無題 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

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無題    

前回( https://www.breview.org/keijiban/?id=8797 )    「ゲラダヒヒが生息するエチオピア中部地帯の高原ではね、雲がとても近くにあって雨が降り出すまでの雷の音、それはね、身体中が敏感に恐怖するんだよ」    「木の下で雨宿りをするゲラダヒヒの眼へ顔を向けるとね、母さんに髪を編んでもらっていた時のような安堵があってね」  進学することを止めた姉は19歳の5月にエチオピアへ旅に出た。帰国した彼女は、弟と共有する子供部屋で一日中、本を読んだ。時間をやり過ごすのではなくて、何かを探して。 THE CLASHの「獣を野に放て」を流しながら、ジョー・ストラマーの眼のぎらつき方を17歳になった弟は姉に説明をする。それにかまわず、ゲラダヒヒに近づいて撮ったという写真を指差しながら  「ドレッドに編んでもらった後に撮ってもらった」と姉は笑う。  帰国後も彼女はその髪を元に戻さないでいる。彼女のマインドの変化をドレッドヘアが象徴していて、ジョー・ストラマーが1983年のUSフェスティバルのステージ上で叫んでいた反白人主義よりも、信仰に目覚めたようなその態度を清貧なものとして弟はみていた。だからなのか、弟はエチオピアであったことを詳しく訊けないでいる。元来、姉には多くのことを尋ねてはならない雰囲気がいつもあった。なぜ塾の帰り道に泣いていたの?捕まえたトカゲを車道で轢かせて殺したのはなぜ?僕と同じ布団でなぜ寝るようになったの?そのようなこと。  大学への進学を選択せず、エチオピアへ旅に出るから100万円ほどお金を貰えないかと相談された父は「あなたがそうしたいというのであればいいよ」と簡単な返事をした。相談の食事の場に居た弟は許しが出たことよりも、なぜエチオピアなのだろうかと、気になってしかたがなかった。でも、家族の間で交わされる言葉数は少なく、両親も弟もそれを尋ねない。家族それぞれが、当たり前のように秘密を持っていて、秘密を持つことが当然の権利として姉弟が高校生になる頃には成立していた。いつからか、姉も弟も、「愛」とはそれを相手に尋ねないことだと、そう信じるようになっていた。(つづく)



無題 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 23
P V 数 : 2309.3
お気に入り数: 2
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2022-02-25
コメント日時 2022-03-28
#縦書き
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:2309.3
2024/03/29 05時46分01秒現在
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    作品に書かれた推薦文

無題 コメントセクション

コメント数(23)
stereotype2085
作品へ
(2022-02-25)

これはほぼ完璧な作品ではないか。私小説として。もしくは謎めいた家族の秘話として。エロティックなことは何一つ書いていないはずなのに、この窃視するような感覚はなんだ。話者である弟と姉の関係性、距離感について書かれていて、それが秘め事のように艶かしく読み手に入ってくる。何も言わずに百万円を出した父親、エチオピアに理由も告げずに旅立った姉、そしてここでは語られていない母も含めて、この家族にはどこか敗北感が漂う。それでいて妖しげな魅力がある。加えて驚くのはこの誠実な筆致だ。恐らくだが、これほど自身の内面、過去を内省的に描いているのにも関わらず、感情に溺れず淡々と、まるで地理の問題でも解くかのように正確に描いている事実には賞賛しかない。少なくとも僕はそう感じる。無題と題されたこの作品、ぜひ小説として完成させて欲しい。的外れなこと言っているかもしれないが、必ず読み手がいるし読者がつく。文才とは小手先の技術ではなく、経験と体験そして誠実さである、と感じさせる。良作であった。

0
三浦果実
stereotype2085さんへ
(2022-02-25)

コメント有難う御座います。文才無き私がもしも文芸誌へ応募するとしたら、極個人的なことをモチーフにするしか、その武器たり得ないと以前から思っていて、それは、おそらくは多くの人がそうであるように思うのです。文才よりも、自己に堆積された史実からの感情。それだけがオリジナルな想像を生む。そのようなこと。堆積されたことを業だと諦め、それを書くことに、オリジナルな文体を手にする鍵があるのかと、そう思う今日この頃です。

