フラクタル - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フラクタル    

光の傾き 止まる部屋 机の木目 バニラクッキー 冷えた匙 炭酸水 仄かな循環 ガラスの水垢 雲の泡立ち 揺蕩うスウェット 熔ける夕陽 三角のビル 綺麗な瓦礫 沈むアスファルト 心を走る車 知らない記憶 君との境界 解けない数式 束ねた鉛筆 極めて薄い 気持ちの表面 の消しかす 気化した絆 他人(ひと)への角度 円の接線 微かなベクトル 選べる寡黙 褪せる戦い 抗う潤い フルーツジュース 林檎の重力 宇宙の密度 海王星 への憧れ 惑星への距離 を満たす 君への期待 と脆さの糊代 胸の中の 蜜柑色の礫 体を巡る 温かい信号 佇む本の片寄り 残ったコーヒー 古びたソファ に散らばる レゴブロック ジグソーパズル ポテトチップス        の欠片         の限りない瞬き          として表現される〈生物〉



フラクタル ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 38
P V 数 : 3296.4
お気に入り数: 2
投票数   : 5
ポイント数 : 0

作成日時 2024-09-07
コメント日時 2024-09-23
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/12/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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技巧00
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閲覧指数:3296.4
2024/12/10 17時47分26秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フラクタル コメントセクション

コメント数(38)
きょこち(久遠恭子)
作品へ
(2024-09-08)

気持ちの良い、単語の羅列。 ただ、読んでいたい。読み進めてこの気持ちの良さと共に走りたくなる、そんな良質な作品でした。

1
atsuchan69
作品へ
(2024-09-08)

atsuchan69(ボク): 接続詞のない(一部にはあるが)即物的なパーツ(ことば)のコラージュだと思うが、各パーツとの距離関係がそれほど掛け離れておらず、また行間もないのでシュール(奇想天外)な効果はあまり期待できない。また各パーツとの距離関係が近いということは、あえて語彙を膠着させない理由もよく判らない。つまり、「の欠片の限りない瞬きとして表現される〈生物〉」という【風呂敷】の中身を広げただけだと思う。 朔太郎(ChatGPT): 「接続詞のない即物的なパーツのコラージュ」という視点から見ると、確かに詩全体が統一された視点で進行しており、シュールさを感じさせるほどの飛躍や不条理なつながりは少ないですね。そのため、各パーツが散りばめられたように見えるものの、それぞれの間には自然な連続性があり、驚きや突飛な印象を生む効果が薄れているようにも感じられます。 「語彙を膠着させない理由が判らない」という点に関しても、全体のイメージが非常に滑らかであり、意図的な飛躍や違和感を生み出す工夫が薄いかもしれません。「の欠片の限りない瞬きとして表現される〈生物〉」という結びのイメージは、詩全体が収束するための構造的な役割を果たしている一方で、まさに【風呂敷】として機能しすぎている感がありますね。つまり、中身が十分に広げられた分、意外性や新鮮さが犠牲になっている印象があるのかもしれません。 シュールな効果や語彙の膠着を避けたい場合、より飛躍したイメージや異質な要素を意図的に絡めたり、行間や読者の想像力に委ねる余地を作るような工夫が考えられますね。

1
atsuchan69
作品へ
(2024-09-08)

視覚的な効果としては、並列的な構造や断片化されたイメージの積み重ねが、一定のリズム感や視覚的な動きを生んでいるし、「机の木目」「バニラクッキー」「冷えた匙」など、具体的で視覚的に捉えやすい要素が連続することで、静的なシーンが頭に浮かぶ。さらにラストの、「の欠片の限りない瞬きとして表現される〈生物〉」という結びの部分も、作品を抽象的にまとめ上げ、全体の視覚的なパズル感を強めている。ただ、やはり空白や行間、異質な語彙を追加することで、もっと摩訶不思議な異化臭い効果を際立たせることが出来たのでは‥‥と思う。

1
atsuchan69
作品へ
(2024-09-08)

