作品投稿掲示板 - B-REVIEW

watertime


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この作品では、愛や正義等の思想の各々間の非対称性を表わしています。 「わたし」が大切に思うものが、「あなた」にとっては「風に揺られて蘆の中を歩く塵」に過ぎないということですが、 それが「わたし」が「あなた」に感じる小悪魔的な魅力なのだと思います。 騎士道の多くは騎士には手の届かない女王に対するものであり、まさに非対称的な愛ですね。 ひょっとすると、報われないからこそ愛が詩になるのかもしれません。 (とこしえの時)

2023-11-26

返事が遅くなり申し訳ありません。 拙作を気に入って下さり、とても嬉しく思います。 これからも良い作品を書けるように頑張りますね。 (とこしえの時)

2023-11-22

こんばんは。 作品を創る上での秘密は、私に限らず多くの人にあるのだろうと思います。 ただ、それは長い時間の積み重ねによるものであり、無意識の中に組み込まれていますから、作者自身も説明はなかなか難しいかもしれませんね。 私としては、読書と書いてみることにより、自然と備わってくるところのような気がします。 もちろん、その人独特の素質もあるかとは思いますが、なによりもいろいろの本を多読したことが、私にとっての秘密だと思います。 田中恭平 new様の仰る、私の拙作から映画化とは壮大な話しで、大変恐縮です。 でも、それが実現したら大変なことで、相当嬉しく感じるのは間違いありません。 この詩をストーリーラインとするのは考えていませんでしたが、まずは、私的に小説の素材として考えてみようかなと思います。 創作のヒントをお与えくださり、有難うございました。 (冬の彫像)

2023-10-06

こんにちは。 私の作品は異国的なところがありますが、日本的なものを排除するということではなく、概ね、私の個性(感性)からくるものだと思い返しています。 そこのところが共感(表現において)しないと、合う、合わないという問題が出てきますね。 私の詩は、反発も大きいところがありますが、そこの理屈以前のところがあるのだと思います。 冬は心を凍らせるわけですが、春はそれを溶かすことを期待してしまいます。 ただ、そこが決定的な別れであることが、この詩のポイントで、そして冬に戻り回想をするというのが、この作品の構想でした。 「あなたをわたしの小姓にしてあげる」は、もう恋人としては見ていないという意味で、冷たく突き放すよりも衝撃は大きいと思います。 冬の湖で、別れた恋人の氷像を創るという発想はなかなか浮かばないもので、想像力の発露として、一定の成功を収めたのではないかと考えています。 (冬の彫像)

2023-10-05

この詩では、少年の頃と今の風景との間の時間を重ねてみました。 ただ、それは直接的なところがあるかもしれませんね。 ゼンメツさんの仰る指摘を実現するのであれば、詩より小説の方がいいかもしれませんね。 あるいは、根本的に書き直す必要があります。 私の詩は、印象派の絵の一瞬のきらめきを捉えている趣きがあり、現代絵画ではないような気がします。 「映像的イメージを超えたところを意識」を実現するのは中々の難作業ですが、現代詩においては重要だと、私も思います。 (新鮮なあなた)

2023-10-03

私はインドの詩集は読んだことがないのですが、そこに少しでも近づくものがあったとしたら嬉しいことです。 この詩は「戦後の平和」を描いたものですが、その喜びを俯瞰的に伝えたいと考えました。 そのイメージは印象的(儚い)なものであってはならず、鮮やかかつ具体的なものであるべきだと思います。 それが、田中恭平 new様に伝わり、とても幸いに感じています。 (美しい翼の下でぼくは眠り始めた)

2023-10-03

文章を書くというのは「慣れ」も必要なところがあって、それは報告書でも書くのと書かないのでは大きな差が出てくると思います。 私も提案書、仕様書、議事録なども含めて基本的には書くことを仕事にしていますが、それは詩作にも役に立っています。 一見、詩とは関係ないようではありますが。 私が多く読むのは小説などの散文であり、詩的ではありませんが、表現は語彙力と密接な関係があり、詩集を読むより小説、哲学書を読んだ方が意外と詩作に役立つような気がします。 この作品は起承転結があり、いすきさんが仰ったようにハッピーエンドとなっていますが、これは小説の多読が功を奏したと考えています。 文章は明晰であることが最も重要だと私は考えていますが、それはもしかしたら報告書がその形なのかもしれません。 (新鮮なあなた)

2023-09-29

この詩は失恋を描いたものですのですが、田中恭平 new様の仰るように、恋愛はそういうものですね。 失恋にも、恋愛成就に劣らない味がありますが、それを劣等感のような形にすると卑俗になってしまいます。 これは、少し不味いことになるかと思い、それは避けるようにしました。 様式美については、もう一つ破綻のひねりがあっても良かったのかなと考えています。 (貝殻の秘愛)

2023-09-10

私は、割と正統的というか、オーソドックスな詩を書いています。 アクロバティックな書き方もいいかなとは思いますが、私にはあまり向いてないような気がします。 詩は、やはり読者様に気に入って頂くことが作者冥利に尽きます。 これからも、自分の持ち味を生かして詩作をしていきますね。 (貝殻の秘愛)

2023-09-10

情感描写がこの詩の核ですので、それを感じて頂けたのは良かったです。 まだまだ、私には至らぬところが多いのですが、自分なりに頑張ってみますね。 (新鮮なあなた)

2023-09-02

田中恭平 newさんの仰るように、この作品では、時間(過去から現在)、情景、心情のバランスが上手く取れたかなと思います。 詩作においては理論も重要ですが、最も大切なのは感性です。 粗暴な人は、いくら言葉に注意しても、どこかで表現に齟齬が出てきます。 その点、よくよく留意すべきだと思います。 感動を伝えるためには抑えて書く方がよいなどの技巧はよく聞きますが、必ずしもそれに囚われるべきではないと、私は考えています。 自分を誠実に出すことによって、いいものを書きたいと思います。 (新鮮なあなた)

2023-09-02

この詩を作る時に、アニメは頭になかったのですが、改めて読んでみると、橙色さんの仰るように青春アニメの男女がデートの待ち合わせみたいなところがあるかなと思います。 お読みになった方に、何らかの形で情景が浮かぶとすれば、私の意図したところですので、嬉しいところです。 私は、詩作時にアニメを思い描いたことはありませんでしたが、想像のインスピレーションを得るトリガーになるかと思います。 これからは、詩作において、小説や映画だけではなく、アニメも参考にしますね。 (新鮮なあなた)

2023-09-02

私は、詩にもストーリーとプロットが必要だと考えています。 登場人物は二人以上が望ましい。 小説は空想の世界を楽しむものとされていますが、詩も同様で、作者の心情を吐きだすためのものではないというのが、私の考えです。 (時だけが知っている)

