【フル】かるべまさひろの選評<2018年11月分> - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

食べ物と死ぬ人

目が付いているうちに読みたまえ諸君

傑作。 目が付いているうちに読みたまえ、諸君。他に言うべきことはない。

石村利勝

別れ

余りにも挑戦的、だがそれがいい

数ある一行詩の中でも、想像力/表現力がとても高い作品。最初は(え、これだけ?)と感じることだろう。しかし、これだけ?からの作中世界の広がり方は、これだけ?発言が恥ずかしくなるほど広すぎるのだ。

ふじりゅう

ママンへ

散り際にも見えるママンの後ろ姿

無駄なくそつなく、それでいて大胆にママンに語りかける。「ママンへ」あなたはこの書き出しで何を思い、連ねますか?

stereotype2085

名残の雪

美しいと思える作品だった

美しい空間を、踏む。踏むことで、汚す。踏むことで汚す、明示のされない寂しさ。本作にとって、雪を踏む行為、それだけが個の存在の証明なのだ。

ふじりゅう

例えば鳥の教え

色が付いたばかりの映画のように

情景の転調あるいは繋がりが「色彩」を基調にして、境界をあいまいにしながら広がる。

鈴木歯車

おかあさん

史上最強のタイトル回収

本文たったの6行、造作もなく読み切れ、詩人よ。 そして再度タイトルを見返し驚愕せよ、詩人よ。

眠い人

空なんか見てんじゃないよ

淘汰

この詩はあるタイプの詩と詩人を淘汰するべく書かれている と言えば言い過ぎか。 要注目。

stereotype2085

はずしわすれた風鈴が鳴る

やさしくせつない短歌集

かたづけられない想い出、それでもめぐりくる季節——

沙一

春風に吹かれてる

だいじょうぶだあ

《なんてこたあ ないんだよ》 天国から呼びかける声が、聴こえる。

stereotype2085

永遠の反射

名作?それともただの習作?

ただの習作なのかもしれない。が、ここには作者当人も気付いていないかもしれない、天才がいる。俺の直観は当たるんだよ。人生で二回くらいは。

石村利勝

こんにちは まっさらな世界

「まっさら」の優れた表現

あなたの世界も「まっさら」ではないかな? 「まっさら」なのに、書けますか?

南雲 安晴

imagine

パンチング。

今からリーディング界隈を、ノックアウト。

stereotype2085

はっかといちご

詩における視覚要素の決定版

いわゆる視覚詩的なものは作ろうとするとパッと見の奇抜さで満足してしまい、それを行った理由に乏しくなってしまうことが往々にある。しかし「はっかといちご」はその域を超え、結晶の造形だからそこの効果を成せている。

渡辺八畳

独言少女

いつも終電に間に合う人生生きてますか

少女の独言は胸に刺さる。というか萌える。条件があって、少女は本当に少女でなくてはならず独言は本当に独言でなくてはならない。なのでこの詩は刺さるし萌える。

石村利勝

MY 9090 OF NO……

最先端ノスタルジア

なつかしみが 超えてゆく 未来という名のノスタルジイ 

真清水るる

骸骨スフィア

プラトニックな求愛の舞踏

ほろびたゆえに、もうほろびることのない、永遠の愛。それは、幸せか、囚われか——

沙一

人魚性

海、たましいの故郷

素直さゆえに、なじめない人間のせかいにたいする、異邦のかんかく——

沙一

宇宙飛行士の解剖

死因は、孤独

二重の夜に、追い詰められた、かれは、涯のない闇のなか、吊るされた——

沙一

家庭の檄文

悲運

そこには笑顔の絶えない、家庭があった。

stereotype2085

あす

ミのシャープはファ

「ミのシャープ/響かせる笹舟にのせて/送り出してみる」って、やりますねえ。ひねりが利いてて鮮やか軽やか、清新なリリシズム。これぞ令和の”もののあはれ”じゃないですか?

