B-REVIEW作品投稿掲示板


プライヴェートな【 接 触 】   

びいふじゃあきい・かもめ 
作成日時 2018-11-08
コメント日時 2018-11-09

 

―――プライヴェートな【 接 触 】 秋になれば何人も淋しい形而上学者か、 今日も靴を嗅ぎまわるフェチ犬の頭を撫でてやる。 [屈折率(n) 1.49度/媒質固有の屈折率] モブキャラの雑踏に手をこすりあわせて、 スタンダードなベストフォームでコートの襟を立てる、 (ニュートンのゆりかごのPMXモデルのモーフ値計算) ―――プライヴェートな【 接 触 】 眼の中で世界の波が砕け散るようなこんな夜は、 (夜は、冷たい心臓が空き缶のような音を鳴らしてる) 街灯が道や建物を仄かに青く照らし魚になってゆく。 ゆ、ゆく―――逝く春の・・忘れた、忘れた、 枝枝がきょうかたびらのように拡がってばたつかせて顫える、 さ・・・・・か・・・・・・な―――。 月の光やネオンやヘッドライトが交錯して、 明るさにいくつもの濃淡がある、発火点・・・。 (急停止した時にかかるG) 身体空間の遠近法。権利の自覚もなく、生の喜びも知らず、 おいで、フェンシングで串刺しさ! 周波数[Hz] と 波長[m] を変換する。 そんな飛び石をならべながら、いくつも煉瓦をつくりながら、 俺のニルヴァーナが生まれる。 ―――プライヴェートな【 接 触 】 この街のプログラム、この街の新しい法則。 況んやかの天才と称する連中の賎民根性の補強妄想のフーダニットみたいに、 あの焼き肉屋の看板にペインティングされてる赤い情熱の色。 噴出して、笑って、致命的なランナーズハイで俺が追ってゆく。 ギギイ―――ィィイッツ・・・軋み音を鳴らす、扉・・。 ―――プライヴェートな【 接 触 】 いつも不思議だけど、 身体の中に日光でも射しこんだような気がする。 (でもアーサー王の剣はもう抜けない。) いましも奴等のピイチクパアチクが聞こえてくる、 (「市民の」「都会風の」「国内の」「民事の」) 俺もおめでたい奴だと思うぜ。 [反応電流を電極面積で割って電流密度を求める] 天から落ちた鳥が『天使の眩暈』だって言うんなら、 砂浜で干上がった魚は『悪魔の不始末』とでも言うのだろうか。 大衆にマイクを向けるレポーターが話しかける場面は『匿名への階梯』 その人が誰かになるための晴天の霹靂。 森の木の葉は「オレンジ色」に「黄金色」に変わってゆく。 この街の汚れが染み入り易い夜。 『原色の鮮やかな液体の一滴』のため・・。 すでに裏側には層をなして沈殿している俺の色。 無意味な時間を削って、省略して、 最後に残ってるのは下らない感傷。 (軌道長半径を公転周期に換算する、) 簡潔な報告、そして手短な指示。 (たとえばそれは、一九七四年のアミティビルハウス的です、) 暴力は嫌われ、意味深な言葉は残らない。 屏風の薄れた絵・・・。 でも、そうやって感じた何かを、違和感を、 いまもずっと追いかけてい―――る・・。 森の木の葉は「オレンジ色」に「黄金色」に変わってゆく。 そして踏み潰されて「極彩色」に「黒色」に変わってゆく。 >飛行機操縦ヲ開始シマス。 Enter(key) ―――プライヴェートな【 接 触 】 大通りのフェーバリティズムが沁みる。 「沁」(み、)[る。] 手当たり次第に、バラバラに並んだ点を結び付けてゆくんだ、 無作為の抽出がいいぜ、そして中身なんかなくたって俺はもういいぜ。 微妙な差異のなかにある橋の下に遊歩道がつくられてる。 画鋲を探すように、車があった! 画鋲を探すように、人がいた! 焦/点/距/離 ―――プライヴェートな【 接 触 】 自家製模型組み立てキットのような俺の言葉にある機械の歯車。 風も遮ぎられて激しくはあたらぬ空の時を経た通りのひだに、蜘蛛の巣。 甲殻類のような言葉、石灰岩台地が浸蝕された凸凹の地形。 何一つ俺はまだわかっちゃいなかった。 そして俺はやっぱりまだ何もわからないまま古代劇の仮面。 >ストーカーが自分の全裸写真を送りつける。 ―――プライヴェートな【 接 触 】


コメント欄を隠す
渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-08):

この詩の意図がよくわからない。 なんちゅか、核心に至らない言葉しかないし、語句と語句との相乗効果も発生していない。

オオサカダニケオオサカダニケ (2018-11-08):

でもプロの作品ってこんなんばっかなので、プロになって大活躍できるのでは?プロに見せれば絶賛されるのでは?素人には芸術はわかりません

沙一 (2018-11-08):

かもめさん、おひさしぶりです。 今作も文体がかっこいいですね。 無機的な言葉と、叙情性のある有機的な言葉が、良い塩梅だと感じます。 ナンセンスな言葉の海に、ときおり魅せるルミナスライン(光る一行)が、都市の夜景の燐光のようです。

沙一 (2018-11-08):

追記: (◇引用) ◇無意味な時間を削って、省略して、 最後に残ってるのは下らない感傷。 ◇暴力は嫌われ、意味深な言葉は残らない。 ◇でも、そうやって感じた何かを、違和感を、 いまもずっと追いかけてい―――る・・。 ◇手当たり次第に、バラバラに並んだ点を結び付けてゆくんだ、 無作為の抽出がいいぜ、そして中身なんかなくたって俺はもういいぜ。 ……あらためて読み返して、作中のところどころに、今作の動機(もしくは詩論)があらわれているようにも見受けられました。 つまり、ナンセンスで過剰な言葉(暴力)と、そこから無作為な詩情の抽出。 どうやら私には、詩からの『プライヴェートな【接触】』があったようです。全裸写真を送りつけられた気分です。 といっても、まだまだ深く読んでいくこともできそうです。