2023-08-26

田中恭平 new様、拙作への投票有難うございます。 私は、比喩は乱用すべきではないと考えていますが、小説はその通りではあるものの、詩作においては柔軟に対応すべきだと考えています。 詩作するにおいては、頭に浮かんだ空想から構成を決めると、一気呵成に書いています。 丁寧に言葉を選んで緻密に書いているように見える詩が、意外に面白くなかったりしますが、 そうした詩の場合、発想から構成を固めないで書いている、本人はよく考えていると感じているかもしれませんが、実質的には行き当たりばったりだからだと思います。 この詩では、そのすべてのフレーズがキラー・フレーズ(殺し文句)に見受けられると、田中恭平 new様がお感じになられたのであれば、雰囲気を言語の一貫性で担保するという意味において、 成功したのかなと思い、とても嬉しいことです。 実験精神とまではいきませんが、詩には多様性が必要との思いから、このような詩も必要だと思い作りました。 オーソドックスな詩にはとてもいい作品があり、ただ、そのキラーフレーズを自然に見せるのがなかなか難しいところです。 そして、そのためにも、構成と、比喩の使いどころをきちんと決めることが大切なのだと思います。 (時だけが知っている)

2023-08-26

すみません。 前のコメントは、作品へになっていますが、「いすき氏」への返信です。 (娘たちへ)

2023-08-21

いすきさんの仰るとおり、本当は君が照れくさいことの言い訳だったりしますよね。 ただ、僕の場合、本心からそう思っていることも当然ありえるわけで、そこは、読者自身の「僕」の性質によって変わって来るかと思います。 詩というものは、いい意味で読者の期待を裏切ることも一つの醍醐味かと思います。 そして、人というものは、意外と自分自身のこととなると正しく把握できないものですね。 (娘たちへ)

2023-08-21

私自身、ライトノベル風の文学作品は好みではありませんので、それが回避できていたようで良かったです。 私には特に詩論といったものが明確にあるわけではありませんが、心がけていることを少し書いてみます。 私が詩のみならず、文学作品を表わすにおいて重視していることは独創性です。 その作品に独創性があるかどうかは読者の判断ですから如何ともしがたいところがありますが、作品を創るにおいては最も大切なことだと思います。 そして、それに伴って、想像力も詩において非常に重要です。 発想ありきですが、詩的表現もそこから生まれますから、発想に乏しいところがあると良い詩にはならないと思います。 上記を踏まえた上で、雰囲気、表現、言葉の一貫性ですね。 日常言葉で書かれていた詩の終盤に、突然、詩的表現が出てきたら不自然になります。 そこは留意すべきで、そうしないと雰囲気が壊れますし、詩の主人公の性格も不可解なものになってしまいます。 詩作においては技術的なものが大切なのはもちろんですが、独創性と想像力があってこそだと思います。 そうした意味において、心情を書き連ねたような詩は、私はあまり好みではなく、まず、想像力によって構図、情景を固めてから詩作をすべきというのが、私の考えです。 (時だけが知っている)

2023-08-20

こんばんは。 この詩は、まず頭に浮かんだことをそのまま一気呵成に書いたものです。 表現は、比較的スムーズに浮かんできました。 詩というものは、書くタイミングのようなものがある様で、それを掴むことが大切だと思います。 ご指摘の箇所については、私も書いている時に重複しているが、どうしようと思いましたが、言葉のリズムの関係からそのままにしました。 ただ、m.tasakiさんの仰るように読者が重複と感じると、興趣が削がれるのは事実ですから、ご提案のように削るか、表現を新しく考える方がいいだろうとは、私も思います。 この辺り、ちょっと悩んでいたところですし、これからこの点に気を付けて詩作をしますね。 ご指摘、有難うございます。 (時だけが知っている)

2023-08-20

この詩は比喩がとても多いのですが、比喩が浮いてしまわないようにバランスに留意しました。 また、雪月統さんの仰るように、壮麗さと繊細さを組み合わせることが、詩作においては重要だと思います。 ただ、そこは私も気が付いていなかったところで、非常にためになりました。 有難うございます。 私の詩には長いものと短いものがありますが、それぞれに違いは有れども、雰囲気の一貫性は維持していきたいと思います。 (ダフネーの琥珀色の瞳)

2023-08-19

「空の映し身を汲み」という表現は、何となく自然に浮き上がってきました。 この作品は、この表現が無ければ、価値が半減すると思います。 雪月統さんの仰るように、恋愛詩はロマンチックな中にユーモアも必要ですね。 (娘たちへ)

2023-08-19

私は意図的にグレコローマンな作風を目指したわけではなくて、何となくそんな詩になってしまいました。 処女作は神話的なところはないのですが、一風変わったところはあると思います。 中原中也のような、あるいは心情を描いていくとなると、無理やり作りだすところが出てきて、不自然なものとなってしまうヵもしれません。 しかしながら、m.tasakiさんの仰るように、描写中心ではなく、心理的あるいは緻密な作風を求めると、詩作の幅が広がるであろうことは確かだと思います。 なかなか困難な試みではありますが、挑戦してみるべきかなと思います。 ただ、一度、哲学的な詩を書いて失敗していますので、そこはじっくりと時間を掛ける必要があるだろうというのが今の状況です。 (娘たちへ)

2023-08-13

私の拙作を気に入って下さり、有難うございます。 この詩は、明るい雰囲気があり、そこに感性が響き合う場合には、良い読後感があるのかもしれないと思います。 物語性は、私の特長であって、そこを感じて頂いたこと、とても嬉しいことです。 作品は作者の手を離れると、読者のものですね。 こうした意外性こそが、詩のみならず文学作品を表わす面白さなのだと思います。 (娘たちへ)

2023-08-13

こんにちは。この作品は、私の二作目でして、正直なところ、あまり良い出来とは自分自身、思っていません。 ただ、この作品を良いという人もいましたので、作者の評価と読者の評価は必ずしも一致しないのかなと、試しに投稿してみました。 その方は東欧のイメージだと言っていましたが、田中恭平 newさんの仰るように、マレーシアでも通るような気がします。 そして、この作品を書くまでは、非日本的な雰囲気は意識していなかったのですが、この次あたりからそうした作風が出てきました。 この作品はやや類型的なところがあり、独創性に欠けているところが問題なのかなと考えています。 (娘たちへ)

2023-08-12

私の詩は、室町礼さんの仰るような雰囲気が感じられるかと思います。 ただ、全てにおける感覚だけではなく、それぞれの詩が別個のものとして受け止められたらいいなとも考えています。 まだまだ、その点、成功しているかは何ともおぼつかないところですが、自分の持ち味を生かした詩作に励みたいと思います。 (ダフネーの琥珀色の瞳)

