B-REVIEW作品投稿掲示板


unconfessed   

完備 
作成日時 2018-11-04
コメント日時 2018-11-05

 

名前の代わりに発話するねえに振りかえる きみの長い髪は粗い日差しに透けて その方角へ背景を忘れたこと 気付くずっとまえから 何度も書き損ねるさようならは空目した名前 ぼくがきみの恋人になれたか分からないまま手をつないでも きみはぼくをきみと呼び 踏み切りのむこう平凡な交差点に海を探している 夕立の代わりに降るあられがきみの頬で跳ね 折り畳み傘はゆるやかにひらいた ひかりの粗さを測るてにをはをまぼろしにかざして もう 帰ろうと逆向きの車窓を選ぶ 大阪湾しか知らない細い目は途切れ途切れに幼く ほとんどすべての景色を忘れた 夕暮れの形式に残るのは固有名詞だから 揺れるね ねむりに落ちる直前の 絡まるほど長い髪の渦まき おやすみなさいを言い損ねてささやくありがとうも空耳 形式に意味を探すきみは夢のなかでも ぼくをきみと呼ぶのか まぼろしの遮断機をくぐる


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ふじりゅう (2018-11-05):

拝見しました。 ひょっとすると前作の続きのような詩、かもしれないと思いつつ読みました。 やはりまぼろし、まぼろし、で埋め尽くされた詩の中にも固形物のような現実が浮き出す作風、内容は素晴らしいです。

完備 (2018-11-05):

ふじりゅう様, コメントありがとうございます. 文体や形式, 語彙は前作とかなり似たものになってしまいました. というよりは, 特に意識していなかったのに前作で書き切れなかったことがこういうかたちで発露した, というような印象を, 作者としては抱いています.

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短い話   

穴秋一 
作成日時 2018-11-02
コメント日時 2018-11-05

 

「拓朗」 「たくろうさんてどういう字?」 と女の子に聞かれて 「木村拓哉の拓に、鈴木一朗の朗です」 と答えたら、次の日 「拓ローさんへ」 と書かれた手紙をもらった あれから15年…… あの子は無事社会人になれただろうか? 「小銭入れ」 まだ僕が小さかった頃 近所のお店で おしゃれな小銭入れを見つけた 母からお小遣いを百円もらって 小銭入れを買うと 残りのお金は0円…… 僕はそれからしばらく 中身が空っぽの小銭入れを ポケットに入れていた 「診察室」 「先生、ラーメンは太りますか?」 「ラーメンは太りません。ラーメンを食べたあなたが太ります」 「サイゼリア」 サイゼリアが混んでたから 適当な名前を記入して待った 「モ、モリバヤシ…ヤス?モリさま!」 思わず店員と目が合った 他にお客はいないから モリバヤシって僕のことか 今日は森林保護って書いたのだ 「絵画」 そこは遠くの美術館 僕はその絵の前に立った キャンバスの中には 雑草らしき草が生い茂り 淀んだ水たまりがある どこの県の沼かと思ったら モネの『睡蓮』と書いてあった 「今やっとわかった」 夢の中で君に逢った 胸がきゅんとなった 君の声が聞きたくなった 君に逢うために電車に乗った 君に逢いたかったんだ 黒くてさらさらな髪 透き通るような白いうなじ 心臓がドキドキした 自分を抑えきれなくなった 夢中で君を抱きしめた 今やっとわかった 「ぎゃぁぁあああ!」 僕はまだ電車の中で 知らないおばさんに抱き付いていた 「結晶」 検索してヒットするのは 食塩の結晶 レジンの結晶 尿素の結晶 ホウ酸の結晶 砂糖の結晶 こんなのばかり 「結晶 作り方」で調べたけど 愛の作り方が分からない


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ふじりゅう (2018-11-02):

拝見しました。 最初のパートが一番面白いです。続いてサイゼリアも笑いました。 後半も良いです。しかし読者的には、笑いを目的として書いたのか、後半で分からなくなって来る事は少々問題かと。つまり軸が突然増えてしまって、どっちを軸に読めばいいのか分からなくなってしまいます。 再読する際に、単純に笑い、ユニークな情景を楽しむのが良いのか、そこに主人公像を浮かばせ恋、の詩、として読み解くべきなのか。確かにユニークでもあるがそれだけではない、そういった作品もありますが、しかし本作は場面転換が唐突過ぎて前半と後半の色が明確に分かれており、接合しようとしても心理的抵抗を感じる作りになってしまっています。 またもう一つ、余りにユーモアセンスが良すぎて、いっそユーモアで終わっていれば、と、ユーモアの色が強すぎるが故の弊害が生じてしまっております。恐らくアイデアがとめどなく溢れ出てしまったのではないかと。 前半、後半、どちらもそれぞれ見どころがありますので、別の作品として分けて作っていれば良いのかもしれません。

༺❦柿原 凛☂༻ (2018-11-02):

面白かったです。クスッと笑える感じが好きです。 ふじりゅうさんと同感で、僕も系統別に別々の作品に分けたほうがより良かったのかなと思いました。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

とても読みやすく、読ませる力があるのはこの文章がおもしろいからです。詩のように変な雰囲気がなく、新しい可能性を感じました。この発想はなかったです。診察室はイチオシです。誰でも笑わせられそうです。

蔀 県蔀 県 (2018-11-04):

めちゃくちゃ好き。とてもいい。一箇所だけ、「「ぎゃぁぁあああ!」」だけは、他の軽妙なユーモアから浮いて、むしろギャグの感じがするので、(個人的には)無いほうがよかったなと思いました。あとはぜんぶすばらしい。くすっとくるし、ふしぎな情緒があります。

湯煙湯煙 (2018-11-04):

