もう遅いのだろうか、思いいずる青春よ
立ち昇る空の光のなかに、風の舞うなかに
訪れてきたものは
あなたを愛と呼んだ日は遠くなく
その優しい微笑みはいまもなおわたしの心を打つのだ
あなたは永遠の空中に手をのばしていた
蒼色の服を着たあなたを失ったわたしは沈黙と虚空の宿るところで
あなたの照り輝く姿を教えて聞かせていた
わたしは月桂樹にもたれて眼を閉じている
わたしの両手に抱いたあなたの手が絡みあうように一日が始まり
あなたの言葉の光がその白い皮膚になるまで一日が過ぎてゆく
岸辺で蘆がわたしの頬をなで通りすぎてゆく
わたしは森に入り若草が萌えて戯れている風景を見ると
季節は果てしない川のように過ぎてゆくことを思った
風が目覚めてわたしはあなたに道をたずねると
純白の姿が揺らいで水の言葉がもれ黒髪がなびいた
爽やかに忘却の流れを下ることをわたしは祈り、小暗い草陰に横たわった
昼は影を満たした
雲が消え光が溢れると微風が愛を慰めわたしは歩きはじめた
森の水辺を抜け草原のなかを
作品データ
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作成日時 2025-12-01
コメント日時 2025-12-24
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2026/01/25現在) | 投稿後10日間 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
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2026/01/25 17時05分46秒現在
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こんばんは。 >>あなたは永遠の空中に手をのばしていた 僕の中では この一文が特に光っていました。 タイトルも、果てしない川で 永遠、空中、なにかつかめないものへ 心情を重ねたからかもしれません。
0冒頭~思いいずる青春よ 後々古語仕様の文が出てくるのか、と読んでみたが、 唯一ここだけが古語使いに置かれている。 ? この文節で立ち止まらない人がいるだろうか? 浮いていて非常に気になる。 筆者はどのような思いからこの仕様を好んだのか。 気になる。
0なんだかリアルタイムで読むビーレビ作品でちゃんと読めた。 この作者はいつもこのスタイルを維持している方なのならば 私にとってのwatertimeさんは、再生の抒情詩人として記憶 されていくのかもしれないなぁ と
0返事が遅くなり、申し訳ありません。 この詩は、永遠とその中で失われたものへの思いを対称させる形で書いてみました。 ぼんじゅーるさんが気にってくれた「あなたは永遠の空中に手をのばしていた」は、 失われた女性の生き方とその失われた愛を象徴する一文です。 愛は必ず失われるものですが、それが生きてゆくことだと、私は思っています。 そしてそれが「果てしない川」ですね。
0返事が遅くなり、申し訳ありません。 私は比較的古風な言い回しを好むところがあり、意図的というより自然が感覚でこの表現を使いました。メルモsアラガイsさんはここだけ浮いていると仰っているので、内容にもよりますが、語調を統一した方がいいのかなと思いました。 ただ、この詩は雰囲気が古風なので、後述の段階で文語体のところを出したらもう少し違和感が解消されたかもしれませんし、言い回しについて意識していきますね。
0らどみさんの仰るように、私の作品は概ねこういうスタイルを維持していると思います。 ただ、そのスタイルは雰囲気という感じで、内容は読者の飽きがこないように毎作かなり 変えています。現代風もあれば、今作のような古風なものもありますので、その違いを 感じて頂ければ幸いです。
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