2023-07-13

自由に生きるのは本当に難しく、何々からの自由ならともかく、何々へ向かっての自由を得るのは困難です。ただ、自由とは形あるものではなく、自由に生きようとする意志の中に存在するものだと思います。ただ、それを感じるには時間が掛かりますから、いすきさんのご友人も自由と現実との相克に苦しんだのでしょう。 >欺きは何?? 欺きに具体的なものはなく隠喩ですが、きみは既に亡くなっており、ただ、その命は自然の営みの中に生き続けていることを示しています。 >ここにきみがいる ぼくのきみについての幻想の場所ですね。 自由な場所を情景として描いてみました。 >水の声は誰だ きみです。 >「逆しま」という言葉が使える詩は少ないと思います。 「逆しま」という言葉は自然に浮かんできましたが、それを希少なものとして受け止めて下さり、この詩を書いてよかったと思いました。 (きみと自由の翼)

2023-07-09

この詩は、自由と現実との相克を、m.tasakiさんの仰るように、過去の思い出の下に幻想的に表してみました。自由というのは非常に実現が難しく、おそらく想像、心の中にしか存在しえないものです。しかしながら、生きてゆくうえで、自由への渇仰は大きな支えとなり、人生における決定的な選択を迫られた時の判断基盤の一つになると思います。でも、普段の営みの中では、自由は翼であり、手が届きそうで届かないものですが、だからこそ誰もが自由を求めてやまないのでしょう。 (きみと自由の翼)

2023-07-02

この詩は現実に対峙しようとしたものではなく、非現実的な描写を主題としたものです。 そのため、読み方によるというか相性の問題が出てくると思います。 詩の読み手には、心情をリアルに捉えたものを好む方が多いのかなと感じるところもあって、自らの表したいことと読者の求めることの間でバランスを取るのは難しいと感じました。 (あなたを想う)

2023-06-29

そう言えば、「古い壁」は、いすきさんの仰るように西洋のイメージですね。 詩作中には気が付かなかったのですが、私の詩は西洋的なので、却ってそこに気が付かなかったのだろうと思います。 遠いというのは、各々に感覚的なところが強いのですが、ついてきても届かない、そこに届かない、それがルナティックってことなのかもしれませんね。 (あなたを想う)

2023-06-28

詩は表現の芸術です。 そうした意味で、素直に書くべきではないということになります。 (あなたを想う)

2023-06-09

ついでに、原詩のGoogle翻訳とDeepL翻訳を載せておきますね。 ・Google翻訳 "When Spring Approaches" The murmuring of the water that was gently sleeping Succumbed to the pale face of Persephone, goddess of spring, and began to flow In the grass that had been abandoned The omen light makes a thin haze rise And the wind, the cold wind, doesn't it still ring the sound of time? you are sleeping In the rose garden under the soft light Lie down Put your beautiful hands together in a cross I'm lonely under the still dozing blue sky Birds running from billowing cloud to cloud The shadows of the clouds reflected in the stream change every moment A waterfowl dives into the water and raises its head to talk to the flock Life flows by the minute When the time comes to listen to the light footsteps of spring clear sky A spring in the mountains The buds hidden by the snow mask will begin to shine When you wake up, your pollen-covered face will surely blush I start singing as if I suddenly realized That angel's voice is mine I'm waiting for the day to come Grab that hand that's starting to turn your color ・DeepL翻訳 When Spring Approaches The murmuring of the water that had been gently sleeping Bowing to the pale face of Persephone, goddess of spring, they began to flow In the abandoned grass The light of the omens reveals a thin haze And the wind, the cold wind, has not yet sounded the note of time   You are sleeping   In the rose garden under the soft light   Lie down   Putting your beautiful hands together in a cross Under the blue sky that still sleeps, I am alone. Birds rushing from cloud to cloud The shadows of the clouds on the stream change from moment to moment Waterfowl dive into the water and lift their heads to speak to the flock Life flows on, moment by moment When the time comes to listen to the light footsteps of spring   The sky is clear   A spring in the mountains   will begin to shine from the buds around you, hidden by a mask of snow When you wake up, your face covered in pollen will surely blush You will begin to sing as if you were suddenly aware That angel's voice is mine I'm waiting for the day that draws near I'll hold your hands as they begin to change color (When spring approaches)

2023-06-08

Google翻訳よりDeepL翻訳の方が、日本語としてはこなれているのかと思います。ただ、双方ともに原詩の微妙なニュアンスは訳し切れていないようです。機械翻訳のせいというより、重訳のためかと思われます。しかし、それでも機械翻訳の精度はかなり高いものがあり、驚きですね。そして、もう、概ね、この英語版をお読みになった方も多いでしょうから、以下に原詩を載せておきますね。 「春の近づくとき」 ゆるやかに眠っていた水のせせらぎは 春の女神ペルセポネーの青白い顔に屈して流れ始め 打ち捨てられていた草むらに 予兆の光が薄く靄を浮かび上がらせる そして風、冷たい風はまだ時の音を鳴らさぬか   あなたが眠っている   柔らかい光の下にある薔薇の花園で   横になって   美しい両手を十字にあわせて まだ微睡んでいる蒼い空の下でぼくは孤独だ うねる雲から雲に駆けまわる鳥たち 流れに映る雲の影も刻々に変わり 水鳥が水に潜り頭を上げては群れに語りかける 刻々と生は流れてゆく 春の軽やかな足音に耳をかたむける頃が来れば   澄んだ空   山の中の泉が   雪の仮面で隠されていたあたりの芽から輝きはじめるだろう あなたが眼を覚ませば、花粉にまみれた顔をきっと赤らめ ふと気がついたように歌い始める その天使の声はぼくのものだ ぼくは待っている、近づいたその日を あなたの色づき始めたその手を掴んで (When spring approaches)

2023-06-08

自作を拙いながらも英訳してみました。 どこまで日本語のニュアンスを伝えられたかは何とも言えませんが、原詩抜きで読んで頂けたらと思います。 私は、日本語と英語の混在、あるいは日本語の特性を生かしたもの、例えばひらがなだけで書くもの、また、外来語を乱用した詩には否定的です。 どちらも、他言語に訳すと同じものになってしまいますから。 各言語間の非対称性はあまり好ましいものではなく、どの言語で読んでも同じ勧興が得られるべきだというのが私の考えです。 そして、それは日本語でも可能だと思います。 (When spring approaches)

2023-06-04

世の中はつまらないと思えばつまらないものです。 ただ、詩はつまらないものであってはならないですね。 そして、いい詩を書いていけば、世の中もつまらないものではなくなってくるかもしれません。 つまらなくない人には、世の中の姿は違って見えると思います。 同じ花でも、その描かれる絵が各々によって全く異なるように。 (つまらない)

2023-06-04

吸収さんの仰るとおり、私の作品は修飾過多のようなところがあるかなと気づきました。 比喩は使いどころが肝心で乱用すべきではありませんが、意外と自作においては無頓着だったようです。 「こうして天気は全く上々となった」 マンスフィールドの「園遊会」の書き出しですが、読者に想像力を喚起する素晴らしい書き出しだと思います。 まず、”こうして”により、その日は早朝で、直接的に天気を表現していないところから、読者は”雲一つない青空”などの表現よりもっと青い空を思い浮かべることが出来ます。 私も、こんな文章を書いてみたいものです。 (あなたを想う)