0
raku
raku
作品へ
(2022-02-25)

いちいちめんどくさい

0
三浦果実
rakuさんへ
(2022-02-25)

牛乳を温めて飲んでみよう。

1
三浦果実
さんへ
(2022-02-26)

コメントありがとうございます。夏目漱石も太宰治も三島由紀夫も村上春樹も同じような小説に読んでみえてしまうので、糞だとする純文学への視点、私は真逆の視点であるだけで、傍観であることは室町さんと同じなのかもしれません。 この習作シリーズですが、これを書くなかで一つ確かめてみたいことがあるんです。それは、事実として体験した事柄から出る語句は、そこにフィクションを織り混ぜたとしても一定のリアリティーがあるのではなかろうか、ということです。例えば、前回出した「ちんば」、今回のエチオピア、もちろん姉と弟についても、根幹なところの部分は実際に体験しているところから出ていて、しかしながらフィクションであるという、抽象的な云いになってしまいました。 あまり、自説を語ること、毛嫌いしていながら、少し饒舌になってしまいましたが、室町さんのコメント、私の正体的なる何かを突いてこられたと、感謝しております。

0
きょこち(久遠恭子)
作品へ
(2022-02-28)

人物描写が素晴らしいです。流石、三浦さんですね❤️LOVE❤️

0
ふかお
作品へ
(2022-02-28)

無題なのですが、タイトルはぜひ、「ゲラダヒヒ」にしてください。❤️LOVE❤️ 前回とくらべたら、今回がずっと面白かったです。 ジョーのお名前があったし。硬派でした。 文末の >愛」とはそれを相手に尋ねないことだと、そう信じるようになっていた。 これ、すごいインパクトあります。

0
ふかお
作品へ
(2022-02-28)

>「愛」とはそれを相手に尋ねないことだと、そう信じるようになっていた。 テレビドラマ「スケバン刑事」で、麻宮サキ(斉藤由貴)が、敵を打倒した後に流れるナレーションみたいでかっこいいです。

0
三浦果実
ふかおさんへ
(2022-02-28)

世代が違うためなのか、「スケバン刑事」を存じあげておらず申し訳ない。以前には、私もハートマークなどを多用していたのですが、とある女流詩人から、あなたはそれでも詩人ですか?と問われ、知性を疑われたような気持ちになり、絵文字をあまり使わなくなりました。絵文字でしか自己の思念を表せなくなったら、冗談のアイデアの質も白痴化してしまいますよね。と、この返レスは深尾さんへの親しみを込めた私なりの冗談なのですが、私はどうやら誰もが到達を夢見ているけれども未踏のままにある領域へ来てしまった感があります。今年に入ってからの創作の意欲は昨年とは明らかに違うこと、実感しております。深尾さんも、そうであったらなあと慈しみを込め、コメントに感謝いたします。

2
きょこち(久遠恭子)
作品へ
(2022-03-03)

言葉は読みやすいですが、意味が全く入ってきません。こんなの読めません。早く良い詩が読みたいです。

0
るる
作品へ
(2022-03-23)

つづきを 楽しみにしています。

0
いすき
作品へ
(2022-03-23)

続いていたのか。(そりゃそうだ) 知ってたら投票してたかもしれない。。

0
エイクピア
作品へ
(2022-03-24)

また続きましたね。この詩から読み始めたので、前回のも読んで見ました。茶トラ、黒猫と言うレッテル?が効いて居ると思いました。前戯ではないのでしょうが、親-子ども的な系列が固定して、読み易くなったと言う気がしました。

0
湖湖
湖湖
作品へ
(2022-03-26)

