三途の川 - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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きょこち(久遠恭子)

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衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

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三途の川    

川に 三途の川に 私は来た 川は広く 色は薄透明だった どこにも花はなく 空には雲がかかり かなしみは何処にもなかった 死んだ母を探すけれど あまりに広くて 歩き続けていると どっと疲れてきて 会えない 会わない あなたに 会わせてくれない 久しぶりね、と 言われたくて 今年も あなたに 会いたくて 三途の川へ来たのです


三途の川 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 1057.9
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-03-13
コメント日時 2017-09-21
項目全期間(2024/03/29現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:1057.9
2024/03/29 16時51分47秒現在
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    作品に書かれた推薦文

三途の川 コメントセクション

コメント数(12)
雨粒あめ子
(2017-03-14)

花緒さんへ 初めまして。批評していただき有難うございます。 この作品を書いた日は私の母の命日の二日後で、母の事を思い出し素直な気持ちのまま書きました。 佳作と仰って頂けて嬉しいです。ストレートな感情を描いたあまりに平坦な作品になってしまったのが、花緒さんの物足りなさに繋がったようです。 次は捻りのある描写にもトライしていきたいです。

0
みいとかろ
(2017-03-15)

「私」は「会いたくて」と「会わせてくれない」という2つの力にひっぱられています。「私」にかかっている力学の、決して小さくはないはずの負荷。 対照的に、筆致にはむりがなく、舞台にも力みがなく静かです。「三途の川」はほの明るいグレーのような雰囲気で、心理的にも、不穏さを含んだフラットな広がりを感じます。(…花はなく/…雲がかり/かなしみは何処にもなかった)。 あつかわれる素材が絞られ、淡々と抑制のある筆致で、読みやすくまとめられた作品だと感じます。また、舞台や筆致の静けさと「私」における内面的な負荷との対比に気がつくとき、易しい表現のおくに、一層の不安な深みがあらわれるように感じ、おおきな魅力を作っていると思います。

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渡辺八畳
(2017-03-15)

第一連の「川」の字がいい具合に間隔を持っていて升目に水が流れているようにも見える。日本のコンクリートポエムの代表である新国誠一の詩にも川と州の字を使った作品があったなと思いだした。 また四連目はそこそこ密度のある「会」の字が一文字目に並びながらも三行目だけはぽーんとそれが抜けていてこれもまた視覚的な面白さを感じた。 ただ、これは作者の意図して行ったものでは無いだろうとはわかる。であったならば他の連もそういった仕掛けが施されているはずだ。詩の内容自体は深みを見出せない、書かれている綺麗な語句の意味しか感じないが、述べたよう視覚的な面白さはそこに感じた。 文意をわざと崩して、全行に対し第一連のように「川」の字を入れても、それこそ 死んだ川母を探すけれど あ川まりに広川くて 歩き続けていると 川どっと疲川れてきて みたいな感じでやってしまっても面白いかなと勝手ながら思った。

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三浦果実
(2017-03-15)

私は、父も母も早くに亡くしておりまして、姉貴も45で亡くなったので、肉親との別れや死についての作品には、少し特別な感情を持って読みます。川というものは、なぜだか、人の生死を想起させる。 それは、なぜだろうかと、改めて考えさせられる、本作『三途の川』。 amagasasasiteさん、投稿有難う御座います。

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百均
(2017-03-18)

 ストレートな作品で、情感はだからシンプルに心を打ってくる。三途の川へ会いにいくために、多分自分の瀕死の身においてまで会いに行こうとする語り手の覚悟みたいな物。死という断絶が目の前にあって、それがわかっていながらも会いたいと思いつつ会えない。みたいな所の境界線として三途の川が流れている。  普通は死にかけたら目の前に川があるんですが、ここでは死者に会いにいくための三途の川があるという所が、なんともストレートに感情をぶつけてくる詩だと思うので切なさを感じます。確かに三途の川のモチーフが多分皆書いてるはずなので、比較とかやりだしたら多分この詩は埋もれてしまうのだと思うのだけれども(僕も何作か思い当たる物はあります)それでも、語り手の感情が伝える為の三途の川という所が感じられたのが、読めてよかったと思っています。また何作か読んでみたい。

