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オオサカダニケ 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-03

 

セックスのときわたしは邪魔な柵でしかなくて 彼がわたしに体をぶつけてるのは本当はどこか行きたい場所があるからだよね。 彼を応援したい。肋骨と内臓を取りはらって彼を通してあげたいのに、 錆びてペンキがはがれた鉄の手を握られて、いまわたしは通行禁止。


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ふじりゅう (2018-11-01):

拝見しました。お気を悪くされたら申し訳ありませんが、何故だろう。美しい情景描写。主人公のきめ細かな心情描写。テクニカルな表現技法。これといった決め手となる優れたパラメータが高得点な訳では無いように見えながら、素晴らしいと感じるということはこの詩の何かのレベルが高いのでしょう。これが、良い、と具体的に取り上げることが出来ない私の能力が未熟だと薄々感じながらも、しかし何度でも読み返せ、楽しめる何かがこの詩には存在します。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

ふじりゅう様 お褒め頂きありがとうだぜ!おれっちは素人ですので技術力はゼロだぜ!21歳なんです。ルミナスラインとヘンテコな発想を念頭に置いてますゾ。丁寧で的を射た批評をなさるロマ。

じゅう (2018-11-01):

拝読しました。「手を握られて」「いまわたしは通行禁止」の部分、通行禁止の標識と、『わたし』の照れて赤くなっている顔とが脳内で重なるようで面白かったです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

じゅう様 コメントして下さりありがとうございました。標識が赤いというのは意識しておりませんでした。想像力が欠けておりました。深読みして頂くのはドキドキします。

ヤエヤエ (2018-11-01):

発送が面白いと思いました。母性も感じるし、愛欲も感じる。途中の、どこかいきたい場所があるんだよね、という部分が口語になっていますね。語りかけられてるようで、生っぽくて良いなと思いました。

沙一 (2018-11-01):

二行目を読んで、ああ、と感じ入りました。 ほんとうに、おたがいに心と心でとけあいたいなら、体はむしろ、障碍にさえ感じられるのかもしれませんね。 一行目の、邪魔な柵 などの強めの表現も、対極の言葉でまじわりの甘美さを際立たせているように読めてしまいました。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

ヤエ様 コメントして頂きありがとうございました。語りかけるのは最果タヒさんのパクリです。アイデアを褒めてくれてありがとうございます。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

沙一様 コメントありがとうございます。作者が意図しない効果を与えている詩はあるのでしょう。 言われてはじめて気づいた効果があります。

沙一 (2018-11-01):

オオサカダニケさん 作者が意図しない効果を与えている—— それは、まさしく詩の醍醐味の一つではないでしょうか。 これからも、いろいろな詩にふれて、視野が広がっていくことを期待していますね。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

わかりました。いろいろなものに触れます

帆場蔵人 (2018-11-01):

肋骨と内臓を取り払って、というくだりが印象的です。通行禁止というところがひどく切ない。ひとつになる、どうしたらいいのだろう、惑う気持ち。短さのなかに詰め込まれたものがありますね。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

帆場蔵人様 コメントを下さりありがとうございます。前は仲の良かった彼といるときに感じた寂しさを込めてみました。

花緒 (2018-11-02):

コピーライティングに近いセンスを感じる。詩としては比喩の重層性に欠けるなどの視点も有り得るのだろうが、詩が商業ベースに乗ることは稀である一方で、コピーはユビキタスであることからしても明白な通り、広く読まれうる作品なのだと感じる。

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-02):

4行目が惜しいなぁ。予想の範疇に収まってしまった。 それまでがかなり良かったので残念。

藤 一紀 (2018-11-02):

読んだとき、彼はどこかへ行きたいとして、彼女もどこかへ行きたいんじゃないかなーと思いました。たぶん、通行禁止でも大丈夫なんじゃないか。そういう旅行(トリップ)。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

渡辺八畳様 私を褒めないでいてくださりありがとうございます。広く詩に触れて、自分の価値観すら否定する作を12月には投稿できるようにします。4行目はまさに、私のアホさが露呈しました。もっとハジけて、トびたいです。感傷的な詩を書いてるJCが一撃で私の詩を模倣し始めるぐらいに。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

花緒様 コメントを下さりありがとうございます。もっとトびます。七周半まわって秋のもの悲しさを書くほどに。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

藤一紀様 コメントを下さりありがとうございます。この詩が刺さらなかったことにお詫び申し上げます。今思えば平凡な詩です。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-02):

自分のIQが低いのがくやしいポチャ<`~´>ポチャポチャポチャ~!

完備 (2018-11-03):

感想を真面目に書こうかとも思いましたが, 私の感想は本質的には渡辺八畳@祝儀敷様の言に尽くされているので, 渡辺八畳@祝儀敷様に全く同意です, とだけ言っておきます.

