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B    

私に元素の英名を順に言わせながら 蟻を一匹ずつ潰すように微笑むあなたが とうとう じゃあホウ素はなんつーの、 と聞いたから ボロン、 と答えた。 笑ったらだめだよ、 って言わなかった私も悪いけど なんか卑猥だね、 なんて案の定笑ってしまったものだから 陰気なカーブミラーがへそを曲げて 反転した雲のすきまに あなたを吸い込んでしまった。 こわばりをほぐすための深呼吸をすると 冬の余韻を残した春風とともに あなたはふたたび現れた。 あなたは渦を巻いている カーブミラーのふもとで 渦巻いている 葉へと移ろう桜、その素片となって。 私はその姿を見つめて 蟻を眺めるように笑っている。



B ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 16
P V 数 : 1541.1
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-04-14
コメント日時 2022-05-02
#現代詩 #ビーレビ杯不参加 #縦書き
項目全期間(2024/04/26現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1541.1
2024/04/26 18時38分05秒現在
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    作品に書かれた推薦文

B コメントセクション

コメント数(16)
水上 耀
作品へ
(2022-04-14)

すみません! 投稿した瞬間に気が付いたんですが,お題詩の投稿ってこうじゃないですね!? 手癖で通常通りの投稿をしてしまいました.今月のお題詩扱いの作品ということにしていただけると幸いです.申し訳ございませんでした.

0
鱗子(揶白)
作品へ
(2022-04-14)

ぎゅっと握って固めるような一言ね言葉。そういうしまりがなく、抵抗感がありましたが、ボロン、この一節が素敵で面白く読みました。

1
高代 あさ
作品へ
(2022-04-15)

キーワード「蟻」がはじまりと終わりにあり、パンチラインと想像の余地を作っているという構成は一つの要素としてシンプルですが、全体の構成が好みというか、まとまりがあって好きでした。抒情を後半の基礎に据えつつ、ボロンという言葉の面白みを用いた前半の心地いいひと時。蟻を潰すように、というダークな比喩を用いる彼女が、最後にはそれと重ねられるというただの清々しい叙景だけではなく苦味や暗さを暗示させるアクセントを加えて、一味工夫をしている。 そつがないというか、ああ、詩が上手い人の詩だなあと率直に思いました。私は抒情が好きなのでその雰囲気がある部分が一番好きでしたが、味のバランスを整えるのがとても上手い料理人の作った料理みたい。そしてかつ、お題詩なので完全に自由に調理できる環境だった訳でもない。私は人を選ぶような、素材の組み合わせの妙で翻弄するのが得意なタイプだと思っているので、自分には書けない詩だなと感心しながら読ませていただきました。

1
水上 耀
作品へ
(2022-04-16)

みなさま,コメントありがとうございます. 個別に返信を差し上げる前に,御礼申し上げます. 本来,お題詩はコメントを頂けるシステムにはなっていないものかと存じます. それにもかかわらず,みなさまの貴重なお時間を割いていただきまして,誠にありがとうございます.

0
水上 耀
さんへ
(2022-04-16)

クヮン・アイ・ユウさま,コメントありがとうございます. >〈蟻を一匹ずつ潰して微笑むあなたが〉 なるほど,ご指摘いただいて初めて,私の用いた表現との差異を認識しました. その場面は,私にとっては明確に「潰すように」笑う描写で,潰すような笑顔というものも,私にとっては明確に一つの描写が想起されるものでした. しかしながら,おっしゃる通り,感じ方に個人差のある表現になっていると改めて思います.一方で,クヮン・アイ・ユウさまのご感想を拝読して,一応は狙った通りの効果を生んでいるのかもしれないとも思いました. >この描写を採用した背景に想いを馳せています。 そのように想起していただけるという事実が,励みになります. 興味深いコメントをありがとうございました.

1
水上 耀
鱗子(揶白)さんへ
(2022-04-16)

てんま鱗子(揶白)さま,コメントありがとうございます. 締まりがないとのご指摘,大変勉強になります. 俗にルミナスラインと呼ばれるものが,確かにこの詩には不足しているのかもしれません. 構想当時は「ボロンで全部持って行ってしまえ」と思っていたのですが,改めて読み直すと,後半に行くにつれてボロンのインパクトが薄まっていっている感が否めないとも感じました. ボロンという言葉を気にいっていただけてうれしかったです. 改めて課題を見つめなおす良い機会となりました.ありがとうございました.