2023-06-04

返事が遅くなり申し訳ありません。 実は、私は忘れ草の咲いているのを実際に見たことがありません。 でも、忘れ草は心を打つ名前ですね。 手に取って、見てみたいと思います。 生きていると、楽しいこと、辛いこと、いろんなことがあります。 その時に、忘れ草を見たり、お茶にして飲むと、少なくとも、辛いことも懐かしいものに変わるのかもしれません。 (山城合戦)

2023-05-26

作者からしても、どちらにも読めるのかなと考えています。 そして、この詩は、木を見た時に自然に浮かんだ思いを書きました。 詩を書くときには、あまり難しく考えない方がいいのかなと思っています。 (木)

2023-05-19

お久しぶりです。 描写については、オーソドックスと言うか、正攻法で挑んでいます。 そして、三人称で詩を書くとは、新鮮な視点ですね。 ただ、三人称で詩を書くのは、かなり難しいと思います。 短いものでは無理で、かなりの長編詩、叙事詩のようなものになるかと思います。 お教えくださったことは、及ばすながら、一度、挑戦したいものです。 (神話の夏)

2023-05-06

こんにちは。 詩の冒頭部で、「北の風」「晩冬の朝」を持ってきたのは、冬に夏を想うとより一層、夏が鮮明に浮かび上がり、また、既に夏が失われていることを暗示しました。 夏に夏を思い出すのはよくありますが、それを避けたい意味もあります。 題名を「思い出の夏」ではなく「神話の夏」としたことも、美しい情景の中に「わたし」の憧れと悲しみが切実に伝わって来るのかなと考えています。 (神話の夏)

2023-05-05

雪解川の音が一番、春の訪れを感じさせてくれますね。 そして、初春こそが、春の一番すばらしい時だと思います。 長い冬が終わって、追憶が蘇る、そんな季節が春ですし、大自然もまたそれを後押ししてくれるのだと思います。 (春)

2023-05-04

こんにちは。 この詩は、どちらかと言うと、春という季節を擬人化したものですが、愛しい人との再会を喜ぶことの意味も込めました。 春は出会いの季節ですから、愛しい人との再会もあり得るかと思います。 表現はなかなか蒸すかしいもので、m.tasaki様に気に入って頂けたのであれば、作者としてこれほど嬉しいことはありません。 有難うございます。 (春)

2023-05-04

私の作品を信頼できると仰っていただき、とても嬉しく思います。 私は、棘のある言葉で、ガツンとつく表現は出来ないタイプで、それを書けないのは技術的というより精神的なところにあるような気がします。 抒情詩は最近はあまり見られなくなってきましたが、それだけ希少価値があると思いますので、その持ち味を生かして詩作を行っていきますね。 (春)

2023-05-04

田中恭平 new様の仰るように、人生は思うようにいかないものですし、衝撃を受け人生観そのものまで変えてしまうことがありますね。 ただ、それを苦いながらも美しいものとして詩の中で再現できればと思っています。 そして、遠く及びませんが、文学の名作では、人生の挫折と再生を描いたものが多いと思います。 (神話の夏)

2023-05-04

身につまされるものがありますね。 春は出会いの季節、縁のある人にとっては幸せですが、そうでない者にとってはね。 でも、まあ、いずれいい出会いがあるかもです。 (かつてブスと呼ばれた俺たちに)

2023-05-03

神話については、イーリアスやギリシャ悲劇、アエネーイスなどを読んだことから、型を把握することが出来ました。 従って、私の神話はどちらかというと日本ではなく、ギリシャ、ローマ的ですね。 神話を読む人は少なくなってきていて、多分、ただの作り話として受け止められていると思います。 しかしながら、創作のインスピレーションを得るに神話は相応しいものですね。 (神話の夏)

2023-05-03

ウエキさん、はじめまして。 春は失われてしまう儚い美しさですが、人間の一生と比べると永遠のものですね。 その対比を表わしているのかなと自分でも思うのですが、詩作時には、まず、「きみは木だ」が頭に浮かび、そこから詩をしたためました。 「私は、少女が自らに語りかけている詩だと感じました。」 「とりとめもなく書いてしまい失礼しました。」 いろいろな解釈が生まれ、とりとめもなく感じて頂けたこと、この詩にとって、一番、望ましいことだと思い返しています。 (木)

2023-04-28

木は女性を表わしています。 田中恭平 newさんの仰るように、抒情詩においては、比喩はあまり主張しない方がいいのかなと私も思います。 最近の現代詩は、どちらかと言うと、思想を前面に押し出した固い作品が多いように感じます。 私としては、自分の持ち味として、感性に訴えるような作品を書いていきたいと考えています。 ちょっと難しいところもありますが、頑張ってみますね。 (木)

2023-04-28

>ひとつは木を擬人化して描いている。 >もうひとつは、親しい誰かを木に例えて表現している。 この詩を書いた時、「きみは木だ」という言葉が浮かび、そのまま詩としました。 書き終わってから、それは、m.tasakiさんの仰るように二通りの解釈ができるかなと思ったのですが、 木を擬人化して表しているというのが、私の描こうとしたものになります。 ただ、二通りの解釈が可能であることが、この詩を独創的なものにしていると思います。 (木)

2023-04-14

詩が卑猥に堕すのは禁物だと考えています。 木を女性になぞらえたのは、その意味で適切だったかなと、改めて思いました。 田村隆一の名は知らなかったのですが、たわしさんのお話により興味を抱きました。 機会があれば、読んでみようと思います。 (木)

2023-04-14

私の短歌は何となく古風な感じがすると思います。 そうした意味で、カタカナ語も使いません。 俳句は短歌より短いので、却って、短歌より難しいかのしれませんね。 私の詩は多分、定型詩っぽいところがあるかなとも思いました。 (短歌 七首)

2023-04-13

面白い詩ですね。 きちんと落ちもあります。 ユーモアのある詩も必要ですね。 シリアスなものばかりだと、疲れてしまうと思います。 (そしてヤンキーはいなくなった)

2023-04-13

この作品は、源平時代の昔話(姫淵)に着想を得たものですが、それを戦国時代に置き換えていますので、右府は織田信長を指しています。 忘れ草の歌は昔話の一連の歌の一部を拝借しましたが、姫とお婆さんとのエピソードはオリジナルです。 そして、人間の儚さと自然と逞しさの対称を最後の一行に込めました。 背景と主人公が上手く融合しているとお感じいただけ、この作品を書いて良かったと改めて思いました。 有難うございます。 (山城合戦)

2023-04-06

かつては、話し言葉と書き言葉が分かれていましたが、その理由には書き言葉に格調を求めていたからだと思います。 そうした意味で、擬古文調は格調的になるのでしょう。 戦乱の世は不幸な死を迎えた人が多かったでしょうね。 やはり、戦争の無い平和な世の中がいいと思います。 (山城合戦)

