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唇
藁の中から蚊が大量に発生して 刺された足がイラつく 知識がたくさん落ちていて 助かったようなものだ 日が落ちて月が出た後に 山河を特に感じて 光が明るみになるが 月光ではないし電灯の光でもなく トイレが宮殿の様に見えて 歩くたびに私の足が宮殿になった 川の中は波紋ばかり 小雨だった 唇が主語になっていると思った
作成日時 2020-12-30
コメント日時 2021-01-31
唇 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 577.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
項目 | 全期間(2021/02/25現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.5 | 1.5 |
前衛性 | 0.5 | 0.5 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.5 | 3.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ちょっと遅いですがコメントを戴きたく思いました。かなりぎりぎりで、今日限りコメントのやり取りができなくなるので本当にぎりぎりなのですがお願いします。
1蚊がいることから、季節は夏なのだろうなと思いました。夏は日が落ちて月が出るのは遅く、夜に出歩くのも心地いいですね。山河というと田舎を思わせますが、宮殿には華やかさを感じます。夜道の暗さとは対照的に、月光でも電灯でもないという光の明るみ。川の波紋や小雨の湿り気。極めつけは、唇が主語になっていると思う、という詩行の色っぽさ。 これらから想起されたのは、田舎の夏の夜道を恋する人と連れ立って歩いている様子でした。道は暗いけど、恋には華やかさがあって、微かな明かりに心なしか濡れているように見える唇、情熱のこもった息遣いまでも伝わってくるかのようで、とてもロマンチックに感じました。
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