なかなかに読ませますが、詩情はあまり感じられません。しかしよく出来た作品。愉しく読みました。

みうら (2018-11-04):

これは面白い。投げ銭がもしあれば千円出すと思う。100のストーリーが揃ってもし本になったら、小銭以上1万未満な価値があると思います。

仲程仲程 (2018-11-04):

診察室/サイゼリアの流れ いいですね。

植草四郎 (2018-11-04):

サイゼリアいいですね。他の作も洒落てら。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

ふじりゅうさん、コメントありがとうございます。笑いを目的に書いたのですが「今やっとわかった」以降の作品は恋愛のようなギャグになってしまいました。詰め込みすぎでした。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

༺❦柿原 凛☂༻ さん、コメントありがとうございます。くすっと笑える、そう言ってもらえてうれしいです。一編ずつでは短すぎるし、これだけ集めると纏まりが無くなってしまいますね。どれも似た作品だと思ったんですが、、。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

オオサカダニケさん、コメントありがとうございます。現代詩のような作品で面白ければ、僕的にはベストなんですが。「診察室」だけ作風が全く違うのでどうしようかと思っていました。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

蔀 県さん、コメントありがとうございます。確かに「ぎゃぁぁあああ!」の部分はただのギャグになってしまいました。軽妙なユーモア、不思議な情緒、、、木に登りたくなってきました。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

湯煙さん、コメントありがとうございます。詩情があればいいと思います。でもなかなか・・。愉しんでもらえて良かったです。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

みうらさん、コメントありがとうございます。こういうのを百編くらい出版社に送ったことがあります。漫談みたいだと言われましたが。自費出版にxxx万円と言われびっくりして電話を切りました。小銭以上1万未満だと採算が取れませんね。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

仲程さん、コメントありがとうございます。そこの流れはあまり考えなかったのですが上手く行ったのかもしれません。

穴秋一穴秋一 (2018-11-05):

植草四郎さん、コメントありがとうございます。みなさんの感想では「サイゼリア」が意外とよかったみたいですね。洒落てる、ありがとうございます。

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貴音さんの選評【10月】   

カオティクルConverge!!貴音さん 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-05

 

【選評のあいさつ】 10月は難しいですね。少し、シンプルに語りたいと思います。 遊んでいる詩が好きです。冒険している詩が好きです。 詩から受け取る事よりも、私は詩を送りたいなぁと そっちの方が好きだなと再確認する事が出来た月でした。 同時に今月は短い詩がとても輝いています。 【大賞】~視覚詩の頂点?~ ༺❦柿原 凛☂༻ 星にはなれないよ 視覚詩と呼ばれるものは形も気にしなきゃいけないし、中身も気にしなきゃいけない。 私もやるにはやるけど、どちらかにバランスがよってしまう。 そもそも、これは視覚詩にする意味があるのかと思うような作品もある。 それは自分や他人に対しても思う事だ。 けど今回、タイトルと中身と形が見事なまでにガッチリと決まっていると思われる。 おそらく、ビーレビで一番キマった視覚詩じゃないかとさえ思ってしまっている。 視覚詩にする意味がちゃんとある。 是非、柿原さんには星になれたよって作品なり 大賞をもらう事で★を完成させてほしい物だ。 【優良】~やりますねぇ~ 渡辺八畳@祝儀敷 遺影 ああ^~いいっすね~ああ^~たまらねぇぜいい作品してんねぇ! いいゾ~これ生きてる証拠だよ! お前のことが好きだったんだよかなり挑戦的じゃないこれぇ?車で言えばどのくらいだ? これはもうわかんねえなぁ……お前どう?ンアーッ! 社町 迅 隙間妖怪の一念 元ネタを知っていても知らなくても楽しめる。そんな素晴らしい詩だと思います。 私は最初、紫さんの詩だと分からない状態で楽しんで、その後、紫さんじゃんと二回も楽しんだ。 多分、この詩をこの方法で二回楽しんだのは、二倍にして楽しんだのは私だけだと思われる。 コメントにも書いたけど、今度は幽香さんの詩を書いてもらいたいものです。 それかゆっくり、豆しば先生を虐待する詩を書いて欲しいものです。 いずれにせよ、好きなものにちゃんと向き合った詩だと思います。 ふじりゅう 『藤井龍平の肉迫』より。 大賞には選んであげられない。それは本当に申し訳ない。 大賞に選ばれても良い視覚詩が出て来てなかったらきっと… 柿原さんを憎んでほしい。私の事は恨まないでほしい。 私はやっぱりこのメタ感が堪らない。 メッタメタのギッタギタのジャイア―――ンになってしまった。 私は傲慢という病を患っており、この自己顕示力、承認要求の作り出すエネルギーを浴び さらに傲慢になってしまったのだ。もうルシファーだ。 【推薦】~歌詞は無視してます。そしてこれがトビウオ現象か…。~ タキザワマジコ 行方 私はこの飛翔に加速を感じました。 とても勢いのあるものであります。 https://www.youtube.com/watch?v=Gf1xIViLofg 瞳子 期限 継ぎ足しで雑味が出る言葉、薄くなる言葉がある中で、ギュッと凝縮している 言葉の少ない詩を書かせたら多くの人は敵わない https://www.youtube.com/watch?v=Wr5f6hpYxmE オオサカダニケ 成長としての墜落 短い中に宇宙の様な末広がりのスペクタクルを持ち込んでこれるのが凄い。 https://www.youtube.com/watch?v=I3HRubq9Txs Mar-to 帰路 荒んでいる事が年々増えて来ている私にはどうしてか、染みわたる。 https://www.youtube.com/watch?v=G85tU_Q766w 【おまけ】~殿堂入り、ゼンメツさんの「テレビジョン」であれこれ~ これは何時もの事ですが私なりに懸命に読んでみました。最近の日本は揺れる事がブームになっている。地面が揺れて、空が揺れて、街を、自然を揺らしている。そんな事が日本の何処かでは起きていて、揺れもしない自宅のテレビの中では、ブレブレの映像がきっかりと枠に収まって放送されている事が当たり前になってきている様に思えて来てます。だけど、人ってのは忘れるようにというか、鈍感になる様に出来ているんですね。宮城の地で私は震災を経験してその時のある日、今頃震災の無い県の人達はTSUTAYAに駆け込んでいるんだろうなぁ…と思いながら過ごしていました。そして現在、私は逆の立場になり少しばかり心が揺れる事はあるけれど、あの時程テレビの災害に感じる事は無かった。これは薄情なのかなと思って深刻に悩んでもみたのだけど、きっと人の機能なんだと結論付けた。確かに何処かでは起きている出来事なのだけど、その時その場所に居ないとフィクションとなんら変わりないのかも知れない。実際に有った事件や歴史も、おとぎ話みたいなもんだ。食べようとしている味噌汁の豆腐の崩れ具合の方が生々しいリアルである。出来事の教訓はその時に曝された人達だけの物、それも次第に過去に置いて行かれてしまって、いつの間にか弔いましょうなんて日だけに保存される。そして最後の一人も死んだら、誰も思い出さないおとぎ話になるのだろうなぁ…。こうも思った。本当のリアルって何だろう。私は私なのだろうか?テレビを見ている私を客観視している人は私なのだろうか?実際に震災に会った時も実はこの人は存在していた。私を見ている誰かである。私はそれを感じると意識だけをきょろきょろとさせていた。酷い時には私を客観視している人を客観視している誰かが居たけど、それは私なのだろうか?この詩を読んで間もなく、私は私から意識が離れだした。客観の世界。こうやって文章を書いている私を客観している私と思われる誰かになっている。そして、更に意識が離れだす。私を見ている私と思われる誰かを客観視している誰かになりだす。そうやって意識が段々と薄くなる。ビクッと私は体が揺れた、離れていた意識が急に体に収まったのだ。再び画面と向き合うだけの私になる。客観の世界の最果てはきっと誰とかではなく空気のようなもので、きっと人はそこでは繋がっているんではないだろうか?いったい何の話だと思うが、そういう話である。同時にお土産みたいなのが頭の中に入って来た。○は調和を意味するけれど、こいつはかなりデリケートな存在なのだ。こいつに何かを加えると動き出す。輪が、和が、我が乱れるのだ。□とか△の方がバランスってのは取れている。○は直ぐ崩れる。こいつが一番真面な姿をしているのは、何も加えていない時。バランスボールが一番バランス取れている時は誰もバランスを取らない時なのだろう。膨らませない、膨らませても使わないってな事をしないとバランスボールは真面じゃいられない。厳密に言うと違うけど、地球は丸い。だけど最近、日本だけじゃなくて世界でも異常気象だし、貧富のバランスも取れていないし、思想だってシーソーの様な勢いだ。丸い地球に乗っている私達は、きっと地球というバランスボールに乗るのが下手くそなんだろう。これからドンドン人が増えて行くらしい。ドンドン、どんどん、地球のバランスを取るのが難しくなるだろう。この地球が勝手に萎んでしまわぬ様、この全てを丸く収めるにはどうしたら良いのだろう。そんな事を考えてみる。私はこの詩の様に客観視して考える。ああ、そういう事か。凹ませているもの、凸になっているもの全てが無くなればいいんだ。つまり、ゼンメツである。


