作品投稿掲示板 - B-REVIEW

ゼッケン


投稿作品数: 14
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>赤いといえばWBC準決勝戦メキシコのユニフォームも赤かったのですが(強引すぎますかね…) 強引。だが、それがいい。ゼッケンです、いすきさん、こんちは。押してダメならもっと押す。前進あるのみ。愛深きゆえに。 >村上はWBCで打たなかったのでなく打てなかったと私は考えています。それはどうしてかというと、あのメキシコ戦でサヨナラを打つためなんです。だから、あの瞬間に村上は自分を愛するということを理解したんじゃないかあと、私は妄想しています。 これはまさに「あなたの人生の物語」(テッド・チャン)。運命を愛せ。 (Mサイズ)

2024-05-03

>この作品もそのようなマジックリアリズムの手法でイメージに置かれているわけです。 マジックリアリズムって言葉の響きが抜群に憧れの対象。サイバーパンクとかも憧れる。なんかそういうジャンル名欲しいな、わたしも。 >生命とは誰かによって生かされているという存在であり、死もまた誰かの生を繋ぎとめる ぐわ。かっこいい。私の終わりは誰かにとっての始まり。これってきっと、もののけ姫でも言ってた。生態系の循環構造こそを生命そのものとみなすのなら、個人の運命もきっとそうだ。運命共同体や宇宙船地球号とは別の観念である。 (Mサイズ)

2024-05-03

「前川 宗春」、いただきました、ゼッケンです。吸収さん、こんにちは。けど、前川って、誰? WORSTは最初だけちょっと知ってる。月島花と梅干兄弟。クローズは読んだ。「刺せる男」とか「最強より最高」とか。前川宗春を検索してみると、あらちょっと、いい男が出てきたよ。これはもしかして高評価なのか?  >要点を絞るべきだと思いましたね 私の書く作品に要点などない。絞ったらね、何も残らないから。具なんかない。ほぼ水分。汁です。 >正直いらない部分の膨らみが気になって昼1時間と夜しか眠れないですね それは問題ねぇな!  >ゼッケンワールドを形成しているのかも知れない、深入りすれば深淵を覗く事になる? >かも知れないのでおやすみなさい いや、もうちょっと頑張ってよ・・・。 (Mサイズ)

2024-05-03

ゼッケンです。おまるたろうさん、こんにちは。 >なんかすげーのだけど、 おまるたろうさんに「なんかすげーの」と言われた。ぶるぶる。震えきた。記念にもう一回再生しとこう。 >なんかすげーのだけど、 いい。何回聞いても法悦。で、 >犯罪者? と、突き放される。いい。これもいい。ここのくだり、ずっと繰り返し再生で耐久できる。 >和訳された歌詞を読んでいるときの あ、これは私の方に思い当たる節があります。わたしって若いときに本を翻訳SFしか読んでないから、翻訳文体が抜けないみたいです。 (Mサイズ)

2024-05-03

むむ、おまるたろうさん、正解! ピンポンピンポーン! いきなり正解が出ました、ゼッケンです。 そのとおり、理も情もないかっこわるいやつです。 義理も人情もない、仁義なき人生 こんなやつは思いっきり?りつけてやってください。 水槽の中の自由に浸ってんじゃねえ、大海に出てマグロになれ、と。 いずくんぞ種あらんやと叫んで反乱を起こせと。じゃ。 (水圧)

2024-04-16

>全てが絡み合い、有機的な雰囲気をこの詩は発出している 有機農法。この作品は無農薬です。ゼッケンです。エイクピアさん、こんにちは。この作品はいわゆるシャーデンフロイデを扱ってますが、上の方のコメントで缶太郎さんがこの作品を「かなり正直」とおっしゃっていて、それを「ウケた」と勘違いしたゼッケンが次の作品で事故ってます。無農薬で行くなら、もっと丁寧に扱うべきテーマをただの無能役で演じてしまいました。この作品は奇跡的にバランスが取れたのかもしれません。よく分かりませんが。わたしも弱そうに見えて強そうに見えるだけのミリタリー俺になりてえなぁって思いました。 (鎌首)

2024-04-13

夕陽さん、こんにちは。ゼッケンです。いやはや、取り乱した姿を見せてしまいました。恥ずかしい限りです。だけど恥を包み隠さず描くのもポエムの大切な要素かと愚考するわけです。まあ、考えただけでなく、実際に書いたものを投稿するという愚行も犯したわけですが。やさしくたしなめて下さってありがとうございました。 (散歩の途中でおれたちは)

2024-04-01

あ、来た来た、鷹枕可さん、こっちでーす、ゼッケンです。こんにちは。 >つまり、何処まで行っても >作中話者「おれ」の問題なのでは、と。 そ。ほんとにそうだと思います。ドラマ上の役割はいろいろ分けてるけど、私の作品は独り言です。それを前提として。 以前、鷹枕可さんと戦争の話をちょっとしたじゃないですか。で、私なんかは戦争を必要としない環境を人類は作り出せるだろう、それまでは絶滅しないようにしよう、ぐらいのことしか考えていなかったわけです。けれど、それが実現するのはいったいいつになるんだということで、もうすこし、差し迫った現実として考えてみた。まずは戦争をしないに越したことはないのですが、仮定として日本が戦争をする場合には、戦争はどういう影響を私自身にもたらすだろうかというところから。 日本が台湾防衛のために中国と戦争してます、私みたいな年寄りが銃を担いで戦場に出るのは現実的ではありません、でも、子供たちはどうだろうか? という設問。で、まあ、出てきたのは自分でもびっくりするぐらいの薄っぺらい感情で、でもそれがものすごい速度と強度で噴き出してきた。あー、子供たちが戦争に行ったらこうなるかー、戦争自体の是非は二の次でひたすら子供たちの無事を願う、あと、子供たちは悪くない。ほんと、そういうね。私って愚かな親だなあ、って思ったことですよ。つくづく。そこから逆算して、私がどういう行動を取るかはまた別のお話で。 >「戦争より大きな場所」とは「絶滅」「死」では、と考えますならば。 >とても諷刺の利いた辛辣且つ、壮大な皮肉であるとも考えました次第でございます。 いや、この作品にはそんな気の利いたものはまったく含意していません。ただただ、愚かな平和ボケした中年男性のお花畑に突如吹き荒れたごく器量の狭い親心の暴風に我ながら呆気にとられるばかりです。 (散歩の途中でおれたちは)

2024-03-23

ミハイさん、こんにちは。ゼッケンです。 >1.5Aさんの指摘したミクロマクロの構成 「戦争に行ってしまった子供を持つ親」のアナロジーが「いつ核を撃たれるか怯える国」、「基地に配属された子供を持つ親」のアナロジーとして「疲弊戦略で滅びはしないと安堵する国」。なるほど。フラクタルというか入れ子構造になっているというご指摘。おもしろい。そういう構造も浮かび上がるんだなあ。そうすると、世界史的にも核保有国と非核保有国での格差社会化ですね。すげえ。ありがとうございました。 (鎌首)

2024-03-17

缶太郎さんは鯖の味噌煮派? それとも水煮派? ゼッケンです、こんにちは。私は味噌煮にマヨネーズかけるおこちゃま舌です。 >かなり正直な作品 ええ、我ながら下衆い。こんな人間なんです。 >「対岸の火事はしょせん、花火じゃねえか。」 >葛藤の末、消しました。 >表現者として、臆病であり卑怯だったのではないか、などと思い出す事があります。 缶太郎さんにも若いときがあったんですね。感慨深い。いまの缶さんならその後に続けて「もっと近くで見ようと対岸に全力で泳いで渡ったおれたち」とかついふざけちゃうんじゃない? >この作品はちょうどいい「抉り」が僕にはよかったように思いました。 抉りは快い。きっと昔からそうなんです。漢字のつくりを共有してるのは、昔から人はパンクなんです。 (鎌首)

2024-03-17

>格差社会の陰湿 ねー、いやねー。固定された平民階級内でのわずかな違いを巡っての嫉妬や確執。それらを自分の中に発見してしまう常日頃、湖湖さん、いかがお過ごしですか、ゼッケンです。置かれたところで咲きなさいと言いますが、それは自分の意志があってこそ。自分の意志で二本の足で踏ん張りたい。嫌なら歩いて出ていきたい。なんのための二本足かと。 >創作ですよね。 作品内の時間はちょっと未来を想定していますが、登場人物たちの行動原理や感じてることはその状況なら昔も今もこの先も変わらないんじゃないかな。その人間の性を否定するんじゃなくて、道徳や啓蒙で矯正するようなものではなくて、社会の構造や環境や状況を変えて対応したい。 (鎌首)

2024-03-17

>「埋設」の世界とリンクしているんですね、きっと。 リンクというか流用、って、これをリンクというのかしら。1.5Aさん、こんにちは、ゼッケンです。流用したモデルに新たな状況を与えてエージェントがどう動くかを観察するシミュレーションをしているわけでこれが「マクロの中にあるミクロの描き方が、近くで語りかけられているように鮮明」ということになっている理由だと思います。あ、つまり、ふつうに創作してるってことですね、これは。なにがエージェントでシミュレーションだ、ゼッケンのバカ。 >人って何? 思いやりって何? 感情って? みたいな揺さぶり この作品にそれの成分みたいなものが含まれているとしても、全然薄いんでしょうねぇ。微量元素を検出できる1.5Aさんの感度が良いだけで。本当に書けてたら大江健三郎以来のノーベル文学賞もらえちゃう。いわんや、ビーレビ大賞をや。いつか優良をもらえるよう精進。 >ある作家さんの小説に通じるもの えー、誰かしら? あ、でも、言わないで。意識しちゃうから。勝手に想像を膨らませていたい。 (鎌首)

