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遠藤ヒツジ


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遠藤ヒツジの記録 ON_B-REVIEW・・・・

秋の澄んだ空がありありと浮かんで、月や夜、雲に星に風、それぞれの表情が見えるような世界観を楽しく読みました。最終連の方で物語の視点が空からぐっと降りてきて少年にフォーカスされる場面は、(私の場合ですが)大人へ成長してしまった読者の目に少年の光るような心が射しこむようなイメージをもちました。 個人的な好みなのですが、「いつまでもつづく/月と夜と雲/そして風と星たちの会話を//公園のベンチで/眺めていた少年が/いつのまにか/家路につき」までがかなり駆け足なのがすこし気にかかりました。 この詩世界にもう少し浸っていたい思いから、少年の家路までを空が見守る姿が入って、最後「しんしんとして 虫の音とともに/秋の夜は更けてゆく」となると、私は余韻をより楽しめたかなと感じました。 以上、秋の夜長に読ませていただくにぴったりの詩でした。 ありがとうございました。 (月と夜)

2019-10-25

●るるりら 様へ お返事ありがとうございます。 おっしゃる通り、ビーレビ初コメントでした。 「るるる」の表現についても、るるりらさん自身の考えが聴けて非常に勉強になります。 (るるりらさんのお名前にも関係してくるな、と後から気づきながら)「る、ろ」の象形イメージや「流転、類似」の意味を含ませているという返信を見てなるほど、と膝を打ちました。 でも同時にるるりらさんも自覚しているとおり、「わかんないと思う」という言葉が真実でもあると思います。詩のみならずあらゆる作品は作者の書いた意図を外れて読者に届く、と僕自身は考えていますので、そのような考えをるるりらさんが持っていることが嬉しかったです。 僕も詩を書くときに「あなた」と表現することが多くて、たしかに「君」では書きづらいものになっているかもと自らを省みる機会にもなりました。 初めてのコメントでしたが、真摯に返答をくださりありがとうございました。 (ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで)

2019-10-25

るるりらさん、詩を読ませていただきました。 ありがとうございます。 魚編の漢字が好き、という書き出しに引き込まれて、それからは水を流れるように読むことのできる詩でした。回遊魚のようにゆうゆうと、というような楽観性は薄く、時には逆鱗に触れる痛みも持っている世界は読者を飽きさせないと思います。 また、あなたへ向けられた恋愛詩でもあって、詩の原点を見せられる気持ちもあり、全体として非常に秀作だと思いました。 拙い指摘ですが、最終前二連の「るるる」という音の響きはなくても十分読者に響く詩だと思います。 また、題では「君」・作中では「あなた」ですので、どちらかに統一できれば読者はより一層すんなりと詩世界に入っていけるのではないでしょうか? 以上、拙い感想ですが、失礼いたしました。 (ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで)

2019-10-19