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カオティクルConverge!!貴音さんカオティクルConverge!!貴音さん (2018-11-01):

タキザワマジコ 行方 https://www.youtube.com/watch?v=Bp2u3FGO7uY 動画消されてたので、こちらを載せるのです。

༺❦柿原 凛☂༻ (2018-11-01):

楽しみにしておりましたー! 他の方の作品もすごく良いのばかりで、これは最後の最後で大逆転されるかなとも思っていたのですが、遂に大賞候補として挙げていただくことが出来ました。ありがとうございます!

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

まじで感性が狂ってる。なぜおれがたいしょうじゃない

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

その詩は次の詩の材料にして爆ハネさせた。それからもう一本名作を生んだ。極め付けにな

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

大賞を読んだがどうやっても負けてる気がしない。少なくとも11月に俺が発表した詩は二つとも柿原に勝ってるとしかおもえない。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

殺し文句とぶっ飛んだ発想で心を刺せるかどうかだけが詩のすべてやとおもう。おれの11月分の詩を読んでくれ

カオティクルConverge!!貴音さんカオティクルConverge!!貴音さん (2018-11-01):

オオサカさん、今月は申し訳ない。 感性がまともじゃないのでこうなってしまった。 もし私の他にもやってしまってる人がいたら是非正すべきだと私は思う。 私の感性は更正できたのか、狂ってるのか分からないけど 11月の投稿は始まってる訳ですが オオサカさんの詩が良い。 どっちを大賞にしたら良いのか分からなくて今は困っている。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

価値観は人それぞれで詩に求めるものも人それぞれ、ですね(*^_^*) 皆さんが自分らしい表現をしてビーレビューを盛り上げていけたら素敵ですね~♪ 今回は私の拙作を推薦して頂きありがとうございました!詩の技法を勉強したこともない身ですので、少しでも読んで下さる方のお目汚しをすることを減せるように、投稿者の先輩方からたくさん学ばせて頂きます(-_-)

ふじりゅう (2018-11-02):

貴音さん、ありがとうございます。優良!目に余る光栄です! そしてたった今から、柿原さんは俺の憎き敵になりました。よろしくお願いします。

༺❦柿原 凛☂༻ (2018-11-02):