2024-03-16

おまたせ。ゼッケンです、こんにちは、アラメルモさん。 >幸せと辛さの部首/拾う。 部首を拾う、ってテンション上がる修辞だな。ホント、作品より面白い掴み禁止。 >さすがフィクションテーラーの大ベテラン くるしゅうないよ。私も「大ベテラン」と呼ばれるようになりました。 >でもよく考えてみろよ。行き着く先は核戦争だぜ。そんな細かいことに策を練ってみても一発でゼンメツだあ! ねー? 199X年、世界は核の炎に包まれた、で北斗の拳も始まったってのに。ハンガリー動乱やプラハの春でソ連軍が戦車繰り出したときには西側は改革派を見殺しにした冷戦も過去のもの、ウクライナでは民主主義を守れと鼻息荒く、お得意の経済戦争に持ち込んだのにランドパワーブロック化発動でロシアの底はまるで抜けない。21世紀って現実の未来だね。未知の時代という意味で。 >こんな世相状況をみて鎌首をもたげない人間は幸だ不幸なのだとは言ってられない 正解は分からない。ただ、飛び出せ、青春なのです。 (鎌首)

2024-03-16

おれはサンタクロース マリアの息子の誕生日にその友人たちへプレゼントを配るのが仕事だ だから、その一日、いや、一晩か、を除いて無職だ 無職の人間はだいたい詩を書く 詩を書こうなんて思う人間は精神が基本無職だ おまえら、もっと恥ずかしがっていいぞ 反省しろ 一年のうち、一日を除いて、だから、おれは詩をプレゼントしている 読みたい詩を言ってみろ、おれが書いてやる 誕生日にロックンロールを感じられる詩 めんどくせえ、勝手に祝え リアルの仕事について書いてよ ばかいえ、リアルにクビになるわ ち、今月は書けねーな。調子わりぃ。 原因は3だ、苦労する (B-REVIEW 3月のお題詩「誕生日」「仕事」 )

2024-03-09

紅茶猫さん、こんにちは、ゼッケンです。コミカルですがおっかないね。てめー、いつか見てろよ、みたいなものをこの作品から感じましたよ。紅茶猫さんの言葉から再変換されて私側で結んだ情景はイクメン、育児って面倒、です。求められるのはひたすら無償の愛、スポンジボブのイノセント疲れで休憩に南部せんべい。東北? で、「粉雪に町がどんどん軽くなる」感じは風景から表面がなくなっていき、白一色に覆われてモノの質感がなくなっていくところから得られる。家事の合い間にせんべい食べながら窓の外を眺めるつかの間のトリップ。が、「雪のひとつひとつに刺客が乗っている」ように見えてくる始末。お疲れさまですね。 >白いお帽子がかわいい >裏ぶれた町の裏ぶれた露地 天使のような顔を見つめながら、その存在には限りなく愛情を感じる反面、部屋に縛り付けられている自分自身には侘しさを感じる。んで、突然沸騰。 >悪いんだけど一人でやってくれる 言いたい。このせりふ、言いたい。言ったところで出来やしないの分かってるけど、言いたい。 >その手の上のいかさまな装置に >本当の私など居ませんよ 動画ばかり見ていて欲しくない。でも、走り回られるよりはいい。 >コップの牛乳をこぼしましたか この一行が私に育児の像を結ばせました。丁寧語になってるのはもう何回もやられてるから。「犬が猛烈に吠えている」。怒るよね、誰だって牛乳こぼされたら怒る、牛乳は後始末を念入りにしないと匂いが大変だから。こういうのは慣れるどころかますます腹が立つ。怒りの回路が出来上がってしまって、「背中のボタンを押せば」、一晩中でも怒り続けられる。で、「壊れてなければね」、と。壊れて怒らなくなるのが育児でいちばん怖い事態、と。 >逆転のハムスターがカキーンホームラン これは自分で気分転換できたのか、ただのやけくそか、分からないけど、むやみな爽快感を演出しないと次の家事「あれもこれも」に向かえない。椅子から立ち上がる瞬間、私、立てないかもってふとよぎる。365日24時間、親やってるとね。でもきっと立ち上がれる。壊れてなければね。 タイトル「紙を細かくたたむ時」。これは幼稚園やら小学校のやたら多いプリント類をひたすら整理しているイメージです。ただ、一方、「細かく」を「小さく」たたむと考えると、プリント類はちょっとそぐわないな、などと考えてると、これ、子どもじゃなくて、子どもみたいな大人の世話かな、とか、小さくたたんでいる紙って離婚届かな、とか。 はなはだ妄想かましてしまったけど、冒頭で述べた通り、コミカルな軽さに不穏の相乗効果を感じたというだけの感想を長々書きましたよ。 (紙を細かくたたむ時)

2024-02-25

語尾の揺れが素敵ですね。ゼッケンです、AOIさん、こんちは(お名前の・取っちゃった。気になるなら戻します)。 >高尚なまん月がまろびでる >錯覚を立ちのぼらせつつ嫌がりました >どこにもありゃしないが、 冒頭から上手に揺れている。で、 >振り払って 今 握り返した と来る。ぶれながら、揺り戻しながら、たゆたう文章空間が展開される。これが心地よい。序盤。 中盤にかけては「きみ」と「ぼく」だったものに「あなた」というちょっと大人びた人称が現れて「かなぐり捨てるまでが とかく難しいもの」と幼少期から青春期のセカイから出ようとする意志を感じさせる。これが行きつ戻りつ揺れていた作品に直線的な「方向」の概念を導入する。方向を与えたとたんに「ものですから」とまた語尾の感じを変えることで序盤の「方向」に意識を振って後半への溜めをつくる。加速の予感。文章の動力学を自在に操作してはるよ、これは。 そういうことをやっといて、「つまるところ」と凝縮。 >つまるところ 息を飲むほどに 光をうんでは、しぬ >翠のトンネルをひたすら征く。ペガサスを生む、いま 生んで死んで、疾走する。この二行の天翔ける感を作り出すためにかけられた準備。コメント読むとAOIさんが意識的に構成したものではないらしい。でも、だからといって、この二行がここに書かれたのは偶然ではない。ここまでの流れを受けて出てきた二行だと思う。 ジェットコースターで大きな山越えたところで「泣きましたか」とまた「ですます調」でもう一回来るよ、と、予告。これは読者にそう予測できるようにここまで仕込んだからの技ですよ。この読者にはAOIさん自身も含まれているらしい。文章がリズムを自己生成している状態だと思う。ここから言葉のアップダウンを続けて唐突に「しらない顔だな、」とぶっきらぼうなフレーズが入って、読者が我に返らされたところでジェットコースターは減速して出発地点の現実に帰還。そう、いままでさんざん読者をひっぱり回した「浪漫」を「まわしもの」と指摘することで文章空間から読者を追い出す。作者も追い出して執筆体験も終了になる。読者も作者も癖になる作品=体験です。 (それのほか みちはない)

2024-02-17

>おでん たまご たまご獲ったどー! ゼッケンです。吸収さん、こんにちは。たまご獲ったどー! もう一回言っとく。 だけど、子どもの頃はおでんってがっかりごはんじゃなかったですか? なんかこう、しょっぱくないからお米が進まないっていうさ。もちろん、おとなになったら違いますよ、おでんのしみしみ加減を堪能できるようになりました。表面の味付けのその先からやってくる気配を待てるようになったと思う。だいたいもう、お米がいらない。あるいは、むしろ、お米だけでいい。さて、そういうオトナ視点からもう一度見直すと、たまごってちょっと子供臭いかも? やっぱりがんばって大根目指すかなー。それとも黒はんぺんみたいに地域限定で絶大な支持を得る方が? んで、え? ゼッケンって全国だと思ってたーとか言われてみたい。ていうか、そもそもおでんって冬限定だった。春が近いね。はいはい、またしばらく忘れられるなぁ。 (ワイヤーカッター)

2024-02-17

>この逆説の主張はちょっとため息が出ますね… もう、この褒め上手。ゼッケン殺すにゃ刃物はいらぬ ものの三度も褒めりゃいい。4度目も褒めて。ゼッケンです。ミハイさん、こんにちは。「役者殺すにゃ刃物はいらぬ/ものの三度もほめりゃいい」って褒められると慢心して芸がダメになってしまうことへの戒めらしいですけど、安心して褒めてください、褒められない時には読者が分かっていないとか言います。芸を磨くにはどっちがいいんでしょうね? 最近は褒めて伸ばす式が推奨されてるようですけど、ミハイさんみたいにどこがいいのかをきちんと説明するのがとっても大事なんだと思います。ダメ出しのときも同じ。けっきょく、褒め言葉でも罵倒でも、きちんと見てますよというシグナルが愛につながるんでしょうね。じゃ。 (健康増進法)

2024-02-12

後輩は義足を外して言った ぼくってユーレイなんですよね おれはちょっと困ってみせる 知ってたけど、ちょっと内緒にしてるみたいだったから、うん、知ってた。ごめんね やっぱり、すぐ分かるもんですか? そうだねー。おでこの三角の、やっぱそれがね、どうしても目立つから そうですよね、これ。外そうかな おれは慌てて止める それ外したら、成仏しちゃうじゃん 成仏したらダメですか? いや、この人、真顔で言ったわ 最近、すこしっていうか、いやけっこう、もう疲れちゃって、ぼく。この世に未練なんかないんですよね、ぶっちゃけ うーん、まあ、そうねー、ユーレイって本来なら未練があってこの世にいるんだもんね そう。もう、孫の孫までいて、なんて言うか、子孫繁栄? もうすっかり満足しちゃって あはは。生物として そう、生物として けど、人はパンのみに生きるにあらず、だし、生物として役目を終えてても、もっとこう個人として恨みつらみとか? ないです。だいたい、ぼくがユーレイになってるのは個人の問題じゃないですもん。先輩だって社会の労働力として死後雇用はホントにしんどくないですか? え? おれ? いや、ごめん、おれはユーレイじゃないから ・・・先輩、ゾンビですよね? 先輩、ゾンビですよね? はい。そうです ですよね。なんかこう、ぼくたちの世代って死んだ後まで働いているけど、これで回すしかない経済ってそれこそゾンビというか、いや、先輩のことじゃなくて いや、おれもね、AIに転生する誘いもあるにはあったんだけど、あれは身体性がなくてちょっとね、性に合わないっていうか、いや、ユーレイとは違う意味なんだけど ユーレイは電気代かかりませんよ あ、ごめん、ちょっと気に障ったなら謝る でも、先輩の言いたいことは分かります。思い出ですよね そう、思い出なんだよ、おれたちって (B-REVIEW 2月のお題詩「幽霊」 「秘密] )