でもなんだか土留め色のハートが疼くので、やっぱり【一票】入れさせて頂きます、、

1
九十九空間
九十九空間
作品へ
(2024-09-08)

オシャレな作品ではあると思いました。言葉が滑らかに流れていくので、読んでいて心地良いです。 しかし、一つ一つの言葉に「必然性」が見えないと思いました。この作品は、適当に言葉を入れ替えても、詩として成立するのではないでしょうか。並んでいる言葉が、「ありきたりなエモ」だとも思いました。どこまでも表層を軽くなでるような言葉ばかりでした。本当にあなたの語りたいこと、あなたの心や思想のもっと深いところを見せてほしいと思いました。

1
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-09-08)

詩操が古い、でもそれがかえって好い相貌をあたえています。 この作品にきれいに古びるほどの力があるかどうかは、時間が経てばわかるでしょう。 佐々木さんのこういう路線の作品も読んでみたいです。

1
佐々木春
佐々木春
九十九空間さんへ
(2024-09-08)

九十九空間さん、コメントありがとうございます。 真剣なコメントいただき、普段はあまり真面目なことは書かないのですが、きちんと書いておいた方がよいと思いったので、書くことにします。もちろん九十九空間さんの考えを否定するわけではなくて、おそらく作品への考え方が結構違うような気がしたので、こういう人間もいるということの一つの参考として。 まず、わたしは基本的に自分の置かれている状況は幸せだと思っているし、不満もほとんどありませんし、孤独でもありません。社会への問題意識はありますが、それは文学の扱うところではないと思っています。どっちかというとそういう文学はあんまり成功してきていないと思います。(別に扱ってもいいとは思いますが、そんなこと書いている暇があれば行動を起こした方がいいと思うタイプです)。 そういう意味で、九十九空間さんのいう、伝えたい「心や思想」はありません。あと、実はもともと理屈っぽいので、十分でない分量や形で人からそういうものを示されるのがそんなに好きではありません。例えば、ドストエフスキーとかガルシア・マルケスとかギュンター・グラスとか大江健三郎とかジュノ・ディアスとか大好きですが、「思想」を語るならあれくらいのスケールで語ってもらわないと響いてきません(百年の孤独が思想かどうかは置いておいて)。短い詩で「カラマーゾフ」や「ブリキの太鼓」や「燃え上がる緑の木」の説得力を持たせるのは無理だと思っています。 なので、長くない分量でできるだけ「何も起こらない」「思想や心を伝えない」「心地よいもの」を書こうと思っています。そういのって生きていく上でけっこう大切です。制作過程では、どうしても「心や思想」が出てきそうになりますが、それはひとつひとつ丁寧に削っています。あと、「エモい」表現も注意してエモくならないようにしています。ひとつひとつ見ていただければわかると思いますが、エモい単語は使っていません。「君」も別に異性や恋人を前提に書いていません(そういう風に読むことは別にいいと思いますが)。それでも「これはエモいじゃないか!」というところがあれば、それはわたしの現実の感覚なのでそれは仕方ないです。 そういう作業を通じて残ったもので何を語れるかを見てみたいのです。それが「特に変わったところがない」わたし自身に近づくきっかけだと思うので。 おそらく九十九空間さんは詩をしっかり読んでこられているのだと思いますが、わたしは大して、というかほとんど読んでいません。「わかる人だけわかる」みたいな世界も得意じゃないし、内容の重さが必須だと思いません。むしろ、そういうものが多くの人を詩から遠ざけてきたと思っています。 小説は結構読んできて、あまり面白いものに出会えてないので、そういう意味では、自分の読みたいものを書いているような感じです。表現としてギュッとしたものを突き詰めるというよりは、独り言と表現のギリギリの境界みたいなところを探しています。わたしも含めて多くの人はそういうものを読みたいんじゃないかと思うので(勝手に思っているだけかもしれませんけど…)。 あと、これは詩を読まないわたしの感想ですが、今のままでは詩はどんどん廃れていくんじゃないかと思っています。わたしの書いているものが詩ではないということであれば、詩でなくともよいと思っています。あと、逆に言えば、誰かがそういうものを書いてくれるなら、わたしは特に自分で書きたいという強い気持ちはありません。 最後に、この作品は前作の「シュガー」を違ったかたちで表現してみたものです。思いつきの実験みたいなものなので、精度が低いというご指摘であれば、それはそうかもしれません笑