え、待って。敵増えちゃうんですか? これが洗礼かぁ……。

ふじりゅう (2018-11-02):

憎き柿原さん、その通りです。これが大賞候補の階段を踏んだものの洗礼でございます。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-02):

やったぜ。

ゼンメツゼンメツ (2018-11-02):

ありがとうございます! めたくそ嬉しいです。乖離的な目線のシフトもわかる人がいて、ただそれが「流石」なのか「お大事に」なのかなんとも言えないのが笑えますけど。でもめっちゃわかります。書かれている内容も勿論なんですけど、それと同時にこの文体の、他人から触れられる前に境界線ごと引きずって、というか自分自身に引きずられて、距離を作る感じが、まためっちゃわかります。けっきょく僕らみたいなのは、バランスを取るために手を繋ごうとする人々と逆に、バランスを失わないために手を離すタイプの人間なのかもしれません。

カオティクルConverge!!貴音さんカオティクルConverge!!貴音さん (2018-11-02):

良いこと 悪いこと 思うこと あると思いますが 今月、何だかんだ楽しかったです 今後もよろしくお願いしますね

タキザワマジコタキザワマジコ (2018-11-05):

気付くのが遅れてしまいました。ご推挙並びに豊かで前向きな読解に感謝いたします。 今回の動画の曲、ふよふよ感あっていいですねぇ。好きです。

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【10月分 感想】ロ三さんの「カー」   

蔀 県 
作成日時 2018-11-04
コメント日時 2018-11-05

 

 ロ三さんの「カー」が最高によかったです。 ⇒https://www.breview.org/keijiban/?id=2442(2018/10/14)  この詩の魅力は《淡さ》にあると思います。具体的でなく抽象的ということですが、しかし難解さに陥ったりはせず、読みやすいのによくわからない、よくわからないのに清々しいという、独特の詩情を醸しだしています。随所に「水・水分」を想像させる単語が盛りこまれているために、そういう効果が出ているのではないでしょうか。なんの話をしている詩なのかはさっぱりわかりませんが、読者をそこの読解に向かわせない、つまり意味の解釈に向かわせない、ただこの詩だけの論理が剥きだしにされているような感じです。要はこの詩という固有の世界の構築に成功しているというわけで、本作においては、内容を現実と照応させたり、単語や文法を仔細に検討する必要性は、ほとんど無い気がします。   いつか   人に   帰す手を   どうぞって、水路をわたる   関節の   みずみずしい感じで   歩調してる   あしくびに   入っていく  この出だしに、この詩の魅力を存分に感じることができます。なんだかよくわからないけど、とにかく青々としていて気持ちがいい。後に出てくる「人の成分」などの言い回しも、不思議な気分をそそります。まるで身体が溶かされていく(ただし、《どろどろ》とではなく、《すーっ》と)感じです。何度読んでも楽しい。じつにすばらしい出来だと思います。


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ロ三 (2018-11-04):

>ただこの詩だけの論理が剥きだしにされているような感じ すごく参考になります。ありがとうございます。

蔀 県蔀 県 (2018-11-05):

すばらしい作品をありがとうございました!

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唯代終 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-04

 

ペン先で手首を切り裂いて、 赤いインクでけずりだす。 けれど足りない、まだたりない。 こうすれば、 もっともっとあらわれると思った。 もっともっとつたわると思ってた。 けれど足りない、まだたりない。 いっそ脳髄をしぼればいいのだろうか、 それともペンを捨て爪先で刻み込むか。 いまだ足りない、まだまだたりない。 心を砕いて顔料にして、 思うがままの色をつくるとして。 けれど足りない、まだまだたりない。 足りない足りない、ぜんぶがたりない。 万年筆を放り出し、原稿用紙を丸めて捨てて ちがう汚いくるしい悔しいと呪詛をはき、 今日もせっせと血を流す。 足りない足りない、まだまだたりない。 足りない足りない、まだまだたりない。 足りない足りない、まだまだたりない──。


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羽田恭 (2018-11-01):

即興で返詩を。 私を刻み 私を世界に刻み込み 血を壁壁 に  床床 に 塗りたくり 書き散らし 詩を 死にするがため かのように  ぱん 全ては 私は 無くなるものと 気づく 大きな掌の上で 私は今 不幸だと知った

༺❦柿原 凛☂༻ (2018-11-01):

漫画家の苦悩ですかね? 自分の身を文字通り削って描き続ける。そうして“自分で”作った作品は残り、“自分”がいなくなることで作品が完成するんだというようなイメージが浮かびました。 「くるしい」とか「はき」とかそういうのは漢字で書いたほうが苦しさや吐き気が伝わるかもしれないなと思いました。ひらがなと漢字でだいぶ印象が変わると思います。

ふじりゅう (2018-11-02):

拝見しました。 リストカット、の描写から始まり(厳密にはそうではないのかもしれませんが)、ライター系の仕事をしているであろう主人公の苦悩が描かれています。呪詛、を吐きながら「足りない」ものを数える主人公は負の堂々巡りに陥っており、本作ではそれが過剰なほど描写されています。ライター系に限らず、芸術(詩も含め)に携わる人々は誰しも、ここまではいかずともスランプの時期はあるものだと思います。その意味である意味、親近感を覚える内容でした。

stereotype2085 (2018-11-04):

小説を書かれている唯代さんの苦悩、自身を追い詰めるほど良作を描きたいとの煩悶が切実に描かれていると思いました。ここまで率直、実直に物書きへ向き合う姿をシンプルに描いた作品も珍しい。何か(その何かは僕には分かりませんが)+αが欲しいと思ったのも正直なところですが、この作品はこの作品で完成していると思います。

