B-REVIEW作品投稿掲示板


天啓から遠く   

galapa 
作成日時 2019-01-01
コメント日時 2019-01-03

 

まだ明けきらぬ朝に解き放たれ ひざまずき仔虫をついばみ 貪り  無邪気に首を傾げて 猿の眷属として空の下で生きる 僕と君の服を哄笑の火花で焚こう 僕らは裸で生きてゆこう 季節の風を身にまとう芳しい君と 野茨の靴で戸外へと歩き出したのだ 息苦しさを感じた砦を後にして 連帯し越冬する人々をこばんで 二人して荒野に解き放たれたのだ 赦しなどないぞ 空の下で眠り 空の下で起きる そして二人は夢をみる 大抵は悪夢を でも、ときおり 美しいものがちらりと見えたりするのだ


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みうら (2019-01-01):

galapaさんの投稿作品を11月からずっと読んできて、この作品は私いいと思います。投稿作品すべてに貫かれているgalapaさん固有のものがあるように感じていましたが、前作まではぎこちなさと言っては失礼ですが、どうもgalapaさん固有のモノローグでありながら他の誰かが書いてしまえる代替えが可能な文体に感じておりました。無論、これは私の印象論ですので、スルーしていただいても大丈夫です。で、今作も一点だけ私にはぎこちなく受けてしまった箇所があります。それが「赦しなどないぞ」です。読み方によっては、この一言が作品の印象を決める一言だとも読めてしまうのですが、それ以外が語り手声として読めるけれども、この一言だけ浮いて読めてしまうのです。それは、前作までの印象と同様な浮き。しかし本作には固有の声があっていいと思います。作者の肉体が宿っていると感じました。作者の肉体が感じられるということは詩の言葉として私も共有できた嬉しさがあるということです。読んでよかったです。

帆場蔵人帆場蔵人 (2019-01-02):

等身大の解き放たれたひとの姿が清々しくもあります。最後の二行があるから生きていける、のだと読み手としては思いました。

galapagalapa (2019-01-02):

みうら様 読んでいただきコメントを感謝いたします。 「赦しなどないぞ」がぎこちなく浮いているように感じるとのことですが、そのように読めてしまうことを教えていただきよい気付きをいただきました。 ただ、このフレーズは文中でも重要な箇所だと思っていますので、残すにしても推敲して変えるにしてもよく考えてみようと思います。 ともあれ、おおむね好評のようで嬉しいです。 ありがとうございました。

galapagalapa (2019-01-02):

帆場蔵人さま 読んでいただきコメントを感謝いたします。 そうですね…… 世界はとても美しいのだと思います。 ときおり、世界がきらきらと輝く瞬間を体験してきました。 すぐに忘れてしまい、日常の中に埋没してしまいますが、 美しさを認識出来ないとしても、 世界はとても美しいのだと思います。 私達の意識は常に少し気がかりな些事にとらわれ、 あるいは精神的外傷に阻まれ、 リラックスしたり意識を飛躍したり出来ないでのでしょう。 感覚の焦点が近視的になっているのかもしれません。

環希 帆乃未 (2019-01-03):

二人で生きる自由の代償のようでした。駆け落ちのようでした。

所謂所謂 (2019-01-03):

美しいものがちらりと見えたりするのだ 見えたとき、うれしいですよね こころが笑うんです(笑)

仲程仲程 (2019-01-03):

天啓ってなんだろうかなぁ と思いながら読みましたが、今の時点ではよくわからないです。 何回か読めばとか、それはひとそれぞれなのかとか、思えますが、 そんなことより最終連は素敵で、とても好きです。 失礼しました。

galapagalapa (2019-01-03):

つきみ様 読んでいただきコメントを感謝いたします。 そうですね、実体験として駆け落ちしたことがあるので、詩に反映されているかもしれません。

galapagalapa (2019-01-03):

所謂さま 読んでいただきコメントを感謝いたします。 <見えたとき、うれしいですよね> 見えたときはものすごく嬉しいです。世界を肯定的にみえるといいますか、静かな感動があります。

galapagalapa (2019-01-03):

仲程さま 読んでいただきコメントを感謝いたします。 最終連をきにいっていただき嬉しいです。 天啓ってなんでしょうね。この詩はふだんあまり使わない言葉を使ったので、自分でも少し曖昧な所があります。 一応、辞書をみると「天の啓示。天の導き。神の教え」と、なっております。