2024-02-10

>少女は地獄に落ちた。 西条八十のトミノの地獄をどうしても連想してしまう。トミノは女の子だと思っているゼッケンです、ミハイさん、こんにちは。それを天沢退二郎の怒れる自暴自棄を経由させて怒れるカワイイに接続したものという印象を抱きました。 >ツノの生えた人面犬。きっと、私になついてくれそうな気がする。 いよいよ地獄が地上に顔を出しつつあっても、無垢な少女性で飼い慣らせると信じたい。人面犬も「ごはんよ」と我々の日常を保証すると言っている。やっぱり、現状、わたしたち、騙されてる気がするんだよ、とミハイさんは言っているんじゃないかな。 (それは散歩)

2024-02-10

>2月5日から夜勤 いまごろ類さんはガッポガッポ稼いでいるでしょうか。ゼッケンです。こんにちは。 >みんな〜!何のために生きてる〜?? 個人的なことなので教えません。中身は秘密だけど、私が生きる理由は存在するとだけ伝えておきます。って、ネタにマジレスしちゃった。でも、なんか他人事じゃない気にさせる書き方はやっぱうまいなーと思いました。 詩ぐらい理由なしに書きたいもんだわ~。 (やっほ〜!!みんな元気〜??)^o^()

2024-02-06

上のコメント、作品へになってるけど、湖湖さんへの返信でした。 で、内容も意味不明かと思われるので説明させて下さい。 湖湖さんに叙事詩かと尋ねられたとき、私の目論見としては抒情を叙事で描き切りたいがそううまくいってないということで、ジョジョウと言うには言葉足らず、ジョジと言うには余分な雑味が多いのでジョウとジの間でジョ、叙ジョ詩。ジョジョということで、上のコメントのカッコ内はジョジョの奇妙な冒険という漫画に出てきそうな人物のせりふ回しの文体模写のつもりでした。誰かが突っ込んでくれないと、ただただ湖湖さんに失礼な物言いをしているだけなので、長々と言い訳させてもらいました。ごめんね。よく知らないゼッケンにいきなり絡まれるようなこと言われて湖湖さんが怒ったり傷ついたりしてなければいいなと思います。あと、すべったギャグの言い訳をここまで延々と読まされた他の読者の方々にもお詫びします。ぺこり。じゃ。 (埋設)

2024-02-06

>電柱が村社会の象徴のように感じました。 そうですね、電柱もストーンヘンジとかモアイ像みたいな失われた文明のアイコンになるんだべな、って思ってます、ゼッケンです、湖湖さん、こんにちは。 >叙事詩的? ぎっくぅ(こ、こいつ、なぜ疑問形で聞いてくる? もしかしてばれてるのか? やろう、これは詩じゃないって疑っているのか? ショートショートじゃねーのか、と。ちくしょー、どうする? クリエイティブライティングですと言うか? だめだ、現代詩のタグをつけちまってるぜ、おれってやつはよ~~、どうする? めっちゃ疑われてるぜ、なんだか、みんながおれのことを見てる気がするぜ~~~)。 少なくとも抒情詩ではなさそうですが、英雄譚のような叙事詩とも言い難い、強いて言えば叙ジョ詩です。 (埋設)

2024-02-05

>電線に注視した詩をはじめて読みました。 みなさん、これはね、すごいことですよ。ゼッケンです、あつすけさん、こんにちは。ブンゴクや現代詩フォーラムであつすけさんの作品にコメントしたり読ませてもらったりしていました。で、博覧強記のあつすけさんに「はじめて読みました」って言われるって、なかなかない。いや、それはもちろん、電線について書かれた文章はたくさんあるでしょうけど、「電線に注視」したってあつすけさんに言わせることができてゼッケン感激。電線を描写できていると褒められたと解釈。ありがたや。 (埋設)

2024-02-04

>滔々と流れるストーリー。司法試験の論文問題の様にも感じられて、設例のようにも感じられました。 まず、びびるんですけど。エイクピアさんは司法試験を受けたことのある人なのか、それとも、文章好きが高じてそういう文例まで収集しているのか。作風もからんで謎すぎる存在。エイクピアさん、こんにちは、ゼッケンです。コメントするときは作品とはまた別の言語体系に切り替わるエイクピアさんの秘密に興味津々。 >「電柱」は詩を発生させる原器みたいなものですね。 根本の発想が理系でもある。ビーレビではすごい作品を書く人たちがいっぱいいるけど、その中でもエイクピアさんは作品の部分をすっとばして単にすごい人っぽい。初対面でいきなり投資話を持ち掛けてきそうな怖さがある(冗談ですから!)。 (埋設)

2024-02-04

>体制に従うか、反体制につくか。 どちらにしろ、体制ごと廃棄されつつある地域なので、これはどちらを選択するという話ではない、ってことはミハイさんも分かってて、ゼッケンです、ミハイさん、こんにちは、だから、 >その街の枠から抜け出ていた姉弟の存在が大きい となる。そう、選択すべきは体制か反体制かではなく、そこから出るか出ないか。そして出ないことを選んだ旧世代の親である話者は照明を塗りつぶしたり、ふたつ目の照明を付けたりの右往左往ぶり。もはや、そこから出た子供たちには無意味にしか見えないことを一生懸命やってる。そういうよくある社会の構図かな、と。でも、子供たちはときどきいたずらしに帰ってくる、という茶目っ気があってもいいよね、っていう感じです。 >「おれ」は黄昏て電線の貼り付いた空を見上げているのだろうな……と思いました。 最後、きっちり映像化してもらえてる。さすがです。ミハイさん、ありがとう。 (埋設)

2024-02-04

>面白かったのは途中から4班、5班、6班が登場したことでした。このあたりから急にマップの広がりを感じました。 イエス! ここはカタルシスが得られるように意識したのです。「破」に当たる部分。良かった。その効果はちゃんと出てたんですね、ゼッケンです、1.5Aさん、こんちは。 >毎回思うのが、作品の整合性がしっかりとある いやー、それほどでも。 >キャラクターを動かしやすいだろうな んー、動かないときの方が多いというか、というより、書いている間に作者が飽きちゃうというか。だから、本当は整合性は内部で崩してるんですけど、それがあるように見えるのは作者の感覚が枠内に収まっちゃってるからだろうなぁ。もっとはみ出せ、自分。 (埋設)

2024-02-04

>たけし軍団 大森 うたえもん 待って。もう、これは順を追ってる場合ではない。いきなりだが、最後のここを問い質したい。どゆこと? ゼッケンです。吸収さん、こんにちは。たけし軍団のところからして現役感がない。ショッカーよりずっと芸人感がない。それとも若い人の間ではリバイバルしてるとか? シティ・ポップが見直されてます、と似たような文脈ある? ないね。ないよな? ないですねー。大森うたえもんはなんかちょっと軍団の中でアイドル的扱いだったような印象だけど、それ含めたとして印象そのものが薄くないですか? 一般人以下のわたしなんかが、大森さん、すみません。 吸収さん以外の誰かにこの評価を解釈してもらいたい。たけし軍団という評価軸がいったい何を反映する指標で、大森うたえもんは座標軸のどこなのか、を教えてください。 [例] たけし軍団度数とは「殿」と呼ばれるコア周辺で観察されるネットワークの凝集エネルギー密度関数の推定値。簡単に言うと、「殿」に見捨てられた場合にどれぐらいヤバイかの指標。これが大森うたえもんであるという場合、たけしの2次モーメントである東から求められる3次モーメントであるため、むしろ、たけしの影響は小さく、もはや、たけし軍団ではない。 (埋設)

2024-02-04

>都市の無機質さとどこか狂気的な確執が相俟って美しいですね 平山さん、こんにちは。滅びの美学と言いますね。やっぱ、日本人には平家物語はたまらんです。 (埋設)

2024-02-03

ポエム千日回峰行? さらにまた1月は怒涛のコメントつけ、鷹枕可さん、お疲れ様です。 >異議を差し挟む余地が無い事が美点であり、(敢えて、でしょうが)余白の余地、解釈の余地が略、見当たらない事が欠点 どういう修行の結果でこうも的確な指摘を次々に繰り出せるようになるものだろうか。鷹枕可さんに読めない作品ってないのでは。タクラマカン砂漠は入ったら出られない砂漠という意味だそうですが、詩作品にとって鷹枕可さんはタクラマカン砂漠。無限に読まれてしまう。そして、その逆も真。ひとり西遊記でもある。鷹枕可さんにとっては読んでも読んでもきりがない。鷹枕可さんが詩のタクラマカン砂漠を永遠に横断し続ける姿も浮かびます。ご自愛を。 (埋設)

2024-02-03

サンサーラ。検索すると輪廻転生とある。ていうか、上の方で1.5Aさんがサンサーラ言うとる。さらに、さかさんに至ってはイマジンの歌詞を引き合いに出して、この詩は「今日のために生きる人」を書いていると本質を一言に凝縮してる。ちょっと、というか、かなり恥ずかしいんですけど、わたし。他の人の話を聞かずにひとりよがりの妄想を嬉々として書き連ねる狂人ゼッケン。まったく盛大。August will not comeでやらかしたってのに、懲りてない。まあ、ずっと懲りないんだと思う。いや、1.5Aさんが嫌じゃなければだけど。 (ジョン・レノンは女だった)

