頬骨が沈んでゆく 愛おしい。
虚ろな瞳が空気に晒されていることさえ意識しない
ドア ソファ カーテン ただ記号として配置されている物など意識の対象ですらない
ただの静止画だ。
しかし、割り込んでくる
「悪魔と天使」とも呼べる2名が無意識に侵入するのだ。
「秒針」たった今最も醜い。「静」一色の景色に足音を撒いて穢す 現実へと連れ去ろうとするのだ。
だが救世主は現れる
「暗碧」たった今最も美しい。悪魔を造作もなくかき消し「無関情」という感情をさずけてくれる。
去るか取るか争ってる間に空も庭も部屋も、自分の血管さえ「碧」に染められているのだ。
うつ伏せの心と体。
その「碧」は私の足元を這う冷房の吐息と見事に調和している
うっとうしい光を隠したことで生まれた碧
うっとうしい心を隠したことで生まれた私
いっそこのまま永遠に手を取り合って沈みたかった…
夜の闇は碧と私を溶かしても微動だにせず
碧を空へ
私を朝へ
結局還してしまうのだ
作品データ
コメント数 : 37
P V 数 : 1723.1
お気に入り数: 1
投票数 : 6
ポイント数 : 0
作成日時 2024-08-21
コメント日時 2024-09-12
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/09/13現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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閲覧指数:1723.1
2024/09/13 01時46分31秒現在
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現実的にあり得ない言い回しがありますが、自覚したうえで書いてますので、ご了承ください
0高2でこれを書いてるのは、やっぱりすごいなと思います。 すごいー。 どこらへんの位相で評価してほしいのか、いまいち、 つかめないというのもあります。 高1で三島由紀夫は「花ざかりの森」を書いてますし、 森敦なんかも同じ歳くらいで文壇にデビューしてて、 すでにして文豪みたいなものを書いてますが、 まあ、そこらへんと比べるのは酷として、古銭好きさんは 綿矢りさくらいのポテンシャルはマジで感じますね。
1おまるたろうさんから、お褒めにあずかり光栄です!! 更に著名な文豪の方々の名前もあげていただけるとは・・・恐れ多いですが素直に嬉しいです!! これからも題材にもなりうる人生経験を多く積んでいけるよう努めて参ります ありがとうございます!!!
0本当に高2なのですか? それでこれだけのものが書けるとは。 ただただ、感嘆、です。
1紅井ケイさん、コメントありがとうございます!! 詩に日々の感情をぶつけることが多いので、しょうもないものが完成してしまうこともありますが… 感情と冷静度合いによって…です笑 きっと私はいろんな意味で高校生らしくない高校生なんだと思います その分孤独ですが笑笑
0うーん、高校2年生、すごいですね。とてもよいと思いました。読みやすいけど、誰もが書けるわけじゃないっていうバランスがちょうどよくて。あと言葉使いのセンスがある方なんだと思いました。確かに高校生だとまわりから浮きそうですね笑 でもそんなの気にしなければいいんじゃないでしょうか。 ここからは完全な好みのコメントですが、タイトルの憂闇、融闇、夕闇の順番は、いろいろ考えられそうですね。 夕闇。融闇。 くらいでもおもしろいかなと思いました。憂ってタイトルにつけるとその時点で内容を方向づけてしまいそうな気がするので。でも、好みの問題だし、よい作品だと思うことに かわりはありません。 また次の作品も楽しみにしています。
1佐々木春さんコメントありがとうございます! おっしゃる通り、ぷかぷか漂っております笑 気にしたくはないのですが、周りの幸せと自分の幸せの差に苦しめられます… タイトルへのご意見ありがとうございます!憂はたしかにネタバレ度高いですね なんか3個揃えたら、なんかいいなぁと思えてきちゃって、単純思考でした ありがとうございます!
1夜の闇が、救世主でもあり、私たちを「結局(現実に)還してしまう」ものとしても描かれる。 光は、見たくないものまで鮮明に照らしてしまうものです、たとえば老いの皺、モノの劣化など。死への接近を露にさせる役割を持っている。そんな光に対抗するためか、「虚ろな瞳」を持ち、世界を静止画として見ることに徹する。自分にはない発想の深掘りだと思いました。 視覚だけ、光を遮断しようとしても「音」が邪魔してくる。「悪魔と天使」は、ささやきでしょうか、それと「秒針」。でも、時間が流れるなら、決まって夜(=ヒーロー)がやって来る。 完全な闇ではなく、光を淡く持って昇華された「暗碧」。光を克服した存在への憧憬、「私」もそこに同一化したかったのに、という最後ですが、その大まかな内容にひっそりと隠れている、「うつ伏せの心と体」という表現が引っかかりましたね。「足元を這う冷房の吐息」とか。「うっとうしい心」も掬いきれていない。 分かりやすく書かれていますが、一筋縄にはいかない良い詩だと思いました。
1こころ自体がうっとおしいものですね。
1熊倉ミハイさんコメントありがとうございます! 感想を読ませていただいて、本当に勉強になります!こう自分の詩を深い目線で見ていただけるのは、ありがたいです!! ありがとうございます!
