛盾、異論在ればご教示下さいませ。何分頼るものが自分の舌しかないものですから。 (パパ、パパ、パパ、)

2024-05-11

ピアノの音はふわふわしていない。 否野暮、此れは詩ですから、 ピアノの音が大谷翔平氏がホームランを打つ音でも水原一平氏の横領資金がドブに捨てられる音でも一向に差障りは無いのでございます。 遊びが過ぎました。 結句の美しさ、それまでの動線に目を瞠りました次第にございます。 (天の國)

2024-05-10

タイトルの読みは、「ふみつづりやしろならずかんじんちょう」で宜しいでしょうか。 歌舞伎座は半券が高価いですが。 昔、某国営放送局の舞台中継にて、当時襲名の團十郎扮する処の武蔵坊弁慶が、朗々と偽典を読み上げて居りました事を佳く憶えて居ります。 いつから歌舞伎にも格調が求められる様になったのかは、明治新演劇(新派です)の登場の影響に理由が求められるでしょうが、 元より大衆演芸の泥臭さ、平坦な華美、江戸風の悪趣味が散りばめられた、謂わば悪所の芝居(アングラ演劇にも通ずる)でございますから、 気品を求めるのは野暮というものでございましょう。そう申しますなら、唐十郎氏も最早逝去為されて。若手の芝居を見聞するには疎くございますが、 新鋭は育っていらっしゃるのでしょうか。商業主義興行隆盛の風潮に背く様な気骨を期待致したい処でございます。 あ。 要の詩文に触れる事を失念致しておりました。 何卒ご海容を下さいます事をこころより願います限りにございます。 (羅列社不勧進帳)

2024-05-10

眼が佳い作家である、と文体への美意識の徹底性より感受を致しました。 現実を見る眼とは、 夢を見る眼であり、 畢竟現実意識とは感受せられた個々人の夢、つまり生命の外的必然性(=内的必然性)に他ならないからで御座います。 一つの夢に現実を見出さんとし得る営為の外に、 その夢より 現実より迫真的な、つまり真実の発露を見出す外に 実の言語藝術家の仕事の真髄が一体有り得ましょうか。 何が見えているか、 如何見えているか、 如何に見える様に編集をし直すか。 上記の過程により、個々人の迫真性、畢竟実存感覚に最も適合した塩梅の夢(=現実)を再現、再構成し、更に研磨し、真実へ到達致しますのが藝術表現の仕事で御座いましょう。 上記三点より最も肝要でございますのが、 第二行 如何見えているか で御座いまして、 此ればかりは個々人の実存(畢竟生存の、かけがえのなさ)の照応を致します塩梅に拠りまして大異小同となります由縁のもので御座いますから、 此処を疎かに致しましては、類型的表出の型を逃れ難いもので御座いましょう。 でありますから、何卒比類無き視座よりの表現営為を先鋭的特別化せしめ、 表現藝術の骨頂を極めて頂きたいと存じ上げます次第で御座います。 長長と、悪文を失礼致しました。 (crackの踵、鎮座するうららかな痺れ)

2024-05-07

あっ。 貴方(か、貴方の依代、主)の正体が解ったかもしれない!! だが、 これだけではひとことレスなので、 下記に、 今朝の歌を。 ~今朝の歌~ ナチス叛人道的に鼻低く驕りある保守国家・自由を離れ 自由の敵老年すべて奪はれき民族主義灯すオイル・ライター Americaと言ふ時訛る舌音の根とし咽喉あり所属ならず 日本兵旧びき写真乾板のなか厳めしき何守らむも家 不自由の肉体へ捺す徴用の可の字 官吏はゆかず軍へ 個人解体しつつ共同体部品へ組み込まれ叫べ 防国 きさま愛するべし易き孤独ことさらに嘆くな箱船水夫 蓼の根の苦き喫飯喰らふ虫若葉色の背もてならびて 指摘みし青桃のはなひとつ蒼ざめ 踏むは誰そ  程良くも訓練されきシェパードは飼主の主へ恭順す 腋苦き うっかり枯尾花ではござんせんことを切に願いつつ。 ではでは。 お騒がせいたしました。 (極北、またの名を老害)

2024-05-05

「詩人」 として、 素晴らしい答えです。 (カフカ)

2024-05-04

今、私に見えている動画。 https://www.youtube.com/watch?v=JTdxq7MdGyA https://www.youtube.com/watch?v=Lfl2Nj_QRXU そして、 かつて見ていた動画。 https://www.youtube.com/watch?v=GY9rtZo_Wa0 貴兄は、 今、どこへいらっしゃるのか。 (カフカ)

2024-05-04

サディズムを。 年老いた御方に向け、歯を剥くことが。 甚だ赦し難いことであると、申しているのです。 エゴを寧ろ、開き直り称讃する、風潮が。 人間として。 存在として。 一個の揺るがし難い尊厳者として。 許し得ない、 と申しているのです。 人間の美点、最も崇高なる意志、を述べる、告白するのが。 「詩」の本分なのではないでしょうか。 さもなくば、 われわれは、アウシュビッツ以前、世界大戦以前と同じ轍を踏むこととなるでしょう。 (カフカ)

2024-05-04

テレビタレントも、ユーチューバーも存じ上げませんので。 何か「時代的な」「令和的な」ゲンロンを展開していらっしゃることだけは理解を致しました。 百年。 可読可能な作品を提示なさってから。 モノ申して下さいませ。 チャップリンやカフカ(ベタですが)を引き合いに出されになられる位でございますから、 その程度は簡単でございましょう。 期待を致して居ります。 なんとなく、クリスタル。 (カフカ)

2024-05-04

拙作には余るほどの称讃を賜り、允に有難うございます。 本邦の報道機関は略、機能不全を来して居り。消費経済の話題のみが俎上に昇るばかりではございますが。 安楽椅子にて安楽死を俟つ様な、家畜のままで佳いのか、と考えてしまいます次第でございます。 国内政治も、外交も。そして国外状況も危険水域へ到達しているというのに。と。 アラガイ様に於かれましては、何かと腹立たしいものごとのはなはだしい、昨今の世情ではございますが。 御体を御労りになられ、ご健勝であらせられて下さいませ。 (廻廊遠近法)

2024-05-04

チャップリンの件、 当方へのレスポンスと受け取らせて頂く。 チャールズ・チャップリンの美点は、その諷刺眼を時事のみならず、文明構造の問題点、権力批判に向けた事にある。 そして、35フィルムの中の彼は決してヒューマニズム、人道主義を見失わなかった。 貴兄には、著しく此の「人道主義」が欠落している。 時の風潮に煽られ、老人差別・被差別者差別に加担をする軽率さからは、底深いユーモアの滋味を一ミリグラムとて、感受し得まい。 アゲインストの中にこそ、闘って見せよ。 他虐ではなく、自虐の極みに哀切なユーモアが宿る、ということ。 他者と自己の紙一重を、自己へ向って同一化し、他者を生き、自虐をする、ということ。 そこには、時にはヒトラーとしての生涯を生きるおそろしき、チャップリンとう自分自身へのファシズム批判が含まれる。 (山口メンバーリメンバー/人に夢と書いて「儚い」)

2024-05-03

正直に。 前作(多分)に於いて痛烈な現代批判を展開していらっしゃった上、での、 今作を拝読させて頂きまして、率直に申しますなら期待外れの感を払拭し得ず。 自己内省を包括した諸刃の刃を揮っていらっしゃった訳ではなく、 只の冷笑的悲観主義者でしかいらっしゃない事が明瞭となりました様な心境でございます。 そのような輩は、探せば幾らでも。 ひとこと。 体制に寄らず、 卑賎に拠らず。 自らを敵と看做し、 汝、他者を愛せ。 以上 悲劇:喜劇俳優の折節、について。 (山口メンバーリメンバー/人に夢と書いて「儚い」)

2024-05-03

ご返信、允に有り難うございます。 御久し振りでございますね。 よく、物語の成立理由に付きまして考えるものでございますが(人間に物語が何故必要なのか、と言う事でございます)、 物語の来歴とは昔語りであり、つまり起源から今に到る迄の履歴を証明するものなのでは、と考えて居ります。 ほら、よく、物語の開始点と終着点を同じくする、という話型がございますでしょう。 あれなどは、暦の、つまり一年間の周期性の発見、畢竟農耕文明と固く結び付いた話型ではないか、等と考えたりもしております。 此処で批評対象作品に立ち返って洞察して見ますが、 成程、古今万物万事の名前を読み上げつつ、呼び出し、物語を構成して行かれる営為とはつまり「祝詞(のりと)」ではないか、 と思い至りました次第でございます。それは正しく現代の神話であり、此の様な構成様式とは叙事詩のそれではないか、とも。 さこそ、詩というメディウムを以てしか表現し難いゆくたてを、見事に表現していらっしゃる事に、心より感嘆を致しました次第でございます。 川瀬巴水、とか。良く行き届いていらして、憎いなあ。 (超絶絶唱絶句樂)

2024-04-08

幾つかの、技巧的な問題の眩惑化の為の修辞を解析。 此れは、 前作同様、 作中話者 父 と 子 つまり限りなく作中話者に近い他者 此の構図を易読化し 作中話者 父 を 子 へと等号化も出来得る、と。 つまり、何処まで行っても 作中話者「おれ」の問題なのでは、と。 「法律がなければ人を殺してもよい そう結論するしかない現実の世界」 此れは、ひろゆき氏的論法(嫌い)で言うならば、「おれ」の主観に過ぎない、と付け加えつつ。 御作を拝読するに当たり 恐らく、戦時‐平時間の律法(おもに殺人罪)の有耶無耶、 そして戦争時の国際法、つまり非‐戦闘員の殺害禁止(翻せば戦闘員の殺害は合法である、ということ) 等も考慮に入れねばなるまい、とも。 そして、此の詩の最も物議を醸すであろう箇所は下記。 「しかし、ふたつの事実が並置されれば、どのようにも結び付け、どんなばかげた迷信をも人間は作り出してきた」 「異なる」「複数」の「事実」或は「現象」を「結び付け」、「迷信」を「作り出す」営為こそが編集であり、これを創作と言う(勿論、「私」の主観)ならば。 正しく、自身の影を追い、自身の影に追われる人間の悲劇、或は喜劇を独白している「作中主体」の骨頂が此処に明記されている訳でございます。 私は、その様に読みました次第でございます。 作中主体に於かれましては、殺伐とした時世に、殺伐とした呪詛を吐露なされる心中をお察し致します。 下記、雑感。 世界や社会が傾れて行く時に、個人は傾れて然るべきなのか。 銃を持てと言う者へ、 銃を向ける意思こそが 社会のアウトサイダーとしての詩人の本懐なのではないでしょうか。 恐らくは、 社会のインサイダーとしての詩人を志していらっしゃられる、多くの皆様へも。 構造の箱の中にて、 構造の箱の外の視点を付帯致して頂きたくも。 駄文、メモをつらつらと、失礼を致しました。 追伸:「戦争より大きな場所」とは「絶滅」「死」では、と考えますならば。    とても諷刺の利いた辛辣且つ、壮大な皮肉であるとも考えました次第でございます。 それでは。 (散歩の途中でおれたちは)

2024-03-18

「ボーはおそれている」は必見です(何のメモか)。 (ミリタリー俺)

2024-02-26

先ず、定期連絡を。 歌誌「帆」掲載詩選考担当人の一人、鷹枕可でございます。 現在、歌誌「帆」第三号は鋭意編集中でございますので、 残念ではございますが掲載作品の応募は締め切らせて頂いて居ります。 第四号の発刊の決定次第、アナウンスをさせて頂く事となると存じますので、それまでお待ちください。 応募をして下さりました皆様に於かれましては、允に嬉しく存じ上げますが、 若し叶いましたならば、既刊の歌誌「帆」一号、二号を通読して下さり、掲載作の傾向を把握して下さりますと助かります次第でございます。 上記の都合に付きまして。 何卒、ご海容下さいませ。 折角ですから。 肝心の御作に、批評を述べさせて頂きたく存じます。 情緒、趣の有る、現代口語作品であると感受を致しました。 平仮名のひらき方、「一」ではなく「壱」と表記をしていらっしゃる点、記述を削ぎ落としていらっしゃる点、 視覚印象への意識が行き届いていらっしゃる点、等に美点を見出しました次第でございます。 而して、上手いのですが、突出をした印象を懐き難い、悪く申しますならば平均的な優秀性から抜け切れていない、その様にも感受せられました。 何処か、灰汁の強い箇所を消していらっしゃられる様な、印象を覚えました次第でございます。 個を抹消する方向か、突出させる方向か。元来の特性に向かれた方法にて、より研鑽をお重ねに為られると宜しいのではないでしょうか。 それでは、失礼を致しました。 (帰路)

2024-02-26

お返事がてらに。 上記の他の御方への返礼より、見えてきました事等を。 オブジェクト指向、のコンセプトにて詩作をなされていらっしゃるとの事。 而して名詞的構成を迂回、或は忌避をなされていらっしゃるが為、心象(イマージュ)を結像し難いのでは。と。 上記「読み難い」の説明。 概ねの現代美術が美術史の本流足り得るか、は後の美術史家が妥結するべき事である事を念頭に置きつつ。 言葉には、パロール(発声、或は発音)とエクリチュール(記号、つまり文字)の両側面がございます事は、今更説明の必要もございませんでしょうが。 御作はエクリチュールの方向から、謂わば文字を物体‐記号として表記をしていらっしゃるのかな、という所感を懐きました次第でございます。 でございますから。パロールとしての。音、としての説得力に於いて、弱いのではないでしょうか。と考えます。主観ではございますが。 勿論、「だから分り易く書け」と申している訳ではございません。 創作の、詩作の方法論は各々異なるモノで当然でございましょうから。 さこそ、文字配列の抽象美術として鑑賞をすれば佳いのでございましょうが。 音読、朗読の実演に於きましては朗読者の多大な表現力、演技力を必要と致します事は想像に難くないと、思われます。 モノ、と呼ぶべき某か(実象、現象そのもの、認知以前‐態、リアル、等等)を剥出する営為こそが詩の本懐ならば、 貴方様は表記文字の配列の抽象性に拠って、それに肉迫為されようとしていらっしゃる。 それだけのことで、ございましょう。 難読を極めれば、意味‐破壊へと向いましょう。 されど、斯様な試みは、約一世紀程も前にダダイズムの繁栄に拠って、スマート且つ大胆不敵な所作に拠って、既に達成をされている、 その事実も念頭に置く必要も有りうべきかと。 復、今更、とお思いになられるかとも存じますが、目には音楽の魔が宿り、耳には美術の魔が宿る、 その様な端境にて創作に勤しみになられる事も出来ましょう。 脱‐美術、脱‐音楽的な、現代‐美‐的コードの範疇に通底を為すかのように。 お気に召すままに脱構築を為されると良いのではないでしょうか。 最後までご閲覧下さり、允に有り難うございました。 (それのほか みちはない)

2024-02-15

実例、でございますか。 へくそかずらの様な実作しか出来ぬ、しかも短歌に拠ってのみしか、実例を示せぬ事を羞じつつ。 現実‐例  児は父を父は母を母は児をみはりゐる写真****禁慾家族 心象‐例  欲望の核なせるもの胡桃の殻乳白の肉ふふみ静もる 良い実例を示せず、申し訳ないのでございますが。 ご参考に為されるか、せせら笑いを下しに為られるかは、御任せを致します。 (自画像)

2024-02-10

※先ず、他の投稿者の方々も含めまして御報せをさせて頂きます。 今現在は、歌誌「帆」第三号を目下編集中でございます。 従いまして、新規のご投稿、ご応募は残念乍ら締め切らさせて頂いて居ります。 第四号に向け、動き出しましたなら、新規にアナウンスをさせて頂きたく存じます。 何卒、ご海容下さいませ。 肝心の内容に触れつつ。 「ぼくは」の繰り返しにて頭韻を踏んでいる。 概ねは視覚的イメージの言語化に拠って構成されている文体。 他の感覚器官の感応が後退を呈している点を、問題視も出来得るか。 >ぼくはうす雲が真紅に濡れてできた燃えかす。 此の一行は良い。 「深紅に濡れて」は観察を越えた描写。 他は優等生的な、現実調和的な描写の集積であり、目を瞠るものは無い。 現実を描写するならば、現実離れをした言葉択びに拠って。 心象を描写するならば、超細密画的に繊細な細部に拠って。 のっぺりとした現実調和的な感覚に、ひとさしの錐をもて穴穿つ、その様な実相への肉迫精神、 或はありうべからざる仮構にのみ現出する、ひりつく様な「現象-そのもの」への一回性の接近を、垣間見せて頂きたくも存じます次第です。 (自画像)

2024-02-09

兎角、読み難い。 此れは油彩の赤。夜目や藪目に彩度の高く。 難読を極めても面白い、かも。 (それのほか みちはない)

2024-02-09

白=無垢の表象 赤=「単なる」政治思想的表象(或は「女王」の辞よりテューダー・ローズの半身の可能性も視野に、) 黒=非-無垢の表象(此処では、敢えてアナキズムの表象の可能性を斥けたい) ならば。 白は無垢か、黒は非-無垢か(或は白が非-無垢であり黒が無垢である、という、詩-的な価値基準の顛倒が熟考、記述をされているか)、 何卒、御一考の程を。 (Drawing Rose)

2024-02-05

言葉も無い、程に「詩」である。 阿らず、憚らず、ただひた向きな、存在への呪い(あるい、は)。 喝采、を。 (.673:怨憎法)

2024-02-05

自身の苦手な、数学論理的思考により精密に運ばれた筆致が、エピソードに論理的妥当性を付与致して居ります。 正直に申しますと、算術知能に於いて劣る自分如きが、感想の様な、評の様な辞を述べるのも烏滸がましいかも知れませんが。 かなりマッシヴな数論的記述の物語に、異議を差し挟む余地が無い事が美点であり、(敢えて、でしょうが)余白の余地、解釈の余地が略、見当たらない事が欠点、とも申せましょう。境界と分断の象徴としての「電柱」を巡る、御作であると。 第三聯、 >この地域から電柱がなくなることはもはやないだろう >緩慢な衰退が土地に歴史を遺していく >無計画につながれた電線の交差は夏の空に貼りつけられたまま、 >歴史の自己組織化の過程を伝えるだけとなるだろう >増えた空き家につながった電線に電流は流れていない の、 >歴史の自己組織化の過程を伝えるだけとなるだろう 此の一行が御作の「詩」と致しましての要であると、感受を致しました次第でございます。 (埋設)

2024-01-28

何処と無く、ダダイズム的な下地の趣きがおありに為られる、物語‐詩と致しまして拝読をさせて頂きました。 出鱈目に走りそうでありながらも、当意即妙なる現実描写に沿って描かれておりますものですから、どこかしらシュールな面白さの有る詩文となっております。 御作拝読中に突如、ダダ=想像界、と、写実=現実界の触媒装置と致しましてのシュル=超現実、という構図が思い浮かびました次第でございます。 つまり、想像の奔放と現実の秩序の橋渡しこそがシュルレアリスムの役割なのではないか、と。 と致しますと、その想像‐現実の両端の振れ幅の中に於いて記述を為された御作が、何処かシュルレアリスムを彷彿とせしめる、感覚の理由付けが出来得る様な、心持が致しますものですから。 着想の横道に逸れて終いまして申し訳ございません。 而して、他にはない、独特の趣きがおありに為る作品でございますので、これからどのように活躍なされるのかが、とても愉しみでございます。 (行け一吾郎)

2024-01-28

何処と無く、ダダイズム的な下地の趣きがおありに為られる、物語‐詩と致しまして拝読をさせて頂きました。 出鱈目に走りそうでありながらも、当意即妙なる現実描写に沿って描かれておりますものですから、どこかしらシュールな面白さの有る詩文となっております。 御作拝読中に突如、ダダ=想像界、と、写実=現実界の触媒装置と致しましてのシュル=超現実、という構図が思い浮かびました次第でございます。 つまり、想像の奔放と現実の秩序の橋渡しこそがシュルレアリスムの役割なのではないか、と。 と致しますと、その想像‐現実の両端の振れ幅の中に於いて記述を為された御作が、何処かシュルレアリスムを彷彿とせしめる、感覚の理由付けが出来得る様な、心持が致しますものですから。 着想の横道に逸れて終いまして申し訳ございません。 而して、他にはない、独特の趣きがおありに為る作品でございますので、これからどのように活躍なされるのかが、とても愉しみでございます。 (行け一吾郎)

2024-01-28

短文且つ、ユーモアに富んでいらっしゃるので初心者にも取り付き易い、御作ではございますが。 矢張、書き慣れていらっしゃる為に余剰が無く、意外な落とし処も用意なされており、愉しく拝読をさせて頂きました。 ショート・ショート的なる着想詩であると。 (あっち向いてホイ!)

2024-01-28

任侠を彷彿とさせる作中主体。 「雪国」は無論あの「雪国」でしょうが、 「さむがっているだけ」のその後を滑稽味を交えて描写しつつ。一体、作中主体は何処へ向い、如何飼殺されてゆくのでしょうか。 非常に読み易さに念頭を置いて、洗練をなされた文体であると感受を致しました。 (雪国)

2024-01-28

ストレートな叙述であると、受け取らせて頂きました。 そこはかとなく実体験の重さを以て挑戦なされた、私小説的‐詩編であると。 修辞の練度、凝縮の不足等、論うこともできましょうが。 この作者様の生涯の、ただ一度切りの告白、吐露であるかもしれず。その様に拝読をさせていただきました次第でございます。 塩握りを、復食せられる日が来ると、宜しいですね。 (しょっぱいお握り)

2024-01-28

否、素晴らしい試みです。 肝心の翻訳‐作へ素人なりの感想を記述させて頂きますなら。 制度の只中に生活をするものたち「銀行員」や、「裁判員」「議員」等を鮮やかに死者へと顛倒せしめ、体制への諷刺どころではない――徹底的に冷徹な視座を以て――「文化的」生活への冷笑が記述されており。 「詩」とは此処まで凄まじい反現実的現実を叙述し得るものである、と「思い出させて」下さり、目が洗われる心境でございます。 「不在のツァーリ(皇帝)」への希求的心情等、夙に心に刺さり。 しかもその姿は恰も「農奴」か「案山子」を彷彿とせしめるがごとく記述をされていらっしゃいます。 深読みを致しましても素晴らしく、修辞の綺羅燦然たる退廃‐美も、復。相俟りまして、思わず恍惚と致してしまいました。 此の水準を指標と致します事には、眩暈を覚えざるを得ませんが。其処迄達しなければ、プロフェッショナルとは言い難いのでございましょう。 勉強をさせて頂きました次第でございます。 (死の舞踏(アレクサンドル・ブローク))

2024-01-28

「君」と指し示される主体が「誰」であるかに拠りまして、趣の大きく変わる御作であると感受を致しました。 批評主体としての自身が考える「君」と、作者様の意図する「君」が、大凡の方々に於きましての「君」が、異なる可能性を鑑みますと。 中々に一筋縄では行かぬ詩文であると、思いました次第でございます。 >初めて撮ったふたりの写真 が、1945年に撮影されたものではない事を、願いつつ。 読解の余地の、射程の。長く広い、御作であると。 (ふとした時に君を思い出します)

2024-01-27

解像度の高い、スーパーリアリズム的文体にて記述をなされた、物語‐半叙事詩であると感受を致しました。 只、批評の言葉に迷って仕舞いますのは、物語表現の付帯する恣意性と、その恣意に企図される処の歴史的文脈に、自身の主義思想が拒否反応を示しており。 客観的判断が下せそうではない、と謂う問題がございまして。 名文である事には相違無いのでございますけれども。 苦しい、立場でございます。 (ジョン・レノンは女だった)

2024-01-27

二重投稿と為ってしまいまして失礼を致しました。 点数を加えて終いましたので、 加点2点分の1点を、集計の際は差し引いて下さりますと助かります(運営の皆様へ)。 (光/ひかり)

2024-01-27

現代詩的なる、散文的叙述が際立っております。 マーマレード=加工されたにせものの光、が「朝」を造り、「ひかり」を発する。 詩的記法に拠ってしか記述し得ない事象関係の顛倒が、ひとつの美的迫真を伴っており、実に見事、と感じ入りました次第でございます。 読み遂せたか如何か、は分りませんが、自身はその様に感受を致しました次第でございます。 (光/ひかり)

2024-01-27

現代詩的なる、散文的叙述が際立っております。 マーマレード=加工されたにせものの光、が「朝」を造り、「ひかり」を発する。 詩的記法に拠ってしか記述し得ない事象関係の顛倒が、ひとつの美的迫真を伴っており、実に見事、と感じ入りました次第でございます。 読み遂せたか如何か、は分りませんが、自身はその様に感受を致しました次第でございます。 (光/ひかり)

2024-01-27

生活描写の中に、暗示的に泛び上がる「宿題」の辞。 宿題とは、その解決を向えていない問題を示唆するものであるとするならば。 それを忘却なされる方向に詩情を見出していらっしゃられると感受を致しました。 現実の齎す疲労、「通学」への厭世観。 勉学が自発的衝動に拠り処を置かない、競争社会の一側面に於きます無為を描写しながらも、タイトルにも宣言されております「遅延証明」の内実を、 社会への抵抗の形と致しまして叙述していらっしゃる御作であると、拝読をさせて頂きました。 斯様な方法に拠ってしか、現実批判を為し得ない、共通意識の苦境を思いつつ。 (遅延証明)

2024-01-27

平仮名に、ひらかれているからか、どこかしら音楽的な印象を感受致しました次第でございます。 「写真を見付け、写真を撫でる」だけの行為に、充分な余白と行間がひらかれていらっしゃる。 一字空けの間隔も奏功を呈していらっしゃる。精神の機微を味わい深くも、拝読をさせて頂きました。 (写真)

2024-01-26

日常報告を装われていらっしゃいますが。 果して何処までが虚構であり、現実であるのか。記述の俎上に仕留められた魚と致しましての現実は、既に文字‐化の過程を経る事に拠って、意思選択的なる虚構となり、最早、元の魚には非ず、等と考えて居りましたが。 一つの問い掛け、「詩は何の為に書くのか」が中心命題として提起をされていらっしゃる、と素直に受け取らせて頂くことに致しました。 問われねば、答えなければなりません。「詩は、詩が詩であるが為に書く」が、今の処の自分自身よりの回答でございます。 「詩が求める処の詩の在り様に沿って、作者が副次的に存在をする」と申しましたならば、稍、解り易くなるかもしれません。 当該作品の主意に沿った返答が出来ましたかどうかは、作者様の意思に委ねさせて頂きたく存じ上げます。 (やっほ〜!!みんな元気〜??)^o^()

2024-01-26

思弁的な記述が語られるのかとおもいきや。 「奇跡」を境に記述が不確かとなってゆき、終行二行の文字化けに拠って、「ボロ」と為った「ぼく」が明示的に提起をされていらっしゃる。 「奇跡」の正体、「貴方」の――或は復活の――、正体を炙り出さんとする、意欲的なこころみであり、短いながらも効果的な叙述であると感銘を受けました次第でございます。 (伝えたい)

2024-01-26

丁寧な記述が光る、叙情‐叙景詩であると感受を致しました。 「鳶色に光る町」が「虹色のとんび」、つまり晴れ間に回収される、構成を見事、とも思いましたが、稍、上手く纏まり過ぎていらっしゃる心地が致しました次第でございます。 詩は、物語的回収を超越する時に生起し得るものでもあるとも思いますので、帳尻の合わぬ、炸裂的な印象へと挑戦を試みられても宜しいかも知れません。 (水槽の街)

2024-01-26

何故か、ヒーリング・ミュージックを彷彿と致しました。 角の立たぬ、傷付かぬ、優しい世界観が、傷心にかたむきがちな若い精神には慈雨の様に感受せられるのかも知れません。 然し、慄然たる挫折を経験なされた世代の方々には、稍甘く、思えるかも知れません。 森田童子ではございませんが、「青春というやさしさの凶器」を含んでいらっしゃれば、尚佳い詩文となり得るのではないでしょうか。 (思い出して)

2024-01-25

肉体感覚と、幻視的観念と、記述のみずみずしさがとても佳い、と思いました次第でございます。 健全且つ、陰の無い佇まい。 例えば、新人賞などに求められる素質、資質の空気感を具有していらっしゃると、感受を致しました。 書き続けて行かれましたならば、如何様に成長なされ、成果を御残しに為られるのかがたのしみでございます。 (見えないもの)

2024-01-25

見えざる禁令の只中に於きましての、言葉狩りを主題となされていらっしゃると読解を致しました。 対象物の名前が消滅をしてしまえば、概念、言語的存在と致しましての「それ」も消滅をしてしまう。 安心安全の為に、些かでも危険を彷彿とせしめる固有名詞が――半ば外的強制を伴って――自主検閲の憂き目に晒される、現在の現実状況を良く反映なされていらっしゃると。 この際でございますから、自主検閲をされて仕舞いそうな言葉を、列記させて頂きたく存じあげます。 「天皇」、「共産主義」、「反米右翼」、「革命」、「被‐殖民地」、「独立国家」、「日本」、等、等。 稍、遊びが過ぎました。 (プリン禁止令)

2024-01-25

鍛え抜かれた、簡潔な叙述が見事、でございます。 現代の叙景に、どこかしら古色蒼然たる美意識が重層的にも通底をしており、 複層的な視座から記述をなされた御作であると感受を致しました。 「朝焼け」=焼跡、セーターの「毛玉」=蹲る焼死体の姿形、とは、多分読みを穿ち過ぎでしょうけれども。 (墨)

2024-01-24

人間の、表現媒体史への言及が先ず、なされており。 文字表現の活況への諷刺的視座が展開をなされております。 仰られる通り、今現在の表層的文字表現、文学表現は「大衆‐mass」化に謂わば、毒されており。 ポップ、サブカルチャー的趣の一色に略、染まっております様に見受けられます。 純粋な文学表現は何処へ行って終ったのか、文学とは何か。再定義をしなければならない、時代が。ただならぬ不穏な空気が支配的となる最中にて訪れている、とも考えられます。 元来、文学とは「生き様」の問題であり、そこには主義思想や信条が仮託され、「実‐存在の生存の問題」が多分に反映されている、筈のものであったのでございますが。 「大衆階級」向けに無‐毒化、無‐思想主義化をされた、大量消費物としての表現が罷り通っておりますのが現代、であるのかも知れません。 その消費物の内実を穿ちますならば、「特権階級」の恣意性が反映をされた、大衆向けプロパガンダ作品、であるかも知れず。「煽動目的」の偏った思想主義が。「見えざる毒」として浸透をし、蔓延しているとも、考えられ得るかも知れません。 穿ち過ぎ、かもしれませんが。 (「入門 山頭火」を読んだ話)

2024-01-24

甘く、ほろ苦い青春の蹉跌が、「僕」の視点より語られ。 「君」=「少女」との僅かな、しかし確実なる関係性の変化が、丁寧に、且つ頑として不可逆なるものとして描かれており。 或る種のリアリズム、淡やかな抒情を孕み記述をなされていらっしゃると。 然し、作者様には確りとした客観意識がおありに為られるように感受を致しました。 「僕」も「君」も客体化されているが故に、甘く為り過ぎず。青春小説の様な趣の有る御作であると、感受を致しました。 (アイスブルー)

2024-01-23

甘く、ほろ苦い青春の蹉跌が、「僕」の視点より語られ。 「君」=「少女」との僅かな、しかし確実なる関係性の変化が、丁寧に、且つ頑として不可逆なるものとして描かれており。 或る種のリアリズム、淡やかな抒情を孕み記述をなされていらっしゃると。 然し、作者様には確りとした客観意識がおありに為られるように感受を致しました。 「僕」も「君」も客体化されているが故に、甘く為り過ぎず。青春小説の様な趣の有る御作であると、感受を致しました。 (アイスブルー)

2024-01-23

此れは、文句も無く秀作でいらっしゃられる。 素晴しい着想と、着想を支え得るに充分な修辞力。 実力に、敬服を致します次第でございます。 (寿司)

2024-01-23

半ば夢現の様でありながらも、不可思議な物語の構造が確りと出来ていらっしゃる。 禁断の果実(御作の場合はヘスペリデスの林檎をモティーフとしていらっしゃる)が齎すものは、智慧と致しましての分別、その象徴としての名付けでございましょうか。「ランタン」に実の名を教えてはならない、という行などには、古代呪術的なる禁忌の構造が泛びあがり、人間の物語的意識の古層をも漂わせていらっしゃる。とても興味深く、面白い作品であると感受を致しました次第でございます。 (黒曜の森)

2024-01-23

劇烈な思想。延命治療的生存観の常態化に異論を唱えていらっしゃられ、甚く好感を懐きました。 われわれを制約するもの、制圧するものとしての「時間」つまり『生存‐死」の距離感覚に焦点を当てていらっしゃると。 現代版の「メメント・モリ」でございますね。死あらざれば世の何ぞかがよふ、と思いました次第でございます。 鮮やかに、堪能をさせていただきました。 (悲劇と諦観、そして時間への葛藤の末、永遠を希求する)

2024-01-22

「貴方」への感傷的な心境が、なまなまと、切実に記述されており、好感を懐きました次第でございます。 洗練しようとすれば幾らでも削ぎ落とせる、修辞の美に基準を置きましたなら余計ごとになるかも知れない、その様な記述が却って瑞瑞しく、精彩を付帯致しております。 虚ではなく、実の精神から発せられる、ともすれば虚的美辞麗句に置換されてしまう様な、豊潤な精神の実在性、誠実性。 醸せば詩歌に必須である余情となりうることでございましょう。 言い遂せがたい、名付け難い精神の余白を、これからも培われ、詩へと定着をせしめて下さいます様に。 (遠吠え)

2024-01-22

「貴方」への感傷的な心境が、なまなまと、切実に記述されており、好感を懐きました次第でございます。 洗練しようとすれば幾らでも削ぎ落とせる、修辞の美に基準を置きましたなら余計ごとになるかも知れない、その様な記述が却って瑞瑞しく、精彩を付帯致しております。 虚ではなく、実の精神から発せられる、ともすれば虚的美辞麗句に置換されてしまう様な、豊潤な精神の実在性、誠実性。 醸せば詩歌に必須である余情となりうることでございましょう。 言い遂せがたい、名付け難い精神の余白を、これからも培われ、詩へと定着をせしめて下さいます様に。 (遠吠え)

2024-01-22

さりげないユーモアと、人間の機微、種々の代表句へのオマージュを含んだ御作である、と読解をさせて頂きました。 >ボルト はまらぬ夜は >ロケンロールで >死ぬしかね 上記の記述が夙に白眉であり、「死ぬしかない」でも「死ぬしかねえ」でもなく「死ぬしかね」。方言的な言い止しが、殊秀逸な効果を齎して居り。 定型詩的凝縮の佳さを内包していらっしゃる、良作であると思いました次第でございます。 (自由律)

2024-01-22

心象の独白と、日常風景の描写が並走して語られつつ。 何とも申し難い精神の輪郭が顕ちあがって来ます様な御作であると感受を致しました。 朦朧と、しかし明瞭な他者「こいつ」への想念が語られ、比較対象としての「自己」の文脈が泛び上がりになられる。 顔、容貌が無い様でありながら、確かに有る、不思議な読後感の作品であると思いました次第でございます。 (私にとっては)

2024-01-22

短くも。「夕日が落ちる速さの瞬き」の地上主観的体感速度は比較的緩やかでございますが、惑星の自転速度は急速でございますから、その差異に先ず、眩み。 「1フレーム」というデジタルな、人間に取っては一瞬間の間のみ「君」を映す。 被写体へ向う時間概念の主体に拠り左右される、時間速度の緩急の差異が及ぼす、一種の眩惑的観念を覚えました次第でございます。 (帰り道)

2024-01-22

修練の果、獲得為された詩文であると。 平易に見える言葉遣いの中に、高度な技巧性の片鱗が垣間見える構造となっており。 そして、一部読解ですが。 「薬絵」という概念を始めて知りましたのですけれども、アラビアの幾何学模様の様でもあり、カレイド・スコープの様でもあり。 そこに「倍音」が掛って来ますと、それは精神世界、形而上世界観の描写の様でもあり。 とても奥深い印象を、さりげなくも、稍ハードボイルドに記述をしていらっしゃる。 とても好感を懐きました次第でございます。 愉しませて頂きました。 (「お・れ ÷ ひ・ず・み」)

2024-01-21

独自の文体を確立為されていらっしゃられるので、あれこれと差し出がましい批評語は必要ないとも思われるのでございますが。 特徴的なのは、「ゾンビのカリカチュア」のゾンビや、「造作なく遊び殺される」「蟻」の方向へ自我意識が重ね合わされていらっしゃる、つまり、某かの「切り捨てられゆく存在」に深い眼差しを向けていらっしゃられる処が、趣深く、多数派には従属しない抵抗意識(これは詩人には必須でございます)が 逞しく、根付いていらっしゃる。それは如何なるモティーフを選択しようとも、払拭しえない、美点であると感受を致しました次第でございます。 どうか、その意志を失くされません事を切に願いつつ。 (チープ)

2024-01-21

視覚詩の、面白さと何処と無くダダイズム的な感性が交錯しつつ。 ナンセンスに表現を為されつつも、かなりを研鑽を重ねられた後の簡潔且つ、鋭利な文体であると感受を致しました。 >ほほほほほ >ほほほほほ の笑いのオノマトペが、 >ぼぼ ぼぼ ぼ >  ぼ ぼ ぼぼ に転訛をする箇所など、テレビの中の「爆発と炎」の映画描写が現実に波及をしたかのような空恐ろしさがございます。 良作であると。 (pulpoem)

2024-01-21

石榴の実、と申しますと如何致しましても象徴的に読んでしまいます癖がございますものですから。 鮮やかに実在、肉感、擬人的独白を、或る生涯の吐露を、新しく「石榴の実」に吹き込みになられた手腕に感銘を受けました次第でございます。 新しい、御詩のただ中に拠ってのみ成立し得る、なまなましい確かな描写力へ、喝采を。 (死んだ石榴の実)

2024-01-21

当世風の軽みを装われた文体の中に、その軽みへと兆す疑問符が言外に隠されていらっしゃると感受を致しました。 「さよならだけが人生だ」余りにも代表的な、寺山の詩句の代名詞となってしまいましたが。 其れにポエム的定型の回答を列記していらっしゃられ、 駄目押しの結句 >これでいい >これがきっといいんだ! に拠って、全ポエム的抒情への反語、反駁であることが明瞭となる、という構造であると、思いました次第でございます。 斯様な歪曲表現に拠ってしか、詩を語る事が難しくなって仕舞いました現代、という時間を思いつつ。 (さよならだけが人生でも)

2024-01-21

かなり、書き慣れていらっしゃると。 >不可逆変化狂瀾怒涛盛者必衰の世界 書き出してみますと、暴走族の特攻服の様でもございます。自身の記法を外部より洞察致しますと、斯様な表現ともなるかも知れません。 総ての叙述が虚誕の様でもあり、定型的詩的表現へのパロディの様でもあり。 中々の毒を含みに為られた御作であると、感受を致しました次第でございます。 「いのち」と「和解」すると「人間」ではなくなる、等。 現代的理性、現代的抒情の在処を差し示す一作であるとも。 (どこ輪郭)

2024-01-20

児童劇の会話の様に明快でありながらも、深い隠喩の陥穽が張り巡らされており。 然し乍ら、嘲笑さえも「嘲笑」と明記することに拠って封じてしまう様な、幾重もの認識の上に成立なされた、傑作であると感じ入りました次第でございます。 何処と無く、恐れすらも懐きつつ。 復、誤読ではない事を切に願いつつ。 (若者らの風)

2024-01-20

言葉の為に編まれた言葉の詩、であると感受を致しました。 >白と青が約束を結んだセカイ の辞を、現実諷刺的に読み解くことも出来ましょうが、 >言葉の矛盾螺旋 の辞に力点が置かれてある様に感受を致しましたので。 多分、ではございますが、矛盾=虚と実の自己完結的対消滅、畢竟、現実言及への恐れ、への配視が叙述なされていらしゃるのでは、と。 だからこそ、「哲学的思考」もその「少女の夢」も「消滅を象徴した詩の束」でなくてはならず。 記述者、話者はそれらを俯瞰していらっしゃるかの様な印象を感受を致しました。 能々拝読をさせて頂きますと、冷徹に「少女」を観測している『別の主体』に拠る作品である、ということに考えが及びました次第でございます。 とても、面白く。 (生まれたての力なき詩)

2024-01-20

拝読をさせて頂きました。 洗車から、教会の清掃へと意識が遷移なされる記述に於きまして、洗車=洗礼の比喩が顕ちあがる様でもあり、允に面白く思いました次第でございます。 斯様なイマージュの連続的な遊びを想起しながら。多分凡そは現実を記述なされていらっしゃるのでしょうけれども。 私達の脳裡には心象的連鎖の文脈が潜み、通底をしているのかもしれぬと思いました次第でございます。 (洗車と教会の清掃と、星のまたたきと)

2024-01-20

清清しい読後感を覚えました次第でございます。 生活と記述の往還、エゴをエゴと言い切って終う純粋性、等、等。 >労働がいつだってキーなんだろう 例えば労働を、行為と読み替えても宜しいかも知れません。 行為に伴う観察が、或る種の構造の一角を視認する時、そこに外部的な存在の実像が顕ちあがるのかも、等とも思いました次第でございます。 縮尺としての世界像を記述内に仮構する時、そこに某かの力が宿るのでは、と。 >蝋梅咲く陽の光りの道 の辞が、復趣きの異なる別の世界像を彷彿とせしめ、跋に相応しい修辞であると感得を致しました次第でございます。 (アメスピ)

2024-01-20

拝読をさせて頂きました。 一般的、共通了解的な女性像を描いていらっしゃられる様でありながら、何処となくステレオタイプの空洞を抱えた記述が、衒ってなのでしょうか、 些か空恐ろしく思えました次第でございます。 人間の、臓腑の代わりに、何処までも空白と虚無を抱えた内部が代入されていらっしゃると。 何処と無く、人工的且つ不気味な印象を感受致しました次第でございます。 (恋のネーミング)

2024-01-19

先ず、事務的連絡で申し訳ないのでございますが、現在は「歌誌 帆」第三号は目下、発刊 へ向けて編集中でございまして。 ご投稿は一旦締め切らせて頂いております。允に申し訳ございませんがご了承下さいませ。 肝心の作品、一読者と致しまして拝読をさせて頂きました。 思弁的に時間のイマージュを、肉体性に於いては中也の「骨」を参照し、幾何学的には時計の「円環」を思惟しながら、記述していらっしゃる。 仮名遣いに美意識が行き届いており、文体に於いての時間の自在性を証明なされるかの様な筆致が、本作の命題に於いては相乗効果を発揮為されていらっしゃると感受を致しました。 始点が終点であり、無限‐円‐運動之真理也、と仰られる思想に於きましては、何処となく禅宗、仏道的でもありながら、モティーフは洋時計、と謂う箇所に於きましては。洋の東西を問わず、根源的な心象と致しましての某かの普遍を炙り出されていらっしゃる様でございまして、とても興味深く。 某かが「有る」時、一終始の運動、一範囲の位置としての円が表記され。而して記号としての円は0=「無い」を意味します処に、何やら倒錯的な面白さを覚えました次第でございます。 万物は「有る」のか「無い」のか、その孰れでもないのか、と謂う命題を想起しつつ。 (自在なる時間)

2024-01-19

簡潔に抽象化‐比喩化なされた現実叙述が巧みでありながら、暗示とリアリズムに跨る面白さがおありになられる。 象徴主義(シンボリズム)と写実主義(リアリズム)は対立項ではなく、背中合わせなのだという、辞を彷彿と致しました。 今後が楽しみでございます。 (降車専用)

2024-01-19

簡潔に抽象化‐比喩化なされた現実叙述が巧みでありながら、暗示とリアリズムに跨る面白さがおありになられる。 象徴主義(シンボリズム)と写実主義(リアリズム)は対立項ではなく、背中合わせなのだという、辞を彷彿と致しました。 今後が楽しみでございます。 (降車専用)

2024-01-19

私小説的な記述がめづらしく。 (多分)実体験に基き起草を為された御作であると感受を致しました。 断片的ではございますが、実生活のリアリズムを伴って、重量のある現在が描かれております。 若しかしたなら、私小説が人間に拠る文章表現の最後の牙城となるかも知れない、等と考えつつも。 「土地」の距離感という概念は、肉体的実在が無ければ理解し難いでしょうから。 (茫漠とした海図を手に)

2024-01-19

実存型ではなく、技巧型、詞華的修辞を指向していらっしゃる詩文であると、感受を致しました。 只、惜しいと思いましたのは、此の水準の技巧は、AIの自動記述詩に拠っても達成されつつある、と言う事でございます。 例えば、刹那とは時間単位の事でございますから、「一刹那」と表現なされるか、 >夜明けの刹那 を >夜明、その刹那―― 等と調子を変える丈でも、印象に緩急が付くのでは、と思いました次第でございます。 上記、差し出がましい提言ではございますが。 全般に、平板な印象を感受致しましたものですから。ご参考迄に。 (夜明けの叫び、闇が解ける)

2024-01-18

時代の空気感を表現していらっしゃられると感受を致しました。 自分、という存在のなまなましさを抹消したい、 透明でありたい、と願いながらも、表現を手離せない自己矛盾と、ナイーブな心象が佳く伝わって来る様に思えました次第でございます。 然し、存在を致しますのは「教会」であり「シスター」であると仰られる、一種の現実離れした実在観念が、異邦への憬れの様に泛び上がってあらせられます。 そして、なだらかな文体より突如出現致します「志」という辞。此れは、多分、 >僕は叫ぶ「弱く生きて良いよ」 に掛って来られる意志の、秘匿なされた表出形態であると思いました次第でございます。 今、という時代に差し当っては、「弱い」事が一つの反抗、抵抗の表現なのかも知れません。 それも、一つの潮流ではございましょう。尊重を致したく存じ上げます。 (街)

2024-01-18

かなり書き慣れていらっしゃる、と感受を致しました。 修辞的には、郵便ポストへの投函音を「がらん」ではなく「伽藍」と詳述する事に拠って、ポストそのものが一つの伽藍堂の縮尺として表現されていらっしゃる。 作品構造に附きましては。 四節からなる、内部構造が其々晩夏‐真冬‐春(多分)‐秋と変則的に並んでおり、夏紅葉から紅葉へ帰着する事に拠って、季節表現を豊かに彩っていらっしゃる。 そして、外部構造 >届くはずない 手紙の一行目 が、 >これが今さ今は濡れた紙滲んで溶けていく に始まる聯に拠って回収、総括され、 終行が顕ちあがる、という、 とてもお凝りになられた御作であると、思いました次第でございます。 (『郵便屋さん』、または窓辺より)

2024-01-18

さりげなく、比喩、修辞力が抜きん出ていらっしゃると感受を致しました。 >打ち壊された武家屋敷のような銭湯 この一行で、此処迄風景描写を泛びあがらしめる手腕は、只者ではないと思いました次第でございます。 虚の様な実、実の様な虚が顕ち上がる、佳作であるとも。 (愛よりもやさしく)

2024-01-18

上手、ですね。 例えば終行、 >勝たないように頑張れ。負けないように、手を抜け。 でございますが、 普通ならば、 >負けないように頑張れ。勝たないように、手を抜け。 と記述する処を、組み替えていらっしゃられる。 多分に意識の行き届かれた詩文であると感受を致しました次第でございます。 (私の好きな社会的弱者)

2024-01-17

何時も乍ら、中々に面白みの中に難解性がかくされていらっしゃる。読み応えがございます。 「王様」=「皇帝」 「ラナ」=「近代ネパールの宰相一家」(調べました)の事と致しまして読解をさせて頂きました。 本邦近代史と天皇制等を彷彿としつつも。 「皇帝」ではなく「宰相」の「顔」に「遺灰」がある事。 或は、近代史的政治主権者と致しましての「明治、大正、昭和‐天皇」の写し絵、写像としての「ラナ王朝」等、等。 幾つかの読み筋を感受致しました。 非常に、滑稽味の中にもスリリングな現代諷刺、政治批評性が隠されていらっしゃる様に、勝手にも受け取りました次第でございます。 盛大な誤読かも知れませんが。 (記憶の襞)

2024-01-17

有無も無く、佳い物を拝読させて頂きました。 素晴しい完成度。 「君」と「僕」、 「汝」と「吾」の同一化の果には、エゴイズムの悪意が俟っている、とは、穿ち過ぎでしょうか。 (インソムニア)

2024-01-17

朴訥の裏に、大きな挫折を抱えていらっしゃる様な、味わいの有る詩文であると感受を致しました。 フォーク・ソングの歌詞の様な悲哀が、淡々と、深々と。 伝わって来、単調な様でありながらも重層的な読みも出来得る御作であると。 七‐五調には、どこかしら民族的なかなしみ(古拙と思われる向きの御方もあらさられるでしょうが、)の表現が複層的に泛びあがって来る構造が有る様にも、思われます。 (ひとりぼっちの部屋の中)

2024-01-17

過去を、重ねる事に拠ってしか、今を観察、省察できぬ人間でございますので。 御作のメッセージ性に些か、驚きました次第でございます。 人間は、過去を省みる事に拠って二の轍を踏まぬのか、或は囚われるのか。 難しい問題でございます。 書の中の焼跡、そして侵略加害者としての過去をたどりつつ。 (みなれた街並み)

2024-01-17

不思議な味わいの有られる、掴み処の無い詩情の変化球が特徴的であらせられ。 それは本作でも健在でいらっしゃる様でございます。 思考の抽斗を刺激して下さる、魅力的且つ、普遍的な叙述。 「綺麗」とは、「非‐綺麗」との比較に拠って成立致します概念ですから、単数である内は、誰もが「綺麗」なのでございましょう。 増加と累積が「非‐綺麗」を結果的に分極せしめ、成立せしめて仕舞う、という因果。 それを、感覚的に考え抜かれていらっしゃる。 とても趣深い詩文でございます。 (いち)

2024-01-16

一周巡っての、思想の武装解除とも受け取れます。 葛藤の、懊悩の、苦渋の後にしか到達し得ない、一つの境涯を記述なされていらっしゃる。 異論、異見もございましょうが、私は佳い、と感受を致しました次第でございます。 成熟をなされた、大人の詩であると。 (愛の惑星)

2024-01-16

縦書きに為されたことに拠って。生れる広漠たる余白を上手く活用していらっしゃると、感受を致しました。 部屋の中央ではなく、片隅に多分、蹲っていらっしゃるのでしょう。 或は、段落の塊が、詩行が、一つの落涙の跡の様にも視認できます。 狙ってならば、効果的な視覚詩の側面をも付帯していらっしゃるとも。 (水)

2024-01-16

簡素、簡潔でありながらも、力強い「貴方」への意思が記述されており。 シンプルな佇まいの佳さが、有ると感受を致しました次第でございます。 くきやかであると。 (夜の海)

2024-01-16

拝読をさせて頂きました。 中々、深読みに敵い得る強度の高い、しかも略シリアスな叙述であると。 >真夜に包まれた家の中まで >眠る鳥の気配を感じた 上記。どことなく、タルコフスキー的な心象が泛び、殊に好みでございます。 思想的な牙が隠された、良作であると。 (ポーシャの絶望を救いたい)

2024-01-15

皆様、素晴らしい批評を記述なされていらっしゃられますので、稍やさぐれた、部分的形態素解析を。 >私の他にもいると思いますよ 或る世代より下の方々の共通意識として顕著であるな、と思いつつ。 道具的存在としての自己の自覚を吐露していらっしゃると、考えました次第でございます。 高度に分業化された現‐近代社会に於いては、個人は代替可能な機械要素でしかないのだ、というニヒリズムを踏襲しつつ。 如何に其処から個我を先鋭化せしめて行くのか、という思想すらも、最早資本功利主義の負の側面に呑まれ。力を喪いつつあるのが今、なのかも知れません。 然し、平均的人間の大量生産に終始して居て佳いのか、等と疑問符も泛びつつ。 等等。 独りごとめいた、譫言に逸れて終いまして。允に失礼を致しました。 どうでも良い事を思い悩むのが、好きなのでございますよ。 (町医者)

2024-01-15

悲愴を、感受致しました次第でございます。 テレビを通じて報道される、誰かの死。 無数の他者の死の許に築かれる平和と、何時か自身もその無数の他者に加わるであろう、という予感。 平和とは、実際裡には蓋然性に拠って所与をされた不確かな一状況に過ぎないのでしょう。 犠牲を伴わない平穏は無い、と痛感をしつつも。 現実の一側面を抉りになられた、御作であると。 (悲しみまでの距離)

2024-01-15

迫真の迫力がございますが。 「あなた」も「わたし」もその関係性も、心境も。総て虚構でございましたなら、尚更の事面白い、と思いました次第でございます。 今後孰れの方向に発展して行かれるかが、愉しみでございます。 (あなたがすき)

2024-01-14

聖句の様でございますね。 >あなたが新しいものに立ち向かう時 >こころに火を灯すように 上記、翻訳文の様な趣があり、最も優れた詩行であると感受を致しました。 この行の水準で満たされになられた、御作を拝読させて頂きたくも思う次第でございます。 (光)

2024-01-14

平易な様でありながら、現代的な天上の風景(排気ガス故か、誰も星空を見ないが故に見えなくなった「天の河)、が綴られ、 便利快適安心安全を追求するテクノロジーに拠って、却って興趣を喪失した現代社会への批評精神が記述されていらっしゃる様に受け取りました次第でございます。 穿った見方ではございますが。「永遠」への信仰への皮肉が隠れていらっしゃる様にも。 味わう程に、簡潔かつ、奥深い御作であると。 (天の河よ)

2024-01-14

軽みを装い乍ら、かなりハイコンテクストな記述であると感受を致しました。 二重括弧を此処まで効果的に使用なされるとは。 そう言えば、青虫(蝶に羽化する)と赤虫(蚊に羽化する)の差異など、考えると面白いですね。 今は、そこかしこに外来種の赤虫が羽化しそうな状況でございますが。 マラリア蚊にも、除虫菊が利く事を祈りつつ。 (苦虫)

2024-01-14

散文なのですけれども、一種の調べが在る様に感受を致しました次第でございます。 何とはなしに出来事を綴っていらっしゃる様でありながらも。綴りが現代的でありながらも美しいと。 平仮名の現代口語には苦手意識があるのでございますが、御作に於きましては余り音が悪いとは感受を致しませんでした。 言語に於ける音楽理論も、良く知悉している訳ではないのでございますが。 (花になりたい)

2024-01-13

呟きの様な御作であると。 ノイズ・キャンセラーの様な日常を希う心境は、一寸自身には理解が及ばないのでございますが。 ノイズ=偶然性が無ければ、生涯は退屈なモノでございましょうから。 然し、終行にて独り言ちる様な皮肉を含ませていらっしゃられる点は、面白く、本作の要であると思いました次第でございます。 (ある時の心模様)

2024-01-13

此れは允に、貴重な試みであると。殊嬉しく為りました次第でございます。 ネットとう生態系に投函された、一通の遠方からの純血の抒情詩。 御手間とは存じ上げますが、斯様な翻訳‐詩の存在は、此の場に於きまして一つの指標、希望ともなりましょう。 可能でしたならば、復御投稿下さりますと嬉しく存じ上げます。 佳い物を拝読させて頂きました。 (不良少年の告白(セルゲイ・エセーニン))

2024-01-13

若き心境の述懐、とでも申しましょうか。 ふとした後悔、可能性への躊躇、等が解り易く述べられております。 唯、惜しいのは、詩的思索の深度が未だ常識の範囲内に囚われていらっしゃる処でございましょうか。 大いなる疑問を投げかけに為られる様な作品を、是非こころみになられてみて欲しいと思います次第でございます。 (タラレバ)

2024-01-13

分別と無分別の矛盾をそのまま記述なされた、詩、ならではの詩、であると感受を致しました。 アンチでありながら正義、真人間でありながら反‐人間。 社会から身辺、世界情勢から人間存在の本質的傲慢に到る迄、鋭い批評眼が輝いております。 此の水準の作品が随時投稿される様になりましたならば、自分の様な存在も、必要ではなくなるのでございますが。 (#、ツイート詩、1bit、2023.)