2024-02-02

むむ。これは返信していいコメントなのか? ゼッケンです。カオティ(以下略)さん、こんにちは。 それとも、この時期にここにカオティさんのコメントが出てくるということは、もう、このコメントは他に出ないことが決まったので、せっかくだから作者に直接伝えられている、ということなのか? カオティさんのコメントは佳作のときとかにつけられているアレですよね。ということは、2月の作品と選評にこのコメントは出ない。この作品も載らない。つ、つまり、佳作落ち? 落選通知かーっ? いややー、佳作にしてくれー。 ごめん、取り乱してしまったよ。 で、たしかに、ステレオタイプの神々の遊戯にはまってしまってます。勉強しなおします。 (火と計画)

2024-01-28

生者は死者になるのではなく、思い出になるだけ。ゼッケンです、1.5Aさん、こんにちは。 1連目で上の命題が提示された後、どこにでもありそうでどこにもない町のどこにでもありそうでどこにもない日常が描写されていく。1連目、ゆり椅子に座る主人、ジョンという犬。2連目、母親とミチルちゃん。3連目、飯塚書店の店主とオウム、いまは国語の先生になった、オウムに変な言葉を教える不良。4連目、イマジンと呟く高校事務の男。5連目、高校生になったミチルちゃんというあだ名の女の子、国語の先生っぽい人。6連目、レノンちゃんとお母さん。7連目、国語の先生と結婚してゆり椅子に座るミチルちゃん、国語の先生とミチルちゃんに愛の言葉を教えられるオウム。名前が決まってる女の子。 意図して直接は辻褄が合わないように書かれているけど、書かれていないことを想像するように書かれているわけですが、ドラマツルギーというかドラマの都合からすると1連目の主人と7連目のミチルちゃんはゆり椅子つながりで同一人物。次にミチルちゃんつながりで2連目のミチルちゃん=5連目のミチルちゃんというあだ名の女のコ(2連目のミチルちゃんも本名だとは言ってない)=7連目のミチルちゃん。 オウムに言葉を教えるつながりで3連目の不良は7連目の国語の先生、PTAの苦情と教室が気まずくなるで3連目の不良は5連目の国語の先生っぽい人(=ミチルちゃんにとっては国語の先生)。同じ高校つながりで4連目のイマジンと呟く高校事務の男と国語の先生っぽい人は同一人物とするのは短絡すぎるが、その他の状況証拠「ジョン・レノンは女だった」というタイトルがあるので、イマジンと呟く男はミチルちゃんと結婚する国語の先生。だから、事務職の男が勝手に教室で小説を朗読したという、じつにドラマチックな展開を読者に想像させる。3連目の不良=4連目のイマジンと呟く男=5連目の国語の先生(っぽい人)=7連目のミチルちゃんと結婚した国語の先生。 というわけで、イマジンと呟く男を国語の先生と呼ぶミチルちゃんの子の名前はレノンちゃんで、6連目のレノンちゃんの母親はミチルちゃん。全部、つながった? レノンちゃんは医者が教えたように女の子。1連目のジョンという名の犬の思い出はリボンをつけているのだから女の子。タイトルはジョン(と)レノンは女の子だった。 各連の冒頭では町の地図が描かれていくが、これはロードムービーですよ、という読者へのお知らせ。距離的にはごく狭い範囲のご近所ロードムービーですが、ミチルちゃんと国語の先生の人生が綴られて、最後(1連目)はレノンちゃん視点の思い出なのかな、みんなが思い出になるまでの空間ではなく時間のロードムービーになっている。登場人物のつながりと場面のつながりを辿る際の迂回路はまさに思考の旅路でもある。 サン・ラッサって何ですか? (ジョン・レノンは女だった)

2024-01-28

>謎に魅力のあるポエム >謎青春爽やか系 謎が多いな。ゼッケンです。天才詩人2さん、こんにちは。しかし、魅力があって爽やかなら何でも良しです。ばっちこーい。 >どこまで本気かシャレかわかんないユーモア 私の場合、どこまでも本気です。詩に逃げ場は作らないタイプ。いや、ごめん、違いました。かっこつけました。実際のところ、本気とシャレの違いが分かりません。でも、ユーモアと取ってもらえたから結果よければすべて良し、エブリシングオーケーです。ばっちこーい。 (プレゼント)

2024-01-20

>一体誰がプレゼントしたんですかね拳銃と弾を わお。そう、それ。A・O・Iさん、こんにちは。ゼッケンです。ア・オ・イさん、もしくはエー・オー・アイさん、こちらの気分でどっちでも呼んでます。で、そうなんですよ、本当に。運命って素敵。たまにはそんな浮ついた気分になってもいいでしょう。それでオー・ヘンリーだったり、ボーイ・ミーツ・ガールだったりしました。 (プレゼント)

2024-01-20

>匙加減が絶妙 鷹枕可さんにこういう褒められ方したの初めてでは? ゼッケンです。こんにちは。いや、それはおまえがいままで下手だっただけだろということでしかないわけですが。んで、また、元に戻るんだろーな、という。アルジャーノンに花束を。奇跡の一作があっただけでも書いてる甲斐があったというものです。 (プレゼント)

2024-01-20

>いや、いい加減と言うか囲碁みたいにある程度の目測で書いてるので >なんつうかな今はまだ序盤なので >終盤の絵を考えながら >石を散らばしてる状況なんですよ 下書きじゃねぇか。下書きを投稿するなんてふざけてる。そしてその悪ふざけが好きなんです。 悪ふざけのわくわく感がこの作品の魅力。念を押すと、広げっぱなしのこの風呂敷こそを作品として認知してます。 意図的に間違った、情熱の使い方。祝福を。 (インソムニア)

2023-12-23

いやー、終盤、ぐふぐふむせび笑いしました。ゼッケンです。この作品、好きです。 前半は格好のよいサイバーパンク文体に惹かれてまじめに読んでたのに、後半、ドラマのプロットになった。実写はちょっと分からんけど、漫画化するなら平野耕太先生かしら。ここはまだ前半の小説部分の内容をドラマ制作者のメタ視点で俯瞰しなおす、あるいは茶化してみせる、という企みがあるんだと勝手に思ってフムフム読んだ。歌詞の体で詩文も入れ込んできてて手の込んだ構成です。その後はインソムニアなのに眠くなってきたのか、まあ、いい加減な筋立てが続く。 >イケメンの二人組とのやり取りの結末は >峠からのダウンヒル対決になった なめんな。かっこよすぎるやん、このポイントをついた展開。ツボを押さえられて悔しい。 >悪意レニークラヴィッツの心象風景に飲み込まれるアレン、禅の公案の中に答えを見出そうとするが ニューエイジとかサイバーパンクとかにかぶれたSFやコミックとしてはこれ以上にはないイカス展開です。もちろん、作者はいい加減に書いている。 >何日も水をあげていた花が造花だった時の悲しみが稲妻の様に支度をはじめて >僕はなんとなく腕を組んだ >ちょっとにっこりともした このドラマっていうか、作中劇部分じゃなくて、この詩のまま、ドラマ化されんかな。 (インソムニア)

2023-12-23

>今生きている我々は未だ己の道を見いだせていない、後継者争いの真っ只中にいる未熟な存在であるような気がします。 あ、これはそうも読めるように書いたつもりだったので、tasakiさんに気づいてもらってうれしい。ゼッケンです、tasakiさん、こんにちは。丁寧に読んでもらい、ありがとうございました。 (火と計画)

2023-12-19

>サイエンスフィクションでは、此の存在空間そのものが「外部」に於いての「熱反応炉」であるのでは、との思索も。 百億の昼と千億の夜。が思い出されます、ゼッケンです。鷹枕可さん、こんにちは。 >「先見」が人類に火を与えた、此の含蓄、余白が余り生かされていらっしゃらない様に思えました。 ごめん。 >その設計者とは誰か(当然、人間理性ですが)その矛盾関係への言及も不十分ではないか、とも。 すまん。 >人類は闘争‐戦争を克服出来得る種ではないと考えて居ります。 闘争と戦争は別物だと思う。兵力を用いた殺人と器物損壊を伴うものを戦争と言うのだとすればですが。闘争自体は生命現象の一部として理解したい。 >此の研究結果が疑いの無いものであるとしたなら、如何でございましょう。 社会的な要因ではなく、実験に供されたもともとの集団サイズが小さすぎて遺伝的な劣性遺伝(現在は潜性と言うそうですが)の蔓延が原因。 私はこれ、ネズミを閉鎖系から外に出られなくしたのが問題なんだと思います。外部からの流入が必要なのではなくて、主体が外部へ出る手段が必要なんだと思う。ある環境で競争に負けたら別の場所に移動するでしょ。大洋のど真ん中を流線形の速くて大きなマグロたちが回遊する一方、海底に這いつくばってた連中が鰭を肉鰭に変えて、そこでも負けた連中は浅瀬に追いやられて、肉鰭が足に代わって、陸上に上がってからは昼間は変温動物のでっかいトカゲに怯えて夜間でも動けるように恒温性を持って、というように。進化は敗者の特権です。恒常平和が静的な環境維持という意味合いばかりで用いられるのは何らかの詐術です。秩序は動的平衡によって達成される。生命がそうであるように。秩序とは闘争と逃走です。 戦争は逃走できる余地をなくすことで成立します。ネズミたちを人工楽園に閉じ込める実験と同じ。なので、人工楽園を否定する立場からすると、論理的に戦争を肯定することはできなくなります。管理された環境保護と国家による戦争の遂行は同根。宇宙船地球号の呪縛から脱して宇宙への逃走の余地を開拓すべきだろうと思います。 >人類の発展と叡智に拠る根源的問題「非‐永続性」の克服を、信じてはいないのでしょう。 焦らない。これはやってみないと分かんない。人類の知性はまだ何万年程度しか歴史がないし。最古の細胞化石は38億年前だそうです。これは宇宙の歴史138億年(だと言われている)のまあ、4分の1弱で、けっこう永い。この最初の細胞からひたすら分裂し続けて、一度の断絶もなく、大絶滅を何度も乗り越えていまの人類がいるわけだから、この生命本来の動的平衡の強靭さに学ぶことができれば知性は生命の次の形態となれるんじゃないでしょうか。 (火と計画)

