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恋人さえ、いれば。
綺麗事を人生の手札の1つに加えたいだけなんだ 人生、綺麗事で自分を飾ってないとやってられないと思う。どんなに真面目に生きたところで、必ずやそんな生き方を否定してくる人が(現実にであれネットにであれ)現れる。常識に縛られている、つまらない、愛想を貼り付けて生きている、等。 しかし綺麗事は違う。綺麗事を言うとき、彼/彼女の目は輝き、顔は火照りさえしている。そして、そんな彼らを否定することができるのは、その発言が嘘だと証せるときに限られる。つまり綺麗事は"強い"。 おそらく綺麗事を言うのは、ほとんど人の本能のようなものなのだろう。誰だって自分を強く美しく見せたいから。そう考えれば、それこそ大げさな大義や政治信条などでなくとも、たとえばちょっと自分を"綺麗に盛る"といったことだって、立派な綺麗事だ。 自分のことを言えば、とにかく彼女が欲しい(!)そうして彼女にベラベラと綺麗事を語りまくりたい。綺麗事はそれこそ悩み相談に付き合っている折りなんかにだって出る。 「毎日毎日同じことの繰り返しでつまんないわ」 「分かる。でもさ、繰り返すことこそは、人のなしうることのなかで最も美しいことの一つ。みたいに考えることだって、できるよね?」 つまるところ、生きるということの根幹に綺麗事はあるのだと思う。人に認められるには、やはりある種の美しさが必要だから。そして自らの営為が美しく思われるためには、言葉を飾るしかないことだって多いから。 逆に言えば、言葉を飾りさえすればありふれた営為すらも美しくなるのであり、その意味では著者のように「全てがほしい」なんて思わなくたっていいのだと思う。語る相手さえいれば。ともに目を輝かせてくれる相手さえ、いれば。 全て=恋人。そのように、僕はこの作品を読んだ。
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恋人さえ、いれば。 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 280.8
お気に入り数: 0
投票数 : 1
作成日時 2026-01-10
コメント日時 2 時間前


綺麗事、めっちゃ言います。 言ってなんぼ。 ただし、彼氏には言わないカナ。 彼氏は現実だから。
1恋人つまり彼女なんでしょうが、そういうものは 三ケ月ごとにとっかえひっかえするんが一番新鮮味もあり ゴタゴタもなく、心にもカラダにもうれしい出来事なのですよ。 あんまり恋だの愛だのといったたわごとに惑わされちゃいけません。 人生後悔するのもいいけどね。あひっ。笑
1このように作品を取り上げていくことに意義を感じるので、一票。 >>人に認められるには、やはりある種の美しさが必要だから。 という一文が響きました。
1女性こそは現実的である―そんなことを思い起こしました(笑) 個人的にはやはり、互いに綺麗事を言い合えるような女性に巡り合えたらなあ、と。もちろん、地に足を着けつつ、です☆☆
1どう返信すればいいものか悩んでいたのですが、散歩中にいい応え方を閃いたのです(笑) …そんなことをすれば、彼女が悲しんでしまうでしょう。女性を悲しませるわけにはいきません(キリッ)
0投票くださり光栄です♪♪ ただ今回は、まず作者さんが想定してはいないだろう読みを強引にしてしまうという、そんなゴテゴテとした批評であり、もっと言えば我田引水な強引さがあった気がします。 これからは作者さんの意図も十二分に汲むことを前提に、その上で自分なりの読みなり解釈なりを提示する―そんな二段式で行ければ。
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