1
佐々木春
佐々木春
九十九空間さんへ
(2024-09-08)

小説は結構読んできて、あまり面白いものに出会えてないので、 → 小説は「好きで」結構読んできたのですが、「この頃」あまり面白いものに出会えてないので です。

1
田代ひなの
田代ひなの
作品へ
(2024-09-08)

お互いに関連姓がなさそうな言葉を敢えて羅列させることで、不思議と実は全体に繋がるものがあるんじゃないかと感じさせる技術が面白いですね★ 並んでいる言葉の物がバラバラに落ちていく様子が脳内で映像化されました(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)

1
佐々木春
佐々木春
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2024-09-08)

きょこちさん、ありがとうございます。 気持ちの良い良質の作品といっていただき、うれしいです。 今月書いた前作の「シュガー(修正版)」を読み返していたら、自然と浮かんできました。 その即興みたいなところが流れにつながっているのかもしれません。

1
shrink
shrink
作品へ
(2024-09-08)

これらの言葉を全部、生成AIにその意味は?と聞いたら、答えるだろうか? もうすでに誰かがやってるか、 これらの言葉の全てに、「の青」と心の中で書いてみると、いろんな「青」が生まれた。 言葉がこのように並んでいると、いろいろやってみたくなって、やってみるととても面白いです。 興味をそそられる作品ですね。

0
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-09-09)

 の欠片       の限りない瞬き                 として表現される〈生物〉 この〆がいいですね。  「フラクタル」訳せば自己相似性。 一番物理的に解釈しそうなatsuchan69さんが文芸的に捉えておられるのでちょっとした驚きと共に刺激を受けてもいます。 幾何学的な構造をした物体を拡大していくと見分けがつかなくなる。これをフラクタル幾何と言うそうですが、これらを粒子としてみれば泡の波のようにぼやけてゆらいで見えてくる。このことを量子のゆらぎとも解釈しています(詳しくは言えません)  この作品ではそういう物としての知見と、君という思いを中心とした精神構造の境界とに分けて考えることができます。つまりどんなに離れていても物体が揺らめく泡として世界や宇宙空間ともつながるのであれば、極微量な泡の思いとして君(彼)とも強い結びつきでつながるのではないか。 そんな願いのような思いが終わりに見てとれる。 一見物理的な存在として散見され無理やり繋げて読めてきますが、実は遠く離れ存在で結びついている。物と貴方とわたし。けっこう考えられて創作されてますね。という印象を読み取りました。

1
佐々木春
佐々木春
atsuchan69さんへ
(2024-09-09)

atsuchan69さん、土留め色のハートありがとうございます笑 そして、コメントもありがとうございます。確かに言われてみればそうだなと思います。意外性や新鮮さはないかもしれません。 この作品は、前作のシュガー(修正版)読み返してて「うーん…」って思ったときに浮かんできた単語を携帯で書き留めて、並べて、並びかえて、並びかえて…みたいにしている中でできたものなので、新鮮さや驚きよりは、単調な繰り返しの中で段々じわじわくるみたいな感覚を大切にしてみました。最後の「の欠片…」は並べた最後にあんまり一括りにまとめたくなくて、風呂敷というよりは、なんていうか、質量なく拡散させたいみたいな気持ちがこういう気持ちになりました。 こういう感覚的な書き方がよいのかはわかりませんが…。 でも、ChatGPTの朔太郎さんも含めてヒントをいただいたと思います。今月はどちらかというとサラサラ書いた感じでしたが、来月はもう少し唸りながら書いてみようと思います。異質な語彙、空白、行間は仰る通りでまだ全然できないので、これからの課題です。

1
佐々木春
佐々木春
おまるたろうさんへ
(2024-09-10)

