題名は高杉先生の例の都々逸なのですが、どうなってこうなったのか僕には読み解けませんでしたよーそういう意味でもないかもしれないねー

失われた半身と言うか この作品を「俺」の「常識人である」と言う文言に頼って推理すると 普通に考えればその中心にあるのは娘への愛情だと思うのだけど それを題名と絡めて考えると 本当と嘘をひっくり返したと言うことか 本来なら 会談のために来日した中国の外相はドローンの爆撃によって死亡して それにより 中国と日本は戦争の道へと歩み始める 警察官である俺の娘は俺の仲間達によって拘束されて殺されることになる 熊野神社の起請文の様な特別な何か 物語的に言えば「俺」が娘の死という現実の回避を狙って何か特別な力を呼び込んだみたいな感じなのかな？ 娘の命と引き換えに三千世界のカラス なんだろう？結社の様な組織の様な 此処では彼の属している組織そのものに壊滅的なダメージを与えることになったが それでも彼の天秤は娘の方に傾いたと言う訳なのかな タイムリープ的なものしか辻褄を合わせるのは難しいそうだけど まぁそう言うお話だと考えると読めない事は無いと思います。 拗らせおじの娘への愛情みたいな話しなのかな星二つで如何でショウカ ミスド　汁そば

うーむ。豪華な天丼を頼んだら、やたらと衣が厚かったみたいな。壮大すぎるテーマを家族の愛憎で回収するには、ちと改修が足りなかったような気がします。 遠回しに書いているうちに、自分でもよく分からない感想になりました。 でもちょっと読んでみたいという気持ちになり読ませていただきました。 失礼しました。

言いたいことは、狂気の偽装の饗宴のなかでの、カタルシスを伴った家族愛をめぐる 物語、一つの人生のドラマといったところでしょうか。ドローンを使ったテロとか、 かなり現実味があって面白いです。人間の、怨みだけに突き動かされるさまは、 若者と年配の、因縁の解消として、あっけなく終わりますが、この設定を書けるだけの 筆力があり、ダンディズムのようなところもあるようですね。ゼッケンさんは、殺害 と狂気について、よく書いていらっしゃいますね。ギリシャ悲劇並みに、昇華して 欲しい所です。もっと訴求を高めていけるはずです。今回の作品で言えば、 警察を上手く使うところが、ポイントが高いと思います。

「おれ」と娘の、どっちがかわいそうなのか対決という気がしました。 だからこの結末は、とりあえずは、「普通」といえるでしょう。カルトの父親のオーラ剥がしに躍起になる息子（宏洋）という構図、、いや今回は、娘なのでアーチャリーということになるのでしょうか。 作品の根底に流れているのは「破滅願望」だと思います。 ９０年代から文化や社会の意識の流れが現在まで連綿と続いているものがあって、それはオウムや、スーパーフリー事件や池袋の○通信のような企業文化、当時のサブカルチャーなど、挙げればきりがないのですけど、ここ数年で一番大きかったのは、やはりプーチン（のウクライナ侵攻）でしょうかね。この「俺」もその文学的血族にあるのかなと。９０年代的なるもの。 今のSNS政治なんかも、「権威主義的リアリズム」とでも形容したくなるものですが、ある精神的指導者（アルファーアカウント）がいて、”先生”がしゃべると、となりにいる側近たちが、コメツキバッタのように連動してうなづく。さらにそのまわりにはステージ高位の素人たちがいてリツイート。またさらに、、というように、このような共同体の臨席・末席に自分を想定して、見ている者たちがいる。先生は、ネット上では「キリッ！」としているが、ほんとうはただの非モテおじさんで、モニターの向こうで、いつもおしっこちびりそうな顔をして、キーを叩きこんでいる。 この「おれ」というのは、麻原でもいいし、重田康光でもいい、第2・4代ロシア連邦大統領プーチンでもいいのだろう。でも、根っこの根っこには「破滅願望」がある。 しかし９０年代と現在とでは、「暴力」も変質してきてはいる。これは新たな疎外論というべきで、表立った暴力はかなり後退したが、かわりに「空虚」が前面にせり出してきている。じつは暴力よりも空虚の方がはるかにきついのではないか？という問題系です。 暴力か？ 空虚か？ 強度の高い作品だと思います。

