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秘めながら
弱視のまま飛行機に乗って 汚穢(おわい)に塗(まみ)れた 川へ向かった 近くの沼に郵便番号が落ちていて 紺色の車が去って行く 川に到着してからハニーの他界する歯を 山に向かって投げる ハニーは蝶のように去って行った 背後霊を山に感じながら 私も立ち去ることにした イクシードの音楽を胸に秘めながら
秘めながら ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 520.6
お気に入り数: 0
投票数 : 3
ポイント数 : 0
作成日時 2025-04-30
コメント日時 2025-05-21
| 項目 | 全期間(2025/12/06現在) | 投稿後10日間 |
|---|---|---|
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
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| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文


他界歯は屋根に投げるんだったか、床下に投げるんだったか、どっちだったか、(今回のエイクピア的不条理はおとなしめだねー)きっと紺色の車はサニーのワゴンだねー
1先ず、汚い川の描写なのに、 不思議とのどかで綺麗に見えます。 弱視だからなのでしょうか。 髪や爪は、呪いをかけることもできる呪物として扱われます。 歯も同じような扱いだと思います。 歯にハニーの魂の1部が宿っており、 その魂の1部は去って行きましたが、 1部は背後霊となり、 “私”を守るのだと思いました。 だから、背後霊は怨念ではなく、 私は超常の音楽を胸に秘めるのです。 その音楽は、 とても情熱的な音楽であるような気がします。 ありがとうございます。
1「背後霊を山に感じながら」なんだか怖いなあと思いながらも語り口は穏やか(ニヒル)だから、実際は怖さを感じない、靄のような感覚になりました。
0三明十種さんコメントを有難う御座います。ああ、乳歯が生え変わった時の、オマジナイですかね。何かぼやけた記憶があるような、後ろに投げる?屋根を背にして、屋根に向かって後ろに投げるのか地方によって違いがあるのかもしれませんが。紺色の車は雰囲気を出すために登場させたような気がします。
0レモンさんコメントを有難う御座います。川が主観的に、言葉の決めつけにかかわらず、長閑で、綺麗に見えるとのこと。うーん、どうでしょう、弱視と言うよりは、飛行機に乗っていたからかもしれません。神や爪や歯の呪物性ですか。超常の音楽を胸に秘めるですか。歯にハニーの魂の一部、もう一部?が魂となって去って行くですか。ああ、背後霊となって「私」を守る。そうですね、ハニーと私は一心同体化していると言う解釈も可能なのかもしれません。
1秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。語り口のニヒルさゆえに、怖さを感じないですか。靄のような感覚になりましたか。詩作した甲斐がありました。
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