この電線をたどっていけば
ぼくら、つながっているって
信じてた
信じてた、のに、
ね
「かたいんじゃなくて、がたい、んだね」
かたいんだ
もうこの辺はどこも
地面がかたいから
走れば、足首が
いたむ
と
とむらい
のちがいを
探し歩く
じっと、光が、たたずんで
「海をつくろうよ、ぼくらだけの海をさ」
「いや、ぼくらは、うまれながらに」
「「つくれないんだったよ」」
コーラスの震えが冷えて
フロントガラスにへばりつく
霜の花
を持ち帰る頃には
あとかたもなく
「ねえ、居抜き、わたしを、居抜きしてよ」
「起き抜けにはできるんだけどさ」
「「間抜けだね」」
コーラスの花びらが落ちる
ちる
ひえる
がたいんだ
かたい
はなの
ふくろ
を
たずさえて
あるく
だれかに
てわたしたくて
だれでもいい
だれかに
て、わたし
たくて
かたく、て
せいを、さずかる、せいに、せいので
「「いっせいのせ、さようなら」」
「それは難儀でしたね」
「勝手に決めんな」
「「がたい、ね」」
うけがたき
せいから
のがれるための
でんせんに
みみをすます
「誰のせいにもできない生を授かって、ぼく
らは、海をつくるんだ、そして、ぼくは、そ
の海につかるんだ、足跡を残さないように、
それを、受け難き、と、もう手遅れだよ、だ
から、足を運ぶ、それしかできなくて、ほん
とうに、それしかできなくてさ、ほら、これ
は卵だ、から」
かたい
うけがたきを
しり
はしり
しぶきが
ちる
おちる
はなびらが
かたい
から
うまれ
うまれよ
そして
また
うまれよ
おとした
ち
から
うまれるんだよ
(埋もれる前の日のこと、覚えていますか)
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 627.3
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 5
作成日時 2025-12-20
コメント日時 2025-12-31
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/15現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 5 | 5 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 5 | 5 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 5 | 5 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 5 | 5 |
閲覧指数:627.3
2026/01/15 00時15分31秒現在
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個人的には好きです。 もう少し読み手に歩み寄って欲しいところもありましたが。
0ある食堂の前を友人と通りがかった時に私がねまんこみたいな匂いがするって言うとその友人はお前んちのかーちゃんいい匂いすんのなって言ったんです。この作品はそんな感じがしました。だめか?
0音楽的にも感じますが、造形的にも綺麗だと思いました。 たとえば空白の形を辿ったときのその形の整い方とか..
0作品に寄り添っていただき、ありがとうございました。
0間接キスみたいなものだと思います。
0音とリズムの意識はいつもしていますが、造形・空白については全く意識していなかったので、今後の参考になるかもしれません、ありがとうございます。
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