お父さん
帰ってきたぞね
長いことご無沙汰しちょったねぇ
いつも守ってくれて
ありがとうな
親不孝な娘でごめんやで
喉渇いちゃあせん?
お父さんが好きやったお酒買うてくるの忘れちょった
今度は持ってくるき
今日はお水で我慢しちょってな
お母さんとは上手いことやりゆうかえ
また生まれてくるときは
お母さんと仲良くできたらええなぁ
ほら、お水やで
お母さんも飲みや
コンビニ寄って
お父さんの大好きな「わかば」買うつもりやったのに
コンビニがなくってな
わたしの煙草置いちょくき
美味しゅうないかもしれんけど
一服してな
お母さんもちょっと吸うやろ?
二人の娘に生まれ変わったら
仲がいい家族になろな
ごめんな
お父さん「泣くな」言うたけど
この頃、涙腺がゆるいねん
泣けて泣けて涙が止まらへんねん
ごめんな
お父さん
ほんならね
帰るわね
またね
また来るきね
ありがとうな
作品データ
コメント数 : 26
P V 数 : 1123.4
お気に入り数: 0
投票数 : 6
ポイント数 : 0
作成日時 2025-05-07
コメント日時 2025-05-14
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:1123.4
2025/12/06 03時54分20秒現在
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土佐弁の詩です。 私は大阪が長かったので関西弁が混じってます。
1良。なんか、切なくなったヨ。
1そうですね。 私も切ないです。 遠いので滅多にお墓参りはしないのですが、 する度に、親不孝をしたことや父母のことを思い出し、号泣してしまいます。 共感していただき、ありがとうございます。 とても嬉しいです!
0優しい詩ですね、でも泣けてきますね。 ありがとうございます。
1レモンさんって、、土佐弁?!
1共感していただき、ありがとうございます。 そうですね。 毎回お墓の前で号泣しては、フェイスタオルで鼻水をかんでおります。
0はい。 高知に18年、大阪に22年です。 もしかして、高知ですか?
1はい。わたしは生粋の高知です。 西の方なので、土佐弁ではないです。 18プラス22ならば、年齢もちかいかも、、(笑)
1方言って、あったかいなぁ…と。方言でしか伝わらない情感と情景です。
1私は中村市有岡に実家があって、宿毛に親戚がおりましたので、 年に二、三回、幡多の方へ帰ってました。 年齢は57歳です。
1方言のぬくもりってありますよね。 私は東北の方の方言が大好きなんですが、 字幕テロップが必要なほどだと、正直、困ってしまいます。 「標準語でお願いします」とは、いくら厚かましい私でも言えないです。 ありがとうございます。
0おお。。地元民しかわからぬ知名。 バチバチにわかります。(笑) わたしも近辺出身です。 まさか、ビーレビで同郷に会えるなんて、、、わたしは、レモンさんより、少し歳下ですね(^^)40路に突入いたしました(笑)
1そうですね。 ビーレビではありませんが、 他の詩サイトで高知の方は結構おられるのですが、郷里が同じ地域の方はおられませんでした。 とても嬉しいです。 40代。良い年齢ですね。 お互い、人生を存分にEnjoy致しましょう!
0投票して下さったのですね。 ありがとうございます!
0スキャンダラスな事故を起こして話題になった広末涼子も高知の出身ですよね。 その話しをしたら、近くのオヤジが高知の女は気が強いケンね。とか言ってましたよ。笑 確かに、単刀直入な良さにつられてついもらい泣きしそうになりますね。ずるいし上手い。ごめん<(_ _)> わたしも墓参りに行くたびに思う。 祖父母家族兄弟窮屈な骨壷の中で仲良くしてるのかと… 言い争いばかりしてたからね。 胸にきますね。 方言を用いた。お見事な詩です。
1そうです。 広末涼子に島崎和歌子。 土佐の女性を「はちきん」と呼びます。 その意味は、「きんたまが8個ある」笑 つまり昔から高知の女は気が強く男勝りなのです。 わーい! アラガイsさんから「上手い」頂きました! めっちゃ嬉しい。 そうなんですよね。 生前、仲が良くなかったら同じお墓で大丈夫かな?と、いらぬ心配をしてしまうのです。 いつも学びのあるコメント、 ありがとうございます。
0レモンさん、今晩は。とても優しい詩、手紙の様だと思いました。父母に語りかけるスタイルに、胸打たれます 私も昔、わかばを吸っていた事もあり 懐かしい気持ちになりました。素敵な作品だと思います( ´ ▽ ` )
1西川晋之介さん おはようごさいます。 そうですね。お墓参りすると、優しい気持ちになるんです。 わかば。私もたまに吸いました。 だけど、わかばは強すぎるのでエコーにチェンジ。 煙草もずいぶん変遷しました。 素敵と言って下さり、ありがとうございます! とても嬉しいです。
1うん、沁みます。 そうだねって思います。
1わたしは母を亡くしており 母のお墓参りの時に、待合室にいたねこが 母の好物のあんぱんをひとつまるまる食べてしまったので これはきっと母の生まれ変わりだと いっしょに暮らすことになった、はなちゃん(お星さまになりました) のことも思い出しました。 父のことも重なり、せつなくなり泣きました。
1どことなく父は生きている間は良い人だけだったのではないな的な匂い、父と母はけんかとかしたのかな的なものが、行間まで滲んでそこが死を綺麗ごとに済ませない感じと、肉っぽい情感を与えて、いいなと思います。 でも、故人を飾り立てなくとも、父は娘に愛情を注ぎ、それを娘は少しでも返そうとしている、そんなものも伝わってきました。 素朴さが良いですね。 少し直後の悲痛を超えた静かな悲しさというか。しみます。 なんかこの感想、言葉を使い過ぎてしまいました。ごめんなさい。
1素敵で真っ直ぐなコメント、 ありがとうございます! とても嬉しいです。
1はなちゃん、 良いお話をありがとうございます。 生まれ変わりってのは、たぶんあって、 はなちゃんは、お母さんの変わりにめりいさんを見守られていたのですね。 私も父母はとうにおりません。 お墓に行くと、より直接的に話せるような気がします。 故人を偲んで泣く。 めりいさんは、優しい方ですね。 ありがとうございます。
1良く読み取って下さいましたね。 父は良い父だったのですが、酒癖が悪く、毎晩、晩酌をして酔っぱらっては、 母がふっかけた喧嘩に、皿を投げて応戦しておりました。 母が悪かったのですが、 長いこと、それが分からず、ずっと父を悪者にしてしまいました。 母は、父と同じ布団で寝ているのにも関わらず、父が眠っている横で、 ずっと、好きだったひとの名前を呟いているようなひとでした。 その癖、父の浮気を許さなかったひとでした。 父への理解はある程度できたので、 父を赦すことはできましたが、 母は未だに拒絶したい思いが強いです。 ことばを尽くしてのコメントは、とても嬉しい! ありがとうございます。
0墓参りと言う言い方が一言も出て来なくても墓参りと言うか里帰りと言うか、長い間家を空けていた父の帰還で、墓参りをにおわせる。涙の場面が出てきます。いろいろと考えさせられる詩でした。
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