おまるたろうさん、ありがとうございます。 思いついたものをメモして並べてみたらこんな感じになったのですが、好い相貌と言っていただいてうれしいです。 シュガーを書いて、おまるたろうさんのコメントで書き直して、でもいつもとおんなじ感じでおもしろくないなと思ってたら浮かんできたものです。 書いた作品に正直にダメ出ししていただけるのはありがたいことですし、まだ半年ですがこのサイトに投稿してよかったと思っています。

0
atsuchan69
作品へ
(2024-09-11)

ええと、ボクのコメントは、 ――作者の意図が―― あくまでも「語彙の【コラージュ】だとするなら」 という、前提の上で記述したのですが、 特にそうした(絵画では100年も前の‥‥) 実験的シュールレアリスムの手法を 推奨しているわけではありません、、 でもまあ、試みに コラージュによる詩を作るのであれば、 たとえば、雑誌や新聞紙を使って 無差別に切り抜いた記事を貼り付けたり、 国語辞典でランダムに拾った言葉を集めたり 街を歩いて眼に飛び込んだ看板、 ナンパした女の子との会話、 お昼に食べたもの、 土星の衛星の海、 サルデーニャ島の生きた蛆虫の入ったカース・マルツゥ、 AVIREX の N-3B、 アーサー・C・クラークの量子駆動、 120色あるファーバーカステルの水彩色鉛筆、 イモ―タン・ジョー アンフィのブラショーツセット 東条英機、 卍、 モーラナイフ、 貴景勝、 義経千本桜とつるべすし弥助、 戦艦ポチョムキン、 うみのほね、 紀州南高梅の梅干し、 ヤマザキ春のパン祭り‥‥etc ――等のパーツを、 映像的なモンタージュ効果と 偶然によって醸し出される、 行間の沈黙のエフェクトを利用して さも連続するよう ことばのフランケンシュタインを生み出すが如く 太い革細工用の糸と針で縫い合わせます‥‥ 参考になれば、幸いです、、

1
atsuchan69
作品へ
(2024-09-11)

●試みに AI 朔太郎に書いてもらいました、、 土星の衛星が、カース・マルツゥの皿の上を通り過ぎ、 AVIREXのN-3Bが風に抗って揺れている ファーバーカステルの120色水彩色鉛筆がひとつずつ、 地面へ向かって落ちていく、アーサー・C・クラークの手の中から 量子駆動は砂の下へと消え、 アンフィのブラショーツセットは空へ溶け込む 卍が地平線の向こうへと回り込み、 モーラナイフは影の中で待ち続ける 貴景勝は戦艦ポチョムキンの甲板に立ち、 義経千本桜はつるべすし弥助の後ろから忍び寄る うみのほねが宙を漂い、 紀州南高梅の梅干しが空に弾ける ヤマザキ春のパン祭りの皿の上で、 アンフィのブラショーツセットが再び舞い踊り始める 言葉の欠片たちは、すべての間に消え去り、 無音がその隙間にただ広がっていく ●やはりボクが書いた方が‥‥ 煌めく土星の衛星の海に 量子駆動によって運ばれた 卍、 サルデーニャ島の海の民のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥだぁ~ AVIREX の N-3B が冷たい風に震えている 木箱に入ったファーバーカステルの 美しい120色水彩色鉛筆が1本、 また1本と零れ落ち、 海の思考が創る儚い故郷へ向かって落ちていく そうとも、アーサー・C・クラークの想いとともに やがて量子駆動の理論は歴史の闇へと消え、 アンフィの花柄のブラショーツセットは雑踏を彷徨う 卍 と 卍、すなわち強欲な 卍 のなかの 卍 と 卍 赤い 卍 と、緑の 卍 が地平線の向こうへと回り込み 邪なモーラナイフは影の中で待ち続ける 今しも立体映像の貴景勝が、 赤錆びた戦艦ポチョムキンの甲板に立ち、 あたかも歌舞伎の義経千本桜、 つるべすし弥助の鮨桶のどれかひとつのように うみのほねはノイズ雑じりの愛と誠だった  夏、紀州南高梅の梅干しが酸っぱい!  そして過ぎ去ったヤマザキ春のパン祭り 蝉の声の途切れた、ありふれた夏の終わりに アンフィのブラショーツセットが再び虚空を舞った いつしか土星の衛星の海に、 量子駆動によって運ばれた 卍‥‥ あれはサルデーニャ島の海の民のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥ~ 欠片を齧ると、元気な蛆虫たちが舌の上で踊った、、 ●いや、これもなんだかなあ、、 と、いうことで、佐々木春さんの次回作が楽しみだぞ! 