>題名は高杉先生の例の都々逸なのですが、どうなってこうなったのか うむ。三明さんが困惑している。これは純度１００％の困り顔だ。そりゃそうだよね。ご不便おかけしております。ゼッケンです。三明さん、こんにちは。 ＞そういう意味でもないかもしれないねー いえ、高杉晋作で合ってます。というか、高杉晋作まででいいというか。ほら、男の子って高杉晋作とかチェ・ゲバラとかマスードに憧れる時期ってあるじゃないですか。政治的な是非はひとまず置いて「革命家」ってかっこいいなーっていうね。でも、それをそのまま大人になって書いても、愛と幻想のファシズムを越えないので、ちょっとこうなっちゃったという。高杉と言えば「面白きこともなき世を面白く」っていうのもあって、その主役感にはやっぱり最高に痺れるんだけど、でも私はそういうセリフが似合う男にはついぞ成長せず、根っこはけっきょく「なんでそーなるの？」by 萩本欽一っていうところにあるんだな、って思いました。

＞この作品を「俺」の「常識人である」と言う文言に頼って推理すると 推理ですと？　この作品に推理させる要素があろうとは思っていなかったと戸惑うゼッケン、です。吸収さん、こんにちは。 >熊野神社の起請文の様な特別な何か >物語的に言えば「俺」が娘の死という現実の回避を狙って何か特別な力を呼び込んだ なるほど。伝奇ホラー要素を取り入れたインターステラーにブラッシュアップされる。勉強になった。タイトルのカラスはこういう風に使うのか。三明さんへのお返事でもはやばれてるけど、私自身はそんなドラマチックなしかけはなんにも考えてなかった。読み物偏差値高いね、吸収さんにかかるとふたつみっつは読み物としてのランクが上がる。で、愚痴ですけど、近畿地方のとある場所とか右園死児報告とか、ネットから書籍化の流れでの読み物偏差値は上がる一方で私はがっくり膝をついている今日この頃。吸収さんならやれると思うんですけど、ていうか、もうどっかで読めるんでしたっけ？　アンテナ立ってなくてすみません。 >タイムリープ的なものしか辻褄を合わせるのは難しい いや、タイムリープするならこの作品を書いている時点の私のところに吸収さんがタイムリープして来て私にサインを送って欲しい。あんた、この後、紅茶猫さんにごっつ怒られるで、って。詐欺まがいのもん読ますなって言われるで、って。 ＞星二つで如何でショウカ チューボーですよ？　マチャアキじゃねえよ！　いや、マチャアキか。 ＞ミスド　汁そば 賛否両論ある薄味、と。。。いやー、どうかな、きっとそんな深い意味はないでしょ。評価が面倒くさくなって、吸収さんが今日のランチで食べたものを書いただけだろ、これ。たぶん。そんな気がすんだよなー。

＞豪華な天丼を頼んだら、やたらと衣が厚かったみたいな。 これを「遠回しに書いている」と言う阿羅漢の紅茶猫さん、こんにちは。ゼッケンです。 おっかねえよ、何を伝えようとしたのか。直接聞いたら死ぬやつ。即死系呪文でしょ、ザラキとか。 ＞でもちょっと読んでみたいという気持ちになり読ませていただきました。 ＞失礼しました で、「読ませていただきました」と「失礼しました」の間で何も書かないという。「遠回し」からさらに「省略」という。これはもう、私がごめんって頭下げても、いいよ、ほんとはそんなに期待してなかったし、とか視線も合わさず言われて許してもらえないパターン。次は、次こそはちゃんと書くから、見捨てないで。（勝手に書けば、って言われる）

結構盛り沢山のテーマだったので、小説の様に読んでしまい、それで少し物足りなさを感じたのかもしれません。 それでも詩というツールでここまで持ってくるのは確かな筆致の成せる技だと思います。 感服致しました。

歯の浮くような嘘を書いてしまったので訂正します。 私は自分のFirst Impressionを信じます。 書き慣れた方だとは思いますが、その技が少なくともこの作品では成功しているとは思えません。 ただ一個人の感想であり、この作品の良さを否定するものではありません。

「厭離穢土欣求浄土」あたりから、お経構文をものにして無双している黒髪さん、こんにちは。ゼッケンです。以前の黒髪ワールドはやさしい世界でしたが、いまはそこに相手を調伏せんばかりの凄みもあって、唯一のスタイルを確立されてます。圧倒されています。そんな黒髪さんに ＞もっと訴求を高めていけるはずです。 と注文されたら、ひー、がんばります！　としか言えません。あと、 ＞ゼッケンさんは、殺害と狂気について、よく書いていらっしゃいますね。ギリシャ悲劇並みに、昇華して欲しい所です。 これはヒントをもらった。ありがとうございます。そして、ひー、がんばります。