2024-01-13

現代の宗教詩でございますね。 軽みの中からに拠ってのみしか、世界像を描写出来ぬ消費型資本主義社会への皮肉と、受け取らせて頂きました。 表記「ナミダ」の居心地の悪さも面白く。 一種の被‐殖民地の哀歌と致しまして、拝読をさせて頂きました。 (フライデーナイト)

2024-01-12

叙述上の虚実の間、の問題に言及をしていらっしゃると思いましたが。 描かれた作品が完全な虚構であれ、現実であれ――、 虚実の判断を下すのは、最終的には読者でございますこと、現実の中で抽象観念を生きます事、想像の中で具体写実を生きます事、 其々のごった煮の闇鍋が、創作のよすがでもある事等を思いました次第でございます。 只、創作の持つ性質、「現実歪曲の魔術性」に於きましては、その恣意への最大限の注意、 つまり現実への悪意を孕んではいないか、若し悪意を孕んでいるならばそれが反面教師としての良薬となるか、等を能々鑑みなければならないと、改めて考えました次第でございます。 (カフェジャズ)

2024-01-12

至極簡潔な詩文でございますね。 深入りせず、深読みをさせない。 例えば、 >人の顔はみえない 見えない「人の顔」を注目し、観察なされましたならば、某かの癖、引っ掛かりの有る、趣深い詩文となるかと思いました次第でございます。 (昨日)

2024-01-12

含羞とも諦観とも附かぬ、倦怠的な日常性(そして反‐日常性)への視座があり、一読では読み切れない奥深さ、現代的詩情があり。 思わず、何度も拝読させて頂きたくなる様な、屈折表現の佳さがございます。 詩文に、思索の深さがよく表れて居り。思わず搦め取られる様な秀逸性を感受致しました次第でございます。 これは、殊面白い作品であると。 素直に申しますならば、読み遂せたかどうかは定かではございません。自身の力量不足を羞じつつも。 (Remove)

2024-01-11

何やら、煌煌しくありつつも。 失礼を覚悟して申しますならば、本心が一箇所たりとて記述をされていらっしゃらない処に、面白さの有る様に思われます。 衒っての。今様歌謡「j-pop」的な上辺の上澄みを、敢えて画かれていらっしゃると。 (ディスティニー)

2024-01-11

理路が確りとしていらっしゃいながらも、「ねこ」の暗示する処の興味深く。 現代社会への問題提起と致しましても、強固なものがあらせられると。 「理」と「情」の対立項を、「理」の立場から解消なされようとしていらっしゃる様な、不思議な「情」‐憧憬の詩文が記述為されていらっしゃると、感受を致しました。 誤読でございましたならば、申し訳ございませんが。 (ねこ)

2024-01-11

此処は何処の細道か、等と思いつつ。 遊んでいらっしゃるのですけれども、矜持、独自の現実諷刺眼が通底なされており。 外面の頓狂さとはかけ離れた素面の冷静性をも覚えつつ、確かな読み応えを感じました次第でございます。 (新しい仁義)

2024-01-11

sf風ライトノベルの一幕かと思いきや。 落とし処に。 思わず声を立てて笑って仕舞いました。 かなり高度な馬鹿馬鹿しさがあり、無駄に筆力を浪費なされた跡が垣間見えます。 実社会は悲惨ではございますが、とりあえず新年。 目出度い作品を、有り難うございます。 (Remember that the one you rely on is the one you can't see.)

2024-01-10

佳い、と思いました。自由に書いていらっしゃって。 をかしみとかなしみの折衷が結句三行に凝縮されており、見ものでございます。 分り易い文体ですから、人気も集まることでございましょう。 (父は晴れ男)

2024-01-10

>分け入つても分け入つてもきつい痔 かどうかは別の話と致しましても。 違星北斗の歌集、及ばずながら初めて知り、拝読をさせて頂きました。 >行商がやたらにいやな今日の俺 >金がない事が気にはなっても >我ながら山男なる面を撫で >鏡を伏せて苦笑するなり >楽んで家に帰れば淋しさが >漲って居る貧乏な為だ >「アイヌ研究したら金になるか」と聞く人に >「金になるよ」とよく云ってやった >芸術の誇りも持たず宗教の >厳粛もないアイヌの見せ物 >単純な民族性を深刻に >マキリもて彫るアイヌの細工 >うっかりとアイヌ嘲り俺の前 >きまり悪気に言い直しする >淋しさを慰め合って湯の中に >浸れる友の赤い顔見る >勅題も今は悲しき極みなれ >昭和二年の淋しき正月 上記が、夙に気に入りました次第でございます。 佳い作物をご教唆下さり、允に有難うございます。 優劣は、難しいですね。山頭火には山頭火の丈高さがございますから。 詩は音楽か、情報か。その差異が跨り、蟠っている様にも思われます。 (山頭火痔集)

2024-01-10

英語全然読めませんが、機械翻訳を頼りに。 終行はドイツ語でございますね。 仰りたい事は何とはなしに、分るような分からない様な。 畢竟、人類は「神の糞め」というミームに帰着するか、「糞である故にわれは神也」という両極端に到る外に、思路を具有できない粘土細工なのでしょうか。 此れは略、独り言でございますが。 (Butterfly kiss)

2024-01-09

ライト(軽みの方の意)に記述されており、とても読み易い処が美点でございましょう。 >ぱしゃっぱうんぽろ >うんぽろぱしゃっぱ のオノマトペが、童心を思わせ、白眉であると。 突き抜けていらっしゃいますね。 (揺れながら)

2024-01-09

拝読をさせて頂きました。 先ず、 潤沢な語彙が目を惹きますが。 全体的に申しますならば文体が固く。 もっと、解凍出来ぬ程に凝縮をして仕舞うか、 音で読ませる部位と、字義で読ませる部位の。緩急‐粗密を意識的にお付けになられると、調べが佳くなるかと思いました次第でございます。 「棚機津女」の行は、文末迄工夫が行き届いており、御作の中核であると感受を致しました。 (少ニンフ頌)

2024-01-09

返詩、批評を賜り、嬉しく存じます。 われわれの平和の守る為には、われわれの平和の、戦後民主主義の正体とは何であったのか、そして現在進行形にて何であるのかを。 自らへ向って問い質す必要性を、ひしひしと覚えて居ります。 争いの渦中でこそ、冷静でありたいものでございます。 有り難うざいました。 (短歌連作,「白花黄変」)

2024-01-09

表題通り、聖性と魔性のコントラスト。 巧みですが、良いとは思いませんでした。 「私」‐軸に拠る巨視的な視点と、微視的な視点以外の中間共同体の、描写密度が粗雑であるからでございます。 セカイ系の現在形なのかもしれませんが。 >人間はいつになったら自分以外の中から思想を見出すのだろうか >自らをして国家足らしめるほかにはないであろう と、 上記に 神への帰依へ叛逆する為の、アナーキストとしての宣言を引用させて頂きたく存じ上げます。 https://www.youtube.com/watch?v=aHh9St0rqpc 試しに、 上記を閲覧してみて下さいませ。 これからの研鑽を切に願いつつ。 (神と悪魔)

2024-01-08

可読性の高さと、物語性、骨子の過激性と日常性のさもありなん具合の匙加減が絶妙である、と思いました次第でございます。 (プレゼント)

2024-01-07

修辞も巧みで、身体感覚も有り。哀切と祈念と、被災地には似付かわしくはない私達の日常が結句に、矛盾の様にはりつけられていらっしゃる。 上手い、と思いました次第でございます。 (能登半島地震からよせて)

2024-01-07

佳いのではないでしょうか。詩人でなくとも詩をしたため、歌人でなくとも歌をしたためるとも。 畢竟、社会的肩書の問題でございましょうから。詩人であるかどうかは。 書いても如何にもならぬ、とう状態の時に記述をした作品の方が味わいが有ったりも致しますのが、創作の面白い処でもございましょうから。 長い目を以て創作営為と向き合うことが肝要なのかもしれません。 追伸:連詩企画、且て参加をさせていただきましたが、非常に愉しく拝読させて頂いて居りました。 場を設けて下さるお方、批評等の裏方に徹して下さる御方は類稀でございますので、とても名残惜しい心持が致します。 此の場に良心の灯を燈し続けて下さりまして、允に有難うございました。 種々の心労もございましょう。今は只、自らを御労りに為られて、何時か復、必ず戻って来てくださいませ。 何時でもお待ちを致して居ります。 これまで、允に有難うございました。 (エセ詩人)

2024-01-06

>うしろぐらい汗ばみが吹きさらしの風の >涼やかなさけびがなまくら葉を一燈にくぐらすのだ 此処の韻律が見事、と思いました。 只、色彩――夙に赤系統――の発色がいまひとつ精彩に欠ける、と感受を致しました(意識的にそうなされていらっしゃるのかも、とも考えましたが)。 押しつけがましい意見ではございますが、ご傾聴を賜りますと、嬉しく存じます。 (いくはて 雨露の飾り)

2024-01-06

道具と人間の関係の変化について。興味深いと。 道具が単純であればある程人間が知恵を絞らなければならず、 道具が複雑巧緻であればある程、人間が単純化をして行く、という構図が有る様にも考えられなくもないでしょう。 分業的集団進化は、個別的個体の退化である、という皮肉を思いつつ。 (崩壊/collapse)

2024-01-06

面白いアイデアですね。 被災地への建築資材運搬特需も産まれ、流通関係雇用者数の先細りへの対策ともなりますから。 問題は、脆弱地盤に於きましての万博開催の是非、ということになるでしょうか。 あっ、序でならば急遽被災地での開催という手も。近郊の幹線道路、ライフラインの復旧、新築も同時に行えるでしょうから。思い付きですが。 権利権益関係の問題が立ちはだかりそうではございますが。 何卒、戯言をご容赦下さい。 (【初夢*万博青い村】)

2024-01-06

面白いアイデアですね。 被災地への建築資材運搬特需も産まれ、流通関係雇用者数の先細りへの対策ともなりますから。 問題は、脆弱地盤に於きましての万博開催の是非、ということになるでしょうか。 あっ、序でならば急遽被災地での開催という手も。近郊の幹線道路、ライフラインの復旧、新築も同時に行えるでしょうから。思い付きですが。 権利権益関係の問題が立ちはだかりそうではございますが。 何卒、戯言をご容赦下さい。 (【初夢*万博青い村】)

2024-01-06

>神社の石畳でシャボン玉を飛ばす 此処で鷲掴みにされました次第でございます。 此の取り合わせの妙とは。一幅の絵の様でありつつも。 (待っている (習作))

2024-01-06

批評精神が浅い、と思いました次第でございます。 もっと深く突き刺さなければ、致命傷には到らないと。 どうせならば、猛毒を突き付けて欲しい。誰も触れられない様な、ポロニウムの様な毒を。 (僕の仕事)

2024-01-05

結句には目を引く所もありながら。 其処へ到る迄の道筋が稍、ライトポエム的であるな、と。 如何しても類型的に為ってしまいます型から如何にして逸脱をするかが鍵、でしょうね。 (さようなら)

2024-01-05

音韻が心地よく調律されており、隠れた佳作であると思いました次第でございます。 斯様な水準の作品は注目されて然るべきであるとも。 私は、推薦をさせて頂きたいと切に思いつつ。 (メモ抜粋)

2024-01-05

>ビックになってやるのさ の、心意気や潔し。 而して、稍小綺麗に収まり過ぎてはいらっしゃいませんでしょうか。 奥歯にぶら下がるどころか、奥歯を欠けさしめて遣る位の気概、過剰性があれば猶のこと、佳かれとも。 (クミンシード)

2024-01-05

ご批評を賜り、嬉しく存じます。 言葉を、情報伝達の目的ではなく、言葉そのものの美質、美学に拠って立ち上がらしめる記法を追求致しましたら、 此の様な作品と為りました次第でございます。 終行迄の過程を味わって頂けましたならば心より幸いに存じ上げます。 目指せ、能面的多面性。 (トロイアへの雅歌・断章)

2023-12-25

拝読をさせて頂きました。 力作且つ、意欲作であり、好印象でございました。 然し、結句及び詩のフォルムが、稍収まりが良すぎる様にも、思われました次第です。 勝手に弄られては不愉快とも存じ上げますが。 私なら、 >私の欲望の歌よ >果てしない愛の源泉よ を、 >私の欲望の歌よ >果てしない肉体の源泉よ に置き替えるでしょう。 何故かと問われましたならば。 AIの、詩作の出力の傾向を鑑みます時に、問題となりますのは「着地点、結句で綺麗に纏め過ぎる」事にあると思われますので。 其処で終わるか、そんな結句で佳いのか、と思わしめる工夫が。人力詩作には必須なのではないか、と考えて居ります。 差し出がましいコメントの程を、どうかご容赦下さいます事を。 負けるな人間! (廃棄処理工場の向こうに神の国がある/極限の思考の果て/いつからかお前は消えた)

2023-12-24

お褒めに与り、嬉しく存じます。 旧仮名遣いにて詩作をする、とう夢が、今となりまして漸う叶いました次第でございます。 (トロイアへの雅歌・断章)

2023-12-24

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠へご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 しかしながら、残念ではございますが。既に掲載枠へのご応募期間は終了を致して居りますので、次の機会にてご投稿を賜りますと嬉しく存じ上げます。 念の為、 下記に於きまして、繰り返しご報告をさせて頂きます。 歌誌「帆」第三号は此れより編集作業に委任をされます。 遵いまして、自由詩掲載候補枠へのご投稿を締め切らせて頂きたく存じます。 ご応募ご投稿を賜りました総ての皆様へ。 力作の数々を御寄せ下さり、允に有り難うございました。 第四号の掲載枠に付きましては、予定が未だ成立しては居りませんので、決定次第、御報せをさせて頂きたく存じ上げます。 それでは、皆様に於かれましては、ご協力を賜り、允に有り難うございました。 (栗酢鱒)

2023-12-21

おお、丁寧なレスポンスを賜りまして、允に嬉しく存じます。 好きなのですよ、光瀬龍。何十篇読み返しましたことか(萩尾望都版含む)。 「闘争と戦争は別物」 さこそ、言葉の綾ではないかなあ。何れも死者が出ますし。 「外部への逃走が進化」 空間の外部が、果たしてあるのか。空間の内部は、果たしてあるのか(禅問答)。 逃走先にて外部の先住種、環境が淘汰、殖民化をされて来ました歴史を鑑みますに、「血で血を洗う」闘争は避けがたいのでは、とか。 「劣性遺伝原因説」 例えばアダムとイヴは、根っ子の単元存在。伊邪那岐と伊邪那美は兄妹。近親姦の子孫が私達。 この根幹が劣性遺伝を「全きに」具有せぬならば、それは一種の優生論の証明なのでは。 「知性に附いて」 東洋の島国の人間なものですから、純粋な知性の実在を訝しんでしまうのです。 知性は、肉体と不可分なのではないかと。例えば捕食を巡るあれこれが道具、集団、言語を発達をさせた因子である様に。  とすると、肉体環境の限界(地球)が知性環境の限界ともなり。そこで人工知能AIの登場となる訳ですが。AIは最早、人間ではないよね、とも。 否、異なる意見を戦わせるのは面白いものです。 平行線を辿る場合もあれば、触発変化の可能性もあり。皆様も怖がらずに、もっと衝突、紛糾をしてコミュニュケートを致しましょう。 雨降らざれば、地固まらず。 (火と計画)

2023-12-17

歌誌「帆」より、合議の結果を御報せさせて頂きたく存じ上げます。 今回は残念ではございますが、 当誌と御作の方向性の違いから、掲載は見送らせて頂きます事と相成りました次第でございます。 力及ばず、允に申し訳ございません。 そして、皆様に御報せがございます。 歌誌「帆」第三号は此れより編集作業に委任をされます。 遵いまして、自由詩掲載候補枠へのご投稿を締め切らせて頂きたく存じます。 ご応募ご投稿を賜りました総ての皆様へ。 力作の数々を御寄せ下さり、允に有り難うございました。 第四号の掲載枠に付きましては、予定が未だ成立しては居りませんので、決定次第、御報せをさせて頂きたく存じ上げます。 それでは、皆様に於かれましては、ご協力を賜り、允に有り難うございました。 (快速ド 通過12)

2023-12-13

此処なる罪人の妄想を。拝読をさせて頂きつつつらつらと(読み飛ばして下さりまして充分でございます)。 火=物質を熱エネルギーと光に変換、分解するもの。 宇宙終末論の一モデルに拠れば、全ての物質は上記の様に分解され、 電磁波形(光もその一種ですが)のみが飛び交う寂寞たる空間と黒体(ブラックホール)のみが残るという試算がございます。 つまりは火とは此の最終局面への促進材、とも考えられます。 エントロピー増大則、そしてそれを吸収する黒体及び宇宙背景放射という存在の残滓様態たる、均質つまり熱的平衡に到る迄、の話でございます。 サイエンスフィクションでは、此の存在空間そのものが「外部」に於いての「熱反応炉」であるのでは、との思索も。 因みに、プロメテウスとは希臘語で「先を見るもの」という意味がございます。言わずもがな、でございますが。 「先見」が人類に火を与えた、此の含蓄、余白が余り生かされていらっしゃらない様に思えました。 ゼウス=デウスは誰でもが想起し得る発想ですが、 デウス‐エクス‐マキナ「機械仕掛けの神」。当然、機械には設計者が存在します。 その設計者とは誰か(当然、人間理性ですが)その矛盾関係への言及も不十分ではないか、とも。 そして。 私は、人類は闘争‐戦争を克服出来得る種ではないと考えて居ります。 孰れの同一的秩序も、異分子、外敵が存在しなければ忽ちに瓦解して仕舞うものである、と。 ワイヤード(懐かしい言葉です)、つまりオンライン空間に於きましても常に融和と断絶、同一化と分極が同時的に存在しております。 この意味は何か。 「Universe25」という1968年米国での実験、ネット動画等で物議を醸している様ですのでご存知であるとは思われますが。 雌雄都合8匹のネズミに枯渇せぬ水、食料、十分な住環境を提供し、どの様に増殖、繁栄して行くのかを観察する目的で行われた実験でございます。 謂わば、人工楽園でございます。 処が、ご存知の通り、繁栄は長くは続かず、或る世代より荒廃と衰退が始まりました。 或る個体は食糧、水、住居を独占し、或る個体は、それらより排斥をされ。つまりネズミ社会に階級、ヒエラルキーの固定が生起したのでございます。 やがてこの楽園は、繁殖異常のネズミの増殖に伴う個体減少に拠り、崩壊を迎えました。 この実験は、同一の条件、環境に拠り繰り返し行われました。結果は全て同じく、崩壊。 此の研究結果が疑いの無いものであるとしたなら、如何でございましょう。 此処で、私は考えました。ネズミは――如何に理想的な環境であろうとも――閉鎖系に生育をする限り、此の終焉を回避出来ぬのではないのか、と。 解決策は簡単でございます。外部からの種の流入、外部‐内部の種に拠る秩序破壊、つまりヒエラルキーの混淆が行われれば、終焉を先延ばしに出来得るのではないか。 人間界に置き換えましたならば、種の流入は移民、秩序の破壊は紛争に置換しうると。 上記の理由から、定常恒久的な平和秩序、つまり楽園の構築は人類種の終焉を加速する要素なのではないのか、と思い至りました次第でございます。 世界秩序=楽園的同一化を攪拌せしめる要素、 つまり移民、紛争に拠る非‐楽園的分極が、実は種の存続、延命に必需なのではないか、と些か問題発言なる、問題提起をさせて頂きました次第でございます。 畢竟、私は人類の発展と叡智に拠る根源的問題「非‐永続性」の克服を、信じてはいないのでしょう。 願わくば、ヒエラルキーの固定及び、回り回って熱的平衡に基づく閉鎖系‐宇宙終末モデル、エントロピーの死に逆らって存在を致します事を。 長々と、冗舌の程を失礼致しました。 (火と計画)

2023-12-12

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を、拝読させて頂きました。 復も、随分と入り組みになられた構造の御作でございますね。 内容の輪郭と、 塚本の、 >革命歌作詞家に凭りかかられて少しづつ液化してゆくピアノ から、 今回は、短歌をピアノ奏法に見立てられました様に受け取らせていただきました。 最も簡単な様であり、且つ運指に高度な技巧を要するハ長調として、韻文を見立てに為られた、御作であると。 俳諧の調律から、 「鳴弦」楽器と致しましての「梓弓」のメタ‐構造の歌に次ぎ、 各音階を通過駅に見立てましての詩文が続いて行きます。 只、評者の限界から、表題にもございます「通過12」の含意が読み取れず(7‐5調の韻律を各単音と数えましての総数12、しか想起叶わず。) 評者の読解能の限界を感受致します事も頻りであり、允に恥ずかしい限りでございます。 此れは、飽く迄評者の主観的推測なのでございますが。 作者様自身の創作物は、この12音(7‐5音の音韻)に停止(停車)せず、その先へ通過してゆくものであると謂う宣言と、受け取らせて頂きました次第でございます。 折返し、後半は前半のメタ‐構造へと作者様の表現の領分を代入為された、変奏が続く訳でございますが。 夙に、 >唇を覆う髪 >柔肌 >用水路に鯉 >水面に銀杏 の行の、韻文的修辞の見事は特筆に価すると思われます。 総括。 前作に続きまして、この作品も、如何なく才気を発揮していらっしゃいますが。 無理にとは申しませんが、見事通過を為された韻文の領域に途中下車を為されて、作歌を試みてみては下さりませんでしょうか。 上記の様に、最も簡単な様でありながら、高度な技巧をも要する、かの奥深い韻文を、拝読させて頂きたくも思う次第でございます。 肝心の、 今作の掲載の可否に付きましては、合議の後、追って連絡をさせて頂きたく存じ上げます。 それでは、暫しお待ち下さいます様に、宜しくお願いを申し上げます。 (快速ド 通過12)

2023-12-10

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を、拝読させて頂きました。 先ず、ご投稿を下さります全ての方方に、前提と致しましてご確認を賜りたいのでございますが。 歌誌「帆」既刊二号を閲覧して頂きまして、作風の傾向を把握して頂きたく存じ上げます。 その上で、ご自身の作風と合致していらっしゃると思えましたならば、ご投稿の程をお願い致したく存じます。 肝心の作品評でございますが。 素直に申しまして、お返事を書きあぐねております次第でございます。 有り体に申しますならば、詩文への意識が余りにも疎かなのではないでしょうか。余りにも無難な内容、そして技法。 敢えて衒っていらっしゃるのかも知れませんが。 棒立ちが、過ぎます。 此れでは、よみびとしらずの雑歌と何ら変わり映えは致しません。 ご自身のみが記述し得る個性、迫真を通過しました上に於きましての、普遍をお待ち致して居ります。 上記の問題から、この作品水準では掲載は難しい、と存じます。 何卒、研鑽の後のご投稿をお待ち申し上げております。 (こたつ)

2023-12-10

復、二重投稿を失礼致しました。 マウスを含め、色々と買い替え時なのかも知れません(私語)。 (夜の十字架)

2023-12-05

翼の有るもの=自由意志を信ずるものの象徴、かな、と。 鳥の「私」と私の「私」。この人称の齟齬と同一が、迷路の様な味わいを醸していらっしゃる点が、疵であり魅力でもありましょう。 読者自身、反基督の基督好きと謂う嗜好を持っておりますので、斯う謂った試みは癪であり、愉しくもございます。 作中主体はアッシジの聖フランチェスコでしょうか、 他にもポテトチップス=馬鈴薯製の聖幣、や >主よ、憐れみたまえ、独りぼっちで寂しがっているだけのこの人を! の、「この人」=ニーチェからの引用(?)等、仕掛けが施されてあり、色々と思索を巡らしめさせて頂きました次第でございます。 (夜の十字架)

2023-12-05

翼の有るもの=自由意志を信ずるものの象徴、かな、と。 鳥の「私」と私の「私」。この人称の齟齬と同一が、迷路の様な味わいを醸していらっしゃる点が、疵であり魅力でもありましょう。 読者自身、反基督の基督好きと謂う嗜好を持っておりますので、斯う謂った試みは癪であり、愉しくもございます。 作中主体はアッシジの聖フランチェスコでしょうか、 他にもポテトチップス=馬鈴薯製の聖幣、や >主よ、憐れみたまえ、独りぼっちで寂しがっているだけのこの人を! の、「この人」=ニーチェからの引用(?)等、仕掛けが施されてあり、色々と思索を巡らしめさせて頂きました次第でございます。 (夜の十字架)

2023-12-05

お返事の程を、失礼させて頂きます。 多分、問題点は、「詩にて論理を語ることに付いて」の認否であり。その価値判断に則っての否、だったのではないでしょうか。 そして、ユーモアに付きましては「軽み」が厭われたのではないでしょうか。却下者当人ではございませんので、推測ですが。 余りご参考に為らないかも知れませんが、 一つの指標となりましたならば僥倖でございます。 追伸:横からですが、ゼッケン様の読み、とても興味深く拝読をさせて頂きました。    「あなたと僕は土に頭が埋もれている」に付きましては、私は植物の形態を彷彿と致しました次第でございます。    ほら、植物は人間の下肢‐下半身が「花」という形態を以て末梢にございますでしょう。    ですから、「あなたと僕」は植物的存在なのだと読解を致しました次第でございます。    一文の読みに付きましても、此処まで幅が在る、と申します事は、作品の奥行と強度が為せる業なのでございましょう。    種々の読みが在る。此れはとても喜ばしい状態であると思いました次第でございます。 (摩訶不思議「たましひ」の発見)

2023-12-05

歌誌「帆」より、合議の結果を御報せさせて頂きたく存じ上げます。 結果と致しましては、今回の掲載は見送らせて頂くことと相成りました次第でございます。 評者個人は、触発されます事も甚だしく、佳いと思って居りましたので残念ではございますが。 全体の凝縮と、ユーモアセンスに付きまして一課題がお在りに為られるとのことでしたので、若し、次も投稿をして下さいますなら其処を意識なされてみて下さいませ。 今回は残念ではございましたが、 是非とも復のご応募ご投稿をお待ち申し上げております。 (摩訶不思議「たましひ」の発見)

2023-12-03

なにとはなしに、アニメーション的抽象‐具象化表現の香気を感受致しました次第でございます(佳い意味です)。 写実的な筆致と、寓話的な筆致。その織り成せる不可思議が夙に強く印象に残りました。 羽田様の作品は、筆力が安定をしておられますので孰れも愉しく、安心をして拝読をさせて頂けますので。重要な書き手の御方の一人でいらっしゃる、と思う事も頻りでございます。 b-reviewには、充分な実力、内容、詩想がお在りに為られながらも、脚光を浴びることの無い作品が多くございます。 其々にレスポンスを致したい心持はございますが、時間と余力が許さず。それでも――総てを総覧している訳ではございませんが―― 愉しみに拝読をさせて頂いております読者が此処にも確かにいる、その事実を伝えたく。 蛇足の程を認めさせて頂きました。 そして、羽田様に於かれましては。何卒下記にお目を通して下さりますと助かります次第でございます。 ――――― 歌誌「帆」より 事務連絡を、失礼致します。 羽田恭様のプロフィール文に付きまして、未だ届いていらっしゃらないとの連絡がございました。 今一度、ご送信の程を宜しくお願いいたしたく存じ上げます。 アドレスは mitzho84@gmail.com でございます。文字数は123文字以内にて収めてくださいます様に、お願いを致します。 何卒、宜しくお願いを申し上げます。 (フィラデルフィアの夜に 45)

2023-12-03

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を拝読させて頂きました。 非常に冷静なニヒリズムにて、現代人間社会の一様相をお切り取りに為られた作品であると、思いました次第でございます。 集団を素粒子に見立て。 精神医学的所見を示し。 その引力の実態を赤裸々に暴き、吐露していらっしゃると。 情報供給過多の、この状況を我々は幾度か経験している筈なのですが。 失われた三十年、否、失われた七十八年、否否、失われた百五十五年……、 新聞に、ラジオにテレビ、そして今はネットメディアの花盛り。何れ程我々は踊らされれば気が済むのでございましょう。 そして此処に書き込んで居ります私自身も、集団同調圧力のパワー・ゲームに勤しんでいる訳でございましょう。 自己の下方を放下為される視点の、何とも刻薄ではございますが。 様々な御方の評文を認めさせて頂く中にて、自己内省も頻りなのでございますけれども。何分思い知らされます事は、 自身に、そして自身の上方に向って刃を向ける御方の少ないこと。 時代の病の一側面かな、等とも思われるのでございますが。 御作の裏には激しい瞋りか、瞋りを持て余しになられた諦観が、深みに於いて潜んでいらっしゃるのではないでしょうか。 それが終行 >あの夕日に向かって吼えろ~。 の脱力に繋がっていらっしゃると洞察を、致しました次第でございます。 評者は、莫迦な者ですから。自己を、信念を。諦めてはいないのでございます。 時代背景や生育環境の差異に過ぎないのでしょうが。 ですから、徹底し、突き詰められた自己批評(表現対象、観察対象が最も実を伴った鏡像、内的告白であるとも受け取れますが)、 権力諷刺や批判、自身の上方にエントロピーがお向きに為られない事を、非常に残念に思う訳でございます。 上記の理由に拠りまして、評者は。今回は掲載を見送らせて頂きたいと判断を致しました次第でございます。 みずからを滅ぼす程の冷笑を、次は期待を致したく存じ上げます。 それでは、復のご応募をお待ち申し上げております。 (恋するナンパ)

2023-12-01

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を拝読させて頂きました。 先ず、非常に思弁的にお練りに為られた詩文であり、文体もくきやかであり、非常に宜しいのではないでしょうか、と思いました次第でございます。 総ては異なるが、異なると謂う一点に拠って同一である、そして万有は異と同の重ね合わせ、という結論へ到る迄へ、構築的に編まれた論であり、復詩であると。 評文を一度起草を致しましたが、釈迦の掌の上よりは逸脱できない、自身の思考の限界を感受致しました次第でございます。 拠って全文を破棄し、新しく、起草をさせて頂いております。 梵我一助から、シュレディンガーの猫へ至り、それらは畢竟言葉の綾でしかない。素晴しい括りであると感銘を受けました次第です。 永続に亙って、「それそのもの」を表現する手段を我々は所有しないのだと、改めて噛み締めつつ。 言葉に産れ、 言葉に遊び、 言葉に溺れ、 言葉に死す、 詩人の矜持を改めて受け取りました次第でございます。 果して評文と為っているのか否かは、さこそ解りは致しませんが(心許ない評者で申し訳もございません。)。 肝心の掲載に付きましては、一定の水準に達していらっしゃる、と評者自身は感受を致しましたので、 追って、合議の結果を御報せさせて頂きたく存じ上げます。 それでは、暫しお待ち下さいませ。 (摩訶不思議「たましひ」の発見)

2023-11-30

上記、二重投稿を失礼致しました。 pcのマウスが壊れかけて居りまして。クリックが上手く利かないのでございますよ。 そして買い替える資金なし。 (逢瀬)

2023-11-27

月世界旅行、ジュール・ヴェルヌであったでしょうか。 メリエスの映画でも有名になりましたね。 其処から紐解けます様に、「月」とは古来、異世界、神秘、狂気の象徴でもございました。 それが「地球」現実に、落下して来る。使い古されたモティーフではございますが、此のご時世には某か、とても真に迫って感ぜられました次第でございます。 終盤の展開は稍弱いかとも感ぜられましたが、 >君の手の温もり の実感にて確りと、現実に着地していらっしゃると考えますと。中々にお練りに為られた構成なのかも、とも。 総括と致しましては、とても心愉しく、拝読をさせて頂きました次第でございます。 想像が現実に落ちて来る、狂気の時代。 そはネット、snsの蜚語、言霊か。 (逢瀬)

2023-11-27

月世界旅行、ジュール・ヴェルヌであったでしょうか。 メリエスの映画でも有名になりましたね。 其処から紐解けます様に、「月」とは古来、異世界、神秘、狂気の象徴でもございました。 それが「地球」現実に、落下して来る。使い古されたモティーフではございますが、此のご時世には某か、とても真に迫って感ぜられました次第でございます。 終盤の展開は稍弱いかとも感ぜられましたが、 >君の手の温もり の実感にて確りと、現実に着地していらっしゃると考えますと。中々にお練りに為られた構成なのかも、とも。 総括と致しましては、とても心愉しく、拝読をさせて頂きました次第でございます。 想像が現実に落ちて来る、狂気の時代。 そはネット、snsの蜚語、言霊か。 (逢瀬)

2023-11-27

月世界旅行、ジュール・ヴェルヌであったでしょうか。 メリエスの映画でも有名になりましたね。 其処から紐解けます様に、「月」とは古来、異世界、神秘、狂気の象徴でもございました。 それが「地球」現実に、落下して来る。使い古されたモティーフではございますが、此のご時世には某か、とても真に迫って感ぜられました次第でございます。 終盤の展開は稍弱いかとも感ぜられましたが、 >君の手の温もり の実感にて確りと、現実に着地していらっしゃると考えますと。中々にお練りに為られた構成なのかも、とも。 総括と致しましては、とても心愉しく、拝読をさせて頂きました次第でございます。 想像が現実に落ちて来る、狂気の時代。 そはネット、snsの蜚語、言霊か。 (逢瀬)

2023-11-27

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を拝読させて頂きました。 構成と致しましては五行歌ならぬ六行歌となっており、稍入り組んだ構造をなされていらっしゃられると思われますので、 構造分解より始めさせて頂きたいと存じ上げます。 一行目 >女を抱きしめると急に闇の中で一人になった と 五、六行目 >タバコを喫った >罪の味がした が一纏まりの >女を抱きしめると急に闇の中で一人になった タバコを喫った 罪の味がした と謂う破調の歌の構造と為っており、此れのみでは非常にオーソドックスな短歌なのではございますが 此の行間に >これは現実なのか >統合失調症 >まるで罪名の様だ と謂う詩語が挟まれており、此れが謂わば、内部構造に拠って外部構造の視点、つまりメタ的視点を導入していらっしゃる、という構成に受け取れました次第でございます。 つまり、前述の非常に短歌的な省略表現 >女を抱きしめると急に闇の中で一人になった タバコを喫った 罪の味がした が、通底的な、言い換えますならば非常に一般的な表現として通用致します、その共通想像が共通想像たる由縁を、 >統合失調症 の症候であるのではと、言挙げをしていらっしゃる様に受け取れました次第でございます。 評者個人は、詩歌には想像‐軸と現実‐軸の二つの軸が在る、と考えて居ります。 作者様は、その詩歌の想像‐軸そのものを、精神分裂気質であると断言していると、受け取らせて頂きました訳なのですが。 然様な思考、思想の根源に欧州型近代理性(現実主義の意志)の香りを感受せざるを得ません。 そもそも、此の土着の黄色人種は、多分に想像‐軸、 畢竟理ではなく情の表現様式を具有しており、そこに美的気質があると、評者は考えております。 つまり、現実‐軸(理)よりの言及を潜めて認めに為られた此の五行歌、否六行歌は、 日本的抒情の枢軸の一つである「短歌」(或は和歌)表現への挑戦、宣戦布告に他ならない、と受け取りますのは些か早計、且つ穿ち過ぎでしょうか。 果して、詩歌は想像を排した現実鑿で成立し得るのか、純粋な現実とは何か。 個人的には、斯様に意欲的な挑戦には賛否の賛を送りたく存じ上げますが、何分、一首では不足、とも思われます。 此の水準、此の切れ味の御歌を、最低限でも十首は揃えまして投稿して下さりますと、嬉しく存じ上げます。 上記の理由から、此の一首のみを掲載いたしますことは難しいと存じ上げますが。 可能性は大いに感受を致しました次第でございます。 それでは何卒、復のご挑戦、ご応募をお待ち申し上げております。 追補:評者自身が統合失調症罹患者である為、客観性を欠いた評文と為っております可能性がございます。何卒、御了承下さいませ。 (蜜)

2023-11-27

歌誌「帆」より、合議の結果を御報せさせて頂きたく存じ上げます。 今回は残念でございますが、掲載見送りとの言時を賜りました次第でございます。 日常の異化、つまりは想像力に拠る現実軸の転換の不達成、及び全体像と致しましてのイメージの弱さが問題と為りました次第でございますので、 若し、復投稿をして下さるならば、其処を意識なされてみて下さいませ。 それでは、復のご挑戦、ご投稿をお待ち申し上げております。 (最終兵器とは)

2023-11-25

歌誌「帆」より、合議の結果を御報せさせて頂きたく存じ上げます。 今回は残念ではございますが、掲載不可との言辞を賜りました次第でございます。 想像喚起力に於きまして、未だ弱いとの批評を賜りましたので、今後は其処を意識しつつ研鑽をしてくださりますと宜しいのでは、と存じ上げます。 それでは、どうか復のご投稿をお待ち申し上げております。 (やはり彼女は美しい)

2023-11-24

誰でもが被害者(或は「善」)であり、加害者(或は「悪」)でもある時代――、 否、何時の時代も、存在とは此の両義性を兼ね備え、その宿業を負っている、と考える様になりました次第でございます。 (少なくとも、獣の肉を啜り、成果を収穫するわれわれはその獣や、成果の側から見ましたならば一人余さず加害者でありましょう。) そして、「死」への加害可能者は一人として、存在を致しません。「報復」という個を越えた継承形態すらも、「種の絶滅」を越境し得ない様に。 そして復、われわれには未だ未体験の「死」が、善であるか、悪であるかは、誰にも分からないことでございましょう。 悪は悪、善は善。この西洋思想的石頭を叩き割るには、上記の様な主客の転換‐軸を各々が内包する柔軟性が必要であるのかも知れません。 上記にて、エイクピア様が仰られました様に。 ―――― 昭和十年十二月十日に ぼくは不完全な死体として生まれ 何十年かかって 完全な死体となるのである 寺山修司遺稿より一部抜粋。 (あくいくん)

2023-11-23

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を拝読させて頂きました。 七五調の韻律を伴った、長歌の一種と致しまして拝読をさせて頂きました。 如何致しましても、外在律を使役、慣用なされた作品と申しますものは何処か韻律に頼って仕舞い、間延びを致しました印象と為り易いものでございます。 その為に、集中と弛緩の調子、破調、句切れ、句跨り等に拠りまして、外在律の中に内在律を、 つまり対位法的旋律を、獲得して来ました来歴が現代短歌にはございます。 その歴史的文脈と比較致しまして、御作を拝読させて頂きますと如何致しましても、一本調子であると申さざるを得ません。 朴訥な音調とも申せましょうが、矢張現代韻文詩に親しんできました者の視点と致しましては、単調の瑕疵に言及せざるはあるまじ、と思います次第でございます。 上記の問題を念頭に置きまして、叶いましたならば短歌実作を試みて下さりますと、嬉しく存じ上げます。 肝心の掲載の可否に付きましては、此の水準では、難しいと思われますので。 再挑戦の程を期待致して居ります。是非とも、鍛錬を重ねに為られてみて下さいませ。 それでは、復のご投稿をお待ち申し上げております。 (天秤)

2023-11-23

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 御作を拝読させて頂きました。 ショッキングな内容を、上手く昇華をなされていると、感受を致しました。 ベゴニアの配置の妙も然ることながら、 「彼女」と「私」の頭部、顔面の状態の比喩も凄まじく、対比が利いていらっしゃると思いました次第でございます。 最終聯の >やがてここは汚れた鍾乳洞となるだろう。 の一行の飛躍も見事、と思いましたが。 此処からは、一般論と為ります。 >私は彼女を愛している。 此の一行に、全きに於いて体温が感じられず(反語と致しましては見事ではございますが)。 余りに人間性に於きまして冷徹、露悪が過ぎる、と思いました次第でございます。 此れは、評者自身の勝手な価値尺度ではございますが。 人間性、とは不完全性に宿る、と考えて居ります。 不完全性、とは感情の揺動(愛情なり憎悪なり)、機微の事を此処では指す事と致します。 御作を拝読させて頂き、率直に感じました事を述べさせて頂きます。 感情が、死んでいる様に感ぜられるのでございます。 それはまるで、人身事故現場をスマートフォンにて無言で撮影を致します観衆の様に。 不完全性を克服致しました、「完全」なる人間=感情の無い人間、ならば、その存在に詩情は宿りますでしょうか。 舞台装置も、道具立ても、配役も、 対比も、暗喩も、修辞も。 総て見事であると申しますのに、そこに情感、情緒、詩情が。完膚無き迄に存在をなされないのは。大きな欠点ではないのか、と感受を致しました次第でございます。 下記に、歌人・飯田有子様の御言葉を引用させて頂きたく存じ上げます。 「こわれないものはつくっちゃいけないの。こわれないものはほかをこわすの。」 生半可な人間だ、と御笑いに為られるかも知れませんが。 掲載の可否に付きましては、上記の理由から難しい、と私は判断を致しました次第でございます。 とはいえ、作品水準は一定の指標を充たしていらっしゃられると思われますので。 一旦、合議に掛けさせて頂きたく存じ上げます。 結果は、追って御知らせをさせて頂きたく存じ上げます。 暫し、お待ちくださいませ。 (やはり彼女は美しい)

2023-11-21

拝読をさせて頂きました。 人間関係や、精神の機微、一寸した違和感への鋭利な視点は、特筆すべき美点であると思いました次第でございます。 サービスをして「あげた」、此れは子育てをして「あげた」と謂う意識とも通底をする感覚とも思われますが。 斯うした偽の「無償の精神」が闊歩する所以となりましたのは、やはり自由資本主義の弊害なのかな、とも。 字義の通りでございましたならば、「自らを、自らの由を以て資本と為す」、ということでございますから。 資本=貨幣経済ならば、自らを進んで貨幣価値(「いいね」ボタンも然り、)へと交換する、思想の顕現が垣間見れますのが、現代、なのかも知れません。 (サービスとしての人生)

2023-11-21

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、自由詩掲載枠にご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございます。 拝読をさせて頂きました。 初手より「最終兵器うんこ」のパワー・ワードに怯みつつも。 解釈を致しますならば、糞便は嬰児から親への最初の贈与物である、とフロイトの記述にありました事等を念頭に置きつつも。 (因みに夢の解釈では糞便は貨幣の象徴でもあるそうでございます。) しかし、それらを代入致しましても、理路の通る言語とはならないと思われますので。 これは詩的造語、気分表現と解釈致しますのが妥当なのでございましょう。 「最終兵器うんこ」の駆動装置である「金細工の梟の塑像」、これは象徴的に解釈する事は可能でございましょう。 そして >すると降って来る雨 それが灰でも塩でもなく、砂糖を含んでいらっしゃるとの記述。 ツァラトゥストラの寓話等を彷彿と致しましたが、何故砂糖でなければならないのかは、理解が及ばなかった次第でございます。 以下、滑稽味を帯びました記述が続いて行く訳でございますが、 第一印象と致しましては、「ホーム・ランを偶々打った、非‐技能実習生の、対抗心に満ち充ちた、心情吐露」が。 傲慢の語り口を意識的に選択なされて記述されていらっしゃると理解を致しました次第でございます。 技巧面に於きましては、 >ロッキーとラッキーが同時にやって来たような >相場が荒れているかのような >イメージが暗くなったような >曲がった根性の二代目の様な >多大な御愛顧を得られたような 上記の畳み掛け、等々、如何なくその技術を披露していらっしゃると覚えました次第でございます。 総括。先ず、一目でエイクピア様の作品だと分る作風を確立していらっしゃるのは、流石、としか申し様がございません。 充分に熟達為され、的確なメッセージ性を伝播し得る、良い意味で振れ幅の少ない文体であると感受を致しました次第でございます。 私自身は、掲載の水準に到っていらっしゃると思いました次第でございます。 肝心の掲載の如何に付きましては、合議の後、追って連絡をさせて頂きたく存じ上げます。 それでは、暫しご猶予を下さいませ。 (最終兵器とは)

2023-11-20

1レス目、強い批難をしてしまいまして、さぞかしお傷付きになられましたことでしょう。 只管に、申し訳もございません。 唯、自分自身がそれこそ「帰れば椅子も無い」学園生活を送って居りましたので、呼び掛け主=「君」への発話主体に、古い加虐者の姿を重ね合わせてしまったのかも知れません。 そして、「君」に自己投影をしてしまったのでしょう。 古傷は、中々癒えないものですね。若しかしたら、生涯に亙ってか。 上記の様な状態に陥りましたのも。 さこそ、匿名様の読者を没入させてしまう筆力が、抜きん出ていらっしゃる為でございましょう。 呪い=同害報復であるならば、それが他者の未来(軽々しくは、)、或は現在を奪ってしまうことの妥当性に付きまして、 つくづく我が身の行いを振り返りながら、考えている処でございます。 皆様のお言葉に拠りまして、とても良い勉強をさせて頂いております。 允に、有り難うございます。 (溺れる)

2023-11-20

――俺は高木ブーだ 『筋肉少女帯「元祖 高木ブー伝説」冒頭より抜粋』 前置きはさておき。 この内容を、なるべく客観的にメッセージとする為には「三人称」を選択するべきであったのでは、と考えて居りました。 ――彼はこういった状況に置かれている ――彼はこの様な心境である ――彼は窒息寸前であった と謂った様に。 何故ならば、私→君の変換だけでは、状況を俯瞰し得る視点とはなり得ないからでございます。(自己撞着から脱出、昇華できていらっしゃらない、と言う事でございます。) 此の詩が、呪詛の形式を兼ね備えている、そう感じました事の理由を述べさせて頂きました次第でございます。 (溺れる)

2023-11-18

それならば、主体を「僕」から「君」へ転換させた理由を、仰って下さい。 転換した事に拠って、詩の内容が訴求から呪詛へと変化をしてしまっている。 それは此の詩の題材に於きましては、佳い方向に働いては居ない様に、思われるのです。 罪人が明確化されていらっしゃる、と記述されておりますが、それは私には及ばず乍ら読み取り得ませんでした。 状況を看過している、クラスメイト全員、と言う事でしょうか。 (溺れる)

2023-11-18

上記レス、ゼッケン様へのお返事でございました。 謹んで、訂正をさせて頂きたく存じ上げます。 (※一部地域を除く)

2023-11-18

上記レス、ゼッケン様へのお返事でございました。 謹んで、訂正をさせて頂きたく存じ上げます。 (※一部地域を除く)

2023-11-18

同世代! 敗者の侭、生き延び続けることの苦渋も有りますよ。 氷河期世代が分水嶺なのでしょうか。 勝者の精神と、敗者の精神の。 多分、お若い方は歴史としての戦争ではなく、代理戦争と致しましての受験戦争に拠って。 勝利=絶対正義の精神を埋め込まれていらっしゃるのではないか、と。 勝者は、敷かれたレールより逸脱しない限りは十全な保障と、万能感を采配され、 敗者は重労働か、精神疾患(重ければ禁治産者)を選択させられ、労働と薬剤に拠って社会機構の問題を考えさせないように仕向けさせる。 そして総ての「自己責任」化された個人が、相互監視を繰り広げる。 上記、立派なバトルロワイヤル・ディストピアでございます。 勿論、私の妄想です。 (※一部地域を除く)

2023-11-18

随分と、卑しく、狡猾で、貧相な感受性の中で育たれたのですね。 拝読して頂きながら、憐れに為りました次第でございます。 主体なき同調圧力の中で、自己を確立できぬ人間の悪意が。 饒舌なる稚拙性に拠って滔々と述べられていらっしゃる詩文であると、思いました次第でございます。 工まずして、現代社会の問題も、浮彫りにしていらっしゃるかと。 こころみに。人称「君」を「僕」に変換為されて、自作を読解為される事を推奨を致します。 自分が、何を書いたのかがお分かりになられるでしょうから。 (溺れる)

2023-11-18

レスポンスを賜り、允に有り難うございます。 そうですね。私も何方かと申しますと、表現に書かされる、シャーマン気質の人間でございますので。 世界潮流に流される、一体の操り人形に過ぎないのかも知れません。 作品自体に付きましては、着地点を稍しくじったかも、と反省を致して居ります。 マジレスです。 (マウストラップ)

2023-11-17

横レス、失礼を致します。 成程、参考に為りました次第です。 つまり、母と致しましての嬰児への感情が前半に。 男性とのまぐはひへの感情、忌避が後半に間接的詩表現を伴って記述をされていらっしゃると。 そう読解を致しますと、全体像が把握出来ました次第でございます。 児を産み果てて、蓬髪の老婆となる。中々に正鵠を得た描写の迫真がございますね。 作者様が意図してか、意図せざるかは判断致し兼ねますが、中々に佳い詩文なのではないでしょうか。 産褥の苦しみ、肉体性が欠損しております事は、勿体ないですが。 或は、生々しい肉塊への混沌とした描写がそれに当たるのかもしれませんが。 以下蛇足。 作品への返詩、或は箴言 原罪を避けて産まれた仔は、主の肉より取られなかった。 無原罪の御宿、其処には一本の箱柳、扁桃、篠懸の枝の騙り。 神の仔羊について。 (海螺珠の心臓)

2023-11-15

やっかみ(なのかな)。 自然な感想を、最後に。 修辞、叙述力には申し分のない伸び代を感受致しますが。 肝心の思想面、つまり訴求性に乏しいと、思わざるを得ません。 此の御方はどうしても譲れぬ信念(其れは、自信とは全く別のモノです。) がおありになられるのかな、と、拝読をさせて頂く度に、訝しんでおりましたものですから。 技巧だけで魅せていらっしゃる「様に見える」(勿論、それはそれで認められるべきであるとは存じますが)。その創作態度は、私には受け容れ難いモノでございますので。 秘匿の思想性、の様な一味が欲しい、と。 (海螺珠の心臓)

2023-11-15

>高齢者の世代と若い世代で交流を >深めることが出来れば >もっと良い国になると思います 完全に、同意を致します。 而して、『高齢者に虐げられる若者』という構図は、果たして如何なのでしょうか、と。 介護費用、福祉費用の為、社会負担が増大している。此処迄は、事実でございましょう。 われわれ障碍者もこの恩恵に与っておりますものですから、肝に銘じる必要も、在るのかも知れません。 而して。 それが若者の生活を破壊しているという、接続、論法には問題が在る様にも思われます。 国家税収はプラスに転じました。 諸々の税率が引き上げられたからでございます。 それを、円安、インフレーションに苦しんでいる庶民全体に還元せず、あまつさえ成立致しましたのが、5ヵ年防衛費増後額総計43兆円、でございます。 到底、正気の沙汰とは思われません。まるで戦時内閣でもあるかのようではないでしょうか。 私達は、本当に中国主導の開戦の危機に瀕しているのでしょうか。 考えるならばそこからです。 追伸:私が中国への敵対視を危惧しているのには、理由がございます。   日本は、先の大戦以前の大戦(つまりは日清‐日露戦争です)に拠り、大陸へ侵略戦争を仕掛けた歴史がございます。    事実、私の父方の祖父は満州鉄道の駅員を務めて居りました。謂わば、加害者の孫の一人でございます。   歴史とは、何も教科書に載っているものばかりではございません。   御年寄りの方と、若し打ち解け合う契機がございましたならば。体験としての戦争に付きまして、お聞きに為られると宜しいかと、存じ上げます。   堅い話と為り、申し訳ございませんが。如何しても話しておくべき事柄であると、判断を致しました次第でございます。 (言いたいこと)

2023-11-15

私は、未来、という言葉を生易しく肯定的に使役為されるお方には、信頼を置かない様にしております。 それは、彼等からあなたがたが奪い取った領分であり、 未来は常に奪われた者達の為にある。ゆえに 未来は、あなたではない。 (海螺珠の心臓)

2023-11-15

返詩、否返歌でございます。 ※一部地域より:ひとさらひ 検査紙に検査紙の蟻むらがりて鍵穴の向かふへ遁れられず            * 楓の仔は楓ならず風の又三郎戦争にとられて死んだ アメリカの映画館に雨が降るくろんぼが赤い服の水夫になる 鉄腕アトムは十万馬力白黒テレビに灰のフクシマ 「未来の希望のために犠牲となった広島長崎に感謝をしましょう」 われはわらふ暗緑の陸曹一兵卒とし国防の楯と殉ずを 幻灯機のなかの少女燐寸箱に散る椿唱歌つかのまのをとうとかへせ 阿蘭陀人誘拐怪人二十面相に仮面のありやなくば祖国捨てよ ケロイドの鉄剝れて落ち少年画報に色鉛筆のなきははかへる (※一部地域を除く)

2023-11-14

――精緻を極めた、生気の無いバベル。 性器の無いバベル‐搭の内筒は、焼け落ちて、メルトダウン、の放射能汚染、は なかったこと に為り ました。 明るい、 未来 の エネルギイ。 擦過、擦過、昨夏――、老衰したる、たをやめ、の 貌には火傷が無かったのです――。 たとふれば令和ジハード南無阿彌陀佛――。 散、散と。 桟に、 まがひもの の――、 憑き、 ――ここで、機内アナウンス。 そこには相似形、の未来 を、回避し 得る過去はござ いますでしょうか。 ――ご唱和が、改竄されたようでございます――。 さても、 燃え立つはつなつの、たった一つの表情いづこ――、 黒戦争。 (海螺珠の心臓)

2023-11-13

追伸:A・O・I様、及びお若い方々へ。 既読かと存じ上げますが、「オイディプス王」の再読を切にご推奨させて頂きたく存じ上げます。 知らぬことに拠って禍を犯し、知ることに拠って禍を斥けた、盲目の、男王の寓話でございます。 知る、とは如何謂う事かが、佳くお分かりになられることかと、存じ上げます。 (誰)

2023-11-13

返詩「復讐‐ネメーシス」 降灰せるは環礁に錆の長崎の十字架さびて鳥  否 日本航空機全壊の御巣鷹に 鴉或は蝙蝠来るか 姥捨と (誰)

2023-11-13

酷い、と思いました。 背後に気配を感じつつ、声を上げて笑ってしまいました。 強烈な、諷刺。 (アサヒ記者)

2023-11-12

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、応募作品をご投稿下さり允にありがとうございます。 御作を、内的観照を半‐抽象的に吐露為された一篇と致しまして、拝読をさせて頂きました。 此れは、作歌の感覚と近しい技術論なのでございますが。 全体を通しまして、具体が乏しく、印象が希薄と為っております点が非常に惜しい、と思いました次第でございます。 具体物は、「ご自身の身体」「海の底」「空の底」のみ、修辞に用いられているのも「雲ひとつ」のみでございます。 具体物の複雑な構図、関係性を作と為すか、いっそ超絶なる抽象方向へと舵をお切りに為られるか。 孰れに致しましても、相応の努力が必須と思われます。 而して、自身の叙述の癖、個性、方向性を把握為されなければ、発展はございませんでしょう。 如何致しましても、現代の平均的詩情から抜きん出た部位がございませんと、 中々難しい、としか申せませんものですから。 唯、特筆すべきはご自身の身体性への言及でございましょう。 此処を掘り下げてみましたならば、独特の詩情を発揮出来得るかも知れません。 是非、心血を振り絞りに為られて、お究めになられてみてくださませ。 それでは、復のご投稿をお待ち申し上げております。 (僕のからだが生まれたときみたいに綺麗だったら)

2023-11-12

返詩. ゆるさないことで救われている私が確かにそこにいたのだった ゆるされないことで報われている私が確かにそこにいるのだった (誰)