0
水上 耀
高代 あささんへ
(2022-04-16)

あささま,はじめまして. コメントありがとうございます. >キーワード「蟻」がはじまりと終わりにあり、パンチラインと想像の余地を作っているという構成は一つの要素としてシンプルですが、全体の構成が好みというか、まとまりがあって好きでした。 ご指摘いただいた構成につきまして,私の手癖といいますか,普段からよくやってしまう作りになっていまして,長所とも短所とも取れる作風だと感じています.従いまして,好意的に受け取っていただけたことを大変うれしく思っています. 後半で過分なお褒めの言葉をいただいておりますが,私は大変単純な性格をしていますので,うれしくて小躍りしています.おっしゃっていただいたような詩人になれるように,これからもがんばります. あささまの詩はたびたび拝読しておりますが, >素材の組み合わせ に優れている点について,私も同様のことを感じています.いつも勉強させていただいております. この度は励みになる批評をいただき,誠にありがとうございました. これからもよろしくお願いいたします.

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仁川路 朱鳥?|
水上 耀さんへ
(2022-04-16)

いつもお世話になっております。運営の仁川路です。 お題詩の投稿方法を間違えてしまったので、お題詩として扱ってほしいとのこと。了解しました。 お手数をおかけしますが、以下のコメント欄に対して「この作品『B』のURL」を貼っていただけると良いかな、と感じています。やるかどうかに関してはあなたの意志にお任せします。 https://www.breview.org/keijiban/?id=9291

0
いすき
作品へ
(2022-04-18)

結構いいと思います。ボロンの勢いをどうするのかハラハラしたけど、安全着陸した気がする。やっぱり、ボ↑ロンではなく、ボロン→!と仰ったんでしょうかね。そこがとても気になりました。ただし、水上さんの他の作品を色々読むと、そのなかで傑作というレベルにはなっていないと思う。陰気なカーブミラーがへそを曲げて以降の3行ですが、最終連に向けて、他の表現も色々あった気がするのだけど、どうでしょうか。

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水上 耀
水上 耀さんへ
(2022-04-22)

仁川路 朱鳥|さま,ご提案ありがとうございます. 自分のミスでひとり蚊帳の外に居続けるのも寂しいので,そのようにしようと思います. お忙しいところご対応ありがとうございます. また,いつもお忙しい中で運営を務めてくださり,ありがとうございます.

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水上 耀
仁川路 朱鳥?|さんへ
(2022-04-22)

すみません,上記のコメント,宛先を間違えました. 仁川路さまへ通知が届かないと思うので,念のためメンションさせていただきます.

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水上 耀
いすきさんへ
(2022-04-22)

いすきさん,こんにちは! コメントありがとうございます. 返信が遅くなってしまい,申し訳ございませんでした. >陰気なカーブミラーがへそを曲げて以降の3行ですが、最終連に向けて、他の表現も色々あった気がするのだけど、どうでしょうか。 ご指摘,ありがとうございます.私としても,この部分はかなり悩んみました. 彼にはどうしてもどこかへ吸い込まれて消えてほしかったんですけども,夜道を歩いている最中で最も適切に思えたのがカーブミラーだったんですよね....... 今の心境なら違った表現が出てきそうなので,また帰りがけに考えてみようと思います. 改めて課題を見直す機会になりました. 参考になるコメントをありがとうございました.

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いすき
水上 耀さんへ
(2022-04-22)

カーブミラーのことに関しては、途中はあまり好みではなかったけど最後は結構、きれいになったと思っています ねんのため

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水上 耀
いすきさんへ
(2022-04-22)

お褒め頂いた部分に触れるのを忘れていました,すみません…… キレイとおっしゃっていただけたこと,大変うれしいです! 追記,ありがとうございました.

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エイクピア
作品へ
(2022-04-23)

かなりシュールな要素も強いのですが、「蟻」がもしかしたら鏡の役割を果たしているのかもしれません。「笑い」も重要なポイントですね。笑うと言う行為が恐ろしげな現象の原因になっている。笑うとだめよのゲームじゃないですが、この場合の「ダメ」に該当するダメさが救われようがないと言う点や、この詩はあまりその点には深入りしないことによって詩的効果を狙ったのではないかと思いました。

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水上 耀
エイクピアさんへ
(2022-05-02)

エイクピアさま、コメントありがとうございます。 >「蟻」がもしかしたら鏡の役割を果たしているのかもしれません。 ご指摘を受けて、初めて認識した部分でした。自作の無意識的な部分に気づかされて、本作を投稿してよかったなぁと強く感じました。 登場人物それぞれの笑いを、蟻という鏡が映し出すと言うのは、作者の意図を超えた美しい解釈だと思います。 励みになるコメントをありがとうございました。

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