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

完備殿 感想を書いて下さらなくてありがとうございます。同じ酷評を100人から言われてもうれしいです。ルミナスラインは渡辺さんもたどり着いておられない領域なので、私はルミナスラインを探し続けます

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「濁」   

HIROKI 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-03

 

人の吐く息が色を成して 目の前を曇らせる 振りかざされた正義の食卓で 理不尽な果実を喉に詰め 僕は明日の僕に唾を吐きかけた 思春期から抜け出せずにいる天使が この愛憎で満ちた世界を 「失意の楽園」と名付けたその日から 動けずに…いつまでもアダムとイヴの幻を嘆く僕らを、ほら 悪魔が笑ってる ねぇ、神様…見ているのでしょう? 人の言の葉が棘を生やして 鼓膜を揺さぶる 押さえつけられた自由の庭園で 不正の花びらを見つめながら 僕は昨日の僕に誰の嘘を重ねるのか 思春期から抜け出せずにいる天使が この愛憎で満ちた世界を 「失意の楽園」と名付けたその日から 動かずに…いつまでもアダムとイヴの幻を嘆く僕らを、ほら 悪魔が笑ってる ねぇ、神様…知っているのでしょう? 真実を盗み食う蛇を横目に 今日も変わらず 溢れ出る激情が心の中を 行進し続けている


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エイクピアエイクピア (2018-11-01):

アダムとイヴの幻と言えば、聖書を真っ先に思い出しますが、この詩では、悪魔も出て来て、これも聖書では確か、悪魔がキリストを誘惑するのか、そんなような話で、「神様」も出て来ますね。そして思春期から抜け出せずにいる天使が一番印象的でした。真実を盗み食う蛇は知恵の木の実を食べるよう誘惑した聖書に出て来る蛇なのでしょう。この詩に出て来る自由の庭園ではないですが、失楽園を思い出してしまいますね。この詩では「失意の楽園」でしたが。

藤 一紀 (2018-11-01):

《この愛憎で満ちた世界》(という言葉もどうかと思うけど)=《失意の楽園》というのは、すでにわかりきった話で、二度までも繰り返して書く必要があるのかどうか、甚だ疑問ではあります。むしろ、《悪魔の笑い》をどうやって笑い返すか、そこを読みたかった。

HIROKIHIROKI (2018-11-03):

エイクピアさん、 コメントありがとうございます。 両親がキリスト教で、自分は思春期まで様々な規則に縛られて育ったものですから、いろいろ思うことがありました。 そのときの気持ちを思い出しながら書いた詩です。

HIROKIHIROKI (2018-11-03):

藤 一紀さん、 コメントアドバイスありがとうございます。 次作で改めて挑戦したいと思います。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

素晴らしい詩でかんどうしました

HIROKIHIROKI (2018-11-03):

オオサカダニケさん、 今回もコメントありがとうございます。 うれしいです(^^)

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貴方の色、恋心   

すき 
作成日時 2018-11-03
コメント日時 2018-11-03

 

貴方の色、恋心 猫にはなれない、私は痛い 檸檬キャンディ、葉巻のかたち 酷いささくれ、私を刺した パジャマのまま、熱に溺れ 泳げないから、何も要らない 貴方は透明、また明日 どこにも慣れない、私は居たい 無機質な部屋で、貴方は生きている お願いだから、好きだと言って


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オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

恋心をうたいあげて素敵だと思いました。勉強になります。

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選評ワンポイント・キュレーション2018年10月分   

南雲 安晴 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-03

 

選評ワンポイント・キュレーション2018年10月分 HIROKIさんの「寂花の雫」 https://www.breview.org/keijiban/?id=2528 読み解くのに相当頭を使う詩です。でも感じ取ることはだいたいできるのではないでしょうか。観念の動きを実景の動きにまっすぐな態度で託して言語として描き出していく方法に私は共感を覚えました。いつ何度挑戦しても難しくて新しい方法だと思います。音読してみるとまさに瀞のように重々しく流れるような一篇でした。不思議にも断絶がない流れが感じられました。どういう意味の詩なのかはまだよく分かりません。分からないのに書くなと言われるでしょうか。もしかすると『寂花の雫』が主人公で、それの内面のいっときの動きを表現したものなのかもしれませんが、主人公というものが作品に必要なものなのかどうか私には疑問です。まともな起承転結などというものがないことも良いことです。どの部分から読んでも魅力的な日本語の集合です。今後30回くらい私はこの作品を読み返すことになりそうです。


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HIROKIHIROKI (2018-11-03):