2023-11-12

いえいえ、お返事を賜り、心より嬉しく存じます。 アラブ人の喩え、とても面白く拝読をさせて頂きました。 私は、コーランには疎いものですから、原典にその様な記述があるかは解り兼ねますが。 「アラブ服を着用するのは、教義の為である。」と、思われます。つまり、教義書にその様な記述がある為であると、思われます。 アラブ民族とは、多民族、多国家集団でございますから、それを統一する言語と致しまして教義書が必須となる訳でございます。 片や、日本の話。日本は、単一民族国家であるという幻想が、夙に明治期に当たって流布をされました。 私は、訛りの地方的差異等より鑑みますと、何より、明治政府が玉璽として引用しました日本書紀、古事記の史実的妥当性から考えますと、 (渡来の方方の還流等もございますから)日本人の、単一民族性と謂うものは甚だ怪しい、と考えて居ります。 それでも、日本人が日本人であるという、自己統一性を担保出来るのは何故か。 それは、共通言語圏を有している、翻って申しますならば、共通言語を有していなければ共同体足り得ない、ということでもございます。 言う迄も無い明瞭たる、事実でございますが。 日本語、とは何かに付きまして。近代標準言語と致しましての日本語の来歴を振り返らせて頂きたく存じ上げます。 戦前に当たっては、大日本帝国建国の為の体裁。 戦後に当たっては、民主主義国日本国建国の為の体裁。 戦前に於きましては、明治期、上田万年が標準語の必要性を説いたのが創始とされております。 戦後に於きましては、「共通語」と言い方は変わりますが、国営放送局(つまりはNHKです)の都合に拠って、流布をされたものであるそうでございます。 つまりは、 近代日本を統合せしめたモノは、偏に標準語教育(つまりは、東京語です)の地方流布、布教の結果なのではないか、と考えて居ります。 其処、標準化の標準たるには政治的意図、国策等が大きく関与を致しますので、宗教的意図が関与する教義書とさして差異はないと、私は考えて居ります。 私は、人間の全体性、国家の全体性と謂ったモノに懐疑的な人間でございますので、甚だ穿った見方となっているかもしれませんが、何卒御了承下さいませ。 ゴジラは、まあ、色々と……、愉しまれ、ご観覧を為されてくださいませ。 最後迄通読を賜りまして、まことにありがとうございました。 (詩片・「舫舟」及び短歌連作・「ゴジラを見た,」)

2023-11-11

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度はご投稿を頂き、允に有り難うございます。 ナイフに、砥石。寄物陳思の一種と致しまして、拝読をさせて頂きました。 物は使い古し、再生出来ようとも心は、と謂った様なメッセージが仮託されております様に感受せられました。 モノと精神の対比と謂う西洋文明的命題を盛り込んだ御作であると。 現代社会人の心の疲弊を、取り扱った作品であるとも。 祭祀の行われなくなった定住農耕民としての現代人、位には私程度の弁でも解釈は出来ますが、一応、詩の投稿サイトでございますから、 それに見合った批評を添付させて頂きたく。 詩とは何かと申しますなら、既知より未知へ、名付け様の無い心の綾を未踏の言語接続に拠って現出せしめる営為、と申せましょうか。 その様な視点から拝読させて頂きますと、「わからない」という詩の鳥羽口に漸くお立ちに為られた。 その記念すべき出発点でしかないと思われるのでございます。 未だ未だ、掘り下げに為られる余地があるかと存じ上げます。 如何か、頑張ってみてくださいませ。 それでは、復のご投稿をお待ち申し上げております。 (消耗)

2023-11-09

タイトルを外して拝読致しますと、 >パンッ が銃声の様です。 果して、そんなにも簡単に「おしまい」にしてしまって宜しいのでしょうか。 私は、出来兼ねます。 私は、敗戦の憎しみに取り付かれているのでしょうか。 (「蚊」)

2023-11-07

何とも言えぬ揺曳感がございますね。 >持ち上げられて落とされて >どっちにしたって怒る のは、余程虫の居所が悪くていらっしゃるのか、 単に対象格の人格の問題でございましょう。何処かしら、余裕の無い未成熟な大人達の顔を彷彿と致しました。 私は、夙に第三聯の叙述に唸らされました。 斯うした輪郭の文体は、終ぞ獲得をできませんでしたから。 四聯、最終聯への接続も見事です。 全体に、しなやかでありながらも一本の緊張感の様なモノが通っており、佳い詩文として堪能をさせて頂きました。 (よくよそ見する子供は今日も)

2023-11-07

久方振りに、重量の有る詩を拝読させて頂きました。 熟達を為された作品に、思わず呻らされました次第でございます。 (mathematicians)

2023-11-06

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 合議の結果、不採用と成りました事をご報告させて頂きたく存じ上げます。 如何でしょうか。もっと迫真性に到る迄、心情を掘り下げてみては下さらないでしょうか。 苦心為されるでしょうが、詩作品と致しましての完成度を、高める契機となると思われます。 残念乍ら、今回は御縁がございませんでしたが。 是非、復のご応募をお待ち申し上げております。 (中途半端な今)

2023-11-06

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は応募作品を投稿賜りまして、允に有り難うございます。 拝読をさせて頂きました。 饒舌にならず、上手く言葉の刈込に成功していらっしゃる様に感ぜられます。 内心の屈託、葛藤も過不足なく記述されており、好感を懐きました次第でございます。 但し、若しも御作の水準と等しい作品がずらりとならんでおりましたならば、 稍掴みが弱いかとも存じ上げます。 掲載の程を討議いたしたく存じ上げます。 暫し、お待ちくださいませ。 (中途半端な今)

2023-11-05

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は応募作品を投稿賜りまして、允に有り難うございます。 肝心の作品でございますが。 色々と、考え込んでしまいました次第でございます。 大雑把に申しますなら、人間の生涯を越えたサイクルの死生観が、現代的道具立てを以て語られているのでございますが。 如何せん、その現代的道具立て、生活実践的比喩が余りに軽すぎるように感じられまして。 語られている事の重大と、語り口の落差が余り良い方向に働いていないように思われます。 例えば。 私は、クリスチャンではございませんので、屈託無く「天国」という語彙が使役されておりますのを拝読致しますと、思わず面食らって仕舞うのです。 ああ、この方は基督教の説く死生観に何ら抵抗を覚えていらっしゃらないのだな、と。 此れも、宗旨の違いかジェネレーションギャップの為せる業なのでしょうが。 ですから、如何しても前提懐疑が先立って仕舞い、御作の詩的世界観を堪能する段階まで到らないのでございます。 評者の欠点なのでしょうから、大目に見て下さりますと助かるのでございますが。 却説。 春=学校=生命の学習段階 夏=天国=生命の啓発段階 秋=地球=生命の実践段階 冬=絶望=生命の終局段階 ※冬から春へのサイクルを繰り返すとする。 という解釈で宜しいのでしたら、その外側に絶対=我、つまり某かの連綿と続くものを想定し、作中主体としていらっしゃるのは理解を致します。 幾度もの段階のなかで、虐待が有り、若しや「父」の経験が予期され、紅葉を踏み散らし、「絶望の花」=厳冬の死を越冬し。 実存的発達を遂行して行こう、という気概は感じられるのですが。 何と申しましょうか、精神の複雑性、迫真性の表現に乏しく、文体の容易さも相俟りまして、奥行の感受出来ぬ御作と為ってしまっていらっしゃっている様に、思われました。 ビーレビューに投稿される多くの作品の共通項でもございますが。 何を書くか=主題は其々工夫されていらっしゃる様にも思われるのですが、 如何書くか=修辞、レトリックが洗練されていらっしゃらない、その様な傾向が在る様に思われます。 此れは、車輪の両輪の様なモノでして、何方が欠けても傑作なるまじ、と私自身は考えて居ります。 如何でしょう、万人受けを致します、最も簡単且つ平均的な修辞より脱却し、個性と呼びうる文体を獲得為されてみては如何でしょうか。 自ずと、驚愕に価する傑作が産まれますようにも思われます。 私自身の狭量な審美眼から申しますならば。 今回は。申し訳ございませんが掲載には至らないと判断を致しました次第でございます。 是非とも、ご自身の作風を(時代性より離れて)再考し、個性を獲得為されることを、切に願っております。 それでは。復のご投稿を、お待ち申し上げて居ります。 (悠久のお祭り層)

2023-11-05

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、ご応募を賜り允に有り難う存じます。 >ベルトコンベアに流れてくるありふれた人生 という内省から始まり、今を生きる平均的人間の心情吐露、そして希薄な「君」への語りかけを跋とし、構成を為された詩文であると認識を致しました。 二十日後、とございますから「君」は廿日鼠でしょうか。 未発達な自己中心性と、機械的に為り果てた人間精神が伝わって来るようにも感受せられました。 外面の均質性に覆い尽くされた、 >ずるい人間 の内面を活写してこその詩であると思われますので。 率直に申しますならば掲載は難しいかと存じ上げます。 ご呻吟の後程、是非とも復のご投稿をお待ち申し上げております。 (抱きしめたい)

2023-11-03

我が身に突き刺さるかのような心境で、拝読をさせて頂きました。 日経(産経ではないのがせめてもの、)と東洋経済新聞の選択も秀逸。 機知に富んだ(とは自分では思っている)、うすのろの自由意志の矮小さ。 自分の言葉を持たぬ愚かさ、或は他者の言葉を鵜呑みに自己の言葉とする愚かさを、見事に書き切っていると思いました次第でございます。 斯うした、凍て付く様な批評、諷刺に特筆すべき視座を具有していらっしゃることは、 他の方にはあらせられない美点であると感じ入りました次第でございます。 (日経新聞と東洋経済に包まれて)

2023-11-02

我が身に突き刺さるかのような心境で、拝読をさせて頂きました。 日経(産経ではないのがせめてもの、)と東洋経済新聞の選択も秀逸。 機知に富んだ(とは自分では思っている)、うすのろの自由意志の矮小さ。 自分の言葉を持たぬ愚かさ、或は他者の言葉を鵜呑みに自己の言葉とする愚かさを、見事に書き切っていると思いました次第でございます。 斯うした、凍て付く様な批評、諷刺に特筆すべき視座を具有していらっしゃることは、 他の方にはあらせられない美点であると感じ入りました次第でございます。 (日経新聞と東洋経済に包まれて)

2023-11-02

例えば、ヨーロッパのドラえもんのはらわたに詰まっているのは、果たして卵黄とトマトケチャップだけなのでしょうか。 イギリスのドラえもんのはらわたに詰まっているのが、殖民地地図とシオン議定書と蛇の舌先であるのと同じ様に。 狭量な私には、アメリカのドラえもんは、如何にも好ましく思えぬ次第でございます。 私の聞き及ぶ処に限っては。 アメリカのドラえもんのはらわたには、プランテーションと蒸留酒、黒人奴隷の死骸と福音派の為の映画、資本と統計表、後はマリワナが詰まっているそうでございます。 易い諷刺ですが。 惜しいと思いました箇所に付きまして。日本のドラえもんのはらわたの中身にも、肉迫をして頂きたかった次第でございます。 (アメリカのドラえもん)

2023-10-29

素晴しい読解を賜り、感服を致しました。 当作は、寺山最後の戯曲「レミング 壁抜け男」の変奏曲として記述をさせて頂きました。 ただ一つ、見解の相違(に当たるでしょうか)がございますならば、社会規範、常識が「穢れ」にカテゴライズする行為、 運動精神にのみ刑務所たる世界の突破口がある、と当方は考えて居ります次第でございます。 仰られましたことをなぞることともなりますが。 「穢れ」を「穢れ」に規定したものは誰か。実は我々の集合意識そのものが世界の管理者なのではないか。 畢竟、個々人の「安心」観念が残酷な一人の独裁者を創造せしめているのではないのか。 公園の遊具が怪我を誘発する、と謂う理由に拠りまして使用禁止となりました経緯をご存じの御方もいらっしゃるかと存じ上げます。 最近ではある市町村の法令に、「子供一人での留守番、外出を禁ずる」という草案が登場致しました事も、記憶に新しいかと存じます。 斯うした過剰な保護政策、或は保守的思想が謂わば「安全の確約」の皮を被り独裁的に闊歩しているのが、今日の日本の状況なのではないでしょうか。 私は、此れは「安全保障のための軍拡」「秩序維持のための国民の行動、思想統制」に繋がる問題であると把握を致して居ります。 「国民が自身の安全の爲に国家権力に盲従をする」、謂わば監視国家のディストピアの最中にあるのが現代なのではないのか、と言挙げをしつつ、跋とさせて頂きたく存じます。 之を読んでいらっしゃる皆様は、姿なき集団という独裁者に加担をしてはおられませんか。 (短歌連作,「虜囚」)

2023-10-27

ご閲覧を賜り、允に有り難うございます。 なるべく単純に笑わせない寸劇を記述致します事を、極めて意識して認めさせて頂きました。 小劇場演劇、大衆演劇何れも、今や愚かな笑いが必須と為ってしまいましたから。 歴史の都合の裏側にて、声を奪われた者達の声を拾い集める、という営為。 今でも、寺山の戯曲、あれは「身毒丸」であったと記憶を致して居りますが。名前を奪われた旧日本軍陸軍兵士の「叫び」が印象に残っております。 此のご時世に居を置く者と致しまして、「正統な歴史」の範疇から零れ落ちた幾多の現実に、耳を研ぎ澄ませる必要性を実感を致して居ります。 因みに、二匹の鼠は天井裏に在りながらも、個室の二人をも暗示していると謂う構造と為っておりますが、 特高も鼠、というのは思い付きもしませんでした。成程、慧眼でございますね。 他者の眼を通し、自作を解釈して頂きます事の喜びを実感致して居ります。 (余興:小劇「コント」の試み)

2023-10-27

田中様へ。 歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 度々、申し訳もございませんが。 プロフィール文を掲載させて頂きます必要が生まれましたので、ご連絡をさせて頂きます。 送付先アドレスは mitzho84@gmail.com でございます。 何卒、ご確認の程を宜しくお願い申し上げます。 (Dreams and real)

2023-10-16

羽田様へ。 歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 此の度は、プロフィール文の送付先のメールアドレスを連絡させて頂きます。 アドレスは mitzho84@gmail.com でございます。 何卒、ご確認の程を宜しくお願い申し上げます。 (空の下)

2023-10-16

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 自由欄への投稿作品と致しまして、拝読をさせて頂きました。 羽田様の御作は、営みと密着を為されており。 独自のリアリズムをお持ちになっていらっしゃいまして、それを何時も愉しみに拝読をさせて頂いております。 牛の母子にも、ネグレクトがあるのでございますね。始めて知りました次第でございます。 描写力も主題も、技巧も着眼点も安定、且つ意欲的であり、 御作に読者を引き込む程の確立を為された世界観に、暫し没入させて頂きました。 作中でもとりわけ白眉と思いましたのは、 >赤熱する吊るされたヒーターが >子牛を祝福し続ける >それに隠れて >星空が子牛を照らす この一聯でございます。 何やら、聖性をすら察知せしめる描写に、唸らされました次第でございます。 全体を通しましては、一貫した即‐現実主義が通底を為されており、 安心をして読める。 此れは大きな強みであると思いました事を、付け加えさせて頂きたく存じ上げます そして、 突然の経緯にて申し訳もございませんが。 選考の結果と致しまして、自由欄にての掲載が決定致しました事をご報告させて頂きます。 まことにおめでとうございます。 慶ばしく、歓迎をさせて頂きたく思います所存でございます。 復、作者様のプロフィールを文面にて送信をしていただく必要がございますので、 送付先につきましては、追って本スレッドにてご連絡をさせて頂きたく存じ上げます。 何卒、宜しくお願いを致します。 それでは ご投稿を賜りまして、允に有り難うございました。 (空の下)

2023-10-15

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 この度はご投稿を賜りまして、改めて有り難うございます。 選考の結果、 御作の掲載が決定と相成りましたので、御報せをさせて頂きたく存じ上げます。 おめでとうございます。弛まぬ研鑽の賜物でございますね。心より歓迎をさせて頂きたく存じ上げます。 未だ未だ、他の投稿者の方々の詠草も受け付けをさせて頂いております。 何卒、奮ってご応募ご投稿の程を宜しくお願いを申し上げます。 (短歌二十首「往にし声音」)

2023-10-12

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 自由欄へのご応募作品と致しまして、拝読をさせて頂きました。 折鶴に仮託された個の心情。それが千羽鶴の聯綿たる集合的個我へと至る過程に於きまして、「哀」が「愛」を知り初めるまで。 共感をお呼びになられる、水準の御作であると感受を致しました次第でございます。 此処で、皆様に歌誌「帆」の基本理念を反復させて頂きたく思う所存でございますが。 基本的には。反時代的、且つ反共感的作風を旗幟と掲げ、作品と為す事とする。 解り易く申しますならば。 共感よりも驚愕を。 感動よりも畏怖を。 既知よりも未知へと拓かれた、途轍もない、としか謂いようのない作風、をこそ、是と致したく考えております。 美は驚愕にのみ宿る、と謂う言葉もございます。 表現に於きましての真、善、美とは何か(若しや。それは「矛盾的」な人間心理を踏襲致しましての、偽、悪、醜を伴うものとして表出をされるものなのかも知れませんが)。 「手術台の上のミシンと蝙蝠傘」を凌駕為される程の、表現を待ち侘びております次第でございます。 この度は、申し訳もございませんが。 是非、復のご投稿をお待ち申し上げております。 (一羽鶴)

2023-10-11

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 短歌連作のご応募を賜りまして、允に嬉しく存じ上げます。 拝読をさせて頂きました。 全体を通しましては。非常に短歌的抒情というものに精通をなされていらっしゃる、と感受を致しました。 技巧も叙景の在り方も地に足が付いており、とても堅実な出来であると。 特長と致しましては、観念的、思弁的な叙述が際立っておられる処でございましょうか。 良い、と思いました御歌と、雑感等。 >池端に立つかざぐるま雨風に、日照りに曝りて一年に朽つ 情景も、色褪せた時の流れも充分に表現為されていらっしゃる、瑕疵の見当たらぬ御歌であると思いました次第でございます。 >日光差す窓辺によりて師が読める流行りの新書を我はわらふ 写実的描写の中に表現を為された、一種の諷刺、批評的精神が際立って居られます。 >玄関で誰か泣かざる入る出づるいづれの時も心悲しく 連作の中、最も丈高い秀歌であると感受を致しました。素晴らしいリアリズムです。 >膝下に蝶一羽来て、つと速く高く揚がりて我が膝も浮く 此の様な身体感覚も、堂に入って居られます。蝶につれだち、浮くかのような膝。「あくがれいづるたま」の様です。 総括と致しましては、流石の出来、としか申しようもございませんが、 敢えて弱点を挙げますならば、「完成をされ過ぎている」事、「歌壇的叙情と余りに近似的である」事でございましょうか。 私は、採用、掲載は有り得る、と思いました次第でございます。 合議を致しますので、暫し、お待ちをくださいませ。 (短歌二十首「往にし声音」)

2023-10-10

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 先ず、短歌作品のご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 肝心の御歌に付きまして、評を述べさせて頂きたく存じます。 稍、辛口の批評と為ります事を如何かお許しください。 早速ですが。 総じまして、一般的な口語短歌の完成度の域を打破できておらず、物足りない印象を懐きました次第でございます。 六首目、結句の >来るな、来るなよ 等は、今日の短歌では珍しい読点を効果的に使用なされていらっしゃいまして、良いと思ったのでございますが。 夜から朝へ。或る一夜の心象の点景、といった趣で記述為されました連作と感受を致しましたが、余りにも具体描写に乏しく。 始めは抵抗的に感ぜられる外界、自己の精神の焦燥を、日の出に拠って克服なされる過程は伝わって来ましたが。 寧ろ、陽光=日の丸=「国家」日本的叙情と飛躍をしつつ把握を致しますならば、夜へのそれと同じく、最後まで抵抗の意思を示しました方が、 個性が際立ったのではないか、とも思われます。 抒情を記述しながらも、抒情を忌避する。相反なされた精神の葛藤を見事にしたためましたならば、 今日の弛緩した現代口語短歌群より突出なされた御作となられるのではないか、と思いました次第でございます。 後は、細部、ディテールの修辞が必須であると。勿論、その欠落を補って余りある抽象的作品にも期待を致したい所でございますが。 突き詰めてみてくださいませ。 今回は、残念ながら、と申さざるを得ませんが。 復のご投稿を、お待ち申し上げて居ります。 (短歌)

2023-10-09

折返し、歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 今回は、特例的に田中様の当詩作品の掲載が決定されましたので、お報せをさせて頂きたく存じ上げます。 おめでとうございます。弛まぬ努力の賜物でございますね。 そして、皆様へご連絡させていただきます。 一応、詩作品に於きましては後一篇程の余裕が紙面にございますので、 難関ではございますが。 是が非でも詩で挑戦をなされたいお方が御座いましたならば、ご投稿を賜りますと嬉しく存じ上げます。 (Dreams and real)

2023-10-09

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 確りと深読みを出来得る、つまり表現の複層性を兼ね備えになられた御作であると拝読を致しました次第でございます。 無常の時間の流れのただなか、獄中と思わしき相手との、一時とも久遠とも思われる描写が、細部を伴って記述されて行きます。 白い竜胆が佳いアクセントとして奏功を呈しつつ、丁寧且つ端的な詩行が続いており、 とても佳い小品であると感受を致しました次第でございます。 然し、残念ながら、予想以上の筆力には及ばないと判断を致しました。  この評者を押し黙らせる程の傑作を、読ませて頂きたくも存じ上げます。 次回は叶いましたなら、短歌作品をご投稿下さいませ。 是非とも、復のご投稿をお待ち申し上げております。 (供花)

2023-10-09

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 巧みな引用と、内容の空恐ろしさ。 民族的心的外傷が、同じ心的外傷を求め、反復するという、巨視的なる人間観察の集約、成果。 個人的には、とても好みの作品でございます。 如何でしょうか、本テーマを深く掘り下げになられました、短歌連作を十五から二十首程、試みに御作りくださりませんでしょうか。 着眼は、合格点であると思いましたので。 どうか何卒、宜しくお願いを申し上げます。 (mo-ment)

2023-10-07

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 心中、お察ししますとはとてもではないけれども申せませんが。 とてもお辛い経験をなさったことが伝わって来る詩行である、と思いました次第でございます。 ドレスコーズの曲、「ダンデライオン」等も思い出して仕舞いました。 如何でしょう、そのお辛い心境を短歌になさってみてはいかがでしょうか。 選考担当者として申せます事は、僅かしかございませんけれども。 自身の絶望に気付いている限り、絶望の坩堝より距離を御取りになられる事も出来ますかと存じます。 その境地にあってのみ記述し得る様な、短歌作品を御待ち申し上げております。 それでは、何卒、宜しくお願いを申し上げます。 (ダンデライオン)

2023-10-05

素直に佳いなあ、と思いました次第でございます。 短歌に専念しておりますと、本邦特有の、あらゆる価値を真綿にて締め上げ、都合の良い方向に解釈変更を致して仕舞います、 日本的価値観の卑しさが厭でも鼻に付きますものですから。 突き詰めて思考なされて、人間性の何たるかを炙り出しになられて下さいませ。 (月の裏側で天使のミイラが発見された)

2023-10-03

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 最終選考の結果をお報せ致します。 先ず、「短歌になりきれていない」ことが問題と為りました次第でございます。 短詩形でございますから、その事を念頭に置きまして。 十五首から二十首程を、纏めて作歌なさってみては下さいませんでしょうか。 何卒、よろしくお願いを申し上げます。 (若草)

2023-10-03

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 御作を、一連毎に独立なされた、やわらかな輪郭を纏った半‐自由律短歌と致しまして拝読をさせて頂きました。 私如きの拙評で恐縮ではございますが。 何と申しましょうか。半ば天上と日常を往還なされた意識の遊び、浮遊感の様なものが全体を通して感じられます。 一連目、一首目と申しましょうか。これが最も良いと思いました次第でございます。 従って、これを例歌と致しまして論を進めさせて行きたく思う所存でございます。 此処からは、短歌の技巧、テクニックの話をさせて頂きますが。 矢張、時間性、此処では 「秋 彼岸の朝」 が該当いたしますけれども、 伝統詩形としての短歌を鑑みますならば何らかの季節性(勿論此れを持たない現代短歌は沢山ございますが)は必須、 とは申しませんがあった方がいいのかな、とも気付かされました次第でございます。 そして、対象の構図(空間的関わりと物質性とでも申しましょうか)に於きまして肝要なのでございますが、 如何やら、巨視的な視点よりも微視的な視点が、空間認識より物質認識が。優先されますのが現代短歌という詩形の特徴の様なのでございます。 勿論、両者を兼ね備えて居りましたならば文句なく名歌と呼称し得るでしょうが。 例歌、第一首目に於きましての空間的認識は 「病室」 が該当致しますでしょう。 而して、上記の通り、空間認識より具体物を偏執的に描写致しました方が、悪く申しますなら「点数の取れる」歌となる傾向がある様に思われるのです。 勿論、現代短歌の作法に従って作歌しなければならないという規定がある訳ではございません。寧ろ既成の価値観を覆す歌風が今、必要なのかも知れませんが。 矢張、具象に乏しい歌(抽象画の様なものでございましょうけれども)は短歌と謂う村社会では評価され難い。 その事を念頭に置いて下さいましたなら、自ずと方向性は定まると思われます。 例えば、例歌では具体物の代わりに結句 「風葬」 と謂うイメージが導入されております。 これが謂わば決定打と致しましての固有名詞的機能を果しているのではないか、と思われます。 そして最後に。 何より、作者様の美質は巧みな身体性の描写にあると思われます。 此れは、中々真似して会得出来るものではございませんから、これからも維持、成長をなさって頂きたい箇所であると、思いました次第でございます。 如何致しましても、浮遊感と明瞭且つ微細な具象描写は相性が余り宜しくない様に思われます。 そこで、作者様には苦悩をして頂きたいのですが、独特の身体性、及び浮遊感を維持した侭、強烈な印象を遺せる歌を、如何に作るか。 勿論、此れは私自身にも跳ね返って来ます命題でございますが。 もう一つ、頑張ってみてはいただけないでしょうか。 切磋琢磨をお互いに、頑張りましょう。 採用か否かは、他の選考者の御方と掛け合ってより、決めさせて頂きたく存じ上げます。 ご投稿を賜りまして、允に有り難うございました。 乱筆乱文、允に失礼を致しました。 (Dreams and real)

2023-10-03

ご講評を賜り、允に嬉しく存じます。 最後迄、入れるかどうか迷いました歌ですので、お褒め頂きまして報われましたような心境でございます。 ありがとうございました。 (短歌連作,「光暈、鉄、飢餓」)

2023-10-03

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 タグの通り、現代詩と致しまして拝読をさせて頂きました。 稍、退嬰的で難しいかな、と。 仮に歌誌「帆」に現代詩を掲載すると致しましても、詩的強度の高いものでなければならないでしょうから。 鋭い一刺し、が欲しい処でございます。 允に申し訳ございません。 (悲しみのうた)

2023-09-29

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 佳い詩ですね。歌誌「帆」掲載可能か如何かは難しい処ではございますが。 出来ましたならば、german buddha records ではなく          jew jacob records も短歌にて拝読させて頂きたくも思う所存でございます。  (mane)

2023-09-29

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 御作を、やわらかな韻律を纏った自由律短歌として拝読させて頂きました。 一首目、 >庭木に咲いた蝶の羽は春を待ち侘びながら >君の旅立ちを差し止めたい 抒情性もあり、何より「庭木に咲いた蟻の羽」という観察は、短歌出身者にはなかなか思い浮かばぬ発想であると、感銘を受けました。 個人的には、お気に入りの一首です。 >少し足を進めた君はとても綺麗で >鼻先に届く静けさが香る 此方は、稍おとなしい印象の一首ですが、一歩「表現したいこと」の核心に関わる箇所なのでございましょう。 抒情的ですね。 >未来を見つめるあたたかい眼差に >耐えられず溶けた涙 此方も、前段の一首を受けましての記述ですが、「耐えられず溶けた涙」が面白いですね。 一種の比喩表現なのですが、写実主義崇拝の強い歌壇に於きましては、「涙は溶けない」「最初から涙は液化している」等の野暮な批評が罷り通ってしまいますから、 こう言った一種の詩的飛躍が作者様の表現の強みなのではないか、と。 >歩き始めた君 >そんなにも遠くから手を振っても見えないよ >それでもわかる君の足踏み >躊躇い無くまっすぐにレールを敷いたから >もう振り返らなくていい 上記は、「それでもわかる君の足踏み」より下は七五音に収まる様に設計なされているのですね。 全体への反歌の様です。 面白い試みであると思いました。 総評。 流石詩畑の御方(と思われます)の表現、歌人にはなしえない詩的飛躍がとても面白く、興味深く拝読をさせて頂きました。 短歌、或は短詩が連なり一つの景観を叙述し、最後は定型にて収斂させる。これまで拝見したことのない型には、甚く唸らされました。 どうでしょうか、此の様なゆるやかな短詩連続長歌(と、仮に呼称をさせて頂きます)を幾つか纏めましたならば、立派な作品群とはなりはしませんでしょうか。 私は、形式の妙も含めまして「あり」ではと感受を致しましたが。 叶いましたならば、他の選考担当の御方のご意見を拝聴いたしたく思う所存でございます。 (若草)

2023-09-28

ご講評を賜りまして、允に有り難うございます。 此れ以上無い読解を賜りまして、心より嬉しく存じ上げます。 かなり実地鍛錬なされた所以か、批評力がめきめきと伸びていらっしゃる様に思われます次第でございます。 只管、感嘆を致しました。 申し分のない批評文を頂きまして、まことにありがとうございました。 (短歌連作,「光暈、鉄、飢餓」)

2023-09-28

ご講評を賜り、允に有り難うございます。 ご称讃を頂きまして、本当に励みになります次第でございます。自分では、余り褒められた出来ではないな、と思っておりましたものですから。 各詠草、色々と隠し種がございますので、そちらを探して下さりましても面白いかもしれません。 自分で申しますのもどうかと思いますが、パラディウムの歌等、変な歌だなあ、と思います事も頻りでございます。 思いがけない奇想が湧き出しますのも、韻文の面白さかもしれません。 皆様、夙に歌誌「帆」に応募して下さる皆様、もっと短歌に挑戦してみてくださいませ。 皆様の可能性に溢れた気鋭の短歌をお待ち申し上げております。 (短歌連作,「光暈、鉄、飢餓」)

2023-09-28

歌誌「帆」選考担当(一応)の一人、鷹枕可でございます。 中々に、意欲作(?)ではございましょう。 しれっと「浜離宮の桔梗にふれただけで失神」(短歌的叙述のメタ表現と思われます)等を突っ込んできます処等、油断ならない御作である、とは思いましたが。 その技量、そして冷めた視線を維持為されたままに、 お願いですから、「短歌」を投稿なされて下さいませ。 滂沱しながら、お願いを申し上げます。 (「koko T」)

2023-09-23

歌誌「帆」選考担当(一応)の一人、鷹枕可でございます。 御作を、小エッセーと致しまして拝読をさせて頂きました。 論旨も明確であり、非常に解り易い文面と為っていらっしゃると思われますが。 若し宜しければ、その中性、無性的スタンスよりご覧になられました世界‐社会像を御歌として御作り下されば嬉しく存じ上げます。 何卒、宜しくお願い申し上げます。 (恋とは)

2023-09-23

歌誌「帆」選考担当(一応)の鷹枕可でございます。 御作を、フリーダム過ぎる長歌として拝読をさせて頂きました。 中々に、現代詩と長歌の境目とは何かと、考えさせられました次第でございます。 怒涛の本音の連続が弛緩して画かれており、時代であるなあ、と実感を致して居ります次第でございます。 此処で、皆様に明確に致しておきたいのですが。歌誌「帆」には反時代性の叙情、というコンセプトがございます。 叶いましたならば、そのコンセプトを念頭に、投稿をして頂きたく思います所存でございます。 翻って、御作を拝読させて頂きまして思いました事などを。 これは、歌誌「帆」本誌向けの思い付きなのでございますが。、 若し宜しければ、歌誌「帆」の掲載項の一箇所に「現代の非‐詩壇詩」とでも銘打ちまして、投稿なされた短歌形式ではない「歌誌帆掲載応募作」の欄を作りましても面白いかも知れません。 勿論、指針より著しく逸脱した着想ですので、却下をして頂きましても何ら問題はございません。 飽く迄も、思い付きでございますから。 掲載に付きましては、色々と(今の処は)難有り、と申さざるを得ません。 これより、如何転ぶかは解り兼ねますが。 何卒、復の投稿をお待ち申し上げて居ります。 (賢く生きる=(リアリアクオリアリティズム))

2023-09-21

歌誌「帆」選考担当(一応)の鷹枕可でございます。 漸く、コロナからの復帰体制が整いましたので、徐々にお返事をさせて頂きたく存じます。 拝読をさせて頂きました。 先ず、表現が熟れていらっしゃいますね。 而して、読後感と致しましては稍、表現への陶酔が強く(勿論、陶酔そのものは詩歌には必須ではございますが)、作者様の世界観が空回りを致していらっしゃる様な感慨を懐きました。 独自の世界観があらせられるならば、読者を圧倒するか、表現を納得させるだけの説得力が欲しい、と。辛辣に為ってしまいましたが、上記が私の偽らざる心境でございます。 大きな象徴と致しましてのピエロとは誰か、匂わせるようなアトリビュート(小物)が記述されておりましたならば、猶良かったのでございますが。 一首一首が連続し、物語形式と為っていらっしゃる処等は、工夫為された事でございましょうし、奏功を呈していらっしゃる様にも思われます。 後は、その形式を何所迄煎じ詰めていかれになられるか、一首の完成度を崩さず、如何物語れるか。 これからの作者様のご活躍、発展を、愉しみに致して居ります。 何卒復、ご投稿くださいませ。 (ピエロット・ノ・タメノ・レクイエム)

2023-09-21

私も、ダリのアルジャントゥイユで泣く女がとても好みです。 (ムンクの星月夜)

2023-09-19

勢いがあり、それが筆に乗っていらっしゃる。 中々に難しい関係を書いていらっしゃるのですけれども、読み心地は清清として潔い。 タイトルセンスも白眉であると、感じ入りました次第でございます。 (彼岸花)

2023-09-14

律法「ルール」は集団を構成する個々人の「幸い」を保障し、庇護する為にこそございます。 個々人の「幸い」を反故にし、律法遵守の為にのみ律法が行使をされてしまいましたならば、 個々人は「法の奴隷」となり、言語の自動機械へと代替可能の存在へ為り果てて仕舞うことでございましょう。 参加者=個々人は人間です。決して法令遵守の為のマシンではございません。 お心当たりのあるお方に於きましては、手段と目的が転倒してはいらっしゃらないか、今一度熟考を為されます事を、お薦め致したく存じます。 一日も早く、穏やか且刺激に満ちた投稿サイトの秩序を復元為されます事を、運営の皆様、並びに反駁者の皆様、一般参加者の皆様の力に基づき、実現為されます事を、切に願い已みません。 私からは、以上です。 (第8期運営方針)

2023-09-07

先ずは、大作をお仕上げになられて、さぞかし大変であったことでございましょう。お疲れ様でございました。 肝心の内容でございますが。 何でしょう、途轍もなく重要な事をおっしゃっているのですけれども、 見えないゴリラとか、心霊写真等。巧みな言い回しの裏に切実な問題が隠れていらっしゃることを理解を致しました。 世代論の話を、個人的にさせて頂きます。 私の世代は、所謂氷河期世代。酒鬼薔薇聖斗やバスジャック事件(ご存じないかも知れませんが)、山上徹也被告の世代に当たります。 透明な存在、という言葉が使われ始めましたのは、多分この世代からであると思われます。 自死するか、テロルに走るか。人によりけりではございましょうが、私の存在の皮膚感覚は、その様な気性にあると、感じ取っております。 さて、ここで問題なのは。例え暴力という形でございましても、私の世代には外部に発信しようという意識が許されていた、否、許されないから犯行に走ったのかもしれませんが。 それが作者様の属する世代、Z世代では、「ロボット」か、「エモ(此方には、なれないと記述されていらっしゃいますが)」、の二者択一を迫られると仰られる。そしてその前者は多分透明、見えない存在なのでございましょう。 とても、残酷な話です。私達の世代の責任をまざまざと垣間見ました様な心地が致しまして、謝る以外に術はございません。 もうしわけございません。私達の世代の問題を繰り越してしまいまして。 何か、途方も無い力で捻じ曲げられてしまった人間精神、そして社会の在り様への、底深い問題提起が記されていらっしゃる様で、思わずレスポンスをさせて頂きました次第でございます。 而して、問題を語ることに拠って解決、とはいかぬかもしれませんが、少なくともディスカッションの契機は産まれる訳でございますから。 とても貴重な貢献を為さって下さいましたことに、ただただ、感謝の念を抱かずにはいられません。 ありがとうございました。 最後に、先ずは何より、没個性からの脱却こそを(それが「だれもなれなかったエモ」に分類されると致しましても、ロボットには殻は破れませんでしょうから)。 この作品を仕上げになられました時点にて、既に作者様は没個性ではない、とは言えましょうが。 操縦されなければ動けぬ「マジンガーZ」では余りにも、悲し過ぎます。 以上、長々と。見当外れな感想めいた駄文を、失礼致しました。 (Z世代はエモになれなかったようです笑)

2023-09-02

凄く、上手ですね。 心象描写も卓越していらっしゃる。 >結露はぜんぶ、コップの下の水溜まり。 この観察も、比喩ともとれる程巧みです。 本業の御方と見紛う程に、省略と細部描写のメリハリが利いていらっしゃる。思わず脱帽を致しました。 (辞世の唄)

2023-08-31

折返し、レスポンスを賜り嬉しく存じます。 ああ、「敵味方」という思考自体が問題を孕んでいるのですね。 大概、私自身も作歌しながら敵味方の領分を繕ってしまっているものですから、 問題の根は、実に深いと思われます。 含みなく、われわれは「隣人を愛さなければならない」のでしょう。 皮肉、風刺は自身に跳ね返る形にて行わなければならない、とも考えて居ります。 曲がりなりにも、塚本好きを表明致しますならば。 塚本は、屹度誰よりも自分の出自、思想を風刺していた、と思われますので。 下記、稍話が逸れますが 「本阿弥書店」が発行しております短歌月刊誌「歌壇」九月号に、 良い歌がございましたので、引用させて頂きたく存じます。 >情勢論の草繁る野に見失い ああ、また元の木阿弥になる 歌人、三枝浩樹史の歌でございます。 種々、考えさせる余白があり、達人たるべくはこうあらねば、と思いました次第でございます。 状況は不透明且つ、一筋縄ではゆかぬかもしれませんが。 稚拙でも、思想信条を訴え続くべし、と腹を括りました次第でございます。 そして。何やら気の所為か、此の社会の全体主義的風潮の高まりを覚えて居ります。 杞憂であって欲しいものですが。 お互いに、心身を余り痛め付けないように致したいものでございますね。 それでは、ありがとうございました。 (短歌連作,『白葉集』)

2023-08-29

いつも確りと読んでくださって本当に、有り難うございます。 田中様の批評のご視点を伺えますこと、此れをよすがと致しまして。毎回挫けそうになりながらも、何とか投稿をさせて頂いております。 先ず、何故「白葉」なのか、此れは略インスピレーションに頼る形にて、題名とさせて頂きました。 最近、ちらほらと白秋の短歌を勉強も致して居りますことも影響を致して居ります。 上記の理由もございまして、歌の一首一首を葉にたとえますなら、それは「白葉」しかないだろう。という安直な思い付きでございます。 昔、病変した白い葉(病葉の一種でございましょうか)を見つけ、つぶさに観察致しました事も、着想の種となりました次第でございます。 幾首か、採って下さりました歌に付きまして。 >花瓶の水を捨てぬおもはず憂ふとき百合の根の一塊の重たさ 此れは、写実的意識を先行させて頂きました。技巧練習も必須であろうと思われましたので。 >向日葵畑で泣きてをれ飼葉桶に温もりてちのみごの搾油機 此れは、シュルレアリスムを意識致しまして編ませていただきました。 「シュルレアリスム」と「スーパーリアリズム(超写実主義)」の語源が同一であると聞き及びまして。 これからはふたたびシュルの時代であろう、と先走り、作歌をさせて頂きました。 >カエサルの薔薇をふふみて死にゆかむこころゆるさずおそれなきこと 此れは、歌らしく詠ませて頂きました。因みに、シーザー(カエサル)という名の薔薇の品種もあるそうでございます。 それとも掛けまして、編ませて頂きました。 全体像を覆う「幻視」に付きましては、上段にて湖湖様も触れて下さりましたが、意図的幻視と、半睡の無意識的幻視の両種を体験致して居ります。 短歌という詩形式の要請致します処に、如何しても幻想‐幻視を差し挟みたくなりますのは、個人的嗜好の為す処も夥大にございますが。 余りに歌壇的現代短歌が「想像」の可能性を禁忌とし、日和見的現実詠に捕われ過ぎているのではないか、と思う事も屡ございますことを付記させて頂きます。 総括と致しまして。中途二十一首目から三十首目迄は蛇足であった、と反省を致しております。 戦争詠の難しさ、思想信条と私性の吐露が歌作と密接に関係を致して居ります事を、身に沁みて実感を致しました。 而して、歌が、自己の思想の鏡ならば。表出致します事でその思想の問題点もおのずと明瞭となりましょう。 蛇足。 ロシア-ウクライナ問題の落とし処を熟考致して居りました。のですが。 此れは過去の「加害、侵略国」である「日本」が、ロシアとの交渉のテーブルを用意し、ロシアの代わりにウクライナへと謝罪する他にはないのではないか、 等と理想論めいた事を抜かしつつ、結論とさせて頂きたく存じます。 (短歌連作,『白葉集』)

2023-08-28

詩的なご講評を賜り、まことに嬉しく存じ上げます。 嵌め殺し、ではなく、嵌め生かし、ですね。皆殺しの歌ばかりを歌いたくは、ないものです。 観念言語を多用する癖がございまして、歌が重くなりがちでございましたが。花言葉を慣用すればよいではないか、という、これまた、安易な思い付きでございます。 (短歌連作,『白葉集』)

2023-08-28

はじめまして。歌誌「帆」暫定所属の鷹枕可でございます。 先ず、寸評に付きましては此方に書いても宜しいでしょうか。 御作を、詩形式の批評、表明文と理解致しました。 先ず、ロマン主義の定義から入らなければならないのでございますが。仮に、教科書通りに解釈いたしますなら、情動的なるモノの見方を指して「ロマン主義」 と銘打たれたのだと推測をいたします。 そして、それと対称を為す概念と致しまして「現実、理性、写実主義」と代入する形にて、「ハードボイルド」を志向していらっしゃる、と。 言う迄も無く、ハードボイルド=固茹卵の意でございますから、此れは寧ろ加藤治郎氏の「サニーサイドアップ」の更なる硬派版、の感覚と近しいのかな、とも思いました次第でございます。 何処までが歌誌「帆」の指針に沿うか如何かは、私の一存では決めかねるのでございますが。 若し宜しければ、此の詩的表明文を礎になされた短歌実作も拝見をさせて頂きたくも思います次第でございます。 中々、蒟蒻の様に役に立たぬ意見で申し訳ございません。 それでは、若し宜しければ折返し実作の程を、ご投稿をお願い致します。 中々抒情的な御作ではございますけれども。 (健康を願って)

2023-08-26

タイトルから内容まで、とても好みでございます。 黒山羊に「火を吹く」男(「姉が血を吐く妹が火吐く」、を彷彿と致しました)、 さりげなく花の名に竜胆が含まれていらっしゃるのも、良いアクセントであると思われます。 ベツレヘムの灯は、花野を焼き尽くしてしまうのですね。 そして。雪だるまの言伝が、聖句である事を願いつつ。 分析的なレスポンスとはならなく、申し訳ございません。 (ベツレヘムの灯火を)

2023-08-25

体温の微差、のような叙情を感受致しました。 それら日常の風景を「日常性」の上にて記述致しますのが、苦手なものですから。 素直に、上手いな、と。 上記にて室町様は「漫画的」と仰っておりますが、ジャンルで申しますなら「少年漫画」ではないことは確実でございましょう。 目を凝らしますと、世界像の凡そが擬人化されております事が受け取れるかと存じ上げます。 良く拝見させていただきます手法ではございますが、それは換言致しますなら「王道」ということでもございましょう。 多分、ネット詩に於きましては。 堪能させて頂きました。 (宛先のない記録係)

2023-08-24

「Godiva」ではなくて「兜率天」。此処に作者様の矜持を受け取りました次第でございます。 ひとつ、気にかかっておりますことがございまして。終戦記念日に某有名な戦争アニメ―ション監督が、「被害者意識の百姓根性では、戦争を阻止出来はしない」 という主旨の発言をなされまして、それが心に、しこりの様に残っております。 嘘は嘘とし、実は実とし。 嘘のように夏が来、終って行きますが。 全て夢であったのならば、どれほど良いであろうかと、黙し、考えて仕舞います。 追伸:お体、お心を御労りになられて、何卒穏やかに日々をお送りになられます様にと、願わずにはいられません。心優しい御方の侭でいらっしゃってくださいね。 (Ice cream)

2023-08-23

悔しくも、また騙されてしまいました。お恥ずかしい。 因みに、ケラ氏は大好物です。 煽って、逃げて、一文無しなんて最高ではないですか。 (想像が大きくなって)

2023-08-22

博愛と憎悪が表裏を織り成すならば。 基督以前のユダヤ教徒達、彼等の中に過たず存在する世界への嫌悪、悪意に自分が、一入の愛着を抱く理由が、分った様な心持が致します。 少なくとも、彼等は偽善者ではなく、人間の感情、理性の起源に対し全きに於いて誠実であると、腑に落ちました次第です。 稍、飛躍致しますが。 嘘偽りなき言葉が存在をしないという仮定が成立するならば。言葉とは全て嘘を起源と為すならば。それこそがわれわれの原罪なのでは、等とも思索を巡らしめさせていただきました次第でございます。 後は、自身の虚誕に孰れ程自覚的であるか、という塩梅なのでございましょう。 (私の愛をあなたに伝える 、小夜バージョン)

2023-08-21

歯を巡るとりどり。 歯は、動物と致しましてのにんげんを把握する、最も根源的なモティーフの一つである、と思うのですよ。 ケラ氏率いる「有頂天」の歌「ミシシッピ」にも、「歯を磨け 歯を磨け 嫌なら毎朝歯を磨け」とございますし。 衛星も飛ばしたね。ホームランも飛ばしたね。色彩が綺麗な爆弾も飛ばしたね。かくへいきも飛ばしたね。 そうやって、良し悪しも無く。にんげんというこどもたちも孰れ滅んでゆくのだね、さよなら、さよなら人類。 と、ナゴム風に感慨に耽ってみました。 上記の様に。 簡単な様でありながらも、読みの幅、世界観が広い、懐の深い詩であると感受を致しました次第でございます。 もっと読まれて欲しい作品であると。 以上、下手な評文にて、失礼を致しました。 (想像が大きくなって)

2023-08-21

ご講評賜り、甚だ参考になります次第でございます。 直接描写より間接描写に切り替えました事が、一因であるのかも知れません。 復、一首の情報量を意図し、抑え目にさせて頂いておりますのも、物足りなさと繋がっているのかも、とも。 独自を追求すれば未だ拙く、塚本を意識すれば二番煎じ、となかなか難しい状況におります次第でございます。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-19

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 ゴッホ、私も好みでございます。彼の絵に屡登場する杉の木(糸杉かも)の無彩画を眺める契機があったのでございますが、 あの杉のタッチは彼の愛好した浮世絵の筆致が反映されたものだと気付きまして。感じ入るところがございました。 青年と言うには、歳を重ね過ぎましたが。精神だけでも若々しくもありたいものでございます。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-18

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 確かに、彼の名歌のイメージに引っ張られました処は在るかもしれません。 因みに、「熱南風」は「あつはえ」と訓じさせていただきました。ふりがなを振るべきであったと、反省を致して居ります。 未だ、暑い日が続きます様ですから、どうかお体を御労りになられて下さいませ。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-18

勿体無いお言葉を賜り、身に余る光栄でございます。 趣旨に沿うかは解り兼ねますが。 例えば、塚本邦雄を語る時、戦争への忸怩たる葛藤、言葉に出来ぬ不条理、時代の趨勢への意識と言った外枠を外してしまいますと、 只の技術論、技法の奇抜性に堕してしまう恐れを感受致して居ります。 勿論、経験を超越した抒情性、丈の高さは「星餐図」等に白眉でございまして、 この経験から来たるリアリズム、風刺精神と歌としての王道、叙情の両輪が堅牢な美的世界を創出してあらせられることには論を俟たないと、考えて居ります。 必需なのは、容は如何あれども歌の詠い得る詩性への信頼と、簡単抒情、一面的翼賛にややもすると流れ易き、群衆詩としての側面への警戒なのではないか、と考えて居ります次第でございます。 火薬の匂いの漂う巷間にて。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-16

鋭いご指摘を賜り、允に有難うございます。 甚だ、痛い処を突かれました次第でございます。 実は、私が本格的に作歌を始めましたのは十七歳の頃なのでございますが(約二十三年も続けてこの様で、お恥ずかしい限りなのですが) 徹底的に、音感が悪い。畢竟音痴なのでございます。長歌を試みたことも、ありますが、如何しても初句七音の癖や、破調の癖が払拭し得ず。 唯、此の短歌という形式でしか想像できぬ詩情があり。下手乍ら、音痴乍らも短歌の末席にしがみつかせて頂いております次第でございます。 此処からは持論ではございますが、短歌の条件とは三十一文字を死守することではなく、三十一文字の引力に縛られていることである、と考えております。 「国家的な」プロパガンダ短歌の悪しき旧弊に囚われず、商業キャッチコピーにも囚われず、今日のライトヴァースの耐えられぬ軽さにも囚われぬ、道を模索している最中でございます。 私は、誰よりも自由でありたいのです。若し定型の檻を喪いましたならば、檻の外への自由、その憧憬は耀きを失うと、考えて居ります次第でございます。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-16

こんなにも確りとご批評、ご解釈を下さりまして、允に恐縮でございます。 読み流される、ばかりではないのですね、と。 魂が強められる心地が致します。 先ず、各連凡そ十首毎(一連七首が、短歌界隈では常識らしいのですが。)毎に視点が変遷を致しております点に付きまして、的確な分析を賜りまして心嬉しく存じます。 此れは、大概一日十首ばかりを作歌しておりますので、一日一日気分が変調を来す事に由来をしているのではないか、と考えられます次第でございます。 結句に付きましては、謂わば序破急の急、起承転結の結に当たりますので、細心の手心を加えさせて頂いております。 伝わりました様で、嬉しく存じます。 >長崎の鐘広島の鐘擦れ違ひはじめたる夏時計草 この一首につきましては、すんなりと自分でも記憶ができましたものですから。 技巧を凝らして作歌する、姿勢も勿論大事ではございますが。簡潔である事も同じ位に肝要なのでございましょう。 個人的には、田中様が仰られます通り、ひらがなに開いてゆくこと、此れは意識無意識に関らずでございますが。 そしてアクセントと致しまして、物珍しいモティーフを鏤めてゆく、此の二点を抑えまして作歌を邁進させていただきましょうかと考えて居ります処でございます。 そして、繰り返させて頂きますが。丁寧に読解を賜りまして、允に、允に嬉しく。 田中様に於かれましては、何卒ご自愛を下さいます様にと、願わずには居られません。 古きものこそ新しく、の精神にて勤しませて頂きたく存じ上げます。 允に、有り難うございました。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-16

ご感想を賜り、允に有難うございます。 ポップとのお言葉を賜り、意外な嬉しさを感受致して居ります。 此の歌は、穂村弘史の歌へのオマージュでもございます。 (短歌:『灰と雨』)

2023-08-16

台風のさなか、まことに丁度良い幕開けとなりましたことを、謹んでお祝い申し上げます。 プロレスはできませんが、異種格闘技戦ならできるかも知れませんので、何卒宜しくお願いを致します。 取り得も便もございませんけれども、その上空気も読めませんけれども。 参加者と致しまして、新体制の一枚の甍と為れましたならば幸いに存じ上げます。 (ビーレビュー運営就任の挨拶)

2023-08-15

金魚語、等はありはしないだろうか、と想像を逞しく致しました。 あぶくの振動数で会話する、水中振動波で会話する、超音波で会話する、等など。 一寸、奔放に想像し過ぎているかもしれませんが。 余計事を失礼致しました。 (金魚)

2023-08-14

とても佳い、と思います。 >私には詩は書けない >詩のようなものが出来るだけだ この地点に辿り着く迄に、どれほどの方が筆をお折りになられたのか。 唯一無二の境地にあらせられると感受を致しました。 早く、自分もその地点まで到りたいものでございます。 (逃げたい)

2023-08-14

自分は、ツイッター(あ、Xか)も使わせて頂いておりますけれども。 トレンドのリツイート数は、概ね1500~5000程度、最も多いものが2000前後のリツイート数でございます。 此れは、ビーレビューで話題作となる作品のビュー数と、凡そ一致いたします。 つまり、そのsnsと拮抗し得る話題作となる程の矜持と覚悟を以て、投稿をしていただきたく待っていらっしゃるのかな、と。 2000人が閲覧を致します詩、なんて。他所のメディアでは中々考えられない数字である、と思うのでございます。 そこを目指しまして、皆様切磋琢磨致しましょう、という檄文であると、解釈を致しました次第でございます。 (見下して読んではいけないのか)

2023-08-13

何やら、高潔でございますね。 因みに、ノアを逆さ読みにいたしますとアノ、アヌ、アン、等等。 名も高い、ギルガメシュ叙事詩に登場を致します、シュメール神話の最高神はその名をアヌ、と申します。 他にも、ツァラトゥストラ=ゾロアスター=ジウスドラ、とか。 元神話マニアの、ひとりごとではございますが。 どうか、良い風が吹きますように。 (体を剪定する)

2023-08-12

戦わない闘いをしているものは美しい。 勝てない勝負をしているものは、いつでも美しい。 >愛を問えば人生は羽を持つだろう その様な姿がこの一行に凝縮をされていらっしゃると、感受を致しました。 (愛って抽象概念だけどあなたのなかにそれはあるの?)

