ヒフミヨイムナヒ
コナルカレフロニ
雨の降る夜に男が死んだ
誰にも知られず男が死んだ
男のプライドは満たされることなく
呪いの言葉だけ置き土産にしたまま
日曜の夜から闇を盗み出し
月曜の朝まで黒く塗りたくる
満員電車にラッシュアワー駆け引きノルマ
誰しも毎日生きるのに忙しい
生きれば生きるほど殺される
雨の降る町で男が死んだ
女に使い捨てられ男が死んだ
女は最先端モードを身に纏うように
新しい男を手に入れた
素通り横丁のヨハネがむせび泣き
公衆便所のマリアが罪と戯れる
海の向こうの退屈な戦争が退屈に明け暮れる頃
泥棒市場では今日もまた愛が商われ
人々は孤独という名の代価を支払う
その眼さえ閉ざしてしまえば
ここから消え去ることもできたのに
雨の降る夜に男が死んだ
たったひとりで男が死んだ
鑑識官がやがてやってきて
男の輪郭を白いチョークで描いた
ヒフミヨイムナヒ
コナルカレフロニ
ヒフミヨイムナヒ
コナルカレフロニ
作品データ
コメント数 : 11
P V 数 : 406.4
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2026-01-01
コメント日時 2026-01-03
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/07現在) |
| 叙情性 | 0 |
| 前衛性 | 0 |
| 可読性 | 0 |
| エンタメ | 0 |
| 技巧 | 0 |
| 音韻 | 0 |
| 構成 | 0 |
| 総合ポイント | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:406.4
2026/01/07 07時01分22秒現在
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こんばんは。 まず、 >>ヒフミヨイムナヒ についてなのですが、調べると ヨナ抜き音階、と見つけましたが果たしてあっているのか… >>愛が商われ >>人々は孤独という名の代価を支払う とのフレーズ。良いですね、好きです。 >>鑑識官がやがてやってきて >>男の輪郭を白いチョークで描いた ココが一番 好きなシーンです。 なぜだろう、ごつごつ凸凹のアスファルトに描くイメージが浮かびました。 コナルカレフロニ、がわからなかったのですが ドレミファ系のなんらかの音階の次、例えば ヒフミヨイムナヒ→ドレミファソラシド なのだとしたら コナルカレフロニ→ドシラソファミレド あるいは、ヨナ抜き短音階というのも存在するらしく→ラシドレミファソラ の可能性もあるのか、 全部間違ってたら失礼。 あくまで推測です。 読み応えがあって不穏さもあって 好きな雰囲気の作品でした。 タイトルも少しなぞめいて見えるのですが、「犬の町」それは鑑識官が チョークで描いた男の顔か? 詩に出てくる登場人物たちを指すのか、それとも実は コナルカレフロニのことなんじゃないかとか。 いろいろ考えて楽しくなりました。 あけましておめでとうございます。 本年度もよろしくお願い致します、 あいさつ遅って言わないで下さい(笑顔 解読に夢中になってたら最後までうっかりしてました。失礼。
0中学生のとき禁止されていたこっくりさんをしたことがあり そのときの紙に書いた表を思い出しました。正月早々怖いわ 当時、わかっていたわけではありませんが、結局は詩は楽しい というより言葉とは何かをうん万年前頃から漠然と感じていて 恐怖によって言葉を押さえ込まないといけない事態となって 徐々に体系化してきたのがそれぞれの言語のリズムとライムで 抑えきれない言葉が言霊となって外に出てしまうことがあった のも当然だと考えるのが合理的だと思っています。 本来、詩は芸術ではないと考えているのは対立する人も 出てしまうところなので、仕方ないと思っています。 呪いの言葉だなんて正月早々好きな言葉をみつけてしまって コメントしてみます。
0生きれば生きるほど殺される、このフレーズには畏怖が有ると思います。雨の降る夜に男が死んだと言うフレーズは二度繰り返されているので、何か意味が有るのでしょう。
0この詩は「男の死」を描きながら、実際には消費される感情と交換不可能な孤独を主題にしている。 雨、満員電車、ノルマ、戦争、売買される愛――すべてが同一平面に並べられ、生と死の価値が均質化されていく。 聖書的固有名(ヨハネ/マリア)を下町や公衆便所に配置することで、救済は神話ではなく都市の残骸に落ちていることが示される。 男の死は悲劇というより、誰にも止められない「手続き」の一部だ。 反復される呪文のようなフレーズは意味を持たないからこそ効いている。 言葉が祈りにも抗議にもならなくなった地点で、この詩は静かに成立している。
0意味を剥ぎ取られた祝詞が繰り返されるとき、 男の死は物語であることをやめて、ただの光景へと還元される。 言葉が祈りや抗議としての機能を失った後、 そこには雨の音と、消えゆくチョークの白さだけが 亡霊のように立ち尽くしている。
1明けましておめでとうございます。 「コナルカレフロニ」云々に関してはこれ以上深く追求しないようにしましょう。 何か恐ろしい祟りがありそうなので……。(冗談です笑) 指摘してくださった2ヶ所は自分でも好きなシーンです。 昔はニュース番組なんかでこういう人型のチョークがよく放送されてましたが、何故か最近あまり見なくなりました。 コメント、有り難うございました。 今年も宜しくお願いします。
1明けましておめでとうございます。 「コナルカレフロニ」云々に関してはこれ以上深く追求しないようにしましょう。 何か恐ろしい祟りがありそうなので……。(冗談です笑) 指摘してくださった2ヶ所は自分でも好きなシーンです。 昔はニュース番組なんかでこういう人型のチョークがよく放送されてましたが、何故か最近あまり見なくなりました。 コメント、有り難うございました。 今年も宜しくお願いします。
0明けましておめでとうございます。 こっくりさん、自分も学生時代にやりました。 別のクラスの子が本当に狐に取り憑かれたとかいう噂が広がったりして……。 しかし、「呪いの言葉」が好きな言葉とは随分ユニークですね。 コメント、有り難うございました。 今年も宜しくお願いします。
0明けましておめでとうございます。 実は「雨の降る夜に男が死んだ」というフレーズが最初にパッと頭に浮かび、 それから一気呵成にこの詩ができました。 「生きれば生きるほど殺される」 確かにココもちょっと怖いですね。(自分で書いといて何ですが) コメント、有り難うございました。 今年も宜しくお願いします。
0明けましておめでとうございます。 うーん、参りました! ここまで的確かつ完璧にすべて分析されてしまうとは。 もはや何も言うことはありません。 コメント、有り難うございました。 今年も宜しくお願いします。
1明けましておめでとうございます。 凄いですね、このコメントは。 コメントと言うより、まるで1篇の詩のようです。 特に最後の部分なんかキマりすぎてます。 どうも有り難うございました。 今年も宜しくお願いします。
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