選んでいただいてありがとうございます。 時々心が張りつめて底の方にいろんな想いがとどろく感覚になることがあって…一人になりたいけど独りは嫌で、というような矛盾が自然界にもきっとあるんだろうなと想像しながら書いた詩です。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-03):

わたしもこういう本格的な、感傷的で情景描写のある詩がかけたらいいなあ。HIROKIさん、おめでとうございます!(*^_^*)

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落星の日   

rura 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-02

 

トラックに積まれた豚が鳴いて、車輪がコンクリートを転がり進んでいったけど、目の前の画面を見ているぼくには関係がない。 、お昼に残しておいた昨日の生姜焼きをあたためて、ほっかほかの白米と共に頂くのは、美味しくてとても気分がいい、 青天白日、テレビとランチと休日の甘味に彩られて容易く未来を思索する。今日は何をしようか、地獄見物も悪くないし、天国旅行も楽しそうだ、落星に乗って10億年前を見に行くのもいい、あの頃の私は何者だったのか、うねうねの藻だったのかもしれないし、海中を漂う海月だったのかもしれない、君と同じで。 星の降る夜が美しいのは、あなたが死んだからだよ、そう言ってくれた人が私にもいて、その人だけが愛おしかった。 まぁのちのちにそれは嘘だと分かるのだけれど、落星の日に空ばかりが気になって、計算ドリルが終わらないのはそういうあなたを思い出すから、だからあなたのせいです、先生にそう伝えたら、分かってくれるだろうか。いや、先生はだいたいばかだから、きっと私の怠惰だといってきかないだろうな。 落星の夜が美しいなんていうのは嘘で、空から降るのは豚ばかり、 愛しの言葉を送ってくれたあなたは数億年前から帰ってきやしないし、わたしを1人にして美しく輝いている空なんて 、ちっとも美しくない。 計算ドリルに火を付けて空へ落とした。きっとあなたとわたしは平行線で、今度はあなたのもとへわたしが帰る番だったんだ、それに気付けなかったから、空は醜くあなたが憎い。 とりあえず計算ドリルだけ落としておくから、それを見たらわたしの怠惰を許してほしい、ごめんなさい、ベランダに裸で駆けだして、今行くよ、と呟いた。 11/1


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オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

もっと!もっと国民に表現の無限をくださいませ!、私は言った

ふじりゅう (2018-11-02):

拝見しました。 これは凄く良い作品ではないでしょうか。内容的には、殺される豚、それを身近に感じない者、の能天気な思考、と割と食傷気味にも思えますが、また後半のドリルが出来てないことを他人のせいにして、かつ、ばかだから、聞かないだろう、と切り捨てる最低っぷり、その様を非常に丁寧に編み込まれている様子が伺えます。その理由の一つとして、掘り下げても掴みづらいレトリックを多様しつつも、全体像は把握しやすく作られている点、文章量はそこそこ多くとも何故かさらりと読めてしまう点、本作は非常に緻密に計算された、優れた詩です。

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らくがき烏 
作成日時 2018-11-01
コメント日時 2018-11-02

 

顔、顔、顔、 皆日中問わずのマスカレードで 隠匿された本質。 分厚くなる面の皮。 何枚剥がせば本心見える? 日夜繰り返される会話に君も私もいなかった。 ただ記号があっただけ。 必要なのは慰めと下らない世話話。 みんな持ち寄れ、酒の肴。 打算的になることが賢明と、示し合わせて嗤うことが協調と呼ばれる。 大人になんてなりたくなかった。 ああ、姦しい顔。 仮面かぶって今日も私になりきろう。 自分の“顔”、需要は一切なくなりました。 よかった、これで潰れる“面目”もないね。


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オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

無理に創作なさる必要はなく、降ってきたときに執筆なさる方もいらっしゃるそうですね。

らくがき烏らくがき烏 (2018-11-01):

オオサカダニケさん。 ご感想ありがとうございました。 この詩の構想自体は2週間前に、自転車に乗っていたときに’’降ってきた’’もので、こうして日を開けてしまったことで、言葉が不鮮明になってしまったのかもしれません。 ご指摘をいただけると幸いです。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-01):

なんもふってないでしょう

仲程仲程 (2018-11-02):

仲程仲程 (2018-11-02):

すみません、間違えて送信押してしまいました。申し訳ございません。

らくがき烏らくがき烏 (2018-11-02):

オオサカダニケさん。 ふってきた、と判断されるにはこの詩はまだまだ、ということですかね。 もしくは、この詩からは今までの詩と比べて、特筆して何かが欠落していたということでしょうか?

らくがき烏らくがき烏 (2018-11-02):

中程さん。誤送信の件、お気になさらず。

らくがき烏らくがき烏 (2018-11-02):

すみません、仲程さん。 自分こそお名前を間違えて送信してしまいました。

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