早春の
夜明けはまだ遠く
月明かりもなく
ただ闇がぽっかり口を開けています
僕の意識は
酔いにまかせて
どこかなげやりで
闇に身をまかせるほかないのです
闇の中で
僕は粉々に砕かれます
そうして
己の存在さえなくなるのです
砕かれ砕かれ
僕は素粒子となるのです
もはや思考は停止して
意識さえもないのです
さてさて
夜も白み始めました
闇に砕かれた僕は
素粒子でさえいられません
素粒子という存在の確かなものから
曖昧模糊とした
ただの酔っ払いが
僕なのです
意識はさらに
酔いの中に埋もれ
なおさら己の存在が
甚だわからなくなるのです
朝日の中で
ただただグニャりと
酔い潰れます
作品データ
コメント数 : 3
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作成日時 2022-04-14
コメント日時 2022-04-14
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
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2025/12/05 18時29分21秒現在
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砕かれる中で、何かを許さないでいる自我を感じます。 酔い、と自分を下げて腰を低くする様子と、 意識においての「酔い」は、それではなく「拳」と、見ます。見えることで、拳がぐにゃりと潰れることは無いのです。 (光)
0しばらく詩の投稿から遠ざかってかっていました。読んで頂いただけでありがたい事です。本当に感謝致します。読んで頂くだけの価値があるとは思えない駄作です。これからもっと努力したいと思います。ありがとうございました。
1読むほどの価値があるとは思えない駄作です。読んで頂いた事に感謝します。またお言葉を頂き心苦しいばかりです。これからもっと努力したいと思います。
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