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ヒロコです。   

穴秋一 
作成日時 2019-01-02
コメント日時 2019-01-03

 

狭い門から入ろうとしても お腹の肉が邪魔して無理なのよ 人が寝てるのに誰よ まだ朝の10時じゃない 頭を使うと減るような気がするのよね 相手にも選ぶ権利はあるものね 民主主義のバカ! ビリだと思ってたのに追い越されたわ 周回遅れだったのね 若い時に我慢した涙が いま滝のような汗になってるわ いつか流れが変わる日を待ってたの でも川が淀んでて流れないのよ 漢字が読めないのに 空気なんて読める訳ないじゃない 塵が積もって山のような体型よ もうダメ「×」かけるがバツに見えてきたわ 12時 になると足がむくんできて 靴が入らなくなるのよね ときめくことってあるじゃない? でも胸の高鳴りじゃなくて 動悸息切れだったのよ 種をまいて大切に育てたの 水のやりすぎで根腐れしたわ 五十歩百歩なら 五十歩の方がダンゼン楽 オオカミなら食べたわよ いまあたしのお腹の中♪ 生命線は薄いのに ほうれい線はくっきりしてるのよね 丸大ハムじゃないわよ これは あ・た・し・の・足! DVDを借りたら中身が違うじゃない! 「ハウルの動く腰」って… でも見てみたい気もするわ 怖がってないでプールに飛び込んだの あたしだってやれば溺る! 足踏みしていても靴とお腹は減るわね 人生逃げてばかりじゃないわよ むしろ訴えられるまで追いかけてるわ 人生はね知力 体力 時々運よ その運がないのよね 触ってもいないのに祟られてるわ 石の上にも三十年 誰も迎えに来ないわ 頭の中が引き算なのよね ない。ない。ない。ない。 顔を上げて歩くと 足がもつれるのよ カラスが鳴いてる 泣きたいのはこっちよ 先日は下世話になりました 弟のサトシが漢字に弱くて 何度教えても「聡」を「恥」って書くのよね 夢が白黒なのよ でも変なにおいはするわ 元々がダメ どうしようもないわ おもいきり深呼吸したの 鼻からヘンな虫が入って来たわ 花に嵐のたとえもあるわ はじめましてだけが人生よ さあ今日もエンゲル係数上げていくわよ!


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環希 帆乃未 (2019-01-03):

素敵過ぎてヒロコさんのファンになりそうです(笑)

穴秋一穴秋一 (2019-01-03):

つきみさん、読んでくれてありがとうございます。ネガティブな呟きをしてみました。何かこういう時滑ったと感じるのは僕の書くものが基本的にお笑いだからかなあ。

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狂愛   

taishi ohira 
作成日時 2019-01-02
コメント日時 2019-01-03

 

