我が山に木霊は立ちて - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

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我が山に木霊は立ちて    

楽器の一団の音が休止符で切れた後 再び同時に鳴り出すのを聴くと感嘆する 指揮者がいても すべての奏者の息や すべての楽器の音が合うことは難しい でもレコードやライブを聴けば このことは奇跡的ではあれ 人間の技として実現可能であることが分かる だから世界の全員の心や表情がこの今 もしそれらが誠のものなら 一致すること たとえば喜びや悲しみに 偏りなくちょうどずつに一致することは 可能なことであると信じる 僕は人の痛みが分かる人間だろうか 自分自身もうだいぶ傷を負った自覚はある あなたの痛みを思いやって一致するために これでもまだ経験や想像力が足りないとは思えない ただあなたの痛みが分かるまで 時間がかかるかもしれない 遠い木霊のように遅れて 理解がやって来ると思う それまで子どものように もしかすると泣きながら あるいは怒りながら でも信じて 待っていてほしいと僕は願っている


我が山に木霊は立ちて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 13
P V 数 : 1509.4
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-09-07
コメント日時 2023-09-12
#現代詩
項目全期間(2024/04/28現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:1509.4
2024/04/28 22時39分14秒現在
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    作品に書かれた推薦文

我が山に木霊は立ちて コメントセクション

コメント数(13)
m.tasaki
作品へ
(2023-09-07)

こんにちは。 楽団やバンドが奏でる音の一致・一体性と、他者への共感を対比させているところに、新鮮さを感じました。 特に他人の痛みを理解することについて、 「遠い木霊のように遅れて  理解がやって来ると思う」 と表現しているところがとても上手いと思います。 そして 「でも信じて  待っていてほしいと僕は願っている」 というところに、それが難しく時間のかかることであっても、決して絶望はしていないということを表していますね。 芸術を通して未来への希望を語る、良い詩だと思います。

1
田中恭平 new
田中恭平 new
作品へ
(2023-09-07)

ちょっと話は飛んで、仏教の話しなのですが(また仏教かい。禁じてたのじゃないか?) その、日蓮上人が、法華経を日本の中枢に沿えて日本人全員が帰依すれば この日本という国は大丈夫だと、法華経を大胆に解釈して布教した。  だから世界の全員の心や表情がこの今  もしそれらが誠のものなら  一致すること  たとえば喜びや悲しみに  偏りなくちょうどずつに一致することは  可能なことであると信じる 何か、法華経のそういった理念と通ずるといいますか、信じる、ですからね 信仰の種、みたいなものだとみていいでしょう。 そうしてね、やっぱり法華経に心酔した宮沢賢治 彼とタッチが似ていますね。 興味深い。作者のパーソナリティが宮沢賢治なのかなぁ?

1
片々
片々
作品へ
(2023-09-07)

手紙のような筆致で作者の誠実さを感じられますね。古いドイツ詩なんかを読んでいる気持ちになりました 話者が固定されている設定の中で、再度話者が話者自身を名指す行為は、話者の存在を強く提示する効果があります。 この作品に関していえば、上記効果の故に逆に「僕」の要素が強く、「あなた」という存在があくまで「僕」に操作される、神話的な(行動体としてだけの)「あなた」と感じられてしまいました なので話者のナルシシズムが、前面に出てしまっている印象を受けてしまいます 文体、そして文章を本来ならば分かりやすく伝達するために使われる修辞は、そのレイアウト(関係性の配置)によって思想性を帯びます 本来ではフェアな読みではないのですが、前作と合わせて考えるに、作者は誠実な方なのだと思います。ただその誠実であろうとする姿勢が、ややもすると他者性を排除するように感じてしまう文体に影響しているのかもしれません。 いったん肩の力を抜いて、「物を書く」といった事を試してみるのも、悪くないんじゃないかなと、そんな風に思いました

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もじゃお
もじゃお
作品へ
(2023-09-08)

これは詩の形を借りた散文なのだな、と感じました。 詩の要素は入っているものの、作者さんの気持ちがすごくストレートに伝わって来たように感じました。

1
yasu.na
m.tasaki さんへ
(2023-09-08)

 いつもコメントありがとうございます。  今作も、身についている以上の技巧・抒情的表現には挑戦せず、素直に書いてゆきました。もしかすると、書く経験を積んだことにより、前より少しは詩として良いものになっているかもしれません。  絶望は書きたくありませんでした。もちろん絶望に打ちひしがれた経験はありますが、今はそれも思い出となっており、現在では私の胸には希望が宿っています。  間に合うか、間に合わないか、そんな計算はせず、忍耐強く、己と他者とが相互に分かり合う、もしくは共感し合う時を待ちたいものです。

0
yasu.na
さんへ
(2023-09-08)

