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空白
焦燥はいつしか具体性を帯びなくなり、逃避へと自らを導いた 嫉妬は悍ましく自己の輪郭すら許容しない 変革は風化し、季節はいくつ流れただろう 手を伸ばすのが億劫で、愚かで滑稽で 痛みはただ、衝動の発露へと成り下がる 時は無情にも歩みを止めず、際限ない雑踏も今や静謐に包まれた これと別離する 伽藍堂の脳髄をもう一度満たすことに邁進する 結局ありとあらゆる覚悟も行動も意思も全てが無意味なのだ 数分後には真逆のことを宣う ただ刻限は迫り、選択は強制へと変わる 夢は覚め夢を求めず、人に欲さず、自己に求めず 脳内は郷愁と後悔、苦痛と安堵、それをないまぜにかき混ぜる誰かの叫び やらねばならない 空を見上げて夕日に救いを求め、晴天の虚空に君の声を聞く 幻惑に満ちた音色が満ちる 笑い声が聞こえる。穏やかな笑顔、無限に続く安寧 安らかな日差しの中、心地よい緑風、長閑な道路を彷徨い妄言を吐き、歌う。気狂だ。記憶など曖昧ですぐ忘れる 時は流れて色は褪せ、いつぞやの深緑に過去を覗く 秋が来れば別の花を咲かせ、活力に満たされ奮い立った心で夢を語る かつてを妄想で包み、自己をさも深く覚知できていると嘯くだろう けれどあれは淡く、独特の残香を纏った。私の根幹の闘争だったのだ 歳を重ねるとは季節のようなもので、夏の終わり、未だ幻惑と狂乱の最中に。秋は訪れ、深緑は哀愁漂う真紅となり散りゆく そうだ次だ 痛みに耽っている場合ではない たとえそれが望まぬことだとしてもだ そんなことはどうでもいい 夜が明けたなら、全てはどうだっていいのだから
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空白 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 254.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2026-01-10
コメント日時 2026-01-11
| 項目 | 全期間(2026/01/12現在) |
|---|---|
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


こんにちは、 題名が空白なのであまりなんだかんだと解析しすぎないほうがいいかなと思いながら、読ませて頂きました。作者様の空白をあらわしたのかもしれないし読み手に対して各々 受け取ってもらえるように空白、と考えられたのかもしれません。いろいろ思いを巡らせました。 冒頭の 焦燥→逃避→嫉妬 が 悍ましく自己の輪郭を 蝕みそして許容できない 打ちひしがれるような苦悩が ひしひし伝わって来ました。そして 伽藍堂の脳髄、という表現へ惹かれ 「結局ありとあらゆる覚悟も行動も意思も全てが無意味なのだ 数分後には真逆のことを宣う」 ここに頷きました。 僕も気が変わりやすいのであれこれ宣うわりに なんか忘れている と自分に呆れる事があるために。 中盤の連の やらねばならない、という言葉が 読み終えた後の自分の 伽藍堂の脳髄に 響き渡るようでした。 最終連 >>痛みに耽っている場合ではない >>夜が明けたなら、全てはどうだっていいのだから でなにかひとつ 明けてゆく空を背に掌を押されたような 清しい気持ちになりました。
0考えたことを書くのって疲れませんか?いや、人によるか。わたしは目に入るものを書いたほうが疲れないかな。自分の手なんかみてるとそう思う小さなささくれだったり爪の縦皺だったりよく見ると親指のかたちなんか母に似ていて何か大変なものを忘れてきたような気になったりする。この作品はある意味読みやすいとおもいました。ガスが燃えやすいようにわたしは気にもとめない
0時の流れと焦燥の付き合い方を表した作品だと感じました。
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