2023-12-16

ぬあ、自分へ。天本英世さんでした。自分のバカ。 (火と計画)

2023-12-16

>うんうんとはなったけどハッとしたりはしなかったな 文章に緊張感を欠いている自覚はある。編集を失敗したと思っています、ゼッケンです。吸収さん、こんにちは。 >何かメッセージのようなものがあるのかなぁ ありますよ! 私の作品は基本的にただの思いつきを有頂天になって垂れ流してるだけの、構造のない、無邪気な棒立ちの、そのくせ、本人だけがドヤ顔してる不潔なコピーだと自分でも思うけど、なんて失礼な。ゼッケンの作品で目に映るすべてのことはメッセージ、やさしさに包まれたなら、ですよ。ゼッケンにやさしくして。 >海軍 少将から転生進化 >ショッカー大幹部 死神博士 なんと、最後にちゃんとやさしくしてくれている。名優、天野英世さんに転生できるとは。違うか、天野さんになったわけではなかった。でも、イカデビルはかっこいい。ちょっと痺れる。 (火と計画)

2023-12-16

「例の終わらない日常を生きる早朝」というのだから、90年代の終わり頃、いまから30年ぐらい前、それぐらい昔に聞いた彼女の口調の強さをふと思い出したときの感傷的な気分。昔日の友情の光景が理屈っぽい文章の中で語られるツンデレな構造。あれから「とても速く走る新幹線のグリーン車に乗っていた」かのようにあっという間に数十年立った。せつなーい! 硬質なふうを装ったやわらかな抒情。「目的」を追って過ぎた日々と「手段」によって懸命に生きている今、その間に失って得たもの、「無限の利潤追求を批判するのはなんていうかどうなんすかね」と感じている大人の感傷が詰まっていて好きだな、ゼッケンです。ロイヨさん、こんにちは。オトナは理想と現実の間で戦い続けている。 (強い口調)

2023-12-09

>無教養で失礼な質問になるかと思いますが、間主観的なたましひとは何でしょうか。 >教えていただければ幸いです。 「間主観的なたましひ」というのは牡丹波さんの作品を私が解釈した言葉ですけども、時間や空間は主観の間で共有あるいは同意されている認知の形式(間主観性)なので、そこから魂を発見したのだから「間主観的なたましひ」となるだろう、というのが牡丹波さんの「たましひ」に関する私の解釈です。時間や空間と同様に魂も共有されている、あるいは主観の間で同意されているとする牡丹波さんの「たましひ」に興奮して、よく分からん言葉を書き連ねてしまいましたよ。 (摩訶不思議「たましひ」の発見)

2023-12-09

唯名論と普遍と金子みすずの三角関係、だけではない。ゼッケンです。牡丹波さん、すてきなお名前ですね、こんにちは。 >目に入るすべてを >時間も延長す >ほんでもって空間を作り出したらば己の >たましひ!! >を発見する デカルトとカントから魂を発見する。ここは興奮するところ。 空間は純粋持続である魂が作り出したもの。だから、本義の魂を取り戻した「あたしは僕は」なにものにも阻まれずに空間を移動できる。 >あたしは天魔の命より龍の背に乗り闇より闇から出ずる物の怪たちを滅ぼしたり >僕は愛する女の純情をこの世界の果てに連れて行く >それから二人は本当の世界で真実のみで分かち合う ここでマンガやアニメから借景したのは想像力の自由さを謳歌するように見えてむしろテンプレ化してる「思念」への皮肉。「阻むものはない」と言いながら、「あなたと僕は土に頭が埋もれている」。めちゃ不自由な体勢で、周りのなにも見る気がない。そんな状態だからこそ逆説的に問える、「たましひとは!?なんだ??」。不自由な人間しか自由を問うことはできない。 >僕とあたしは同じでないと同じことを言っている 我々はお互いに同じ人間ではないとずっと同じ言葉を繰り返している。なにゆえ、他人に対しては己の個性を、自分に対してはアイデンティティを主張し続けるのか? その主張を続けることは正しいのか? 本来なら何者にもなれる間主観的な魂を持つがゆえになんらかの強制を受けているのではないか?  >2枚の落ち葉は同じでない >だから >手に持つ落ち葉と道に落ちた葉は >同じ 反復して葉が落ちることでいままさに落ちていく葉と落ちてしまった葉の差異が生じる。違うという認識は同じという認識に支えられている。「同じと違うが合わさった」ときにだけ魂から私の認識が生じる。 で、最後に「それほかは言葉のみ」で締めくくられるわけですが、これ、ゼッケンは言葉が魂に輪郭を与える強制の正体だと読んでみた。 (摩訶不思議「たましひ」の発見)

2023-12-04

>以前文極で勝負を吹っ掛けられ、恐れをなして5年間逃げ通しました。 やや。○○メツさんでしたか。あのときは私の悪ノリに付き合ってもらい、楽しかったです。ゼン○○さんから貰ったレスレスを読んで、どこで読んだのかなあ、それは忘れたんですけど、腹よじれるのを必死に押し隠して悶絶してたのを懐かしく思い出しました。あのコメント欄は私のスレの中で最高PV数を記録したはず、きっと。ゼ★メ☆さん、ありがとう。 >最近ノリに乗ってるじゃないですか。 ん? それって私? 作品は選評で箸にも棒にもかからず、ホシもイイネも伸びないけど、それでもノってると言われて私に心当たりがあるとすれば、最近、コメント欄で吸収さんこと元グリフィスさんをグリグリ呼ばわりした、一度もそんな風に呼んだことないのに突然グリグリ呼ばわりしたことぐらいしか。。。グリグリのことかーっ!!!! いや、無理やりすぎた。ゼッケンです。筆者さん、こんにちは。ビーレビの著者名隠せるシステムにちょっとまだ戸惑ってます。 >ラストはなんか色気出しちゃいましたけど いや、筆者さんが誰だか分かってたら、もっと厳しく言いたい。この作品が人称を意識する習作であるならば、最後に自分を包んでいる世界を「君」と呼んでいる話者が主語として差しようのない第0人称として顕現する瞬間をなぜもっと意識しないのか、と。 (溺れる)

2023-11-21

>けれど他人事として突き放して読むことのできない、不思議な現実感が揺らめく やあ、これは詩集の帯に欲しい文章。1.5Aさん、こんにちは。ください。ゼッケンです。 >表題に込められた意味 わりと素直に、高齢者ばかりのこの地域の疎外感、配達員の思い込みのつよさが発揮する排他性、お迎えの奇跡感などなどを込めてます。 >若い男の特異性が際立ち たしかに他の登場人物がかすんでます。がんばれ、配達員、主人公の座を取り返せ。 >配達員の方が死を配り歩く死神的な役割 お、世界の中心で愛を叫んだけもの、のようなコンセプト? けど、高齢化社会から突入した現在の多死社会だと死は配らなくても地域にはふつうに在る光景。介護から看取りは内向きで地味だけど今ここにある危機なんですよね。うまく経済の一環に組み込んでしまいたい。 (※一部地域を除く)

2023-11-18

これはもう、読ませてもらったことをただただ感謝するしかない。 ゼッケンです。勉強(以下略)さん、こんにちは。ありがとうございます。 作者名がこうなった経緯は知りませんが、知らない方がいい気がしてます。 お名前はいいとして、タイトルはでも気になる。 >122412251227 判定器にかけると素数ではないらしい。7で割り切れるそうです。 日付け? 12月24日、12月25日、12月27日。 たしかに「今年のクリスマス・イブは雪、降らないね」という印象的なフレーズが。 で、後半になると、 >クリスマスだから、いいよね >彼についてはこの二日間、あれこれ考えてみたが と謎解き部分が出てきて 24日と25日の二日間考えて、25日の夜に電話、27日に再会して、ということかしら。3日間の出来事。 いま、ゼッケンは野暮なこと書いているという確信が降りてきた。 読み物としても面白いし、すなおに感動もできるし、読めて良かったとだけ思える作品でした。 (122412251227)

2023-11-18

>もしぽっかり空いてるところに >わたしが行ったらさ これは空白をうまく使ったなー。ゼッケンです。西富山さん、こんにちは。 行間広めのところに「ぽっかり空いてるところ」がすっと重なる。 「いいなと思った」「行ったらさ」というすこしなげやりで棒立ちな口調が挿さってくるし。 好きだなぁ、これ。 (このまま大人になったらさ)

2023-11-18

そうそう、大勢の中にいる方が返って孤独を感じます。学校で話した記憶ってあんまりない。大人になっても飲み会は苦手で、コロナでなくなってせいせいしたぜ。ゼッケンです。句読点が無いのは呼吸ができないからというAOIさんの解釈で納得。読んでる人にも息苦しさを共有させる工夫、なるほど。それなのに、一気に読める。文章うま。出だしから、たぶん机に突っ伏してるけど、聞き耳立ててる「君」の姿が第三者から見た説明なしに思い浮かぶ。最初は聴覚だけの描写、「顔をあげて見てみなよ」からは視覚による描写。感覚の切り替えで「君」の動きが表現されてる。描写されている内容は主観的な感覚のみなので「君」を観察している話者は「君」の内部にいることになる。「君」の内部にいる話者の周囲には当然、物質としての空気は存在しない。だから、まず、内部の話者は窒息している。そして話者の外殻となっている「君」はもうひとつ別の空気を吸えていない。「君一人だけが同じ空気を吸えていないから」の「空気」は日本人お得意の空気読めの空気なんだろう。意味としての空気を共有しなければいくら物質としての空気をゆらしても「空気がかすかにゆれるだけでなにも伝えられない」。二重の窒息感。肺炎で肺胞内に水がたまると陸上でも溺れるわけですが、まわりに空気があるはずなのに吸えないという辛さが文章でこうも表現できるものか、と。華麗なテクニックにうっとり見ほれます。ひとつだけ、「じきに君は終わる君のせかいは終わるんだ」は誰がどう終わらせるのかがなくて、この作品の「君」内存在である話者の視点から外れる。君の外にいる作者の目線に戻ってしまってる気がします。 (溺れる)