 お読み下さりありがとうございます。「シンフォニー」が可能、でも「永続しない」こともある、そして個々の音はそれはそのままの在り方で良しとする、「あきらめ」とも言えるし、寛容とも言えるし、これもまた一種の理解とも言えますね。自由へと続く、わきまえておくべき大事な考え方・態度だと思いました。あらためて次の作品作りやさまざまな行動に生かしたいと思います。ありがとうございました。

0
yasu.na
田中恭平 newさんへ
(2023-09-09)

 コメントありがとうございます。「全員」と言うと、なんだか大胆に響きますね。ちょっと言い過ぎだったかな……。  私の親族のお墓がたぶん浄土系?で、お寺で雰囲気は触れたことがあります。あとは、私は『浄土三部経』という岩波文庫を持っていて、ざっと途中まで読んだことがあります。日蓮上人と法華経については、日本史の授業で聞いたことがありますが、名のみ聞いたことがあるだけです。宮沢賢治は法華経に心酔していたのですか。『銀河鉄道の夜』なら持っていて、読んだことがあります。良い話というか、文学ですよね。でも日本人全員が帰依するのはどうかな、とは思います。私のタッチ、宮沢賢治のタッチに似ていますか。『銀河鉄道の夜』は嫌いではないので、良いことではありそうです。ほかの面から見れば、また分かりませんが。どうもです。

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yasu.na
片々さんへ
(2023-09-10)

 コメントありがとうございます。誠実と言われ、なんだか照れくさいですね。笑  ドイツ詩ということで、今、手もとに岩波文庫『ドイツ名詩選』を置きました。懐かしいです。今でも好きですが、かつて強く憧れていました。第二外国語もドイツ語でした。事情があってドイツ文学専攻に進まなかったこと、今ではとても悔やんでいます。古いものではすぐには詩人の名前が出てこないのですが、新しいほうの時代の詩人では、幾人かの名前をとっさにそらんじることができます。  さて、いただいたコメントを踏まえ、再度拙作『我が山に木霊は立ちて』を読むと、確かに「あなた」のインパクトが弱いですね。「あなた」がいかなる者か、どういう状況に置かれているか、そういうことを書いていない。片々さんが感じられた話者のナルシシズム、私にも迫ってきました。分かりやすく伝達する、これはできているとは思います。ただ、「あなた」についての記述が欠如している。他者性を排除している、このことは今後、私の課題となると思います。  修辞、特に関係性の配置、こういったことが「あなた」をほとんど描出しなかったゆえに成立していない、だから片寄った思想性を示していると私自身感じます。ご指摘ありがとうございました。

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yasu.na
もじゃおさんへ
(2023-09-10)

 お読み下さりありがとうございます。伝わってほしかったことが伝わったようで良かったです。課題としては、やはり、詩として提示しても散文に見られてしまう、私の作につきまとう性質をどうにかした方がいい、ということになると思います。なかなかできないんですよね……。研究中。

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きょこち(久遠恭子)
作品へ
(2023-09-10)

こんばんは。 誠実な言葉でストレートに感情が表されている詩だと思いました。それを楽団に例えていることで、詩の中でクラシックの音楽が聞こえてくるような感じがしました。

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もじゃお
もじゃお
作品へ
(2023-09-10)

そうなんですね。その視点で考えると、作品全体は「、」「。」の代わりに改行を用いた普通の文章ですよね。 「、」「。」の代わりに改行を用いる事自体が詩の技法であり、レイアウトが詩っぽくなる。 3連目はエモい。エモさは詩の要素です。 ですので、特に1連目にも詩の要素があると「あ、これは普通の文章じゃないぞ。詩だぞ。」という事が分かりやすくなるのではないでしょうか。 1連目、前提条件の説明。 2連目、前提条件を元に持論の展開。 3連目、心情の吐露。 このような感じになっているため、論文的な文法で進んできて3連目の頭で「あれ?」と詩情が立ち始める。 立ち上がりの遅さと、どんでん返しがあるわけでもない構成が、詩っぽく見えない要因かな?と思います。

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yasu.na
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2023-09-12)

 お読み下さりありがとうございます。ストレートにしかできないんですよね笑。音楽が聞こえたとのこと、とてもうれしいです。

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yasu.na
もじゃおさんへ
(2023-09-12)

 再度のコメントありがとうございます。 「、」「。」を使うことを厭うかのように代わりに改行している、みごとに見破られてしまいましたね。そうなんですよ。入れ方さえ間違わなければ使う道もあるのだろうけど、……自信がないのかな……。  論理と詩、もしかすると詩を書いて自然に破綻しない論理を有した詩になる書き手もいるかもしれません。私はそんなタイプではないかも。  エモさを感じて下さったのが奇跡のようです。  次の作品作りに大いに役立つ視点が明らかになりました。句読点と改行の問題、それと論理と詩の問題。お考えいただきありがとうございました。

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