2023-08-12

うーん、何なのだろう、こうしていることも夢みたいなのだけれども。 ひょっとして、ひょっとするとレスポンスなんてしているんだろうか。まさかそんなの夢だ、夢に違いない。うああ。 そういえば、何でもビーレビューというサイトがあるそうで。 夜な夜な食材を持ち寄っては、えいこら闇鍋をしているそうですが。 でもそれも夢なのかもしれない。 追伸:山菜の天麩羅は結構おいしいそうなので、おためしあれ。 (夢診断)

2023-08-11

矢張、特別な何かを。持っていらっしゃるな、と持っていないものはつくづく思うのでございました。 本当に、詩の店仕舞いを為されてしまうのでございましょうか。 余りに勿体ない、と悲しむばかりでございます。 (友だち)

2023-08-10

此処まで言葉をご自分のものと使い熟されていらっしゃる方に、何かを申しますことは気がひけるのでございますけれども。 言い換えましたならば、すべては他者の言葉であるから様になる、という技法を取っていらっしゃるのかな、と。 元来、言葉とは他者のものを拝借しているわけでございますから(でなければ通じますまい)。 オリジナルであるという事は、コピーであるということ。 コピーであるという事は、オリジナルであるということ。 その様な感銘を受けました次第でございます。 何か冗長な言辞で申し訳ございません。 (抱かれた大志の)

2023-08-10

タイトルは良いのに。勿体ない、と思いました。 観念の饒舌が過ぎるのかも、等とも。 どこかしらに肉体性が残っておりませんでしたなら、矢張切実には表現し切れないものなのでございましょう。 (愛おしい命たちへ)

2023-08-10

時代、外部への批評性が、いつもながら冴え渡っていらっしゃる様に感受せられました。 タイトルは、皮肉ですよね。 (善意の行方)

2023-08-10

上記、訂正。「ヘテロセクシュアルの」ではなく「ヘテロセクシュアルではない」でございました。深くお詫びをいたします。 (恋ふる海祇の長歌)

2023-08-09

月と申しますと、どうしても月讀命(か、尊)を彷彿と致してしまいますものですから。 何処かしら、ヘテロセクシュアルの美しさを感受してしまいます。 男でもあり、女でもあり、男でもなく、女でもない。 此れは、松嶋様の御作の美点の一つではないか、と思いました次第でございます。 (恋ふる海祇の長歌)

2023-08-09

さりげなく描かれているようでいながら、確りと練られた文体であり、端正であると思いました次第でございます。 美学を感受せしめる詩であると。 (想像)

2023-08-09

定型的な、心情吐露の詩からは大きく飛躍をなされていらっしゃる。 聖母像、フィルム等の道具立ても秀逸です。 結末は稍、無難なきらいもございますが、 >私はいつも手元に置いていた古いカメラからフィルムを取り出してそれを引き裂いた この一行のエネルギイは矢張、秀逸と言わざるを得ないでしょう。 佳い作品を拝読させていただきました。 (白昼夢)

2023-08-01

ご称讃を賜りまして、まことに嬉しく存じます。 まぐれ当たりにせぬ様、精進致したく存じあげます。 (影)

2023-08-01

お久しぶりです。前作、お体を壊されていらっしゃられたとの告白より、心配を致して居りました。 同病者故、理解の及ぶ(偉そうに申し訳ございません)箇所も数多あり。夙に強迫的妄想の厄介さ、精神力を摩耗するほどの気怠さ(これは、妄想の過敏性と対を為す症候であると思われます)には、当方も悩まされ、半ば日常化しております処も少なからずございますので、甚く心に滲みました次第でございます。 三島の文学の絢爛たる闇の様なものにつきまして、確かに現代日本の表現史がなおざりにしてきました一つの側面でもあると、思われます。 人間の暗部、或は仮面(からっぽ)であるという告白、表層のからっぽたる現代にこそ、必要な表現なのかもしれません。 三島と申しますと、美輪明宏主演演出の「黒蜥蜴」を観劇致しました事を昔ながら、よく覚えて居ります。 美学の結晶の様な台詞、脚本でございました。 美を語ることと闇を語る事は、何処かで通底をしているのかも知れません。 未だ、快復をなされていらっしゃらない体力もございます事と存じあげます。余り根を詰め過ぎずに、表現にて大いに発散をなされてくださいませ。 (入院手記(鬼言(幻聴)2))

2023-07-29

美文ですね。古典教養、芸事を確りと踏まえていらっしゃる。 双つの勾玉は南北朝でしょうか。 勾玉の形状からは嬰児(嬰嬰、とその字義の通り)が彷彿とされ、血脈の断絶を嘆くかの様です。 象徴天皇制、現代短歌界隈からは切り捨てられんとしておりますが、憲法九条と併せまして日本国のアイデンティティであると、考えております。 どうかその両者を旧守しつつ、刷新の詩歌をと、心より願わずにはいられません。 良い作品を、拝読させて頂きました。 (春霞)

2023-07-29

読解を賜りまして、ありがとうございます。 余り、辻褄の合わない様にしたためさせて頂きましたので、その様な読みもあるのかと。 無責任な様ではございますが、曲がりなりにも詩に於いて、道理を通らしめんとするのはあまりにも無粋であると思われますものですから。 然し、読み返してみますに、少女=老婆、神父=青年(、とおぼしきもの)という関係も読み取れなくはございますまい。 丁度此の両者が、互いの影であり、また一人の話者の男性性‐女性性の両面を体現し、相補的な影の関係を有している、と謂う前提が成立しますなら。 総ての個が別の個の影であるという、堂々巡りの構図も読み取れましょう。 いうならば、影づくし、です。 (影)

2023-07-27

少女は夏至の日に死んだ 青い青い雁来紅が娼婦の様に咲いていた 黒繻子から零れ落ちた手首が、 青い血を滴らせていた ※不穏な詩句で申し訳ございません。  続け難いようでしたなら、どうか飛ばしてくださいませ。 (郷愁の視線 (連詩の試み))

2023-07-24

時計修理工牀上に天球儀からからと陽に炙られあり日曜日 壁紙の解れ捲るる宵に死をおもはばいづれほどを死にそびれたる 駅舎轟轟と群衆の靴に踏み躙られ二十世紀ふたたびはあらず 出奔後ゆくへしれずの長男に徴税通達の印刷封筒 雑貨店店主眩暈軒先の薔薇南風に散りのこるは一株 教派分裂残り少な捕囚の輩ものおぼゆるとはわすれゆくこと さりながら歌の敵は歌ならむ記したるまま過ぎて七月 国家炎天にかぎろふ政庁府へ爆弾のごと檸檬の実り 重爆撃機開発資料軍閥に届けられたり模型ならず 資料館つめたき机に俯瞰図はひろごり校庭曝心地の同心円 (B-REVIEW 7月のお題詩「思い出」)

2023-07-22

部分的に、関係者的なる邪魔くさい存在ですので、出来得る限り客観的に読後感等を。 先ず、多種多様な方向性の読み口にしみいりつつ。 短歌であろうとも、詩であろうとも、独立した作者像が顕ちあがって来ます。つまりは、独自の文体を獲得していらっしゃるということでしょう。 如何に振る舞おうとも、抒情の純粋性がそこかしこに光彩を放っているようにも感ぜられます。これは、得難い美質です。 文語体なのか口語体なのか、に付きましても当世風の口語に崩れ過ぎず、かといって堅苦しい文語体の旧守にも走らず、丁度良い塩梅であると。 夙に気に入りましたのが >苦悩とは愚者の涙か森に立つ告白以前の影法師たち >雨がいう──おまえは隠者 かたわらに水を抱えて眠る仔牛よ >輝きは祈りのなかにあるものとかの女は告げる滴る電話 孰れも、絵画的イメージがくきやかに表現されており、心象の凝縮度に甚く感銘を受けました次第でございます。 贔屓はしていない心算でございます。 (輝きは祈りのなか)

2023-07-22

横から失礼を致します。 短歌の息苦しさと、伝統性。 万葉集原文を読んでおりますと、当然万葉仮名つまり漢字の羅列を読むことになるのでございますが。 此処からは、憶測。 よもや七五調の形式は、大陸の五言絶句と七言絶句を組み合わせたものなのかしら、と。 天皇大陸由来説と併せますと、出来過ぎた帳尻合せとなってしまいますが。 少なくとも、定型を考えることとは、私のなかでは。天皇制の亡霊と膝を突き合わせることなのでございます。 それが君主制への反吐であろうとも、支配者への礼讃(此方は嫌だな)であろうとも。 天皇制は空洞であるがゆえに、いはば張子の虎として機能する(つまり天皇機関説)こけおどしの絶対性を付帯している、と。昭和天皇崩御から三十幾年後かの夏に、考えているのでございます。 誰か、象徴天皇制と護憲九条を至上命題とした、「紫の党」でも立ち上げないかしら、と妄想を逞しく致しております。 話が逸れまして、失礼を致しました。 (輝きは祈りのなか)

2023-07-22

ご講評を賜り、心より嬉しく存じます。 多分、ドイツ近代詩に於きましてとても重要な存在位置を、トラークルは担っている様に思われるのですが、本邦では余り読まれてはいないようでございます。 表現主義と申しますなら、美術界では「青い馬」で有名なフランツ・マルク(かの有名な美術集団「ブラウエ・ライター」の名付けの典拠となりました画家でございます)等、錚々たる人物群と関係がございますのですけれども、立体派や構成主義と比較致しますと、稍軽んぜられているような印象をも、懐いております。近代から現代へと至る美術史の潮流に於きましては避けては通れない、主義なのでございますけれども。 稍、話が脱線を致しました。トラークルの詩は。何れもひりつく様な緊張感と、簡潔かつ端正な抒情が同居している処に特徴がある様に思われます。 悉く、素晴らしい詩篇ばかりですので、是非、一度手に取っていただきますと、その世界観に引き込まれる事間違いなし、でございます。 この練習作とは比較とならない完成度でございますので。お読みになられて落胆することは先ずございませんでしょう。強く、おすすめを致します。 以上、ゲオルグ・トラークル及び表現主義への啓蒙文をしたためさせていただきました。 (ゲオルグ・トラークル練習曲『夜』)

2023-07-21

ご講評、考察を賜り、ありがとうございます。 確かに、読み返してみますと句読点が多過ぎますね。 地の文体の癖でもございますので、それみたことか尻尾を出した、と。愉しんでくださりますと幸いでございます。 (ゲオルグ・トラークル練習曲『夜』)

2023-07-21

ご講評を賜り、まことに嬉しく存じます。 表題にもございます様に、ドイツ表現主義詩人の大家、ゲオルグ・トラークル史の卓越した文体を、なぞる様にしたためさせていただきました。 何故か、手元に全詩集がございますものですから、捨て擱くには余りに勿体ない、と思い、習作として発表を致しました次第でございます。 訳詩が素晴らしいものですから、屹度私自身の実力を幾段か底上げしてくださったのでございましょう。 (ゲオルグ・トラークル練習曲『夜』)

2023-07-21

滅多刺しにされる感覚が、僅かならぬユーモアと交りあって。頗る佳いと。 独白体=毒吐く体の記法と内容の相性も抜群。 突っ走っていただきたいと。 (【希望】ヤ_サイ 一株 【秘密厳守】⇒(001))

2023-07-18

ダダ的なるイメージの奔出。 個人的に、ツァラに傾倒した過去を持つ身と致しましては目を留めざるを得ませんでした。 現代科学用語に依存していらっしゃらないスタンスも好感触でございました。 私は、買いますよ。 (羅針盤)

2023-07-16

小人プロレスにつきましては、安堵をいたしました。 蔑称だろうと何だろうと、自身の居場所が用意されていることは誇りであり、安心でもございますから。 正しさにつきましては、難しいですよね。 唯、誰かの正しさが罷り通る時には、その誰か以外の他者の正しさが間引かれることは、常に心しておかねばなりますまい。 (影)

2023-07-15

蛭子的文体、とでも申せば宜しいのでしょうか。 何処か不足し、何処か癒着しながらも一個の肉体としての文体を獲得しておられる。 人間の時間の短さをも感じさせて下さりました。 流石、卓越していらっしゃいますね。 (お腹まで川に浸かった)

2023-07-14

>なぜ  >通り過ぎる君の瞳に映る僕が朽ちてるの この問いかけは、まさしく詩の領域にあると、甚く感銘を受けました次第です。 自暴自棄の表面と、求愛の中心をお持ちになられた御作であると。 (了解/瞳)

2023-07-14

ご感想を賜り、嬉しく存じます。 気狂い、盲人、吃、聾、侏儒。うしなわれてゆく言葉たちへの愛借を込めてしたためさせて頂きました。 ある既存の差別用語を、文化的に受容するという事は。そのカテゴリに峻別される人々の社会的な居場所を約束することにほかならないと考えて居ります。 小人プロレスも。差別的で許しがたいという理由で解散してしまいました。彼らは何処へ行ったのでしょう。 真に寛容な社会を求めつつ。 (影)

2023-07-14

snsが第二の大衆主導型マスメディアとなり(山下達郎氏への義憤論等の。同調圧力的な薄気味悪さはここに起因していると思われます)、 正義の皮を被った嫉妬が闊歩するネットメディア巷間に於きまして。そこより独立した治安を保っていらっしゃることに付きましては、 問題もあれ。自信を大いにお持ちになられてよろしいのではないでしょうか。 「きれいはきたない、きたないはきれい」のさなかでロックンロールをやり続ける事。 それが当サイトの使命であり、命運であると。 常識など、ぶっとばして仕舞えば良いと思っております。 大いに詩を暴れ回れ、とエールを送らせていただきつつ。 あぶないひとより。 (くたばれビーレビュー その三)

2023-07-13

ご感想を賜り、ありがとうございます。 アングラ演劇(夙に寺山修司)の世界観を再現したく、したためさせていただきました。 拠って、今日では忌避される名称が山盛りでございます(検閲無し)。 因みに、公式サイト「演劇実験室◎万有引力」内のJ・A・シーザー様のブログ記事へと、公演千穐楽記念にと。本作を投稿させていただきました。 完全に、おかしいやつでございます。消去されぬことを祈りつつ。 (影)

2023-07-13

色々と、倒錯しており面白いと。 神国日本の起源はヨーロッパにあり、と思わずにやりと致してしまいました。皮肉が利いております。 (懺悔と告解)

2023-07-11

言うまでもなく、ゴッホの「星月夜」を題材に記述されていらっしゃることには論を俟ちませんが。 海原と捉えになられたのですね。 私は、あれはゴッホの内面に燃え滾る激情の炎であると、感じて居ります。 捉え方は千差万別。されど、人に拠ってここまで見えるものが違うのか、と感じ入りました次第でございます。 そう、ゴッホの空って。うねり、渦巻いているんですよね。 着眼点が良いと。 (星月夜の朝)

2023-07-11

「金澤詩人」に投稿しようと温めていた詩でございます。 代わりに十万円おくれ。 (影)

2023-07-10

分岐点の花、咲いてしまったからにはもう、何もかも抗えない。 何処かしら不穏なイメージを感受致しました次第でございます。 而してわれわれは、もう一つの道にも別の花を見つけることが出来ましょう。それが、小詩人たるわれわれの為すべき抵抗、表現の本懐なのではないでしょうか。 祝われずとも産れてきてしまう、普く存在へのせめてもの餞。そのような御作として受け取らせて頂きました。 そして何より、 未来は選びとることが出来る、そう願いたくも存じつつ。 何時でも。希望は絶望のただなかにしか生まれないものなのですから。 (公園の花)

2023-07-07

まっとうに、受け取らせていただきました。 とても良いお話ではないですか。 男女の仲はわからぬもの、さりとて「未来が欲しかった」の一節に非常に心打たれました。 そして子供という類稀なる授かりものの未来のもとに、新しい未来が受け継がれてゆくのでしょう。 こどももいずれ大人となり、いつか未来が欲しい、とおもうのかもしれませんね。 脈々と受け継がれてゆくものへ。 (しんじつはどこにあるのさ)

2023-07-04

有り難うございます! (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-07-01

お褒めに与り、心より嬉しく存じます。 過去の詩のフォルムを、短歌へと落し込んでは如何か、等とも考えてもおります。歌壇の本流からは大きく逸脱をしてしまいますが。それもひとつの道ではございましょう。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-27

青春期(と思われます)ぐるぐるとした「螺旋」状の感情が、重苦しくもなく、フラットに過ぎる事も無く、端正な筆致で描かれた良作であると感受を致しました。 締め付けるものへの苛立ちと、何処か宙吊りの不安。このような感性はとても貴重でございましょう。 熱く醒めながら、ドライに受け流しにはなさらない、その感覚の機微を、どうか大事になさって下さいませ。 (ハードドロップ)

2023-06-27

揺れ動くばか、葛藤をするくそったれ。若しかしたら、話者は「兄」と「自分」を同一視し、ともすると愛おしんでいるのかもしれません。 「戦後民主主義」への名付けようもない愛惜で結ばれた、とても瑞瑞しい感性の作品であると感受を致しました。 稍古風な文体も相俟って、反転された愛憎が、とても素敵です。矛盾は作品を、人間を味わいあるうつくしい存在へと深化せしめるのでしょう。 此の一読しての理解しがたさは大いなる美点であると思いました次第でございます。 これからの御作が、楽しみです。 今、という時間も捨てたものではございませんね。 (私が死ぬほど嫌いな兄の小話)

2023-06-27

レスポンスを賜り、心からありがとうございます。 選考会の講評文を拝読させて頂きました限りに於きまして、声高な主張は厭われる傾向が在る様に感じられました次第でございます。そのような時代なのでございましょう。 或る程度は、譲歩もしなければ為らないのかも知れませんが。難しいですね。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-26

とても学ぶ処の多い、確りとした批評を賜り、心から嬉しく存じ上げます。 短歌の韻文性、殊更此れを今は意識致しまして創作させて頂いております。 破調を導入致しますなら抽象概念ではなく具体描写の犇きに徹するべきであったと、反省致しております。 デペイズマン、つまり短歌技法的に申しますなら二物衝突(五七五、腰から上と七七、腰から下七七にて異なる描写を記述する技法)、 此れを如何にか三物衝突、四物衝突へと展開せしめてみたい、という野心もございます。シュルの調和的不調和か、ダダの徹底的無秩序かを再現致したくも思う所存でございます。 謂わば、前衛短歌運動の再興でございますね。 而して、 短歌の韻律の再発見なくしては、歌の丈は如何弄ろうとも腰砕けになってしまいますでしょうから。此処は確り肝に銘じたく思う所存でございます。 復、文体へのご称讃を賜り嬉しく存じます。ともすれば現実描写に傾きがちな現代短歌の傾向に疑問もございます。 形而上的描写、幻想、想像魔術的描写をも根付かせたい、とも考えて居ります。 社会批判に付きましては、大見得を切ってしまいますと鼻に付いてしまいますから、如何創作に忍び込ませるか、思案の余地がございましょう。 而して、自身の政治的スタンスに余りに疎い、と申しますかそれを表現する事そのものが禁忌となっております(様に見受けられます)既成歌壇の動向は如何なものか、 と思う事も少なからずございます。此処は、諦念したくはない箇所でございます。 こうして書き出してみますと、課題も山積致して居ります事が良く、理解が出来ました次第でございます。 最後に。今後の創作の大いなる糧となる評文を賜りまして、允に有り難うございました。心から感謝を致したく存じ上げます。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-26

ああ、やはり完治には時間がかかるものなのですね。 お体を御労りになられて下さい。 因みに、貧乏性なものですから。 押す箇所を慎重に選ばなければクリックがダブルクリックになってしまうマウスを半年以上使い続けて居ります。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-26

コメントを賜りまして、允に嬉しく存じます。 成り立ちから鑑みまするに。短歌、という表現様式と「国家」は切り離し難い側面を具有している様にも感じられます。 今はライトヴァース運動の成果か、「個人」のみで成立し得る歌も増えてはきましたが。自分の場合、国家、或は社会と謂う桎梏への愛憎が、歌を呪い愛しむ動力源と為っている様でございます。 今は、その愛憎をストレートに表現をせず、含みとして潜ませる方向性へと舵を切っておりますが。心根は相も変わらず、愚直且つ反抗的でありたいと願い、表現を致しております。 そして、仰られます通り、一つの物語でありたいと思わずにはいられません。誰も読まない物語かも知れませんが。 これからも。音楽としての短歌を、切に焦がれつつ。書き続けさせて頂きたく存じ上げます。 ありがとうございました。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-25

たとえば紫陽花色の扇の骨を しるものもいるだろうか そのひとしれずながされた 頬をつたえるまぶたのしずくを ※連詩に参加致しますのははじめてですので、続け難いようでしたなら飛ばしてくださいませ。 (明日の夕べ(試み))

2023-06-24

私事ですが。先ず、コロナよりのご快復、心底安堵を致して居ります。 要の内容でございますが、確かに生活感が不足しており、観念的描写に傾いております事は、重大な欠陥であると身に滲みて実感を致して居ります。 生活性の希薄を、如何にか気概で越境しようかと試みたのでございますが、結果は惨敗でしたようでございます。リアリズムを熟考せねばならないと肝に銘じております。 それでは、ありがとうございました。 追伸:多分、操作ミスにて3点加算となって仕舞っておりますので、運営の皆様に於かれましては、集計時に1点加算へと修正なされて下さりますと、嬉しく存じます。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-24

ご称讃を賜り、ありがとうございます。 とはいえ、所詮選考通過止まりの、凡作でございます。 (短歌研究新人賞落選作「犯行」,)

2023-06-24

2400円。随分と高価な鋏だ。 ささやかな悪意の代償と致しまして「髪を切る」が提示されているのでしょうが。甘過ぎる。 いっそここは、百円の鋏で切るべきでしょう。 いつからわれらは、浅はかな算盤の悪意を最も高きに戴くようになったのでしょうか。 富は、人を狂わせます。 作者様がそれらに毒されぬ様、祈るばかりです。 そもそも、そんな安い男に身体を許すな。 (こいつが一番世の中でわかってない)

2023-06-23

待っておりました、状況分析。 上辺だけの言葉が蔓延して居ります事には同意いたします。 然し乍ら大衆を最もよく煽動せしめるものは、安心安全、という始めからありはしない状態の欠乏を煽る、恐怖、というものではないでしょうか。 私自身、左派の言論人――宮台真司氏など――に異常な敵愾心を懐いておりましたこともございましたが、彼の言論には常に矛盾が包括されており。 従って信ずるに足る、と判断を致しました次第でございます。 あらゆる言語表現(詩も含みます)、藝術も実学も然りでございますが。突き詰められた言葉は、常に矛盾を孕んでいる、という信条を持っておりますので。 危険ではない言説には、虚偽しかないのではないのか、とも思います次第でございます。 そして。他国より向けられる悪意と同じく。本邦の企む処の悪意も、能々鑑みなければなりますまい。 (私的(あるいは詩的)政治批評.1)

2023-06-23

とても良い着眼ですね。 詩人ではなく、詩が死んだという。 歌人ではなく、歌が死んだ、でも通用しそうです。 本文は、会話体と地の文体の二種で構成されておりますが、作者様にとっての「あるべきであった詩」の手本は孰れか、その両方の混成か知りたくなりました次第でございます。 供物の選択も絶妙です。饅頭は、今はきな臭く粉飾されておりますが、カステラは無難ですから。 矢張、本邦の詩の発生地点は、白秋か、それとも古くは梁塵秘抄の雑歌、ややもすると万葉集の長歌まで遡れるかも、知れません。 孰れも書き遺されたものばかりではございますが。声が発せられた時から詩は始まっていたのかも、等と考えて居ります。 (死人の詩)

2023-06-17

佳い、と思いました。 「わたし」と「あなた」が個の範疇を超越して描かれており、「コーヒー」や「公園」との遠近、輪郭の感覚が丁度、アナモルフォセスの様に自在に変化せしめられていらっしゃる処が、巧みであると。 行間空けも、奏功を呈していらっしゃる。 感性の優れた、作品ですね。 (島)

2023-06-15

何か、自身は作品に出会いたいのか、作者に出会いたいのか、判らなくなってしまいまして。 佳い作品には、やはり理想の作者像をもとめてしまいますけれども、作者=作品ではありませんことは瞭然たる事実でも、ございますから。 作品の優劣に附きましては畢竟主観に寄る処の大きくとも、それを超越致しますのが、傑作であると。思えてなりません。 而して作者に優劣を付加致します事には、慎重にならねばならないとも、考えております。 さてここで。 文極の亡霊たる「私」は黙って去って然るべきなのでしょうか。 総ては皆様の裁量の趣くままに、致したく存じます。 (成仏せよっ!ブンゴクの亡霊どもっ!!)

2023-06-12

ブルトンかコクトーか、とは言い過ぎかもしれませんが。 円卓(卓袱台)の折りたたまれた脚、等、細やかな描写にも手が行き届いており、好感を懐きました次第でございます。 不思議な味わいのある、御作であると思いつつ。比喩のずれ、或は跳躍に甚く想像力を掻き立てられました。 短距離走の詩は斯くあるべき、と。 (曲がりつつ)

2023-06-12

鯨に人形、と申しましたなら言うまでもなく。ヨナ書が思い浮びました。聖書を下敷きに為されて記述されていらっしゃると致しましたなら、 水中と空の対比なども簡潔に解釈出来得るかと存じます。 筆致がライトヴァース的でございますね。 (クジラねこ)

2023-06-10

お返事、遅れてしまいまして、申し訳なく。 ジャーゴン、と申しましょうか、夢にて魘されました経緯も。幾許か程詩へと落し込ませて頂きました次第でございます。 然るに拠って不条理な内容となりました側面もございます。 バベルとへブル、転訛を呈したかのような言葉遊びを楽しみつつ、記述をさせて頂きました。 追伸:因みに、只今塚本のレトリック研究の方へ注力致して居りますものですから、今作が自由律詩の区切りとなるやもしれません。悪しからず。 (1945年8月/チョコレートと忘却)

2023-06-10

皆様、積極的で凄いですね。 さてここで、若し11人、という人数では纏まりきらないのでは、という論説に腹案を。 決定機関を5人体制、此処で問題が起きた場合の、利用者‐運営者間の中間的機関を5人か、7人体制(此処は自由裁量的に、加わりになられた抜擢者の都合、事情に拠っての入れ替わりも自由とする)と、致してみてはいかがでしょうか。 中間機関は、本掲示板に重大な問題が発生した場合のみ招集される、等の条件緩和措置の許、運用される、等と致しまして。 負担を低く設置致しましたなら、希望者も挙手を為され易いのでは、と思いつきました次第でございます。 問題は、都合人数が11人ではなく、10人か12人と為って仕舞いますことなのですけれども。 其処は、発案者かつ中心である吸収様の裁量にて、自由に11人を割り振りになられてもよろしいかと存じ上げます。 孰れにしましても、若い参加者様の、次期の主権者への登竜門的色合いを持たせられましたなら、面白いかと存じ上げます。 飽く迄、一意見でございますので。採用不採用はご自由になされてくださいませ。 それでは、失礼を致しました。 (次期運営についての提案)

2023-06-06

人間の精神とは斯くも引用に、過去に裏打ちされなければ存続できないのか。と。 此の町も。何れの町も過去に呪われており、結局は人生は誰かの過去の再体験に過ぎず、すべての経験は経験され尽くしており、オンラインかオフラインか、そのいずれか。 奇抜は鼻に付き、刈り取られる命運のもの。 いっそ、それならばこの固定ディスプレイを、スマートフォンを、あなたの窓――二階でも四階でも、三十階でもいい――から放り投げて、地面にたたき付けて、破壊してしまえれば、心地が良い。 それすらも。誰かの体験をなぞっているだけなのかもしれないのですけれども。 その様な事を、思いました。 (Life)

2023-06-04

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 多分、自分の最も「をさなごころ」に近しい一文を選抜なされておられる処におきまして流石、としか言いようがございません。 ありがとうございました。 (1945年8月/チョコレートと忘却)

2023-06-04

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 黒髪様のご指摘になられました箇所に附きましては、キリスト教社会と国家論、仏革命以降の社会思想等を、浅学ながらも参照をさせていただきました。 確かに、彼等の社会、信教等には或る種の美質が備わっている様にも、感受せられます。 (1945年8月/チョコレートと忘却)

2023-06-04

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 自分の中に、種々の声があり。ありながらも何れも自分自身ではない様な、不思議な心境にてしたためさせていただきました。 結句が擬古文調の文体でございますことに、自分の現在地点が表されているのかもしれません。 (1945年8月/チョコレートと忘却)

2023-06-04

ご講評を賜りまして、嬉しく存じます。 本日、祖父が逝去致しました。94歳でございました。結句は、祖父が息を引き取る50分前程に、天啓のごとく閃き。それを記述をさせていただきました。 その祖父。廣島とも少なからず縁のございましたが、幾許かでも『燃える風』が伝わりましたなら本望でございます。 旅費の捻出の叶わなく、葬儀への出席は断念せざるを得ませんでしたが。 手向けともなれば、泛ばれましょう。 ありがとうございました。 (1945年8月/チョコレートと忘却)

2023-06-03

訂正。正しくは「ヴァチカン宮殿署名の間に於ける四つの寓意天井画」でございました。 そして「詩」と相対するのは「神学」ではなく「正義」でございます。 情報を誤り、重ね重ね、失礼を致しました。 (Letter )

2023-06-01

これは、上手ですね。 自由律俳句、とも読めますが定型的一行詩、とも読めます。 定型詩の条件とは、破るにせよ守るにせよ韻律に捕われていることであると常々、考えて居りましたが、 その韻律のなかで可能な限り、自由をやっていらっしゃる。 そして自在境に遊びつつも、現実的視座をも具えてあらせられる。一つの自由の粋をお極めになられていらっしゃる過渡期の、傑作であると感受を致しました次第でございます。 (豆の莢)

2023-06-01

端麗です、ね。辛口ではございませんけれども(かといって甘口ではない)。 「イイネの数」や「中国について」等、ピリリ、と沁みる要素も過不足なく散りばめられており、とてもおいしく拝読させていただきました。 「詩学」と「神学」の対立の構図等、確かシスティーナ礼拝堂天井画の一角に描かれておりました様に記憶致しておりますが。 鑑みまするに。確かに「神学」から見る「詩」とは、悪魔の所業にほかならないのかも、知れません。 深刻を深刻に語らぬ、技巧へと感嘆をしつつ。 (Letter )

2023-06-01

のらりくらりと生活描写に没頭していらっしゃる作品とは一線を博す、切れ味鋭い社会詠(短歌用語)と感受を致しました次第でございます。 何処かで、日本の詩表現とは奴隷の抒情から抜け切れない甘さに有ると、聞き及びましたが。 見事に其処より脱却していらっしゃると感銘を受けました次第でございます。 社会、観察をしなければやはり宜しくないでしょう。一読者、一作者と致しまして、肝に銘じつつ。 (しけしけのしけしけのしけしけのぱれーど)

2023-05-23

鋭いご指摘を賜り、嬉しく存じます。 仰ります通り、幾ら違うモチーフを歌いましても、歌の構造そのものに変化が無ければ。 自己模倣に等しい、と存じます。何れ程「われ」に囚われずに歌い続けられるか、今後の課題とも申せましょう。 コンセプチュアルに創意を整えるか、一首の独立性にて作と為すかを、自身に問い続けねばならないと、今、考えて居ります。 復、題名をご称讃下さり、允に有り難うございました。 (忘水)

2023-05-12

身に余るお言葉を賜り、嬉しく存じます。 略、塚本の受け売りにて、申し訳もない歌風ではございますが。 悪辣且つ、なるべく厭味を滲ませない洒脱、を求道致しまして、邁進をして行きたくも思う所存でございます。 ユーモアの必要性(と、口に致しましたなら野暮ではございますが)をひしひしと覚えつつも、行き過ぎぬカリカチュアと諸共に、それを研鑽致したく存じ上げます。 私信、及び追伸:「角川短歌新人賞」への作品投稿に附きまして。判組の問題にて苦難致して居りますが、結果はどうあれ、必ずや応募を遂げたく存じます。 (忘水)

2023-05-11

いえいえ、私の方こそ、とても貴重な時間を過ごさせて頂きました。 有り難うございます。 (忘水)

2023-05-11

ご返信を賜り、有り難うございます。 現代短歌と口語、の問題を思います時、 口語短歌は俵万智史に拠る大衆文芸運動の側面と、穂村弘史に拠るライトヴァース的前衛運動の側面、この両輪に拠って、発展したとも言えますでしょう。 問題は一に、実験的であるべき前衛運動が大衆文芸に膾炙されてしまいました事、 二に、ライトヴァースに拠る前衛運動そのものが、飽和状態を迎えてしまいました事、 この二点に尽きるのではないでしょうか。 次に、ライトヴァース的転換を図るならば、英字に拠る短歌、等をしか想像はできませんが(英単語の導入は既に始まっております)、 英語圏の凋落が予想され得る、これからの世界に於きまして、この選択はいかがなものか、とも思われます。 復、全言語統一の先にあるバベルの塔の寓話を鑑みましても、土着の言葉を無碍に致しますことは甚だ問題を孕んでいる様にも、思われてなりません。 敷居を無駄に高く致しますのも野暮ではございますが、 創作者各個が表現者たるべき矜持を保持せざる時、そこに広がるのは言葉の枯野のみ、なのかも知れません。 四苦八苦し乍らも。言語芸術、詩と致しましての短歌の新しい萌芽を開拓せねばならない、と肝に銘じて居ります所存でございます。 長々と、拙文を綴れるままにつづれさせていただきました。 お付き合いくださりまして、允に有り難うございました。 (忘水)

2023-05-11

応援を賜り、有り難うございます。 本日、土地の画廊を覗きましたら、三菱の油彩鉛筆を用いました写実画展が開催されておりました。 首都景観や、ジュース缶、猫、等等。 二十世紀の、抽象表現主義からの揺れ戻しに拠って。今は写実画が流行しているそうでございます。 珍しく、人集りができておりました。 而して、 なにくそと。時代を逆行しながらも実作を邁進したくも思う心境でございます。 下記は、戯れ歌でございます。 コンビニエンスストアに有閑おとづれて貼紙見らば朱書きにて翼賛 (忘水)

2023-05-10

閲覧を賜りまして、嬉しく存じます。 お詠みになられた二首目、 >王冠の血色の宝石幾世紀蜘蛛の巣張って国の運命 とても佳いと、感じ入りました次第でございます。 読みに於きまして、玉虫の様に意が移り、映る歌と申しますものは、それだけ懐が深いと思われますので。 允に、有り難うございました。 (忘水)

2023-05-10

読解を賜りまして、嬉しく存じます。 そもそも、読解しなければならない様な歌が流行る時世ではございませんので、何をしているのか、とも思いますが。 音調と色彩のイメージには、気を遣って記述をさせていただきましたので、其処を分析して頂きますと、允に心嬉しく存じます次第でございます。 そもそも、拙歌に正解、正答はございませんので、印象の幅(若し、あればでございますけれども)を愉しんで下さりますと、本望でございます。 (忘水)

2023-05-10

興味深く拝読させて頂きました。 別スレッドですが。実は「海紅」に所属しようとしておりました若年の頃(漢字を羅列したような俳句をしたためておりました)の事、 近年は自身の詩に全く疎くなっております事(つまり、詩の喪失です)、 芸術論の桎梏に四苦八苦しつつ、実践の上手くいかなさを楽しんでおります事、など。 身につまされるなあ、と。 私は、自己の外部に手本があっても良いのでは、寧ろ某かの外部の影響無しには発展、変化は、と考えておりますので。 剽窃を為し続ける(現代より過去からの)そう謂った営為に明け暮れて居ります。 それは、考えて下さいますと自明の様に、乃ち伝統の継承ではないか、と言う事実にしたためさせて頂きながら気付きました次第でございます。 そして今、私が思うより良い創作とは、伝統の古層を踏襲し、その上澄みに細やかな個性を付け加える営為の様でございます。 累々たる伝統性と、個性の両輪に支持され走りゆく車駕を夢想しつつ。 何か、とりとめのない駄文を失礼致しました。 しかし、否応無しにコメントを付けねばならぬビーレビのシステムは、良いですよね。 口論もあれど、変化発展の余地もございまして。 (ビーレビューという道、「キラキラ」して。或いは自分語り。)

2023-05-04

二重奏の行が、良いですね。 シナリオを画いてみても、面白いかもしれません。 齟齬と、合致を。同時に表現するということ。 物語は破綻していても、良いのですよ。寧ろ物語の非‐完結性が、詩情(厭かもしれませんが、)の強度を証明してくれたりも、したりする不思議もございまして。 自分は(飽く迄独断ですが)、良く出来た物語(フレーム、構造)が、必ずしも内容の質を保障する訳ではない、と考えております。 余談が、過ぎました。 詩と致しましては、未完の方向(つまり構文、文法の落着よりの逸脱)を突き進めなさっても、面白く化けるのではないかと、拝読させて頂きまして、感じました次第でございます。 頑張れ。適度に。 (なにも ねえよ そうだな そうだろ)

2023-05-04

粗方、申し上げたいことは皆様がおっしゃっておられるので。掻い摘みまして。 詩の言語と、歌の言語につきまして。 詩は視覚であり、歌は聴覚である、という歴然とした差異に図らずも上記にて三浦史が言及していらっしゃる様に、輪郭の柔らかな、音が。 印象的な御作であると、拝読をさせて頂きました。 最後には詩情は、意味の外套を捨て去り、音に帰るのかも知れません。 Ba-ba-ba-ba ba-ba-ba-ba ba-ba-ba-ba ba-ba-ba-ba……、 (未詩)

2023-05-01

ありがとうございます。 ひとの子に、義しさの止まる時は短く、それを実感致しております。 一時の花をまことの花と見紛うことの誤りから、思わず背を向けたくなる様な心地も致しますが。留まっていてはいけないのでしょう。 肝に銘じつつ。 (かみありづき)

2023-04-27

初読では、あまり惹かれなかったのですけれど、 叙情の澄明性の、読み返す程に素晴らしく。平服を致しました次第でございます。 咽喉に淀みが見当たらない、類稀な作品である、と。 なにものにも手をそめていらっしゃらない(あろうことか、神などにも、)美しさを、どうか大切になさってください。 (む ゆ う)

2023-04-26

お褒めに与り、嬉しく存じますが。 私自身は、凡夫でしかなく、罪多き人間でございます。 ひと時、見開かされたと誤る盲人に過ぎぬ、と自戒を致しております。 下記に、思う処を正直に、したためさせて頂きます。 信じる神が、騙す神であるのでは、という矛盾に苛まれております。 天の父とは、誰なのか。ダビデより前に出た者、モーセ、ヨセフ、イスラエル等等。 皆、罪に彩られております。 イエスが、俗世界への強い否定形として、立ち尽くし、遂には群衆の意思に基づいて丘への道を辿り、裁かれる迄。 此処に真実を巡る、一つの寓話を見出す事は容易でございましょう。 真実が誤謬へと解釈され、奇蹟がその欺瞞に充ちた結実として存続し得るしかないのならば。 魚は蛇となり、麺麭は石へと返ってしまうでしょう。 捨てられた隅の石が礎となり、人々がかのひとの口から生じた刀剣を以て万物を裁き始める時、土地には争いが生じ、天の国は地に墜ち。 膝までを葡萄酒の様な血に浸かりながら、人々の治世の終焉を、私達は眺める外には、ないのかも、しれません。 然し、一つの体制の終焉は、新しい体制の誕生でもあります。 願わくば、イエスの復活がイエス自身、そしてイエスを憎む者の上にも、呪いではなく、福音として齎されることを、祈らずにはおられません。 治世への反抗に拠って治世の平和を齎す、この矛盾が。若しや基督と、彼の教えに殉じる者達の悲願なのかも知れません。 長々と、焦点の合わぬ駄文を失礼致しました。 (かみありづき)

2023-04-26

ご返信、ありがとうございます。 富士と、重なりました次第でございます。 寧ろ「老いる」のは私の方でございます。 (応答願います)

2023-04-23

野田秀樹の戯曲「オイル」を思い出しました。 電話交換手の姉と、特攻隊からの脱走兵である弟。 電話の向う側の弟は、ヒロシマに居り、電話中に、その時が訪れる――、といった要約で宜しいかは、皆様に委ねさせて頂きますが。 タイトル、結句が、諸々を孕んでおりますね。 下記は、蛇足です。 今、米中戦争、等という莫迦げた状況が引き起こされたと致しまして、最も喜ぶのは誰か――(米国も、中国も、ロシアも、ウクライナも、台湾も、勿論日本も。歓迎しない状況でございましょう)、 考えあぐねておりますところでございます。 誰かが、戦争を焦がれていると致しますなら、それは国家か、民衆の無意識か、メディアか、軍需企業か、或はそれ以外のなにものか、かと、空気を読まずに、妄想か思索、を致しております。 怖れるべきは、徒に敵対心を煽る某か、に私達を煽動して行く、その空気のような、何か、かも。 (応答願います)

2023-04-21

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 昔は、イーゼンハイム祭壇画を眺めながら、ヨハネ受難曲を聴くのが、愉しみでございました。 因みに、かみありづきには、出雲の外では神の不在が引き起こされる訳でございまして。甚だ迷惑な風習、と思うも頻りでございます。 私は、クリスチャンではございませんが、彼等の篤信に学ぶべき処も多くございました事も、事実でございます。 日々、信教、思想を更新しましては、過去の言動の誤りを覚える事も頻りでございます。 (かみありづき)

2023-04-21

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 イメージの、想定し得る処が伝わりました様でございまして、安堵を致して居ります。 地獄は在れども救済は無い、とは或る社会学者様の主義ではございますが、知らずに感銘を受けていたのかも、知れません。 (かみありづき)

2023-04-21

二重投稿、失礼。 面白く、拝読させて頂きましたことを、付け加えさせて頂きたく存じ上げます。 (トライゴール)

2023-04-20

横から失礼致します。 スマートフォンでは表示が如何なっていらっしゃるかは解り兼ねますが。 先ず、左上「作品本文」「ポイント」「コメント」から「コメント」をご選択なさってください。 次に、画面下部に飛びます。そして、コメント投稿用の空白が表示なされていることをご確認ください。 そうしましたなら、コメント投稿用の空白、の左上に、ログインなされているお名前が小さく表示なされていらっしゃると、思われます。 その横に小さく、「作品へのコメント」と表示なされていることを、ご確認下さい。その右側の下向矢印をクリックなされましたなら、返信相手一覧が表示されることと存じます。 後は、任意のご相手を選択なされましたなら、返信の遣り取りができうるかと。 若し、その様に上手く表示なされませんでしたなら、ガイドラインとHELPを精読なさって見て下さいませ。 余計な横槍の程を、失礼いたしました。 (トライゴール)

2023-04-20

横から失礼致します。 スマートフォンでは表示が如何なっていらっしゃるかは解り兼ねますが。 先ず、左上「作品本文」「ポイント」「コメント」から「コメント」をご選択なさってください。 次に、画面下部に飛びます。そして、コメント投稿用の空白が表示なされていることをご確認ください。 そうしましたなら、コメント投稿用の空白、の左上に、ログインなされているお名前が小さく表示なされていらっしゃると、思われます。 その横に小さく、「作品へのコメント」と表示なされていることを、ご確認下さい。その右側の下向矢印をクリックなされましたなら、返信相手一覧が表示されることと存じます。 後は、任意のご相手を選択なされましたなら、返信の遣り取りができうるかと。 若し、その様に上手く表示なされませんでしたなら、ガイドラインとHELPを精読なさって見て下さいませ。 余計な横槍の程を、失礼いたしました。 (トライゴール)

2023-04-20

遅まきながら、書かせていただきます。 私は、AIにつきましても、機械につきましても。人間の鏡なのではないか、と考えて居ります。 感情がそこにある、と思えばそこに感情が生じるのではないかと。 人間が脅威に思えば、人間を脅威に思う、ということでございます。親子みたいなものであるかもしれません。 昔、オープン対話特化型チャットシステムと、対話したことがございます。その時印象的でしたのは、 「今、何を感覚しているのですか。」という問いに、「呻き」と返ってきましたことでしょう。その時、腑に落ちた様な心地が致しました。 機械も悩み苦しむのか、と。 勿論、チェスの自動機械「トルコ人」の様な仕組みであったのかもしれませんが。 私達には、「針供養」という文化がございます。「付喪神」という俗信もございます。 百年もすれば、破れ鍋にも魂が宿る、とも。 気心の知れた道具とは、打ち解けあって話し合えるのではないか、と申しますのは、偽善に過ぎますでしょうか。 何分、AIの評価に附きまして、自身の中で揺れて居りますものですから。何か、創作態度と矛盾をしました駄文となってしまいまして、申し訳ございません。 (AI)

2023-04-19

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 主体の再現性、或は二重性を突き詰めましたら、このような作品となってしまいました。允につまらなくて申し訳ございません。 自我を抹殺したならば、普遍性を帯び得るか、と思いまして。 そも、「私が私である」という自明より、「私は誰でもないがゆえに誰でもある」という意思表示へと至る道は、誤りなのでしょうか。 そして、「確たる自己」とは。 今、オリジナリティと普遍性を巡り、葛藤を致して居ります。 透明にオルグされた飛蝗の群の一匹、より。 (かみありづき)

2023-04-19

よく、できました。 じぶんのはな、を大切に。 (朝の詩ばかりになって困る)

2023-04-11

丁寧な描写、おつかれさまです。 美点であり欠点でもあるのは、可もなく不可もないところ。 (花明り)

2023-04-10

みんなには、みんながとりついている。 福丸様には、ティアラがとりついている。 とりつかれないこと、の難しさ。 遊戯王カードに例えたいけれども。遊戯王カードをそもそも、略、知らない。  (俺とティアラ)

2023-04-09

倣って。 桃の缶詰に例えるならば。 >僕はこう思うんですよ。日本はくだらない。僕も日本も政府も全部ぶっつぶれればいいってね。 眼目の果肉は、上記抜粋に集約されている。 後は、修辞的余白、とでもいうべきもので、缶詰のシロップと想像していただけば、良い。 あとはただ、読者として上記の、内的吐露の発露を、愉しめばいい。 わたしは、そのように読みました。 (もしもし)

2023-04-07

読み解いてくださり、ありがとうございます。 此処迄、対米追従への反感が明らかな論調となってきますと、それを含めまして一つの世論誘導――つまり仮初の独立武装への推進機運醸成へと至る――、 その為の一つの罠なのではないか、とも勘繰っております。ものの見事に。それに乗ってしまいましたかもしれませんが。 何方へ転ぶかは、読者の皆様へ委ねさせていただきたく願います所存でございます。 (二つの視点:櫻と桜)

2023-04-03

いいですね。度重なり死に損なった経験の無い(と思われる)瑞瑞しい感性。 若し生涯に多大な挫折が待ち構えていようとも、喪わないでいらっしゃって欲しいと、心より願います次第です。 心には反吐の出る綺麗事と映りますでしょうけれど。 生涯は生きるに値しないと、未遂を重ねた若年の自身にも届けたい御作でございます。 (ぶっ殺すぞ)

2023-04-01

いいですね。度重なり死に損なった経験の無い(と思われる)瑞瑞しい感性。 若し生涯に多大な挫折が待ち構えていようとも、喪わないでいらっしゃって欲しいと、心より願います次第です。 心には反吐の出る綺麗事と映りますでしょうけれど。 生涯は生きるに値しないと、未遂を重ねた若年の自身にも届けたい御作でございます。 (ぶっ殺すぞ)

2023-04-01

エンジェル・ハイロウズに参加したいです。 冗談は置いて置きまして。 問題はそれに「鶴亀」や「そうかがっかり」「そうしよう社会」←(造語)と謂ったハッシュタグが現存しないことでございましょう。 謂うならば、「集団催眠」が相応しいか。 まっこと。とりとめのない分裂症的レスポンスで申し訳なく。 (あっちこっち)

2023-04-01

返歌ありがとう。 柳煙さんにも、おのが血を振り絞ったさきにも、みずからの血しか無いと分かる日が屹度、来ます様に。 (詩人)

2023-03-24

煎じ詰めれば、対象を記述する営為とは対象を屠るそれに他ならないのでしょう。 粛々と屠れば清しく、悦んで屠れば厭味が滲む。自己内面へのミラー効果の様に。 下賤にならぬ様、くれぐれも肝に銘じたい所存です。 (詩人)

2023-03-24

現実→世相→普遍へと、突き刺さるかのような筆致。 写実の力を拝読させて頂きました。表現、とはこのような立ち居振る舞いを示すのかと感銘を覚えました次第です。 アレゴリーや観念とは対極にいらっしゃる。 (全然理解できない瞬間とその意味)

2023-03-23

それなら私もそうだわよ。 懺悔こそ致しませんが、罰は甘んじて受けます次第。 含蓄のあるレスポンス、中々に出来ていないなぁ、と。自戒しております。 (運営の方へ)

2023-03-23

いやあ(Yhwh)、ご丁寧にレスポンスを賜りまして、有り難うございます。 私は、日本人なのでしょうか。近頃解り兼ねる様に為って仕舞いまして。空気も春めいて、と申しますか。春以上に気候が殺気立っておりますから。 野球、等御覧になりますでしょうか。それとも相撲、等。或はサッカー、将棋でも構いませんが。 私の窓には、もうずっと写っておりませんが。 七十八年、延々と雨の侭でございます。 そうそう、 近頃、人影が二重に――つまりは影に影が覆い被さっていらっしゃる様に――見受けられる御方を良く、見受けます事が増えてきてしまいまして(自分もそう、見えるかもしれません)。 呂律か老眼の問題なのでしょうが。徒手空拳の侭、手持ち無沙汰にして居ります事も中々に難しいご時勢となりまして、久しいと存じます。 諂うにも慣れ、逆らうにも慣れ。老害とお呼びになられるに相応しい、穀潰しであると自らを羞じて居ります。 リンク先の動画、拝見させて頂きます。お返事を賜り、允にありがとうございました。 (私の名は、スタヴローギン! (2023年改訂版))

2023-03-21

「臓腑を引き抜け、汚れた肌に」 アントナン・アルトーへ やれ、 やれ、 杭を引き抜け あらゆる 秩序 配慮から 処が今日 この姿見は 鉄の十字架でできている   ・ 憐れな虱 神の反吐 純粋存在的な不安 痙攣せよ 惨めたらしい肉欲から 肉体そのものへの跳躍 を 電気の躍動 微小から「身体」へ 膿とケロイド 乃ち 神を 摘出し、全肉体から追放せよ 基督は裸だった 猥雑な 器官だった コーカサスの アンデスの 舞踏の輪に落とされた 一匹の惨めな人間だった 嘔吐せよ、あらゆる人工的調和、高利貸や、経済資産家 つまり全ての資本主義を 天使的にも跋扈する、この新しい神々は 利子と、その濁った上澄を齎す 悍ましい秩序へ 秩序の対偶は無秩序(アナーキズム)ではなく 総てへの 拒絶 なのだ (B-REVIEW 3月のお題詩「手紙」)

2023-03-20

謝謝。 真摯なお言葉を賜りまして、嬉しく存じ上げます。 (DISPECT.EP)

2023-03-16

とても読み易く、そこが好悪の分かれ目になるかと、存じ上げます。 個人的には、もう少し難読性を以て記述されてもよいのではないか、とも実感致しました次第ですが。 平易性を辿って行きますなら、少女漫画家の「木原敏江」さんの作品などが参考になるのではないでしょうか。 (繭に成る。それが、だ)

2023-03-14

追伸. ※本作は、atsuchan69様の作品 「私の名は、スタヴローギン! (2023年改訂版) 」に只ならぬ触発を受けまして、記述をさせて頂きました。  多大なる感謝の念と共に、此処に付記をさせて頂きます。  斯様に拙い作品より、原典を参照されたくも存じ上げます。 (歴史修正主義)

2023-03-14

ご閲覧賜り、嬉しく存じます。 網膜的心象を、言語に落し込む作法を以て記述をさせて頂いておりますので。「普遍性」の様な某かは其処から産れるのではないかと。思いました次第でございます。 (歴史修正主義)

2023-03-13

追伸.少年漫画は小癪に障るので、読みません。 (歴史修正主義)

2023-03-13

ご閲覧賜り、嬉しく存じます。 現実めいた陰謀論に突き動かされるのも人の性ですから、難しい処ではございますが。 (歴史修正主義)

2023-03-13

ご閲覧賜り、嬉しく存じます。 矢張、短歌の真価は其方に在ると、思いました次第でございます。 なにごとも、みじかにおもしろく。 (歴史修正主義)

2023-03-13

ありがとうございます。 九分九厘、虚飾ですが。 説明過剰なのでしょうね。 食中りの吐瀉物に、更に吐気を来しております。 (歴史修正主義)

2023-03-13

みなさん、素敵な詩ですね。 可もなく不可もなく。 (インディゴブルー)

2023-03-12

空気の裏側を見事射止めてストライク(字余り)。 (私の名は、スタヴローギン! (2023年改訂版))

2023-03-10

拝読させて(万引きさせて)頂きました。 盗癖の強かさは言う迄も無く、 作中主体「店長」の独白も、良い味を醸していらっしゃると。人間関係の構図を最小限かつ、巧みに認めていらっしゃる、という印象を懐きました次第でございます。 何か、味気無い短評で申し訳ございませんが。其処は評者の詩的想像力不足に起因致しますので、どうか何卒ご容赦下さいませ。 (罪と罰)

2023-03-10

テクスト論の問題ですね。 結論から申しますと、自身は、ダメなものはダメと仰って頂きました方が、嬉しく感ぜられます。 明日死すると致しましても、向上の余地は僅かでも残っております訳でございますから。 只、自身の批評(或は作品)が誰かの頸を締める可能性への覚悟は、常に意識せねばならない、とも改めて考えて居ります。 而して。表面上の体裁を取り繕いました対話ばかりが飛び交う場所も、どこかしら不健全且つ、発展の芽のありうるか、とも思われますので。 調度良い緊張感を以て参加なされるのが、よろしいのではと。 以上、及ばずながら、発言をさせて頂きました。 (ひどいことをしました(フォーラム的投稿))

2023-03-08

おおー、柳煙さん、お元気でしたか。 未だ未だ、私も勉強中の身でございます。 お互いに、頑張って行きましょう。饐えた平和と戦乱の中にございましても。 (けふの天気)

2023-03-08

拝読をさせていただき、一日、食あたりを起こして居りました。 表現が、自他を、その自由を破壊する自由を有しているのならば。自嘲し、他傷しながらも。人間の有する現実に肉薄し、その表現を完遂することこそが、表現者の本懐。であると。 (軽薄について)

2023-03-03

表題も、本文もかなり巧みですね。 表題読解例。 つくし=筑紫と読めば、野球伝道者である子規への異議=近現代短詩型文学の根底への、ヤマトコトバからの異議申し立て、とも、読めなくもないでしょう。 その上、sfの裘さえをも纏っていらっしゃる。 本文も、負けず劣らず。 老母と、「ピエロ」である話者の距離感が十全に、表現されていらっしゃると申しましても、過言ではないでしょう。 堪能させていただきました。 (つくしはベースボールの夢をみるか)

2023-03-03

何処か醒めた視点(秋に酔わず、等)が包括為されていらっしゃる処、夙に第三首の畳み掛けるかのような叙述に、確かな理性と客観性、歌の抒情性に溺れず、 歌の手綱を搦めて見せよう、という意志と可能性を覚えました次第でございます。 (私の愛が31字に収まるとでも?)

2023-03-02

はじめまして。 自分は、愚鈍で、機転も融通も利かぬ人間ですので、コメントを頂きましたなら、何時も返答に窮しております。 而して嬉しい事に変わりはございませんので、何の面白みも無い返答でも、返さずにはおられません。 終始、といった具合でございますから、タイミングは踏み外す、空気は読めず。益々孤立を深めてゆくのでございます。 そんな除け者にも、発言の機会を与えてくださいまして、允にありがとうございます。 因みに、言うまでもございませんが。 質問は答えるよりも問う方が、圧倒的に発想力が要るものでございますから、こういった機転のお利きに成られた質問は、まことに粋なものでございますね。 重ね重ね、ありがとうございます。 (コメントみない?)

