どうしていても
希望と怒りを
拒んでしまう
愚かな僕
木を数えつつ
帰る帰り道
黒い罵声を
浴びながら
どうしても
望んでしまうんだ
僕の未来の
保証書を
聞こえたよ
小さな怒りが
僕を守る焔が
きっとまたあなたは誰かを救うのでしょう
知ってるよ
誰にも見せない
背中の深い傷を
それがあなたを形どったんだ忘れないでほしい
帰りのバスで
イヤホン付けても
五月蝿く唸る
獣の声
病める夜でも
暗い昼間も
絶えずあなたは
そばにいた
僕の心は
あなたを待っていた
生まれた時から
望んでいた
遠く
未来を貫く
速く射抜かれた心に
強く応えてくれたあなたは弓だった
聞こえない
仄かなため息
愚痴を零す事なく
あなたは僕を救ったんだ永劫忘れない
受け取った
大きな怒りを
僕の背中に乗せて
誰よりも多くの怒りを未来に託して
助けてと
素直に叫ぶ
幼い悲鳴の欠片を
強く打ち抜くと決めたあなたに教わった
強い願いに応えを!あなたに会いたい
作品データ
コメント数 : 5
P V 数 : 438.8
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2025-03-05
コメント日時 2025-04-01
#現代詩
#縦書き
| 項目 | 全期間(2025/12/05現在) | 投稿後10日間 |
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| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
| 叙情性 | 0 | 0 |
| 前衛性 | 0 | 0 |
| 可読性 | 0 | 0 |
| エンタメ | 0 | 0 |
| 技巧 | 0 | 0 |
| 音韻 | 0 | 0 |
| 構成 | 0 | 0 |
| 総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:438.8
2025/12/05 17時44分08秒現在
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こんにちは。 とても良いと思います。 ぼくとあなたの関係性。 >遠く >未来を貫く >速く射抜かれた心に >強く応えてくれたあなたは弓だった とても素敵なフレーズです。 そしていちばん感動したのが、 ラストの「あなたに会いたい」です。 「会いたい」とか言われてみたいな、と思いました。 ありがとうございます。
1こちらこそ毎度嬉しいお言葉をありがとうございます!
1これは短歌だろうか。詩だろうか。ここまで七五調に拘るならば、短歌と詠まれた方が良いのではないか。 わたしは和歌俳句に関して勉強不足なので、尋ねてみたいのです。作者にも鷹枕可氏にも。 三十一文字の定型。 助詞を省き、句読点を意識して改行され、定型には拘らない。 その堅苦しさ、せせこましさを評者阿木津英などは三十一音のたこ焼きと論じてもいる。 日本の文字で日本語で書かれた韻詩。これも短歌とは言えないのだろうか。
1コメントありがとうございます 自分は歌詞として書いたので短歌とは意識していませんが、日本語特有のリズムや響きを大切にしました あなたの仰る通り、この詩はリズムを心地よくする事を強く意識しています なので、確かに短歌とは言えないかも知れませんが、日本語の韻詩とのコメントありがとうございます
1黒い罵声や獣の声に晒されながらも祈り続けるのだろう。 そこには失望や絶望が横たわっているが、それでも少しだけ顔をあげ空を仰ぎながら祈り続けるのだろう。
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