2023-04-03

詩としてはこの長さが適切だと思いますが、まあ、擬古文で詩を表わすのはこれで限界ですね。 ただ、散文で書いた方がいいかもしれないとは思います。 俳句で詠むのは無理で、短歌ということになりますが、その場合、読者がこの話を知っている必要があると思います。 (山城合戦)

2023-04-02

私の書く詩は異質すぎて、日本の詩愛好者ならびに詩壇から支持、理解されるのは極めて困難というか不可能だろう。 多くの人たちは、私の詩を読むと、脊髄反射的な拒否感を示すか、全く価値のないものとしてゴミ箱に投げ捨ててしまう。 かと言って、自分を曲げて、その人たちに媚びた詩を書くつもりはないんだけどね。 (あなたの瞳)

2023-03-21

私の詩は、いすきさんの仰るように異国風なのかなと思います。 でも、私は詩集は日本のもののみならず、外国の詩集も殆ど読んではいないんです。 どちらかと言えば外国の小説を多く読んでいます。 そのため、私の詩は小説みたいなのかなと思います。 天空の城ラピュタ、いいアニメですよね。 ひょっとすると、アニメからいい詩の発想が生まれてくるかもしれないと思いました。 (あなたの瞳)

2023-03-21

詩に哲学や意義を求める人が多くて辟易してしまう。 ピカソを哲学的に評価したら、ピカソは激怒するだろうし、全ての画家への侮辱である。 誤解している人が多いようだが、絵と詩は表現を希求する芸術であり、同じものなんだよね。 (あなたの瞳)

2023-03-15

根本的に間違っていますね。 詩とは空想による絵空事を表現の巧みさをもとに伝達することです。 日本の詩人は自身の思いを語る、いわゆる自分語りが多いんだが残念です。 詩における賢明な読み手とは、発想の特異性と表現の斬新さに着目することであり、 愚かな読み手とは、詩の登場人物と一体化し、そこから何らかの意義を求める人です。 もちろん、これは詩の書き手にも言えることであって、自分の思いやイデオロギーを 作品に投影すべきではありません。 良くない詩は、自身の思いが表現と混然一体化している、 そのため、読み手はその作品から鮮やかなイメージを得ることができない。 しかしながら、愚かな読み手は、そもそも詩からイメージなど求めてはおらず、 詩の中の「私の思い」と共感することしか求めてはいない、 そういうことですね。 (詩と表現)

2023-03-15

いかにも日本語の特性に依存した詩に見えがちですが、意外にも英語との親和性は高いのではないかと思います。 私はあえてひらがなにした、日本語で読まないと意味の無い詩は好きではないのですが、この詩は良いと感じました。 言語の普遍性について、考えるところがあり、勉強になりました。 (歴史修正主義)

2023-03-13

実は、この詩が私の一番の自信作ではあるんだが、評価は今一つ。 自分の評価と他者からの受け止め方は違うのだな、と、改めて気づかされました。 (鐘)

2023-03-13

面白いです。 真面目な詩の朗読会で、この詩を読むと爆ウケすることは間違いないです。 ただ、他の方たちが一生懸命に書いた力作が霞んでしまうので可哀そうではありますね。 (俺と終電)

2023-03-11

崇拝されると却って気の置けない話が出来なくなるのかも知れませんね。 でも、友人関係は長いもの、時間と共に、徐々にお互いの気心がわかってくるかも。 詩ですから、本当のこととは言えませんが、まあ、いろんな友ありですね。 (壊れる自信)

2023-03-11

「別れの手紙」 あまりいい話ではない。おそらく、この手紙はきみを傷つけるだろう。 だから、ぼくは、ぼく自身の不誠実さをきみに謝らなくてはならない。 きみと初めて会ったとき、ぼくは若くきみは花のようだった。 きみが花であることは今も変わらない。 ただ、いつの間にか、ぼくの何かが変わってしまった。 日々の忙しさの中で飽み疲れてしまっていたそんなある日、ぼくは、ある女性と話をした。 たわいのない会話に過ぎなかったのだが、ぼくはもう一人の母親を見つけたかのように惹かれてしまったのだ。 これは、ぼくの弱さによるものであり、きっと、ぼくはまだ子どもなのだろう。 きみがぼくと暮らすと、きみはきっと途方にくれてしまうと思う。 そのくらいぼくは幼い。 この頼りない男がきみに相応しいのか、ぼくには自信がない。 きみは違うと言うだろうし、それはわかっている。 しかし、結婚生活は取り返しのつかないことになってからでは遅い。 だから、ぼくは、ぼく相応の女性と付き合うべきだと考えたのだ。 きみのことを忘れることはないし、きみもぼくを忘れることはないのだろう。 この手紙が、二人の幸せな日々を思い出させ、きみを悲しませる。 きみの表情が眼に浮かぶようで、ぼくにはやるせない。 この言葉がきみにとって少しの慰めにもならないことはわかっている。 ただ、時間が経てば、ゆっくりときみの心から悲しみが消えてゆくかもしれない。 そんな日が来ることをぼくは祈っている。 (B-REVIEW 3月のお題詩「手紙」)

2023-03-11

作風を潮風とは、過分なお褒めの言葉です。 そして、言いえて妙かなと感じました。 読者の感じる作風は、とても参考になりますので大切にしたいと思います。 (短歌 七首)

2023-03-09

私も実は短歌には疎くて三行書きにしてしまいました。 しかしながら、それが新鮮にお感じ頂けたとは望外の喜びです。 Snydamさんが気に入って頂いた歌は、他の人からも良いと言って頂きました。 そして、私もお気に入りです。 (短歌 七首)

2023-03-09

「私の考える、よき書き方、よき読み方について」 日本の詩人、小説家は自身を主人公に反映し現わそうとしますね。日本の読者もまた、物語の主人公との一体化を望み、人生における体験の一つとして読もうとする。作る側、読む側の態度も、作品を空想の世界に遊ぶ絵空事とは考えていません。そのため、心理ではなく心情が描かれることになりますが、心情は主人公の思いであるのに対して、心理は第三者から見た客観的な分析です。日本文学は今に至るもその本質は私小説なのでしょうね。では、海外の小説に対してはどうなのかといえば、他所のことなので感情移入をする気はなく絵空事として向かう、ただ、ラスコーリニコフは稀な例外ですね。日本ではトルストイよりドストエフスキーが人気ですが、日本の読者は小説に空想ではなく思想を求めているからでしょう。 私の作品が意外と不人気であるわけは、非日本的云々ではなく、作者の心情が作品に反映されていないため、主人公に共感することができないからですね。そのため、議論を闘わせても、論点が噛み合いません。これは如何ともしがたいようです。 私が詩や小説における理想とする読み方は構成、プロット、場面における情景、心理描写の細部に眼を向けることであり、最も愚かな読み方は、主人公と一体化し、その作品から何らかの意義を求めることです。 ただ、この辺りは、なかなか理解しづらいだろうと思います。 (あなたの瞳)

2023-03-07

多くの人たちは詩を現すにおいて、自分を書こうとする。私は、「他人」を書いています。 (あなたの瞳)