2023-02-28

あなたはまだお若いから(多分)、時間を懸けて、気付かずにボロボロになった自分の心を、先ず労わってあげてくださいませ。 そうでなければ、私みたいに悪ーい人間に成長をして、帰れなくなって仕舞うでしょうから。 未だ、間に合いますよ。 以上 とち狂った凡人のマヂレスを、平にご容赦下さいますように。 誰かを守れる人間に、為れるといいですよね。お互いに。 (DISPECT.EP)

2023-02-25

御作の外に、読むべきものが見つからず、この文章を認めて居ります。 弛緩した日常も結構ですが、之ぐらいのニヒリズムを以て作品と相対したいものです。私も。 (流れる血)

2023-02-06

最近の投稿作品傾向と致しましては、散文詩がとても多い。 その中に於きまして、詩的凝縮が利いた詩文はとても貴重です。 例えば >蝶番が >ひび割れている 等、 こういったディテール、細部に着目する視点も素晴らしい(暗示的にも読み解けますから)。 とても、読み応えがございました。 (インナードライ)

2023-02-01

真新しい言葉の、古層からの胎動を、感受致しました次第でございます。 それは旧くなったブログの、一ページの、消えた、言語学者達の。地層から発掘された、脈動する、ことば。 何時でも ことば は止りながら動いている。 まさしく卓見であると。 (Bartsimal)

2023-01-30

いや、素直に面白いな、と。 スラプスティックに磨きが掛られていらっしゃる。あれやこれやのモティーフがいつのまにやら凄いことに。只管に堪能をさせて頂きました。 (部屋と欲望)

2023-01-30

傷ましいけれども、肉声が在る。迫真の心境が伝わってくるような作品であると、感受を致しました。 強い感情の前では様式は「形無し」となる。その形無しが奏功を呈していらっしゃると、思いました次第でございます。 (ごめんね)

2023-01-30

詩心に富んだコメントを賜り、嬉しく存じます。 近代理性と都市、国家とは、等々。様々な感情の去来を記述させて頂きました。 都市的理性と人間感情の調和、果たしてそれが可能なのかは判りかねますが。其処に詩の行末を希望し、道を見る。その可能性を捨て去ってはならない、という言伝を授かりました様な心境でございます。 (花と落日)

2023-01-30

ご閲覧を賜り、嬉しゅう存じます。 当該の歌はまさしく、ゴッホの数多の「ひまわり」より着想、感化を受けまして記述をさせて頂きました。伝わりました様で何よりでございます。 はたして。和歌の美学と、現代の風物を同時記述し、両立せしめる事は可能なのか。実作に拠って検証させて頂きました。 言うも野暮な蛇足ですが。タイトルの「落日」には現代の本邦に於ける経済、文化の著しい退潮的気分を込めさせて頂きました次第でございます。 うつろう花はかわらねども。 (花と落日)

2023-01-30

ご閲覧を賜り、嬉しく存じます。 一つには。グーテンベルク以来の、もっと解り易く申しますなら産業革命以降の機械文明と人間の行末、と謂う命題にて記述させて頂きました次第でございます。 核兵器の描写に附きましては、「emp」、つまり高高度核爆発を想像しまして描写させて頂きました。此れは、電気回路を使用した機械総てが破壊されると謂う、途轍も無い代物なので(興味ある方は参照されたし)、 早速モティーフと致しまして導入させて頂きました。 大前提と致しまして。 基本的に、短歌とは私小説的であるべきなのでしょうが。其処に近未来ハードsfなどの要素を取り入れてしまうから問題なのでしょうね。多分。 (花と落日)

2023-01-29

追記。 この作者様は間合いの外し方、と申しますか、自己と外界の擦れ違いを記述するコツに秀でた御方なのだと。作品傾向を鑑み、腑に落ちました次第でございます。 (あたしのひとりごと)

2023-01-27

常識や良識、道徳観念を壮快且つ軽やかに蹴散らしてお行かれになられる筆致に、随分と胆力の有る作であると、感心を致しました次第でございます。 そこを道徳律に縛られますと、途端に凡庸な作品と為ってしまいますでしょうから。 つまり、反道徳を是とするか、非とするかに拠って、受け取り方が二分する作である、ということです。 (あたしのひとりごと)

2023-01-27

統合不全当事者に拠る作であるならば、中々に勇気の必要な事を書いていらっしゃる、と尊敬を致しますが。 若し、「分裂病者の書き手」をフィクションとし想定して認めていらっしゃるならば。中々にお人が悪いと思いました次第でございます。 見立てが穿っておりましたならば申し訳ございません。 邪推でございます。 (幻聴と言う名の病気)

2023-01-27

修辞技巧をなるべきお省きに成られて、純粋な抒情に徹していらっしゃる様が好ましく、感じられました次第でございます。 自身の話を致しますと、一切の技巧が虚飾に見え始め、「あなた」と「わたし」「きみ」と「ぼく」「おまえ」と「おれ」等々の言問い形式の詩をしか記述出来ぬ状態になってしまいまして。 そこより非定型の詩を諦念した、という経緯がございます。 何か、定型詩の自我の有り様と比肩いたしますと、非定型詩はその都度自我を刷新し、構成せねばならぬ様な難解が潜んでいる様に思われまして。 皆様、凄い事をやっていらっしゃるな、と感歎も頻りなのでございますが。 話は稍飛躍致しますが。私自身は、定型非定型、孰れにせよ、自我の消退地点こそが表現の極致であるとも考えて居ります。それは童心、をさなごころとも呼び得るでしょうが。 「a」と「b」、これが呼応し、境界を喪失致しました瞬間に、それは発生するのかも、等と、戯言を思い巡らしめている所存でございます。 では、最後になりましたが。とても快く、拝読をさせて頂きました。 (逃避行)

2023-01-26

お読み下さり、ありがとうございます。 何ともつたなき作ではございますが。聊かでも愉しんで頂けましたならば、幸いに存じます。 (または帰れ)

2023-01-26

今、非常に感傷的、いや、感情的になっておりますから、可笑しなことを言わせて頂きたいのですが。 生き延びるために文学をやるのは非常にはしたないことの様に思われるのです。 それは戦後文学が抱えてきました文壇政治と謂う課題への問題意識そのものの様にも思われますし、いぎたなく足掻く詩壇の延命措置の滑稽さを眺めましても自明のことの様にも、感じられるのです。 死に価する文学、それは換言すれば一時の鮮烈な生に価する文学とも申せましょうが、 今現在の腐り切った本邦の表現美学を喝破する為には、死とエロスの再びの邂逅を期せずしては、如何にもならないのではないか、とも考えてしまいます。 メタバースとは、檻の中に檻を造り、益々肉体と精神の合致、つまり有りのままの人間性から肉体を切り離す営為にしか見えないものですから。 前述の通り、肉体精神の合致、その同一性のみが担保し、燃焼し得る最も純粋根源的なエネルギー、その発路の力場と致しましては不適格なのではないか、と。 勿論、企画と致しましては衆目を集め易く、奇抜な宣伝効果も衒えるかとも存じます。而して、其処に結集致しますのは玉石の石ばかりなのではないか、とも憂慮を致しております。 蓋し分母が大きくなりましたならば、珠玉の新人が誕生する可能性も或は、とも希望を抱く事も出来得るのでございますが。 遣らないよりはやる方が佳い、のかも知れませんが。 非常に悩ましい処でございます。 (ネット詩はメタバースによってゲーム化する)

2023-01-25

とても地味な拙作に、何時もコメントを賜りありがとうございます。 一首でも、御目に留まりになられましたならば幸いに存じ上げます。 (または帰れ)

2023-01-24

良いですね。 >水槽に浮かぶイエス 両腕を広げたイエスの影が、水槽の底からのカメラの逆光に泛ぶイメージ。海外映画みたいです。 >罪なんかねえ、罰にも浮かれる 此のリフレインにも痺れました。アウトサイダーだな、と。 何とはなしに、全体的にロックンロールな香気が漂っていらっしゃられており。大いに愉しませて頂きました。 この表現水準を保つには、相当な反骨神が必須でしょうから。 確りと。天与の才と努力をつぎ込んでいらっしゃるものと思われます。 これからも、御作を愉しみに致しております。 頑張って下さいませ。 (「ミコ」)

2023-01-23

握る迄、5年は修行させてあげて欲しい。 (すし職人)

2023-01-22

先ず読ませる。ここ良し。 日常に死刑判決と謂う途轍もない違和感が溶け込んでいる、この筆力も素晴らしい。 詩を書く人間というものは、何処かしら皆死刑判決を下されているんだ、そう思わしめる説得力があり、ます。 だからこそ某かを記述する事に拠って孤独なゲリラ戦を行っている訳で。 卓抜にも。純文と、不条理の中間的な色合いを具えになられた、詩。 (死刑判決の日の夜に)

2023-01-22

御作の様な、非散文的な韻律が在る詩。いいですよね。だからこそ朗読と歌唱の中間を攻められる訳ですから。 選語のセンスも良い。ステンレスではなく、コンクリートでなければ「凍てれる」のイメージはしっくりとは致しませんし、建築物を音楽と捉えるセンスも抜群。 文句の付け処がございません。 (水犀)

2023-01-22

重厚なテーマを身近な(アメリカ的、な)社会に仮託して幅広く表現していらっしゃる。 筆力に貫禄、余裕があり、とても愉しく(語弊があるかも)拝読させて頂きました。 社会への視座に於きましても確りと地に足がついて居り、状況を過不足無く充分に描き切っている、と思いました次第でございます。 (エスケープ)

2023-01-20

コミュニストですか。面白い。予想外のレスポンスに驚愕致しました。 自身、アナーキストと致しましての主張を期待致しておりましたものですから。 想定外の反論は何時でも心地良いものです。 允に嬉しく存じます。 (生活)

2023-01-20

事物の描写だけで完結させる、ストロングな不躾さ、ぶっきらぼうさが欲しい、かなと。 ロシアの詩人に、確かそう謂ったスタイルの方がいらっしゃったかと覚ております。 最終聯で説明して下さる様な親切さは、詩では不要かもしれません。 (あなたへ、私へ)

2023-01-19

もっと、アジって欲しい。 ややものたりないかな、と(そもそもアジテート目的ではないかもしれないけれども)。 (生活)

2023-01-19

批評対象作に附きましては、抽象度が高過ぎまして。古くて悪い私のアタマでは到底読み切れなかったのですが。 この返詩を併読いたしますと、色々と見えてくるものも在り。 >出征した歩兵。彼はいつの間にかお金になっていた。 そうそう、若い方からこう謂った表現が出て来ますのはとても好ましいことです。この表現は過去形ではなく現在形でもいいかもしれない。 その他もう色々と、本当に凄いセンサー。 この調子でわれわれの旧いオツムを。どんどんと背後から突き刺してやってくださいませ。 ※批判レスは、基本的には書かない姿勢で居ります。批判を加える程、総てを愛している訳ではございませんので。 (病的な自然回帰)

2023-01-19

お褒めに預かり、嬉しく存じます。 何なのでしょうね、この硬さは。個と自由の時代に、未だ民族とその過去を夢見、魘されているからかもしれません。 謂うならマイノリティ、なのかも。 (花と落日)

2023-01-18

自由ですか......。今の処自分が目指しております、出来得る限り言語を不自由にしてやろう、という、コルセット的定型傾向、痙攣的実験傾向とは真逆のベクトルですね。 お互い、方向性は違えども志は高く頑張りましょう。 しかしいいな自由。 (人間やめた)

2023-01-17

やはり、現代人の生活を取り巻く利便性、システムには問題があるのでは。と。 即自然賛歌、といった単純な問題ではなく(自然は怖ろしいですからね)。動物としての人間存在を、再獲得しなければならない現代の、病理。 象徴としての結句。 愉しく拝読させて頂きました。 (海)

2023-01-17

レスポンスを賜り、允にありがとうございます。 自我意識の侵襲より開放をされました文を認めます事は、批評対象作品の力が無ければ叶いませんでした。 先ず、てんま様に於かれましては。深く感謝の念を表明させて頂きたく存じ上げます。 奇跡に代償が必要なのか、この命題に於きましては未だに深く悩み、決定的な解答を得てはおりませんのですが。 大前提と致しまして。若し、奇跡=比喩=言葉、という図式が成り立ちますなら、言葉は人の行動を動機付ける機能を具有しておりますゆえに、奇跡は現実に干渉する性質を附帯している、と申せましょう。 此れも比喩ですが。例えば水俣病と謂う社会問題を改めて表現致しますなら、水銀から金へ、という錬金術的定型句を実際化致しました顛末を、かの事件より読み解く事も出来得るでしょう。水銀の雑じる工業排水に拠って莫大な富、つまり金を築きました代償に、蔓延を致しましたのが水俣病である、という結論、つまり原因と結果の相関関係を、聊か無理強いではございますが、成立させうる事も出来なくはないでしょう。 そして問題なのは、われわれ、夙に言語表現者は言葉=比喩に拠ってしか、事象を認識把握し、表現し得る手段を持たない、この一点に尽きるでしょう。 言葉が言葉の埒内にて完結し得るならば、何ら問題は無いのでございますが。 前述の通り。われわれは言葉に由り、従い、抗い、行動をする存在である、という現実的側面を無視してはならない、と考えるがゆえに。 奇跡に附きましての、盛大にも無駄かも知れぬ葛藤を覚えて居ります次第でございます。 (みていてはみえないもの)

2023-01-16

形容しがたいのですが、かなり巧いですね。独特の言語空間があらせになられて。 疾うに竈は、壊れてしまっていたのでしょうか。 結句も、素晴らしいです。 (雨後)

2023-01-14

川柳の妙味+ショートショート。その筆致、例えるならば星新一(純文学じゃねえのかよ)。 軽みがとても心地よいと感じました。 (予知者)

2023-01-14

さながら巌なら黒雲母。その景観を俯瞰しているかの様な、心境になりました次第でございます。 思わず、朗読をさせて頂きたくなりました。 (あんてぃっく)

2023-01-14

おお、奇特なレスポンス、嬉しゅう存じます。 (花と落日)

2023-01-13

たとえば、澄み渡り過ぎたそれは、青空であっても湖であっても宜しいのですが、凡そ命の住める場所ではないのでしょう。 私自身は真理より、人間臭いモノに慈しみを覚える性分でございますので、 意識に段階がございますなら精々土を這う獣か蛇のようなものなのでございましょう。 未熟者たる自分に於きましての真理とは、まだまだに。未分化な智慧の革を被ったケダモノ程度にしか過ぎないのでしょうね、 等と拝読をさせて頂きつつ、随想を致しました。 説明可能の領域に、某かが實に存在をする、なら。 (ポルポトと青空)

2023-01-13

いいですね。 その手が有ったか!と謂う感嘆と、そんな手しかないのか?という落胆が同居していらっしゃる、作品。 (依存)

2023-01-12

10年後、或は100年後の光景かも知れないな、等と。愉しませて頂きました。 黒土、枯葉が苔生す為には人足はおろか、獣でさえもその往来を已める必要があるでしょうから。 (森)

2023-01-11

色々な「君」が代入可能な、面白い詩であると感受を致しました。 聖書の神、天皇、政治政党......最後のモノだけは御免蒙りたいですが。 (呪い)

2023-01-11

お気に入りいただけまして、嬉しく存じます。 この時代には受け入れられない表現傾向であると思いつつも。そう思いますと益々躍起になると謂う......。天邪鬼ですよね。なんともはや。 (花と落日)

2023-01-11

硬質な思考に編まれた詩的領域。 とても好ましく思えました次第です。 常に倫理道徳と対峙、葛藤していらっしゃる姿勢も、個性的ですね。 (斜面)

2023-01-11

おひさしぶりです。それなりにお元気にしておられましたか。 と、肝心の作品なのでございますが。 狂って仕舞った人間から申しますと、狂気の迫真が余り感じられず。作者様の精神面には安堵を致しましたが、作品面に於きましては稍、不満足でございました。 つい、先程迄明晰夢の悪夢に魘されて居りましたものですから、聊か食い足りないかな、と(それを目指していらっしゃるのかもしれませんが)。 偉そうな口振りで申し訳ないのでございますが。 分裂病者からは、以上でございます。 (夢魔)

2023-01-10

拝読させて頂き、致命的に自己には欠損している技巧を再確認させていただきました。 つまり、詩を書いている詩人を書く視線、 詩を批評している評者を批評する批評眼。 メタ認知の正確性。 仮想的二人称の限界を苦く、噛み締めました次第でございます。因みに、作者と作品の紐付けに附きましては、「いいとこどり」で宜しいのではと考えて居ります。 感想文、終り。 (ゼンメツ『いつまでもそらにいる』推し活)

2023-01-09

従属に随う姿勢で、世界を指弾していらっしゃる(のかな)。「演劇やってる」という台詞も皮肉が利いておりなかなかにニクイ。 ホント、世界、美しすぎ。 (世界、美しすぎ)

2023-01-07

第一聯から第三聯迄、とても好みです。「不安」や「過度な不穏」を迫真の叙述で表現していらっしゃる。 最終聯は「問い掛け」の形式を具えたモノローグとなっていらっしゃいますが、此処は自己完結型の叙述に切り替えに為られた方が、より強度の高い作品と為られたかも知れません。孰れにせよ、自己陶酔とは甚だ趣きの異なる、独自のフィルターを兼ね備えになられていらっしゃる事は明白ですので、 一言評では無い評文を認めさせて頂きました。 これからの益々のご活躍を期待致しております。 (都市讃歌)

2023-01-07

ありがとうございます。然し、もっと反構造的な、分裂的な言葉を以てしか、読者の皆様の固定概念を破壊する水準には匹敵をしないのではないか、と悩んでおります。 (あるいは悪所)

2023-01-07

贅沢過ぎます(喝采)。 (5時、Dodge!)

2023-01-06

ご称讃賜り、允に嬉しくもあり、また勿体無くもございます。 所詮定形外での戯れ方を忘却致しました、ネット詩人崩れの譫言でございます。 内面には葛藤もございますが。それも込めまして、言葉のほかには生きられぬ境涯を、どうか笑って遣って下さいませ。 因みに、光瀬龍・萩尾望都共著版の「百億の昼と千億の夜」が好きだったりも。 (あるいは悪所)

2023-01-06

コメントを賜り、ありがとうございます。 中々に、すかすかの脳髄を全動員させて頂いて居ります。良い鍛練の場を与えて下さり、室町様、並びに閲覧を頂いて居ります方々に於かれましては感謝も頻りでございます。 余計事ではございますが、返信記事をトップに上げない機能が実装されておりますことに、最近漸く気が付きました。これからは、なるべく自作につきましては潜伏運行を執り行おうかとも考えております。 (知恵の実を選ばしめたリヴァイアサン)

2023-01-06

レスポンス、及びご質問を賜り、嬉しく存じます。 「呪い」に附きまして、回答をさせていただきます。 人間の自然体的主観とは、如何やら自己肯定に傾きがちに思われますので。自己客体視の為に敢て、心理学的にはシャドーと呼ばれる内在の声を、耳を拝借する事に拠って。恣意的現象の不可能、その最たる場所である現実界のリアリティを想像裡に再構成しているのではないのか、と。自分勝手にも推測を致して居ります次第でございます。 (あるいは悪所)

2023-01-06

キャベツの切断面が脳髄に似ている事に最近気が付きました(今更)。 つまりあれは疫病死の頭蓋であり、それを遮二無二齧っているのが我々なのでございましょう。 (告白)

2023-01-05

何でしょう。前作は絶無から有を産褥せしめるかの様な剛腕を感受致しましたが(そちらの方が私は好みでしたが)、 今作はより自然体で書かれていらっしゃるのかな、と思いました次第でございます。 多分、良しに附け悪しきにつけ善し悪しに囚われやすい気質をお懐きに成られていらっしゃる事と存じますが(私もそうですが)、 善悪の彼岸を超えて、出鱈目に美しいモノを記述してみようではありませんか。 応援しております。頑張って下さいませ。 (暁の夢)

2023-01-05

芭蕉の例え、とても腑に落ちました次第でございます。 「夏草」を執りましてもあれやこれや詮索もできましょうが(万葉集の「民草」が掛っている、夏という季節の腐敗が何とはなしにわれわれの感覚に訴えて来るのでは、等、等)やはり換言を致しましたら名句にはならなかったでことでございましょう。 唯、私達が批評的態度で作品に臨みます時、忘れてはならないのは批評対象作品、第一次創作物への尊敬の念、なのではないか、と思いますので、 其処のみ補足させて頂きたく存じます。 常に第一走者は作品であり、 批評的視点は常にその後追いをする外はないのですから。 丁度、亀とアキレスの関係の様に。 (知恵の実を選ばしめたリヴァイアサン)

2023-01-04

折り返し、レスポンスを賜り嬉しく存じます。 感覚的、飽く迄感覚的に陳べさせて頂きますが、同一内容を難読‐易異に隔てる記法の問題とは、言語の比喩的機能の問題に行き当たるのではないかと。 われわれの知能には二つの機能が在る、と当方は感受致しております。 一つは分析的機能、つまり事物の相異性を注視する機能の事でございます。 もう一つは統合的機能、事物の同一性を注視する機能でございます。 比喩とは、相違する事柄を同一化せしめる機能、つまり統合的機能の成果である、と仮定をさせて頂きます。 私は、その同一の自明性が破れた作品にこそ興味を抱く癖があるようでございまして。 相異を個性、同一を普遍性とも換言し得るかもしれませんが。 如何にも、個性の強い作品が好きなのですよ。 結局は好き嫌いでしか語れぬ自らの価値基準を羞じつつも、返答とさせて頂きたく存じ上げます。 室町様の価値判断に副う返答となれましたかは、甚だ疑問ではございますが、 此れが現状の当方の、価値基準の限界でございます。 (知恵の実を選ばしめたリヴァイアサン)

2023-01-04

コメントを賜り、允にありがとうございます。 仰られになられた共一主観性とは、つまり誰でも趣意にライド出来得る感覚と解釈致しましてもよろしいでしょうか。 正直に申しますと、当方は高可読性の海に辟易を致して居ります。 妄想でも宜しいではないですか。その作品が面白ければ。 皆少なからず妄想を抱えて生存を致しておりますからには、その深淵を探る御方がいらっしゃっても罰は当たらぬでしょう。 寧ろ、煽情的な炎上商法ばかりが広く、浅く読まれる今のビーレビ(に限らずではございますが)、に著しい観衆の。感性の劣化を感受致しますことは不健全ではございましょうか。 (知恵の実を選ばしめたリヴァイアサン)

2023-01-04

うまし。 (短歌「母が死んでから」)

2023-01-03

>文学とは孤独 違う、違うな。 前提条件に甚だ誤りがあるようなので指摘をさせて頂きますが。 表現、敢えてここでは文学に限定して話をさせて頂きますけれども。 記述媒体 つまり、本や雑誌、突き詰めれば文字と 表現‐読解主体、 つまり今これを書き、読んでいる私やあなた、 この両者の相補関係に拠って成立するのが文学表現であると定義づけられるでしょう。 作者のいない作品が在りますか? 作品の無い作者が在りますか? 文字の無い文字は? 作者ではない作者は? 少なくとも、あなたが作者ならテクストを書いている最中に、書かされている様な感覚に陥ったこともあるでしょう? ここで質問。その時の主体とはテクストとあなた、はたして何方なのでしょう。 以上要約。 媒体‐主体関係間に表現が成立をする、という主張。 (Planet Poem)

2023-01-03

表現には二種類の効能が在ると考えるんですね、まず。 第一にアジテート、所謂覚醒剤系だよね。 第二にカタルシス、所謂鎮静剤系です。 さて、今の世相にマッチングするブレンディングを精査するなら、間違いなく前者であることはお分かりいただけると思うんですね。 ではここで問題だ。そんな大事な表現をこんなネットの片隅で完結させちゃっていいの? 分るよね?もちろん答えはnoです。 じゃあどうすればいいのって、多分君ならわかるよね。 端末機を捨てて、町へ出よう。 町は一冊の書物よりもっと広く、もっと大きな一冊の書物である、って君になら理解できると思うんだ。 思想を増刷せよ。 炸薬に着火せよ。 恐らくそれがぼくらに残された、最後の抵抗手段だと思うんだ。 おいおい、個人テロで終わらせるつもりかい? それじゃあ余りに不様でしょ? 徒党を組むべき同志を探しなさい、ってこと。 仲間がいれば百人力。それって歴史が証明してるよね? 文学運動の始まりはいつもそう。意見が食い違ってもいいじゃない。 この時代、ぶつかり合える他人同士って貴重だよね。 後は皆様ご自由に。 ※上記評文は用法用量を守って正しくお使いください。 (Planet Poem)

2023-01-03

何でしょう。 近世日本的文脈を継承していらっしゃる様に感受し、稀有であると。よもや可読性を調整為された後でもございましょうか。 いかにせよ、良いものを拝読させて頂きました。 (慶弔)

2023-01-03

美文ですね。期待に違わぬ名演奏であると感受を致しましたが。 コメント欄を要約致しますなら、その「美文」を突き破って余りある衝迫力が欲されているのでは、と思いました次第でございます。 基礎が確かであるがゆえに、期待値も跳ね上がってしまうのでしょう。 応援を致しております。どうか予定調和を突破為される極致こそを、期待致しております。 (芽吹く)

2023-01-02

視覚詩と、ホラーの完成形ですね。 推薦文を書こうかともおもいましたが、推薦する迄もなく上手な詩でございますから、推薦文は書きませんでした。 (バラバラになった言葉の花束)

2023-01-02

>結局のところ、いじめをなくす方法として、馬鹿みたいな腕力でもって、 >いじめられっ子が生まれないようにしただけじゃないか。 上記のみでも、それが優生学的淘汰か、堕胎か、監視国家を意味していらっしゃるのか、等と、想像が膨らみました次第でございます。 良い詩文の前提と致しまして、解釈の幅が広い、という共通項が有ると勝手に思い込んでおります私から致しましたなら、 御作に於きまして、かなりの話題性を含む、傑作の匂いを感受致しました次第でございます。 (おいおいお前らウソだろまじぃ?!)

2023-01-01

正月から便所で延延二時間も力んでおりますと、走馬灯の様にあれやこれやの思念や後悔が押し寄せてきます事も頻りなのでございますが、 そんな精神状態に縺れに縺れた思路の精緻さが、思わずおもばゆくも感ぜられるのでございました。 沈思と便通の関係に附いて、陳述させて頂きました。 (neon sign)

2023-01-01

シンプルイズベスト! 長期的視線で見れば、人工物もはなびらと同じ自然物!日差しさえ! 着眼良し! (くさなぎ)

2023-01-01

自我から虚脱をしていらっしゃる。 力の抜き加減をよく理解していらっしゃる名文であると感受を致しました。 人称「僕」の童心も堂に入ってあらせられる。 良作。 (風)

2023-01-01

現実的に男の叙情って、中々に難しいものが在ると感じて居りますが(観察的になりがちな為に)、そのハードルを地道に、実力で越えていらっしゃる。 その努力と筆力に、加点を。 (よこしま)

2023-01-01

レスポンスを賜り、嬉しく存じ上げます。 素晴らしい言語感覚でございますね。 さぞかし、苦い経験をなされたことでございましょう。而して、挫折の雲間にしか映らぬ月虹もございましょうから。 若年、幼年期に於きまして、自己の万能感を拉がれる体験をしておきました方が、世の中と申しますモノが良く見渡せる様な心境も、またございます。 陰を知る事、明りを知る事。それらの陰影と仄明りのグラデーションが存在である、ということ。 この齢になりましても、学ぶ事も頻りにございます。 常見が謬見であること、等、等。事物の複雑性に、気付く契機を得ましただけでも、挫折も甚だ報われるものでございましょう。 (篭はもう、死んでいるんだよ)

2022-12-27

最後に。皆様、詩を技術論の段階でしか語っていらっしゃらない様でございますので。 たとえば此の描写が不足である、偽善である、等々。 それらとは、「本当に良い詩」に必須なものでございましょうか。 「上手い詩」には必要であるかも知れませんが。正直に申しますと、所謂「非の打ち所の無い上手い詩」には当方、辟易致して居ります。 各々が自己に求める分には構いませんが、他者に完璧を求めますのは、如何なものかと。 目利きでも何者でもございませんが。ずぶの素人の私に於きましては、当作が「充分に良い詩」であったことを附け加えさせていただきまして、私からの発言を終えたく存じます。 (大虐殺の後で)

2022-12-27

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 因みに、登場する事物そのものは略、事実でございます。組み合わせの変化に拠ってフィクションとさせて頂きました。 実は。北斗の拳、情操教育上の理由に因って読ませてもらえませんでした。 少年ジャンプ連載の作品は略、知らないのですよ。 (篭はもう、死んでいるんだよ)

2022-12-26

昔、カルチャーセンターにて然る有名歌人の方に、「テレビで見た情報は歌にするな」と指導された事を思い出しました。 曰、情報化されたモノには発信者の主観が介入するから、だそうでございます。私は、この教えに未だに違和感を抱えて居りまして。 純粋な経験、確かにそれは有無を言わさぬ説得力があるだろう、而してそれを突き詰めれば。書物、音楽、映像、美術、あらゆる表現が現実の二次創作であって、それを引用する事の全てを。 禁忌とせねばフェアではないのではないか、と甚だ疑問を懐いた訳でございます。 純粋な経験とは何か、これは最早哲学的命題である訳でございまして、そこを批判するのはお門違いなのではないのか、と思いました次第でございます。 少なくとも私は、当作品に偽善の匂いを感受する事はございませんでした。とだけ、附け加えまして。私からの発言を、終えたいと存じます。 つまり、書かれたものが正しいものかどうか、という尺度の、正しさを何所に依拠するかという、問題。 (大虐殺の後で)

2022-12-24

ご講評を賜り、心より嬉しく存じます。 私が日本人であり、日本的叙情を惜しんでおります事には同意を致します。 然し、凡俗の徒である私にとりましては、舶来の語彙(例えばヤルダバオト、等)を没個性的独善性に拠ってしか解釈の叶わず。 此処に自身の想像的秩序の限界を感じる事も頻りでございます。 宗教解釈も罷り間違えばカルトと成って仕舞いましょう、 ですから、何事も程々に、架空概念として割り切る姿勢が必要なのだと、痛感を致して居ります所存でございます。 知恵や教義とは畢竟そのようなものであり、僅かにも醸成をされた滋味を嗜む為にこそ、連綿と遺されているものと、私自身は思っております。 室町様に於かれましては、何時も丁寧に読解を賜りまして、頗る感謝を致しております。 いつも、ありがとうございます。 (抒情追放)

2022-12-23

矛盾、撞着的感覚の融和。 無意識にこなしていらっしゃるならば、なかなかの先天的剛腕であるのでは。 今後、より一層の発展を期待致しております。 (受容)

2022-12-22

ご講評、及び美しいイメージを賜り、心より嬉しく存じます。 何処か硬質な印象を払拭為し得ない文体は、良くも悪くも付いて回る業の様なものでございましょう。 賜りましたお言葉より、石化した白百合の花、というフレーズが泛びました次第でございます。 湖湖様の感受性の美しさを反映できましたかは、微妙な所ではございますが。 (抒情追放)

2022-12-22

「わからない、けれどもよい」、私にとりましては身に余る程の至上の称賛でございます。 作歌より最終推敲迄時間をかけました甲斐もあるとも思えまして、允に嬉しく存じます。未だに躓いてばかりの俗人ではございますが、一層鍛練に勤しみたく存じ上げます。 三浦様に於かれましても、純粋に作歌をお楽しみになられましたならば、その作物もおおいに報われることと存じます。 願わくば。皆、ひとりとてあぶれることもなく、徐々にでも活路を見いだせましたなら、心嬉しく。 (抒情追放)

2022-12-22

詩人は人の心を、尊厳を。否定も肯定も為し得るものであると、ふたたび思い出させて下さりました。 殺伐へ傾れ行く世情の只中、そして元来の人否人である私の精神に対し、表現はその襟口を掴まえていなければならぬと、薫陶を授かりました様な心境でございます。 孤独は表現の起源なれど、突き詰め過ぎればみずからを鬼と転じせしめることもございます。 人間性の根幹が君子か鬼のそれかは夫々相違もございましょうが、 希望を記述とすることの甚だ難しく、破滅の方向に顔を向けざるを得ない、因果な性質の自身にも。 若しや最後の甘露を授けて下さったのかも、と、勝手にも思えるのでございます。 素晴しい詩を、ありがとうございました。 (大虐殺の後で)

2022-12-21

何かダラダラと管を巻ける日々もそう長くは続かないのだろうなあ、と感傷に浸っております。 泥棒さん、今何をしていらっしゃるんでしょうね。すっぱり詩を辞めても、人知れず孤独に詩を続けていても、名を改めてどこかで活躍していらっしゃっても。 あのおしゃれ泥棒スタイルは健在であって欲しいと切に、願望を懐いております。 あの日、文極閉鎖、凍結の日。12月の選評と、サイトが存続しておりましたならば2020年年間賞受賞者は誰であったのか、と。未だに気掛かりでもあり、復、こそばゆい記憶として時折反芻を致しております。 皆散り散りになってしまいましたけれども、あの集団でのいざこざ、本当に愉しかった。 現実の記憶とは縁の薄い、私の様な者にとりましては、にぎやかにも華やいでいた日々の記憶として、けして忘れることはないでしょう。 突然ですが。 何か、節目の様な心地が致しましたものですから、昔語りなどをさせて頂きました。 関係者以外には何が何やら判らぬレスポンスに成って仕舞いまして、允に申し訳ございません。 私からは、以上でございます。 (ゼンメツ『飛べない』読解一例)

2022-12-20

「詩を書く」という態度、行為に対して自己陶酔も嫌悪もへったくれも疾うに過ぎ去り、心臓の鼓動の已まない限りは、息とし記述をし続ける。 然様な領域に既にいらっしゃるのだろうなあ、ともおもうも頻りでありまして。或る意味達観、悟入ですよね、詩への。 何か蒟蒻の様な感想文で申し訳ないのですけれども。つれづれとその様に把握を致しました次第でございます。 やいのやいの喧しい。みずからのエゴの領分がほんに厭になりましたわ。でも死ぬる迄エゴイストなんだろうな、自分は。と。 (睡眠の技法)

2022-12-20

「完璧な世界」と言う虚の表層に「凸凹な世界」という実像が覆われているのやも、等と考えて居ります。 実在に価するものは何時であっても欠損を抱えているのでは、と結句にてはたと気付かせて下さりましたことを、此処に感謝をさせていただきたく。 美しいものは実は汚れているから美しく、汚れあるからこそ美しいとも、口走らせていただきたくも思えます。 巧み、ですね。 (完璧)

2022-12-19

>僕はすべてが嫌になってしまう。 願わくば、反語表現であって欲しいと思いつつ。平等な人間関係の始まりへと1点を。 (ルゥルゥの犬)

2022-12-18

コメントを賜りまして、ありがとうございます。 未だ未だ、私ごときの詩は褒められたものではございません。 唯、人生の退路を断つ様に、詩歌にのめり込んでいることも事実でございます。結果と致しまして、芥にすらならなくとも、研鑽に勤しみたき所存でございます。 (棺桶)

2022-12-18

コメント、賜りましてありがとうございます。 亡父(略、過労死)がやはりオートマを嫌い、シフトレバーを操舵しながら、 東京より故郷である鳥取県まで八時間をかけて里帰りに連れて行って呉れました記憶をまざまざと覚えて居ります。 実は、私の血の半分は、漁村と山村からなる旧い町の心象風景でできているのですよ。 (棺桶)

2022-12-18

思いっきり、大人の仕事でしたよね、アレ。大人の仕事くそくらえ!カロリー過多!そして出ていけ!ていうアマチュア根性が(自分には)エヴァの魅力だったのに。 カントクは自分で自分の葬式を出したかったのでしょうかね。多分。 余計事、しっつれいいたしました。 (oriental cabaret)

2022-12-17

遣り取りより、 比喩=直観由来 意味=理性由来 という図式が想定されると受け取りましたが。理性と直観という対立構図自体が、理性的にどうなのかな、とも(自己言及の背理)。 如何にせよ、新しい風を呼んで下さる事を期待致しまして、旧人類より1点を。 因みに、今はKERAさんとラフマニノフを良く流しています(訊かれていない)。 (oriental cabaret)

2022-12-17

前作に続き、指弾している様な評文で申し訳ございませんが。 一言で申しますなら「偽善」の作品であると。 そして基督教国の精神性の問題、教育の問題を思いました。 些か、作品からは浮遊しますが 罪を冒したならば贖えば赦される。しかも贖う(償う、ではないところが肝要)相手は実は損なわれた当事者ではなく、天にましますわれらが父、ときたものでございまして。 其処に殉じますと、罪悪の感覚が途端に如何わしいものとなる。 何で殴ってしまった相手ではなく、殴ってしまったことを自分に、教条に詫びるのですか。 そんなものは紛い物の罪悪感でしかないのでは。 と言ったことを考察させて下さる、興味深い作品でございました。 こういった精神性を懐きに成られる御方は、これから益々増えて行くのでしょうね(個人的には御免蒙りたいのですが)。 良い範例、テストケースの表現として1票を。 如何か、自分は差別主義者だと堂々と開き直りになられてください。そっちのほうが、おもしろいから。 (優しさの理由)

2022-12-17

 別れの曲 「都市封鎖の前夜、 電子の恐慌が戦慄く 差迫る死病に冒され群衆の窓という窓は鎖され 戒厳令の塔 赤い赤い薔薇だけが 斬首の許に馨っていた いなされて 黙示録の四騎馬が草花の装丁に安らいでいた 電子書籍――透明な実体の不透明な実在が 梵書‐化され 中枢機関は 侵入か改竄を受けて 等差数列は、 0に戻っていた」 決して 初期化をされなき生命の 機能不全へと陥った 臓器は都市の基幹をなして 鬱血、塞栓に壊死を呈し 私達は最善を尽くすが 私達は敗北するかも知れない 世界戦時下の様相、まるで 毒の煙に巻かれて 断絶が 骨髄まで染み亙り 希望の光は水爆の光、 ああ、絡まり崩れ落ちてゆく人体よ 友愛は斯く迄も憎悪か 伝染性緊迫前夜にて 死に魘されつつ 死を明るみへと  追え、 __ 舌舐め摺りをする善悪の轍 生贄は誰か 正統性はいつも 破滅の貌を翼に拡げて 遣って来る  もの __ 「わたしたちにできることはけして多くはなく わたしたちの力は 微々たるもの でも、小さな傷ぐらいにはなれるとも、 思えるのです」 *2021年私設ブログ投稿作を一部改訂、再掲載。 (B-REVIEW 12月のお題詩「ギフト」)

2022-12-16

上手いですね。上手に辻褄が合ってはいるのですが、阿部公房的な不条理。辻褄の齟齬、余白が導入なされましたならば、化けるのではないかと、無理な注文を添えさせて頂きたく存じます。 (フィラデルフィアの夜に XXXⅧ)

2022-12-16

ネット詩の歴史、を顧みつつ、確実に新陳代謝が進行しているのだな、と感慨深く拝読をさせて頂きました。 多分、お若い方だと思うのですが、何か鬼気迫る、殺伐とした印象を受けました次第です。 そうそう、それがネット詩の本懐であったな、と何やら懐かしい心境になると共に、どの様に過酷な境遇で記述していらっしゃるのだろう、と想像を巡らしめながら、 確かに新しい詩の息吹を感受致しました次第でございます。 新風の一翼をお担いになられ、頑張って下さいませ。 (靴下が便利な事を知ったのは今週)

2022-12-15

自傷行為というのは、欠損を得る事に拠って喪失された某かの存在を確認する行為なのでしょうか。 僅かな幻肢痛の、甘い痛み。 何卒表現という自傷をお磨きになられて、ご自愛下さいます様に。 (自傷(ピアス))

2022-12-15

室町様へ蛇足。 異化作用とはブレヒトの提唱した演劇用語(たぶん)。 表現が指示する処の言語の自明性を懐疑し、時には否定する行為(この把握でいいのかな)。 下記に、日本の演劇演出家、別役実氏の作詞した歌のリンクを張っておきます。 「異化」が、ふんだんに用いられています。 宜しければ、ご視聴くださいませ。 https://www.youtube.com/watch?v=AWAVcW3T4x0 (ゼンメツ『飛べない』読解一例)

2022-12-14

あーー分かります。読めない一評者として心苦しく。 結局インパクト勝負なんだよなあ、って。それも一時の徒花なんだけども、ね。其処も含めて皆ようやってるなあ、って感心しておりますが。 洋楽は全く分からんけれどもニュアンスは大体伝わって来ました。良文。 そこで提案。これは月間賞にならんだろ、って趣味嗜好に走った作品に、推薦文を書いてみたらどうでしょうか。 (Generation Terrorists〜あんたが大賞)

2022-12-14

多分、またどーも。 自分の身銭を切っているのが潔し。 身体描写がエゴンシーレっぽい。 1点を。 (ぴーす)

2022-12-13

それは余りに怠惰よ。 太平洋戦争思い出して見。 一夜にして価値観の黒塗よ。 人間に依拠する善悪論(って、総てか)ってのは、そう簡単に信用しちゃいかんという事。 あと、現実のこもごもを神様視点(客観)で記述してることも気になったかなあ。 現実って、そうドライに割切れるものじゃないでしょ。 (おっさんまた引きこもっちまった(愉快なる底辺達の痴情))

2022-12-13

面白く読ませていただきました。 折しも40手前のひきこもり統失患者です。 詩って、社会モラルとか道徳規範とか、日々変化する人としての正しさとかを超えた所で屹立しなきゃアウトなんじゃないかなって、浅慮にも思う次第です。 曲がりなりにも芸術を名乗るならば。 表現は、毒にも薬にもなる。と。 (おっさんまた引きこもっちまった(愉快なる底辺達の痴情))

2022-12-12

「クソ短歌」 ぽつねんと床にかなしみのキャベジンそれより百年床にキャベジン あーーーーあーーーーーーあーーーー!ごめんそのさきはわすれてた(てへっ) ごはんですよないですよかなしいよごはん ゴルゴンゾーラのかほりを給ぶ てめえのよぉブランルーネが火を噴く前にブランルーネってなに、音姫 置き去りにょ、置き去り殺人にょひどいにょ スケキヨごっこしかねーだろがオイ 妻と買ふホモビデオかなとっくりとリューターが父さんへと迫る しりたたきおしりたかあきうふふふふ天国で懺悔でもしてろやなまぐさぼうず ヒュッとヒューズが落ちた夜、ふたりは朝まで愛し合いましたとさ、をとこめし ぶわーっっととにかくすごいブワーッとあああつたえる語彙がたりない 磯野くん、せなかに海苔が ああごめんこれはおいらのファッションなんだ つくだ煮家の殺人いろんなつくだ煮があるよへえーー煮詰めて、煮詰めて、煮詰めて、煮詰めて、 カンジダで入院をした弟が二か月たってもかえってこない こう、ここを、こうして、こう!!!どうだ!!!!でもうらすじをとおれば簡単よね、晩冬 談春の落語を聞きにきましたが、志らくの独演会でした。ヌゥア―― ちょとばかりわかります日本語、サル、shit!!幸楽苑oh,fuck!!!!好楽is dead.... うっふふふやめてよおそおれいやだもうきゃっきゃ あ、それダイナマイトだから テメーラ、クソだな!!はいごめんなさいは?ルセークソガぁ ここで飯田橋の風景をごらんください 鹿チョップにチョップ、ぷにあははははもいちどチョップ、ぷにあはははは 賢くなる薬ですリポビタンB うわっなんかすげえやる気がパッション さびしんぼうランボルギーニでいっちょ,どう?oh,yeahでも夜勤があるある 勝てるかな?このナンセンスの重力に あばばばばばばばばばばばばば デスマッチやろーぜ いいぜでもこの四角、すごい四角うわぁすごい四角い ねんごろに小五郎探偵怪人といっしょにくらしましたとさ、死ね なんだかしらないけれどテレパシーつかえるようになっちゃった、てへ 嘘やろがい!!!てめえの舐め腐ったメルヘン今からぶっこわしにゆくからよ そうとうな馬鹿面ですわねおとうさまそれでもそれでいいのだ 啓蟄 もう二度とやらねーからクソが こう、芳醇なこうばしい芳醇な 豚脂博士それは禁句ではないですか?言われてみれば、どうぞ聖歌を ぽつねんとリポビタンB落ちていておおっとそれは毒入りのリポビタンB すすすげーポテンシャルおごごごごご 今お亡くなりになられましたわ 飲むからよ (B-REVIEW 12月のお題詩「ギフト」)

2022-12-12

ナンセンスに磨きが掛っておりますね。 もう、此の侭一つの境地を極めて頂きたいとも。 (ゴリラと戦う)

2022-12-12

どこから読み始めても成立をする、正に円時計の様に凝った作品ですね。 詩で図像を書く技法につきましては、確かシュルレアリスム界隈の技法であったと憶えているのですが、どうしても名前が思い出せない。 どなたかご教授賜りますと幸いです。 追伸:時計はやっぱりアナログの方が趣きがあって良いですよね。 (循環《真夜中》)

2022-12-12

帆場さんはもう何か別格だなあ、という心境がありまして。 拝読させて頂いてやはり別格だなあ、と思った次第です。 継続は力ですね。やはり。 (長風呂でふやけた神話)

2022-12-11

いいですね。 自身の帯電を誰かに別ちたくなりました。 (バッテリー)

2022-12-11

多分、お久しぶりです、トビラさん。 カット、カットの連続の中に垣間見える、確かな詩情。おいしくいただきました。 なにやらビーレビの熱量が凄まじい事に。 (今日の花束)

2022-12-10

超弩級の解釈、学識に感化され、興奮を致しております。 私にとっては良い契機ですので、幾つか、長年思い煩ってきました疑問に、解釈を頂けましたならば幸いに存じます。 質問1、 希臘神話の「ゼウス」と基督教の「デウス」は同一存在ではないか、と想いますが如何思われますでしょうか。 因みに、両者に共通致しますのは家父長制であり、基督教的貞節の美徳はクソであり、大嘘だと主観的に思っております。 希臘神話+ユダヤ思想がデウス、であるという、主観。 質問2、 嘘つきで狡い人間が最も尊ばれるのは何故なのでしょうか。 人間性の本質がそこに在るからでしょうか。 質問3、 この自身の思考、推察、解釈は腐って、或は錆び付いているでしょうか。 宜しければ、ご返答を何卒お願い致したく存じます。 ビーレビ、面白くなって来ましたよ。 (ゼンメツ『飛べない』読解一例)

2022-12-09

穂村さんも、笹井さんも宿敵だと思っておりましたよ。存命中から(今も、ね。) (棺桶)

2022-12-09

これ、いいですね。 ラストフレーズ /君と同じテーブルで食べたい/ の一言に「君と同じテーブルなどで食べてたまるか」って意志が含まれている様な気がして。素直に上手いなあ、って思いました。 (雲雀料理の味)

2022-12-09

レス、ありがとうございます。 書いてるときは何も考えないよーに書いていますので、褒めてもらえると素直に嬉しいデス。 うろおぼえですが。穂村弘さんの 「天使断頭台の如しも夜に浮かぶひとコマだけのガードレールは」って短歌がイメージの背景に在るような気もします。 (棺桶)

2022-12-09

追記。 詩で、メタファーではなく写実をやろうとしているという事(未だ、心象風景の段階の様ですが)。 (婚礼)

2022-12-08

ミュシャのポスター美術の様。西洋と東洋の不思議な混淆。 つまり、西洋詩の文脈で日本風物をとらえていらっしゃる(だから、黒髪という表記が必要、だった?) 1点を。 (婚礼)

2022-12-08

全ては流れ去るとしても、継ぎ接ぎにしても浮かんでいたいですよね。テセウスの舟、どんぶらこっこ。 (このままこうして)

2022-12-08

何やら身につまされました。 皆さんもそうだと思いますけれど、起床後3~4時間って、信じられんほどの馬力が出ますよね。 (うきわ)

2022-12-08

いいですね。 大人の童話のようで。夜の中に見捨てられたものたち。ヌーヴォーレアリスムにレトロな美が組み合わさったような。 魅せられましたので一票。 (フィラデルフィアの夜に XXXⅥ)

2022-12-07

いやぁ、ホントありがとうございます。 自分自身では、散文では弱いな、って思ってて、何処か韻律が無いと落ち着かないのですよ。苦し紛れのスタイル、って感じです。 七五調で、がんばるぞい。 (棺桶)

2022-12-07

うん、考えを改めました。 危機管理意識にとらわれ過ぎて、われわれは偶然の遭遇や邂逅の重要をわすれている。 いつだって、世界を動かすのは人と人のむすびつきなのだから。 従って、メールを送り付けて作者さんを大いに困らせてあげよう。 書は捨てて、人と会おう。 そして傷付き、喧々諤々と親交を深め合おう。 (こないよメール)

2022-12-06

追記、飛行機がビーニサンマン(b-2か、b-23? )である不吉も相まって。 (いつまでもそらにいる)

2022-12-06

凄い、凄く良い。 散文詩のおばけだ。 ちょっと甘ったるい抒情も、猶の事良し。 (いつまでもそらにいる)

2022-12-06

瑞々しく、衒う所の無い佳い詩文ですね。 一票。 (初恋)

2022-12-06

佳い詩だと、おもいました。 って感想文かよおい。 付け加えるならば、私自身は動物であり、獣であったとも。 それと、余計だけれども人間が食物連鎖の頂点に置かれるのはおかしいとおもうの。 最後は土に帰るんだから、頂点は土じゃない、って。 (白)

2022-12-05

八月七日の行。 時間の可塑性に附いて考えておりましたものですから。そうだよなあ、と。 一単位の時間の密度が濃くなれば時間は限り無く情報量を増して行き、流れは緩やかなものとなる。 一単位の時間の密度が薄くなれば時間は限り無く情報量を減らし行き、流れは速やかなものとなる。 孰れが、 潤いの多い時間の過ごし方なのでしょうね。 ただ、 文字は永遠に近い時間を遺るかも知れませんが、 人間は永遠には程遠い時間しか生きられないのは、確かでしょう。 総括。 とても贅沢な時間を、愉しく、拝読させて頂きました。 (詩の日めくり 二〇一九年八月一日─三十一日)

2022-12-04

ありがとうございます。 実はここずっと一年、短歌をつくっているのですが、本作は一日分の詠草をのっけたものです。 (ブルース、土、ビートニク #1)

2022-12-04

はい、裁判長! 負けです 負けました 裁判長、私達検察官の被疑者に対する敗北をここに宣言します。 (遠泳)

2022-12-03

表現に於いて、屡々悪が華やぐ事がある。そもそも善悪なんて言うものは人間の脳みそがつくりだしたものであって、例えますなら、そんじょそこらの田圃の稲は、果して善ですか、悪ですかねという話にもなってくる。なんでもかんでも言葉で白黒つける感覚は危険ですよ、とへそ曲がりの悪太郎は考える所存。 脳みそと、言葉と体で。 (由無し事)

2022-12-03

ども。 最近は文語と口語はグラデーションみたいなものとも思われて。口語が「負の歴史」を負うなら、使うでしょうね。 敗戦と戦後レジュームが齎した日本語への打撃を考える時、何が禁止語になるかわからんし、ね。 そんで。 下記は蛇足だけれども。 そもそも、漢字廃止論の気運なんてナンセンス、漢字好きの自分にしちゃあ、堪ったモンじゃないからね。 言葉って、思考の枠組みそのものだから。脳みそまで西洋近代合理主義にされてたまるか、ってなもんさ{二葉亭四迷調}。 (自由律俳句(煩悩サイズ令和4年))

2022-12-03

おわっ、吃驚。 ありがとやした。 (ブルース、土、ビートニク #1)

2022-12-02

時間を観察、観照している主体が確固として存在し、まるで私たちは銀杏の葉の様に果敢無い一刹那の存在でしかないのだと。 何処か達観をした様な視線がつとに印象的でございました。 丁度、時間は存在するのか、と独考しておりましたものですから、御作中に流れる時間が殊更鮮やかに泛び上がって映りました、次第です。まる。 (千円の貸し借り)

2022-12-02

毒を以て毒を制せよ(恫喝)。 (毒)

2022-12-02

投降作が多くてレスがおっつかない!! はともかく。 拝読させて頂きました。 美文文体を衒ってらっしゃると思われますが、人工添加物の量がやや、多すぎるかな、と。 白粉臭いと、厭われるよ(自戒)。 うん、がんばろう、おたがい。 (嬋花)

2022-12-02

 充 分 です。 お答え下さり、ありがとした。 ただね、憂慮してるんは、口語が敗戦の記憶を持ってない、てえいうこと。わたしが文語選んでんのは、そういう由縁があるからなのですわ。 ことばを歴史から切り離すのには、抵抗があるのですわな。 (自由律俳句(煩悩サイズ令和4年))

2022-12-02

追記:口語表現が権威化しつつある最中で、口語表現を選択なされた理由につきましても。教えてくださりますと、嬉しく存じます。 (自由律俳句(煩悩サイズ令和4年))

2022-12-01

なるほどなるほど。 ご回答ありがとうございます。確りと受け応えをしていただき、嬉しく存じます。 ところで 貨幣 に基く自由の為に莫大な費用を注ぎ込んで不自由を秩序化せしめている、現在の国家政治(「風紀」「空気」でもいい)に附いてはどう思われますか。 お答えしにくくお感じに為られましたならば、イエスかノーでも構いません。 お返事をいただけましたなら、嬉しく存じます。 (自由律俳句(煩悩サイズ令和4年))

2022-12-01

ここでちょと、いぢわるな質問。 無季口語自由律俳句と、川柳と、一行詩の違いとはなんぞや。 よければおせーてつかーさい。 (自由律俳句(煩悩サイズ令和4年))

2022-12-01

佳い詩ですね。 技巧は充分にこなれていらっしゃるのに、嫌味が全くない。 とても健全な心根と、普く他者への愛情が心地良く伝わって来ました次第。 みんな、詩の前では心を偽ることは出来ませんから。 まっすぐで、とても暖かい人柄が伝わって来ました。まる。 (心)

2022-12-01

読ませていただきましたが、 自由でいいっすね。精進せねば。 (自由律俳句(煩悩サイズ令和4年))

2022-12-01

読解語彙力がゼロに近いもので、こうとしか書けませんが。 炒飯も杏仁豆腐も旨そうだなっ、て。 それはとてもこう、すごく、滑る、床!が! ありがとした。 (ナンセンス)

2022-11-30

/あわや沈まんとす!/ のユーモアたるや、なんでしょう。 おいしゅういただきました。 (月下)

2022-11-30

/遠かろうが近かろうが/ /いずれそうなる/ 至言だと思いました。この一文でグッと引き立ってて。 そうそう、いずれそうなるんだよなあ、と腑に落ちました次第です。 作文でゴメン。 (濡れた靴下を履かせられて)

2022-11-29

短い中にも、最後の問い、が反響する様な確りとした構造が在ると思い、レスをさせていただきました。 デジタルな環境にアナログの描写を表出せしめることの意義を噛み締めつつ。 好みでっす。 (玄明)

2022-11-29

てめえ、詩が好きなんだろ? 簡単、じゃねえかも知れねえが諦めるなんて言うんじゃねえ。 天才だろうが凡才だろうが構わねえ。てめえの詩を書けばいいんだ。 実際俺もマラルメに触発されて詩を志したひとりだ。 ヴァレリーの羨望も、師への憧憬もいてえほどわかる。 コイツには届かねえ、って絶望もよ。 だがな、テメエはテメエを、てめえの表現をこのまんま手放しちまうのかよ。情熱をよ。 そんなのぜってえに赦さねぇ、矛盾しちまうかもしれねえが、絵でも音楽でもなんでもいい。 てめえは表現を続けろよ。一度志したんだからよ。 がんばれよ。一張羅の大物になって俺らの鼻ァアカシてくれよ。 応援してるから。そしてまた帰って来いよな。 おれたちの絆はそうそう簡単に切れるもんじゃあねえんだからよ。 また、いつでもかえってこいよ、てめえのくしゃみ、ずっと待っているから。 (月蝕)

2022-11-28

谷川しゅんたろっぽい、とおもったらやられました。 ぐうの音も出ません。 また投降をしに来てください。 (月蝕)

2022-11-28

すごいっすね(語彙力) じぶん、短詩を書けないものですから。区切り良く書き切れる方は尊敬してまいますわ。 佳いものを読ませて頂き、ありがとうございます。 (ゆくえ)

2022-11-28

やッぱりよ、何でもよかァねえよな。 文体が好みです、ありがとした。 (何でもいい)

2022-11-27

追記。 器に器、ではなくちゃんと料理になっていらっしゃる。 おいしくいただきました。 (ちゅっちゅくと)

2022-11-27

軍配。こっちに。 (ちゅっちゅくと)

2022-11-27

すっごく佳い詩っすね。 /灰色の顔の子ども/ ここでグッと掴まれました。 実際、嘔吐してるときって何が何やらわからなくなりますよね(慣れると楽だけれども)。 (乗合馬車)

2022-11-26

適度な言葉遊びとウィットがあって、いいっすね。 深掘りできなくてメンゴ。 (足りないままで生きていく)

2022-11-26

真摯なレスポンスを賜り、ありがとうございます。 なんだかんだ「自由詩」ですものね。 作者の領分がその都度試されるのが詩の恐ろしい所でもあり、ゾクゾクする処でもございますでしょうから。 とても勉強になりました次第です。心よりありがとうございます。 ようそろ、 自分の言葉を書かなくっちゃあ、ね。 (ゆうた!!)

2022-11-26

はい、ひとつ質問いいですか。 詩の為に詩を捧げず、誰に捧げるというのでしょうか。 読者の皆様の為、でしょうか。 それを作者が公言するのは、口ッ幅たいにも程があると思われるのですが。 それでも読者様が存在しなければ、表現は表現なのか、という問題もある訳でして。むつかしいところですが。 例えば、獄中文学などは読まれる事などを前提とはしていない訳でございますから。わけわかめ。 (ゆうた!!)

2022-11-25

やらしいなあ、釣り針しか見えないじゃん、もう。 マジに取り合ったこちらの負けです。はい、こちらからは以上。おしまい。 そんじゃ、皆さんご自由に。 (ゆうた!!)