0田中宏輔さんコメントありがとうございます!ほんとですよね~なければ苦労しないものを・・・笑 でも詩を味わえなくなるのはつまらないですよね~ ありがとうございます!
0碧に帰依する心。若い頃、緑色マニアだったので分かります。
1私が時折切望するのは、「無関情」という感情なのかもしれない。 失望や絶望の淵に立った時、私は無性に乞いたくなる。
1湖湖さんコメントありがとうございます! 勝手に緑同志だと思っていいでしょうか?笑 ランドセルやら服やら、なんでも緑な時代、私にありました・・・ その意思はこの詩と今使ってる筆箱の色としてまだ健在なのかもしれません・・・ ありがとうございます!
1秋乃 夕陽さんコメントありがとうございます! わかります。 なんかそういうときってかえって何も考えたくないけれど、どうしても感情が沸き上がってきますよね・・・ 人って悩ましい生き物ですね ありがとうございます!
1だからこそ、詩に反映したくなっちゃうんでしょうね。 詩が書けることは難儀でもあり救いでもありますね。
1はじめまして。九十九空間(つくもくうかん)です。 数回読んでもまとまった感想に至らなかったので、散漫で申し訳ありませんが、思ったことを書いてみます。 この作品には謎めいた表現が多い一方で、「愛おしい」や「美しい」など非常に直接的な、僕であれば詩のなかで使うのを躊躇うような言葉が普通に出てきます。「いっそこのまま永遠に手を取り合って沈みたかった…」という唐突な感情の吐露にも驚かされました。一方では、こういった記述の良い意味でのちぐはぐさが新鮮で、面白いと思いました。しかしもう一方では、このちぐはぐさに多少の問題もあると思いました。 第一に、最後の二つの連が分かりやすすぎることです。前半三連と後半二連の間には明らかに断絶がありますが(例えば、三連目までは碧に鍵括弧がついているのに、次の連からは鍵括弧がついていません)、その断絶が悪目立ちしていると思います。僕はこの断絶にしらけてしまいました。あからさまな種明かしをされるくらいなら、謎めいたまま終わってほしかったと思いました。 それから、一行目でいきなり「愛おしい」と言ってしまうことの是非に関しては、僕はやや懐疑的です。「愛おしい」という言葉は一方で非常に強く、もう一方では非常に陳腐な言葉なので、適切に使うためには文脈を必要とします。使う前に、準備が必要な言葉だと思います。そういう言葉を冒頭にぶつけるのは、実験的で面白い試みだとは思いますが、率直な感想を言えば、初読では「いきなり何?」と思いました。 批判的なコメントが多くなってしまいましたが、僕は、とても良い作品だと思いました。
1変化、ということを考えてみました。一瞬で、想像の世界は変わる。頭と言うものの機能の中でも、 高級な性能だと思います。変わり続け、時間の一瞬で世界はどれだけでも変わる。 それを束ねているのは、自分自身に外なりません。時間を無駄に使いたくないなあと。
1九十九空間さんコメントありがとうございます! おっしゃられた二点について軽くで申し訳ないですがお返事させていただきたく思います! 三連・二連の断絶感についてですが、これは私の性格が表れてしまいましたね・・・ 結局はマイナスなままで終わらせたくはないという現実の願望がでしゃばった訳です笑 後半二連はネタバレではなく推量の話だと捉えると少しましになるかもしれません 愛おしい について頂いた言及に関しては、本当におっしゃるとおりかと・・・ まさに 「?」を狙った試みでありましたが、困りますよね笑 ご期待に応えられるような作品を作れるよう精進してまいります!! ありがとうございました!
0黒髪さんコメントありがとうございます! 停滞よりも変化を やはり、進まないといけないですね コメントありがとうございます!!
1作中の静を足音が「穢す」という表現の面白さ、それでいて言われてみればそれ以外ではそれ以外の表現は考えられないような気さえしてしまいます。 自分より四つも年下の方がこの質、この量の作品を作り上げているということにただただ感嘆しました。 若い才能に出会えたことに感謝。勝手ながら応援しております。これからも頑張ってください。
1もののふさんコメントありがとうございます! 時間進行に対する敵意がむき出しになってしまい笑 穢す という表現にいたしました~ お褒め頂き本当にありがとうございます! ありがとうございました!
1これから眠りにつこうとしているとき、またはその手前でぼーっと過ごすひとときに、なぜか不安が押し寄せてきて秒針の音を際立たせることが私にはあります。そんな光景がイメージされました。さらにそれを染めれくれる「碧」は一体なんなのだろうかと考える楽しみもある詩だと思います。でも結局時間は経って朝には現実に戻らなければいけなくて、そんな辛さにも目を逸らさずに視野に入れているのだなと思いました。
1富井嫉妬さんコメントありがとうございます! 作者が言っていいのかって感じなのですが、私の籠めた詩の情景にものすごく近い解釈をいただけて、嬉しいです! コメントありがとうございました!