熱血的に、言葉を信じるよりも、呑み込んだ所作の中に愛があるのだとしたら、その逆説はなにか、人間が本質的に有意味で価値がある状態ではなかなかいられない、言葉の言行一致性の低さやゆく川の流れのように変わっていく普遍性を求めにくい世界だからかなぁ、とか思いました。ため息。愛してる、と豪語すると嘘くさく感じてしまう、安く聞こえることが度々ある残念さのように。言霊と言う言葉もありますが、本質と形骸が言葉の世界には回転していて、人生の人間関係も言葉と実態との関係同様に、実と実の無さを変遷して回転していて、姉弟の仲の良さとその距離の遠さ、私も若い時代姉弟で身を寄せ合いましたが、決してすごい近い感じでも無さに現代っぽく、少し寂しかったです。なんかうまく書けませんが。世界も存在も陳腐化、形骸化、破壊、創造、と繰り返すには強くしなやかでないといけないのでしょうね。良く書けてらっしゃったと思います。

0
三浦果実
るるさんへ
(2022-03-26)

久しぶりに覗きましたら、コメントたくさんいただいていてびっくりしましたー。これから続きを書かなくては。ありがとうございます。

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三浦果実
いすきさんへ
(2022-03-26)

小説を書くことについては、私、ほんとに自分で書いて自分で読んで楽しむことを目的にしていまして、その、自分で読んで楽しめるレベルのものが書けなくて、それでネット詩に参加してみたんですよ。少しだけレベル上がってきた感じはあるんですよね。コメントありがとうございます。

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三浦果実
エイクピアさんへ
(2022-03-26)

これは私小説なわけなんですが、推敲の時点で、ものすごく恥ずかしい気持ちが湧いてきまして、それで照れて、猫を入れたんですが、この回にきて、やはり、そういう小手先で書くのをやめようと思いまして、更に私小説にもっていきました気持ちです。コメントありがとうございます。

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三浦果実
さんへ
(2022-03-26)

愛の話は大変興味深いです。ボルカさんは察していらっしゃるかもしれませんが、私は親から愛情を受けたのか、受けなかったのか、これについて、若い頃はとても懐疑的な気持ちでした。ただ、これは私だけではなくて、親からの愛情を実感することって皆んな、なかなか難しいのだろうと理解するようになりました。私は親の愛情をかなり受けて育っていると、今は確信があります。どうしてそういう確信に至ったかと言いますと、それこそ、ネット詩なかで、他人と接するなかで、私は幸福だったと、そう思えるようになった、というのがありますね。

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三浦果実
湖湖さんへ
(2022-03-26)

姉と弟の関係というのは、もちろん、姉妹とも兄弟とも、兄と妹の関係とも違うわけですが(当たり前な笑)、これのうち、兄と妹、姉と弟の2つが、異性の関係にあるんですよね。あるいは、父と娘、母と息子の関係、つまり近親相姦ということなんですが、これをネタにした作品はたくさんあると思うんです。私は、近親相姦を聖域としない感覚が人間の原初に戻す何かがあるように思っていたりします。まだよくわからないんですけど。

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湖湖
湖湖
三浦果実さんへ
(2022-03-27)

近親相姦的な感覚は文化が否定しなければ起こるかもしれないですね。プラトニックな愛の底にも性欲、本能はネジのように機能していて、支配し、指令の根っこに近いところに存在して、人間を紐づけていると感じます。ただ、家族は父は最初の恋人の理想だったり、祖父が恋愛のモデルだったり、母が女としての生き様のビジョンだったり、原形として心に擦り込まれる気がするけれど、それはプラトニックな太い物語としてであり、一線を越える人は少ないでしょうね。セックスと思うと生理的嫌悪も好意と同時に家族に感じます。私の場合ですけど。

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三浦果実
湖湖さんへ
(2022-03-27)

とても興味深い再コメントありがとうございます。正直に言いますと、私は実の姉(既に亡くなってます)とも実の娘とも性交する夢を何度もみてきました。これは、眠ってる時の夢のことですね。これを夢分析などで調べたことはありませんが、なんとなく、、、私の純愛願望が出てる気がするんですよね(笑) 失礼しました。

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黒髪
作品へ
(2022-03-28)

書くべきことが、キッチリと書いてあるので、余裕と実力が感じられます。 あと、姉との性交の夢と言うと、やはり村上春樹『海辺のカフカ』が印象的 ですね。気になったので・・・。

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三浦果実
黒髪さんへ
(2022-03-28)

あああ、海辺のカフカもそれありましたね。。。

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