石村利勝

バナナはおやつに入りますか

たもつワールド全開

これはバナナですか いいえ詩です たもつザ・ワールドです

羽田恭

TOKYO

不良天使の幻像

広大さと、小さなもの、神聖さと、世俗的なものの、コントラストに富んだミニチュア——

沙一

風景を食む

我々も本作の出来に食まれていく

この良さは読まぬと分からぬが、読むと確実に心が仕留められる。独特の風景の描写は人の記述がないからこそ冷涼な空気を作り出す。

ふじりゅう

失踪

現代詩が現代であることを実感できる

古風な詩作品から一線を画した作風に我々は驚く。

ふじりゅう

お別れの挨拶

&氏による待望の一作

ロシヤ、という響きの不思議さに、貴方はもう逃れられない。。。

ふじりゅう

この作品は読んだことがありません。


作品を
別枠表示

【フル】かるべまさひろの選評<2018年11月分>    

はじめのあいさつ  今年を振り返っています。なのであいさつとかが長めです。  かるべです。実は、今のように、  自分で現代詩と思うようなものを書くようになって  ちょうど一年です。  去年の十二月に大阪のルクアで手帳とシャーペンを衝動買いして、  時空の広場で詩を書き始めてからです。  それまでは、あえて分類するなら  クリエイティブライティングになると思われる、  確実な命題のもとに書かねばならないものを書いていました。  (初期の投稿でもある、ビーレビテンで展示させていただいた「学習」とかです)  B-REVIEWは、11月も投稿作品数が多く、  選評も読んではいるので、  実際、物量が多く、  自分のためになる・楽しいとか、なにかしら確信を持っていないと  やってられないのを理解しつつ、  単に自分が一定の楽しさのもとで、  毎月なんだかんだ取り組んできたことに、自分を撫でてやれます。  コメントを、以前のように、  数を残せていないことを、少し申し訳なく思っています。  ただ同時に、コメントが機能し続けていることを  尊敬と感謝しています。  B-REVIEWは「変わろうとしている」という  モラトリアムをぼちぼち長く過ごしています。  僕などは、それがなにということもなく、  動ける瞬間に動いて、  問題があったら動いて、  その程度で、わたなべさんやステレオさんに、  船頭はなるたけ任せてしまいたい、  そんなスタンスを表明してしまうときもあり、  些か、申し訳ないこともあります。  ただ、僕はこのゆるやかな革新に、  詩を感じています。  自分が詩を書くための、人の生に触れていられる空間を、  感じていられるので、  しばらくは厄介になります。  今は、運営に携わっていない、という立場の皆様からでも、  なにか動きたいときに、  なにかビーレビの名が助けになるときに、  ボランタリーの範囲でありますが、支えになりたいと感じます。  そんな生易しい社会ではない、と心の声が言いますが、  詩を書きたいときに/書かねばならないときに、書いて、  見せたいときに、見せて、  一抹のさびしさをつきつけられて、  それでも人を感じられるコメントに選評に、一喜一憂をして、  確実に、今年は、人生の充実が、僕には増えました。  ありがとうございます。  B-REVIEWを、つくっているのは、みなさんです。 <選評>  選ばなかったものも読んだのか、性善説で成り立っているのは、  弱点かもしれませんが、耐性でもあるかもしれません。  それより、生々しい性の話が多かったですね。うひゃ。  あと、ビーレビ杯不参加作品が増えているのも特徴でした。  しかし、僕はやはり継続して評論には向いていません。  すべてのインプットは、かるべ語のアウトプットへ行くのですから、  翻訳家を失った僕にはもはや、選評詩しか書けないのでしょう。  かるべの精液の作品にみうらさんがコメントしてくださった部分が、  かるべ語の翻案として個人的に採用なのですが、  なんか、こう、みなさん、日本語が成立していたり、  成立した日本語をうまく崩していたりと、  ちゃんと尊敬しています。  なので、僕が選ぶのは、もう、巧いものとか、  きれいな情景、深い造形ではなく、  なんこれ胸痛むやんけ、みたいなものを今月は選びました。 【大賞候補作】 小銃射撃 羽田恭 11月13日 【優良作】 かえっておいで 杜 琴乃 11月4日 ひきだしにテラリウム こうだたけみ 11月21日 【推薦作】 彼女のrの発音/魔法使いじゃないので 仲程 11月3日 アリとキリギリス ふじみやこ 11月1日 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 大賞候補 小銃射撃 羽田恭 11月13日 なんこれ胸痛むやんけ https://www.breview.org/keijiban/?id=2623 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 かえっておいで 杜 琴乃 11月4日 なんか最後の行でぐっと胸が痛む https://www.breview.org/keijiban/?id=2566 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 ひきだしにテラリウム こうだたけみ 11月21日 なんだか後半胸が痛む系の歌にしてしまいたくなる https://www.breview.org/keijiban/?id=2664 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 彼女のrの発音/魔法使いじゃないので 仲程 11月3日 人はだれでも種類の違うこの痛みを持ってる https://www.breview.org/keijiban/?id=2563 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 アリとキリギリス ふじみやこ 11月1日 なんだ胸痛がしてきた https://www.breview.org/keijiban/?id=2549 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おわりのあいさつ  一番笑ったのは昼ドラでした。  賛否両論って永遠になぜかあって、  賛のなかで漂ったライフスタイルの方が、  よいのだろうという、  視点がありまして、  実にシンプルな人間模様が、外には広がっています。  僕はゲイなので、  まぁ、よく、自然と齟齬など生まれやすいのですが、  ウーマンラッシュアワーさんが言及するのもどうなのと言及したりして、  わーついにこんな時代ですか生きてるうちに、みたいに家でスマブラしながら。  こうノンケの方々から、あれ、同性って結婚できるの?みたいに訊かれるのですが、  あー自然と詳しくならざるを得なかった事柄で、  僕は家の中を埋め尽くしていたのだ。  あんまり、情報量が多い生体なので、  最近は小出しにしてるんです、と宣言をするのが渡世術です。  僕は知っているんです。  先日、相手のご実家にご挨拶にいったこと。  それを言及することが自身の切り売りとしてコンテンツ価値のあること。  日常それ自体が、違うことなど、誰でもそうなのに、  僕のなかに普遍などありえないので、  僕は普遍の詩を書けないのです。  どこまで進んでも、かるべ語を話すことしかできないことを、  人間の世界では、苦しく感じることもあるのですが、  どうやら、だれでも「自分の言葉」があると知り、  それはもう、胸を撫で下ろしましょう。  僕は変態なので、  そんじょそこらのセックス描写自体には、何も思わないくらいです。  性のことに、気がついたら詳しくならざるを得なかったのでしょう。  だから、人体よりも人間の方が好きなのだと思います。 かるべ


