紫の髪をしたこれは女の子ですね
歯にこまったものを取ろうとして
悪戦苦闘しているようです
お次は水兵の格好をしてますね
髪は短いけれど一見して女の子のようです
鋭い爪で今にも獲物に遅いかかろうとしています
さらに次の彼女はこれまた随分細長い身体
こめかみから生えた二本の角が
途中で二股に分かれてますね
ああっ背後に猫が
最後の彼女は撮影者に何か不満があるようです
まいったな
どうやら簡単には許してもらえそうにありません
此処には女の子しかいないのでしょうか
毎朝の鳴き声は決まっているようです
もちろん縄張りを主張してるのでしょう
どなたも後ろ足は大層短く
尻尾に該当するものは生えていないようです
わかりました
逃げられないのですね
皆そんな顔をしてると思いました
私も早くそうなりたいです
大事なお知らせに向かって吹く風のように
作品データ
コメント数 : 10
P V 数 : 715.2
お気に入り数: 2
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-11-08
コメント日時 2025-11-19
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
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| 構成 | 0 | 0 |
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閲覧指数:715.2
2025/12/05 21時10分58秒現在
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何、この意図されたものがわかったら意識高い系、みたいなクイズ形式は、 そうなの、一連は、雰囲気からいっても婆さんね。 次の女の子はいまでも女子高生気分の、これも婆さんだわ。 さらに次の彼女は、口うるさい意地のわるい鬼ババアよ。 最後に出てくるご不満な彼女だけがまともな介護職員ね。 つまりここに描かれてあるのはレディオガガ、じゃないわよ。万太郎川老人ホーム。介護福祉施設ね。 後ろ足が短いってのがその証拠。車椅子。 何?謎謎?解きの詩? これも、ずいぶん不親切な作りだわあ。 ヒントくらいチョーダイって言いたいけれど、わかりました。 作者もそうなりたいんだわ。 天国からのお知らせね。 ちゅ!
2しかしね、 阿弥陀クジ引くような作りにしては「死線を選ぶ」って、 直線的なタイトルだわあ。 謎謎詩でしょ? 違うの?かしら笑
1ハーピーですよね。 最初、悪魔かな?と思ったんですが、 鳥類の特徴なんで。 ただ、 悩んでしまうのが、 最後の1行。 >大事なお知らせに向かって吹く風のように となっていますが、 これがどうしても分からない。 「死線を選ぶ」で、 逃れられないのだから、 おそらくこの後、喰われるかなんかするんじゃないかな、 って想像してしまって。 風前の灯火みたいな感じかな、と思うんです。 だとしたら、ラストは 「吹く風に飛ばされる大事なお知らせのように」 腹を括るになるんじゃないかと、 どうしても、そこで悩んでいます。 何かヒント下さいませ。
1あ、そうか。 ハーピーは「攫う者」と呼ばれているので、この後、攫われるんですね? で、吹く風がハーピーで、 大事なお知らせが命 ということですか?
1何か不思議な、女の子の姿が描かれていますが、答えの決め手は見つかりませんでした。どことなく、絵本を思わせる詩だなと思いました。
1映像をテキスト的に配置するんじゃなくてイメージ的に配置出来ないかと考えて書いたものなんだけど、芸術的に凝った建築物ではなくスカスカな空間にそれぞれのアイテムを距離をおいて配置するみたいなことをしてみたかった。 謎を解くというよりも、答えは置いといて謎の奇っ怪さに特化して伝えられないか、という実験のようなものですね。 タイトルに関しては、まあ毎回私はそうなんですが、あんまり凝ったの好きじゃないんですよね。天の邪鬼ですから。 いろいろ探っていただきありがとうございます。
0ハーピーは知らなかった(調べて知りました)。なるほど悪魔というのは面白い解釈ですね。私は普通の女の子を描いたつもりだったのですが、そこに悪魔的なものが潜んでいてもおかしくはないですね。 見る角度によって描かれているのが一人の人物(そもそもヒトなのか?)なのか複数の人物なのかが分かれると思います。また分かれていてほしいとも思って書きましたので。 大事なお知らせはおそらく最終決着地のようなものですので、全ての風がそこに向かって吹くのです(断言は出来ませんが)。 お悩みいただきありがとうございます。目を閉じておいでよ。
1黒髪さん実は私、こう見えて昔絵本を描いてたことがあるんですよ。その時使ってた画材は今でも取っておいてあります。たぶん私の書き方ってその時の名残りが大いにあると思います。
1死ぬ直前の線まで行って、運命の線から逃げられないみたいな有り様をクールに描いてて面白かった。 大友克洋的とも言えるドライな描写に徹している寂しげな陰影が作品に感じられ良い。 大事なお知らせに向かって吹く風の音が文章全体に流れるムードを支配しているが、これは作者自身の死への想いのような深層心理が霊的に表されているのだと思う。 説明しすぎると想像して物語を読むということがなくなってしまうと思う。そういう意味では問題提起をしているようにも思える。 今の世の中って想像力を駆使して人の話を聞いたり読んだりっていうことが大分減ってわかりやすさばかりが持て囃される。そこへ来てこの想像力を刺激される作りのお話はいい。それでいて程よいシュールでシュール過ぎない。極端じゃないから昭和的なシュール。大友克洋でいえばこれは『童夢』ですよ。 カフェでいえばこういう喫茶店があれば入りたくなる。正に万太郎川福祉の世界だ。
1コメントありがとうございます。返事お待たせしてごめんなさい。 点と点を配置してあとは線を描く人もいるし描かない人もいる。私は描かない。見えるだろうと思って、ある意味他人を信じて描かない。そこを辿らない選択肢もあって然るべきと考えるから。 過ちのない道は道ではない。それはただの大きな「点」である。私は詩は「道」であってほしいと考えてます。 これから進む道を選ぶ時にどうしても考えてしまうのは、まずどの道を選んだとしても最後は決まっている。終わりなんですね。続きのない世界なんです。 私たちのいる世界はその終わりの手前の境界線、果てしなく太い線の上に立っているんです。 どんなに美しい人であろうと未来と過去を同時に見れてしまったら現在なんて割とどうでも良くなって、だからこそ逆に現在以外大して価値がなくなる。 私たちは常に死線を跨ごうと足を踏み出して躊躇している存在。終わり以外は選べないのに終わりを選ぶ、それしかないのに堂々と、これだと指を差して、その指が美しいことを願う。死線の正体は願いです。
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