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月と夜   

作成日時 2019-10-01
コメント日時 2019-11-07

ぼくが一番きれいにみえる 秋がきたよ と月が夜に胸をはる 中秋の名月というけど ぼくには迷惑だ   と夜が月に 言いがかりをつける まあまあ と雲が仲裁にはいってきて 夜さん  なんで迷惑なの と夜に問う だって月が目立ちすぎて ぼくがかすんでしまうじゃないか と雲に答える そうだねたしかに 夜は真っ暗でこそ ぼくたちも美しい と星たちまで割り込んでくる それじゃあぼくが 雲を吹きつけて 月を隠してしまおう と風も割り込む   わかったわかった と月がみんなに それじゃあ ときどき風さんが雲さんでぼくを 隠すというのは どうかな と妥協する いつまでもつづく 月と夜と雲 そして風と星たちの会話を 公園のベンチで 眺めていた少年が いつのまにか  家路につき しんしんとして 虫の音とともに 秋の夜は更けてゆく


項目全期間(2020/02/22現在)投稿後10日間
叙情性64
前衛性10
可読性55
エンタメ1717
技巧44
音韻22
構成88
総合ポイント4340
 平均値  中央値 
叙情性0.71
前衛性0.10
可読性0.60
 エンタメ1.91
技巧0.40
音韻0.20
構成0.90
総合4.84
閲覧指数:1448.7
2020/02/22 15時39分30秒現在
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コメント数(12)
鶲原ナゴミ (2019-10-05):

月、雲、夜、星、風、みんなに彩られて秋の夜空が仕上がりましたね。読んでいて楽しかったです。

なつなつ (2019-10-05):

言葉優しく可愛らしくて、とても癒されました

st (2019-10-06):

渚鳥様 お読み下さりありがとうございます。 お久しぶりですね。過去の記憶を失われたとお聞きして、心配してました。 >読んでいて楽しかったです。 ありがとうございます。ちいさなメルヘンとして創りました。 なつ様 お読み下さりありがとうございます。 >とても癒されました まさに、その目的で創っています。

せいろん (2019-10-09):

なつさんが仰られているように、本当に癒やしでした。読んでいて気持ちが良かったです。

杜 琴乃 (2019-10-09):

今まで「月」には大きく柔らかく包み込むような愛、のようなイメージを持っていたので、月を「迷惑」と感じる存在がある、という視点がとても新鮮で面白かったです。作品を読むと、なるほどそうかもなぁ、と思わせる丁寧な描写にどんどん惹き込まれていきました。それも誰もが目にしたことのある「月に雲がかかる」という風景で、その風景を鮮明に思い浮かべながら、とてもわくわくして読むことができました。 最初に読んだ時からとても好きな作品です。老若男女問わず楽しむことができるのではないでしょうか。こちらを読んだ後は、今夜はどんな会話をしているのだろう?とか、私にはどんなふうに見えるだろう?とか、夜空への好奇心が残りとても良い気持ちになりました。

st (2019-10-10):

せいろん様 お読み下さりありがとうございます。 >読んでいて気持ちが良かった 楽しんでいただけたようで、うれしいです。 杜 琴乃様 お読み下さりありがとうございます。 >月を「迷惑」と感じる存在がある、という視点が >とても新鮮で面白かったです 中秋の名月に嫉妬した夜と星たちが、月を「迷惑」だ として 秋の夜のドラマが始まります。私も最初は少し違和感があった のですが、書き進めると結構面白いので、成功したかなと思い ました。 >老若男女問わず楽しむことができる ありがとうございます。今後もこのようなメルヘンに挑戦して ゆきたいと思います。 >夜空への好奇心が残り 杜 琴乃様におかれましても、秋の夜の違ったドラマに是非とも 挑戦してみて下さい。

あおいあおい (2019-10-24):

美しい秋の夜空が絵本のように描かれているなと感じました。 静かで、美しい世界観が癒しでした。 ありがとうございます

st (2019-10-25):

あおい様 お読み下さりありがとうございます。 >絵本のように描かれている この詩が絵本と同じ効果を読者に与えているとしたら、それは 杜 琴乃様 が指摘している---誰もが目にしたことのある「月に 雲がかかる」という風景----をドラマにした事が成功したのか も知れません。

ああああああ (2019-10-25):

言ってることがほかの方と被るのですが、絵本読んでいるような気持になってとても癒されました。 こういう平和な夜があったらいいなあ。

遠藤ヒツジ遠藤ヒツジ (2019-10-25):

秋の澄んだ空がありありと浮かんで、月や夜、雲に星に風、それぞれの表情が見えるような世界観を楽しく読みました。最終連の方で物語の視点が空からぐっと降りてきて少年にフォーカスされる場面は、(私の場合ですが)大人へ成長してしまった読者の目に少年の光るような心が射しこむようなイメージをもちました。 個人的な好みなのですが、「いつまでもつづく/月と夜と雲/そして風と星たちの会話を//公園のベンチで/眺めていた少年が/いつのまにか/家路につき」までがかなり駆け足なのがすこし気にかかりました。 この詩世界にもう少し浸っていたい思いから、少年の家路までを空が見守る姿が入って、最後「しんしんとして 虫の音とともに/秋の夜は更けてゆく」となると、私は余韻をより楽しめたかなと感じました。 以上、秋の夜長に読ませていただくにぴったりの詩でした。 ありがとうございました。

st (2019-10-26):

あああ様 お読み下さりありがとうございます。 楽しんでいただけたようで、うれしいです。 遠藤ヒツジ様 お読み下さりありがとうございます。 >かなり駆け足なのがすこし気にかかりました 確かに、その通りですね。じつは私もそのように感じていました。 >少年の家路までを空が見守る姿 この部分をあらたに追加すれば、より面白いドラマになると私も思い ますので、現在考慮中です。貴重なご指摘、ありがとうございました。

エイクピア (2019-11-07):

前衛性もあるような、雲が仲裁に入って来るとはユーモラスですね。

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