2023-11-18

福まるさん、なんかご利益がありそうなお名前ですね。頭、撫でてもいいですか? どうも、ゼッケンです。 >疾走感と切なさが同居 照れるやんか。 (※一部地域を除く)

2023-11-18

※一部地域から一部地域へ:ユナイテッドステイツオブわたしたち 想像力が敗北したとき、戦争が始まる 愛と平和はカネがかかるという事実 弱い正義はないという事実 戦争したら絶対に負ける国民性を愛せ 長寿化すれば少子化するのは当然だ、って、エネルギー保存則がそう言ってた 団塊とゆとりの板挟みになる。想像してみ? 地獄だから! (※一部地域を除く)

2023-11-18

あ、エイクピアさん、こんにちは。ゼッケンです。 >これから詩を書く前駆的な段階を詩にしようとしているのだと言う事が読み取れました。 その前駆的な段階自体が詩だっていう気がしてて、ぼくらは詩を書いているんじゃなくて詩に書かされている。ほら、赤ちゃんって生まれてくるでしょ。生んでるんじゃなくて。詩って、推敲すると遠ざかりませんか? まあ、ちゃんと勉強してない素人の思い込みでしょうけど。文章としては不完全でも、すでに詩があるというか。部分の文章をいじると全体としての詩が損なわれる感じというか。 >詩を憎んでいると言うのも、単なる自己韜晦なのかもしれません。 いや、たしかに憎んでますね。私には届かない場所という確信があって、まあ、羨望、嫉妬を含めてどろどろの感情が渦巻いてます。だからこそ、それでも、っていう。到達不可能ならば無限に挑み続けられるでしょ。そういう転倒した執着もあります。下手の横好きと言ってもいいでしょう。枯れ木も山の賑わいというし、まわりをちょろちょろされて目障りかもしれませんが、大目に見て欲しいよ。 (好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。)

2023-11-12

>風、だな。 。。。風、すね。いや、待て、分かんない。ゼッケンです。takoyoさん、こんにちは。違う、「風」が「ただ言葉が吹き抜ける」ような文章なのは分かるんですけど、「そういう一文が通過点として必要なときがある」というのが、私の作品が「風」なのか、私の作品に「風」が必要なのか、ということなんですけど、後者なんだろうな。風通しの良い文章だと鯖詰缶太郎さんの作品なんかが思い浮かびます。そういうのに比べると、私のはいかにも風通しが悪い文章です。 (命を道具としてだけでなく、目的とせよ)

2023-11-12

>グリフィスですー そしてゼッケンの脳内に溢れ出すブンゴクの青い春 逃げてー。封印されちゃう! かと思ったけど、いまはいかいかさんが入ってるか。しかも自分から。気が向いたら出てくるのかな。あらためまして吸収さん、こんにちは。ゼッケンです。 >ゼッケンさんの作品には文句ばっかし言ってる またまたぁ、私の作品「には」じゃなくて、ほぼみんなの作品に文句ばかし言ってたでしょ。なんつて。でも、その文句は全体の中での作品の位置づけに関するものであって、なんていうか、グリグリのプロデューサー気質はその頃からでしたね。 >今回はやはりもやもやする感じ 今回も、では? 「本当に書きたかった事」を書けた試しがないし、「本当に書きたかった事」があったのかどうかが怪しい。 >海軍 少将 階級のインフレが激しい中、少将とは。。。しかも、作品というより、ゼッケンの立ち位置自体がまさにその辺りじゃん。癖つよめのちょい役として。 (命を道具としてだけでなく、目的とせよ)

2023-11-12

>自由を語りたければ家畜を思わなければいけない きゃー、ひとことでまとまってる。湖湖さん、ありがとう、ゼッケンです。メメントモリ(死を想え)とカルペディエム(今を生きろ)のような、諸行無常と一期一会のような、うん、どんどん遠ざかってる。湖湖さんの言ってくれたことがすべてです。 >考えることを辞めたくなることも多いですが、詩はそんな自分をそっと助けて慰めてくれます。 詩は読むものではなく書くもの。いや、これは違う。読むことは書くこと。こうか? 考えると詩になる。私のはなってないけど。詩を想え。 (命を道具としてだけでなく、目的とせよ)

2023-11-12

あたらしい、いや、あたらちいち、ちへい、あたらちいちへいさん、こんにちは。もう舌は噛みません、ゼッケンです。 >声に出して読んでみたくなる作品 以前いただいたコメントもそうでしたが、私が褒めて欲しい言葉で褒めてくれる。名前は目がちかちかするけど、ちへいさんはテレパスなの? それとも、私がサトラレなの? どちらにしろ嬉しいです。 (命を道具としてだけでなく、目的とせよ)

2023-11-12

いやー、これは派手なハードランディング。ゼッケンです。橙色さん、こんにちは。これを墜落と見るか、決死の挑戦と讃えるか。短いのに挑戦するという宣言どおり、短いけど、短くしたいからってこれはどうした? 今作は推進力不足で出オチで終わっている。基本、橙色さんは射程の短い瞬発力を繰り返し繰り返し発揮してその積み重ねでトランス状態を生み出していってるんだなって。この作品は第一段ロケットはいつもどおり点火したけど、最終行で二段目のロケットに点火せず、読者の想像力を衛星軌道上まで打ち上げられていない。っていうか、橙色さんへの期待値が高くなってしまっているのが酷かもしれない。期待が重すぎるんだと思う。言っておくと、期待と機体をかけてますよ。そもそも、橙色さんの読むのに苦労するほど長さ感じさせないから。好きなだけ助走して最後に飛ばなくても途中の疾走感が楽しい。もちろん、短いのに挑戦するのは止めないけど、その場合は圧縮された文体を開発しないと。いつもの文体で文章だけ短くしても推進力は得られないと思う。 (月でバズる)

2023-11-05

鎮魂だろうか。描かれる喪失は取り残された自分を責める口実なんだろう。この作品を残酷で鮮やかな夢として堪能するのが正解のような気もするが、どうしても「1)著者不明.August will not come.出版者不明.出版年不明.p7.」の異物感が消化できない。ここを読んでくれと言われている気がしているのは妄想癖の強いゼッケンです。1.5Aさん、こんにちは。この作品のタイトルにもなっている書物の名前。8月=葉月。「名前は旧暦にちなんでつけられていた」と念を押すように書かれている。彼女は「クジラが食べなかった唯一の人間」であるので、ほかの人間はクジラに食べられている。我々はクジラに食べられた人間である。クジラが食べなかった彼女は海にさらわれた。我々はクジラに食べられたせいで海にさらわれていない。雪の日に「どうしていつも息をすっているの?」と静かに叫ぶ。 > 世界はまだ鮮やかさに埋もれていたい、うそつきが言い残したあわい本当 作中話者がうそつきと非難しているのは15歳でいなくなった彼女だろうか? それとも彼女の存在をいまだに感じている自分自身だろうか。それ以来、話者の世界は色あせてしまったのかもしれない。。。勝手な妄想を膨らませて勝手に書くのが辛くなってきたのでもうやめとこう。じゃ。 (August will not come)

2023-11-04

作品の構造としては前半に結論、後半に過程。あやめさん、こんにちは。ゼッケンです。前半の父親と後半のあなたはどちらも一方的に自分の言葉だけを述べ、「わたし」の言葉には耳を貸さない。しかし、すでに話者の「わたし」は自分の言葉で「考える」ことができる。 >こころを知ることだけが生きがい 一方で、結論の「父親」と過程の「あなた」の両方を「わたし」は排除しない。左半球しかない男性性の頑なさに「むむむ」と呆れ戸惑いながらも、反発して決裂を宣言することなく、すべてを波でさらってもみくちゃにする海の中へ非対称な関係性ごと自ら飛び込む。人工的な観念の世界から一歩踏み出して、身体を生まれ故郷の土に接続する。足の裏の感触を確かめ、そこに自分の身体があることを確信したゆえに全身で原初の海へ飛び込む決意をする。波にもみくちゃにされ、上も下もぐるぐると回転して「わたし」の身体も「鴎」の飛ぶ空も「あなた」の観念のある脳内も境をなくし、全が一である世界に臨む。 とすると、タイトルの「靴を履き、物語をポケットに、ポエムを歩く」は物語を指針にポエムという観念空間を歩くわけですが、その歩くという行為に先立って靴を履くという身体を守る行為の存在を強調しています。自分の身体を守るという現実世界では当然の備えをテキスト中にも持ち込むことで簡単に上滑りするポエムにも当事者としての身体性を担保するという作者の意図の表明です。「むむむ」という自身の態度表明の保留、「そうですね」という妥協の余地の提供、これらの冗長性がテキストに「靴」を履かせている。この靴を履いていなかったら、間違えると最後の波は結論の「父」へ至る過程にある「あなた」への情念の荒波となって「ざばーん」が殺気立ってしまう。鴎が飛んでいるのは喝采の中であって、海も空も喝采にふさわしい明るい青。あらゆるものを飲み込む深さと大きさでありながら、あくまでも健やかな身体としての海です。 (靴を履き、物語をポケットに、ポエムを歩く)

2023-11-04

「水鳥拳」と「ヤシの木」の取り合わせがなんとも脱力させられる風景です。エイクピアさん、こんにちは。ゼッケンです。なにもまじめに考えられなくなる。ほどよいぬるま湯と炭酸効果で身体の芯までリラックスしてしまいます。「天使が矢を放って来る」っていうんだから、あのキューピッドみたいな奴でしょ。あのくりくり巻き毛のかわいい子。その子とヤシの木の下でじゃれあう。南国の島の白い砂浜、遠浅の波のゆっくりと寄せては返す音のあいまに時折り混じる「シャオ!」の奇声。ねむたーい。 (天使)