唯代終 (2018-11-04):

羽田恭さん 返詩ありがとうございます。そこに込められた意味を読み取れるほどの技量がないので、言葉をなんと返そうかと考えてしまったのですが、なにかしら思うところがあって衝動を形にしてくださったのだなと解釈することにいたします。あなたにとって、この詩は不幸なものなのですね。この詩のために、労力を裂いてくださってありがとうございます。 柿原凛さん コメントありがとうございます。情景が浮かんだのなら、とってもうれしいです。文字通り身を削って素敵ななにかが出来上がるなら、こんなに簡単なことはないですね。 表現に関しても留意します。指摘してくれてありがとう。ただこれに感じては、これでいいのです。本当に苦しくて吐きそうなときには漢字にしますね。

唯代終 (2018-11-04):

ふじりゅうさん コメントありがとうございます。ビーレビューにいる方はきっとみんな覚えがある感覚だろうと思っています。だからこそ、親近感を覚えると言ってもらえてうれしいです。くるしくても、悔しくても、なにかをつくることが好きであればあるほど、やめることなんてできないですよね。細かく分析までしていただけて、うれしいです。 ステレオタイプさん コメントありがとうございます。ふじりゅうさんへのお返事でも書きましたが、こういう気持ちとか衝動は私だけが感じているものじゃないと思います。心血を注いだら評価されるとしたら、そんな簡単なことないですもんね。今書ける精一杯のこれを、いつかまた見直したとき、その+αに気づけるようになっていたらと思います。

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女神   

沙一 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-04

 

安いワインを飲んでいたら なんだか無性にせつなくなってね そう言って彼は 俄かに表情を歪めた 微笑んでいるのか 哀しんでいるのか 傍目からは判別し難い よかった過去を思い出し グラスを片手に 背を丸めて語る彼の姿は 聖地を訪ね歩く 巡礼者のようだ 永遠に美しく崇高な 彼の内なる女神 情熱の赤と 悲哀の青が 交じりあって 彼のグラスのワインは 深い深い紫色をしている 勘定を済ませようと 席を立ったとき 彼の姿はもうどこにもない 感情を飲み干して 透明なグラスが一つ 底に紫の残滓を留めていた


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まりも (2018-11-02):

映画のワンシーンのようだと思いながら読んでいて・・・最後の転換で、おお、となりました。 比喩も詩だけれど・・・リアル、が、実は虚構だった・・・そして、その虚構こそが、私(の心にとっては)真実なのだ、というところに「詩」がある、と思うので・・・おお、となったのだと思います。 女神は、何者なのだろう。羽振りの良かった(事業がうまく行っていた)時のことを思い出して、感慨にふける男の「内なる女神」。 少したとえが安易なような危うさもあるけれど・・・ 俺が求めていたものは、金や名誉ではなかった、という思いが、巡礼者、というイメージの中からにじんでくるような気がしました。

ふじりゅう (2018-11-02):

拝見しました。 ワインを使った彼等の心情描写、見事だと思います。巡礼者をどう読み解くか迷いましたが、私は、彼が理想の相手、つまり「女神」を求め歩く様子だと考えました。締め方が魅力的です。ワインを飲み干した後の、(これを「感情」を飲み干すと表現されております)ほんの少しの残りを示して終わる、そこに何とも言えぬ切なさを覚えました。

沙一 (2018-11-02):

まりもさん コメントをありがとうございます。 現実が虚構であり、虚構が現実—— 自分の書くものは、作風などはちがっても、このような主題が多い気がしています。 女神には、いろいろなイメージがありますね。 venus, muse ... 他にもあるでしょうけど、自分にとっての女神は muse(詩神)かなと思っています。

沙一 (2018-11-02):

ふじりゅうさん 男性は恋人に、自らの無意識にある女性的な面(アニマ)を投影するとユングは云いますが、そうした内なる性と統合しようとする心理は、神と結ばれたいと願う神秘思想に似ているかもしれません。 巡礼を、理想の相手を求め歩く様子と解釈していただいて、そのようなことを思いました。 感情を飲み干す は、ちょっとした言葉遊びもしていますが、気づかれなければそれもよしとしましょう。笑 せつない雰囲気を感じ取っていただき、ありがとうございます。

完備 (2018-11-03):

冗長すぎ, また, 面白い発見があるわけでもないように思えます. 宗教的なモチーフと「安ワインを飲む男」という俗なモチーフの組み合わせはやや新鮮かも知れませんが, 率直に言うと成功しているとは思えません. 何をしたいのかもそもそも不明瞭な印象です. 情景描写を深める, 心理描写を深める, 宗教的なモチーフと俗なモチーフの融合をより高いレベルで実現するなど, 様々な方向性があり得るにしても, もっと「突き詰める」余地があると感じました.

沙一 (2018-11-03):

完備 様 手厳しいコメントを、ありがとうございます。 自分がどれほど、主観に陥っていたか、痛感しました。 作者の心情はともかくとして、澱みのない視点で読んでくださる方に、訴えかけられる内容の深さが必要だと、気づかせていただけました。 ありがとうございます。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

女神の唇がみえました。なぜか彼に正しさの軍配を挙げておられるように描写なさいますね。もう少しよく読んでみたいです。

沙一 (2018-11-03):

ニケさん って呼んでいいかな。 彼に正しさの軍配を挙げて—— そういう読みもあるのかー、と新鮮に感じました。 的を射た視点だと思います。 グラスは一つだけなんです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

ニケでどうぞ。グラス一つ、理解しました。

stereotype2085 (2018-11-04):