2023-03-07

私としては、出来るだけ綺麗な世界を描きたいと考えています。 それをお感じ頂いて嬉しいことです。 有難うございます。 (短歌 七首)

2023-03-07

私の詩は、言語の普遍性というか、各言語間の対称性を重視して書いています。 従って、日本語でのみ可能な表現、例えば(ワタシハアナタノモノデス、らいくあろーりんぐすとーん)などは避けています。 また、人口に膾炙したものを除いて、横文字は出来るだけ使わないようにしています。 (あなたの瞳)

2023-03-05

コメントで文章を上手に書こうとまでは考えていないのですが。 できれば、作品へのコメントをお願いします。 (短歌 七首)

2023-03-05

これらの短歌は、心情ではなく情景を鮮やかに浮かび上がるように印象派の絵のような表現を心がけましたが、そうしたとことから、心情の重さが排除され上品になったのかなと思いました。 (短歌 七首)

2023-03-05

短歌を詠むのは初めてで、短歌集も読んだことがないので、風変わりな短歌になってしまいました。 (短歌 七首)

2023-03-04

私の詩は、もしかしたら海外の方が受けがいいかもしれませんね。 ただ、彼らが日本的なものを求めている場合もありますから、微妙なところもあるような気がします。 私の書き方は普遍性を考えていますので、それがグローバルスタンダードで書くということに繋がっているのだろうと思います。 (あなたの瞳)

2023-03-04

拙作に共感くださり有難うございます。 恋愛とは苦しく難しいものですね。 (あなたの瞳)

2023-03-03

つつみさんの仰るとおり、拙作をミュージカルにすると面白いかもと感じました。 そこは考えていなかったものですから、新しい発見であり、過分にご評価下さり、感謝する次第です。 (あなたの瞳)

2023-03-02

エイクピアさんの仰るとおり、女が男をあしらっています。 どちらかというと、相思相愛の詩より失恋を描いた詩の方が人の心に訴える気がします。 この詩では描写に気を配りましたし、物語の続く感じを出したかったものですから、そこを捉えていただいてとても嬉しく思いました。 有難うございます。 (あなたの瞳)

2023-03-02

こういう素朴な詩が人の心を打ちますよね。 わたしは、こういう詩が好きです。 わざと難しくした詩は、ちょっと受け入れがたい気が私にはします。 (西日)

2023-03-01

現代に書いているから現代詩? 私も「現代詩」とやらを書いているのですが、現代詩って読んでも楽しくないですよね。 墨野みどりさんのご意見に同感です。 小説は一般人も読みますが、詩は好き者しか読みませんね。 詩は敷居が低く誰もが書いてしまいますが、それが却って玉が石の海に埋もれてしまう結果となり、ますます一般読者を遠ざけてしまっている気がします。 まあ、詩のみならず文学作品は、昔みたいに紙に手書きするのが本来の姿なんでしょうね。 今更、無理ではありますし、私もパソコンで詩を書いていますから(笑)。 (頭痛の種、あるいは羨望)

2023-03-01

私の詩はストーリーとプロットを持っていますので、小説みたいですね。 だから、人によっては詩とは異質に感じてしまうかもしれません。 ただ、私の詩の持ち味でもありますので、そこはよく考えてみますね。 (晩秋と長い冬、そして春)

2023-02-09

確かに仰るとおりですね。 (流れる血)

2023-02-05

天使のいない悪夢 神様のいない地獄 悪魔のいない絶望 人間のいない楽園 この部分がなかなか気が利いた隠喩で、とてもいいと思いました。 それ以外の部分は、もう少し表現を工夫すればいい詩になると思います。 (I need you .)

2023-02-05

この作品は、雰囲気の一貫性(冷ややかな印象)を重視しており、意図的に人間臭さを排除していますので、好みが分かれるかもしれません。 (鐘)

2023-02-05

この詩のモチーフは既存のものなので、既視感はあるかと思います。 ただ、心に響くかどうかは、その人の好みの問題ではありますね。 パンチのあるロックが好きか、クラシックがお気に入りか、そんな感じです。 ただ、クラシック好きにもいろいろあって、必ずしもこの詩を好むとは限らないと思います。 (鐘)

2023-02-05

この詩を誰でも書ける詩と多くの人は言うだろうか? しかし、私は誰も使わない表現を用いて誰も書かない詩を書いています。 こんな詩は十九世紀のヨーロッパにはあったが、日本には過去から今に至るもありませんでした。 私にとっての詩とは、誰も書かない詩ですから、これでいいと思います。 (あるひとによせて)

2023-01-13

「風に逆らって」 やあ、見舞いに来たよ きみが倒れたって聞いたからさ どうしたんだい、何かあったのかい いや、何かあったわけじゃないんだけどね 少し疲れてしまったみたいなんだ だから、少し休んでいるところさ そりゃあ、疲れるし倒れるだろうさ きみは、風に逆らってばかりいるんだから 何で、風に逆らったりするのかい 風に流されて生きればいいじゃないか どうして、それができないんだね ぼくは風に逆らうつもりなんか、なかったんだよ でもね、ぼくに吹いてきた風は向かい風ばかりだった だから、いつのまにか風に逆らうことしかできなくなっていたんだ そうか、なるほどね きみは意固地だもんなあ だから、つまずいてばかりいる でね、きみの言う向かい風は、まだ止んでいないのかい それがさ、まだ突風が吹いているんだよ もう、止んだかと思っていたんだけどね 風が止まることはないみたいだよ その風はきみの心のなかで吹いているんだろう なら、止められるはずじゃないか どうして止めようとしないんだい ぼくは風を止めたくないんだ 何でだろう、わからない でも、風がないと困っちゃうような気がしてさ なるほど、きみには風が必要なんだね でも、きみは細くて弱っちいなあ そんな体で、よく風に逆らえたもんだ 感心するよ、本当にさ でさ、きみには愛する人がいるだろう 彼女はどうするんだい ぼくが風を防ぐさ それが、ぼくにできないと思うかい どうだろうね でも、きみが今も風に逆らっているのを聞いて少しほっとしたよ 風に逆らわないきみは、きみじゃないもんな うん、これからも風に逆らって生きていくつもりさ ずっとね 明日あたり、散歩に出てみようと思う 大丈夫 わかった また、見舞いに来るよ ありがとう 何も知らなかった頃のぼく 風のなかでまた会える日を楽しみにしているよ (B-REVIEW 1月のお題詩「抱負」)

2023-01-12

私も詩は、お茶を飲みながら綺麗なお姉さんに読んでもらうのは最高だと思います。 むさくるしい男に詩を読んでもらうのは、ちょっとあれかもしれません(笑)。 でも、詩の雰囲気は、詩作において、とても大切だと思います。 (詩、四篇)

