えまちゃんと風 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

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久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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二酸化窒素

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えまちゃんと風    

えまちゃんがベッドで目を覚ますと 窓があいていて風がカラカラと通っていました いつも隣で寝ているはずのお母さんが今日はいません 部屋はしーんとしています リビングやお風呂 トイレを覗いてもお父さんとお母さんはいません 家のなかを走りまわって 疲れてお腹も空いたけれど えまちゃんは泣かないでいました 泣いてもしかたないと思ったので 知らんぷりして通りすぎる風を見ていました 玄関からえまちゃんを呼ぶ声がきこえたので 走っていくとじいじとばあばがいて これから朝ごはんを作ってくれるそうです じいじと遊びながら お母さんとお父さんのことを 思い出そうとしたけれど もしかしたらずっと前から 会っていなかったかもしれません ばあばが窓をしめました 風はもういません


えまちゃんと風 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 2293.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 91

作成日時 2019-04-27
コメント日時 2019-05-25
#テキスト #酷評OK
項目全期間(2024/04/19現在)投稿後10日間
叙情性533
前衛性00
可読性322
エンタメ00
技巧32
音韻00
構成33
総合ポイント9110
 平均値  中央値 
叙情性7.61
前衛性00
可読性4.60
 エンタメ00
技巧0.40
音韻00
構成0.40
総合132
閲覧指数:2293.6
2024/04/19 15時43分48秒現在
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※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

えまちゃんと風 コメントセクション

コメント数(10)
竜野欠伸
(2019-04-27)

拝読しました。 はじめまして。鹿又夏実さん。 一読しましたら、どこかしらには ある家庭の風景描写なのだろうと 思いました。ありふれ過ぎた 子供の日常。刺激のなさすぎるGW。 ところが、そんな風景では収まらない。 風がいなくなる、という最期の行。 風景ではなく景でしかない。 これは、光景にも 当たらないだろうと感じました。 さらに読み込んでみました。 何故かというと子供の快不快がやけに 普通過ぎる描写により、逆に 残酷なほど過保護な子供像を 増幅させて書くことに 成功しているのです。 大人になったら こんな子供時代を思い出としたくはない と人間なら思うのです。 今の家族ってこんなに 賑わいがないものなのでしょうか。 試しにですが、子供のいない夫婦ですが 昨日の家族の会話で思い出すことを 書いてみます。 僕はというと 麻生太郎の呟きそうなセリフを マネをして 妻と過ごしていました。 是れでは財界にはイイカオが出来ん。 ミゾウユウの事態ダ! このフレーズをどちらが 面白くマネできるか 何度もセリフを呟き ながら二人で笑っていました。 馬鹿な小話を失礼しました。

0
フェレットのしつけ
(2019-04-27)

はじめまして。 親の不在が理解できない子供の心象風景がカラカラと通り過ぎる風と重なってとても寂しげに浮かび上がってきて、言葉は少ないのに感情が呼び起こされる不思議な体験をしました。 最後の、風がいなくなる場面が何故か残酷に響いて生活の中の不穏な空気が見事に現れているなと感じます。

0
鹿又 夏実
鹿又 夏実
(2019-04-28)

竜野欠伸様 コメントありがとうございます。 とても嬉しいです! ありきたりな退屈なGWのような間延びした日常に忍びこむ不穏さを、子供の目線で書こうと思ったらこんな感じになりました。 今の家族は昔ほど賑わいないでしょうね。TVにパソコンにスマホと人と会話しなくても楽しめるものが溢れていますからね。その分、不穏な空気はすぐに入りこんでくるような気がします。 ご夫婦の会話面白く読ませて頂きました。麻生さんが呟きそうなセリフを真似して楽しむなんて知的で楽しそうなお時間を過ごしていて羨ましいです。 ありがとうございました。

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鹿又 夏実
鹿又 夏実
(2019-04-28)

フェレットのしつけ様 はじめまして。 無関心な世間のように風が通り過ぎていく様を子供目線で書いてみたので、大人目線で書くと風とかどうでも良くて、全然違う話になりそうです。 見事に現れている、とのお言葉ありがとうございます!不穏な空気がはりつくような詩を書きたいです。

0
せいろん
(2019-04-28)

「風」とは、出入りする人間であって、出ていったお父さんとお母さんのことなのかもしれない、と思いました。だから、今は閉まっている。じいじとばあばがいるから?かなと。 間違っていたらすみません。とても静かで良い意味で無機質な所が怖さを感じさせる詩ですね! 面白かったです!良かったです。

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鹿又 夏実
鹿又 夏実
(2019-04-28)

せいろん様 自分でもあまり意識せずに、風に色々な隠喩を持たせていると思います。 いつもの日常、父母、それとも人の暮らしに我関せずの世界そのものか、、 どうもありがとうございます。 面白かったと言って頂けて投稿して良かったです。

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エイクピア
(2019-05-01)

風が主役の様な詩で清新な感じがしました。風は目に見えないのが常識だと思うのですが、アニメなどでは如何にも風がイキイキと描かれていたりする。風神雷神図などは言わずもがなですが、この詩は風を幻視するどころではなくて、風の顕現、風の神を夢想させてくれると思いました。

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鹿又 夏実
鹿又 夏実
(2019-05-08)

エイクピア様 初めてまして。 風の神とは神話のようなお言葉ありがとうございます。 確かに風が擬人化されている感じで、えまちゃんが主役ではなく、ひとつの社会の片隅にいる子供の目線で見た風を描いているので、風が主役かもしれないです。 爽やかな風という雰囲気ではないですが 笑 ありがとうございました。

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るる
(2019-05-17)

ちいさい人の行動を見ていると、ときどき 虚空を ぼーっとみつめて、あきらかに なにかが見えているとしか思えないかのような様子のときがあることを想いました。 夏実さんは、その不思議ななにかのことを「かぜさん」と呼んでいる気がします。ちいさい人の世界をうつくしくいいあてている素敵な表現だなと思いました。それから えまちゃんというお名前が 個人的には結構 すきです。エマ・ワトソン。 エマ・ストーン くらいしかおもいうかばないけれど、たまたまおもいつく ふたりの幼いころの美人な感じで この詩を読んでしまいました。

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鹿又 夏実
鹿又 夏実
(2019-05-25)

るるりら様 コメントありがとうございます。 子供が虚空を見つめているのを見ると、 目に見えないものを見ることをしない大人のほうが不思議な存在かもしれないと思いますね。 風って目に見えないけれど、色々なことを世界に引き起こして特別な存在だなと感じます。素敵な表現と言って頂けてとても嬉しいです。 えまちゃんという名前は私の姪っ子の名前です。私から見るとハリウッド女優に負けないくらい可愛い女の子です 笑

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