きみと自由の翼 - B-REVIEW
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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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アオゾラの約束

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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二酸化窒素

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渇いた心を満たす雨に満たされていく

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きみと自由の翼    

真昼どき、きみの川の澄んだ流れに 逆しまに映しだされた空の影をぼくは追い 叢に身を屈めて水面の上流に登ってゆく そして、ぼくは思い出している かつて、きみはぼくのいる奈落に向かって よく微笑みかけたものだった 自由は翼なのよ 一輪の素朴な花のそばで引き止められた風 夢の中で夢を見ること 閉鎖された古い門を開き囚人を解放することなの 土手の上には楡の木が若葉を震わせている きみを欺いた命はいま、これらの草木の兆しの中にある ぼくは見る かなたの対岸に約束された楽園があり 音楽を身にまとった樹々が踊りを踊り 柘榴が核を開き 草地の上にその種子を振り落とす 森に行きましょう そこには藤の花輪を纏った女神がいるのよ 岸辺の銀青色の流れのほとりには 豹に引かれた象牙の車に乗った水精がいた ぼくは蔦の絡んだ木に登ると葡萄を採りきみに捧げた ぼくが人間であることを教えてくれたきみ 運命の傷に耐えぬく力を与えてくれたきみ ぼくを名前で呼んだ水の声 大きな木の下できみとぼくが 雨で出来た像のように語り合っていたあの頃 なすこともなくぼくは数え始めた せせらぎの上に輝く光を ぼくは、きみの声に耳を傾けつつきみの魂に微笑み きみは木の葉の意思となって 今もぼくの内なるものに囁き続けている ぼくは川に石を投げた 大きな鴨が羽を広げ舞いあがってゆき 紺碧の空のうちに消え 草原は春の光の下で眠っている



きみと自由の翼 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 789.0
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-07-01
コメント日時 2023-07-09
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/04/27現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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技巧00
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 エンタメ00
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閲覧指数:789.0
2024/04/27 18時42分34秒現在
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    作品に書かれた推薦文

きみと自由の翼 コメントセクション

コメント数(5)
m.tasaki
作品へ
(2023-07-01)

こんにちは。 西洋の神話のような、幻想的な美しさを纏った詩ですね。 過去の思い出が主題のようです。 「かつて、きみはぼくのいる奈落に向かって  よく微笑みかけたものだった」 「ぼくが人間であることを教えてくれたきみ  運命の傷に耐えぬく力を与えてくれたきみ」 苦しんでいた自分を救ってくれた「きみ」を中心に美しい情景が描かれています。 それはあたかも、「きみ」の優しさや心の美しさを表しているかのようです。 「きみは木の葉の意思となって  今もぼくの内なるものに囁き続けている」 今、目の前からいなくなっても心の中に在り続け、語りかけてくれる。 それが、限界のある人間の持つ自由なのかもしれません。

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watertime
watertime
m.tasaki さんへ
(2023-07-02)

この詩は、自由と現実との相克を、m.tasakiさんの仰るように、過去の思い出の下に幻想的に表してみました。自由というのは非常に実現が難しく、おそらく想像、心の中にしか存在しえないものです。しかしながら、生きてゆくうえで、自由への渇仰は大きな支えとなり、人生における決定的な選択を迫られた時の判断基盤の一つになると思います。でも、普段の営みの中では、自由は翼であり、手が届きそうで届かないものですが、だからこそ誰もが自由を求めてやまないのでしょう。

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いすき
作品へ
(2023-07-04)

自由・・・・・・・・・・・これはとても貴重かもしれない自由を誰がどんなふうに書くのかはまさにテーマだと思います!現実世界のはなしですが私にも友人と言える人が何人かいて中には天才の人もいましたが、彼らはみんな自由に対しては普通ではないこだわりを持って生きてそしてみんなが苦労をしました。。 すみません、明日もう一度読んでコメントをさせて下さい。理由は以下の通りです。  ① 夜遅くなってきたため  ② 体の調子がすこし変になっているため  ③ きみとぼくとの間にどうしてここまで大きな隔たりがあるのか理解することができないため > きみを欺いた命はいま、これらの草木の兆しの中にある 欺きは何?? > かなたの対岸に約束された楽園があり ここにきみがいる > ぼくを名前で呼んだ水の声 水の声は誰だ 「逆しま」という言葉が使える詩は少ないと思います。ライトコメントで恐縮です。 ありがとうございました。

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watertime
watertime
いすきさんへ
(2023-07-09)

自由に生きるのは本当に難しく、何々からの自由ならともかく、何々へ向かっての自由を得るのは困難です。ただ、自由とは形あるものではなく、自由に生きようとする意志の中に存在するものだと思います。ただ、それを感じるには時間が掛かりますから、いすきさんのご友人も自由と現実との相克に苦しんだのでしょう。 >欺きは何?? 欺きに具体的なものはなく隠喩ですが、きみは既に亡くなっており、ただ、その命は自然の営みの中に生き続けていることを示しています。 >ここにきみがいる ぼくのきみについての幻想の場所ですね。 自由な場所を情景として描いてみました。 >水の声は誰だ きみです。 >「逆しま」という言葉が使える詩は少ないと思います。 「逆しま」という言葉は自然に浮かんできましたが、それを希少なものとして受け止めて下さり、この詩を書いてよかったと思いました。

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いすき
watertimeさんへ
(2023-07-09)

watertimeさん、ご迷惑なコメントを書いてしまったかもしれませんが、お返事をいただき、嬉しく思います。不躾ですみません。とても興奮していました。 ありがとうございます。

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