びいふじゃあきい・かもめ (2018-11-08):

渡辺八畳@祝儀敷さんでいいのかな、逆にそれを僕は問いたい気がした。 オオサカダニケさんでいいのかな、素人って自分のことを言っているのですか? 沙一さんでいいのかな、あなたは、賢明だ。 僕は別に、こんな文体でいつも詩を書いているわけじゃない。 ちょっとノリで遊んでいたみたいなところがある。 ―――結論から言うと、「ここは駄目になった」 前に「ここ」へ来た時は、みんな、現代詩手帖のノリで詩を書いてたのを僕は記憶してる。 書き手が「希望」というか「発見」をしたいのだなあ、と思っていた。 そういう人達のきらきらした言葉の先にある情熱っていうのに、 書き手たちが啓発されながら、どんどん先へ進んでゆくのかなあ、という気がしていた。 僕はこれでも、そういうエネルギーの在り処みたいなのを感じながらやってきた。 でも「一昨日」あたりにここへ来た時に、すごく「失望」した。 「自浄作用」が働かないところは、どんどん「駄目」になっていくものだよ。 結論から言うと、僕はもうここに作品を発表するということがない。 もうここまで駄目になっていたのだな。 やっぱり一つには、本当に力のある詩人がいないから、こういう事態になるんだと思う。 しかし、短い寿命だったね(p_-) 現代詩フォーラムが僕見た所、四年ぐらい、文学極道は六年か七年、 そして、ここは一年か二年。 どうしてそうなっちゃうのか、僕はすごく聞きたい気がする。 よくもまあ、そんな変なところに眼をつけているものだと思う。 多分これから一年のあいだに、ここの空気はもっと悪くなると断言したい。 そして、揉め事がもっと起きるようになる、と断言したい。 お願いだから、有能な書き手をつぶすような真似はしないでくれないか。 お前らごときのレベルではかれるような奴ばっかりじゃないから。 お疲れ様であった\(゜ロ\)(/ロ゜)/

渡辺八畳@祝儀敷 (2018-11-09):

2017年12月に自作1つだけ投稿してあとはまったくだった人に、過去と現在を十分に比較できるとは思えないなぁ。現代詩手帖のノリなるものを志向しているのなら手帖投稿欄にでも送りなさんな。ちょっと否定的なコメントを入れられたからって場までも憎んでいるように見える。ビーレビは袈裟じゃないですよ。貴殿がもし「本当に力のある詩人」「有能な書き手」ならば良作を投稿し続けて評価を集め、さらに他者への批評をもって自らが良しとする方向性を広めることさえもできるだろう。それをせずにぶーたら文句言って屁ひっかけて逃げる貴殿からは少なくとも「情熱」は感じられない。情けねぇなぁ、自称だけの実力者は。そんなもん古びたラジカセでもなれるよ。天才とは存在でなく行動によって成るものだぞ。 ひとつアドバイスをすれば、貴殿のコメントにはやたらに「」が多い。その言葉に特殊な意味が含有されていることを示したいために使用しているのだろう。欧米でいうところのエアクォーツだ。しかし正直言って効果を成せていない。というのは「」でくくった語に全く表記上の意味以上のものがないからだ。明らかに失敗しているのは「一昨日」「自浄作用」「駄目」、一昨日に11/6以上の意味があるとは全く思えないし、自浄作用も駄目もこの駄文の中では表記上の意味以上のものがあるとは思えない。「希望」「発見」は貴殿がその語に対し独自の意味を付け加えた上で使用しているんだろうなとはわかる。しかしそれはもったいぶって「」なんて強調してしまわないといけないものだろうか。「」の多用は文を曖昧にさせる。ここでの「希望」「発見」というものが何を示しているのかちゃんと言語化すべきだろう。貴殿の定義する「希望」と一般的な希望とにはずれがあり貴殿以外は貴殿独自の用法を知らないのだから。 要は「」を多用すると馬鹿に見えるからやめとけって話。 コメントを見る限り貴殿もそこそこにネット詩歴があるようだ。少なくとも私よりある。評価も得られず長々とネットの海を漂流し続けても詮無い。ここでない別の場、己が「正当に評価される」場へ貴殿が辿り着けることを願おう。

藤 一紀 (2018-11-09):

こんにちは。(たとえばそれは、一九七四年のアミティビルハウス的です、)という箇所に、賢治のとある詩を思い出しました。 《眼の中で世界の波が砕け散るようなこんな夜は、 (夜は、冷たい心臓が空き缶のような音を鳴らしてる) 街灯が道や建物を仄かに青く照らし魚になってゆく。》の一連は特に好きです。 かもめさんの試みの一端を知っている者としては、フォントの大小や色が使用できていたらどんな具合にしただろうということを思い浮かべもしました。 ともかく、いつももう少しで触れることができそうなのに、触れることができなくて、やきもきするというかなんというか、うまいこと言えませんが、それだからこそまた触れようとして近づいてしまうようなところがあります。 例えば、 《でも、そうやって感じた何かを、違和感を、 いまもずっと追いかけてい―――る・・。》という感じで。

じゅう (2018-11-09):

拝読しました。リズムが好きです。特に「沁」(み、)[る。]のところがおおっ、となりました。

コメントを書く
コメントを書くにはここから登録してください。またはログインしてください

投稿作品数: 1

© B-REVIEW 2018