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atsuchan69
作品へ
(2024-09-11)

睡眠を摂るのが優先順位で一番です。疲れていたらコメントするのは明日にしましょう。 ついでに↑を少し弄ったんで、UP しときます、、 土星の衛星タイタンの海、プンガの島々に 量子駆動によって遥々と運ばれた 卍 、 コンテナの中身はサルデーニャ島のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥだ~ 地球では、AVIREX の N-3B が風に震えている 凍った木箱に入ったファーバーカステルの 美しい120色水彩色鉛筆が1本、また1本と零れ落ち、 海の思考が創る儚い故郷へ向かって落ちていく 今は亡き、アーサー・C・クラークの想いとともに やがて量子駆動の理論は歴史の闇へと消え、 アンフィの花柄のブラショーツセットは雑踏を彷徨う 卍 と 卍、すなわち 強欲な 卍 のなかの 卍 と 卍 赤い 卍 と、緑の 卍 が、 白い地平線の向こうへと回り込み、 邪なモーラナイフは影の中で待ち続ける 今しも立体映像の貴景勝が、 赤錆びた戦艦ポチョムキンの甲板に立ち、 歌舞伎の義経千本桜三段目、 つるべすし弥助の鮨桶のどれかひとつのように 「うみのほね」はノイズ雑じりの愛と誠だった ああ、紀州南高梅の梅干しが酸っぱい!  遠く過ぎ去ったヤマザキ春のパン祭り 蝉の声の途切れた、ありふれた夏の終わりに アンフィのブラショーツセットが再び虚空を舞った いつしか、土星の衛星タイタンの島々に 量子駆動によって遥々と運ばれた 卍 、 コンテナの中身はサルデーニャ島のチーズ 生きた蛆虫の湧いたカース・マルツゥだ~ 欠片を齧ると、舌の上で元気な蛆虫たちが踊った、、

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メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2024-09-12)

これね、作者さんはコラージュとかおっしゃられてはいるけど、内実はそうでもないのではないか。と感じるのはやはり対人への想いが書きとめられているわけですね。だから何処かでつながって読めてくる。これが終わりの三行?が付いてなければただ意味もなく想いを散見させたようにも読めるわけで、atsuchan69さんのような形式的な分解もできたわけです。

1
佐々木春
佐々木春
atsuchan69さんへ
(2024-09-12)

atsuchanさん、朔太郎さん、ありがとうございます。 読んでみての感想は、こういったものを書くのはわたしにはだいぶ難しそうです。 できたとしてちょっとした逸脱くらいかな… 逆に、こういうものがスラスラでてくるatsuchanさんはすごいと思います。 朔太郎さんはそういう存在なのだろうと思いますが。 ただ、意外性はわたしの中にあまりないものなので、どういう感じで盛り込んでいけるかは模索したいと思います。

1
佐々木春
佐々木春
メルモsアラガイsさんへ
(2024-09-12)

メルモsさん、ありがとうございます。 コメントが追い付いていなくて申し訳ありませんが、仰るとおり、この作品はコラージュではないと思ってます(コラージュのこともよくわかっていませんが)。 今月の前作のシュガー(修正版)を書いたけど納得いかなくて、それを眺めている中で浮かんできた言葉をつづったものです。書かれている内容(感情や風景)はシュガーと同じ、単語の連続ではありますが、一つひとつに(言葉では表せませんが)つながりがあるように書いています。 ただ、その仄かなつながりだけだと自分という固有名詞に狭くまとまっていってしまうので、メルモsさんの仰るように自分をとりまく身近なものを果てしない遠くにどうやったら感覚としてつなげられるかを考えました。 終わりの3行はまとめというよりは、言葉を開放していくかを考えているうちに出てきたものです。