2023-11-04

砂まみれさん、こんにちは。ゼッケンです。「まみつお」って、「相田(あいだ)みつを」と「はまみつを」の中間みたいな存在だろうか。これ、絵本にしたい。童話版善悪の彼岸。まみれ。うん、そう、ぼくら、まみれきって自分がどこまで自分か見分けがつかなくなった大人から子供へ送る歯切れの悪い絵本。「間」が抜けたり、「魔」が差したり、それでも自分が決めるしかないんだっていう。 (まみれ)

2023-11-04

令和もロストジェネレーション。ゼッケンです。舜舜さん、こんにちは。村上龍が「ティファニーで朝食を」を詩にしたらという印象。ティファニーで限りなく透明に近い朝食を。舜舜さんの作品は、俗悪な現実の針の穴にいまにも切れそうな人間への慈愛の糸を通すその手際がスリリングです。中毒性があります。 (「俺とおばQ」)

2023-11-04

>ホラー小説的な方面での面白さ >じっとりねっとり描いてるわけじゃないのに汗ばむ感じが生々しい >短い中での展開の速さが面白くてぐいぐい引き込まれました。 褒められたくて書いてます。ゼッケンです。もっと言って。橙色さん、こんにちは。コメントの最初に「ホラー小説的な方面」と限定されてはいますが、いい所を次々に挙げてもらってうれしい。そして長所と短所は表裏一体。 ・ホラー小説的な方面での面白さ→詩ではない。 ・じっとりねっとり描いてるわけじゃないのに汗ばむ感じが生々しい→パンチラインもない。 ・短い中での展開の速さが面白くてぐいぐい引き込まれました→その後、何も残らない。 イエーイ! なんつて。ごめん、橙色さんの好意的なコメントに言いがかりをつけたいわけではないんです。気後れしている自分を糊塗するためにむしろはしゃいでいるイタイおじさんことゼッケンです。だってね、このコメント欄、1.5Aさん、いすきさん、エルクさん、と来て、橙色さんでしょ。ビーレビ黙示録の4騎士そろいぶみじゃん。みなさん、コメントはすごく謙遜されたやさしさに溢れていらっしゃいますが、この人たちの書いている作品を並べて読んでごらんなさい。全員が独自の才気と狂気の圧が尋常じゃない。それぞれがすでに象徴性を持っている書き手ばかりでしょ。こわいじゃん。と同時にありがたくもあった。この作品は果報者です。 (鉄で出来たアパートの小さな部屋)

2023-10-28

エルクさん。まずお礼。「妖精の距離」を探して瀧口修三に出会えました。ありがとうございました。 次。んで、これ↓ >何を言ってるのかわかりません。とても負けた気がする。 ぬはははは、瀧口修三が読めてゼッケンが読めんとは、深読みの習性もはなはだしいわ! ただの説明不足を飛躍と勘違いしているふしがある度し難い素人であるゼッケンを何だと思ったのか。サリンジャー式”都会の歩き方”を瀧口修三の視線で描写する離れ業をやってのける文学変態が「負けた気がする」などと簡単に敗北を口にするとは、諦めたらそこで試合終了ですよ、出る前に負けること考える馬鹿がいるかよ、と安西先生と猪木の両方に怒られろ。なんのひねりもないパルプフィクションだから。比喩も寓意も無し。純度100%のご都合主義です。とにかくなんか殴っとこうとするのは、修理と称してテレビを叩いてた昭和世代の習性です。滅びろ。 (鉄で出来たアパートの小さな部屋)

2023-10-23

>めちゃくちゃ面白い。。。 うそぉ、いすきさんに褒められてるじゃん、私。えー? にわかには信じないよ、ゼッケンです。いすきさん、こんにちは。えー? にわかには信じられないなー。「おいおいお前らウソだろまじぃ?!」を書かれたいすきさんですよね? ちょ、ファンです。「クッソー、俺は信じないもんね!」の破壊力、この一文をあの場所に置けるセンスに憧れを感じてます。というか、そういう部分だけの話じゃなくて、構成力? なんていうのこれ? 語彙が哀れな私を許して欲しいのですが、読んだとき、頭抱えましたもん、センスあるやつには勝てねぇ、って。勝てねぇっていうのもおこがましいのですが。センスって2回言ってるし。同じ言葉しか繰り返せないからもう言わないけど、昔からこういうのを書ける人を尊敬してて、軽さの強さを表現できるのってやっぱりもうセンス(3回目)なんだな、と思います。 (鉄で出来たアパートの小さな部屋)

2023-10-20

>普段ニコニコしている人が真面目な顔をしているだけで怒っているんじゃないかと、 キレてないですよ by 長州力(のモノマネ)。ゼッケンです。エルクさん、タココラコラタコ。 >うつくしい言葉や漢字を紹介したいっていうこの無邪気な気持ちを抑えきれぬるおわかなのです。 そういう若気の至りが満帆さんに指摘されているところ。もっと怒られろ。うそ。自分のこだわりを抑えられない、溢れかえってしまうのが表現。反省は後ですれば良し。 >すき間にも永遠があるって言ってくれないのかい、スカイフィッシュ。 また見つかった、何が、永遠。 >ライ麦畑と似ているぶどう畑の間々をずっと息をとめて歩いていたホールデンがすこしだけ伸びをしてから、そこで腰をさすっているんです。 なるほど。ライ麦畑でつかまえて。そりゃ、エモエモなわけですよ。書かれた文章の多くから感傷を受信しまくったのも納得いった。エモキュート(給湯器みたいになった)。これはまだまだ氷山の一角感が強い。誰か、あとは頼みます。 (≪水潜り< ≫sans date, >)

2023-10-18

1.5Aさん、こんにちは。Aはアンペアだろうか。急速充電。チョコレートの文体はそういう印象。ゼッケンです。いや、1.5オングストロームの線もある(ホントはAの上にまるがつくけど)。タンパク質結晶構造解析。大学の物理学教室前の廊下には「走るな。結晶成長中」って張り紙が出てた。じわじわ成長する結晶の繊細さ。Polar bear ice、狼からはどっちかというとそういう繊細さや緻密さの横顔が窺われるなと思いました。もちろん、ただのAでもいいんだけど。 >終盤の狂気と、最後に父親が思ったことは、書かれ方こそ違いますが本当は同じ、そこには暖かさを感じました。 ただの狂った親父だと思われなくて良かったです。本人は一生懸命だけど空回りしちゃうんですよね。 (鉄で出来たアパートの小さな部屋)

2023-10-18

サムネイル形式で見えてる出だしは改行のない詰まった文字列で、私にとってその作品が読みたい詩かどうかの直観が働かない。なので、まずタイトルの印象で読むかどうか決めるんだけど、なのにタイトルは意味不明の記号で、ああ、現代詩ってやつでしょ、それって難しいんでしょ? って素通りしそうになったところ、ふと目に入った >ふつうに話してもぜんぜん伝わらないのに、水を含んで話すと上手に伝えられる、ひどくむなしい夢を見た。 サムネイルで見えてたこの一文にぶっ叩かれる。ので、タップして広げて全文読む。で、予想通り分かんないよ、ゼッケンです。エルクさん、こんにちは。だけど、あちこちにキュートなフレーズが散りばめられていて、 >ほかにも、ねむり残りがいないか捜しにいこうよ、スカイフィッシュ。 >木の枠の、日差しの余韻とつり合うしなりが、じつは移動する点P と同じ原理 >歯車もロープもネジもない装置に油をさしている。 >みずをください、とずっと言えないでいた。 きりない。抜き出し始めると、じつに多くの文章が気になってしまうということに気づく。あれも好き、これも好き。これらの文章は途方に暮れた弱さの表明で、これが”かわいい”につながる。 で、この時点で満足できる詩読体験として消費済みにしても問題なかったわけですが、この作品が思わせぶりなパンチラインの羅列に過ぎなくて全体の意味は考えさせない気楽なものなら、なぜ、タイトルにもそれを持ってこないのかという疑問が湧く。いかにもな記号混じりの文字列をオシャレだからという理由でタイトルに掲げる無分別とはエルクさんは無縁のはず。やっぱ、タイトルになんか意味あるんだろーなとsans dateを検索しましたよ、めんどくせーって思いながらね。undateあるいはdatelessだって。遡る、あるいは、永遠。どっちかね? まあ、時間に関係するってことらしい。それが水潜りっていう、潜水じゃなくて、状態より動作を強調した語句とカッコを絡ませてつながっている。<>+≪≫→<≪>≫。分子の共有結合のような。 水と時間の流れ。これが冒頭の「夏雨を蒐めて落としみづ」にスムーズにつながっている。初読では無視してた、だって、まくなぎってなにさ? だったから。また検索。めんどくせーって思いながらね。はい、まくなぎとは小さな羽虫が群れてる様子、もともとは瞬きのこと。雨上がりに田んぼの上に羽虫が舞って、切られた畔からは水が流れてますというのどかな風景から一瞬と永遠の切っても切れない関係を体得した、っていうことじゃな。ふむふむ。なぜ、そうなったかというと、水面から反射されるきらきらした陽の中を羽虫の群れが舞うさまは水中を昇る気泡のようだ、自分が水に潜っていってる様な錯覚を覚えた。突然そんな感覚に陥れば、そりゃ、時間の断絶に落下しますよ。一瞬と永遠がどちらも無時間の相だって悟ります。エルクさんは悟りました。お釈迦様だって河の流れをぼーっと見てて悟ったわけだし。 水のように流れる時間に潜った、その断面には一瞬と永遠の運動があった。時間論の直観を水に例えて説明するとみんなが分かってくれた、という夢を見た。というところから始まって、時間と運動の原理がミクロとマクロに共通に働いている様相から人間の都市生活にクローズアップされて、回収の曜日を守らない不燃ゴミが路地裏に放置されている光景やダイエットに勤しんでいる日常のありさまやらが、文字と文字の間に余分な字や音韻が置かれて一定の速度で流れていかない時間の中で展開されるっていう、幾何学的な構成です。詩の情報幾何です。エルクさんは時間の基底を自在に操り、時間の座標変換を行えるようになった、宮沢賢治の頃よりアップデートされた銀河鉄道に乗った、というところで目が覚める。だって、「ひどくむなしい夢を見た」って最初に言っている。目を覚ますと、最初のまくなぎの中に居たというのが最後の点々部分です。重力を感じさせない羽虫の舞うさま。むむ。重力と言えば一般相対性理論もありますね。重力が空間と時間を歪める。空気とほぼ同じ羽虫の軽さから≪水潜り< ≫sans date, >しても良かったのかな。でも、もう書き直す気力なし。あ、最後にいまさら気づいた、sans dateの後に「,」が。遡行でも無時間でもどっちでも読める気がしてたけど、この「,」があるということはここで終わらないっていうこと、時間を遡って始点に至って終わりではない、止まった時間がいつまでも止まったままではない、いずれにせよ、小休止にすぎない、新たな相が始まるとエルクさんは言ってます。いま、夢から覚めたように。 (≪水潜り< ≫sans date, >)