長い作品ですね。 難解なことはよくわからないのですが、ラストシーンがかっこいいです。 （バカみたいな感想でスミマセン）

>暴力か？ >空虚か？ この定式化を見て思い浮かんだのはニヒリズムの帰結のひとつとしてのナチズム、いや、ここはいろいろ異論がありましょうが、まあ、そういう見方は歴史的にあるでしょってことで、空虚が暴力を引き寄せる、暴力が空虚を拡げるとして、長い２０世紀の中で繰り返されてる。おまるさんがいうところの９０年代から現在にいたる暴力から空虚へはサイクルの一局面であって、いまは暴力が剥きだしになるフェイズに入ってる。大きく言えばウクライナやイスラエル、日本で言えばバイト感覚で強盗とか。でも、これって西洋の、つまり、いまじゃ英語が世界公用語になっている時代としてはみんな免れないんだろうけど、神の死を空虚と呼んで慄いているのは本来ならキリスト教社会特有の現象だったはず。非西洋では空虚はそんな怖いものじゃなかった。昔は。老荘なんかは空虚を開明な自己生成の場である道と見たし、仏教は空を現象そのものとして捉え、そこには不在が存在すると見る。空虚に直面した際の対応マニュアルはできてた。まあ、失われた伝統を懐かしんでも詮無いことなので、私たちは私たちで老荘や釈迦を自分たちの言葉で再構築していくわけで、自己組織化とかオートポイエーシスとか、候補はいろいろありますが、ゼッケンです、おまるさん、こんにちは。 ＞根っこの根っこには「破滅願望」がある。 タナトス？　破滅願望は男の色気。簡単に破滅するんじゃなくて「願望」でこらえているところがエロス。私、おまるさんが挙げてる人たちに詳しくないけど、その人たちって破滅願望あるかなあ。ごめん、勉強不足。分かんない。

＞感服致しました。 ＞歯の浮くような嘘を書いてしまったので訂正します。 ぐ。腹よじれる笑いを奥歯を噛んでこらえてます。ゼッケンです。紅茶猫さん、再びこんにちは。 もう、真面目。夏目漱石に「あなたは真面目ですか？」と問い詰められても、紅茶猫さんならYes！と答えていい。 だが、このくだり、笑えたけど、ゼッケンには何の得もなく。いや、面白かったから得か。得ですね。

＞長い作品ですね。 この打撃力。さすがの切れ味です。紅井さん、こんにちは。ゼッケンです。 他の人の作品と比べて文字数はそんな多くないんですよ、この作品。それが長い、と感じられるのは退屈だから。校長先生の話がたとえ３分であろうと「長い」にカテゴライズされるのと同じ。 ＞ラストシーンがかっこいいです。 感想がいきなり「ラストシーン」に行くのは終わりの行が目に入ってそこだけは我慢して読もうかという気になったから。生物の授業でミトコンドリアの内側がひだひだになっていることしか頭に残ってないのと同じ。 お手本のようなワン・ツーでKOされたゼッケン。このような完敗では再戦の機会がもらえるかどうかは分かりませんが、永遠のチャレンジャーとしてリングには立ち続けたい。おれたちの戦いはこれからだ！

グッジョブ！ 常識人の越えられない壁を見るのはつらいものがあります。

羊飼いさん、こんにちは。ゼッケンです。一般的な知識で言えば羊飼いはイエス・キリストを差すのではないかと思うのですが、世人に救世主と讃えられるまでに昇りつめたイエスに ＞常識人の越えられない壁を見るのはつらいものがあります。 と言われたら、オラ、なんだかワクワクすっぞ！　リアル慈悲の視線に昂揚してしまいます。

家族関係を作品の中に構造としてよく扱ってらっしゃる。それはチャレンジですよね。私も父に長く苦しめられた機能不全家庭育ちですが、行為によってばかりその悲惨を証明するのは不十分だと感じました。もっと情念がないと架空っぽくて人を説得、感動を揺さぶるには足りないかなあ。、そう感じました。

>行為によってばかりその悲惨を証明するのは不十分 うん。安直だったなと思いました。ゼッケンです。湖湖さん、こんにちは。我ながら、ステレオタイプに当てはめて解決した気になってたと思う。とくに血のつながりがある場合には割り切れないです。が、それを書ける気がしない。人間って私には複雑すぎる。黒髪さんにもギリシャ悲劇を目指せと発破をかけられましたが、無理やん？　って弱気になってます。