2023-01-10

いすきさん、室町さんが仰っているように映像表現は映画的な連続性のあるものですね。 詩はやはり物語ですから、その場だけを映すことでは不十分だと思います。 また、足元の写し方については、私自身、気が付かなかったところで、詩作の良いヒントになりました。 有難うございます。 「カフェ」はちょっと独特な作品ですが、この作品が「詩、四篇」には不可欠な作品だと私は考えています。 (詩、四篇)

2023-01-10

湖湖さん 文化は金銭によらないところが実はあり、たとえば本は図書館に行けば無料で借りられます。 しかし、貧困状態にあると文化を受け入れ利用したいとは中々考えづらく、この心の壁が問題ですね。 湖湖さんの仰るとおり、文化の補強は伝統や財産がある豊かさに裏打ちされた良家の貫禄が意識にあるかどうかで変わってくると思います。 (散文詩「杉谷家から幸恵さんへの手紙」)

2023-01-01

いすきさん ライトコメントで全然かまいませんよ。 お気になさらないでくださいね。 さて、「むかしは15歳の方がこんな文章を書くことができたんですか?」ですが、 この文章をどう評価するにもよるにしても現在、過去にかかわらず、書ける人には書けたと思います。 文章には、訓練すれば書ける文章と訓練しても書けない文章があり、訓練しても書けない文章は、その人の知性、感性に大きく依拠するものです。それは年齢に拠らないのであって、二十歳に満たずとも老いさらばえた文章しか書けない人がいれば、六十歳を超えてもなお清新な文章が書ける人もいます。 文章に時代、年齢はあまり関係ないと思います。 ただ、厳密な意味での文章力、言語能力ということであれば、昔の十五歳の方が今の十五歳より上だったような気がしますが、それは情報過多に伴う自由の増大により言葉が軽くなったからだと思います。 (散文詩「杉谷家から幸恵さんへの手紙」)

2023-01-01

エイクピアさん 拙作をお褒め下さり有難うございます。 エイクピアさんの仰るとおり、婚礼は厳粛な儀式です。 最近は婚礼の意義が薄れてきましたが、その重要性の見直しにこの詩が幾分とも寄与できましたら幸いです。 (婚礼)

2023-01-01

三浦果実さん 拙作を再読くださり有難うございます。 なかなかに得難いことなので、とても嬉しく思います。 次回作、「詩、四篇」を投稿しましたので、よろしければお読みくださいね。 (婚礼)

2023-01-01

鳴海幸子さん 拙作をお気に入り下さり有難うございます。 私自身、「そのひとの婚礼は間近だ」は、この詩の最も重要な箇所であり、この一文が無ければ、詩全体が意味を為さなくなると思います。 こうした点を改めて踏まえた上で詩作をしていこうと思います。 (婚礼)

2023-01-01

内容を変えた定型詩を四篇、実験的に詩作しました。 従って、これら四つで一組の詩となります。 形式は比較的、変えやすいのですが、内容を別々にすることは難しい。 この実験がどこまで成功したかは何とも言えませんが、私としては形式より内容にこだわりたいと考えています。 また、一部に比喩を用いていますが、比喩は使いどころが肝心で乱用すべきではないと思います。 また、詩的表現は比喩を用いずとも可能です。 (詩、四篇)

2023-01-01

類さん、拙作を丁寧に読み解き下さり有難うございます。 「婚礼」が批評されるとは思いもよりませんでしたので、とてもうれしく思います。 3連目と4連目のご指摘については、今後の詩作に是非とも参考にさせていただきます。 ただ、今作は短い詩ですので、やや難しい試みとなったかもしれませんね。 しかしながら、作者の気が付かなかった読者の受け止めであることは重要だと考えています。 「ぼく」の個人的背景については、概ね、類さんの読み解いた通りになります。 この点、拙作では省略が多いのですが、よく拙作の人物造詣の秘密を明確にして下さいました。。 >短いながらも、短編小説並の満足度を得た。 私は詩作においてストーリーを重視しておりますので、作者冥利に尽きるところです。 有難うございました。 ポイントについては、私自身、気にしておりませんので、類さんのお気持ちだけで感謝です。 (watertime氏「婚礼」)

2022-12-28

「詩作における撮影技法」 この「婚礼」のカット(撮影)について、解説してみます。 この詩には八個のカットがあります。 どうも、日本の詩人は撮影技法に疎いようで、この欠点に気が付いていないのは問題です。 私としては、描写ではなく、撮影と表した方が適切だと思います。 ------------------------------------------------------------- 「婚礼」 岸辺から聴こえてくる 水音が、鶯の声が ぼくの川で 森の上で風がわたり、足音がすると ひとりの女性が降りてきた 爽やかで澄み切った顔に光が映え 緑の群れが彼女を祝福するように萌えている 川に揺れる水草の緑の流れと煌きが 彼女の黒髪に嫋やかな模様を作りだす そのひとの婚礼は間近だ ぼくは不思議な光景を見ると 緩やかな記憶の流れをくだり 小暗い叢に横たわって 愛すべきその影に聞き耳を立てた 彼女は水を手に汲み、それを飲むと眼を閉じて伸びをする 森の虫たちが風の鐘を鳴らし 夢の中のように飛び始めた ---------------------------------------------------------------- 1.まずは、ぼくの視点から川を映します。 「岸辺から聴こえてくる 水音が、鶯の声が ぼくの川で」 2.上空から森を映します。 ここがこの詩の最も重要なポイントで、カメラを上空に移すことによって、この詩の映像に広がりを持たせます。従って、「森のこずえ」では駄目なわけです。 「森の上で風がわたり」 3.女性の姿を朧げに映します。 「足音がすると ひとりの女性が降りてきた」 4.女性の顔に焦点を当てます。 「爽やかで澄み切った顔に光が映え 緑の群れが彼女を祝福するように萌えている」 5.川にカメラを移し、より鮮明に描くとともに、女性の髪に川の光を反射させます。 「川に揺れる水草の緑の流れと煌きが 彼女の黒髪に嫋やかな模様を作りだす」 6.ぼくに、カメラを戻します。 「ぼくは不思議な光景を見ると 緩やかな記憶の流れをくだり 小暗い叢に横たわって 愛すべきその影に聞き耳を立てた」 7.女性の全身像を映し出します。 「彼女は水を手に汲み、それを飲むと眼を閉じて伸びをする」 8.最後に、女性の周りを虫が舞う姿を幻想的に映し出します。 当然のことながら、風の鐘を風鈴にしたら駄目ですね。 「森の虫たちが風の鐘を鳴らし 夢の中のように飛び始めた」 (婚礼)

2022-12-14

詩は、普段、小説を読んでいる一般読者も考慮しないといけないのであって、このような詩を多くの人は読みたいとは思わないだろう。平均的な読者に迎合しろとまでは言わないが、詩の「愛好者」を除くと、詩集を手に取ろうとはしなくなるだろう。狭い詩壇ではなく、外部にもっと眼を向ける必要がある。今、詩集(海外の詩人は除く)は全く売れないようだが、このままでは衰退の一途を辿ると思う。 (長風呂でふやけた神話)