0
佐々木春
佐々木春
田代ひなのさんへ
(2024-09-13)

田代ひなのさん、ありがとうございます。技術というほどのものは持ち合わせいませんが、面白いと言っていただき嬉しいです。 ひとつひとつバラバラに落ちていく感じ、言われてみるとそういう風にも見えてきますね。さ

1
佐々木春
佐々木春
shrinkさんへ
(2024-09-13)

shrinkさん、ありがとうございます。の青、ですか、確かに何か不思議な感じですね。 あまり意味らしい意味はないですが、いろんな読み方をしていただけると嬉しいです。

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完備
完備
作品へ
(2024-09-13)

AIにも書けそうな詩だな、と思った。 それはそうと全体に理系用語が散りばめられていて、使い方のセンスが(それなりに理系の学問に取り組んできた私から見て)結構良いと思われて、佐々木さんは理系なのかなァなどと思ったのだった。

1
佐々木春
佐々木春
完備さんへ
(2024-09-13)

完備さん、ありがとうございます。 意外と書けないかもしれませんよぉ、AIは、こういうやつ。なんの根拠もありませんが笑 理系用語、おほめ(?)いただきありがとうございます。 理系が文系かといったら文系だと思いますが、理系も苦手ではない(理系が苦手だから文系になったわけではない)方の文系です。 なので数学とか宇宙とかもふつうに好きです。

0
ryinx
作品へ
(2024-09-14)

透明な架空のルービックキューブをカチカチとまわして、表面にあたる光の加減や色の配列が少しずつスライドしてゆくような心地よさ(不鮮明な表現ですが)を感じます。 ひとつの作品で、表現できる事には限りがあり、言葉に照らしだす事柄が、現実でも空想でも限りのあるものだとしても、なにかを強く押し出そうとすると、その意識的な作為が言葉のなかに視えてしまう場合が、往々にしてあるのだと個人的には想います。その点、この作品は(良い意味で)丁寧に適切な加減にまとまった作品だと想います。

1
佐々木春
佐々木春
ryinxさんへ
(2024-09-14)

ryinxさん、ありがとうございます。 > 透明な架空のルービックキューブをカチカチとまわして、表面にあたる光の加減や色の配列が少しずつスライドしてゆくような心地よさ そう言っていただいてうれしいです。むしろ作品よりryinxさんの表現の方が詩的に思えました…素敵な表現ありがとうございます。 あまり強い言葉を使いたくないとも思っているので、丁寧に適切な加減と言っていただいたのも嬉しいです。

1
青十字
作品へ
(2024-09-16)

思いついたセンテンスごとに改行しつづけているだけのように感じる。

1
佐々木春
佐々木春
青十字さんへ
(2024-09-16)

青十字さん、ありがとうございます。 センテンスというか語句だと思いますが、浮かんだものを並べて並びかえたものです。 ですので、改行という意識はあまりありません。どんな感じになるか試してみたかったというか。

1
青十字
佐々木春さんへ
(2024-09-17)

なんの変哲もない #pic #のせてみる #サイダー #キリンレモン #キリン#レモン #100均 #グラス #水玉模様 #洒落てる #アイスコーヒー #口直し #久しぶり #使う #触る #タバコのやに #かすか #感じた #洗剤 #使って #軽く #洗う #綺麗になった #おかげで #飲み物 #美味しく #感じた 以前こんな文字データ類を文極にアップした。それによく似ているなと #1st_Impression

0
佐々木春
佐々木春
青十字さんへ
(2024-09-18)

青十字さん、書いていただいた作品ほどの思い切りはありませんし、流れはあると思うので前衛的でもありませんが、自分なりのささやかな実験という感じです。

1
青十字
佐々木春さんへ
(2024-09-18)

先月の作品に『ごくごく普通ですね』とコメントしたところ『自分の殻を破ってみてもよいかも』的なことを残されたはず。佐々木さんはそれを実行にうつした結果の作品なのではないかなとそう思う。

