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普通の人々(谷川俊太郎のオマージュ)
慎也は山を登る 原発を嫌悪する 友だちの少なさに劣等感と誇りを感じている 人間の可能性を信じている 茹でた野菜を食べる 他人の目を気にしていないふりをする 友梨佳は無能な上司に腹を立てる 結婚を諦めている 地元のサッカークラブを追いかける 親の介護の準備をする 会社の後輩とのセックスに勤しむ たまに一人で夜に泣く 早苗は一人で映画館に行く この世界を他人事に感じている 仕事先で笑顔を振りまく きれいな顔立ちの人を羨む 自分の顔にささやかな嫌悪と自己愛を感じている ウィダーinゼリーを飲む 普通の人々は、国の行く末は政治家に任せ、日々の出来事に一喜一憂する。 それらの集積が、”世界”であることをなんとなく感じている。 お金集めや昇進に勤しむ人たちは、きっと目の前にある世界に飽きたのだろうと思う。 週末のデートを心待ちにしながら日々を過ごす幸せを知っている人は、きっと他人と争っている暇など無いのだろう。
普通の人々(谷川俊太郎のオマージュ) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1032.7
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-01-14
コメント日時 2025-02-27
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 | |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


そういえば二十億光年の孤独は好きだけど、他をあまり読んでない……(僕の肌に合うのが二十億光年の孤独とかの作風というのもあるけど)
1文学クサ味があまりしないところがミソだと思った。何気ない日常を描くことは、意外に難しい。どんな人生にも小さな事件が潜んでいて、日々の何でもない風景の中に抑圧された感情や願望が、不意に不穏な出来事として表面化する瞬間がある。そうした瞬間をつかまえられるかどうか。一人一人の生活者が放つ輝きは、有名無名といった通俗的な価値観をあっけなく超えていく。 >お金集めや昇進に勤しむ人たちは、きっと目の前にある世界に飽きたのだろうと思う マルクスもトッドもピケティも、結局は「金」の話をしている。それゆえに、多くの読者を引きつけてやまないのだろう。なんでみんな「金」に興味もつんだろ?って思ったりもする。
1青い犬さん、はじめまして。 突然のコメント失礼します。 二藤と申します。 ビーレビュー内でVTuber堕天使ちゃんとしてサイト内の作品を紹介するツイキャス配信を行っております。 つきましては、 もし青い犬さんがお嫌でなければ、こちらの『普通の人々(谷川俊太郎)』についてのラジオをビーレビのYouTubeチャンネルにあげさせていただきたいのですが……。いかがでしょうか?
1普通の人々は、国の行く末は政治家に任せ、日々の出来事に一喜一憂する。 ぼくもです。
0はじめにこれは深読みでろうか?と自問する読み手の迷いを投げかけておきます。 一目タイトルを見て「普通の人々」に谷川俊太郎のオマージュが付随されるのか不思議に感じました。※オマージュと置くならせめて~氏と書き込んでもほしいかな。 わたしも谷川俊太郎氏には少なからず影響を受けているので読ませていただきました。 で、二度目には噛み砕くように割と丁寧に読んでもみました。 この作品、普通の人々の生活を例え話にしながら内実は否定的な心理描写で綴られているわけですが、それがどうして谷川俊太郎氏と結びつくのだろうか。という疑問ですね。 ティムくんが書き込んでいる。氏の「二十億光年の孤独」も最後にはくしゃみで閉じられている。この意味ですね。もちろん解釈は人それぞれですが、ひとつだけ言えるのは宇宙は広すぎて実際わからない。ということでしょう。 だからくしゃみという態度で懐疑してみせているのです。自問自答するように。 谷川俊太郎作品のひとつの特徴として、相対する思考間への切り返しに超越的なエッジが効いていて、それが意識的であれ無意識的であれ、無常感を醸し出すのに長けた詩人だと、わたしは解釈しています。 そういう捉え方でこの作品を解釈していくと、普通の人々が日常の生活をする中で、実は内に込めている懐疑的な思いが鬱憤によっていつか爆発するのではないか、という不安定感に満ちた社会を描いている。※映画にも同名のタイトルがありましたね。と思うのだけれども。それがなんだ?と言われたら返事の仕様もない。
0二藤様 →お返事遅くなりまして、大変申し訳ございません。私は特に構いませんので、どうぞご自由にお願いいたします。
1ご返信ありがとうございます! ありがたく、作品をラジオ内で紹介させていただきます!もし宜しければ、3月のYouTubeラジオを見てくださると嬉しいです✨️どうぞよろしくお願いします!
0二藤様 →とんでもございません。ちなみに、放送日とかチャンネルのリンクとか、御手数おかけしますが、ご共有いただけないでしょうか。あと、生放送見逃しても、アーカイブ視聴は可能でしょうか。いろいろ御手数おかけしますが、ご確認の程、何卒宜しくお願い致します。
1青い犬さん、コメントありがとうございます。 返信が遅くなり申し訳ありません YouTube動画のリンクはこちらとなっております!▽ https://youtu.be/aEKH2e8YuXc?si=nv8k-RYh2n1gPPYP 収録ラジオですので、後日でも視聴可能となっております! 次回は、3月16日に公開予定ですのでよろしければ見ていただけると幸いです。よろしくお願いします
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