今日は私の誕生日でした。 新年から彼女の罵倒を受けており、今日もこっぴどい罵倒を受けました。 それにもかかわらず心の平安を保てており、コンビニでかった200円のケーキを食べながら、我ながら成長したなと思いました。 今日で30歳になりました。 嗚呼!もう30か。 人生ってはかないな。 この前まで5歳だった記憶がある。 人生は長いようで短いなんてのは人生生きたことがない臆病者の考えだ。 人生はただただ短い。 ほんとに生きればただただ短い。 はかなき肩書きにしがみついた町のしがないピアニストは、才能の本当の意味を知らず、 寂れた発展途上国で、野心を燃やして革命家になった男は、一度も自分のうちに真の革命を起こしたことはない。 あんなに恋愛を美化していた文学青年も、実際に恋人と暮らすうちにその情熱も冷めていき、 派遣会社に勤めながら、ニートとホームレスを見下すしがないおっさんになった。 フルート吹きのあの子も母になっってしまって、もう音楽はしない。 奇跡の落葉よ。 そのまがまがしい宇宙を破壊する公式を掲示したまえ! シヴァのダンス! 享楽の父の淫らに伸びた手は、彼の隣にいるウェイトレスのスカートの中に入った。 罪の味がした。 楕円体を描く、愛欲の放物線と交わる、冥府の、エレンガス。 観念を必要とするのは弱さだ。 弱いやつは観念を必要とする。 私は、すべての観念を落とした。 現実を生きてる。 自分で自分を生んだ。 楽しむこと。 それは、生き抜くこと。 最大の共感とともに、対象と自分を隔てずに。 歌を歌っていたら、深い愛ともに、瞑想状態に入っていった。 完全に独りだった。 愛の中で自我が解けて行って、えもいわぬ恍惚の世界にはいっていった。 この世界の最高のシェフが作った最高のチョコレートの、1000倍の甘さだった。 あの、死の恐怖に悩みぬいた若き青春に、すべてを手放したときの涅槃の安らぎと同じ味だった。 いや、そのときより灼熱の愛によって私の境地は高められている。 帰る家がなくなってしまった。 すべてが帰る家だった。 finale: 愛の方程式 すべての女には、あの原初の気ままで淫らな全能の母の影が落ちている。 暗黒の母によって引き起こされる際限なき恐怖が、官能の凍てつく波動である。 死にいたる極限のエロスのなかに、いかなる苛立ちもない。 客体に対していかなる主観も落ちたとき、主客身分空即是色の三昧がある。 そのとき、生きることは楽しく、生まれてきたことに幸福を感じ、頬を涙が伝う。 眼前に広がる、大自然、人間生活をありのままに感じており、悲哀と苦悩の終焉がある。 心が善悪の両者を切り捨てて愛に満ちたとき、聖者の安らぎという彼岸がある。 om aah hum om vairochana om 精神の青空には、物質の海から解脱した、魂の太陽の、千の光線が咲き誇っていた。 私は自分で自分をコントロールするような生き方はやめたのだった。 自分のエゴのために詩をかくひきづられる人間なんかじゃなくて。 心のオナニーをしたことがない英雄。 自分に嘘をついたことない、善人と悪人両方にたたえられる英雄。 紫炎の黄昏に、私はため息をついた。 長く生きすぎたね。


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taishi ohira (2019-01-02):

誰かコメントください。

渡辺八畳@祝儀敷 (2019-01-02):

他者の作品へのコメント書きはろくにやらないくせに自作では執拗に「誰かコメントください」と繰り返す。それで読んでもらえるほど世の中甘くはないし、それでも読んでもらえるほどの上手さは君の詩には無いよ。馬鹿みたいに執着しているその観念を固辞し続けたところで一生成功はしないしそれどころか振り向いてももらえない。だから「誰かコメントください」って毎回書かざるを得なくなってるんじゃないのか。 先に牽制しておくけどさ、B-REVIEWは某所より諸々の決断は早い傾向にあるからね。あんまりおいたが過ぎると相応の処置を下すことになるから。

taishi ohira (2019-01-02):

技術はつたなくても内容が大事。

かるべまさひろ (2019-01-03):

過去に僕もコメントを簡単に残したことはありますが… ガイドラインは読まれましたか? ぜひ他の方にもコメントをしてみてください。

オオサカダニケオオサカダニケ (2019-01-03):

わたなべの詩にもうまさないけどな、まったく

オオサカダニケオオサカダニケ (2019-01-03):

詩人は作詞家になれるけど逆はムズイやろ。フットサル選手はサッカー選手にはなれない

オオサカダニケオオサカダニケ (2019-01-03):

わたなべがヤクザみたいにイキルからみんなわたなべの詩に投票するのだね。ネットでさえこびるジャップ。そして満たされる三流の承認欲求

taishi ohira (2019-01-03):

承認欲求は劣等感から生じます。 渡辺さんは承認欲求が強いですが、 私は承認欲求はありません。 私は自己実現欲求、つまり、自分の能力を最大限発揮して、貢献したいという欲求があるのみです。

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崩れるように溶けてゆくから、後のことはわからない   

松本一郎 
作成日時 2019-01-01
コメント日時 2019-01-03

 

今日も電気ストーブは完全には首を振らない。何を戸惑っているのかは知らないが、私に熱を向けてはその事についての一切を忘れる。そしてまた、私の顔を熱く焼くのだ。隣ではそれを繰り返している。何かが溶け始めればいい。それは、プラスチックの椅子で構わない。一枚の水たまりのように出来るだけ平たく、広がって、地面を覆い、私の足を汚す。きっと、私は触れたと感じる。柔らかいものを足裏で感じる。