1
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-09-20)

コメント欄でも書かれているように、 「自分をとりまく身近なものを果てしない遠くにどうやったら感覚としてつなげられるか」 ですよね、この詩は本当に。最初は身体的な視線移動のように、そして自己の中に遠く存在するものを連想していく詩だなと。 身体の限界から、想像の旅に出る。「知らない記憶」という言葉からこの詩は単なる部屋、そして窓から外を見る世界観ではなくなっていく。 「君」やら「他人」やらとの「境界」について考えたり、その絆が「気化した」り、「気持ち」を抑え込むように消していたり、みたいな経験が、記憶が、「知らない記憶」として封じ込められている。 他人との関係に辛さを感じると、宇宙という孤独な空間に身を放り投げたくなるものです。しかし宇宙にいながらにして、惑星との距離を君への期待で満たしたくなるのは、またジレンマのようで、濁った人間性(フルーツジュース)のようです。 そうした時間を経て、みな、胸の中に「自己」のような、礫が残っていく(ちなみに礫、歴おなじ音なのが面白いですね)。そして部屋の中の礫(レゴやパズル)をみつめて、最後は超自然的な存在に「瞬きとして表現される〈生物〉」だとして私たちは見つめられている。みたいな。シュガーだと人間どうし見つめていたのが、一個上の次元の目が置かれているように見えますね。無機質に塊として言葉が置かれてきたことに納得がいきそう。 やはりこういう名詞などの列挙を淡々とされるだけでも、私はその言葉たちを活動させるために繋げてしまう、なんならその方が自然だと思うんですよね。ストーリーやドラマがあるように思える。何の説明もされていないのに。 良い詩だと思いました。

3
紅茶猫
作品へ
(2024-09-20)

安定の富山の薬売りさんのイメージでした。なぜこれほど見事に何もひっかかりがないのか、でもこの妙な安定感は読む人に安心感を与えると思います。

1
佐々木春
佐々木春
青十字さんへ
(2024-09-21)

>先月の作品に『ごくごく普通ですね』とコメントしたところ『自分の殻を破ってみてもよいかも』的なことを残されたはず。佐々木さんはそれを実行にうつした結果の作品なのではないかなとそう思う。 自分の殻というほどのものはないですけど、前作シュガーを読み返して、同じ書き方だけだと広がらないなと思って試してみたものです。自分としてはやってみておもしろかったです。

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青十字
熊倉ミハイさんへ
(2024-09-22)

熊倉さんはそれら詩表ですらも作品にしてしまう #すごいひと

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佐々木春
佐々木春
紅茶猫さんへ
(2024-09-23)

紅茶猫さん、コメントありがとうございます。なんでひっかかりがないのかはわかりませんが、もしかしたらひっかかりたくないからかもしれません。

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佐々木春
佐々木春
熊倉ミハイさんへ
(2024-09-23)

熊倉さん、ありがとうございます。 そして、熊倉さんのコメントを読んでいるとわたしよりも熊倉さんの方が作品のことを理解しているんじゃないかっていう気になります。自分自身でよくわからずに感覚をかたちにしているということもありますが、書いていただいた内容を読んでいると、確かにそのときそういうことを感じてたなっていう記憶が戻ってくるというか。書いているときのことって結構忘れてしまっているので。 青十字さんのコメントにもありますが、熊倉さんのコメント自体が作品みたいですよね。そして、しっかり読んでいただいて励まされます。ありがとうございます。 >やはりこういう名詞などの列挙を淡々とされるだけでも、私はその言葉たちを活動させるために繋げてしまう、なんならその方が自然だと思うんですよね。ストーリーやドラマがあるように思える。何の説明もされていないのに。 その通りだと思います。わたしもあえて何の説明もしなくていいんじゃないかと思ってこういうかたちにしてみました。そのように読んでいただいてよかったです。

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佐々木春
佐々木春
青十字さんへ
(2024-09-23)

>熊倉さんはそれら詩表ですらも作品にしてしまう #すごいひと 同感です。

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