作成日時 2018-12-10
コメント日時 2019-01-13

【フル】かるべまさひろの選評<2018年11月分> ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 18
P V 数 : 424.0
お気に入り数: 0

【フル】かるべまさひろの選評<2018年11月分> コメントセクション


コメント数(18)
羽田恭 (2018-12-11):

予想外な事に、「小銃射撃」が大賞候補に! まりもさんしか感想を書いていなかったので、外したかなと思っていたのですが。 淡々と行われること、ただそれが小銃射撃とその整備というのが、かるべさんに痛みを与えたのかもしれません。 そして今月、また予備自衛官の訓練に行ってきます。(年1回あるのです) 選んでいただき、感謝です。

0
かるべまさひろ (2018-12-14):

羽田恭さん コメントをありがとうございます。 コメントを残せないまま選ぶということも何回かしているかるべです。 何事もそうですが、人に影響を与えてる実感は伴わないまま、人に影響を与えてるということかもです。 ありがとうございます。

0
こうだたけみ (2018-12-15):

かるべさん、「ひきだしにテラリウム」を優良作に選んでいただきありがとうございます。名前あった! よかったーって思いました。 11月の投稿作はどちらもゴル作で、本作を書いた後に「ひきだしあいた」を書きました。ある意味で連作です。 ご指摘いただいた後半部分は、根腐れる→腐れているりんご→信州りんご、ストーブにかけよ→鍵かけない、まっくら森(テラリウム)→所有してはならないもの、神→手のひらを見せます(インドの神様は手のひらを見せた状態で描かれることが多い、たしか全知全能を表しているという説があったはず)というように、二行ずつで連想ゲームをしています。その連想ゲームを作品全体でやったのが、のちに書いた「ひきだしあいた」です。 悲しげにしていても、どこかしらで遊んでいないと気が済まない人間なのだと思われます。 ありがとうございました!

