狐憑き - B-REVIEW
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狐憑き    

狸が来て、あなたを連れていきました あなたは博愛主義者の真似をします 誰にでもやさしいふりをするのがお上手でした あなたの下半身はいつだって掛け持ちで忙しい だからわたし、股を蹴り上げました コン、と鳴かない、 うずくまって低い呻き声しか出さない 羊に恋をしたと思っていました 気がつけばあなた、狐でした 葉っぱの銭はクレジットカードの形をしている ルミネカードでした 化けることに特化している 目を吊り上げたあなたが 私を殴るところを想像する 私を罵るところを想像する 用済みになった私を 目と鼻と口が認識できなくなるところまで、 思う存分私をぐちゃぐちゃに殴ってほしい その顔のまま、警察か三途の川へ行きたい 羊をやめて狐になったあなたは ずるい場所に隠れて降りてこない 棚の上は、居心地が良いのでしょうか 杏と無花果なら、どちらがお好みですか? 乾かしたものしかありませんが、 この井戸の底に、両方置いておきますので いつか取りにいってくださいね



狐憑き ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 16
P V 数 : 1155.1
お気に入り数: 2
投票数   : 4
ポイント数 : 0

作成日時 2023-10-01
コメント日時 2023-10-25
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/04/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1155.1
2024/04/29 02時27分30秒現在
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    作品に書かれた推薦文

狐憑き コメントセクション

コメント数(16)
シノハラマサユキ
シノハラマサユキ
作品へ
(2023-10-01)

あんまりうまくいえませんので、そのへんはご容赦くださいね。 私はこの作品好きですね。何を言いたいのかよくわかるし、比喩表現もなるほどと勉強になります。 怒りと皮肉がごちゃ混ぜになっているような、興味深い作品です。

1
m.tasaki
作品へ
(2023-10-01)

こんにちは。 アイロニカルでありながらその奥深くに怒りを秘めた作品のような印象を受けました。 何故か般若の面を思い浮かべてしまいました。 2連目の表現がいいですね。特に 「コン、と鳴かない、」というところが面白いです。 また3連目の「ルミネカード」と、具体的な名前が出されているところにリアリティを感じました。 最終連の杏と無花果は何かのメタファーでしょうか。ちなみに無花果の花言葉は「実りある恋」、杏の花言葉は「疑惑」。 それらを乾かしたものを井戸の底に置いておくというところに、何やら意味深長なものを感じます。

1
鯖詰缶太郎
鯖詰缶太郎
作品へ
(2023-10-01)

こんにちは。 いい詩だと思いました。 眩暈するほどに。 僕はショックを受けています。 もう、ここに詩人はいないと思っていたので。 しかし、いい詩だ。 ありがとうございます。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-10-01)

棚の上は不安定です。

1
山本やま
山本やま
シノハラマサユキさんへ
(2023-10-02)

コメントありがとうございます! 言いたいことが伝わったようで、安心しました。比喩ばかりで、他の方が読んだときに「なんだこりゃ?」とならないか心配したもので……。 ありがとうございます!

0
山本やま
山本やま
さんへ
(2023-10-02)

コメントありがとうございます! 出来立てホヤホヤはもうちょっと禍々しかったので、これはいかんとだいぶ角を落としました。笑 クスッとしていただけるところを目指したので、そう思っていただけたのなら 、嬉しい限りです!

1
山本やま
山本やま
m.tasaki さんへ
(2023-10-02)

こんにちは。コメントありがとうございます! 確かに、般若の面ぽいですね!話者に般若の面、狐に狐の面つけさせて読み直してみます。笑 ルミネカードはファッションメインな気がするので、合うかなと思い選んでみました。 杏と無花果はそうなんです、花言葉なんですよ!お気付きいただけて、嬉しいです。元々両方とも好きな果物なんですけどね。 どこだったかの井戸は、地獄の入り口になっているとかなんとか。

0
山本やま
山本やま
鯖詰缶太郎さんへ
(2023-10-02)

コメントありがとうございます! 眩暈するほどになんて、嬉しすぎるお褒めの言葉をいただき、光栄です。書いてよかった……! ここ止まりにならないよう、今後も精進していきますので、よろしくお願いいたします。

0
山本やま
山本やま
田中宏輔さんへ
(2023-10-02)

コメントありがとうございます! ですよね。笑 そんなところにいたら、バランス崩して落っこちてしまいますよね。危ない。

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2023-10-02)

文学の間に濁流があって、向かうからでそれを一つ一つ手で掬って行く。狐とは、存在しないから遭った人の想像が、幻想としての良いマボロシと言う石か酒を作る。逆にその作用が稲荷様と言ったむしろ動物の神様があって、私は狐と戯れる中で本当に精神が養われるのだと思う。河中から積む言葉が成して纏めてご請求出来る恋がある!引っ張ったり付けたり伸縮自在なるガムのような愛、と、問いかける心の先の心はどんな形なのだろう。現に知らないでいる。最終を決めず開ける、まるで婚姻届けの名前欄の向こうで、顔は未来と可能性を考えている。

1
山本やま
山本やま
鱗子(揶白)さんへ
(2023-10-03)

コメント(とても素敵なのでお返詩だと思っております)ありがとうございます! 狐、不思議ですよね、神格化された狐もいれば人に憑く、化かす野狐もいますね。石や酒を造る狐、お稲荷様となら私もお話をしてみたいです。 恋とか愛とか難しいですよね。私は当分いいかなと思います!

0
楓
作品へ
(2023-10-09)

若い力を感じる詩でとてもおもしろかったです。

1
山本やま
山本やま
楓さんへ
(2023-10-10)

コメントありがとうございます! おもしろかったとおっしゃっていただき、嬉しいです……!ありがとうございます。変なエネルギーだけはあります。

0
片々
片々
作品へ
(2023-10-24)

ルミネカードの現実感が面白くて、寓話的な印象をうまく裏切って書かれている印象でした。 > ずるい場所に隠れて降りてこない >棚の上は、居心地が良いのでしょうか このあたり、話者の物理的な身長の小ささを表していて、この「あなた」は子どもにしか見えない精霊的なものかも、と思いつつも、ルミネカードの魔力がまだ効いていて、ああ、担当と推しのお話かしらと思い直しました 最終連はいわゆるアベサダを思い起こさせるような内容ですね 山本さんは本当にこういった皮肉的な作品を可愛らしく描くのがとてもお上手な方だな、と改めて感心しました

2
山本やま
山本やま
片々さんへ
(2023-10-25)

コメントありがとうございます! 現実感も出したかったので、ルミネカードに言及いただき嬉しかったです。ちなみに私は楽天カード派です。 書いた時点では低救霊と人間を掛けたようなイメージでしたが、担当と推しというのも面白いですね! 令和の阿部定になりたくはないですが、あの手の話はけっこう好きです。 自分としては投稿してから気持ち悪いかもしれないと心配していました。捻くれ者ですが、作品が可愛らしくなっているなら良かったです。お褒めいただき、ありがとうございます。

1
エイクピア
作品へ
(2023-11-09)

語り掛ける詩ですね。正しいあなた。羊に恋をしたと思ったわたし。羊ではなくて狐ではないか?最後の連でお供え?の話が出て来ます。何か志賀直哉の「小僧の神様」を思い出したのですが、内容的には全然違うと思うので、何となくの雰囲気で小僧の神様を想起しました。杏子とイチジクですか。無花果だとアダムとイブの創世記を想起します。

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