序盤がとても素晴らしかったです。ただ「聖地を訪ね歩く/巡礼者のようだ」以降が少し大げさな気がして、上手く乗っていけませんでした。身近な生活の一ページが描かれた段から、何段も上にある聖書の一節によじ登ろうとしているような印象がしました。徐々に一段ずつ登っていけば、つまり詩の描写にもう少しクッションがあれば、後半もすんなり入っていけたかもしれません。やや辛辣なコメント失礼を。

沙一 (2018-11-04):

stereotype2085 さま 生活の一場面から、聖書の世界に、徐々に一段ずつ昇っていく—— なるほど、そのような表現方法もいいなと思いました。 Led Zeppelin「天国への階段」が思い浮かびました。 いろいろな見方で作品を評していただけることは、ありがたいです。感謝しています。

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13月の眠り姫   

オオサカダニケ 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-03

 

学校でシャツの袖をまくった少女の手首のまわりを小さな球体や音楽が回りだす 彼の視線もまわると3秒だけ彼女は恒星になる だけど、好きなものに囲まれて輝き続けたまま13月になると 服や口元に一筋シワがはいっただけで呼吸ができなくて倒れてしまう おやすみ 年を取って嫌いなものが増えるのも白髪やシミが増えるのも 全部生命を維持するためだから。さよなら、姫。


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花緒 (2018-11-01):

エモい感覚が伝わってきた。青春の青臭い感覚と醒めた視線。短い詩篇の中で相反する力学が作用し、ポエジーを産み出すことに成功しているように思える。リーダビリティが高く、比較的広範な層にウケそうな印象を持つ。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

花緒様 コメントありがとうございます。文極で酷評されるのに慣れたわたしにはビーレビの温かさは沁みます。disりまくるとしたらdisりまくれる詩だとは思います、自分でも。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-01):

先月投稿した「成長としての堕落」と同じ言い回しのところが多数見られる 作者によるremix的なものだろうか

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

渡辺八畳様 コメントありがとうございます。そうです。2つの詩を混ぜました。

c0zy4muzikc0zy4muzik (2018-11-01):

いつも短い詩の中にご自身の世界を詰め込んでらっしゃって、素敵だと思います。 稚拙な自分とは相反していながらも、もがいている様を感じました。 「成長としての墜落 」 とは似通っている部分もありつつも、全く別の作品だと感じました。 前作が「片思い」であれば今作は片思いが成就した後の「惰性」のような。 あるいは少女ではなく今度は彼側の視線なのか? 読み手に楽しみを与えてくれます。 決して多くはない詩文で、世界を表現される姿勢が個人的に好きです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

c0zy4muzik様 コメントありがとうございます。私のことは最果タヒさんの排泄物と料亭うさぎを融合させそびれた男とお呼び下さい。僕の文章はクソ未満で無意味なので、情景描写や感傷や恋愛を書いた文学的で素晴らしい、いわゆる「詩」の方がとても価値があり、人間の苦悩や人生の憂慮を浮かび上がらせ、研ぎ澄まされた言葉の数々で私たちの魂を洗うとともに心のなかにあるやわらかい部分を自覚させてくれ、言葉を軽々しく使いがちな情報社会の人間に日本語本来の素晴らしさを再認識させてくれるので、ビーレビや文極では私や渡辺八畳様以外の詩を読まれる方がお時間の有意義な使い方であるような気がしてございます。

c0zy4muzikc0zy4muzik (2018-11-01):

オオサカダニケ 様 生意気かもしれませんが有意義であるか否か、もしくはそれが必要か不要かは読み手の自由だと思います。 面白ければいいというのが私のスタンスですので、十二分にこの作品は面白く、考えさせられました。 ありがとうございました。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

c0zy4muzik様 コメントありがとうございます。読み手の自由という考え方は、他分野にわたって21世紀以降のスタンダードになるとうれしいです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

渡辺八畳様 再投稿やリミックスは禁止なのでしょうか?

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-02):

少なくともリミックスだったら禁止はされてませんね。 ただあんまり似通ったものを何回も投稿したら荒らしと判断されることもあるでしょう。前衛的なことをやるにしても常識的な範囲でってことです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

わかりました。気を付けます。

完備 (2018-11-03):

安い挑発に乗るわけでもありませんが, 本掲示板においてあなたの作品はかなり優れた部類に属すると思うし, あなたなら(文学極道にもいるわけだし)多少雑にコメントしても構わないはずなので, (そういうつもりで)コメントしようと思います. とりあえず最初の2行以外は駄目です. 1行目はほとんどアニメ的映像(アニメーションではなくオタクアニメを念頭に置いている)なので詩にする意味があまりありません. ほとんど, と言ったのは「音楽が」少女の手首を回り始めるというイメージは, 少なくともアニメ的映像では再現が難しく, 有意義な表現だと思ったからです. 2行目は, 既視感がないとは言えませんがそこそこ優れた詩行だと思います. 面白い発想だからです(注意しておきますが, ある種の輝きを放つ少女を描く, という発想自体は全く手垢に塗れたものです). ただもうすこし厳しい言い方をすれば, この長さで勝負するとすれば(それは非常に良いことであり, 私は全く応援するのですが), すべての行が2行目くらいのレベルに達していなければいけないのではないか, とも思います. それから, 月に2作どころか1日1作書く, くらいのペースでやる必要があるとも思います.

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

完備殿 丁寧な批評をしていただきありがとうございます。おっしゃる通りです。邁進致します。 老化が生命維持のためという意見は面白いと思ってました。ダメですかね?

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

つまり、殺し文句が二つあるので、7行もダラダラ続けても許されると思ってました。

完備 (2018-11-03):

面白くないと思います. ある意味で近い言葉だから, 「いや, それは生物学的には誤りなのではないか」という疑念の方が先に出てしまいます. もちろん私は生物学を修めたわけではないので, 老化という現象について何かを語れるわけではないのですが.