0
オオサカダニケ (2018-12-23):

レスの伸びてなさが証拠 11月に私を推さないのは客観的に考えて無理がある

0
かるべまさひろ (2018-12-23):

オオサカダニケ様 よろしければ「客観的」の部分をもう少し説明いただいてもよいですか? ガイドラインに また、十分な理由を明示しない酷評/罵倒を禁ずる。 とあります。 よろしくお願いいたします。

0
かるべまさひろ (2018-12-25):

オオサカダニケ様にイエローカードを発出します。 先日の注意がまだ記憶に浅いかと存じますが、ガイドラインに同意しているとは捉えられない発言が続いています。 「合評マナー」に同意する者が参加していることがこの場であると認識していますので、よろしくお願いいたします。

0
オオサカダニケ (2018-12-26):

「目的地」(11月1日投稿)この詩にはルミライがあった。実際わったんも褒めてた。そしてかるべ氏が推した作品にはルミナスラインがない。よってワイを推さないことに無理があると断定する。(なお、ルミライ至上主義に基づく考え方である)

0
かるべまさひろ (2018-12-26):

「ルミライ至上主義に基づく考え方」だと自覚されていらっしゃるのは存じてますが、荒らしまがいのコメントや言葉で他者に主義を押し付ける態度をされるのは、ルールに反していますのでご注意ください。なお、カードがある方ですので、今後はあまり注意も致しませんので、ご留意ください。 また、「客観的」である説明になっていませんので、改めてなぜ「客観的」なのかをお応えいただければ幸いです。 また、ルミナスライン至上主義に則った故とも思えない根拠のない(そして感想と言うには乱暴な)コメントが、ここ一ヶ月でも6コメント程認めています。最後にもう一度、お気をつけくださいと確かにお伝えいたしました。

0
オオサカダニケ (2018-12-26):

6個は多すぎて草

0
AB (2018-12-29):

かるべさん 推薦していただきありがとうございます。なんかそうかな、とうなづくひとことです。 >だから、人体よりも人間の方が好きなのだと思います。 この一行、いい と思いました。

0
京のふじ (2018-12-30):

かるべ様 推薦作に選んでいただきありがとうございます! もっと質を高めていきたいと思います!

0
杜 琴乃 (2019-01-10):

かるべさん いつも有難うございます。運営さんがいるから、支えてくれる方がいるから、様々なことが成り立っているのだと改めて感じます。 優良作に選んでいただき大変嬉しく思います。なくしものが拾われて大切に扱っていただいたような気持ちです。本当に有難うございます。

0
オオサカダニケ (2019-01-13):

>Twitter上でのやりとりを、この場に持ち込むという行為は 季節に一回くらい悪い意味で行われています。 マジで何度でも言いますが、 かるべに限らず、Twitterを見ないのが基本という人間はいます。 TwitterでのできごとはTwitterでしてほしいのが本音です。 >・掲示板外で作品や作者を酷評・攻撃する行為は慎むこと。発覚した場合、厳格な対応をとる (^_^)

0
オオサカダニケ (2019-01-13):

ガイドラインに「なお、運営者に対しては厳格な対応は行わないものとする」という文章を付け足してみては?

0
渡辺八畳 (2019-01-13):

関係ないコメ欄に書くなっちゅーの オレンジカードについての告知をメールでやってやろうと思ってたのにさ、んな態度なら皆に見られるここに書くわ ガイドラインにもあるがオレンジカード発行者は一定期間の投稿が禁止される。オオサカダニケ氏は1月は既に2作投稿しているため、適応は2月から。一応期間は1ヶ月とは考えているが、態度によっては伸びることもあるでしょう。 運営内ではレッドカードにすべきという意見もあったんだよね。つうことは今回のオレンジってのもギリギリレッドは免れたってだけで依然危ない状態なのは変わらない。レッドまであと僅かだし、このコメ欄に書いたことによって一歩近づきました。 出禁なんてだしたくないってのはマジの本音だから、ほんとさ自分の置かれた状況をちゃんと理解して。

0
渡辺八畳 (2019-01-13):

てかさぁ、ニケ名義でtwitterやってねぇくせにstereo氏のしかも別名義のアカ覗くようなセコいことやってんじゃねえよ 抗議ならアカ作ってtwitterでやれ。てか今からアカ作って俺に連絡入れろ

0
オオサカダニケ (2019-01-13):

何回もアカウント作ろうとしたけど無理。前作った奴が凍結されたし、同じアドレスで作れない感じになってる。 春にスマホ買うから、そん時にフォローするわ。SNSの別アカでイキって叩くほうがキモいかなあと思ってしまう。運営者みたいなプロと違って俺は無名素人インキャやからダサいし、立場が圧倒的に弱いけどな。 あとはフォーラム来てくれ。 レッドでいいで。心に響くナイーブな詩じゃなくても読む人を面白がらせられる詩が書けると確信してる。

0
オオサカダニケ (2019-01-13):

従順 というタイトルのやつやで

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン
投票不可

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1