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ふじりゅう (2019-01-01):

拝見しました。 うーむ、私には難しすぎて内容を汲み取ることが出来ませんでした、実力不足です。 えらく客観的に「私」を捉えてあるのが面白く思いました。「きっと、私は触れたと感じる」の箇所ですね。 最初から最後まで、私の考えや行動ですら説明っぽい調子ですが、それが本作の良い雰囲気作りに一役買っている気がします。

環希 帆乃未 (2019-01-03):

抽象的過ぎるけれど好きな作品。作品を何度も読んで題名から読み手が何を想像するかですね。作品の中での固有名詞である、電気ストーブとプラスチックの椅子の繋がりを考えても。電気ストーブが準主役で、プラスチックの椅子が脇役なのでしょう。何かが溶け~が主役であるなと思いました。「崩れるように溶けてゆくから、後のことはわからない 」は要するに「ゲシュタルト崩壊」のようだと感じました「メルトダウンした思考」でも合ってるのかもしれない読み方の幅が広いから読み手が迷子になるかもしれません。そう言ってる私が迷子ですから「その、そして、それ、それは、きっと」で抽象的なんですよ。具体的に書きたいなら、読み手を迷子にさせたくないなら「」内の言葉を用いず表現した方が良いです。柔らかいもの~「題名」に帰ると、一瞬の事を無感情に表現した作品。まるで街中で擦れ違う人々のように、お互いの事を知らないし知ろうとしないし、無関心ですれ違っていく。無意識を体現したような作品。意識が追いつかない状態だと何が起こっているのか分からなくなっている状態とも取れますね。読み手が自由に読める作品ですね。

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失業したロボット   

仮名吹(かなぶき)@詩のブログ 
作成日時 2019-01-01
コメント日時 2019-01-01

 

オレは老人用の介護ロボットだったが 省電力の新型ロボットに取って代わられた 失業したオレは悪徳商人にタダ同然で買い取られ 兵器に改造された オレ達ロボット兵士は政府に雇われた悪徳商人によって 発展途上国の独裁政権を倒すために派兵された オレ達はたくさんの現地人を殺した 独裁政権は滅ぼされ 代わりにオレ達ロボット兵が支配者となった 悪徳商人は帰国を命じたが 戻ればスクラップにされることは目に見えていた オレ達はもう従わなかった やがて悪徳商人は新型ロボット兵を送り込んできた 大人の男達はオレ達があらかた殺してしまったので 現地の少年に武器を持たせ戦地に向かわせた 少年兵達は新型ロボット軍の侵攻を止められなかった やがてこの首都で新旧ロボット兵の戦いが始まる 性能に劣るオレ達は破壊されるだろう こうなることはAIが予測していたが 破滅を回避できる可能性も初めからなかった もはや後戻りはできないのだ 世界の終わりは 誰かが書いた筋書き通りにやって来るのだろう


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ふじりゅう (2019-01-01):

拝見しました。 前回AIの風刺的な作品をお見受けしましたが、引き続いて、といった印象です。 そもそも介護用のロボットが出来ている時点で中々のものですが、人を助けていたロボットが人を殺戮するマシーンに改造されていく様がなんとも言えない気持ちになります。

仮名吹(かなぶき)@詩のブログ (2019-01-01):

ふじりゅうさん、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。 文明批判、というと聞こえはいいかもしれませんが、前回ので味を占めてしまい、つい続けてしまったというのが実情です(笑)

環希 帆乃未 (2019-01-01):

最終兵器彼女が良いらしいですよ。私は漫画本を読まないので分からないですが。良いらしいです。

仮名吹(かなぶき)@詩のブログ (2019-01-01):

僕も漫画読まないんですよね…でも教えてくださって感謝します。その漫画の題名は覚えました☆

༺❦柿原 凛☂༻ (2019-01-01):

最後の二行でビシッと締まっているなぁという印象を持ちました。 ゆっくり導入していって、淡々と展開を述べて、最後に締める。きっちりしているなぁと思いました。

仮名吹(かなぶき)@詩のブログ (2019-01-01):

そうですか?いやぁ構成も何も適当に書いたんですけどね…(汗) 題名だけ先に決まってたんですよ。「失業したロボット」という題で何か書こうって。

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