私の屋根裏部屋を、あなたに見せられないとしたら - B-REVIEW
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大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

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あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

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カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

どんな身体でも

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

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私の屋根裏部屋を、あなたに見せられないとしたら    

 人生は演技だと誰かが言って、丁寧にお茶を啜るような時間をかけて簡単に納得した。そうして人は枯葉の混ざった紅葉のような季節を得ることができる。だれかが丸くなったねと安全地帯からささやいて、さらに深みのある丸みを観察していく。そこにはなんの批評性もないし、僕もいま批評性があることをまるで書かないし書きたくない。そのメイン・ポイントだけを教科書から切り抜いて冷蔵庫に貼り付けている。  僕はつまり、演技ではない言葉を書きたい時がよくあって、それを柔らかく飾れる棚はきっとほんの少しだけこの世に近く、ほんの少しだけ手に届かない距離だった。そんなことをぼんやりと想うことが増えた。要は曖昧な線だけで構成された曼荼羅ってエモいよねってお話なのかもしれない。  文芸にあまり興味がない。学生の時は字が汚かったこともあって、文章を褒められたことなんて一回もなかったけど、文章を褒められる猫を書いて妄想しているのなら、あなたは内職の時間を懐かしく思うタイプの人かもしれない。仮定ってつまりは小さな音量の嘘だから、みんな頻繁に嘘をついているらしいねって次はうわさ話をついてみる。嘘をつける人のほうが人生を生きやすい、なんていう人を恋人にした人を身近に知っている。  書いては、言ってはいけないことを屋根裏部屋に隠す習慣を身につけて何年が経っただろう。おかげで今日も膨れたお腹で生きていけます。だからたまには換気をしようと思う。換気をする場所の外に、きれいな空気があるって信じられるほどの世界観ってまだ持ってるの?と言われるとそれって実は音楽的な質問だよねって感心しちゃう。あなたはきっと、オノマトペの使い方に研究的な人なんだろう。そういえばあの部屋にそもそも窓なんてあっけ?  あったかな。うん。まあ。きっとあったさ。きっとさ。みんな忘れているだけで。


私の屋根裏部屋を、あなたに見せられないとしたら ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1111.6
お気に入り数: 0
投票数   : 5
ポイント数 : 5

作成日時 2023-01-14
コメント日時 2023-01-15
#現代詩
項目全期間(2024/04/16現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧22
音韻00
構成11
総合ポイント55
 平均値  中央値 
叙情性22
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧22
音韻00
構成11
総合55
閲覧指数:1111.6
2024/04/16 20時06分59秒現在
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    作品に書かれた推薦文

私の屋根裏部屋を、あなたに見せられないとしたら コメントセクション

コメント数(5)
三浦果実
作品へ
(2023-01-14)

この作品はポテンシャル感じるという感想にとどめておきたいです。なんだろうな、たしかに自分も匿名で投稿して作家性をあんまし意識させずに読まれる反応を希望したりしてるんで、匿名投稿作品の良さはわかるんだけど、最近、今作と同類系統の短編までいかないがほぼ詩じゃない小説くずれのショートショートの投稿作品が多くて食傷気味なんですよね。だから、オリジナルさを感じない。オリジナルさがなくても作家性がわかれば、「ああなるほど、この作者の文脈からいくとこの作品わかるわ」みたいな読みにもなるんですよね。匿名じゃなきゃよかったとも思うし、初投稿者なら次の作品を読んでみたい。 すみません、ビーレビのコメントって、時にイジワルっぽいんです。

0
Snydam
Snydam
作品へ
(2023-01-14)

>それを柔らかく飾れる棚はきっとほんの少しだけこの世に近く、ほんの少しだけ手に届かない距離だった その棚はもしかして、図書館の受付奥の本棚、もしくは、コンビニのレジ奥のタバコ棚なのでしょうか? >あの部屋にそもそも窓なんてあっけ? > あったかな。うん。まあ。きっとあったさ。きっとさ。みんな忘れているだけで。 その窓はガラガラ開くタイプでしょうか?パタンと開くタイプでしょうか? 入ってくる空気はどよんとしてますか?さらさらしてますか?

0
吸収
吸収
作品へ
(2023-01-14)

最初の部分はすごく丁寧に細かくリズミカルに書いている 確かに読んだ事のある進研ゼミでやった奴感はあるけど単純に上手さの方が優っているので嫌味な感じはないですね 後半は一つ一つのエピソードに対してどうかなと思うことは増えたな そうゆう人物像を敢えて書いてるならちょっと意図が分からない まあ、屋根裏部屋はみせれないんだろうけど、その見せれないと言う アレコレをこっちは知りたいんだから作品全体を倍ぐらいの長さにして 屋根裏部屋関連をアレコレしてほしかった 歌詞とかには良いかも しかしそうなると屋根裏部屋関連完全に要らなくなるけど

0
澤あづさ
作品へ
(2023-01-15)

なんだろ、この締まりのなさ。わざと下手に書いてませんか? 底力は感じるけど、その底力に文体が釣り合ってないと思う。 ●読解一例(題名のみ) 批評性とか私怨とか差別感情とか、溜め込んだものは隠したつもりでも漏れるわけですね、みんな忘れてる屋根裏の窓からね。 一方この窓からは、他者に入り込まれさらされもする。溜め込んでいる感情は、溜め込んでいるうちに、他者の影響を受けて変化してしまう。この不如意を自覚するのはさらに困難でしょうね。隠したつもりということは閉ざしたつもり、自己を堅持できてるつもりでいるわけだから。 >換気をする場所の外に、きれいな空気があるって信じられるほどの世界観ってまだ持ってるの?と言われるとそれって実は音楽的な質問だよねって感心しちゃう。あなたはきっと、オノマトペの使い方に研究的な人なんだろう。 音楽の精神からの悲劇の誕生(ニーチェ)。 「すべてを仮象のうちに形態化・個体化する造形芸術の原理としてのアポロン的なものが、個体を陶酔によって永遠の生のうちに解体する音楽芸術の原理としてのディオニソス的なものと結び付いて、ギリシア悲劇が誕生する。」 https://kotobank.jp/word/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%BD%E3%82%B9%E7%9A%84%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%B3%E7%9A%84-1566605 「音楽的な質問」と、きわめてアポロン的な「オノマトペの使い方」の撞着。そのような陥穽。 ●投票理由 上記のあいまいな読解の対象は題名と4-5聯だけですが、では1-3聯は蛇足かというとそんなことない。表面上にはなんの関聯もない、描写もなければ伏線もなく、なにを説いても匂わせてもいない。そのように露骨に隠蔽しても、漏れるものは漏れるんですよって主訴(とわたしに読まれたもの)がにじみ出ている。 あたかも散文的合理的な技術を破壊する実験。たぶん音楽的、刺さる人に刺さるだけの芸術。わたしの好みではない、それどころか揚げ足取ってでも否定したい作風(なぜなら努力で研鑽できる領域ではないから)なので、巧拙はよくわかりません。安っぽいとか、狙いすぎとか思う評者が多勢かも。 でも、わたしは読まされたので、お礼に1票おいていきます。

0
エイクピア
作品へ
(2023-02-10)

人生は演技と言う事は重いと思います。誰かが言っていたと言う事だとしても、詩作者は軽く反発し、精神現象学ではないですが、自分なりの回答を見出そうすると思うのです。正反合の展開。文芸も出て来ますがそれも一応の回答なのかもしれませんが、矢張り作者は拒絶的です。屋根裏部屋に隠す習慣はちょっとした異化なのかもしれません。オノマトペまで出て来て、詩に修飾が生じました。

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