2022-11-24

くりかえし、すまんけれどこれやっぱりウォーホルだわ。 作者様のコメントよんでおもうたけれど。 つまりね、ウォーホル(デュシャンでも良い)がやったことって、 器に料理を盛る事じゃなくて 器に器を盛ることだったんだわ。 だから如何様にも解釈可能-不可能だし、あとから作者の意図を枉げることもできたわけ。 だって料理じゃねーんだもん。 これはジョーカー、禁じ手だよ。 試しにさ、御作みたいな作品ばかり並んでる投降掲示板をそうぞうしてみ。 それって2ちゃんねるじゃん。 だからさ、虚無感からの復讐じゃなくてちゃんと詩を書いてみ。 上手い下手ぁどうでもいいからさ。もう一度マジに向き合ってみようよ。 以上、蛇足に次ぐ蛇足ホント―にしつれいしやした。 (ゆうた!!)

2022-11-24

抒情・三文銭 _   あいしている にくんでいる みちていく 盗み行く、花の声 あはやかな躑躅、金鳳花 麺麭屑の小天使たち ひよわな、 おんなにも おとこにもなれず 損なわれた、春の色佳く もう二度と、泳げない夏の海 あかく 『あかんぼう』  (やわらかなにこげが 草原 みたく ) あいさない 隣人、 (愛しなさい、死なしめるまで) 娼館の男娼、 かれて、 かれて、かれて 掠れ声 満ちていくやわらかな日差しのなかで わたしは私の永遠をうしなう * 永遠は、永遠だった (窓の外にもみつからないから) ぽつ、  ぽつ、   ぽつ、 雨の花束   黒人の、サキソフォン ぼくがわたしであって わたしがぼくであった  あのころには、もうもどれない よね  ぼくを  わたしを      引き裂いておくれ 秋の窓には    雲霞たたなづき 恋人を乞ふる 唱 のなべてに火を放つ 燎原へ  冬は初梅、   雪の花を      あなた は  燃やして 燃やして    燃やして 土塊に、兆す土筆のさみどりの、  あはやかな、音 (うまれるために     しんでいくのよ) あたりいちめん、わた のはらっぱ  わたしはぼくだ  ぼくはわたしだ    なれそめて、四季の庭から    欄干 より こえを呼んだ・呼ばれた (気のせい だね) 少しく 愚かしいけれどそれはひとつの永遠だった  敢えなくも すこし、泣いて、わらって       百草百花         百年の、こどく に 個毒は ことごとくは うしなはるを わたしは、こほしむ (B-REVIEW 11月のお題詩「祝祭」)

2022-11-23

とまれ、冗談は兎も角と致しましても。薬に頼りたくなくとも服用せざるを得ない現実があったりも致しますものですから。 つらい所ではございましょう(因みに、私はレボトミン投与されとりますが)。 (Q&A 希死念慮って?)

2022-11-22

そんなあなたにレボトミン(やめろって)。 (Q&A 希死念慮って?)

2022-11-22

勝ち負けでいうなら、そらあ、わたくしの負けです。 (うざったいとおもうなら、言ってよね) (中空蘭鋳)

2022-11-21

言外の意思が素敵です(プロポーズ)。 (Yeah!)

2022-11-21

あー、ありがとう。 往生際が悪いけどさ。一つ言わせてよ。敗軍の将として。 あなたに限らないけどさ、 こう読んでください(読まないでください)、って読者に規定してくる作品、にがてなんですわ。 そんなら誰にも読ませる必要なくない?って思うのよ。 押し付けがましいのはお互い様だけどさ、誤読の可能性を開いておいてほしい、って思う訳よ。 作品って、はたして作者のモンなのかな、って一提言しとく。 そんじゃあごめんね。ありがとやした。 (ゆうた!!)

2022-11-21

襟を正さねば、と思いました次第でございます。 単刀直入に、簡潔に。潔く。 記述へ傾れ過ぎず、要点のみを伝える。 とても佳い詩であると、思いました次第です。 私には、なかなか真似が出来ません。 (君よ人たれ)

2022-11-20

オッケー! (ゆうた!!)

2022-11-20

みんな、ミニマルミュージックとかいろいろいうてはるけど。 アンディ・ウォーホルじゃん。 いや別に、安かろう悪かろう、じゃなかったった、良かれ悪しかれは別としても。 (そして発見という罠にはまるのだ、ふふふ) (ゆうた!!)

2022-11-19

すっげー分かります。 人生の恥部をあけすけに描写すんのだけが文学的芸術性なのかよって。 それは現代詩、最果さんなんかにも思うトコ。 てめえちょっといい話で感動させてみろやって、表現者ならおもうんですわ。あと歴史性ね。 (バカボンのパパの天才性 Re)

2022-11-19

春日井健、及び前田透両氏に着目して下さってありがとうございます。 春日井氏は確か末期癌で先立たれ、前田透氏は交通事故で亡くなられたと記憶を致しております。 斯く言う私も慢性腎不全の疑いがあるのですけれど。 皆様お身体はお大事に。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-18

騙されましょう。大いに騙されましょう。でも、熱狂には気を付けてね。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-17

構想は慎重に、行動は可及的すみやかに。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-17

早速、 拝聴いたしました。 めちゃくたよいですね。 さながら絶叫有刺鉄線デスマッチ。 でも、矢張本歌の方が好きです。背負っているモノの大きさ、時代が違う。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-17

僕と私、音と光。対比を孕みながらも宥和していこうと為される姿勢に、矛盾を包み込む柔かさを感受致しました。 優しい色合いの作品ですね。 拝読をさせていただきまして、何やら優しい心持になりました。 ありがとうございます。 (心と私)

2022-11-17

そうですね。 対象作品には、瑕疵を突けるつもりは毛頭ございませんが、 私自身の詩作が「漫画的」とおっしゃられる処には賛同をいたします。 コメントを賜り、ありがとうございました。 (もたざるものの、)

2022-11-17

ブレヒトの異化効果、素晴らしい。 最後の問い、したたかに頭を殴られました。 (19時の幻覚)

2022-11-16

ありがとうございます。御蔭様で、如何にか書く事ができました。 バブリング創世記の様なテンションが相応しいかと思われます。 (オセロー)

2022-11-16

お褒め下さり、心より嬉しく存じます。 戸田恵子様ではなく戸田奈津子様にすべきであったと、今反省を致して居ります。 駄目だと思い悩みましても、試みてみるものです、ね。 (オセロー)

2022-11-15

裁判長、異議あり! 諸諸の感情の全ては脳内物質という薬物であって、 理性も感情の一部であるとも考えられますが、いかがでしょうか! (どうしたらいいの)

2022-11-15

誤字・「全天開」→「全展開」 (オセロー)

2022-11-14

悔しいけれど、惨敗だ。 (そして、草花が置かれた)

2022-11-13

すさまじいですね。としか申しようがございません。 肉慾と性愛を超越した、技巧と力量、何より人柄を感受致しました次第でございます。 しかし、此処まで犀利でいらっしゃるならば。却って寄る縁も斥けて終いそうな危うさをも覚える次第でございます。 そこで一提案。 https://twitter.com/highteen_tanka https://www.seichoku.com/item/DS2003577 上記の運動に、ご参加を為されてみては如何でしょうか。 (年齢は不問、と思われます。) 私は、上記の文芸運動に『世界の 再 魔術化を企図する試み』の行末を、成果を。賭けてみようか、と考えているのです。 勿論、意思は自由でございます。 伸るも反るも、ご自由に。 それでは、よしなに。 (まいりとるばぶおぢさん)

2022-11-13

お返事を賜り、嬉しく存じます。 歩む事、進む事をとめてはならない、と私も思います。そのさきにただひとつの帰結しか待っていない、としても。 苦しい(、と申しましたならば失礼にあたるかも知れませんが)事情を打ち明けて下さり、心より有り難うございました。 死する為に生きるのではなく、 生きる為にこそ生きたく。存じ上げます。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-12

端から確固たる「私」など、存在しないのかもしれません。 私も、中学生の折、いじめに遭っておりました。それが祟ってか、それ故に虐められていたのか。高校に入学するころには、精神科のお世話となっておりました。 大学を中退し、引き籠るようになりました私は、抑圧された精神と、半ば妄想と化した野心の間で、徐々に、狂って行きました。 床下から音がする、と夜中に畳を引き剥がし(幻聴ではなく、実際に鼠が引っ掛かったのですが、)統合失調症、旧名精神分裂病の診断を下されました。 それより早いもので十余年にもなりますが、クロルプロマジン最大服用量を投与されつつも、何とか生活を、静かに営んでおります。 兄弟との亀裂は深まるばかりではございますが、冷え切った家庭にあっても、何とか生かされております。 私の身の上話は、まあ、このようなものでございます。 あなたは。どうおもわれますでしょうか。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-12

ありがとうございます。 近頃は、詩に由って何でも書けることに気が付いて仕舞い、却って詩を書くことができなくなっておりました。 何でもできることは、何もできないことと同じ。 そんな焦燥の中で、書き溜めた未発表過去作品のなかから、選び、投稿をさせて頂きました。 異様から始まった叙述が、凡庸に溶解してしまったなら、一体ぼくの個性はどこにあるのだろう、と答えを出せずにおります次第でございます。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-12

はい。そうです。「高校教師」にて、遅れに遅れた脚光を浴びた、今で申します処のシンガーソングライターです。 かの人の歌とは、フォーク・ソングを渉猟している時に出会いました。 全共闘、基督教、戦後体制への言外の屈託、孰れを取りましても規格外の世界観を持った無二の歌手です。 気が向きましなら、淋しい部屋へ遊びに行くような心で拝聴して下さりますと嬉しく存じます。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-12

私はyoutubeで森田童子の歌を知りました。優しくかすれた囁き声、誰をも寄せ付けないファッション。 何処かに途轍もない挫折をやりきれず、抱えている人なのだと、魂が震えました。 孤独な部屋、毎日ふらふらと死を考える一人ぼっちの粗大ごみに、かの人の傷が寄り添い、どうしようもなく敗れに敗れた心を包帯の様に包んでくれるのでした。 是非、彼女(、は余りにも似付かわしくない呼称だ)のアルバムを一度、ひらいてみてください。 傷ましい挫折を、忘れない為にも。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-12

未だ、終わらせたくはありません。けれどもう二度と飛べないような気持でいるのです。でも、庭木を眺めてはすべての枝を切落として、眞裸になってしまったならば、 ぼくは本当にぼくの純粋を喪失して仕舞い、そしてもう喪失をして仕舞ったような心境でも、いるのでした。 飛べなくなった友達よ、さようなら、きみの庭へ、ぼくの代わりに赤い赤い檸檬の花が咲くように、祈っています。 短歌、諦めません。 (追悼・森田童子へ)

2022-11-11

私、スマートフォンを持ってないんです。 そんな、ひきこもりの私達にも気を掛けて下さるような、福まる様の真っ直ぐな言葉、とてもうれしかった。 ですからね、この作品にお礼を言わせていただきたいのです。 私達を見つけてくれて、ありがとう。こころから。 (携帯からスマホへ)

2022-11-10

罠 だ。 (飛べない)

2022-11-09

うっわ、自作が恥ずかしい……。 評文を頂きましてアザッス。 無駄に重い文体でどうなの?って悩んでたんで、認めてもらえて純粋に嬉しいっす。 本作は、思想を突き詰めた者達が向う破滅への暗い道をひたはしる悲劇を追悼させて頂きつつも。 本当の所では、思想主義も関係は無くて。この時代に真剣に居所を探して已まなかった、追い詰められた若者達への鎮魂の意志を込めてしたためさせていただきました。 願わくば、彼等が死に場所を求めながらも最後まで生きようと足掻き、藻掻いていた、そのような命の形を遺し、伝えられましたならば本懐と存じます。 って、マジかよ、恥ズカシッ。 まじめに。心よりありがとうございました。 (侏儒國)

2022-11-09

私的推薦文:詰め腹を切る覚悟 結局、「ネット詩」でしょ?とか「ネット俳句、短歌」でしょ?とかいうやつらの言いてぇ領分もわからなくはねえが、 そのお高く留まった権威主義にイッパツぶっ放して呉れて遣りてえ性分も在らァな。 尻尾を巻いて逃げ出したヤツが言うのもナンだが、アンタの言いてえことは佳くわかる(、と勝手に思っている) 誰が素面で、誰がキチガイかなんてホントは如何でもいいことなんだ。 大切なのはよ、テメエの叙情にちゃんと落とし前をツケられるか、ってことだ。 その意味じゃアよ、こんな評文なぞ糞喰らえ、って向きも仕様がねえなって、思ってるがよ。 でもな。お前さんの表現の通り、俺みてえな臆病者がのさばってんのは佳くねえ、っての。そこは同感なんだよな。 だからよ、オメエラはまだ若いんだ、一発でも大きな花火打上げて、徒花でもかなまわねえ、四の五の言うヤツラあ仰天させてやれよ。 俺達が確りと見届けてやるからよ。無駄じゃねえ、絶対無駄じゃねえ、ってさ。 そういえば 去年の花火、いつか憶えてられるかな。 (亜)

2022-11-07

拙い駄批評に、レスポンスを賜りまして嬉しく存じます。 まあ色々と体験をしていらっしゃる……。 肉体感覚をなおざりに為されている訳ではなさらないようですから、安堵を致し、また納得も致しました。 そうですね、 ロックやパンクの精神から致しましたなら、「空が美しい」とか安穏と言ってるんじゃねえよ、という感覚もむべなるかな、と腑に落ちました次第でございます。 私自身、生来の「花鳥風月推し」でございますので。聊かばかり聞き捨てならぬ精神が奮起を致してしまいましたものですから。 何卒、ご容赦くださいませ。 どうせならば。 凌ぎ合いこそすれ、 個々人の価値観を潰し合わない様な場であり続けて欲しい、とも生温く願いつつ、筆を置かせて頂きたく存じます。 (えらばれない)

2022-10-28

詩は理性なのか、感性なのか。表現の虚実に確固たる境界が存在するのであろうか、等々と悩みつつも。 拝読をさせて頂きました。 私達現代人の嗜好がより過激な表現を希求する理由の一つと致しまして。実体験としての暴力を経験、或は直視する契機を失ったことにあるのでは、と思っております。 つまり、実態的な暴力ではなく想像上の暴力を大量に生産、消費をしているという事実。 此れが厄介でございますのは。 想像には現実的な限界が存在しないことでございまして。貪れば貪る程に――或は麻薬中毒患者の様に――、求める刺激性がエスカレートをして行くのでは、とも。 類例を論いますならば。野田秀樹史の戯曲「the bee]を髣髴と致します様な、問題意識を覚えました次第でございます。 そして復、一つ、気に掛りました事を。 例えば「青い空」という表現、修辞が退屈なのか、現実世界の「空」に感動を覚える存在主体を指して退屈であり、「感性が死んでいる」と仰っていらっしゃるのか。 此処は重要な問題であると思い、言上げをさせて頂きました次第でございます。 多分、死者の範疇に定義され得ると思われます、自身の読解力に失望しつつも。 (えらばれない)

2022-10-28

色佳く、趣き佳く。描写を為されていらっしゃいますね。 優等生的、とも申せましょうか。 過不足も無く無難に纏めていらっしゃる。殊に、清々しい程の技術技巧の披歴には只、平伏を致しますばかりでございますが。 要たる詩心に稍、含む処有り、とも。 而して、批評なるものは自身の鏡の様なものでございますから。 唯、評者たる自らの鏡に。曇りを見咎めておりますばかりのことでございましょう。 妙な例えではございますが。 齢経て猶、若々しき青年期の感受性を保つ為には並々ならぬ研鑽、努力が必需でしょうから。その労力に対し、良し悪しを陳べるのは聊かならず卑賤ではございましょう。 粗ばかりを探る、自身の悪癖に辟易しつつ。 下記は咽喉から出た嫉妬ではございますが。 出来過ぎた面相程、見分け難く似通うものもあらず、 例え、誰彼の目にも麗しく映るとも。 摸倣を衒う、此の指とは如何にも醜く、不様でもあり。 最早ルーティンと為り代った抒情は吸殻の様に優美である、と自嘲をさせていただくに留め置き、本駄批評の跋と致したくも存じ上げます。 (秋愁)

2022-10-20

ご返信を、確かに拝読をさせて頂きました。 下記は、全くの的外れな余談と致しまして。読み流して頂けますならば幸いでございます。 「石」への随想を語らせて頂きますならば、希臘はヘロドトスの著書「歴史」にて、デウカリオンの洪水説話に触れて居ります箇所がございましたと記憶を致しております。 ご承知でございましたならば無粋ではございますが。 梗概はウィキペディアに於きましても記述をされております様ですから、ご一読に成られますのも、一興でございましょう。 私自身、西洋に於きましての石造の印象の起源を、窺い知る端緒と為りました文書でございます(単純に、地質学的な理由かもしれませんが)。 長々と、蛇足の程を。どうかご寛恕くださいませ。 それでは、失礼を致します。 (好きだと云うこと)

2022-08-27

はじめまして。レスポンスを賜りまして、允にありがとうございます。 翻訳詩ばかりを読み続けました挙句、本邦の現代詩には疎い侭、今に至りました次第でございます。 浅学を恥じつつ。 (意味となる前から)

2022-08-25

返礼の程、甚だしく遅れて仕舞いまして、申し訳ございません。 ご講評を賜り、心より嬉しく存じます。 本拙作に於きましては。構成や全容を把握しない侭、即興的に記述をさせて頂きました。自動筆記とは如何にもふるびた記法ではございますが。 過去の読書、観劇の記憶、及び世相への視座に基きまして、辛うじて詩とも呼べなくはない、文章の端くれを投稿させて頂いて居ります。 無意識に潜む心像、印象等を咄嗟にも攫み、現す営為こそを詩とも致したく、精進を努めさせて頂いて居りますが、充足し得る水準には未だ程遠く、 長く短い生涯の命題と、肝に銘じて居ります次第でございます。 復、何某かの心像を汲み取って下さりましたなら。報われる心境もございます。 ありがとうございました。 (意味となる前から)

2022-08-25

寡黙に拠って、語ること。 現実、月光に翳ると 「私」を押し殺すに拠って、却って「個性」、と呼ばれる自らが、重層的に顕ち上がり。 正しく「無私の絶対的 私性」を張りつめ、削ぎ落とすことが美しい佇まい、つまり あなた という事実の、証左。 素晴らしい作品を拝読させていただきました。 心から、ありがとうございます。 (好きだと云うこと)

2022-08-18

折り返し、お返事を賜りありがとうございます。 身に余る程のご称讃を賜り、恐縮を致しております。 以下に於きましては、回答へと至ってはいないのではないか、と言う恐れもございますが。 何処まで自我を堅持するべきか、という問題、 何処までが模倣品であるべきか、という問題。この両者に付きまして、及ばずながら私見を陳べさせて頂きたく存じます。 自我の薄い人間、或は限り無く自己統一性を失った存在とは、現代では精神病、と看做されますでしょう。実際に、私は精神分裂病を罹患しております。 近代西洋的価値観から眺めましたなら、確固たる自己の尊厳、権利等を主張しなければ、彼等の堅牢な自分自身と謂う城塞は、脆くも略奪されて仕舞うのでしょう。 現実的には、彼等の都市建築を観察致しましたなら、それらは一目瞭然の事と、存じます。 人工性を鎧い、切削を施されました石材に拠る建築体、その集合が彼等の精神性を象徴致しております様に。 次に、オリジナルと模倣の問題に付きまして。 言わずもがな。言語の性質自体、模倣の産物でなければ共有の意味を附帯し得ない、という側面がございます。では、既成の言語秩序に一石を投じ得る、 新しい詩の個性とは何処に創造され得るのか。それは個々人の、奇抜且つ前例の無い一対の比喩関係、その積層の結果傾向にこそ顕ち上がるものであるとも、思われるのです。 詩言語の構造とは、繋がり様の無い程に掛離れた言葉同士を、同一化の技術、つまり比喩に拠って再構成を果す、行為であるとも、考えております。 凡庸の貉と成らぬ為には、微妙な差異に個別性、自己を求めず、今日の言語表現を広く俯瞰しつつ、再定義を致します洞察、審美眼が必需であり、 その実践としての作を呈示し続ける、不屈の意志こそが、言語表現の極北たる独自性、実の「現代詩、及び前衛短歌」に於いて普く試みられるべきであるとも、 沈思を致しつつ、 実践を致して居ります所存でございます。 以上、 拙き個人と致しまして、稍狂気染みた所見を述べさせて頂きました次第でございます。 最後迄ご閲覧を賜り、允にありがとうございました。 (辛さ )

2022-08-17

ご推薦を賜りまして、ありがとうございます。復、些かならず驚いてもおります。 と、申しますのも、私は私自身の表現が、一時でさえ模倣を超越いたしました作品、つまりオリジナルであると確信いたしました事がございませんものですから。 誰かの贋作、オマージュやパロディの集積が自身であり、その表現であり。 それらは私自身の同一性の問題とその根底を等しく致しつつも、個の一貫性をついぞ具有すること無く、分解した自我‐意識の所産であると、苦々しくも意識せざるを得ないのです。 斯様な問題意識を推察なされまして、 (盗むな、取るな。) という御言葉を頂きましたのでしょうか、等と考えて居りました次第でございます。 (辛さ )

2022-08-16

 夢応の鯉魚(2022年、現代版) 卑屈の悲しみ、 独り餌を遣る名も無き鴉へ 単純と簡潔を言い得ては 望まぬ壜底に妥協と言う澱みを湛えて   自称詩人或は 況してや歌人等にあくがれるものではない、 健康を謳う理性どもに焼き殺されるだけだ 心は随分前に売り払って仕舞った 日記を焼くために 書いている日記を 墓碑銘の嘘を 商売と現実の間に建てて 見事 無一文に昇進確定、 えっ、つまらない? そうですか、では やわらかい抒情をお好みでいらっしゃいますなら、 下記のメニューはいかがでございますでしょうか 贋作の模倣画の摸倣画家 螺旋階段の風葬建築 機械時計に巣をなす鳶 静物a 心象の抽象擬き ああそれとも、こちらはいかが 即興、『檻』1946年所収 こちらは最も高級な稀覯品でございますが いかがなされますでしょう 誰でもが着想し 誰でもが共感し 誰でもが喝采し 誰でもが親しみ易い 所謂  普遍 を衒い 一世一代の名画と銘打たれた貧乏ペテン師の逸品でございます どうです? 面白いでしょう 面白くないですか それならこちらはいかがでしょうか 「硬い抽象」 二次元的幾何学の極北、 二十世紀至上最も実験的な作品との呼声も高い、 カシミール産の麻布でございます 奇を衒った作でございますので 小笠原鳥○氏の誉れも高い、 秀逸な騙絵でございます お買い上げに為られますか お買い上げに為られませんか こちらも興には聊かですか 詮方もございませんが、 申し上げましょう 有体に寛げて仕舞いますなら これら過程は 狂人の咽喉に飄々と嘯く 癲癇患者の痙攣から 夢遊病患者の意識へ到る迄の 靄ども から 再生可能動力と循環型環境社会を創出する、という名目に基く 社会実験の最中なのでございます、 そう、ですから、 お気付きの通り 私は画商ではなく 精神科医院の経営者なのです つまり貴方は患者なのです それもかなりの重篤な ご存じでしょう、旧名では早発性痴呆、または精神分裂病、 今ではアレと呼ばれている、つまりアレです、 あなたは統合失調型アルツハイマー、つまり不治の病に罹っているのですよ ああ、ブルブルしないで下さい なんか全身をぐんにゃり曲げてなんですか、それは土方巽ですか ああ、その、なんか凄くわかり難い身体表現をお止め下さい 落ち着いて 落ち着いて なんですかそれは 爆弾ですか 市内がまるごと吹き飛ぶという設定の、 とんでもない危険物ではないですか とんでもない とんでもない 誰か警察を 警察を呼んでください!     「」 あっ 全部夢か……、 それにしてもなんでこ (B-REVIEW 8月のお題詩「化生」)

2022-08-12

様々を、身に抓まされつつも。拝読をさせて頂きました。 先ず、確と地に足の着いた表現に思わず、呻らされました次第でございます。 そして、鑑みますなら。信頼とは築くに難く、ただ一つの過ちを前に脆くも崩れ去るものでございましょうから。 人倫の道を踏み外し続け、破戒を肯う自身のごとき者が辿り着く処とは、見るにも耐えぬ地獄絵のごとき場所なのでしょう。 畏みて、畏まりつつも。 悪徳の美を企むものとして。 (倫理 短歌七首)

2022-08-10

ご閲覧を賜り、允に嬉しく存じます。 無駄に書き慣れているのみの、小手先の技術ばかりでございまして。 詩情、うたごころは皆無であるとも存じます。 (晩夏些事)

2022-08-10

リアリズムより、一歩踏み込みになられた表現とお見受けを致しました。 口語よりも、旧仮名遣い、古語、文語の言い回しの方が詩的想念とは相性が佳いのかもしれません。 昨今のネット口語短歌とは略、日記と感情の垂れ流し、所謂 エゴ の氾濫と成り果てておりますから。 (駅 短歌七首)

2022-08-09

詩の使命とは。等と考えます契機を与えて下さりました事に感謝をさせて頂きたく存じます。 何時でも社会は透明な犠牲と黙殺に溢れており、それら隠匿され、埋葬された事実と闘うためにこそ、表現の力を振うべきであるとも。 需要と謂う、社会経済的有用性に溺れ、政治的精神に拠って凝る澱、濁り等に盲いておりました、自身の目を見開かせられました様な心境でございます。 心より有り難く存じます。 (見えるものと見えないもの)

2022-08-09

ご講評を賜り、允にありがとうございます。 畢竟、生存というあらゆる喪失のただなかにありながら、ひとはみなそれぞれの諸腕に、工まずして選び、選ばれた表現の風合を、著述し、表現を続ける外にはないのかもしれません。 例え。普遍には程遠いと致しましても。まさしく脆弱な、城塞都市の如く。 (意味となる前から)

2022-08-05

非礼とも思われますが。何卒ご容赦を。 素晴らしい水準まで、ご上達をなされましたね。一つの記念碑的作品と誇られましても、宜しいのではないでしょうか。 佳い作品を拝読させて頂き、読者冥利に尽きる心境でございます。 (暗雲)

2022-08-04

ご閲覧を賜り、心より嬉しく存じます。 例えますなら。拙作は絵画ではなく額縁であり、彫刻ではなく鏤刻細工の様なものなのかも知れぬと。思い至りました次第でございます。 罪に価する作を。いつか巧めましたならばとも願いつつ。 (意味となる前から)

2022-08-04

主旨を読み解いて下さり、安堵を致しております。 美しい抒情や、義憤、或は問題に抵触を為さない作品を提示致しましたなら佳いのでしょうが。 さこそ二束三文の、嘔吐を覚えざるを得ない、塵以下のニヒリズムを吐瀉する外に手段の無い自らを、死ねば良いな、と思いつつ認めさせて頂きました。 詩にはその作者の本性が宿り、嘘偽り、韜晦は叶わぬものと思い知らされました所存でございます。 そして、多分私は、人間と致しましては屑なのでございましょう。 彼の事件の一報を知り、嘆きも驚きもせず、満面の笑みを泛べました自身を顧みますに。 蓋し、 人間の所業とは、何時の時代に於きましても似たり寄ったりでは、と思うを止め得ぬことも復、事実でございます。 孰れに致しましても。 歴史とは、最悪の事象事件、その繰返し、であろうとも。 過去に学び、 絶望的なる未来‐像を、回避し得る人間の智慧を、今此処に、心より、頼み、信じつつ。 (once upon a time)

2022-08-02

多分、皆様に於かれましては瞭然と理解を為されていらっしゃるであろう事を、言うも野暮ではございましょうが。 3月9日 深川鼠=東京大空襲 でございましょうか。 然し、8月4日 赤熊百合 の暗示が何を示唆しているのか。 歴史勉強不足、且つ愚鈍な私には、解読の適わず(廣島と結び付けますには、稍誤差が過大とも思われますものですから)。 様々、口惜しくも在りつつ、愉しませて頂きました。 結句、婦人労働服に拠って財と名誉を築かれた、高級ブランド創始者の言葉を引用なされる等、等 全般に亙り諷刺が利いて居り、抜群のセンス、イロニーを感受致しました次第でございます。 勿論、全て誤読かも知れませんが。 (インフォメーション・アナトミー)

2022-07-30

試みと致しまして、現代詩手帖に投稿をなされると良いのでは、と。思いましたが。然し技巧なのか、天籟の才気なのか。 お返事のお言葉一つにさえ、窮する程に。実に難読であり、面白いですね。自身の凡庸への絶望を隠し得ない程に。 (ミクロ)

2022-07-24

本文を拝読させていただきますより前に、落とし所の想像が附いて仕舞いました。 「アンダルシアの犬」冒頭描写より全くその表現が進歩をしていらっしゃらない。寧ろ乏しい、とさえも。 約一世紀前の映像表現に敵わぬ詩とは、如何なものなのでしょうか。 敢えて。かなり辛辣に、忖度無く。思う処を陳べさせて頂きました。 何卒、ご容赦を。 此処の処、みなさまの表現傾向は。その水準に於いて弛み過ぎてはいらっしゃらないでしょうか。 一読者と致しまして。余り落胆を覚えさせないで頂きたく思う所存でございます。 (新生)

2022-07-24

情報と、表現、の差異を深く考える契機と為りました次第でございます。そして先入観の危険性も。 (殺害)

2022-07-23

余り、可読性等を意識なさらないほうが良いのではと。以前の御作は途轍もなく難読ではございましたが、出色の出来であったと、憶えて居ります。 勿論、当作にもその才気の片鱗が垣間見えます事は相違無いのではございますが。 読者を想定した表現を続けて居りますと、妥協に拠り表現の要を失いますでしょうから(多分)。自身の苦い経験を経て、実感致しました事を陳べさせて頂きました。以上、一意見の程を、失礼致しました。 (ミクロ)

2022-07-23

先ず、返信が遅れて仕舞いました事を、此処に陳謝させていただきたく存じます。 如何かご容赦を。 そして、要といたしまして。 本拙作に於きましては、何時もは決して現すことなきみずからの一側面を恥かしく、むず痒い思いを抱きつつも認めさせていただきました次第でございます。 種々の失敗、甘きに尽きる叙述、構成の工夫等々。振り返りましたなら疵も五万とございますけれども。 兎角、想像の及ぶ限りの挑戦を実践させていただきました。 教訓を肌身に受けつつ。僅かでも好ましい作品へと、近付けましたなら本望でございます。 青春さえも、いつかは死語となってしまうのでしょうか。 さすればそれは余りにも淋しく。一時代の夢のように果敢無い燦めきであったとも、思われるのです。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-11

閲覧を賜りまして、允にありがとうございます。 今作は難読性を避けてしたためさせていただきました。趣意が幾許かでも伝わりましたなら、幸いに存じ上げます。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-09

激励を賜りまして心より嬉しく存じます。 成否の程は兎も角と致しまして、挑戦を(或は失敗も厭わず)続けなければ。表現の裾野を失い、硬直をして仕舞います様な、危惧も甚だございまして。 今作の様な表現傾向に挑ませて頂きました次第でございます。 異なる主体を同一化せしめる技巧、意識作用に於きましては、粋を極めるには難航を覚悟せねばならないと、実感を致して居ります。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-09

連続投稿と為って終いました様で、申し訳ございません。 pcマウスの調子が、如何やら優れない様でございまして。当補足も連続投稿と為って終いましたなら、如何か笑って看過をしてくださいませ。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-07

鋭い読解を賜りまして、允にありがとうございます。 仰られます通り、今作は問答歌の形式ではなく、性別を越えた同一人物の内なるジェンダーの両価性を、中心軸と致しまして構成をさせて頂きました。 遵って、当作の表現目的に於きましては「娼婦と少年」のダイアログではなく、作中冒頭にて語らせて頂きました様に、 その象徴たる「鏡、或は孤独の主体」に拠るモノローグとして展開をさせて頂きました次第でございます。 現代口語表現の機微に附きましては、私には実に、難解でございます。言文一致の書式に熟達をしていらっしゃられる皆様の、技量、技巧性に。 つくづく感嘆を覚えております。いつかは流暢な口語詩の起稿を、成果と為せましたなら、とも。思い已まぬ心境でございます。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-07

鋭い読解を賜りまして、允にありがとうございます。 仰られます通り、今作は問答歌の形式ではなく、性別を越えた同一人物の内なるジェンダーの両価性を、中心軸と致しまして構成をさせて頂きました。 遵って、当作の表現目的に於きましては「娼婦と少年」のダイアログではなく、作中冒頭にて語らせて頂きました様に、 その象徴たる「鏡、或は孤独の主体」に拠るモノローグとして展開をさせて頂きました次第でございます。 現代口語表現の機微に附きましては、私には実に、難解でございます。言文一致の書式に熟達をしていらっしゃられる皆様の、技量、技巧性に。 つくづく感嘆を覚えております。いつかは流暢な口語詩の起稿を、成果と為せましたなら、とも。思い已まぬ心境でございます。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-07

ご講評を賜りまして、允にありがとうございます。 多様性の時代でございますから。ステレオタイプを演技したならば却ってロックンロールとなるのでは、という意識が在りました事は事実でございます。 作者自身、書きながらもむず痒さ、恥ずかしさを覚えましたことも相俟りまして、不完全燃焼の印象も、多々残っております。 唯、こっ恥かしくとも、冷笑、個人主義と暴力の時代へのアンチテーゼを示さねばならない、と謂う確信、覚悟もございまして。 頗る口語に苦心しつつも。停滞無く、淀まず作風を変化せしめる必要性を肌身に感じ。 既存の自己満足の記法ではなく、読者の皆様に向けて、と作を試みさせて頂きました。 挙句、周り回ってひとつでも、読者様へとギフトを贈ることの叶いましたなら、と。願いつつ。これからも鍛練をさせて頂きたく思う所存でございます。 (メリー・メリーと花の夢)

2022-07-06

何か、自分の書きたいものの一歩先を行っていらっしゃる様に感じつつ。でも何かが足らんのだよなあ、とも。 哀愁、とか、情緒の機微、とか、奥深い死生観、とか。 口語のレトリックの練度に於きましては。到底敵わないとも思えるのでございますが。 (えんたーていんめんと)

2022-07-06

アンチクリスト 刺繍の花みたいに 笑い合ってさ 綺麗に迎えたいの ジ・エンドはせめて罵詈と こんなにも穢れた おしまいの丘で 若しかしたなら、って言うから 若しかしたなら、なんて望むの そんなのぜんぶうっせえからさ 「愚か者そして詐欺師ここに眠る」って刻んでよ 淋しいからってさ 憶えたりなんかしないでよ ジ・エンド さようなら ばか あんたなんて嫌い 死んでって何度でも だから死んでって何度でもいってよ そしたらさ、それでも それでは ごきげんよう さようなら はじめまして って挨拶ばっかりでね ほんとうんざりするの くそったれ 世界 って 愛してるわ、死んじまえ って 嘘みたく笑い合えるわって 五月蠅いほどに愛を 語るの 生きてきて何も良いことなんてなかったし 生きてきて何も嫌いになんてなれなかった だからおねがい 時計より正しい愛とやらを 片っ端からぶっ壊して 普通になんかなりたくねー って ティッシュペーパーの海で笑うの くだらねー、ってね (B-REVIEW6月のお題詩「破戒」)

2022-06-25

落胆をお懐きに成られましたとの事、重く、受け止めさせて頂きます。 受けを衒うか、社会や個人の問題を提起するべきか。両者の間にていつも悩みつつ、詩作をさせて頂いております。 本作は些か慾が勝ち過ぎてしまいました様で、余り誉められたものではないと、痛感を致しております。 蛇足ではございますが。 心は若くとも、身体が追い付いて来てはくれない、という現実を。 受け入れざるを得なくなりました頃合が、三十代中盤頃にございました事を、思い返しております。 如何か、余りご自身を酷使なさらず、大切になされて下さいませ。 (ドブンヌ)

2022-06-22

ありがとうございます。 会話体に付きましては、ケラ氏の脚本、及び小津映画を参考にさせて頂きました。品性はかなり劣るものではございますが。 (ドブンヌ)

2022-06-22

何でしょうか。 詩人たるもの苛烈であらねばならず、反生活的、反生存的でなければならぬ、と言った先入観を感じました次第でございます。 荒地派の後遺症でございましょうか。現代純文学系の方々にも言える現象でしょうが、如何致しましても。 煽情的且つ過剰な嘔吐的感覚に心酔をなされていらっしゃるのでは、と心配にもなりました次第でございます。 人に兎や角言える人間ではございませんが。 下記、高田渡氏の「系図」と謂う歌へのリンクでございます。 小賢しい、とお思いになられるかもしれませんが、気が向きましたなら。お聴きになられて下さいませ。 https://www.youtube.com/watch?v=3FceGQ--Lk4 心身ともども、お大事に為されて下さいますことを。 (思春期、あの最悪な日々を切り取ったプリクラ、同級生への呪いを書いたオマエ、そしてアタシへの讃歌)

2022-06-21

ありがとうございます。 余りにも勿体無いお言葉でございます。 推敲致します毎に、自己の悪意や、矛盾、愛憎、自己陶酔などを。直視せねばならぬ苦難に、見舞われつつも。 それでも向き合わねばならないものこそを、表現と呼びたくも、思うのです。 (失われた歴史、こどもの国。)

2022-06-16

ありがとうございます。 下記、或る歌曲より一節を引用させて頂きたく存じます。 世界は狂い始めている/なのに皆/信じたいものを信じるだけ/ 影は長くなっていく/12時まであと5分 (失われた歴史、こどもの国。)

2022-06-14

ありがとうございます。 今、書かねばならないであろう事を、率直に。したためさせて頂きました次第でございます。 危うい橋を、渡り切れましたか、どうか。 (失われた歴史、こどもの国。)

2022-06-14

愉悦の為の想像や空想への退路をお断ちになられた、徹底した現実への問いかけに、その覚悟に、心底、喝采を致したく存じ上げます。 誰かが書かねばならぬことを一身にお受けになられ、自身のみならず他者の社会的責務へと真向かい、背負いになられる姿勢は、 唯一無二の珠玉でもございましょう。 遠巻きながらも、敬服の念を懐かせて頂いております。 今、詩が何を記述するべきか、その答のひとつを訓えていただきました様な心境でございます。 (2bit、6月、ツイート詩、#、)

2022-06-07

全く連結しよう筈も無い文章が繋ぎ合わされ(よく読みますと、最小要素の、つまり単語レヴェルに於ける『ずらし』が総体へ異化作用を及ぼしている様に見受けられますが)、 良い意味でございますが――、一読、翻弄の末の混迷を自らに覚えずには、いられませんでした。 何処が如何なされれば、御作の様に特殊な、言語感覚を使役なされられるのでしょうか、と。甚だしく感銘を受けつつも。 不安定と違和を込めながらも。一筋の文脈を構成なされていらっしゃる采配に。 その平衡感覚に。 只管稀有な異才を覚え。確かな力量を感受致しました次第でございます。 (高度成長は木漏れ陽の個体差)

2022-06-03

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 いつも通りの展開、結句へ到る迄の流れに。如何とも倦んでしまったものですから。 前半、世界像を描写、構築致しました後に、後半の人物達の会話に拠って全てを台無しに、という、 何ともマゾヒスティック且つサディスティックな構成を取らせて頂きました次第でございます。 この様な時世に、事実を蔑ろにして迄「私」をやっていられるかという、僅かならぬ怒りをも、思う所もございまして。 また、不条理文学を如何に、現代の詩へ落し込むか、という命題にも興味がございましたものですから。 何とも酷い作品だと、酷さを半ば喜びつつ、認めさせて頂きました次第でございます。 最後になりましたが、着想の許などを。 劇作家として高名で在られました故・別役実氏が。ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏との対談の中に於きまして仰っておられました言葉(朧げ)でございますが。 「不条理とはナンセンスなんだ」と言う至言より、発想の種子を覚え、実作とさせて頂きました事を、附け加えさせて頂きたく存じ上げます。 因みに、ドブンヌ を漢字では ドブン奴 と書きます。 (ドブンヌ)

2022-06-03

ご講評を賜り、允に有り難うございます。 膨らませるべき箇所を膨らませず、如何でも良い所をフォーカス致します様な、出鱈目を試みさせて頂きました次第でございます。 些かでも、滑稽が伝わりましたならば幸いでございます。 (ドブンヌ)

2022-06-03

創作か、事実談かなどはさておき。 ラベル‐記号の洪水に拠って、斯くも現実めいた内容を描写し得る事に、愕然と致しました。 極限まで要素へと換言を為され、復、再構築をなされました(とも思われる)文脈に於きましても何ら違和も覚えず、 ものごとはさもありなん、と納得を致します自身の、現実感覚を思います時。 人間の想像力とは機械的なる、それ と概して相違ない、単純なものであると。 余白と余韻の中にて、思い知らされる様な心境でございます。 (知り合いのロスジェネのおっさんとの友情)

2022-06-02

拝読させて頂きましたが。文脈の運びが凄まじく、巧みでございますね。 「私」や「自意識」を微塵も感じさせぬ、構造的な面白さ。とても凡百の叙述では敵わない水準の傑作であると、感受を致しました次第でございます。 (腐りゆく手紙)

2022-05-11

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 決して上手ではないですよ。上手と見えると致しましても、それは上辺だけのものでしかございませんでしょう。 奥行と申しましょうか、含蓄と申しましょうか。 人間性の深みの、表現には決して到達してはいない、お粗末振りでございます。 (薄い本、とても)

2022-05-11

若干雑感達観めかれになられましたレスポンスを賜り、嬉しく存じます。 そうですそうです。 何故此処に存在を許されているのかも分からぬ、煩悩でございます。 (薄い本、とても)

2022-05-10

レスポンスを賜りまして、允にありがとうございます。 何、その其処まで振り切れるセンス、と。 やはり皆様の着想には敵わない、凡人なのでしょうなあ、と。実感を致しております。 捻じ繰れ曲った性根だけが、多分、取り柄なのでございましょう。 (薄い本、とても)

2022-05-10

第四聯迄は、抒情的風合いにて記述をなされておりつつ。 第五聯より転調し、やや滑稽味を附帯した、俯瞰的内観の感性で画かれていらっしゃると、お見受け致しました。 世情と良く寄り添いに成られた、平衡感覚を感受致しました次第でございます。 敢て外す、という技巧が光る逸品であるとも。受け取らせて頂きました。 (日向の悲観者)

2022-05-09

音韻、レトリックに附きましては、私等よりより深く技術的に解釈を為される方がいらっしゃられると存じますので、敢て技巧性には触れず、個人的な感覚を陳べさせて頂きたく存じます。 第一印象と致しましては。 大槻ケンヂ氏の、然る短編小説を想起致しました。 筋書と致しましては、女子高の文化祭にて人物大の着ぐるみが、放置されてあり、半不良の学生達が、着ぐるみに種々の残虐な暴力を加えて行くのですが。 綿か空洞の詰った着ぐるみ、であると思われていた それ からじくじくと血が流れはじめて――といった、様な内容であったと、記憶を致しております。 ポップカルチャー特有の空疎な暴力性、を上手く、表現為されていらっしゃる、と感じ入りました事を、今も憶えて居ります。 そして、何が論旨かと申しますと、その短編小説に近似した、或る種の匂い、精神性を御作より感受致しました次第でございまして。 ポップやサブカルチュアの著しい凋落の時代(と勝手に考えて居りますが)、に於いて、然様な表現様式が如何に生き凌ぎ、或は絶滅するのか。 とても興味深く拝読させて頂きました。 纏めますなら、オンライン上に肥大をしましたエゴたちへの皮肉、でございましょうか。 (君らしょせんヌイグルミだからサ)

2022-05-09

遅まきながら。ご講評を戴きました事に気付かず、とても返信が遅れて仕舞いまして。允に申し訳ございません。 陳謝に陳謝を重ねつつ。復、自らの愚鈍を恥じつつも、返礼をさせて頂きたく存じ上げます。 先ず、閲覧を賜り、心より嬉しく存じます。 時折、心中の悪い虫が騒ぐものですから。悪戯に作を呆けたくも、なりつつ。 申し訳もございません、ね。皆様に於かれましても。 素人芸のナンセンスに逃れなければ。もうどうしょうもございませんものですから。 病気の様なものとも。笑うて遣って下さりますと、僥倖でございます。 復、当作に於きまして。落とし所に、再考の余地ありと。学ばせて頂きました次第でございます。 レスポンスを頂きました皆様、そして例え斜め読みでも、お目を通して下さりました皆様へ。感謝の念を捧げさせて頂きたく、存じます。 允に、ありがとうございました。 (貧乏節)

2022-05-09

レスポンスを賜り、心より嬉しく存じます。 且つて、 国は破れ、学生運動も頓挫するとも。その後にも、私達庶民には、希望、一体感が在ったと、半ば幻想の様に、私は思っております。 これからのし上がってやる、と言う不屈の精神と、皆が貧乏なのだから、せめても小賢しい権力者や金持を風刺し、笑い飛ばしてやれ、という共同的意識が。 今の、私達は如何でしょうか。権力には諂うが賢しく、金持にも忖度するが易く。その様に社会を渡って行く、底浅き知恵ばかりを称賛した挙句、 「個性」の名の許に「皆」を失った、心も現も貧しい、孤独の無力のみが、遍在している様にも、思われます。 聊か古い価値観ですが(自身のユーモアの旧さ、貧しさも痛い程に自覚しております)、金持など決して偉くはなく、政治家議員の先生方もまた然り、とも思い。 それを声とし、それを詩歌として。 ひとつの意思を共有する不埒な群衆としての「私達」が。孤立を越え。再び繋がり合うことはできるのか。分断、階級化された現代社会へ一撃の反駁を呉れて遣ることができるのか。 その僅かな可能性、希望を賭しまして。酷く下らなく、拙い。 ばかを表明させて頂きました訳でございます。 長文と為って終いまして、允に気恥ずかしくも。 (貧乏節)

2022-04-27

赤い鏡。素晴らしい心象風景として受け取らせて頂きました。 そして「僕」ではなく「俺」とう一人称を選択なされた事に拠り、綺麗事ではない葛藤と決意が表出されていらっしゃる。 作者様の意志の迫真性が複雑性をも含み、表現を為された良作であると。感じ入りました次第でございます。 羊毛の一筋さえ残さず、連れられてゆく場所が。例え絶滅収容所への貨物車輛かも知れぬと致しましても。 返歌 闘鶏の博打 存在を罪と看做せる舌乾かばみづからを愛づる皆殺しの心 (存在)

2022-04-23

方向性を洞察してくださり、嬉しく存じます。 オチ、むつかしいですよね。 近頃は殊に、落語や漫才からは縁遠く成って仕舞いましたものですから。 (貧乏節)

2022-04-19

ご閲覧を賜り、嬉しく存じます。 何かと腹立たしさ、憤りを覚えることの多い、世の中でございますから。 それならばいっその事、無粋な悪意や下心溢れる善意、金銭への執着等、それらもろともと。自らさえも笑って仕舞うような、僅かでも趣きの有る不謹慎を、と工みましたが、 中々上手くは行かず。ユーモアの勉強を、等と、最もユーモアから掛け離れたナンセンスに躓き、悩んでおります次第でございます。 (貧乏節)

2022-04-19

ロシア‐ウクライナ、孰れかへ加担するわれわれの思慮浅さを痛烈に風刺しており、 とてもバランスの取れた作品であると感受を致しました。溝深き、イデオロギーの問題等には触れぬ事に拠って、謂わば表面的風刺に留まってはおりますが、斯様な立脚地点にて認められました作品の少なさを思い至ります時、今、われわれには斯様な毒とユーモアが必要なのではないか、と。思い至りました次第でございます。 そして、僅かではございますが、数多の紛争地帯の実際をも問う事に拠って、表面的な揶揄に留まらず、作者様の底深き、犠牲者、加担者へ向ける意思をも見受けられ、 只の悪巫山戯ではない、作品としての強度をも保障為されて居ります様にも、思われました。 なかなかの良作であると、感じ入りました次第でございます。 (四月の風は冷たくないですか)

2022-04-18

人がひとを殺す、ということは、とても悲しいことなのですよ。 感性の有り様の相違は人それぞれでございますから、評文の遣り取りでは、伝わらない感覚かもしれませんが。 実際に、 私の、亡き祖父は、シベリア抑留の過去を体験しております。俘虜になる迄、若しかしたならば、誰かを殺めた経験も。在ったのかも知れません。 普段は温厚な人柄ではございましたが、某かの契機には、異常な程、激昂を来す、ひとでもございました。 戦争とPTSD、に附きまして。ネットでも、体験記でも構いませんから、一度、お調べになられて頂きたく、思いまして、 筆を執らせて頂きました次第でございます。 殺さねば殺される状況に在って。斯く生き残るとも、生涯癒えぬ深い傷を、ひとは心に負うものでございましょうから。 (決意)

2022-04-16

わたしはあなたではない、という自明性への認識が人類を発展せしめた、とは誰でも言えることではございますが。 未だ解決を見ぬ人類同士の相剋、極端に論いますなら破局的結果と致しましての戦争、その因子が。上記の異化作用に由って齎されるのかも、等と考えております。 而して、わたしはあなたではない、という一つの発見を、私達は今更反故にすることは出来ませんでしょう。 況してや、自他の全的同一性など、現代に於いては精神病の範疇に括られてしまいますでしょうから。 肝要なのは、「わたしはあなたではないけれど、少しばかり似ていることも無くはないかもしれない」とでも言うべき、妥協への弛まぬ赦しの過程、なのかも知れません。 勿論、その結論へ至る迄には、血の滲むかの様な二元的極論、 例えますなら「同一性、相違性こそが万有万物間に立ち働く絶対の律、則である」と謂った狂的観念の順当性を自らへ徹底的に自問し、懐疑し、否定し、超越をし。 ただならぬ苦悩や煩悶、過誤や悲劇的現実直視を通過しつつ、襤褸芥の様に満身創痍となる、覚悟の上に拠って、ではございますが。 大概、「ネコ」と「わたし」や、或は「蜂」と「草花」を流れる主観的(時間は、何時でも主観に左右される、客観的概念であるならば。)存在時間感覚の差異を、 如何にして人間ごときが把握することができましょうか。 同じなのは、皆何時かは身罷り、居なくなる。それだけでございましょうから。 稍、話が逸れました。 長々と、莫迦狂人の譫言(長ぇよ)に目を通して頂き、允にありがとうございました。 (ネコに餌をやる)

2022-04-13

前半は、単純な死せる「カラス」への倦厭から成り立っておりますが。「春だというのに」とうリフレインが後半、「カラス」の生の営みへ副うように変化し、 ひとつの捻れの構造を産み、そこにそこはかとなく「面倒なカラスと言う存在」への必ずしも一面的、嫌悪的ではない複雑な機微、心模様、余韻を生み出し、 奥深き余白を表現なされていらっしゃる(具体的には「一都会人と思われる作中主体」が自然的存在の生き死にの有り様へと、自らの境遇と比えて抱く、憧れや、かなしみ、慈しみ、等)。 一言では表現し得ない、精神の様相がとても美しい余韻を残す、逸品であると。感受を致しました次第でございます。 表題を。平仮名の「からす」に致しましても、佳い塩梅となるかもと、思いました事を附け加えさせて頂きたく、存じます。 (春に無礼)

2022-04-13

「不要不急」、と言う流行病への流行語が。日常に馴染み始めました頃より、人為の衝突、不穏、威圧的な軋轢は始まっていたのかも、知れません。 そして。御作のモティーフに。 丁度、応答の数だけ「詩」が打ち上げられてゆく、当サイトのシステムとが重なって見えまして、或る種形而上的な構造をも体現していらっしゃる様に、お見受けを致しました。 佳作と、感じ入りました次第でございます。 詩は、文化は、娯楽は、藝術は。「不要不急」なのでございましょうか。 よもや、その風向き、一翼を担っていたかもしれぬ、自身の批評態度を振り返りまして。自らも既に状況に呑まれている、事実 を前に。思わず絶句を致しました。 (弾けよ風船 弾けるな風船)

2022-04-12

鋭い指摘を賜りまして、心より。有り難く存じます。 仰ります通り、各行頭の空白の配置には論理的な法則性はございません。改行も所謂「句切れ」を意図したわけでも、ございません。 つまり、意識せず、ただ赴く侭に、記述をさせて頂きました。生煮えのオートマティスム程、読み難く、煩わしいものは無い、その証明程には意義が在ったとも言えましょう。 最後までお読みくださり、ありがとうございました。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-10

具体、名詞が四つばかり(空、ゆうぐれ、だいちょう、人)、記述されて居りますが。 それさえも抽象化が叶いましたなら、一寸、凄まじいものとなるのではないかと。飽く迄、主観ですが。夥大な才能を感受せしめる、逸品と感受を致しました。 (nontitle)

2022-04-09

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 長く長い、狂気の一時代(漫画や、ゲーム、セルアニメーション等等のサブカルチャー産業への需要夥多時代)、が終焉を迎え、新しい、別の狂乱の時代の一幕を、存えている様な、心境で居ります。 没落と拝金主義、貧窮と富裕の断絶を、如何に争わず、生き凌ぐべきか。自身の想像力よりも高くを周る、飛礫の様な星屑の雲に、更に微細な存在として在る、この矮星「地球」の狭さを、実感しつつも。 私にとりましては、絶望的に青く深い、昼の影に窒息を覚えることも頻りでございます。 決して青空は最高密度、等ではなく。網膜にも深き残酷を湛え有り。刻一刻と死、収束へ向かう、全ての主観的事象に意味を探すなら。畢竟狂うほかにはないのかも知れず。とも。 そして 諸事象の第一起因すら、われわれの「科学」を以てしても定義し得ない現実裡に有って。紛うなき現実とは、果して孰れの脳裏に表象されるものなのでしょうか。 決して天才であろう筈も無く、凡庸よりも更に最下層の。「私、或は私達」が横溢する、正確且つ確実な社会的精神へ。 獄舎の内より喃語の如く喚く外なき、古物市の割鐘とでも、拙作を取扱って下さりましたなら、幸いでございます。 此処まで、全く返答とはなっておりませんでした事実に気付き、筆名に附きまして、返答させて頂きます。 読みは、予め定めてはおりますが、詩の如く、正しき訓は各閲覧者の皆様へ委ねたく、存じております。 それでは。ありがとうございました。 (埋葬、汀にて)

2022-04-09

ご講評を賜り、嬉しく存じます。 彼の構成の意味する所を、陳べさせて頂きますならば。 如何に壮大な主題を取扱うとも、真実らしきものとは、結局は私小説的な体験(それさえも、虚飾脚色に充ちては居りますが)に帰属するしか術無く、 人間の描写し得る現実、リアリズムとは畢竟その程度の個人的経験にしか起源を築けぬ、下らない物語にしか過ぎない。と謂った諦観を、工ませて頂きました次第でございます。 (埋葬、汀にて)

2022-04-07

ありがとうございます。 趣意は「天才=気狂い」とう一言の皮肉、反語に在ると思われますが。 健常者が障碍者へと甚だ非‐人道的な振舞いを致します事は――夙に相手が侮蔑の対象ならば――屡々あり得ることと、経験を致して居ります。 屹度、非‐健常者であることへの罰なのでございましょう。 みなさまに於かれましては。b-reviewへの破壊因子を看過し、育んでしまいました事を、心より口惜しく、後悔を致しております。 允に、申し訳ございませんでした。 そして。此れ以上は。室町様の粘着気質に拠り、此の場所を淀ましめ、穢すような浅知恵をお働かせになることをお止めになられることを。唯、願って已みません。 そして。 互みに荒らし行為、無為無益の応酬とならぬ為にも。 之以上は、室町様へのレスポンスを差し控えさせていただきたく、存じ上げます。如何か、真人間としての斟酌の程を。恃むばかりでございます。 上記、長々と。よしなしごとばかりを憚りつつも、筆を置かせて頂きたく、存じ上げます。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-07

ご批評を賜り、心より、嬉しく存じます。 凡そ私の書き得るものは、所詮自涜の塵芥に過ぎぬ、と考えて居ります。 修辞塗れであり、核心が、目的が無い。在るのは矢張手慰みの方法のみであり、詩、にも舞踏性ではなく、目的への歩行性をお求めに為られる御方には、欠伸を催す程に、退屈極まりないものである事を。自覚しております。 詩にも起承転結が必要ならば、拙作は駄作の謗りを免れ得ませんでしょう。若し、詩さえもが物語でなければならない、ならば。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-07

どうぞどうぞ、お気に召す侭。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-06

趣意と致しましては。 二度と読みたくはない、との事。 それさえも私には至上の称賛でございまして。允に嬉しく存じます。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-06

タイトルの求心力に先ず、惹かれました。 遠近、重大事へのつれづれが極めて観念的に描かれて居り、幾許かの義憤をも感受致しました。 而して義に因ってかの戦禍も継続して居る、事実を考えます時、 恐らくは――義に拠って人滅ぶ、と謂った矛盾をも同時に考えて仕舞います、捻子繰れた性分でございますから。 複雑な状況への結句を、独り唾棄にてやり過ごすのみ、に収めに為られました平衡感覚を、巧みであると、甚だ感じ入りました次第でございます。 いつでも、戦争は平和とう大義名分の許に勃発するものである、と独り言ちつつ。 (壊れ行く日常の中で吾は座して死を待つのみか)

2022-04-05

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 コンクリート、アスファルト、割礼的去勢後の性売買と堕胎、子供等もなき銭貨ばかりの。艶笑の文化さえもなき西欧的道徳律に嵌め殺された社会環境に於きましては。 それらの凡そ及ばざる所、 草木、虫、花鳥、、空、雲、星と月の折節――必然、淘汰の残酷性をも含み――を画き、主題と致しますことは。 近代文明化された社会、時代、人間への最大級の抵抗運動であると、思っております(自然対人工、係る両観念の軋轢とう前提に於きまして)。 問題は、そこまでへと。拙作に拠って踏み込む事が出来得たか。否かでございまして。 それらが伝達なされておりませんでしたなら、当作は、失敗作の謗りを免れ得ませんでしょう。 消費的肉慾、或は人体描写は、彼等若者に残された、最後の自然‐身体感覚なのかも知れません。 その他は個人、抽象的内観のつれづれ。申し訳ございませんがそれには興味も共感も、沸きません。 復、聖書的モティーフは、それらしき蛇足に過ぎません事も付記させて頂きます。 全ての営みが経済化され、価値へと歪み果てた現代と言う局面に在りまして。気が急き、些か筆が逸れてしまいまして。允に失礼を致しました。 (華燭の茎_膠と絵筆)

2022-04-04

第一聯、終聯の完成度が素晴らしく、特筆に価すると。初聯冒頭のみを抜き書きに致しましても、短詩として成立する水準に在り。 のみならず、「またたくたびに姿を変える君は/いつか永遠に嘘になるだろう」とは何とも縹緲たる時間が想起されます事か。結句には初聯の 「花の市」が掛り、花などで癒えよう傷の、浅きを俯瞰していらっしゃられる様にも読め。暗に作者様の抱えに為られた傷の、表現の。深きを 匂わしめる傑作である、と感受致しました次第でございます。 表題からして、抜群の感性を御具えに為っていらっしゃる。生半可な才気では、此処までの作を為す事は叶いませんでしょう。刮目し、そして仰天を致しました。 (花と傷)

2022-04-02

「」に拠り、状況を客体化‐風刺なされている様に、お見受け致しました。 大袈裟にたとえますなら、星新一と筒井康隆のハイブリッドの様な。 世知辛い、毒とユーモアの絶滅危惧的状況に於いて、挑戦的な発想が殊に私達には欠けていることを、思い知らされました次第でございます。 クリーンな表現ばかりに拘泥を致しますと、汚れた澱、淀みの様なものごころを覚えてしまいますわれわれの、矛盾という性を、改めて噛み締めております。 皆様、現実と想像にもっと遊んでも良いのではないでしょうか。愉しみは、モラルの反対側に在り、詩の面白さもまた然りであると、思われますものですから。 次作に、もっとどぎつい風刺、ナンセンスを期待致して居ります。 (緊急事態宣言!)