2022-12-09

ゼンメツさん、コメント、有難うございます。 私は詩集は読んでいませんが、小説はかなり読んでおり(海外作家のものばかりですが)、そのためか、表現および文体は散文的です。散文詩も書いていますが、そちらの方が、より私の特性が出ていると思います。小説の表現は具体的でならないところがあり、自由奔放さが許される詩とは大きな違いがありますね。詩集を読むと、その辺りの修正が効くのかなと思います。詩を書くためには、詩集以外のものを読むべきだとの考えを持っていましたが、そこを少し改めて詩集(と言っても海外のものになりそうですが)の頁をめくってみようかと思います。 (婚礼)

2022-12-09

鷹枕可さん、コメント、有難うございます。 >西洋詩の文脈で日本風物をとらえていらっしゃる(だから、黒髪という表記が必要、だった?) 詩の登場人物は日本人として詩を書いていますが、鷹枕可さんの仰るとおり、西洋的な視点から表現を行っており、そのため、「作者の感性は日本人ではない」ことから黒髪との表記となりました。私の詩には日本的なところが全く無いのですが、そのため好みが分かれるかもしれませんね。ただ、気に入って頂ける人は強い共感を持ってもらえるかもしれないと思います。 (婚礼)

2022-12-08

類さん、コメントと投票、有難うございます。 >言葉でしか出来ない表現を探るのも悪くないと思います。 類さんの仰るとおりで、私も悪くないと思います。ただ、私の場合、日本的な言葉でしかできない表現が好きではないというのが本当のところです。海外の作品であれば、おそらく違和感を覚えないでしょうから、そこは感覚の相違ですね。私の詩は映像的ですが、その理由は日本の詩に対する反駁が根底にあります。私のこの試みがどこまで可能か判然としませんが、まずは突き詰めてみようと思う所存です。 (婚礼)

2022-12-08

この詩の問題点は表現の不自然さですね。この不自然さを許容できる、気が付かない、あるいは不自然さに気が付いてしまう、この相違で読み手側の印象が大きく変わってしまう。たとえば、「きみが、たまたま空を見上げなかったその日。きっと普通に晴れていて、きっとありきたりな形の雲ばかりが並んでいて、けれどもその日、偶然にも僕はヒコーキだった。」ですが、読者が「たまたま空を見上げなかったその日」なんてあるのだろうかと感じてしまうと、どうしても作り物と感じてしまい、詩の中に入り込めなくなってしまう。詩には表現の許容度が小説より遥かに大きいのだが、不自然さを感じさせず、作品に自然なまま入り込めることが重要だと思う。また、「山羊みたいな妙チクリンな顔のおとこが、魔術を使ってたったひとつの本物の月を落とし、代わりに空をにせものの月でいっぱいにしていた。」こんな男がいる?ことが許容できるかどうかも、読み手の鑑賞眼の基準となるだろう。 (いつまでもそらにいる)

2022-12-08

個人的には、このような日本語の特性を用いた詩は好きではない。おそらく、この詩を漢字かな交じり文に変えると価値を失ってしまうだろう。詩のみならず、文学においては言語の普遍性、各言語間の対称性を考慮すべきである。日本でしか発表しない、日本在住の人しか読まないとの考えもあるだろうが、詩を書く上での矜持として、文字そのものの視覚性ではなく詩的表現により視覚に訴えるべきだろう。すべてをひらがなで表すような安直な手法は用いるべきではない。 (わたしは)

2022-12-08

ゼンメツさんの仰っていることはよくわかります。この詩は、発想としてはそこそこですが、言葉の斬新さはそれほどではありません。また、この詩のみならず、私の詩の総じての欠点は予定調和的ということです。そのため、ひねりが無いことになっているのだと思います。ただ、このラストフレーズは、映像性という観点からすれば適切だろうと考えています。もちろん、このラストの直喩フレーズが限界高度 ではありません。以下のようなフレーズの詩がありますが、作品発表はかなり先になります。ちなみに、私は詩集は全く読んではいないのですが、古典的なイメージを感じられるのであれば、それは私の素そのままということになりますね。また、比喩は使いどころが肝心で、あまり乱用すべきではなく、また不自然さを感じさせることが最も詩においては禁忌とすべきことだと考えています。 >ぼくは仲間を離れて 古い壁のなかに心を隠した >空を白銀のかんざしが通りすぎてゆく >木立が夕暮れを見捨てるころ 小さなカフェに入る扉の向こうで 忙しく働くきみが見える >晩夏の茂みに優しく光は揺れ 風は婚礼とともに流れている >あなたは草にすわって、薄く蒼い耳元から もつれる髪を掻き上げ、世と争う私と失くした櫛にささやく >すべてを魅了するあなたの瞳は稲妻と涙の生まれ故郷であり 真実のように非情な翠玉 光が樹木と出会い小鳥が木の葉となる空色の森 水平線を鏤めて朝と出会う海辺の青さが わたしの眼を痛めようとする >鶫が羽ばたいていた そして破壊された地に吹雪はきた それから物言わぬ書物、先の空き地、ハンマーの音 ほんの少しの光、氷った女神の耀ける美 静寂の霧、凍りついた草原 慰め、誠、自由、愛 最後に倒れていたぼくたちが歩きはじめた (婚礼)

2022-12-08

私は、辛気臭い心情を延々と書き連ねただけの陰々滅々とした日本的な詩が大嫌いです。詩には映像性が極めて重要なはずだが、その点に気が付く人は少ないようです。比喩も単なる言葉のアクロバットではないんだが、そのわざとらしさが鼻につく。比喩はそのイメージがすぐに浮かばないと駄目で、考えないといけないようでは本末転倒だろう。あらためて説明するまでもなく、ストーリーもプロットもない詩(校舎を見た心情を書き連ね、登場人物は常に私か私とあなたのみ)は読んでも面白くないことは確かですね。ちなみに、詩にとって最も大切なものは、発想の特異性と言葉の斬新さであるが、多くの詩は発想そのものが無い。残念。 (婚礼)

2022-12-08

この詩は、「詩集」のオードブルとして書いた作品です。そうした位置づけのため、意図的にあっさりと表現しています。「婚礼」も私の書いた詩ですが、その後も徐々に密度を上げるように詩集を構成しています。「僕のような底意地の悪いやつらが這い寄ってくるのを正面から黙らせる作品」は別途、用意していますので、こうご期待ください。ただ、残念ながら月に二回しか投稿できないので、全ての作品を投稿するには三年以上かかりそうです。 (あるひとによせて)

2022-12-08

いかにも日本的な詩であり、発想力と言葉の斬新さ、そして独創性に著しく欠けている。 (千円の貸し借り)

2022-12-07

何故、日本の詩人は私の心情を書き連ねることしかしないのだろう。登場人物は常に「私」だけか「彼女」のみ。プロット、ストーリー、映像性が全くない詩はいかがなものかと思う。 (初恋)

2022-12-07