0通常は「無感情」だと思うのですが、もしかしたら「無関心」と言う熟語からの連想なのかもしれません「無関情」と言う言い方は。「碧」に染められるとは。もしかしたら「碧」と言うのは「永遠」と言う言い方と親和性が高いのかもしれません。
1エイクピアさんコメントありがとうございます! はい、無関情は私の造語です! 何かの対象への意識・関心があるからこそ感情が発生するのでは?と思い至りました 碧 不思議な色ですよね~ コメントありがとうございます!
0高校生で今どき古銭好き?なので仮名も古銭好き。さんですか。なんかさ、読んで見ちゃったけど、高校生にしてはおじさんよね。とっくに還暦越してるわたしよりもおじさんっぽい書き方。それに下手よね。高校生にしては下手過ぎ。ぜんぜんさ、あたま凝らして上手く書こうとしてないじゃん。下手さがすんなり読めてくる。もうこれは下手上手と決定!みんな嘘つきなのよ。わかってても言わない。良いこと言っても実は詩書きって陰険な人が多いからね。わたしが言ってあげる。下手過ぎてバレバレ。笑
1ライトコメントですが「のだ」にはやっぱアクセントというか強調の雰囲気があって、なので、のだをいつ発動するのだ問題ってのがあるんですよね。でもそれはなんていうかトランプの中でジョーカーが1枚か2枚しかないから大富豪が成立するのと同じで、のだをいつ発動するのだ問題を考えると世界観作りやすい気がする。。あくまで感想です! ありがとうございます
1うぉ!! つい噴き出してしまいました(爆笑) 所謂これがアンチコメントってやつですね?!! メルモsアカライsさんコメントありがとうございます!! いいですね~新鮮で! いやきっとお疲れなのでしょうか… 私ならいつでもアンチコメお待ちしているので、ほかの方にはただの迷惑だと思うので、わたしにならなんなりと日ごろのストレスやら妬みやらなにやらをブツケテください!!私としても滑稽で面白いので大歓迎です!! たまにはまともなコメントをしてもらっても大丈夫ですが… けっこうアンチコメントが集まったらその語句を使って詩でも作ってみようと思います! きっと還暦すぎたおじさんの頭の凝らしたコメントを繋いだら当然いいものができそうですからね笑笑 これへの返信(したくてたまらないですよね笑笑)でも次回作でもかまいませんから是非ともまたコメントして私にご尽力ください!! いや、あえて頭を使って返信しなかったり見なかった振りするのですかね? 必死に高校生が反論してくる~とか言ってきたりして笑 なんでもwelcomeなのでお待ちしていま~すwww
0そう。これがオールド左翼という奴やで。敵だったらなんでも侮辱していいカルチャー笑。 がんばれ進次郎、じゃなくて古銭好きさん。
1これを読んで、詩としての良し悪しは置いておいて、「どこからどう見ても思春期の女子の作品」ってのが見抜けないのは読み手として力量不足過ぎる。あるいは男にはこの思春期女子特有のにおいが嗅ぎ分けられないんだろうかね
0いすきさんコメントありがとうございます! なるほど!本当に勉強になります!! 「のだ」は切り札みたいにかなり強い言葉の作用をもつのですね! これからはここぞというときに使うことにします! 貴重なご意見ありがとうございました!!とても助かります!
0おまるたろうさん、コメントありがとうございます!! なるほど…!!これがオールド左翼!! ほんと勉強になることがたくさんありますね~!!成長できました笑
1完備さん、コメントありがとうございます! 私にも疑問があるのですがなにをもって高校生にしては下手すぎ とメルモsさんは言っているんですかね? なにと比較して言ってるんだか… せめて教えてほしいですよね笑
0ただ賑やかしてメタルチンゴのおまるは放っておくよ。完備くん、力量不足は認めてもいいが、きみはそうだと確信持てるの?あのね、いくら性別年齢誤魔化しても誤魔化せない言葉使いは出てくるものさ。キミたちにはまだわからないだろーがね。笑 まあいい。古銭好きさん、非難してるわけじゃないので、どうぞお好きに。ネット詩投稿なんてほとんどがいい加減なもので、だから名前変えていくらでも再生できる。端から信用してない人間も多いのさ。
0あのね、高校生にしては汗臭さが感じられないのよね。わかりますか?汗臭さという喩え。下手馬って書いてるでしょ。なのでそこそこお上手に言葉は積まれてあるのです。何をもって年齢を詐称してみせたいのか。理由は知りませんよ。知りたくもない。ただあなたのコメントを読んでもふざけていたい。という素振りは窺える。なのでいいのですよ。端からネット投稿サイトを信用しなくてもいいのです。それは認める。だけど、さ、長続きはしない。匿名で書かれようが元からある仮名で書かれようが佳いものはよいので、どちらにせよ仮面をひとつ被るか複数持つのかの違いに過ぎないのだから。
0聞き忘れたよ。思春期女子特有の匂いって、この詩文の何処からそんな匂いが漂うのか、それこそ僕ちんが教えてほしいものだ。
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