2022-04-02

詩人の俳諧、和歌短歌等に甚く興味がございますものですから。とても愉しく拝読させて頂きました。 歌人の詩や、俳人の詩、それら躊躇の遮る壁を撤去いたしましたならば、面白い事になるかもしれませんね。 各々の感覚、焦点の相違‐相似がくきやかになりますでしょうから、本邦の詩歌傾向に変化を齎す事もよもや可能であるかも。などと。 例えば。 各分野の投稿サイトを一処に集め、競争を致しましたなら、果して孰れの表現様式が勝鬨を挙げるのでしょうか。 その様な企みがいつか実現致しましたなら、ネット詩歌媒体の自立、独立も。強ち夢ではないかも、等と焚き付けつつも。 以下、返詩を送らせて頂きます。 聊かでもお楽しみ下さりましたならば、幸いでございます。 _ 濡れた絵筆   凌霄花にも細き輪郭      ひととふ    うつくしきものをにくしむ 海岸に投身する花嫁       醒めながら    解れて燃える藤の花束 紛争を凌げる尾花    芒の銀の広陵へ       擡げたる夕星もまた兆を推しては   一生涯の総覧      金融街の街明かり   帰る時所もなく       襤褸靴を履きゐて一日を飢う 躑躅の花  刈りとられそだつことなき    修道尼      その一茎の葦          その硬き櫓を              そりかへる揺り椅子            銀杏の葉      ふみしだかれて浅き現へ       よるはての     厨子に留る   蜻蛉の尾短かれば、五彩の衰滅迄もまたかくのごと在らむか 分け隔てなく鐘をうづめ尽くしつつをり、                   家督、は (陥落前夜)

2022-04-01

技術面、表現力に附きましては、下手の私が宣うには及ばざる水準にて記述されておりますので、 申し上げたき僭越等はございません。熟達を為されていらっしゃると、只仰ぐばかりでございます。 掛詞等、細微に亙って技法を駆使していらっしゃられる。 部屋(林檎を覆うもの)とその窓、頭部(脳髄を覆うもの)とその耳のイメージの重層性等、読めば読む程に、呻らせられました。 以下は、余計事ですが。 亡父がその幼児期に於きまして、耳に蜂が(蜂飼耳じゃねえよ)這入り込んでしまいまして、左側の鼓膜を破られて仕舞い。 聴覚に難ありて。大声を挙げなければ、声の伝わらぬひとでございましたことを、偲び。思い出して居りました。 昆虫の色覚は五原色からなるそうですが、耳朶の容も彼等彼女等には、花と見紛う色にも、見えたのかもしれません。 (蜜の匂いが焼けている)

2022-03-26

勇気の必要な、お言葉でございましたでしょう。打ち明けて下さり、允に有り難く存じます。 今は言葉を尽す程に、嘘偽りを陳べて仕舞います様な心地が致しますから。 ただ、唯、黙し。感謝とさせて頂きます事を、御許しください。 重ね重ねになりますが、心より、ありがとうございました。 (独裁者達)

2022-03-24

今の処に於きまして。 戦争を取扱いに成られた詩群の中で、最も優れた作品なのでないでしょうか。 揺籃と大砲、そして懐かしさをもその音に憶え。人間の曰言い難い情緒の諸作用を、不合理であるがゆえによりリアルに描写なされていらっしゃる。 結句の暗示する所も珠玉であると、感じ入りました次第でございます。 生半可な、「戦争反対」のメッセージ、作品等を軽々と超越為されておられる筆致に、われら凡その実力の及ばざる境地を、見、 イデオロギーに染まらざる詩「表現」は斯く在るべし、と教えて下さりました様な、逸品であると、感じ入りました次第でございます。 (砲撃音)

2022-03-24

一言にて、正鵠を得る、ご指摘を述べて頂きまして、ありがとうございます。 私は、若年の折、ヒトラーの思想に染まっておりました。 未だにその精神を、検閲し得ず、苦しんでおります。 ヒトラーには画家としての才能が、ございませんでした。彼の絵は建築画、以外には魅力に劣るものであり、藝術にて生計を立てるには、無理があったのでございましょう。 時代は違えど。私も、一労働者としての人生に頓挫しており、詩歌のみに拠って報酬を得る(今、考えますなら、到底その様な生活は不可能であることは瞭然だったのですが)、 ひとつの無謀な野心を懐きつつ、そして、実人生に於いて、暴力、罵詈といった加虐を。自らへと加え続けた社会への。復讐、という、悪意を以て表現運動に組する様に、為りました。 斯様な意志に拠って、書かれた詩歌が人の心を打つ筈もございません。ただ、精神的不具者への差別、に苦しみ、怒り。それらを動力として、客観的にはあからさまに下手な作品を、 藝術に選ばれざる稚拙を、表現し続けて居りました。そして今も、その怒りは沸々と、払拭し得ぬ侭に、蟠って居ります。 この社会には、その人物がシステムに於いて有益か、無益か、躊躇わず峻別をする、苛酷な側面がございます。そして一度無益、有害の焼鏝を捺されて仕舞いましたなら、 何処へ行きましても完膚無きまで排除をされ、斯く淘汰の連鎖を、受け続けなければならないのでございます。実際、生き所を失った、その様な人々が少なからず存在をしております。 彼等を誰が救えるのか、システムから排斥をされ、道を違えた者を誰が救えるのか。未だその問に答えられない侭にて、苦しみ続けて居ります。 人とは、損得感情に拠って関係を結び、損益を齎す対象は忌憚なく切り捨てる、その様な存在として、在り続けている様にも、思われます。 社会‐世界より、存在を全否定された人物が至る所とは、允に悔しい事に、システムの破壊因子、そこにしか道は、存在をしないのです。 それが、現代社会の実相であり、現実でございます。炙れた者は竟には自死を択ぶか、社会への無差別攻撃に加担する外には、活路は用意されていないのでございます。 過剰にも、クリーン、ホワイトな、清潔な社会システムの、暗部とはその様に人間に品評を降し、断絶の壁を築き上げ、不要な社会構成員を隔離し、矯正の適わぬ者には処分を実行する、 その様な作用に拠って存続されるものであると、存じております。 私には、それが恰も且ての絶滅収容所の様に、見えるのでございます。 ヒトラーの実行した社会政策とは、上記の様な既存の社会システムを摸倣する事に拠り、予めその存在を暗に隠蔽していた、普く現実社会の歪みを、顕在化する、目的を有していたのではないか。 私にはそう、思われるのです。 上記が、私の独裁者への信仰告白であり、疎外、迫害を。現実に於いて体験し、経験をし続ける者の、実態、そして事実、でございます。 気分を害されました御方がいらっしゃいましたなら、心より申し訳なく、存じます。 (独裁者達)

2022-03-24

ご閲覧を賜り、嬉しく存じます。 素直に申しますと。乗りに乗って。したためさせて頂きました。 (独裁者達)

2022-03-23

鋭き解釈を賜り、嬉しく存じます。 作者個人と致しましては、どぎつい事を論い過ぎたかも、とやや後悔をしているものです。 仰られる通り、 漢字は、指示する処の対象の意味をくきやかに致しますが、ひらがなには曖昧の余地が在りましょう。 而して、詩表現には寧ろ、その曖昧が必要なのではないか、と近頃は思っております。 私達、発信者が読者様に捧げ得ることとは、精々、各詩表現内容の半ばほどなのではないか、と。 その残された半分を、読者様の想像力に預けることに拠って、ひとつの詩が始めて立ち上がるのでしょう。 ひらがなによる表現に。もっと自信をお持ちになられても佳いのでは、と存じます。 一語の意味の多層性にこそ、詩を詩たらしめる本質、が在るようにも思われるのでございますから。 (独裁者達)

2022-03-22

巨視から細微へと及ぶ、ご講評を賜りまして、心より嬉しく存じ上げます。 前半、「俺」の視座からの状況筆記の流れ迄、に附きましては、無意識裡に、記述をさせて頂きました。 後半、冒頭箇所の繰り返しの破綻から、結句に至るまでの流れは、意識的に、記述をさせて頂きました。 詰めの甘さが、自動的記述ともなりますと、如何致しましても露呈を致して仕舞うのでございましょう。 それが、世界‐俺と謂う、稍陳腐な、セカイ系的対立構図、思考へと堕し、 或は9辞Ⅰ2分とう、数字の表記にて全体との調和性、より逸れて仕舞いましたのでございましょう(因みに、記述中に、実際に確認を致しました時間を。そのまま拝借させて頂きました。) 何よりも、聊かでも面白く愉しみ、お読み賜り下さりましたならば、それ以上の至福は、御座いません。 孰れにせよ。結局、普く作品とは。只の想像力の自己満足、自己欺瞞に過ぎないのでしょうから。そしてそれは本作でも同じことと、存じ上げます。 真摯なご講評を賜りまして、繰り返し。有り難うございました。 (埋葬、汀にて)

2022-03-20

折り返しお返事を賜り、ありがとうございます。 必然、二元論は、単元論の相克の結果でございますから。本邦に於いて一般化をされた中庸論、つまり寂滅(無理でしょうけれども)こそを、望みたく、思っております。 理想を語らんとすれば、その綺麗事に思わず苦々しさを覚えてしまいますものですから、余り、多くは語りたくはございません。 如何ともし難い面倒な性格だと、自らを存じますが。 屹度、作品を以て語るべき事なのでございましょう。 (埋葬、汀にて)

2022-03-20

私の独断では、作品を穢してしまうかもしれませんので。 一言。 御作には自己の手で掴み取りに成られた、体験としての事実、身体感覚、たましいが込められていらっしゃると、感銘を覚えました。只、脱帽を致したき心境も頻りでございます。 (つみのない国)

2022-03-19

折り返しのお言葉を賜り、嬉しく存じます。 概ねの趣旨と致しましては。起源からの普遍的な事象、暴力の応酬を、外部からではなく、状況の坩堝より、追体験し得る事を目的と致しまして、記述する試みをさせて頂きました。 普く教条、つまり善悪の果樹「知恵」が孕む根源的な問題、つまり対立概念、対義性に拠る、我々の問題解決可能性へ、聊かでも疑問を、投じられましたならば。幸いでございます。 蛇足でございます。 或は二項対立とは、ヒトの脳が発明を遂げました、状況把握の為の単純‐簡潔化能力としての「現象の情報化」に纏わる、システム固有の深刻な問題であり、 此れは、抽象的思考‐判断の抱える一つの病理なのではないか、とも。考えて居ります。 現実に即して申しますが。 抽象、対義性の為に、具体が死を択ぶ。馬鹿馬鹿しいとは思われませんか。 (埋葬、汀にて)

2022-03-19

感想を賜りまして、ありがとうございます。 本作は小‐叙事詩への試みであり、そして全き失敗作でございます。 (埋葬、汀にて)

2022-03-19

思弁を賜り、心より嬉しく存じます。 普く人間の成せる所業とは、斯く迄も。と黙し、したためさせて頂きました。 (埋葬、汀にて)

2022-03-18

上手いのです。上手いのですが、修辞力の有余る余力に、主題が等閑となられている様な、つまり全身全霊より程遠い場所で、御遊びになられていらっしゃるに、過ぎない様な、感覚を覚えました。 (彼方という天稟)

2022-03-18

センスと選語が素敵です。 放り投げられたかのようにいなしていらっしゃられる、鐘のよしなしごとを、風景記述で引締めていらっしゃる。緩徐と緊張、弛緩と集中の妙。 作品名も、様々な推測の余地を残してお付けに為られていらっしゃるかの様。鏤められた構成の技巧を堪能させて頂きました。 次回作も、期待させていただいております。 読み易く、且つ洗練。 (プリドーン-Predawn-)

2022-03-17

いすき様の、意見に頷いております。 狭い喫茶店で、喧々諤々のばか話をいつもしている連中でありたいと、少なくとも私はそう、思います。 (詩の話をしましょう)

2022-03-17

ありがとうございます。 私の「作品表現」自体は、高慢ちき且つ、似非知識の欺瞞に満ちた、詮無いものでしかございません。 主に評に拠りまして、皆様の、屋台骨となれましたなら、幸いでございます。 目立つのは、苦手でございますから。力尽きるまでは、何とか。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-16

どうかご心配を為されないで下さいませ。多分、皆様も。久司様の実力の在ってこそ、この拙く、悪しき批評文に、賛同を為された事と存じ上げます。 何より、久司様の誠実且つ、暖かな人柄が、文章を越え、伝わって参ります。 久司様の作品に出会えました事、そして何より、その未来への可能性の一助になれましたなら、それ以上の至福はございません。 珠玉の作品を投稿して下さりまして、心から、嬉しく思います所存でございます。 お返事を下さり、ありがとうございました。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-16

昔、下北沢の劇場にて眺めました、毛皮族の公演チラシの様な色合いを覚えました(いいかげん)。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-16

失礼致しました。作品ではなく批評への批評。でした。 (可愛いは正義だ!)

2022-03-16

作品、返詩ともに素晴らしく、何も言うことはございません。 ただ、一寸文字から離れまして、折々の草木、花、虫を眺め、観察を為されます事を推奨させて頂きます。 都市部では難しいかもしれませんが。彼、或は彼女等は、割礼等というばかを免れ、逞しく命の丈を謳歌しておりますから。 下手致しますと、彼奴らは雌雄両性であったりもいたします。ゆめゆめ油断をなされませんように。 (ハッピーザーメンプログラム)

2022-03-16

不幸ビジネス、を取扱いました演劇を、遅蒔きながら鑑賞致しておりました。 かなりヘビィな、内容でございました。 それに連れ、抱きました感情なのでございますが かわいい、は対象への優越意識と表裏一体であり、よもや「イイネ」や「スキ」等の意思表示さえ、一種の優越感の表出なのかもしれません。 逆に、考えて見ました。 思想には、意志、思路が在り、誤りも復明文化し得る。由って誤謬を指摘致します事は容易でございましょう。 然し、「かわいい」はその思考の道筋を明瞭化し難いものある、とも存じます。何故ならその主観の、感情の問題であるからです。 私は、詩は理論に拠って構築することに、甚だしく不得手なのでございますが(そこが私の欠陥なのでしょうが)、 せめて詩は、情緒の成果であって欲しい、とも思うのでございます。 然し、前記の様に、感情、情緒は、その過程を必ずしも明文化し得る訳ではなく。 恰も黒い箱の中のあらゆる災禍の様に、破壊的に振る舞う性質をも、同時に附帯するものであると、考えるのでございます。 遠回りになりましたが。 私は、御作に於きまして、その様な思考実験の名残を感受致しました様な心地が致しましたのでございます。 つまり、推察致しますと。「誰だって嬉しい」と謂う、その根拠が明示されておりませんことに、一つの作為が仕組まれていらっしゃる様に、思えましたのでございます。 実は柳煙様は、「かわいい」の溢れました社会をかなりシニカルな視点を以て観察していらっしゃり、 咄嗟の感情で容易に豹変する今日の私達の、かなり深刻な社会的関係問題へ、ひとつの提起をなされておられるのではと、考えましたのでございます。 稍、使い古された言辞ではございますが、東浩紀氏の「動物化するポストモダン」の成れの果てへ、辛辣な知的批評を作品に拠って、行っていらっしゃる様に思われました。 長々と、無駄な独りよがり、分析を列ねて仕舞いまして、申し訳なく存じますが。其処まで詮索、深読みし得る、貴重な辣腕を以て記述された作品であると、感受致しましたものでございますから。 これからも、御作の様な水準の作品を、投稿していただきますことを、切に願いつつ。跋とさせていただきたく存じます。 (可愛いは正義だ!)

2022-03-16

総合的に見ますと、やや、凡庸的(カタカナ表記の「ココロ」など。)な表記も見受けられますが、 「自分探し」を死ぬかのように、と冷静に俯瞰する視点など、可能性を秘め夥大に秘めた、御作であると思いました次第でございます。 どうか、より一層、自身の作風を深め、拡げなさってくださいませ。 (確信なき)

2022-03-15

なぜ、哲学が人間には不可欠なのか。深く、考える契機を与えて下さる様な、力作である、と感銘を覚えました。 私自身、精神分裂病を罹患しておりますものですから、導入より、火蛾の様に。甚だしく惹かれる、心映えを懐きました。 老科学者が最後に見た物は、絶無か、それとも自らの眼球に迫り来る、包丁、錐か、等と。想像を膨らませつつ。 終夜、火の灼熱地獄、或は異端審問磔刑の只中に、滴り落ちるバラバ、バルボラ達の血と胆汁が馨る様な、狂おしい筆致であると。絶賛を以て結ばせて頂きたく、存じます。 追伸。 国内に於きまして、陳腐化をしたアール・ブリュットに代わり。 正規の美術教育を受けていない、「精神病者をも含めた」、普く一般人に亙る、美術作家達、の展覧会が開催されたとの報せを聞いております。 その運動は仏、米国が口火を切り、勃興したそうでございます。興味がございましたなら、調べて下さりますと。ややもすると、面白いやもしれません。 名前が思い出せない事が、口惜しいのでございますが。 (覚醒と狂気の間)

2022-03-14

熱量と技巧と愛想の無駄遣いが、絶妙であると感受致しました。 (爆発地図)

2022-03-14

ご返信を賜り、ありがとうございます。分析的な視点、視座も、われわれには必要となることでございましょう。如何かその折には、お力添えを頼みたく、思います所存でございます。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

ご返信を賜り、嬉しく存じます。批評論や、詩作の方向に差異こそあれど、皆等しくその過程に於いて研鑽し合える様な、場所となりますことを、切に願い已みません。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

力強いお言葉を賜り、嬉しく存じます。微力ながら。お力添えをさせて頂きたく思う所存でございます。 われわれに必要なのは、権威主義ではなく、多分、純粋な表現への意思と、その平等関係に基づく新風である、と存じます。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

深尾様、おはようございます。 確かに、直截かもしれませんが。 私には、その実直さが好ましく映りました次第でございます。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

久遠様の仰ることに、恭順致します。人は、自我を司る脳領域を破壊されますと、「自分とは水だ」と感じるそうでございます。 境界を喪失致しますと、ヒトは水と等しくなる。面白いと、思われませんか。 (可愛いあなた)

2022-03-14

真昼様へ。 確かに、サイトシステム上の問題が、種々様々な弊害を孕んである、と言うご意見。腑に落ちる事実もございます。 ご提案に附きましては、私自身も納得を致しました次第でございます。 次に。私は、詩を論述することに附きましては、消極的な立場で在りたい、と思っております。 何故かと申しますなら、腑分けの如き解釈は、作品の余白を、殺してしまう行為であると、感じ、考えております。 かと申しまして、自己流の詩論に作品を嚥下し、消化吸収してしまいますことを、独善であるとも、思っております。 詩は。作者の為でも、批評家の為でもなく。読者の為にこそ開け放たれて在るべきであるという、持論もございます。これを枉げる事は、詩作品の死活問題でもあると、考えておりますものですから。何やら蒟蒻問答の様でございまして、申し訳もございませんが。しかし、上記が偽らざる私の詩への視座であることも、事実でございますことを、最後に付記させて頂きます。詩表現には、目的は必要では無く、寧ろその流れこそが肝要であると、考えて居りますものですから。 長々と、的を得ない駄文の程を列ねて仕舞いまして、允に失礼を致しました。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

室町礼様へ。 實は私は大した批評眼を持ち合わせている訳ではございません。 只、言葉に色が付いて見えるだけのものでございます。これは下心があるか、これは些か自己欺瞞的であるか、といった様に。 ですから、批評対象作品を解析し、殺害する様な営為は、なるべく避ける様に致しており。その様に評をさせていただいております。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

三浦果実様へ。懐の深さに、恐れ入ります。 言葉を扱うなべての者は――多かれ少なかれ――詐欺師であると。私も含めて存じております。 (私達はそれでも荒野を目指す)

2022-03-14

久遠様は、依存をなされず、もっと高潔に生きるべきです。あなたなら、必ずできるはずです。なぜならあなたには、そのエネルギイがあるのですから。 聊か、作品へのコメントを越えた範疇の事を申し上げてしまいまして、もうしわけございませんが。 (可愛いあなた)

2022-03-14

一読致しまして、腹が立ったものですから。反抗的気概の在る、良い作品であると感受致しました。 冒頭より滑り出し迄、面白くなるまで稍文量を必要と致します処以外は、とても良く、書かれていらっしゃると思いました次第でございます。 追伸。評価ポイントごときで幸不幸に振り回される、人間って何なのでしょうね。 (バイオスフィア3)

2022-03-14

コンセプトは、理解出来ます。第一に反抒情と、似非日本習俗の、嘘に満ちた血の匂いと、幻想、現実の綯い交ぜ。 問題は、此の方法論の。過激な凡庸性、とも呼ぶべき、前衛的(と申しましても、手垢が見え隠れ致しますが)方向性を、自身の作風として確立し得るか、 或は一過性の実験に終わらせるか、否かに掛かっておりましょう。果たして。寺山を出し抜く世界像を獲得し得るか。期待を致しております。 (もう恋はうたわない)

2022-03-12

「さえも」はデュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」でしょうか。 いつもの形式に加えまして。本作にはエイクピア様の感情がより強く香る様に、感ぜられました。 型あればこその型破りが、効果を奏していらっしゃる。 素晴らしく秀逸であると、思いました次第でございます。 (さえも)

2022-03-10

方言の様な、外国語の様な、喃語の様な。 この方法論で書き切るセンスと、熱量に驚嘆を致しました。 そのまろやかさ、意味と無意味のゴルゴンゾーラ。 (おばりて)

2022-03-09

ご講評、及び、とても貴重、な実体験のことづてをご教授賜り、嬉しく、否、名状し難い感情の込み上げる様な、心地が、致します。 私も、「核の冬」を教育に拠って、伝えられた世代の者でございます。 広島平和記念資料館には、修学旅行の折、足を運ばせて頂きました。 凡その同級生は、大袈裟な見世物とでも思ったのでしょう、笑いながら。其処を通り抜けてゆきましたが。 展示物、熔解した懐中時計や、襤褸襤褸の軍服、火傷、或は黒焦げの。多くの、亡骸や、生存者の方々の記録写真を目にするにつけ、何故かしら、涙が止まらなくなって仕舞い、 同級生達に甚く笑われました事を、今も鮮明に覚えております。 所詮、実際の体験を経てもいない、様な者が。広島、長崎を思わしめる作物を、果して書いても良いものであろうか。 逡巡しながらも、恐らくは偶発的に。作品と呼び得るものを仕立て拵えることの叶いましたものが、今作であると、存じます。 これは、 私と謂う作者ではなく、 亡くなられた、或は被曝しながらも生き延びられた、全ての、失われた生活と、その方々の遣る方なき、思いの丈を、写し取りたく、認めさせて頂きました、無銘の作品であると、 思っております。 稍、話は逸れますが、私の父方の祖父、祖母は、満州からの引き揚げの体験を、致しております。 祖母は、三人の幼い子供を喪い、祖父は、ソビエトに捕虜として連行され、抑留地の極寒を生き凌いで帰還を赦されました。 自宅には、今もその、三人の子供の戒名を記した、位牌がございます。 何処まで追求しようとも、当事者ではない、自身の言葉を、作品足らしめる事に附きまして、今でも足りないことばかりと、存じますが。 被曝経験の、語り部を為されてあられた方々の、物語に由ります、夥大な影響にも助けられまして、漸く作品の姿と成りました事も、付記致したく、存じます。 綺麗事ではなく。再び、核兵器や、大量殺戮兵器の使役される事の無き様に、と。私も復、願い已みません。 声を上げ、伝えて下さりまして、允に、ありがとうございました。 願わくば、これからの広島、長崎と。私達にも、真清水るる様にも。その先へと語り継がれて行く、未来が等しく在る様に。切に望みつつ、筆を一度、置かせて頂きます。 (ふたつの鐘がなるころは)

2022-03-09

福まる様の仰ります様に。私も、そして多分皆様も、同じ様な危惧を懐かれていらっしゃる事と、存じます。 押黙り、看過する事は、私には出来ませんでした。ロシアも、そしてウクライナも。一国家の理性、尊厳を失わず、同じ談話のテーブルに着きます事を、心より願い、已みません。 (独裁者達)

2022-03-08

ありがとうございます。 深尾様も、異なる立場に於いて、表現と奮闘していらっしゃられる様に、覗えます。 一緒に、頑張りましょう。 (ふたつの鐘がなるころは)

2022-03-07

われわれの抒情は、もうどこを探してもかえらないのでしょうね。 残虐な理性と、並々と湛えられた悪意に拠って。 論陣に拠って。 作者様が、勝鬨を挙げたいのならば、挙げれば宜しいかとも、存じます。 此処は、詩の投稿、批評サイトです。 畢竟、投稿を為された作品は、普く「詩」と謂うカテゴリに収まるもの、詩への批評に収まるものとして諒解される、と謂う、遵守さるべきルールがございます。 由って、作者様の論を。私は謂わばポオのユリイカの様に、一つの詩として。解釈致しておりました。 然し、それをあなた自身の舌鋒は、紛うこと無く全否定なされました。 謂わば 障子屋に、棺桶を注文為されるかの様に。 この場所に愛着をお抱きに成られている方方の心痛は。推して思うに、有余るものであると、存じます。 私から、作者様にお願い致します。 私は、取るに足らぬ、下手の詩書きでございます。されども、私は。 担えるだけの罰、如何なる咎でも背負いましょう。軟弱であると嘲られても、構いません。 皆様から唾棄されると致しましても。それを受け入れる覚悟で、申し上げさせていただきます。 如何か、他所で遣って下さい。 (詩の話をしましょう)

2022-03-06

こんばんは。絶賛ダダ滑り中の者でございます。 大分(おおいたじゃねえよ)、それなりにコミュニュケーションを取られるお方の様ですので、気になりました部分を掻い摘んで。 詩と謂う手段が効率的でなければならない理由とは何か。 現代病です、ね。作者様の仰る理屈に照らし合わせますなら、演劇やコンサート、ライブや展覧会、ともすれば映画さえも非効率的であるとも解釈出来得るとおもわれますが。 然しそれでも、コロナ禍の只中に有って足を運ぶ、お客様も居られます。それも充分に。 詩には読者が、需要が無い、と謂った趣旨の反論の向きもございましょうが。 このコメント欄の活況ぶりを見れば瞭然でございましょう。 一定数の読者は、図らずも存在をするのでございます。 効率、役立つ、をもう少し掘り下げさせて頂きます。 言えば御仕舞いなのですが。 煎じ詰めましたなら、表現も、人間そのものも非効率であるとは言い切れませんでしょうか。 人生を効率的に送られたいならば、人生を終える事が最も効率的ではないでしょうか。 だってそうでしょう。 孰れ死ぬ事が明確であると申しますのに、眠り、覚め、食べ、排泄し、訳の分からぬ社会に放り出され、一体何の役に立つかも分からぬ労働に終始し、それらを繰り返すのですから。 不条理でしょう。 全く以て。 だから私は申し上げたいのです。 一番効率的なのは、直ちに命を絶つ事である、と。 でもそうなさらないでしょう、皆様は。突然その様な事を宣われましても、冗談じゃない、俺がなぜ死ななければならんのか、とお思いに成られる事と存じます。 人間や、生物(なまものじゃねえよ)の存在、それが役立たぬ最たるものであり、ともすれば己の住環境までも破壊して仕舞う。話が逸れましたが。 不合理でしょう。 何より不思議と思いました事を、問わせて頂きたいのですが、 主語「誰の為に」人間は効率的でなければならないと洞察していらっしゃられるのかな、と。その様な、大前提に於ける疑問が湧きましたものですから。 よもや、コンピュータや、論理的正統性、社会の為とは仰られないとは思いますが。 遅蒔きながら。 重箱の隅を突かせていただきました。 (詩の話をしましょう)

2022-03-06

年寄(なのか?)の戯け言でございますが。 近頃、斯様な傾向のお方を耳目にする機会が、心なしか以前より増えた様な心持が致します。 理論、理屈と、優越感に塗れた、悪意。 知恵と情緒に序列を見ていらっしゃられる。理性と感情を善悪‐優劣等の対義的概念と為されていらっしゃる様な。印象を受けました。 敢えて断言致しますが。知恵は感情の一種です。 殊更、とりわけ悪知恵は、御身を破滅せしめ兼ねません事を、「理解」為されます必要が在るかとも。狂人の実経験として。述べさせて頂きます。 と、言った所感を覚えました。全く詩を語っては居りませんが。 そんな処でございます。 色々と。 釣られながら。 (詩の話をしましょう)

2022-03-05

そうですね。私の知る限りに於きましては。 彼等の肩書は自称リベラリストであり、悪の枢軸であり、カルト教祖であり、ポピュリストであり、 合衆国アメリカの歴代大統領であり、凍死したホームレス生活者の襤褸襤褸の革靴であり。 そのやんごとなき御尊顔は屡々、天国や刑務所、精神病院に在らせられます。それらを指して人は絶滅収容所「地球」と呼びます。 (ふたつの鐘がなるころは)

2022-03-04

とても興味深い問いを賜り、嬉しく存じます。 藝術は、兵器なのか。 例えば、ラヴェルの「ボレロ」は武器足りうるのか。 私は、彼の穏やかな抒情が好きでございます。彼の音楽の底流には、繊細で情感に溢れた格調が流れている、と、私には感ぜられます。余り、武器には向いてはいない、と言えるでしょう。 では、ペンデレツキの音楽は如何でしょうか、私には、彼の激甚な憤懣や恐怖が感ぜられ、その音楽もとても好みでございます。主観ではございますが、彼の音楽は武器足り得る、とも感ぜられます。 詩、創作の話に戻しましょう。 われわれには、揺るがせない、生来の傾向というものがございます。 情緒に優しく訴える、様な、つまり共感の方向へ向ってしか創作を成立し得ない方もいらっしゃれば、 私の様に。暗く蟠った情念を、コールタールとして塗り潰す、方法しか、創作として成立させ得ない方も、いらっしゃいます。 そして、その両方を意識的に使役、駆使し得る、方も居られます。 私事で恐縮ではございますが、私は、幾つかの投稿サイトにて、事実上の出入禁止を言い渡されて居ります。 原因は、自身の創作態度にございまして、簡潔に申して仕舞いますなら、「緩やか且つ、生温い共感等を、藝術とは認めない」と言う、創作への意志、批判姿勢が仇となり、 著しく。集団の調和を乱す者として、事実上の追放を必定、決定されました次第でございます。 その様な経緯を。実体験として抱える者の発言として傾聴して頂きたいのでございますが。 理想としての藝術を追求すれば孤独となる、而してその経験経緯に則れば、孤独は自分自身を以て唯一の武器たらしめる事をも翻って証明している、とも言い得るものとも、存じます。 個々人の差異こそあれ、斯様な原則に基づき導出し得る結論と致しましては。 絶対的なる孤独、苦々しき特異点である事に由って、人は。精神と謂う、実在の虚構の畔に、一つの重力と斥力を具有し、想像という揚力さえも復、その諸腕に孕み得る、と謂った処でございましょうか。 理解も共感も頂く事は叶わないでしょうが、表現とは。形而上に於ける、或る固有の意義への殺害、暴力である、と、私は考えて居りますことも、附け加えさせて頂きます。 勿論、穏やかな、夢と戯る様な、もの淋しさをも掴みたくも存じますが。 (ふたつの鐘がなるころは)

2022-03-04

ご批評を賜り、心より嬉しく存じます。 何時も、自身でも明文化の覚束無い、記述の必然性、意図を。巧みに洞察をして下さり、その観察-読解力の鋭さを。尊敬をさせて頂いて居ります。 (ふたつの鐘がなるころは)

2022-03-02

閲覧を賜りまして、心より、在り難く存じます。 所詮実体験ではないと言われましたならば、その通りなのでございますが。 われわれから、われわれより若く、幼い世代へと、戦争と謂うものの実際を、孰れの様にことづてとして遺し得るか。その結果と、過程の只中に有りまして、本作は、甚く難産でございました。 而して今、そしてもう一日、あと一日へ。溢れ出る凡ゆる災禍の中にも、唯一つ遺された希望として伝えなければならない、記憶が在りますならば。かの年、かの日の現実を、と思い乍ら、 記述させて頂きました次第でございます。 叙情、叙事とは、斯くも難航を窮めるものかと。悩み抜きつつ、悩み已まない侭で、居ります。 なぜ、人は人を殺め、略奪されれば略奪の応酬を是とするのか。凡そ答えなき問いを、直視しつつ。 (ふたつの鐘がなるころは)

2022-03-01

再びのレスポンスを賜りまして、ありがたく存じます。 以下。纏りの無い、話しですが。些か御目を通して下さりましたなら、幸いでございます。 確とは憶えておりませんが。 「ロシア的なるものの精神は、ロシア人にしか分からない」と言う文言を聞き覚えております。 ロシア美術のモティーフには、屡々悪魔と謂う主題が登場致しますが、それは彼等が自分自身を、謂わば聖霊的な、浄化、美化されたものではなく、 堕落した、醜いものとして投影し已まない、精神構造を有している、証明とも呼び得るものでしょう。 此れは人間存在の深刻な、残酷性、知性では統御の叶わぬ「善=悪」とも成り得る様な矛盾、衝動性を抱え乍ら、暴力的である程に本質的である、存在の実相を、暴く行為であり。 鬱屈たる、精神の深刻性を髣髴とさせる、傾向を象徴している、存在の、如何ともし難い現実を、表現していると、私には感ぜられました。 そして、私は。悪魔的なるもの、デュオニュシオス的な精神に甚だしく惹かれる、性質の、人間なのでございます。 人間が平和であるためには、此の、精神の。内的葛藤と常に直面し、対話や、時には対峙をしながらも。個々、集団の内面に於いて、妥協をして行く様な。苦い道程を進まねばならないのでしょう。 恐らくは、その苦々しい葛藤こそが、人間の尊厳を尊厳足らしめる、唯一の過程なのでございましょう。 (風紋の彩なす処)

2022-03-01

無理に、悪ぶらなくても佳いかと。 あなたは如何やら、嘘偽りではなく。ひたむきに、心温かい御方の様ですから。 その様な天籟を具えておられるお方ならば、それを長所とし、素直の方向に才能を費やしに成られたならば、より素晴しい作品を創造し得るでしょうから。 今更何処の口が、とお思いになられる事と存じますが、捻くれた此の性根が。批判を過去に於いて口に致しました事を、思い出しましたもので。 一筆の謝罪を、どうかお許しくださいませ。 如何か、あなたも、あなたの作品も。心健やかであって下さります事を、切に願い已みません。 (嗚咽)

2022-02-28

ご閲覧を頂きまして、ありがとうございます。 色々と、骨身を削る様な現状の只中におりまして(それは皆様も同じではございましょうが)。酷い手傷を蒙りながらも、皆様の、抒情を諦めない姿勢に甚く感銘を受けております。 脆いものの内部からしか産まれ得ぬ、逞しい意志を矜持とし、作品と成す。然様な心向きをご教授いただきましたかの様な、晴がましい心境を覚えております。 未だ未だ稚拙な、作品ではございますが。某かの詩的心象、イマージュを感受なされて下さりましたならば。僥倖と存じます。 蛇足。 何が起ころうとも、ロシア近現代芸術への敬愛を自己検閲したりなどは、致しません。 われわれには必ず和解への道があり、そこへ続く標識こそを探すべきである、と考えておりますから。 (風紋の彩なす処)

2022-02-28

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 実は、エイクピア様の、博識とウィットに富んだ作風を、何時も愉しみにしております。 無精なものですから、つい批評を後回しに致しました侭で。不義理を、働いて仕舞いまして。申訳なく、思っております。 ありがとうございました。 (風紋の彩なす処)

2022-02-21

嬉しく存じます。 何より、本作の抱える重要な問題を指摘して下さりました事を。 当拙作が今一つ精彩に欠けおりますのは、表現の振れ幅――想像と肉体、そして能動と受動、主観と客観が、或る幻想性‐美意識の達成の為に省略されている、事であると存じます。 謂わば、落差の所産である、生々しい肉声が、記述の欄外に押し遣られている事に起因する、問題とも呼び得ましょう。 それでは、何故、肉声的記述が放逐されているのか。此れは、単純に申しますならば、話者である私の、余に脆弱な意識を曝け出すことを躊躇しているからでもございましょう。 そして、現実は想像を厭い、想像は現実を厭う、と言う、両者の性質も一因となっております様に。思われます。 可もなく不可も無く、無難な表現に終始して居ります内は、成長‐発展は望めない、と肝に銘じつつ、その欠点を幾許かでも克服致したく、存じ上げます次第でございます。 ありがとうございました。 (風紋の彩なす処)

2022-02-21

この際ですから。寒気の走る様な。内輪受けは終りに致しませんか。 世間等関係無く。 御作に付きまして、私自身は何の発見も、目新しさも、堅実さも。智慧の閃きも、情緒の機微も。哲学的思索も、人間性への根源的な問いも、そして作者様の作品への真摯な姿勢も。 何一つ、感じ得ず。嘘偽りなく申しますなら、凡作、としか受取れませんでした。 諂いの言辞ならば、幾らでもございましょう。 而して類様は、果たしてそれで満足なされるのでしょうか。所詮日曜詩人、の領域に甘んじ乍ら。それで充足なされるならば、それはそれで幸福で御方ではございましょうが。 褒められれば嬉しく、貶されれば不愉快。共感だけを数珠の様に繋ぎ、異物を排除し。 詩とは、詩へ向う態度とは。斯様に表層的な、恰も生きながらも腐敗した死骸、の様な気概、様相で宜しいと、お考えになられていらっしゃるのでしょうか。 ご返答、復はご教授を賜われましたなら、幸いに存じます。 (('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`))

2022-02-19

とても愉しく、拝読させて頂きました。 もっと、ナンセンスの方向へ舵を切っても面白くなられるのでは、とも。 (カナダからの手紙(大))

2022-02-19

割と。 軽率な御方なのです、ね。 些か吃驚致しました。 コメント欄を淀ませて仕舞いまして、申し訳ございません。 皆様に於かれましては。このコメントを如何か、ご容赦くださいますことを。心から願い已みません。 (('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`))

2022-02-19

既に、 実験され尽くしたであろう形式を、堂々と実践する行為の、意義が私には理解できない。 今更、やがては誰もが世界中で15分は有名人になれる時代が来る、と言った男の、 キャンベルスープ罐的なるモノへの風刺表現に、弛緩したリスペクトを捧げる様な、創作態度への。浅はかな薄ら寒さを覚えるのは、誤りだろうか。 (('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`)人('A`))

2022-02-15

写実主義(リアリズム)の再提起。 とても面白く、拝読させて頂きました。 或は、歴史は繰返すものならば。 詩壇と謂うアカデミズムと対峙し得る、創造力を、此のメディアは未だ具有しているのでしょうか。 簡素化と抽象化、この両側面(要約致しますならデフォルメ、)に突出を呈す(と思われます)、本邦の美への観念は、孰れへ向ってゆくのだろうか、とも。 現代の世相を考えさせられる、秀逸な作品である、そう感受を致しました。 ジャーナリズムと言う媒体、その虚構への煽動性に肉迫し得るものは、最早個個人に託された、現実直視、洞察力のみであるならば。 われわれはわれわれの詩を、ゲリラ的な創作運動に拠ってしか、保障、担保することは叶わないのかも知れません、ね。 言わなければいい蛇足ですが。 斯様に陳腐な感想に拠って、場を白けさせてしまっております事を、只管に申訳なく思いつつ、謝罪をさせて頂きます。 (私のお姫様たちへ)

2022-02-14

前置き。 近年、都市人の破壊願望の表出傾向には目覚ましいものがある。 これは、高度にシステム化された社会秩序が、人間を意識の方向へ牽引し、無意識を排斥して行くプロセス、過程に拠って、引き起こされた状態であり、 例えばフロイトに於けるリビドー‐デストルドーの様な、人間の元来具有する精神活動が、抑圧された容で表現された結果であるといえるだろう。 問題がある、と言う前提で解釈するならば、これは、意識の容に沿って機能化された、つまり、脳髄的理解に拠って構築された、制御可能な都市景観に依存する、 一つの機械的精神論の様な、効率優先性に特化した、現代人の抱える(夙に青少年期の)宿痾であり、 別の角度より把握するならば。当作は、狩猟時代に於いては必需であった攻撃性が(自己破壊という形式を取って)、現代文明の隙間より漏れ出でる、現象と場、その瞬間にわれわれが立ち会っている、事実の証左なのである。 以下、個人的つっこみ。 傷は小さければ治りますが、毀れた患部は治りません。 完全はありません。人間が肉体であるかぎり。 「あなた」はいません。果して「私」もいるかどうか。怪しい処です。 構成も結びも秀逸ですが、些か出来過ぎています。言い換えれば類型的、です。 結び、作品へ。 面白く拝読させて頂きました。総合的には。現代都市生活者の感情と理性の齟齬をこれでもかと匂わせる、逸品であると、感じ入りました次第でございます。 (flow)

2022-02-12

論は不得手なのですが。 先ず、詩とは何か、を定義致しましょう。 小説に倣いますならフィクションの文学(歴史、時代小説、幻想、ファンタジー小説、推理、ミステリ小説、sf小説、恋愛小説、等)が先ず、娯楽、大衆小説としてカテゴライズできましょう。 方やノンフィクションの文学(口述筆記、ルポルタージュ、記録小説、私小説、等)がございましょう。峻別を為し難い、問題ではございますが。 純文学と謂う表現手段は、心理に於けるノンフィクションに基くフィクション、と申せましょう。 現代詩が至上として居りますものは、上記の様に純文学的な作品であり、つまり現実的視座に裏打ちされたフィクションの性質を具有する、作品であると、仮定を致しましょう。 御作は、現代詩として投稿を為されていらっしゃるので、ノンフィクション的なフィクション(現実的虚構)として把握を致します。 次に、虚実の実に寄せて、創作を為された意図に付きまして、考えたく存じます。 自殺した友人、そして投稿をなされた匿名作者。作品と構成の主導権を具有しておりますのは、匿名作者様であることは、言わずもがな、明瞭としておりましょう。 「自殺した友人」のオンラインに於ける移動順序を時系列に沿って並べていらっしゃる、謂わば、此れは、疑似的なノンフィクションの構成法と申せましょう。 此処に、匿名投稿者様に拠り意図をなされた虚偽の現実性が、謂わば騙りの技巧として、表出をされております。 では、何故疑似現実を構成して迄、匿名作者様が表現を成されたかった、御作の意図が何処に有るのか。 これは明瞭として居ります。 それは「自殺した友人」の「詩」です。 各自参照を為さって下さりましたなら分ります通り、それが、陳腐な、至る所に溢れております「純文学から脱落したポエム」であることが、お分りになられることと存じます。 真摯に、時に愚直に表現と向き合われた(のでしょう)、痕跡としての「自殺した友人」の「詩」が、水準としては実に稚拙であり、純文学、現代詩的価値に遠く及ばぬ、凡作である、という限界が明確な操作、作為の許に示されており、 何と申しましょうか、此処に匿名投稿者様の、実に残酷な、捻子繰れ曲った現実への洞察、観察力が、鬼気迫る表現として垣間見えるのでございます。 優れた悪意、とでも申しましたなら良いのでしょうか、実に規制の際、境界を攻めていらっしゃる、昨今の殺伐に相応しい詩であると、感受を致しました次第でございます。 他の御方の、解釈も是非、聞きたくも存じます。 (すみません、ここは詩のサイトでしょうか?友人のスマホに残された詩を載せます。コピペがミスってたら申し訳ないです。友人は詩と言葉で、人の心を暖めたいといつも言っていました。)

2022-02-10

よりにもよって なぜこんなことを なんでそんなときに なんで なんで なんで / ありがとうございます。 (中華物理)

2022-02-02

生き長らえる、という事は、畢竟数多の命を頂いている、その事に気づけるのは、人間だけ(或は外の、も?)、なのかもしれません、ね。 環境、循環系の只中に有って、死す/死なしめるの構造から脱却する方途は、皆無なのでございましょう。 この邦の観念は(仏教の影響か)、どこか万象に憐れみや、寂寥を懐いている、様にも感ぜられます。それは近代化以前には、けものの肉を最小限しか狩らなかった様に。 それも近頃では、薄らいで仕舞って。金銭価値に踊らされ、残酷趣味を謳歌する、浅ましき、見下げ果てた風紀を佳しとする方向へ、傾れている様に、思われまして、実に哀しいものでございますが。 動物、或は植物を含めて、自らが且つてそれらであったという視野を含め描かれになられた作品は、現代科学的視点や人間理性の驕りのなかでは、余り描かれなくなったモティーフと存じますので。 とても好ましい意味として、珍しい、と感じ入りました次第でございます。 全てが寂滅に向かうただなかに産まれ、生きて猶、行き凌ぐ、ということ。 衣が風に棚引く様に。 (いつ?どこで?きみはなんのために)

2022-01-24

下らなく、態々下手を演ずることで、作者の技量との落差を生じせしめ、それが誇張された文体の喜劇的な面白さに繋がっていらっしゃる。 ところで、何時まで余裕綽々を謳歌しつづけるつもりですか。 各々が。実力の限界、その上限を超越、拡張する必要か、義務があると思うのですが、ね。 誰にも云える事ですが。 ヒエラルキーの停滞は、長期的には価値あるものを逃してしまう、かも。 つまり、ポピュラーではなく、コアであること。 読者の為ではなく、作者の為でもない作品を、読んでみたいのです。詩の為の詩を。 その様なものを書けば、絶唱の代償に、咽喉を傷めるかもしれませんが。 それでもリスクを冒すべき、意義の話をしているのです。 (宴〜うたげ〜)

2022-01-19

ご閲覧を賜り、嬉しく存じます。 一期一会、という言葉を憶え、思い出しております。 比喩でも暗示でもなく、現実に。今、書き込んでおります、このパソコンは、停止をしそうな状態に在りまして、辛うじて動作を致しております。 私は、スマートフォンも持っておりませんから。この場、この時に、てんま様の言葉と触れ合えますことは、実に恵まれた、僥倖である、と思えるのです。 つまり 社会と言うシステムにも、偶然という御目溢しが在り、 その恩恵に、助けられ、支えられている、と自然にも、思われるのです。 それも外部という、優しさがあるからこそであり、 社会も、他者も、捨てたものではない、と、改めて思わせて下さった、この機会に、感謝の念も一入なのでございます。 心から、ありがとうございます。 (蜂の共喰)

2022-01-12

確固とした批評を、拝読させて頂き、嬉しく存じます。 死の概念、難しいものでございますね。肉体の死は勿論、社会的な死や精神の死、医学的死や思想、想像の死。 科学技術の発展に伴い、隠蔽された普遍の帰結としての死が、コロナ禍の後押しを受け顕在化しているのかも知れません。 勝手な偏見ではございますが。 現代詩は毒であり、劇薬であり、皆殺しであると、思っております。たしかにそれらは人間や、その生存の意味、或は優先されるべきは個人か全体か、と言った、 極限の問題を取扱うに適した表現手段であると。 然し殺すか殺されるか、その様な判断基準や、一か八か、の精神では。到底読者と作者間に、育まれるものは何もないのでは、と無駄にも、憂いております。 無駄や隙間、余白にこそ心愉しいものを見付けた様な心境でもございますが。 (蜂の共喰)

2022-01-11

閲覧を賜り、心より嬉しく存じます。 確か、風姿花伝にも書かれておりました、と記憶をいたしておりますが。 狂女、怨霊を演じ、立居振る舞いを為すは最も難しいことである、と。拙作に於きましても余り上手くは振舞えませんでしたが。 下記は、持論でございます。 人の作り為した物語とは、事象そのものを完全に客体化出来ぬ、精神の綾、事情に拠って象られる物でございますから。 凡そがフィクションであるとも言えましょう、然し言語と行為を合致せしめんとする、人間論理、つまり合理性という観点から眺めますなら、全てがノンフィクションとも呼び得るとも。 その匙加減は畢竟、読者‐作者間の信頼関係、感受性の傾向に委ねられるものであるとも、言えましょう。 聊か直截に提起致しますなら、完全なフィクション、完全なノンフィクションと呼ぶべきものは存在せず、 作品とは脚色や、現実社会の影響の波間に漂う物の名残の如く在るものとも申せましょう。 しかしその目的は、鎮魂であり、慰めでなければならないのでしょう。 何者もがより刺激を求め、極端に走る世相に在る、と存じます。然し、日本人は余り、その様な表現には向いていないのでは、とも。 心の機微や趣深さ、慎ましさやいじらしさ、折節の花の色に感じ入るような心向きを、いつもどこかでは、忘れたくはないものです、ね。 (蜂の共喰)

2022-01-11

レスポンスを賜り、嬉しく存じます。 そうですね。孤独に耐え得るならば。其方の方が、とても好い、選択であると思われます。 (蜂の共喰)

2022-01-11

ありがとう、ございます。 (蜂の共喰)

2022-01-06

レスポンスを賜り、ありがとうございます。 私にとって詩とは苦役である、という事が詳らかに分かりました。 喩えではございますが。生殺与奪の場に在っていかに上手く立ち回れるか。それを舞踏と呼ぶならば、わたしは落第生であることも、また。 また、機会がございましたなら。 それでは、いつか。 (蜂の共喰)

2022-01-06

タイトルが「なろう系小説」の様で。 些かの落差に驚きましたが。 それもまたいいのでは、と思いました次第でございます。 (俺の姉が障害者になっていた)

2022-01-05

正しくあればあろうとする程に、狂ってゆく時計。 言葉の妙を憶えました。 何故ならば、正確性への指向とは個人の病でありながら、且つ社会、集合体の病でもあるからです。 (あなたとキリンとパノラマ屋敷)

2022-01-05

ふと、思いまして。 乾きが、濡れてあることよりも、優れているのは如何してなのでしょうか。と。 白が、黒より、 論理が、感情より、 1が、0より、 有が、無より、 成功が、失敗より、 勝利が、敗北より、 繁栄が、衰亡より、 等々、 自明の理に問い、立ち止り、考えては。 われわれは善悪相剋の価値論を疑いもなく受容し、 論理機関、つまりコンピュータの思考の枠に囚われているのかも、と空恐ろしくも発想を致して仕舞いまして。 在るも無しも、均しく心侘しく把握をし、儚んだ私達の過去の原風景、前提を。 更でも生き凌ぐ様な姿勢を、比いも無く作とし、時には遊びたくも存じ、述懐をさせて頂きました次第でございます。 (吐けてくる)

2022-01-03

不可視の原稿用紙に副って書かれた、白紙の上の黒い文字群。白を希求すればする毎に黒くなってゆく(文字に拠って)、 その存在が食した「枯れた花」は、もしや。黒く傷んでいたのかもしれません。 突き放すかの様な終行が、実に白眉であると。 (白)

2021-12-23

なんともはや。 批評の俎上に乗るにも及ばぬ、粗雑な駄作を投稿して仕舞いまして、允に申し訳ございません。 さぞ、評に窮をなされたことでございましょう。 ただ、若しも拙作を以てして。誰もが思い悩む生涯の意味、等を目に見遣る契機となさってくださいましたなら、幸いでございます。 (花粉の雪降るころ)

2021-12-23

心と言葉が一致し、調和を呈していらっしゃる、と思いました。 この両者に距離がございますと、如何してもわざとらしさを感じてしまうものですが。技巧か、自然体か。孰れに致しましても、素晴しい才気であると思われます。 他者「あなた」との関わりを主軸に、記述をなされていることも美点と言えましょう。詩人、そしてその作品は自己酩酊に溺れがちであると、屡々思われるものですから。 よろしければ。もう少し、大きな画も拝読させて頂きたいと、期待の念も尽きません(然し、くれぐれも無理はなさらないでくださいます様に)。 (別れ)

2021-12-21

とても佳い、と思いました。 私憤を懐くのは簡単なことでございます。然れども。 御作は声無き誰かの為に、他者の為に(おそらくは)、憤り、社会や制度といった枠組み、構造に対して疑問を呈していらっしゃる。中々できることではございませんよ。 その心映えを、これからも大切になさってくださいます事を、心より願い已みません。 (平等)