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

うそだろ。やべえ

stereotype2085 (2018-11-03):

オオサカダニケ様、夜分に失礼します。運営のステレオです。オオサカダニケ様の論評活動、作品ともに優れている点が多く、括目しておりましたが、貴音様の選評への煽り発言、また完備様の作品への挑発的言動など、若干見過せないコメも見られます。今一度マナーガイド及び、その中の合評マナーに目を通していただきたく存じます。次回煽り、挑発あるいは荒らしとみなされるコメが散見出来た場合、イエローカード発出の可能性もあります。ぜひともご留意くださいませ。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-03):

批評はプロレスじゃなきゃね。派手な技やるにしても相手がちゃんと怪我せずに受けられるようにしなきゃ。 完備氏や貴音氏はうまくプロレスやれるほうだろうからまだあんま心配無いけど、今のオオサカダニケさんの技のかけ方は相手を間違えると怪我させかねない怖さがある。傷をつけ合うbattleでなくて、たくさんの人を楽しませられるshowでいきましょうや。そこんところよろしく。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

ほんとの荒らしは感傷的な詩と情景描写の詩を投稿してる人間です。我々は詩という学問文野の研究者です。ピタゴラスの定理の証明をコピペしてネイチャーに投稿する方が荒らしです。私はマイナーで何の実用性もなくても新研究をしてるつもりになっておりました(*_*;アタフタ これからは情景描写と感傷的な詩が描けるように努力いたしまする~(^_^)/

かるべまさひろ (2018-11-03):

恐れ入ります。一人のユーザーとして申し上げます。 オオサカダニケさんのおっしゃる「感傷的な詩と情景描写の詩を投稿してる人間」もB-REVIEWでは歓迎されています。 幅広い詩・言葉・クリエイティブライティングを歓迎するのがこの掲示板です。 揶揄する立場を、理解されている方も多くいらっしゃるかと思います。 ただ! それを「合評」の域を侵し排他的な態度で臨むコメントは、断固として受け入れる訳にはいかないと思っています。 どうか穏やかな対応、論拠のある批評、丁寧な感想の記述をお願い致します。 必読のガイドラインにあるように、この場に参加するということは、コミュニティの一員として合評カルチャーを創り上げていくことに合意したということを意味しています。 B-REVIEWがオオサカダニケさんの望む詩で溢れる場ではないことは、申し訳なく思います。 どうか、ただ他の詩の存在・人・人格を否定する言動はこの場においては慎んでいただきたく存じますので、よろしくお願い致します。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-03):

元気なのはいいこと。詩人は去勢されたみたいなのばっかだからさ。 でもヒールやるにしても常に正気を保ってもらわないと。 個々人の思想ってあるよそりゃ。俺でいったら反戦反原発詩絶対殺すマンだから。でも己の思想と相反する人っては絶対現れるし、そういうのに対し完全ノックアウトさせようとするのでなく、どう魅せられる技をかけられるかのほうがキモだよ。敵をも魅了する技=批評を身につけなきゃ。 決定的な処分はしたくないってのは運営に共通している思いだから。怪我させない技のかけ方を習得してほしい、マジで。頼みます。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

黙って創作します

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

30歳になるまでにノーベル文学賞とる

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目的地   

オオサカダニケ 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-03

 

セックスのときわたしは邪魔な柵でしかなくて 彼がわたしに体をぶつけてるのは本当はどこか行きたい場所があるからだよね。 彼を応援したい。肋骨と内臓を取りはらって彼を通してあげたいのに、 錆びてペンキがはがれた鉄の手を握られて、いまわたしは通行禁止。


コメント欄を表示する (21)
ふじりゅう (2018-11-01):

拝見しました。お気を悪くされたら申し訳ありませんが、何故だろう。美しい情景描写。主人公のきめ細かな心情描写。テクニカルな表現技法。これといった決め手となる優れたパラメータが高得点な訳では無いように見えながら、素晴らしいと感じるということはこの詩の何かのレベルが高いのでしょう。これが、良い、と具体的に取り上げることが出来ない私の能力が未熟だと薄々感じながらも、しかし何度でも読み返せ、楽しめる何かがこの詩には存在します。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

ふじりゅう様 お褒め頂きありがとうだぜ!おれっちは素人ですので技術力はゼロだぜ!21歳なんです。ルミナスラインとヘンテコな発想を念頭に置いてますゾ。丁寧で的を射た批評をなさるロマ。

じゅう (2018-11-01):

拝読しました。「手を握られて」「いまわたしは通行禁止」の部分、通行禁止の標識と、『わたし』の照れて赤くなっている顔とが脳内で重なるようで面白かったです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

じゅう様 コメントして下さりありがとうございました。標識が赤いというのは意識しておりませんでした。想像力が欠けておりました。深読みして頂くのはドキドキします。

ヤエヤエ (2018-11-01):

発送が面白いと思いました。母性も感じるし、愛欲も感じる。途中の、どこかいきたい場所があるんだよね、という部分が口語になっていますね。語りかけられてるようで、生っぽくて良いなと思いました。

沙一 (2018-11-01):

二行目を読んで、ああ、と感じ入りました。 ほんとうに、おたがいに心と心でとけあいたいなら、体はむしろ、障碍にさえ感じられるのかもしれませんね。 一行目の、邪魔な柵 などの強めの表現も、対極の言葉でまじわりの甘美さを際立たせているように読めてしまいました。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

ヤエ様 コメントして頂きありがとうございました。語りかけるのは最果タヒさんのパクリです。アイデアを褒めてくれてありがとうございます。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

沙一様 コメントありがとうございます。作者が意図しない効果を与えている詩はあるのでしょう。 言われてはじめて気づいた効果があります。

沙一 (2018-11-01):