2023-10-15

>詩観があってそれを突き放している文体が清々しい いやぁ、照れますね。ゼッケンです、あたらしい、いや、あたらちいち、ち、ちへい、ガフっ、舌噛んだ。らとかちとか多すぎ。目がちかちかする。すみません、ちへいさん、こんにちは。清々しいと言われるの、とてもうれしいです。 (好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。)

2023-10-12

>ゼッケンさんも実に自分の世界観を持っていらっしゃる書き手 そう。世界観なんですよね、良くも悪くも私が書けるのって。世界観どまりというか。山人さんとか黒髪さんとか、「世界」じゃないですか、書いているの。詩が身体化している。詩を取り上げたら、おふたりとも血をドバっと吹いて死にそうだもん。ここらへんなのかな、20年近く前、私が2chの詩板で書いてた頃、まんこ将軍(これ、いまダメなんじゃないのかな)にいろいろ怒られてたことって。なつかしい。山人さんのコメントで昔のことをなんとなく思い出してしまいました。そう見ると、いまも変わらず、頭でっかちから抜け出せないままです。 (好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。)

2023-10-12

>詩は出会うタイミングも重要 ああ、これは本当にそうだと思う。あやめさん、こんにちは。ゼッケンです。読む方の状態で同じ文章でも存在する理由が変わります。そういう意味で作品は読者のものです。この作品もいい人のところにもらわれていったな、と感謝でございます。ひとつ懸念があるとすれば、読者のステータスが変わると、なんでこの作品なんかが好きだったんだろう? っていうのもよくある話で。そのときは、あやめさん、成長したな、と思います。 (好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。)

2023-10-12

>何だかニーチェの「運命愛」みたいですね。 超人現る。運命愛、いただきました。永劫回帰もなんのその、ただただ書き続けるさだめのゼッケンです。。。上達もせず。tasakiさん、こんにちは。だって永劫回帰だからね! 上達しようなんて思っちゃ駄目さ。うおおん、私は百万回生きても下手なままなんでしょうか?  (好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。)

2023-10-12

>なんだかポエミーでんじろうさん作のような作品 爆発とか電撃とか、テレビで見たでんじろう先生って狂ってたよね。いま、なにしてんのかな。あのサディスティックな笑顔をまた見たいな。天才詩人2さん、こんにちは、ってか、コーリャさんだったんだね。おひさしぶりでごさいます、ゼッケンです。通知に天才詩人って出てきたら、そりゃ、びびるでしょ、まじやべえ先輩に目つけられたみたいな。非常に恐れながらコメント覗いたんですけど、コーリャさんでちょっと安心したとか言ったら、コーリャさんがむくれるかもね。 最近、さわあずさんがボルカさんの詩にすばらしい評してたのを見つけまして、b-review熱量が過ぎる、と思って立ち寄ってみたんです。したら、いかいかさんが運営に入ったとかで揉めてるし。不穏。このヒリつき方、ブンゴク思い出すなぁって、つい投稿。投稿したきっかけはそんな感じですけど、ブンゴク残党としてb-reviewでブンゴク再興を夢見たりはしませんから安心して下さい。成仏してますよ。むしろ、bにはブンゴクが乗り越えられなかった壁の先に行って欲しい。酷評を越えた尖った詩評が読める場所であって欲しいと思います。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-10-07

>この場合自然は神と言うよりは、本当にフラットにただの自然と言う気がしてきました。 あ、やべ、神殺したかも。ゼッケンです。エイクピアさん、こんにちは。しかし、神はこの先にいると思う。 >「遠くへ」と繰り返されるリフレーン小技が効いて居る 小技と言いよった。ま、でも技ありにはちがいないということで。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-10-07

>人間の意識から外れたもっと大きな何か(分子レベルの世界、自然のようなもの)への畏怖 ピンポンピンポーン、正解。砂まみれさん、ゼッケンです。認識の外側と言えば、たしかに月並みな発想ではありますけど、本来なら抽象の領域、そこを具象化できんかと、見て分かるようにできんかと考えました。空間って怖いよね、得体が知れなくて。でも、生きているんだ、ぼくら、正体不明のまま。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-10-07

>きっと物理や化学では言い表せない隙間 世界を人間に合わせるんじゃなくて、人間を世界に合わせろよ、ていう。かずやさん、こんにちは、ゼッケンです。 >学校とは比べ物にならない理不尽や矛盾に対する訓練 あっはっは。そうそう、昔の学校はこんなんだった。なつかしいけど、今じゃ通じない論法になっちゃいました。だいたい、学校の矛盾が社会に持ちこまれてるだけじゃん、って、学校嫌いだったゼッケンが言ってます。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-10-07

どーも、エルクさん、こんにちは。ゼッケンです。 >感覚的にどストライクに好みなフレーズでした。 やったね。すなおに喜びを表明したい。超絶言語感覚魔人エルクさんの感覚のストライクってすごくないですか、ゼッケン、われながら。どこがどう刺さったのかはおそらく私には理解不能な位相にあるんだろうけど。まあ、再現性はない。すなわち、これを奇蹟という。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-10-07

調子のよい口上でコミカルに最後まで読ませてくれます。でも、これはホラーです。エルム街の悪夢ばりにポエム街の悪夢。ゼッケンです、妻咲さん、こんにちは。 増築太郎さん、この人、自分のことしか言いません。相手のことはお構いなしです。がん細胞の論理。 >要らない階段付けましょう、 ですもん。自分で言ってます。無目的に増殖する建築-腫瘍化した迷宮の悪夢。「さわやか笑顔」といっしょに悪意をふりまいています。この増築太郎はよくしゃべる癌。腫瘍化した人面瘡という怖い絵ずらのところに >増築はあなたの生活を豊かにします このせりふ。心底冷えます。 >似顔絵描いてもらえたら >男前だとわかります 最後、CTスキャンで男前の腫瘍が映るというね。自分がどこに巣くっているか、探してみろというひそやかな挑発に読めました。 ぼっけえ、きょうてえ。 自分の趣味に引き寄せた感想ですので、迷惑なら迷惑とおっしゃってくださってけっこうですので。 (増築太郎)

2023-10-04

>分子模型はあくまでも模型で、人間が頭で考えて表したもの。現実の空間あるいは存在そのものではない、ということでしょうか。 丁寧に読んでいただき、ありがとうございます。tasakiさん、ゼッケンです。そうそう、三次元の空間というのは人間の認知によるものであって、空間がどうして直交座標の立体でなければならないのか? この簡潔な座標系は空間そのものの拡がりを表しているのではなく、脳にとって必要最小限の演算で重力に抗して運動する軌道を導くためのマトリックスなんだろう、つまり、自重を支える水平面と重力の働く垂直方向を抽出する以上のことは想定してないんじゃないかな、という発想です。無粋な説明になってしまいました。とっぴんぱらりんぷう。 (空を見上げろ、模型だ)

2023-09-25

久しぶりにきみと会ったとき、 きみが吊られた男になってから歳を取っていないことをおれは知った きみが歳を取り忘れている間におれは もとからの近視だけじゃなく、老眼にもなった どこにも焦点を合わせられないおれには粗末な脊髄反射しか残されていない 30メートル先のコンビニのトイレまで、クソをもらすまいとひとり恐怖と孤独、 おれが闘っているときにもきみはずっと逆さに吊られていたんだろう 逆さまに吊られたきみには海が空に見える なあ、ブラザー、元気そうでなりよりだ おれはローンの済んでいない家の車庫から高枝切りばさみを持ち出し、 きみを吊っている綱を切ってやろうかときみに訊くのをやめた きみはうるせえ、ハゲとおれに言うだろうからだ おまえなんか知らない、と たしかに。はじめまして、と、おれはきみに言う 綱を切ったところで、きみにとってはそこが一番遠い場所だから、 重力を忘れたきみはもはや地上には落ちてこないだろう 潮の満ち引きが奏でる交響曲にしか興味のないきみには 無限遠点から地球と月が互いを引き合う力を観測するのに適した場所だった (空を見上げろ、模型だ)

2023-09-25

>僕らの人生は海を行くのでは無い >海を目指して流れる川に生きている この2行、すごくないですか? ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。ぐらいの。ゼッケンです。ネリホさん、こんにちは。ぼくらは「目的」あるいは「結果」じゃないんだ、「現象」そのものであり、「過程」なんだという宣言。ブラボー。けど、その後は既視感に呑まれた。そもそも流れに身を任せちゃだめでしょ、わたしたちは流れそのものなんだから。もっと練りようがあったんじゃないかという印象です。 (川)

2023-09-24