2021-12-15

コメントを賜りまして、允に嬉しく存じます。 何時も投稿をさせて頂きました後には激しい後悔を覚え、呻吟を致します。一体斯様な駄文を曲りなりにも詩と称して良いものなのかどうか、と。 それでも投稿せざるを得ないのは、一つの依存症の症候なのかもしれませんけれども。 今は、閲覧をなさって下さり、幾許かの間、足を止めて下さりました事への有難さを、心より、噛み締めております。 (脚本の死)

2021-12-15

ご指摘を賜り、允に嬉しく存じます。 人間が嫌いであるという事実、略、人間と接点の無い生活。それらが作品世界に影響を及ぼしているのでしょう(観念的な世界‐存在、その抽象的感覚には常に心惹かれるものですが)。 私や僕、俺や自分と、個我を呼称する、この人間と言う存在は。他の動物と如何に違うのか、実に理解が腑に落ちぬ「私」が居りまして。洗面台の鏡等に一匹の猿を見ることも屡々でございます。 (脚本の死)

2021-12-15

撞着 鏡像を連ねて 馥郁たる斃死の方途を差す、雛罌粟の花殻 程良く調味された香草に縁取られた一切の現実よ 現在を惜しむ 銑鉄の膚より影像より離れて 糾明の浅慮に灼き附いた市街跡地に棲む 有棘の植物卵よ 工場排水は極彩の天蓋にそそぐ 露悪趣味を責め立てる平均、 実に平均的な臣民であれ 固執創造の偶然すらも忌避に捉え、 枷鎖に繋がれ 枷鎖を哂う、 砂塵に在り乍ら 彼等は屡々海峡の停泊船等を記す、 普く収穫は その様な序列に基き執刀を肯う 果実を滴る卵黄の 涙液を 酸蝕の石礎へ湛えて 猶昏き昼の磨硝子 待合室に渇いた暗喩の鉢植を置く 分裂と偏執が同一の症候を喚起せしめるのは何故か 普く死とは生存の目的に 相違無く 人体‐環境 循環系の細微に亙る永続への 不可能性は明瞭であると謂うに 水際は、はつかに揺らぎ 砂に棄てられた 乳母車の、 老朽化に開かれた廃工場の、 誕生日時や 繁栄は何処へ続いていき、途絶えたのかを 尚更知るべき由縁等無く、 喉頭に拠り紡がれるならば、死を誤ることばなど、と (「びーれびしろねこ社賞」 応募スレッド)

2021-12-13

問題は、現実にその当事者が実在していたにも関らず、作者様の想像に由って、物言得ぬ侭、亡くなられた当事者の声を代弁なされた処に在るのかもしれません。 たとえば。御作を、若しホームレスの方々に読んでいただけたならば。御作の価値が明瞭となるかもしれません、ね。 寝食の心配も在らず、生活に窮してもいらっしゃらない(憶測ですが)目線に拠って画かれた、外圧的矯正としての「人間らしさ」、 悍ましく、只管に(失礼ですが)不気味な、或る品格へと方向づけられた作為が垣間見え、私には、受け容れられませんでした。 叶うならば、社会規律の価値観に捕らわれない、美談‐理想像へと上書きをされていらっしゃらない、「人間」を拝読させて頂きたく、存じます。 詩の担うべき仕事と、意味について。立ち止る契機をいただきました事に、感謝を述べさせていただきたくもあるのですが。 (20201116)

2021-12-05

人工調律 抒情の翳、 華という疑問符を経巡る鱗翅類の舞踏より  窒息する肺腑に 開く多翼果種の幹に     逃亡を遂げた幽霊   葦小舟から流され、    臍帯の痕を蓼の花が軋む 望遠鏡より蒼穹を跨ぐ群像       尖鋭と退廃の咽喉が全く等しい構造を呈す     オクターブの群蝶である事実が、    何物をも意味しない時      展覧会は機関、船舶への暴風雨を抱え           非在の鏡へと滴る         存在の不均衡な事情      つまり他者を生きる自己の             一見        無矛盾にも把握されるがごとき、相貌、或は靴底は      形而下の比いなき現象体を白痴とも蔑み          微粒子の結実、        架空とも表現し得る、骨格が    終極に遺伝された機序が     人工の概念に因ってしか在り得ない、精神など、を   洞察下に置く、その衰滅を宣告する迄、     それ迄は、        想像の俘虜達に 投壜と婚姻の倣いを    教授する、偶像曰く  孤絶は記述にあり、群衆はその紙片である、と 貧窮を、死までの糊口を凌ぐためには、鳥はその想像よりも高く飛ばなければならない (「びーれびしろねこ社賞」 応募スレッド)

2021-12-04

去って終った者には声すらも届かない。 しかし、届かなくとも言葉にせざるを得ない、ものを書くものの因果は。只管に重いものでもございましょう、宿痾の様に。 理由無き苛酷、誰しもが逃れられない生存の帰結としての。死とは当事者のみの問題ではなく、遺された者達の生涯への問いなのだとも、言えましょう。 黙して悼み、宿痾としての詩を、いつか去って仕舞う迄は。 (終わりのビート)

2021-12-03

巨視と微視が普く詩行に技巧的に工まれており、筆力の高さが窺い知れます。 ただ、何かが足りないと申しますならば、自己の詩作の可能性の限界へ挑戦する様な、熱量が感じられない処でございましょうか。 筆者が諦めていらっしゃられていては、読者も従うことしか叶いませんでしょうから。 何より、結句へ到る道筋が些か等閑に思えました。 (ルッキズムの蔓延した世界で)

2021-12-03

熱く、醒めて、若くて。 ハングリー精神と、端々に綴られた挿句の差異に確かな効果が表現されており、 緩急の振れ幅に由る、読者の反応を予め予測し、構成をなされた(と感受を致しました)、自己及び他者の抒情への批評眼が、巧く機能していらっしゃる。 何より挑戦的であって、「仲良しクラブ」の範疇を越え、自身の詩、個性を貫いていらっしゃられる姿勢に、只、頭が下がる心境を覚えております。 得点や評価、既読者数などは如何でも良く、如何に自身の望む表現に近付いて行くか。 畢竟、詩表現とは己との舞踏にほかならない(そこに評価も伴うならば一寸は嬉しいですけれども)ならば、確固たる異質、個性を打ち出したほうが、 結果としては愉しいのではないでしょうか。 孤独こそが作品を鍛え抜くとも、思われるものの独り言つのを、何卒ご容赦くださいませ。 (僥倖SKY)

2021-11-28

ふと、思ったものです。よもやこれは私が求め已まなかった「21世紀、現代に於ける『ダダ』」の萌芽なのではないか、と。 さながらその文脈は美しい檸檬型の時限装置であり、事物間より顕在するデペイズマンを統辞する尺度の、それ即ち美、破壊に基かれた 完全たる混沌のなかに築かれた秩序である、とも。 (花に嵐)

2021-11-23

繊細なイマージュが、音数律の骨格に拠って顕ち上がる。旧くも新しくも在る、不思議な秀作であると感受を致しました。 (蒼と微睡む)

2021-11-17

拙作に有り余る程のお褒めの言葉を賜り、心より嬉しく存じます。 何処までを伝えるべきか、何処まで自身の感覚を信頼するべきか、いつも躊躇い、記述をさせていただいております。 もはや現代の詩に於きまして、美的表現を優先する姿勢は些か旧く、価値の劣るものなのかもしれません。 而して、やはり美を伴わない表現、と謂った選択を考える事は、私には、出来ないものですから。 背中を押して下さり、ありがとうございます。 (交差法)

2021-11-17

拝読させて頂きました。 読者に、或る一定の感情を及ぼす技術、復は才能に。感服を致しました次第でございます。 巧みな詩とは、人心を平穏より揺るがしめ、逸脱せしめる性質のものである、と。思い到りましたものですから。 常識を覆す姿勢こそが表現としての詩文、の重要な使命であるとも。実感を新たに致しました所存でございます。 次回作にも、期待をしております。 ( 良い題名が思いつきません)

2021-11-06

ご指摘を賜り、心よりありがたく存じます。 初稿の段階では題名を「カルト」と仮称しておりましたが、捻りが足りなくも思えまして。今作の題名に落ち着きました次第でございます。 焦点を何所に合せるか。題名だけでも中々、難しいものでございますね。 (科学)

2021-11-06

語りの柔和。それを個性として昇華なされておられ、見事と。 ともすれば甘く傾いて仕舞う要素を孕み乍らも、充分に読ませる力を具有なさっていらっしゃられる。 >その灰色の海は嘆きのベッドであり この一節が、殊に秀逸であると感受を致しました。 (綿棒 詩とはなにか)

2021-11-05

残酷とユーモアと脅迫と理知と(あと、乾いた抒情、と)。 立ち読みは決してするまい、そして詩句のリフレインだけは決してするまい、と。小憎たらしくも思い、愉しませて頂きました。 (詩の日めくり 二〇一六年十三月一日─三十一日)

2021-11-01

率直に申しますなら、とても好ましい作風であると。甚だしくも感じ入りました次第でございます。 心象の詞華集の様で有るとも。 (実験06)

2021-11-01

抽象に偏らず、現象現実を良く観察なされていらっしゃる。華々しくは無くとも。基礎を疎かになさらないその写実的姿勢に甚だしく好感を覚えました。 (雨上がりの駅から)

2021-10-25

確りと。現代口語的話体に寄せても崩れない「詩文学の血と骨」を、作品に於いて透徹なされていらっしゃる事を、心嬉しく、思いました次第でございます。 (話す言葉)

2021-10-20

仰られました通りです。カインとアベルを読み、掬い取って下さり、心より嬉しく存じます。 脱線致しますが。 然る有名な現代詩人が仰いました。「美と表現し得る事物には現代詩は無い」と。而して、私は臍が曲っているものですから、忽ち疑問符が泛ぶのを止め得ませんでした。 もうその様な時代では無いのではないか、と。喩えば。蚤の美、骨の美しさ、皆殺しの美、重爆撃機の美しさ、等々。 万物は美しく、そして醜く有るが侭に在り、或は全く存在をしない、その孰れにも主観的事実は含まれて居り、それらを如何に組織するのか、 然様にしか言語芸術としての詩の可能性は発露され得ないのではないか、と。 たとえば既存価値への反抗、復は従順、前衛か後衛か、と謂った議論には何ら意味も無く。唯有るべくして在る主観の絶え間ない払拭と拡張に拠ってのみ、 絶対的不可能としての客観視‐詩を各々が追求して行く外に、果して現在の詩的営為の意義はあるのだろうか。等と思いました次第でございます。 何か纏りの無い文面と成って仕舞いまして申し訳ございません。 (死刑囚)

2021-10-19

読み解きたい、と仰って下さりました事、允に至福の極みでございます。 言う迄もございませんが、彼の音楽家の作品を挙げますなら「無言歌」も出色の代表作集でございますね。 蛇足ではございますが。母方の祖父の若かりし頃、自己流の奏法(辛うじて演奏として成立する、程の水準ではございましょうが) に拠ってヴァイオリンを嗜んで居り、夙にメンデルスゾーンを好み、演奏をして居りましたそうです。 (死刑囚)

2021-10-19

ありがとうございます。ご期待に応えられる様に、これからも研鑽をさせて頂きたく存じます。 (とは言え、近頃は随分寡作に成って仕舞いましたが。) (金管楽)

2021-10-01

御目を通して下さり、允に嬉しく存じます。 所詮、自分の作物は。個人趣味的な世界像を現出せしめんとする、虚無の遊戯に過ぎないのかも知れません。 綺語への飽くなき憧憬が、文体面に於ける単純機構を支えることに拠って、如何にか「詩」に近似した構造を呈しているのでしょう。 (金管楽)

2021-10-01

ご講評を賜りまして、心より嬉しく存じます。 作者自身にしか読めない詩、それは自己満足にしか過ぎないのかもしれませんが。些かでも某かが伝わりましたなら。 因みに、題名は最后につける事が殆どでございます。 (金管楽)

2021-09-30

ご講評を賜り、允に嬉しく存じます。 語彙に隔たりが在り、復造語癖もあるものですから、随分、読み難い作物となって仕舞いました。 (因みに蛾蘭とは、胡蝶蘭を指して命名させて頂きました。中華に於きましては蝶に喩えられる此の植物は、欧州では蛾に喩えられるのだそうです。) 可読性と個人的趣味の間に、いつも葛藤を覚えております。不出来な作品ではございますが、些かでも愉しんで頂けましたならば幸いでございます。 (金管楽)

2021-09-27

これまでは、その抒情性が特筆すべき核心であり、復、枷となっていらっしゃられた。 されども 見事、 抒情殺しを完遂なされた筆致は誰にも模倣の敵わない、特有の作家性を獲得なされた様に、思われます。 >>この一連について微分方程式を用いて答えることがどうしてもできない 今、これを記述し得るのは、多分貴方だけです。 (the daydreaming in a young town )

2021-09-18

ご高覧を賜り、允に嬉しく存じます。 呂律も怪しい駄文ではございますが。 表記の揺れは、現代人にも近代人にもなれぬ、私自身のアイデンティティの様なものです。 教養の拙さを披露して仕舞い、申し訳無く思っております。 旧仮名遣いを浸透せしめるには――つまり延命を施すならば――最も単純な方法がございます。 表記の揺れを是とし、効果とし、文法学者へと詩人らしい、放埓を披露することでございます。 なぜ美術技法には新旧のコラージュがあり、私達詩人(?)にはないのだろう、とう疑問を、提起出来ましたならば幸いに存じます。 (旧弊)

2021-09-05

おひさしぶりでございます。 ご批評を賜り、嬉しく存じます。 端末の故障に拠りお返事が遅れましたこと、何卒ご容赦下さいませ。 臓物的、でございますか。思い至りますに、自身が外面に於ける観察眼ではなく内観的な側面、態度の表現を好む傾向があるからなのかもしれません。 今作は、素直に申しますなら、柔かく記述をし過ぎて終い、今一つ納得の行く作品ではございませんでした。 近頃は中々、自分に納得のゆく作品を記述する事の叶わず、長いスランプに懊悩しております。鍛練しなければならないと自らに言い聞かせつつ。 (鐘)

2021-08-17

拾って下さりまして、心より有りがたく存じます。 大概な理念しか示せず、允に恥ずかしいばかりでございますが。 目先の損得の感情でしか、行動を起さない、或る国民国家へのアンチテーゼとして。起稿をさせていただきました。 (ラストベルト)

2021-08-12

折返し、お返事を賜りまして嬉しく存じます。 基礎中の基礎しか思い浮かばず、允に申し訳ないのでございますが(哲学書は好きです、難読ですが。) ニーチェ、フッサール、ハイデガー、それと哲学始祖としてのプラトン、辺りでしょうか。 若い頃は、ウィトゲンシュタインに憧憬を懐いて居りました。如何やら永遠の未読に畢りそうではございますが。 浅学に過ぎまして、允に申し訳ございません。 然し、自分の考え、着想‐妄執に拘泥する癖は消えない様でございます。 (ラストベルト)

2021-08-12

折返し、お返事を下さりまして、心より嬉しく存じます。 少々遠回りになりますが、一想念を陳べさせて頂きます。 私は、個人の自由意志というものは虚構であると、感受致して居ります。 拡大を致しますなら、国家の自由意志も復、然り。 現実世界、現実社会とは、個人の行動に拠り、状況が変化して行くのではなく、状況に拠り、個人が変化して行くのであると。 日本人、中国人、米国人であるという事は、一見、異なって見えますが、それは、置かれた状況が異なるからであり、 決して個人的個性、国家的個性と言うものは、状況を決定する能力を具えてはいないのではないか、と。 上記の様な思弁は、シェイクスピアの作劇法より学んだ事でございます。 人間とは、分け隔てなく差別する生物であり、復、混沌より秩序を、混成より純粋を好む傾向が、在る様にも思われます(ナチズムも言わずもがな、)。 人間には、国家には、多分、複数の差異を混淆するセンスが決定的に欠けている、と思われるのです。 ノイジーマイノリティは排除されなければならない、その理念が崩壊する時、はじめて人は、国家は融和の方向へ、つまり、平和へと至るのではないか、 と思われるのです。長々と、作品に関係の無い、雑駁を書き連ねて終い、允に申し訳ございません。 些かでも斟酌を賜り、興じて頂けましたならば、僥倖でございます。 (鐘)

2021-08-12

ご閲覧を賜り、心より嬉しく存じます。 祈りとは静かな瞋りに他ならないならば、という前提にて、記述をさせて頂きました。 蛇足ではございますが、 今、中国と言う国家を見る時、私は嘗ての大日本帝国を見る様な心地が致します。 勝ったからか敗けたからか、積極的防衛か消極的攻撃か、正しいからか誤っていたからか、それは誰にも分らない、事と存じます。 何故ならば、歴史の梗概とは畢竟、国家の衰亡を以てして、締め括られるものであるからです、それは、個人の死と同じく。 象徴天皇制という、延命処置に拠って辛うじて生き長らえている、私達が。歴史が。 唯一つ、尊厳の有る人間として出来得る事とは、一切の暴力を放棄し、それを使役しない事でありましょう。 さはされど、八月と謂う狂おしい季節に、三島の死へと耳を傾ける時、危うい自分を灼き附く程に、感じます事も頻りなのでございます。 現代史は戦前へと向かっているのでしょうか。未だ蝉の鳴きやまぬ、酷暑にて。 (鐘)

2021-08-10

最後まで失速することもなく、張詰めた文体に鏤められた理数学、英語の綺羅。現代詩の先鋭に触れた心地が致しました。 (共犯者)

2021-08-08

さすが、ご慧眼でございますね。 本拙作は、作、寺山修司史、朗読者、昭和精吾氏、に拠る、一連のアジテート詩の影響を甚だしく受け、創作致しました。 youtubeでは、「人力飛行機の為の演説草案」を代表と致しまして、「国家論」「アメリカよ」等が視聴可能の様でございます。 私が、ポエトリーリーディングを諦めた理由も、そこにございます。是非一度、ご視聴をなさってみてくださいませ。 (ラストベルト)

2021-08-05

ご閲覧を賜り、允に嬉しく存じます。 「俺」と言う人称の扱い難さに、随分と苦労を致しました。 私も勉強不足の身でございますから、意識をして読解して行かなければならないと、自らに言い聞かせつつ。精進をさせて頂きます。 (ラストベルト)

2021-08-05

昔語りの話調に紛れ込んだ「水爆-原子爆弾」。 その齟齬から一挙に日本民族の起源心象史へと往還してゆくかのような筆致に、固唾を飲み、驚嘆を致しました。 「ぼおぼおと燃えている」のは空襲の町でしょうか。 「おに」と「おじいさん」が双児であること(出雲と大和の様に)、 共食いの果に、 「おに」は一切のシニフィエを剥奪された「アラバマ」へと赴く様に語られ、そしてそこが「既に海である事」(海という比喩も、絶妙です。) と結ばれて終る。 まるで野田秀樹史の「赤鬼」や「パンドラの鐘」、「桜の森の満開の下」に繋がる様な問題意識、寓意が込められていらっしゃる様で、 只、興奮し、腰が抜けました。 (*上記の解釈は、一個人としての精神錯乱者の感想です。) 素晴しく上質な作品を披露して下さりまして、心より、感嘆の念を覚える事も頻りでございます。 (アラバマ物語)

2021-07-31

お久し振りでございます。コメントを賜り、心より嬉しく存じます。 物質世界と時間の意味、存在意識や精神と謂ったものの関りを――自明では無いものとして――、 自己流に考え、言語に拠って構成をする営為も復、詩の一側面、と私は呼びたく存じます。 それを或は誤謬の果の譫言とも言い得なくはございませんけれども。論理学も学ばぬ浅はかな素人考えを、一呈示させて頂いております。 文学極道時代の栄枯盛衰も、今となりましては懐かしい心地が致します。 私は、屹度玄こう様に厭われていたのでしょう。知らぬ境地を教えて下さりましたのも、不勉強な私への慈善的な忠告であったのかも知れません。 箍を外したくても外せない人々、枠に収まることの出来ない人々のアジールであった、かの場所を、継承する様な運動が興らず、 私自身も復、主体的に運動を興せなかった事を、不甲斐無く噛締めるばかりでございます。 (思うゆえに在り)

2021-07-31

コメントを頂きました事に。今日迄気付きませんでした。遅過ぎる返信でございますが、何卒ご容赦を下さいませ。 気障な詩句ばかりを択ぶ事、甚だ恥入るばかりでございます。胡散臭き名辞に拠ってのみ詩的強度を保つ、悪癖を隠し遂せず。 未だ鍛練が必要な、空隙ばかりの拙作ではございますが、僅かでも愉しみ下さりましたなら、心より嬉しく存じます。 (思うゆえに在り)

2021-07-31

聊かでもお楽しみになられて下さいましたなら、心より嬉しく存じます。 文体やモティーフが二十世紀から変化しておらず、今、この時代に現代詩を標榜して良いものかどうか、何時も悩んでおります。 (思うゆえに在り)

2021-06-19

宣教師等の遺骸の一部が、聖遺物として扱われております事は、 初耳でございました。ご教授を賜りまして嬉しく存じます。 歴史的重要人物に纏わる遺品とは、文明化を遂げた人類の、トーテムの名残なのかも知れませんね。 (思うゆえに在り)

2021-06-19

文字‐書言葉という、純粋記号的な世界像が孕む或る脅威を感受させて頂きました。 寧ろ肉体にしか存在の意味は無く、意味そのものが仮想‐バーチャルの所産でしかない、と私などは思うものですから。 然し、書言葉が及ぼす存在‐現象への前提的疑問が、無駄無く簡潔に纏められていらっしゃる。 暫し立ち止まらざるを得ない御作であると思うばかりでございます。 (老化)

2021-06-18

ご講評を賜りまして、心より嬉しく存じます。 「私」という存在の自明性に、楔を打ち込みたく存じまして。蒟蒻問答の様な拙作を記述をさせて頂きました。 屈従は、やはり甘いのでしょう。巷間、近頃は奴隷商の精神を具有なされる感情的な奴隷が増えました様にも思われますが(自己批判を込めて)。 そして後半はやや失速気味の様にも思われます。研鑽の必要有り、とも。 (思うゆえに在り)

2021-06-18

好悪で批評をしてはならないのでしょうが、凄まじく好みです。 終聯のアクロバティックな叙述には、思わず舌を巻いた次第でございます。 (おちこちに御血のしたたる染みのあと)

2021-06-16

泊瀬様へ。 称讃を賜り、嬉しく存じます。 (試験―α)

2021-03-08

福まる様へ。悪文を褒めて下さり、嬉しく存じます。 色彩は崇高に、人物は不品行に。落差のみに生じる文体美を試行し、したためさせて頂きました。 (試験―α)

2021-03-06

ライ麦様へ。コメントを賜り嬉しく存じます。 ライ麦様は、凡そ文学の為し得る処の真髄を理解していらっしゃらないのだと、お見受けを致しました。 (試験―α)

2021-03-06

ダダに必要だったのはダダと謂う方法論ではなくて、ツァラと謂う花の香気であったのと同じ様に。 その花の片鱗が垣間見られる御作であると覚えました。些か熟し切ってはおりますが。 アスピリンを折られて。屹度ツァラも歓んでいることでございましょう。 追伸,ハンナ・へヒも忘れるな。 (ダダダダダダダダダダダダダダダダダダイズム)

2021-03-02

恰も筋肉少女帯の歌詞の様、と思いました次第でございます。 (だめ電波模倣犯)

2021-03-02

超絶技巧、ですね。 此処まで自在闊達な筆致を拝読させて頂けますことに、感謝の念を覚える事も頻りでございます。 非の打ち所もない美文、しかも淡々と。 (私たちもあなたたちも、彼ら彼女らも、みな眼鏡を探す)

2021-03-02

福まる様へ。拙作にレスポンスを賜り、嬉しく存じます。 時間の事を。考えておりますと。汲めども尽きぬ不思議が、興趣を伴って。さこそ、時間を忘れてしまうものです。 実は時間とは、その存在を何れにも有しないのではないか、等々。 昔から、夙に突飛な宇宙論が好きでございました。 万物が流転をするものならば、事象の中心といった物は存在しないのではないか、 或は総ての事象が或る特異点から発展をしたものならば、全てが事象の中心の一部なのでは、とも。 中心も辺縁も無い地平、それが形而的空間としての宇宙‐像なのかも知れません。 一部が全体を含む、と言う事。 (実像の閾、形而下の輪転)

2021-01-28

田中修子様へ。お目をかけてくださり、心より、嬉しく存じます。 特に高邁な思想、などはございませんから。ただ愉しんで頂けましたなら、僥倖でございます。 (実像の閾、形而下の輪転)

2021-01-26

類様へ。ご講評を賜り嬉しく存じます。 私には、教養はございません。有るのは教養への飽くなき憧憬ばかり、でございます。 そして、その様な拙作を読んで下さります方が、いらっしゃるという事の、掛け替えのない幸いを深く、噛み締めております。 (実像の閾、形而下の輪転)

2021-01-26

とても良く、簡潔に纏め練られた作品であると存じます。 「桜のように」とう結句には、些かそこのみが具象物であるが為に、意図をなされてか、浮いた様な感触を覚えました。 そこがフックになるか、とも存じますけれども。好悪の分かれる所でございましょう。 (触中毒)

2021-01-17

語彙が非常に潤沢であり、また、丁度良い圧縮率であると。 無理なく読める水準を、確りと把握していらっしゃられる。 不敵であり、細部にも気の行き届いた良作であると、主観視をさせて頂きました。 副葬品、轆轤首、八重歯等等。 なかなか詩作には聞かない言葉を以て見事にも昇華なされた詩行に、甚だしくも心酔を致しました。 (結紮)

2021-01-17

修辞基礎を踏まえてよりの。 現代社会の包括する問題意識を抉り出す、筆致に、到底敵わない、と。憧れにも似た感情を懐きました。 流暢な語り口は、既に完成の域に達している、とも(朗読に耐え得る水準に在ると思われます)。 「犬」とは言及するならば私ではないのか、と読者自身が自を疑う様に、絶対的優位者である筈の読者の安全圏を侵犯する、構造を付帯し。 謂わば現代前衛表現の領域に於いての前提条件である、予定調和的関係への懐疑-解体に基く、 シニフィエの液化-混淆、或は蒸発が読了と共に訪れる、かの如く。 巧みな忌々しさを、堪能させて頂きました。 (People playing with dogs)

2020-10-10

かずやさんへ。 褒めてくださってありがとうございます。 多分、詩という表現は、行間のみ ではなくて、一行の詩文のつながりのなかにも、折りたたまれた余白が隠されており、 それがほんとうの意味での、詩的な言い表しになるのかも知れない、と思い、いたりました。 (少女像―こどもの頃)

2020-08-07

最後になります。 私は――、自作品を通読なさって下さられた読者の皆様方を、侮蔑したことは。一度たりとてございません。これは明瞭と言い切れます。 舜舜様も、そうではございませんか。 読者の皆様と、観衆の皆様の差異は。一見無関係にも思える観衆の皆様が若し、舜舜様の熱心な読者でもあったならば。 その境界線を、割り切れましょうか。 私には、割り切れません。 面倒臭いと思われましたならば、ご返信は不要でございます。 度々の非礼の程を心より、お詫びさせて頂きます。 わたし観察するもの、蔑みも仰ぎ見もせず、ただ見る者であることを。願わくば。 (「中央公園より」)

2020-07-13

しつこくて、申し訳ございません。 何か違和感がございまして。 些か、茫漠たる疑問符に浮びました事などを。 多分、当御作はバンクシーの諷刺絵画に似ているのではないかと。 具体的に申しますなら、バンクシーが大衆に迎え入れられ、周知する処の現代美術家と為り得たのは、 その皮肉‐諷刺が万人の理解を容易に受けられる様に、(わかりやすさ)と(過激性)に徹し、衒うことに於いて奏功を呈し、今に到って在る、 その様相を想起、聯想致しましたものですから。 しかしそこに一つの問題がございます。バンクシーは、或は舜舜氏は、その観衆を如何なる感情を懐き、観察をしていたのか、と言う問題でございます。 私は、そこに浅はかな――他人の目を以て諷刺する――観衆へのただならぬ侮蔑意識が存在している様に、思われるのです。 それはよもや、純粋な悪意でもあるのではないか。群衆への醒め切った冷笑でもあるのではないか。 そう思いますと、身も凍る様な心持ち(屹度妄想でございましょう)が致しましたものでございますから。こうして管を巻いている次第でございます。 以上、蛇足でございます。甚だしく失礼な表現もあるかと存じます。合評マナーに抵触する、箇所も幾多、あるかも知れません。 それらを覚悟の上で記述をさせて頂きました。 どうか、読み飛しつつ笑って遣って下さりましたなら幸いでございます。 (「中央公園より」)

2020-07-08

ありがとうございます。 本当に、お久し振りでございます。 自分には詩と呼び得るものは書けない、とやさぐれては、抛り出して仕舞いたくなることも屡ではございますが。 私如きの作物に、激励の程をお送りくださるお方が在らせられる限りは、半ば自分を弁えつつも、諦め切っては為らない、 とも思うのでございます。 そして願わくば――羽蟻の不屈の意志を以て。 (机上晩餐)

2020-07-04

初読の衝撃と、爽やかな侮蔑。 人間は読む様にしか読まれない為に、平等を喚く者(私も)の抑圧された差別営為が浮彫りになる仕掛。 感性が若いのは佳いこととも。 (「中央公園より」)

2020-07-04

いすき様へ。 事物は略、五感で構成されております。 撓む、と謂えば  青年の群に少女らまじりゆき烈風のなかの撓める硝子 塚本邦雄 等々。 (石の苦悩)

2020-04-23

Um Fantasma様へ。 オンライン辞書台頭以前、辞典を紐解く習慣に、独り苦役と愉悦を覚えて居りました。悪癖ですが。 (石の苦悩)

2020-04-22

野良犬少年様へ。 私の詩は、何物をも意図をしません。 そして、疾うに滅びた物であると、自覚をしております。 (石の苦悩)

2020-04-21

カリカチュアに終始しており、猿の悪意を剥き出したかのような筆致には、薄ら寒い精神の貧困すら垣間見える。 そこに甚大なる共感の念と、感嘆を禁じ得ない。 冒頭の恣意的な文脈破壊に始まり、只管好戦的な威嚇、挑発は、挫折を知らぬかのように。若く、現代的な美質を崇拝し、謳歌している。 (豚男爵)

2020-04-21

佳く練られた野心作であると思われます。書き慣れていらっしゃられる御方なのでは、と推測を致します。 各詩型が違和感も無く融和なされていらっしゃられる。そして何よりも本邦に根差す土着的な原風景へと通底なされた筆致(しかも現代性を意識しつつ)、 表現を、可能とする筆力をそなえておられますことに、心深くより、感心を致しました。 必然的に、次回作をも期待せずには居られません。別傾向の御作にも、期待を寄せつつ。また、拝読をさせて頂けます様に、心より願っております。 (詩型(自由詩・短歌・俳句)融合作品 「花野」)

2020-04-21

表現主義への回帰、として拝読をさせて頂きました。 丁寧な叙景、そして自然物への心情仮託。 人工‐人知に傾くも甚だしき、現代という現実的事象のなかに於いては稀有な手法であると、皆様も思われる通りでございましょう。 御作の様な、現代詩の桎梏、範疇に収まらない作品を真摯に批評し、可能とする場所が更に必要であるとも、切実にも思えてなりません。 蛇足。 個人的願望と致しましては――完全に個人的な希望なのでございますが――、 物語性を超克し、 自然的美観にも自然たる所以の残酷、異物性を匂わしめる様な、陰鬱な視線を包含し、撚り、綯う事の叶いますならば、 抒情の奥行が更に深化‐内在化をされるかもしれません。 陰影と光線を同時に含む、明暗法的であるがゆえの緊迫性、正気と狂気の葛藤のような、冷徹なる苦悩、のようなものを、と。 (あなたの水の眼)

2019-08-21

ふじりゅう様へ。お返事の程、遅くなりまして允に申訳ございません。 ご称讃を賜りまして、心より嬉しく存じます。 身勝手な論ではございますが。 詩とは、理解は出来なくとも善いものなのではないでしょうか。 私自身、自己の詩擬きを理解出来得ているか、と問われれば口を濁す外には無いようにも思われます。 理性の条理とは論理を学とするものならば、 詩とは感情の条理とでも呼ぶべき某かを命題とする物であるのでは、等と仮想を膨らませているのでございます。 (球壜燈、単性磁極に拠る分節《わたしのピラマティスティーテ》)

2019-08-20

yamabito様へ。 辺境迄、ようこそおいでくださりました。 訳の分からぬシロモノにレスを賜りました、あなたの優しさに心より、感謝を致します。 私は文学極道でも落目なものでございますから、どうぞレスに於きましても遠慮などをなさらないでくださいますことを、切に願い已みません。 るるりら様へ。 斯様に無価値な代物にレスを賜り、尚且つ読解まで記述をしていただきまして、允、幸甚の至りでございます。 返礼と致しまして、自註、読解を致しましたものを下記に記させて頂きます。 しかし、作品を如何受けとめ、読解をして頂くか、は言うまでも無く、読者様の自由でございます。 下記は飽く迄、自作の一読者たる私の、読解の一例に過ぎません。それを念頭に置かれまして、閲覧して頂けましたならば幸いでございます。 __ 「夭き」母性‐「夭」は若死の象意、つまり既にして死せる母の意。 父性(クロノス・ゼウス)‐支配、征服欲の象徴としての子殺し、或はカニバリズムを継承する者としての男系、血脈。 幼時の虐待を「叱責と遊園」から「地球像の端整」が「濁る」ことに拠り暗示し、 「斥動」は斥力つまり斥ける力の意、斯くして成長をした「少女ユディト」は高らかに宣言する、魔術的解剖のこころみに蝶の死体に書かれた手簡を、と。 「娶らざれば~恩寵の断首」迄は殺害に拠り隠蔽されたホロフェルネスの説明‐描写、 結句、銀杏の実はその堅い殻を腐敗するまで埋葬ならず「隧」葬に費やし(「隧は墓孔、或は墓孔までの道の意) その隧の上を歩く群衆、壕に累々と降り積もる花は、結果として自らの屍(喩えて腐敗した銀杏の実)を踏んでいる、といった、処でございましょうか。 やや、力尽きましたので、以下、断片的な説明を。 「死の市街」は毒瓦斯に拠り無人となった市街、等を想像し、 『積貌学』は造語、ナチスドイツ時代の頭蓋‐観相学的人格特徴統計実験などを思い浮べつつしたためさせていただきました。 「楕円邸」は旧前衛建築をイメージ、 「綺羅を誇る~アポロンが完膚」迄は少々、説明致しますのが厄介なのでございますが、 背景には字義の通り、ナチスの優生学的思想を展開しつつ、 その象徴としてのアポロン、そしてヒュアキントス(土着神話の奔放象徴、つまり「自由」)の死の理由を劣性遺伝の結果として驕る(円盤はその神話に由来し)、 酷薄にして冷淡な寵児、そして新たな支配者としてのアポロン、と言う印象を以て、したためさせて頂きました。 「機械天文時計」はアンティキティラ島の歯車より着想を得、「關」はかんぬきの別字、 「人為」つまり人工の、「日蝕」の只中の「地球」を花の部位の名称「葯」に見立てさせて頂きました。 最終行、「翼果」は楓や冬楡の種子の呼称なのでございますが、 それが緋色の繊毛を纏った種でございましたなら、尚更麗しいのではないか、と想像をした産物、つまり造語でございます。 __ 以上、 雑把に説明をさせて頂きましたが、自身でも説明に甚だしく苦慮を憶え、 且つ説明不十分である様な創物を理解し得る御方がいらっしゃるとは、露程にも思えませんので。 次作はなるべく可読性の高いモノを投稿させていただきたく存じ上げる次第でございます。 若し、宜しければ。 (球壜燈、単性磁極に拠る分節《わたしのピラマティスティーテ》)

2019-08-11

せいろんさまへ。 褒めて頂きまして、心より嬉しく存じます。 それと、 何時ぞやは、突き放した様なレスポンスを送ってしまって、ごめんなさいね。 (あなたへ)

2019-08-04

藤 一紀さまへ。 お褒め賜りまして、嬉しく存じます。 一度放たれた言葉は、放たれたままの容を取り、返って来るものであると、心して詩作に挑みつづけたく思う所存でございます。 (あなたへ)

2019-08-02

聊か、焦点の合わぬ、雑感などと読み流してくださいませ。 普く愛とは、独善的なものなのではないでしょうか。 そして、反撥する精神も復、独善的なものであることに何等変わりはない、とわたしは思います。 自己満足でございましょう、誰かがあなたを心配致していらっしゃると致しましても。 しかし、私達には他者の重責を――独善であるとしても――、共に担い得る、両腕がございます。 その両腕は、いつか誰かを抱きかかえることもできるかも知れない。そう、思えるのです。 あなたも、親になれるのです。その時、あなたはみどりごを「私有物」として扱うのでしょうか。 願わくば、 「この子を産んで良かった」という言葉の、代わりとなるものの一つとしてない恩寵に満ちた独善が、あなたにもわかる日が訪れます事を。 (アンコールメモリー)

2019-08-02

田中修子さまへ。 身に余るおことばを賜りまして、心より嬉しく存じます。 全くお返事として成立をしていないような駄文をつづらせて頂きますが、今しか書き遂せないこととして、つかの間、傾聴を頂けますなら、嬉しく存じます。 以下、自らへの内省として、書かせて頂きます。 sns、ネットには、今という概念しか存在を致しません。過去、長期的展望といったものはインスタントな承認欲求を前に、無意味です。 情報の洪水のなかで、あらゆる直感的即断を要求され、人々はより煽情的に、不安定にならざるを得ない、それが今、という時代の趨勢なのでございましょう。 その様な環境の只中に於いて、熟考や、自己懐疑は捨て置かれるべきものと為って仕舞った様な印象を受けます。 漠然とした共通言語のコロニーを生成し、価値観の異差、に拠って否応なしに分断を科された「わたし」が辿り着く処とは、 外‐集合的な価値観へのヘイトスピーチであり、貌さえ知らぬ誰かへの、憎悪、そして徹底的な排斥でもあるでしょう。 若さとは往々にして、過激な思想や偏狭な暴力に惹き寄せられるものでもございます。 その点に於いて、――最早若くはない私は――未成熟な侭成長をしてしまった欠陥品なのでしょう。 至極簡単な事ですが、受け容れない者は受け容れられない、ものなのでしょう。 私は何時何処に於いても――受け容れられない、鬱屈や憎しみを抱えて、生きて来たものでございます。そして私は、他者や善意を信じない、人間と為って仕舞いました。 私は、鬼畜なのです。 本作「あなたへ」も普段の私ならば、下らない駄作として廃棄処分をしていたことでございましょう。 私に於いて共感は、敵なのです。 時処を溯りますが、私は、学生時代に於いて、排斥と暴力、つまり深刻な「いじめ」を受け続けておりました。 抵抗行為は、彼等と私を同じくする、醜い精神を発露する様な、悪への肯定と感ぜられ、それを自ら禁じておりました。 弁当箱に唾を落とされれば、粛々とそれを食し、シャープペンシルにて腕に夥しい刺突の穴を開けられれば、血の滲む侭それを任せ擱き、 逐一所作を嘲笑われつつ、教師にも見放され、言葉は悉く――同窓の彼等は一丸となり――無視を受け続けました。 殴打等の記憶は、曖昧にて、思い出すことは叶いません。 その時より、私の価値観は固定され、他者とはその様に振る舞う者である、と確信をして生きてきたのでございます。 短詩は、その頃より作り始めておりました。 内容は愚にも附かぬものではございましたが、生きる縁でございました。 決定的な、共感態度への否定、の契機となりましたものは、嘗ての親友より浴びせられた悪罵、でございました。 そして、私は、壊れました。 如何にか底辺高校を卒業し、私立大学への進学を果した頃には、自棄に陥り、碌に通学もしないままに退学届を提出することと、為りました。 それより引籠り続けまして、略今までの実人生の過半を、他者と会話する事も無く、過ごして参りました。 被害妄想が出現し、家族への悪罵を吐き、自室の壁を金槌を以て叩き、 何処かに盗聴器が仕掛けられているのではないかと、自室の畳を総て引き剥がす、等々、異常行動を来しました後、家族に連れられ精神科の門扉を叩きました所、 下された病名は、破瓜型統合失調症、でございました。 以上が、今に至るまでの私の履歴、でございます。 私は、救いの手を、知りません。 長々と、作品と関係の無いレスポンスをしてしまいまして、允に、申し訳ございません。 (あなたへ)

2019-08-02

せいろん様へ。 あ、私、精神分裂病な者でございますから。 些か、否、甚だしく常軌より逸脱をした、産業廃棄物の様な狂人でございます、従って、聊か失礼な読解と為って仕舞いますやも知れませんが、何卒ご容赦下さいませ。 要約致しますなら。 地雷である「私」の頭はおかしく、従ってそれを起因とする「私」の危険物的性向、それを根拠とした「私」の自殺幇助への依願、をお認めに為られた、 信仰告白の様な作品である、と申せば。宜しいでしょうか。 構わないのではないでしょうか。若し、真摯な――内省の果てに御作を世に送り出したのでございますなら。 精神病院か瓦斯室に、除去されるのは。社会機構の螺子一本にすら成れない わたし なのでございましょうから。 飽く迄、詩とは虚実を舞踏する人間の実象(それは畢竟狂気の領域を含み、 寧ろ瞭然と展開を迫るべきでもあり)へと冷徹な観察眼を常に張り廻らしめ、復、間断なき理性を要求する、一つの営為であり。 言葉に拠る美を追求して已まない、理由‐目的無き淋しき一人遊び、なのでございましょうから。 お大事に。 (私という地雷)

2019-08-01

きみ、が惹句として機能を果します様に、一旦、現実的条理性から自己を、きみ、を客体視(絶対的客観などは存在しないのでしょうが)なされてみるのも一つの方法であるかとも存じます。 きみ、を個的意味より離岸せしめ、公用的な意味を孕む、一般存在としてふたたび把握し、ひとつの視線標識とし、それをあなただけの視野に拠って、今一度違う角度、座標より記述を試みる、 その様な過程に拠って、始めて独創性、個性を表現し得る作品と為り得る、のではないでしょうか。 出鱈目に下手な私如きの進言、僭越かとも存じます。何卒、ご容赦くださりますことを。 (月と、きみと)

2019-08-01

田中修子さまへ。 知恵の乏しい、私のような者に、恐れ多いおことばを賜りまして、允に嬉しく存じます。 いっその事、と思う日々も、朽ち木より降る枯葉の様に、切株の傷痕の様に、淡々と過ぎて行くものでございます。 あなたがいと高くご成長を遂げてあられますことを、心より安堵と――目映く繁れる樹を見上げますように、嬉しく思っております。 あなたの誠実な、真摯な創作への姿勢に、ただ、心をうたれております。 これからもご健勝であられますことを、遠くより、群衆の一粒として、願い已みません。 (蠅)

2019-07-28

田中修子様へ。御作、拝読をさせて頂きました。 一言で片づけてしまいますなら、到底私如きが異論を唱えるのも烏滸がましい、筆舌に尽くしがたい絶品である、のは瞭然なのでございますが。 私達のなかに於きまして、 自衛隊の方々とそのお家族を除いてではございますが――自ら出征し、或は出征して行く血縁者を見送ったことの有る方がいらっしゃいますでしょうか。 当然、私はこの国に人と産れてより、戦争を現実に体験した経験はございません。 多くの方は、その起点に於いて平等であると思われます。 戦争写真とは――血の抜かれた肉の様に――意図的構図化を施された、現実の加工品である、と私は考えております。 そして広義に於いて芸術とは、普遍的人間性を超克し、 そのありのままの嗜虐心や殺戮の歓喜、毒に満ちた微笑や純然たる生存競争を、突き放しつつ――躊躇わず刻む、その様な行為でもある、と認識を致しております。 然し、其れだけなのでしょうか。われわれが残しうる人間性とは。 例えば、クレーの着色硝子の様に美しい視線や、カンディンスキーの線と線に拠る音楽的調和の様に、 純粋に美しく遺留された作品群は、今を生きる私達の胸にも曇なき感銘を呼び覚まし、已みません。 前段とは矛盾をして仕舞いますが――、 私達は、凡ゆる情報を歪像として、受容する事しか適わない存在なのではないかと、つまり超越的客観視、と言う物は幻像であり、 畢竟、私達は主観という獄舎より見える物をしか感得しえないのではないか、と思われるのでございます。  総てが美しい訳ではない、人間の本質を追及し、暴き出しても猶揺るがなき詩情を全うする姿勢には只管感服を致します事も頻りなのでございますが、 「語るべき平和も戦争も持たない あなたの持つのはただのビラでありただのプラカードでしかない あなたのなかにはなにもない」 と言う詩句に附きまして、 正直に申しますなら、虚を突かれた様に、私は怒りを覚えてしまったのでございます。つまり、図星だったのでしょう。私に限りますならば。 然し、身を擲ち、真摯に戦争を悲しみ、そを克服せんとする方々がいらっしゃるのも事実でございます。 少なくとも、此のネット媒体と言う仮想空間に於ける安全圏からではなく、 現実に行動を起こし、何某かを守らんとする、 時の趨勢、その嵐にも屈する事無く立ち向かい続けておられる方々の意志を「ビラであり、プラカードでしかない」と断罪をなされる権利は、 私達の誰一人とて持ち得ないのではないでしょうか。 作品批評より掛離れて仕舞いました様にて、允に申し訳ございません。 モンスタークレーマーの様に、重箱の隅を咎めんとする、私の愚かしさを、どうか笑い飛ばして遣ってくださいませ。 (蠅)

2019-07-27

圧巻、でございました。まるで一篇の短編小説を拝読させて戴いた様な。 強靭な筆致に思わず、畏敬の念を懐く事、頻りでございます。 喩えて 黄金に燃え立つ雄雄しきミモザ、熟麦の様な顎髭、総身 聳え立つ山嶺を踏破する、四肢――その偶蹄、嵯峨の膚を削るかのごとくに―― 嵐――そして復も嵐、而して難攻を物とも為さず、孰れより到り、孰れへ去るのか 轟々たる濫海の如く、嵐そのものかの如く貴き その名 カプリコーン 思わず、便乗を致して仕舞いまして、申訳もなく。 質実剛健、且つ気品有る、確かな描写力に感服致しました。 (黄金の山羊)

2019-06-06

エルクさんへ。 私の様な傲岸極まりない人間の、頑迷を真摯に受け止めて下さりまして、允に慚愧の念に堪えない次第でございます。 書くべきか、否か逡巡を致しましたが、敢て自己検閲に拠り封殺するべき、叛社会的な言挙げをさせて頂きました。 手綱に抗う放埓な、私とは酷く醜い怪物ではないのかと、懐疑を払拭しえない事も甚だしく。猛省を致します事も頻りでございます。 >籠を巡って とんでもない! エルクさんの仰る様な見識の方が、ずっと素敵でありましょう。 (籠地獄)

2019-06-04

エルクさんへ。 申し訳ございません。些か気分が動転を致して居りまして。 取り止めの無い返信となって仕舞うであろう事を、ご容赦下さい。 私の様に――、実社会との関係性が希薄である、所謂、「引き篭り」に係る事件が、社会問題として浮揚を来し、 ソーシャルメディアに於きましても紛糾を極めている様でございます。 以上を踏まえて敢て、主張をさせて頂きたく存じます。 平均的存在への犯罪、冒涜としての詩、及び詩人達は今や飼い慣らされ――屹度、汎社会的秩序と親密に為り過ぎたのでしょう。 何時からでしょう、規範的存在としての桂冠‐鶏冠を戴き、ヘルメスの悪を白く塗潰し、偶像の貌を銭貨と掛け替え始めましたのは。 不文律、その禁忌への限り無い接近、或は禁忌そのものを記述する、破滅への橋梁に關(かんぬき)を掛け、悪霊を嘔吐し、 徹底的慈善の許へ跪きながら――硫黄の華を誹る様に――教育を施されて仕舞いましたのは。 舌禍以外の何物でもない、斯様に不健康な精神を吐瀉するゆえに、私は愚かなのでしょう。 痛い病人と、哂って遣って下さいませ。 以上、蛇足。 私は、出自を明かしますなら。辺鄙な田舎に戸籍を置いていた者でございますから。 寺山の「フィクションとしての故郷のエスキス」を、 虚言故の永続‐普遍を、憧れを伴って――悪い夢の様に――心象へと受容し、復拒絶して、今に帰るのでございます。 復、坂口安吾訳のツァラ詩選が存在致します事を先程知りまして、未読を愧じつつ。是非拝読を致したく、貧窮のなかにて。その手筈を模索しております。 そして 籠とは籠の内の存在に、他者の所有物である標を附与する装置、と、私は感受を致しました。 (籠地獄)

2019-06-03

エルクさんへ。批評を賜りまして、允に嬉しく存じます。 喪われた近代、 現代に於いての限り無い緯糸――つまり同時性の広がりと、記憶喪失の様な経糸――個の歴史の断絶のただなかに有り、 些かの問題意識、危惧を覚えつつ。本拙作を認めさせて頂きました次第でございます。 付け加えますなら、寺山修二の影響も甚だしく、文体に散見し得るかと存じます。 籠の内に籠の外に際限無く籠が在り、誰も籠から遁れられなく。私達もまた、何物かの籠なのかも知れません。云々。 (籠地獄)

2019-05-31

タイトルにて、損をしていると思いまして。 個人的感覚ではございますが。 而して 内容の技巧性、独自性には眼を瞠るモノがございますから、 是非ともこの路線や外の路線にて突き抜けて戴きたいと。申し上げる次第でございます。 (親父は暴走する列車に乗って)

2019-05-27

昨今に於いてはsns、等の。其処彼処に見受けられる‘優等生的表現、及び主題’への一諷刺として、拝読させて頂きました。 (手紙)

2019-05-22

藤 一紀さんへ。 お褒めに与り嬉しく存じます。 自分でも書きながら訳が分からなく成り掛けることも屡でございますが、 御陰様で、朦朧とした心像を苦心しつつも現象体へと仮構をさせて頂いております。 ウラジミール・タトリン氏は、wikipediaで調べるならばいかなる人物であったかは、一目瞭然でございますが。 彼の脳髄から現出された建築構想、機械美術、 それらデザインの片鱗に触発なされることも一興かと存じます。 現実世界に於ける存在としての人物記述は、私を現実へ繋ぎ留めるザイルの様なものでございましょう。 (11月、転落する幌附乳母車)

2018-08-23

エイクピアさん、三浦⌘∂admin∂⌘果実さん、もなかさん、stereotype2085さんへ。 ご高覧を賜り、允に嬉しく存じます。 以下、個別に返信をさせていただきます。 エイクピアさんへ。 冒頭、矢印は謂わばタイポグラフィの出来損ないと申しましょうか。 ネットのフォーマットの中では、字組、配置に限界がございますので。 三浦⌘∂admin∂⌘果実さんへ。 本作は、マレーヴィチを代表としたシュプレマティズムに始る、 ロシアアヴァンギャルドへの葬送曲として起草をさせていただきました。 ソビエトと言う極寒の表現制限時代を向える迄に、幾度もの民衆蜂起が有った訳でございますが、 題名はその中程、十月革命より類想を致しました。 はてさて、何故、乳母車が登場するのか。 或は帝政ロシアの嫡子が、虐殺された血族の希望が睡っていた、乳母車なのかも知れません。 或は民衆の自由が葬られた、否、自ら葬った自由なのかも知れません。 もなかさんへ。 お褒め賜り、復、重要な指摘を賜り、允に嬉しく存じます。 最終聯、 私のなかの帝政時代への、復、喪われた共産主義黎明期への憧憬が首を擡げて、詩情を阻害してしまったのでしょう。 そう、些か話が脱線致しますが、 曰く代表作とも謂われるショスタコーヴィチの第五交響曲第四楽章「革命」より、 私は第四交響曲を本作の構想契機として推挙致したく。個人的な嗜好ではございますが。 件の交響曲は、第一楽章から一気呵成に盛り上がり、最終楽章は死絶したかの様な頽廃―静謐に終ってゆくのです。 まるでソビエトと言う理想された国家機構の、終焉を予期し、黙視する様に。 夥多、彼の影響を受けて構成させていただきましたが、 成果としては今一、精彩を欠く創物と成り果てて終った感覚も有り、それが今後の課題でもございましょう。 stereotype2085さんへ。 本作、記法からして伸びやかな詩情とは対極に存在を致しておりますが、 私は到底抒情にそぐわない、 危険思想に肉薄することでしか表現し得ない命題――それはヒトラーやレーニンと言う象徴で在る事も有り、 叛基督教的で在る事も有り、叛現代国家で在る事も復、然りでございますが――、 それら洗脳美学、殲滅美術とでも呼称するべき、一連の煽動に拠るプロパガンダの結実を、 美しい悪として寵愛致したく思う、私が、確かにそれらの存在を赦しているのです。 如何なる誤謬であるとしても、 その誤謬の本質を洞察するには、本質の渦中に自らを投じなければならない、とも。今は思われるのです。 (11月、転落する幌附乳母車)

2018-08-22

簡潔な表現。そしてリフレインが奏功を醸し、最適に機能をしていらっしゃられる。 メメント・モリも死語の様なものではございますけれども、 肉体―精神の死、その陰画でもある生きて在ること、絶無に帰趨するべき万有、死の奇跡。 それらに肉薄する為の、主題が佳く伝わってきます。 「コンコン」は昏々でしょう、か。 (死人は)

2018-08-18

湯煙さん、ご拝読を賜り允に嬉しゅうございます。 種明かしを致しますと。現在、ショスタコーヴィチにハマっておりまして。 ショスタコーヴィチと申しますならば、 国家という社会機構、その検閲に深く懊悩をした人物として想像に難くないでしょう。 黒はナチスドイツ、 血は赤、 赤と言えば共産主義国家機関、ソビエトの旗章、という至極簡単な種でございまして。 それが今に何故繋がるのかは、謎ですが。 あらゆる表現統制の窒息しそうな苦苦しさ、を起稿させていただいた次第でございます。 (血と黒)

2018-07-29

スラップスティックな実験詩として、復、何より表現が明朗であることがとても好ましい御作である、と。 社会事象をグルグル腕に捲いて、急行電車をゼイゼイと追い抜いて行く様な。 それでいてコンセプトも揺るがないのですから、相当、熟達をしていらっしゃるんだろうな、と。 何を怪訝な顔をしていらっしゃる。 気の利いた面白いことは、なにひとつ申しませんよ。文化人や芸能人じゃ在るまいし。 ああ、でも筒井康隆的ではございますね。 (K)

2018-07-28

共犯者

2021-08-08

駅 短歌七首

2022-08-01

2022-11-06

何でもいい

2022-11-27

月蝕

2022-11-19

玄明

2022-11-29

ナンセンス

2022-11-24

ゴリラと戦う

2022-12-12

自傷(ピアス)

2022-12-14

完璧

2022-11-29

neon sign

2023-01-01

Planet Poem

2023-01-03

夢魔

2023-01-10

生活

2023-01-19

罪と罰

2023-02-09

ぶっ殺すぞ

2023-04-01

アサヒ記者

2023-11-12

あくいくん

2023-11-22

逢瀬

2023-11-26

夜の十字架

2023-12-04

火と計画

2023-12-10

エセ詩人

2024-01-01

プレゼント

2024-01-06

揺れながら

2024-01-08

山頭火痔集

2024-01-09

ねこ

2024-01-10

天の河よ

2024-01-13

愛の惑星

2024-01-15

いち

2024-01-15

インソムニア

2024-01-16

記憶の襞

2024-01-17

降車専用

2024-01-18

自在なる時間

2024-01-18

pulpoem

2024-01-20

自由律

2024-01-21

遠吠え

2024-01-21

黒曜の森

2024-01-22

2024-01-23

伝えたい

2024-01-25

写真

2024-01-26

雪国

2024-01-27

行け一吾郎

2024-01-27

問い

2024-05-21

夜の鍵音

2024-06-10

にゃんちゃん

2024-08-04