オオサカダニケさん 作者が意図しない効果を与えている—— それは、まさしく詩の醍醐味の一つではないでしょうか。 これからも、いろいろな詩にふれて、視野が広がっていくことを期待していますね。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

わかりました。いろいろなものに触れます

帆場蔵人 (2018-11-01):

肋骨と内臓を取り払って、というくだりが印象的です。通行禁止というところがひどく切ない。ひとつになる、どうしたらいいのだろう、惑う気持ち。短さのなかに詰め込まれたものがありますね。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

帆場蔵人様 コメントを下さりありがとうございます。前は仲の良かった彼といるときに感じた寂しさを込めてみました。

花緒 (2018-11-02):

コピーライティングに近いセンスを感じる。詩としては比喩の重層性に欠けるなどの視点も有り得るのだろうが、詩が商業ベースに乗ることは稀である一方で、コピーはユビキタスであることからしても明白な通り、広く読まれうる作品なのだと感じる。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-02):

4行目が惜しいなぁ。予想の範疇に収まってしまった。 それまでがかなり良かったので残念。

藤 一紀 (2018-11-02):

読んだとき、彼はどこかへ行きたいとして、彼女もどこかへ行きたいんじゃないかなーと思いました。たぶん、通行禁止でも大丈夫なんじゃないか。そういう旅行(トリップ)。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

渡辺八畳様 私を褒めないでいてくださりありがとうございます。広く詩に触れて、自分の価値観すら否定する作を12月には投稿できるようにします。4行目はまさに、私のアホさが露呈しました。もっとハジけて、トびたいです。感傷的な詩を書いてるJCが一撃で私の詩を模倣し始めるぐらいに。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

花緒様 コメントを下さりありがとうございます。もっとトびます。七周半まわって秋のもの悲しさを書くほどに。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

藤一紀様 コメントを下さりありがとうございます。この詩が刺さらなかったことにお詫び申し上げます。今思えば平凡な詩です。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

自分のIQが低いのがくやしいポチャ<`~´>ポチャポチャポチャ~!

完備 (2018-11-03):

感想を真面目に書こうかとも思いましたが, 私の感想は本質的には渡辺八畳@祝儀敷様の言に尽くされているので, 渡辺八畳@祝儀敷様に全く同意です, とだけ言っておきます.

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

完備殿 感想を書いて下さらなくてありがとうございます。同じ酷評を100人から言われてもうれしいです。ルミナスラインは渡辺さんもたどり着いておられない領域なので、私はルミナスラインを探し続けます

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「濁」   

HIROKI 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-03

 

人の吐く息が色を成して 目の前を曇らせる 振りかざされた正義の食卓で 理不尽な果実を喉に詰め 僕は明日の僕に唾を吐きかけた 思春期から抜け出せずにいる天使が この愛憎で満ちた世界を 「失意の楽園」と名付けたその日から 動けずに…いつまでもアダムとイヴの幻を嘆く僕らを、ほら 悪魔が笑ってる ねぇ、神様…見ているのでしょう? 人の言の葉が棘を生やして 鼓膜を揺さぶる 押さえつけられた自由の庭園で 不正の花びらを見つめながら 僕は昨日の僕に誰の嘘を重ねるのか 思春期から抜け出せずにいる天使が この愛憎で満ちた世界を 「失意の楽園」と名付けたその日から 動かずに…いつまでもアダムとイヴの幻を嘆く僕らを、ほら 悪魔が笑ってる ねぇ、神様…知っているのでしょう? 真実を盗み食う蛇を横目に 今日も変わらず 溢れ出る激情が心の中を 行進し続けている


コメント欄を表示する (6)
エイクピアエイクピア (2018-11-01):

アダムとイヴの幻と言えば、聖書を真っ先に思い出しますが、この詩では、悪魔も出て来て、これも聖書では確か、悪魔がキリストを誘惑するのか、そんなような話で、「神様」も出て来ますね。そして思春期から抜け出せずにいる天使が一番印象的でした。真実を盗み食う蛇は知恵の木の実を食べるよう誘惑した聖書に出て来る蛇なのでしょう。この詩に出て来る自由の庭園ではないですが、失楽園を思い出してしまいますね。この詩では「失意の楽園」でしたが。

藤 一紀 (2018-11-01):

《この愛憎で満ちた世界》(という言葉もどうかと思うけど)=《失意の楽園》というのは、すでにわかりきった話で、二度までも繰り返して書く必要があるのかどうか、甚だ疑問ではあります。むしろ、《悪魔の笑い》をどうやって笑い返すか、そこを読みたかった。

HIROKIHIROKI (2018-11-03):

エイクピアさん、 コメントありがとうございます。 両親がキリスト教で、自分は思春期まで様々な規則に縛られて育ったものですから、いろいろ思うことがありました。 そのときの気持ちを思い出しながら書いた詩です。

HIROKIHIROKI (2018-11-03):

藤 一紀さん、 コメントアドバイスありがとうございます。 次作で改めて挑戦したいと思います。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

素晴らしい詩でかんどうしました

HIROKIHIROKI (2018-11-03):

オオサカダニケさん、 今回もコメントありがとうございます。 うれしいです(^^)

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貴方の色、恋心   

すき 
作成日時 2018-11-03
コメント日時 2018-11-03

 

貴方の色、恋心 猫にはなれない、私は痛い 檸檬キャンディ、葉巻のかたち 酷いささくれ、私を刺した パジャマのまま、熱に溺れ 泳げないから、何も要らない 貴方は透明、また明日 どこにも慣れない、私は居たい 無機質な部屋で、貴方は生きている お願いだから、好きだと言って


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オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

恋心をうたいあげて素敵だと思いました。勉強になります。

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