あの用水路の向こう側
どうなっていたっけ
緑の芝生がずっと続いていて
綺麗に整頓された空と水
その向こう側を覚えていたのに
忘れちまった
そんな昔のこと
今はヨロヨロと歩くのがやっとで
遠くまで行けない足が
もっと早く歩きたいようと
右足と左足をゆっくりとバタつかせている
まるで過去と未来が噛み合っていないみたいな
水面下で魚達が群れをなしていた
あの頃とは違う自分なのに
分かってもらえない
傷はいつ癒えるだろうか
はて、いつだろう
その日が来るのは
そう感じた時
眩しさが走馬灯のように
目の前を掠め取っていった
下を向いていた
顔を上げて
靴に泥が付いたから
はたいて待とう
作品データ
コメント数 : 13
P V 数 : 1155.5
お気に入り数: 0
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-12
コメント日時 2024-12-01
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:1155.5
2025/12/05 23時26分39秒現在
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きょこちさんの作品は、ふわふわしているようで他に足が着いていて、力が抜けているようで力を入れてどこかに進もうという意志みたいなものが感じられて好きです。毎日あくせく生きてる自分の背中を押してくれるような。 忘れちまったっていうところ、やっぱり中原中也を思い出しちゃいますね。
0きょこちさんの作品は、ふわふわしているようで他に足が着いていて、力が抜けているようで力を入れてどこかに進もうという意志みたいなものが感じられて好きです。毎日あくせく生きてる自分の背中を押してくれるような。 忘れちまったっていうところ、やっぱり中原中也を思い出しちゃいますね。
0ヒトの強さが滲み出ていて、ぜんぜん悲しみのおすそわけなポエムではなかったですね。名篇だと思いました。
0悩む作者の思考が、前向きで実りあると思います。そう思わせるのは、現実を離れておらず、 かつ現実を理想的に変えたいという願いが見られるからだと思います。
0押しつけがましくなくてサラッとしてていいですよねー喫茶店のひとつ席飛ばしての向こうの席でっていう距離感で…(何書いてんだか分かりませんが)サラサラでした
0このふわっと感が普通にいいんだよな、きょこちさんの詩
0私の心がふわふわして揺れ動いているせいか、作品もふんふわしたり、どっしりしたりみえるのかもですね。ともかく、いい方向に進みたいです。
0お褒め下さり、ありがとうございました♪感謝します!
0そうなんですよね。現実を理想的に変えたいと願うのは自由ですからね!ありがとうございます♪
1サラサラに感じてもらえて嬉しいです。髪の毛もサラサラー!なんつって!ありがとうございました!
0ふわっと感、褒めてもらえて嬉しいです♪わーい?ありがとうございます!
0思い出や記憶は難しい意味を持つと思います。記憶と格闘しているわけではないでしょうが、時間が詩の中に食い込んで来て、格闘がオブラートに包まれたのだと思います。そのオブラートがこの詩から感じられました。
0エイクピアさん、こんばんは。 とても詩的な感想をいただき、ありがとうございます。 オブラートに包んだら、飲みづらいものも飲みやすくなりますもんね。
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