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雨粒あめ子
(2017-03-18)

みいとかろさんへ こんにちは。批評して頂き有難うございます。 『私』とは、まさしくこの作品を書いた私自身をさしています。命日から2日経ったまだ拭えぬ不安定な感情を、素直に描きました。 ほの明るいグレーの色に、気づいていただけてとても嬉しいです。 丁寧に読んでいただけたようなので、この詩を書いて良かったです。 どうも有難うございます。

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雨粒あめ子
(2017-03-18)

祝儀敷さんへ 初めまして。批評して頂き、どうも有難う御座います。 本当にその通りでして、意図的に技法を使ったわけではなく、たまたま偶然なのです。詩を書いたあとに気づくことも、あるんですね…!(新国誠一さんの詩、調べてみます。) 今の感情を出来るだけ主観的目線で書きました。数日経って改めて読んでみると、もう少し面白げでも良かったのではないか?と多少の悔いはあります。 アドバイスして頂けて、勉強になりました。有難う御座います。

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雨粒あめ子
(2017-03-18)

三浦果実さんへ 初めまして。批評していただき、有難う御座います。 そうだったのですね。。。一番身近にいる人との別れにはとても強い痛みを伴います。父とも、今から10年前にお別れしており、また、ペットとの別れも幾度か経験しているのでどうしても身近に死が漂っています。 川は静かなイメジ、三途はこの詩では天国に存在しています。書き終わった時に少しだけ気持ちが落ち着きました。投稿出来てよかったです。 こちらこそ、コメントが頂けて光栄に思います。

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雨粒あめ子
(2017-03-18)

hyakkinnさんへ 初めまして。批評していただき、有難う御座います。 私自身が亡くなった母にどうしても会いたくなり、思わず即興的に書いた作品です。 もしも三途の川まで行ったらどうなってしまうんだろう?と、想像しながら。ですが、この詩のなかで私は母に会えませんし、実際に会えません。 書きながら、そして書き終えて、すっきりしたはずなのにやはり切なくてやりきれなくて。 読み応えは余りないかもしれませんし、hyakkinnさんの仰る通り、同じモチーフの中では埋もれると思います。 今後も少しずつ登校していきます。

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タムラアスカ
(2017-03-21)

これまでのレスを読んでいるので、この詩の「私」がご本人であることを知り、少し悔しいです。 この詩に通うリアルな血の流れをただ見つめるだけしか出来ないことに対しての悔しさ。 ただ、近しい人の死を経験している身として、「会えない」「会わない」と相反する感情が隣に並ぶことについて、寄り添うことができますした。 感想になっているかわかりませんが…

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雨粒あめ子
(2017-03-22)

タムラアスカさんへ こんばんは、批評していただき有難うございます。 会いたくて必死に探すけれど会えない悲しみを、淡々と描きました。 読み手の心をくすぐる表現がうまく出来ませんが、これはこれで私の母へ対する思いに向き合えた気がします。 タムラさん、感想を有難うございます。

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森田拓也
(2017-09-21)

amagasasasiteさん、おはようございます。 僕の親友の奥さんで、ある時期から、蓮の絵ばかりを描かれている方がいます。 川村悦子さんという方です。 この詩を読ませていただいて、その方が蓮の絵を無心で描き続けられている意味を深く教えていただけました。 ひたすらに亡くなられたお母さんに会いたい気持ちが大切に描かれていますね。 詩(芸術)で僕は亡くなられた人とも大切に交感できると思い、信じています。 amagasasasiteさん とても過酷でつらい経験をされましたね。 僕もamagasasasiteさんのお母様のことを祈らせて下さい。 amagasasasiteさんのお母さんは、もう私がいなくてもamagasasasiteさんのことは大丈夫だと安心して、旅立たれたと感じます。 amagasasasiteさんが、これからも詩(芸術)で大切なお母さんと交感できますように。 心から祈らせて下さい。

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