海 - B-REVIEW
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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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最高です^ ^ありがとうございます!

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

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衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

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春色のジャンパーの チャックを一気にしめる なくしたものを ふるわせる 卵を割るときみたいに ふるわせる さみしい さみしい さみしい わずかな時間 死がわたしのまえを通る そして 絶唱 絶唱 白い うつくしいもので ぶたれたいわ たくさん 生きる とは? わたしより アルミニウムのほうが よく知っている 今日は三分の一しかない わたしが のこりの三分の二は 死んじゃったのかな? 死んじゃった 死んじゃった そんなことより はやく 歩いて 三丁目の曲がり角で会いましょう   雪に似ている ことばを 失ってゆく そういうとき わたしはくらいものを 暗いものとしてみる そうすると わたしのなかの わたしがすこしずつ いなくなっていく 砂漠の砂が舞うみたいに うつくしく いなくなっていく そして 風が吹く あまったるい匂いの 風が吹く 苦しみぬいた先に あなたが見える あなたはかすか 彼方にいるのだ すべて彼方へ持っていってしまう わたしには なにももうのこってはいない のこってはいない ばかね わたしも なくすことで得るものも すこしはあるのかしら わたしには 見つけられそうにないけど あるのかしら あるのかしら そんなことより 働かないと 叱られちゃうよ でも 今日は嫌なの 嫌嫌 ぜったい嫌 こたつの温もりなんかで わたしのこころが いやされてたまるか たまるか 口をぎゅっと結んだまま そうして こたつの ほんのすこしの温かみに ふれる 泣く 泣く 泣きはらした目で わたしは キッチンを ながめる 静寂 そこにわたしは 海をみている 海を、みている



海 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 1302.5
お気に入り数: 2
投票数   : 3
ポイント数 : 0

作成日時 2023-01-16
コメント日時 2023-01-23
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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構成00
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閲覧指数:1302.5
2024/03/29 08時56分34秒現在
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    作品に書かれた推薦文

海 コメントセクション

コメント数(11)
鱗子(揶白)
作品へ
(2023-01-16)

いなくなるもの、の対象が自意識であったり自分にたいして不快な自分、 それらの自身を描けたその両極にあるどこを他人に任せるか、私の中のどこに他人がいるか、許しているのか、必ず空けている。想像が自由だ。 研ぎ澄まされた主体とは客観を包括していて、弛みなく零れる感情として滝の心しかない。雲はいたかいなかったか不明のまま当然切れて何も思わず浮かんでいるのがもこもこするくらい眼前におる。あたかも不透明で白い。これ(私は)はただ「私は動けなくなった」と語る岩です。無意識を、見えぬものとし、意中にはないを、完全に着物に巻き付け、いちにいちにとごっつごつの地面を歩き続けた。 「両想い」が良いと叫んだことがある。容赦のない大きな潮騒ならもっと壊すべき形とかある、を黙り込んで考えるだけをする。育てられる様に難しい皺をよせ、確かにそこに途方もない愛がちかと見えたけど透明になって、私は当たり前のように …言葉でしか埋まらない何かに執着が強い。記憶が所々凍っていて良い言葉が言えない。心ばかりは健康だと言うことだし、会えば話せるからま、いっか。 西国から江戸を往来する、くらいの時間がある中、 あっちから見たらどんな景色だろう?気持ちの関心ばかり抑えて意識に注意しつつも、足から捉えてきたもの全てが心なんだからもっと考えない時、何もしなくなるんだよ。と言いながらふわりと浮ける水槽のことをどこへかに投げ渡す仙人。それを観ている仏がある。自分の上を見ろ、おるぞ!こっちの上にもおるぞ!無形の夢との闘いがまた始まる。 今は、子供のように初めて歩く心細さを再び感じて戸惑っている。

1
へちゃ
作品へ
(2023-01-16)

>あまったるい匂いの >風が吹く という部分が好きです。 それと、白いうつくしいものとは何だろうかと(勿論言わなくて大丈夫です)

0
鷹枕可
作品へ
(2023-01-17)

やはり、現代人の生活を取り巻く利便性、システムには問題があるのでは。と。 即自然賛歌、といった単純な問題ではなく(自然は怖ろしいですからね)。動物としての人間存在を、再獲得しなければならない現代の、病理。 象徴としての結句。 愉しく拝読させて頂きました。

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夏立むぎ
へちゃさんへ
(2023-01-17)

読んでくださりありがとうございます。甘ったるい匂いの風が吹くのところ、好きだと言ってくださってとてもうれしいです。好きだと言ってくださる人がいるというのは褒められるよりもうれしいし、私にとって非常に救いになります。それと、へちゃさんの質問、私が答えたいのでよろしいでしょうか?見たくなかったら見ないでいただいてもかまいませんので。 白いうつくしいものっていうのは、湊かなえさんの「絶唱」という小説の表紙にある貝殻のこです。(もちろん私が想像したものということです。)この小説自体読んだことないし、本屋でちょっと見かけたくらいだったのですが(実はタイトルも覚えていないくらいでした、ごめんなさい、湊かなえさん)すごく表紙が印象に残って、それでこんなかんじになりました。

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夏立むぎ
鱗子(揶白)さんへ
(2023-01-17)

今回は落ち込んでいた時に書いた詩だったので、私の気持ちとかを吐き出す詩になって、自分、にしか焦点を当てていないものになっています。読んでくださりありがとうございます。それとこれは返詩なのでしょうか。(ちがったらすみません)初めていただいたのでうれしいです。

0
夏立むぎ
鷹枕可さんへ
(2023-01-17)

読んでくださりありがとうございます。楽しく読めたということで、書いた私としてもうれしい限りです。

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夏立むぎ
さんへ
(2023-01-17)

雪がふりつもるような趣をもったドラマを感じさせる、と評価してくださってうれしいです。読んでくださってありがとうございました。

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へちゃ
夏立むぎさんへ
(2023-01-17)

>へちゃさんの質問、私が答えたいのでよろしいでしょうか?見たくなかったら見ないでいただいてもかまいませんので。 全然大丈夫ですよ! むしろ助かります。

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Snydam
Snydam
作品へ
(2023-01-20)

>なくしたものを >ふるわせる >卵を割るときみたいに >ふるわせる 部分的な感想になってしまいますが、こちらの表現が絶妙だなあと思いました。 もし自分だったら、せっかく「卵」を登場させたから、これで色々展開できるかもしれないと欲を出してしまいそうなので、ただ一つの比喩としての使用に留めてらっしゃるところが、贅沢な使い方で良いなあと思いました。 且つ、終盤で「キッチン」が出てきたので、卵が冒頭で役目を終えずに、最後まで活きているように感じました。

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鱗子(揶白)
夏立むぎさんへ
(2023-01-21)

物凄い綺麗な詩だと思って、みんなを包み込むことが出来ました。 自分は形に自由がある方なので、書くときは心配がなくなるのですが、今は友達の恐れや周囲のことを考え感謝の詩を書きたいと思っています。 人に心を預けるには、ある程度の時間がいります。この形をどうしても諦められない、「失いたくない、 失いたくないんだ」と歌を聴いて、ああ、ここから始まったんだなぁ。

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夏立むぎ
Snydamさんへ
(2023-01-23)

コメントありがとうございます。私はその贅沢な使い方をしすぎてまとまりのない詩になることが多々あります。非常に残念なことですが。そういうふうに最後まで活きていると言ってくださることは大変うれしいです。これからもぼちぼち頑張ります。読んでくださりありがとうございました。

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投稿作品数: 2